JP2832685B2 - 扉用センサー - Google Patents

扉用センサー

Info

Publication number
JP2832685B2
JP2832685B2 JP6298943A JP29894394A JP2832685B2 JP 2832685 B2 JP2832685 B2 JP 2832685B2 JP 6298943 A JP6298943 A JP 6298943A JP 29894394 A JP29894394 A JP 29894394A JP 2832685 B2 JP2832685 B2 JP 2832685B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
door
area
light beam
projected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP6298943A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08136654A (ja
Inventor
幸司 堤
貴志 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NABUKO KK
Original Assignee
NABUKO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NABUKO KK filed Critical NABUKO KK
Priority to JP6298943A priority Critical patent/JP2832685B2/ja
Priority to CA002162214A priority patent/CA2162214C/en
Priority to US08/554,565 priority patent/US5739523A/en
Priority to HU9503193A priority patent/HU218404B/hu
Priority to EP95117540A priority patent/EP0710761A1/en
Publication of JPH08136654A publication Critical patent/JPH08136654A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2832685B2 publication Critical patent/JP2832685B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動扉を通行す
る通行体を検知して扉を開閉するセンサーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の扉用センサーの一例として、例え
ば特開平3−55381号公報に開示されているような
ものがある。この扉用センサーでは、扉の上方に設けた
投光器からの投光光線を反射させる反射鏡を2面鏡とし
て、投光光線を2つの光線に分割して、床面に投光する
ことによって、扉の近傍の第1エリアと、これとは離れ
た第2エリアとを設定し、上記反射鏡の回転角度を調整
することによって、第1エリアと第2エリアとの位置を
同時に移動させるものである。無論、これら第1エリア
及び第2エリアからの反射光を受光する受光器にも、2
面鏡の反射鏡が設けられており、この反射鏡の回転角度
を調整することによって、第1及び第2のエリアからの
反射光が、受光器で受光されるように構成されている。
【0003】また、従来の扉用センサーの他の例とし
て、例えば実公平3−42230号公報に開示されてい
るようなものもある。この扉用センサーでは、扉の近傍
に設定した第1のエリア内に通行体が存在しているか否
かを検知するように、投光器と受光器とを設けた存在感
知器と、第1のエリアよりも扉から離れた第2のエリア
を通行体が通行したか否かを検知するように、投光器と
受光器とを設けた接近感知器とを設けたもので、第1の
エリアよりも離れた第2のエリアを設定するために、扉
にほぼ垂直な方向に沿って扉側に存在感知器が設けら
れ、この存在感知器よりも扉側から離れて接近感知器が
設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特開平3−5
5381号公報の技術では、反射鏡を回転させると、2
つのエリアが同時に動くので、例えば第1のエリアの位
置を固定して、第2のエリアの位置だけを変更すること
ができなかった。一般に、第1のエリアは、扉の近傍に
通行体が存在している場合に、扉に人体が挟まれるのを
防止するために設けるので、その位置は固定されている
のが望ましく、第2のエリアの位置を所望の位置に設定
した際に、第1のエリアの位置も移動するのは好ましく
ない。
【0005】実公平3−42230号公報の技術によれ
ば、存在感知器を固定し、接近感知器の取付状態を変更
することによって、第1のエリアの位置を固定して、第
2のエリアの位置を所望の位置に設定することは容易で
ある。しかし、これでは、存在感知器と接近感知器との
2つの感知器が必要で、しかも、これらは扉に垂直な方
向に配置されているので、扉用センサーの厚さが厚くな
り、大型になる。一般に扉用センサーは、美観上厚さの
薄いものが好まれるし、また扉の前にシャッターが設け
られるような場合、扉用センサーが厚いと、シャッター
が閉まらないという問題が生じるので、扉用センサー
は、厚さが薄いことが望ましい。
【0006】本発明は、少なくとも2つのエリアを含む
複数のエリアにおいて、少なくとも1つのエリアを他の
エリアと無関係に移動させることができる上に、厚さを
薄くすることができる扉用センサーを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本第1の発明は、投光光線を発光する投光器と、こ
の投光器の投光光線の反射光線により作動する受光器と
を備え、前記投光器を、扉に沿った位置の第1の領域に
第1光線を投光すると共に、この第1光線より前記扉の
前方方向に離れた位置の第2の領域に少なくとも第2光
線を投光する構成とし、前記受光器を、前記第1及び第
2光線のいずれかの反射光線を少なくとも受光したとき
作動する構成とした扉用センサーにおいて、前記投光器
が、その投光器からの投光光線を、第1及び第2の投光
光線を含む複数の光線に分割する分割手段と、この分割
された投光光線の各々を、他の分割された投光光線と無
関係に前記扉の前後方向へ移動させる移動手段とを備え
たものである。
【0008】本第2の発明は、第1の発明と同様に、投
光器と、受光器とを備え、該受光器が、第1の発明と同
様に、分割手段と、移動手段とを備えたものである。
【0009】本第3の発明は、第1の発明と同様な投光
器と、受光器を備え、投光器及び受光器は、共に分割手
段と、移動手段とを備えている。そして、投光器及び受
光器の移動手段が、同時または別々に調整可能とされて
いる。
【0010】本第4の発明は、扉に沿った位置に配置し
てあり、前記扉に接近する通行体が発する熱線を受光し
て作動する焦電素子を備える扉用センサーであって、第
2の発明と同様に、分割手段と、移動手段とを備えてい
る。
【0011】本第5の発明は、上述した第1乃至第4の
発明の扉用センサーのいずれかにおいて、第1の領域を
固定とし、第2の領域を移動としたものである。
【0012】本第6の発明は、第1乃至第5の発明の扉
用センサーのいずれにおいて、分割手段を、投光器また
は分割受光領域からの光線を反射する反射部とし、移動
手段を、前記反射部を揺動させる揺動部としたものであ
る。
【0013】本第7の発明は、第1乃至第6の発明の扉
用センサーのいずれかにおいて、分割手段が、投光器ま
たは分割受光領域からの光線を反射する複数の反射部を
有し、これら反射部のうち少なくとも1つを、移動手段
によって移動させるものである。
【0014】本第8の発明は、第7の発明の扉用センサ
ーにおいて、各反射部への光量が均等になるように、光
軸を設定したものである。
【0015】
【作用】本第1の発明によれば、投光器から投光される
光線は、分割手段によって、第1及び第2の投光光線を
含む複数の光線に分割される。移動手段は、この分割さ
れた投光光線の各々を、他の分割された投光光線と無関
係に、扉の前後方向へ移動させる。従って、例えば第1
の投光光線によって設定される検知エリアを固定し、第
2の投光光線によって設定される検知エリアを移動させ
ることができる。逆に、第2の投光光線によって設定さ
れる検知エリアを固定し、第1の投光光線によって設定
される検知エリアを移動させることができる。
【0016】本第2の発明によれば、投光器が、扉に沿
った第1の領域に第1光線を投光し、この第1光線より
扉の前方方向へ離れた第2の領域に第2光線を少なくと
も投光し、受光器は、第1及び第2光線のいずれかの反
射光線を少なくとも受光したとき作動するが、受光器で
は、分割手段が、第1及び第2の光線の反射光線を含む
反射光線を受光する領域を、扉に沿った位置の第1の領
域と、この位置よりも扉の前方方向に離れた位置の第2
の領域とを含む複数の分割受光領域に分割する。この分
割された領域を、移動手段が、分割された他の受光領域
と無関係に移動させる。従って、例えば、第1の領域を
固定とし、第2の領域を移動させることができるし、逆
に第2の領域を固定とし、第1の領域を移動させること
もできる。
【0017】第3の発明によれば、投光器及び受光器が
共に、分割手段と、移動手段とを備えており、投光器及
び受光器の移動手段を同時に移動させると、少なくとも
第1及び第2の投光光線が投光される2つの領域と、受
光器に反射光線が受光される少なくとも2つの領域と
を、それぞれ一致させることができる。また、投光器及
び受光器の移動手段を別々に移動させると、少なくとも
第1及び第2の投光光線が投光される2つの領域と、受
光器に反射光線が受光される少なくとも2つの領域と
を、それぞれ別の領域とすることができ、例えば投光器
からの第1の領域と受光器への第1の領域とを空中で交
差させると、その交差領域を検知領域とすることができ
る。
【0018】第4の発明によれば、受光器では、分割手
段が、通行体が発する熱線受光領域を、扉に沿った第1
の領域と、この位置よりも扉の前方方向に離れた第2の
領域とを含む複数の分割受光領域に分割する。この分割
された領域を、移動手段が、分割された他の受光領域と
無関係に移動させる。従って、例えば、第1の領域を固
定とし、第2の領域を移動させることができるし、逆に
第2の領域を固定とし、第1の領域を移動させることも
できる。
【0019】第5の発明によれば、扉に接近した第1の
領域が固定されているので、これを扉近傍に存在してい
る通行体を扉に挟むことを防止するための領域として使
用することができ、第2の領域を任意の位置に移動させ
ているので、通行体が接近していること検知するための
領域として任意の位置に設定することができる。
【0020】第6の発明によれば、分割手段が光線を反
射する反射部であり、移動手段が、この反射部を揺動さ
せる揺動部であるので、揺動部が反射部を揺動させる
と、第1及び第2の領域のいずれかが移動する。
【0021】第7の発明によれば、分割手段が複数の反
射部で構成されているので、2以上の領域を設定するこ
とができ、しかも反射部のうち少なくとも1つを、移動
手段によって移動させるので、例えば2つの領域を固定
し、1つの領域を移動させることができる。
【0022】第8の発明によれば、複数の反射部への光
量が均等になるように、光軸を設定してあるので、複数
の領域における感度を等しくすることができる。
【0023】
【実施例】図1乃至図3の第1の実施例を示す。第1の
実施例の扉用センサー2は、図3(a)乃至(e)に示
すように、自動扉の扉4の上方に設けられている。この
扉4は、図1に仮想線で示すように2つの扉体4a、4
bを有し、これら扉体4a、4bは、通行体の通過開口
を閉じた状態に配置され、この扉用センサー2が、例え
ば人体等の通行体を検知したとき、矢印方向にそれぞれ
移動して、通過開口を開き、所定時間後に矢印と逆方向
に各扉体4aが移動して、通過開口を閉じる。このよう
な扉体4a、4bの境界付近の上方に、扉用センサー2
が設けられている。
【0024】この扉用センサー2は、図3(a)に示す
ように、扉4に接近して、扉4の扉体4a、4bの面に
沿って、床面に第1の領域、例えば安全エリアS1を設
定する。この安全エリアS1は、この安全エリアS1内
に通行体が存在する場合に、扉4を開いて、扉4に接近
した通行体、あるいは扉の走行路上で立ち止まっている
通行体が扉に挟まれるのを防止するために設けられてい
る。
【0025】図3(a)に示すように、安全エリアS1
だけを設定することも可能であるが、さらに、この安全
エリアS1よりも扉4から離れた床面に、扉4の扉体4
a、4bの開閉方向に沿って、第2の領域、例えば検知
エリアS2を設定することもできる。この検知エリアS
2は、扉4に向かって進行してくる通行体を検知して、
扉4を開くためのものである。
【0026】この検知エリアS2は、図3(b)に示す
ように安全エリアS1と接して設定することもできる
し、同図(c)乃至(e)に示すように、安全エリアS
1との距離がそれぞれ異なった検知エリアS3、S4、
S5に設定することもできる。即ち、安全エリアS1の
位置は、扉4の近傍に固定されているにもかかわらず、
検知エリアの位置は、安全エリアS1よりも扉4から遠
ざかる方向に、任意の位置に移動させることができる。
このように、検知エリアの位置を変更するのは、例えば
扉前方の通路が狭い場合、ビルの玄関口のように扉前方
の広い場合等、自動扉を設置する建物のレイアウト、条
件によって検知エリアが異なる場合があり、そのような
場合でも現場毎に対応した検知エリアを設定するように
するためである。安全エリアS1と検知エリアとの2つ
のエリアを設定しているにもかかわらず、使用されてい
るのは、扉用センサー2のみである。
【0027】上記のように安全エリアS1と、検知エリ
アとを設定するために、扉用センサー2は、図1に示す
ように、例えば赤外線発光ダイオードで構成された投光
器6と、例えばフォトダイオードまたはフォトトランジ
スタで構成された受光器8とを有している。
【0028】投光器6は、図2(a)乃至(e)に示す
ように、その光軸6aを、扉体4a、4bの扉面、即ち
鉛直面より安全エリアS1等を設定する側と反対側に幾
分傾けた状態で配置されている。受光器8も同様にその
光軸を傾けている。
【0029】これら投光器6、受光器8のほぼ真下の位
置には、分割手段、例えば反射部として、平板状の反射
鏡10、12が、それぞれ設けられている。これら反射
鏡10、12は、その反射面が扉4の扉面側を向いた状
態に配置され、その下端部を移動手段、例えば揺動部1
4に取り付けられている。この揺動部14は、図1に示
すように扉4の開閉方向に沿って平行に配置され、図示
しない軸受によって、その長手方向の周りに回転自在に
支持されている。
【0030】さらに、この揺動部14から延びる支持体
16によって、両反射鏡10、12は支持されている。
両反射鏡10、12は、両者がなす角度が0となるよう
に、即ち両者が同一面上に位置するように揺動部14に
取り付けられている。従って、両反射鏡10、12が、
鉛直面に対してなす角度は、常に同一である。
【0031】また、この揺動部14の一端部には、この
揺動部14を揺動させるためのレバー18が設けられて
いる。このレバー18の操作によって反射鏡10、12
の角度が、同時に鉛直面に対して同一角度をなすように
変更される。この揺動部14は、任意の角度に回転させ
て、その角度で回転を停止させるように係止具を設ける
こともできるし、或いは、予め定めた幾つかの角度のう
ち選択された角度で回転を停止させるように係止具を設
けることもできる。
【0032】この揺動部14の下方には、投光器6から
投光された光線及び反射鏡10で反射された光線を、床
面側に投光するための投光レンズ20が設けられてい
る。同様に床面から反射した光線を直接に、或いは反射
鏡12でさらに反射させて、受光器8に受光するための
受光レンズ22が設けられている。
【0033】これら投光レンズ20、受光レンズ22
は、片凸レンズに構成されており、投光レンズ20は、
その中心軸20aが、図に示すように投光器6の光軸
6aを含む扉4の前後方向に沿う面に位置すると共に、
図2(a)に示すように、その中心軸20aが、鉛直面
上に位置するように配置されている。受光レンズ22
も、同様に、その中心軸22aが図1に示すように受光
の光軸8aを含む扉4の前後方向に沿う面に位置す
ると共に、その中心軸20aが、鉛直面上に位置するよ
うに配置されている。
【0034】図3(a)乃至(e)に示すような安全エ
リアS1のみの設定から、安全エリアS1と検知エリア
S2との設定、安全エリアS1と検知エリアS3との設
定、安全エリアS1と検知エリアS4との設定、安全エ
リアS1と検知エリアS5との設定は、揺動部14のレ
バー18を操作して、反射鏡10、12が鉛直面に対し
てなす角度を変更することによって行われる。
【0035】なお、図1では、投光器6による安全エリ
アS1と、受光器8による安全エリアS1とを別個に描
いてあるが、これは図面の大きさの制限によるものであ
り、実際には投光器6、受光器8から床面までには、か
なりの高さがあり、投光器6から投光される光の角度範
囲も、受光器8が受光する光の角度範囲も、図示する程
には大きくないので、幾何光学上、投光器6による安全
エリアS1と、受光器8による安全エリアS1とは、同
一箇所に設定されていると見なすことができる。他の検
知エリアS2、S3、S4、S5も同様である。
【0036】各エリアの設定について図2(a)乃至
(e)を参照して説明する。なお、投光器6は、その光
軸6aの周囲に予め定めた照射角度で赤外線を投光する
ものとする。図2(a)に示すように反射鏡10、12
が鉛直面内に位置する角度1の場合、投光器6から投光
された光線のうち最も外側にある光線が反射鏡10の上
端をかすめて直進し、投光レンズ20を介して床面に投
光される。これによって安全エリアS1の外縁部1が
画定される。
【0037】なお、投光器10は現実には上記角度で一
律に投光せず、或る程度は、鉛直面に平行な光線も含ま
れるので、これによって安全領域S1の外縁部2が画
定される。また、投光器6が投光する角度が、図2
(a)に符号11で示すように広いと、この符号
1で示す光線によって外縁部1が画定され、符号
で示す光線によって外縁部2が画定される。
【0038】このようにして安全エリアS1が画定さ
れ、これから反射された光が、人体等の通行体によって
遮断されないと、図1(a)と同様にして受光レンズ2
2を介して直接に受光器8で受光される。即ち、光線
1、2は、受光レンズ22を直進し、受光器8で受光
される。
【0039】図2(b)に示すように、反射鏡10、1
2が鉛直面に対して時計方向に一定の角度をなす角度2
の場合、図1(a)の場合と同様にして、投光器6から
の光線P1によって安全エリアS1の外縁部P1が画定
される。また、投光器6から鉛直面に平行に直進し、反
射鏡10の下端をかすめて直進した光線P2によって安
全エリア1の外縁部2が画定される。
【0040】また、投光器6から投光され、反射鏡10
の上端で反射された光線3によって検知エリア1の
外縁部3が画定される。同様に投光器6から投光さ
れ、反射鏡10の下端で反射された光線4によって検
知エリアS2の外縁部4が画定される。なお、光線
4と光線1とは図2(b)から明らかなように床面の
近傍で交差するので、図1に示すように安全エリアS1
の外縁部1と検知エリアS2の外縁部4とが交差す
る。このようにして、安全エリアS1の他に、検知エリ
アS2が設定される。なお、これら安全エリアS1及び
検知エリアS2から反射した光線は、図2(b)におい
て、投光器6を受光器8と置き換えて、図2(b)とは
逆コースをたどって受光器8で受光される。以下の角度
3、4、5の場合も同様であるので、以下、受光につい
ての説明は省略する。
【0041】図2(c)に示すように反射鏡10、12
が、角度2よりも鉛直面に対して大きな角度をなす角度
3の場合、角度2の場合と同様にして、安全エリアS1
の外縁部1、2が画定される。即ち、安全エリアS
1の位置は移動しない。これは、後述する角度4、角度
5の場合も同様である。
【0042】また、投光器6から投光され、反射鏡10
の上端部の近傍で反射された光線3が投光レンズ20
を介して床面に投光され、検知エリアS3の外縁部
を画定する。このとき、反射鏡10の上端部で反射され
た光線31は、図3(c)から明らかなように光線
3よりも扉4に近い位置で床面に投光される。即ち検知
エリアS3の外縁部3よりも内側を画定する。また、
投光器6から投光され、反射鏡10の下端で反射され、
投光レンズ20を介して床面に投光された光線P4によ
って検知エリアS3の外縁部4が画定される。
【0043】図2(b)、(c)に示す光線3、
が鉛直面となす角度は、いずれも図2(c)の場合の方
が大きいので、図3(b)、(c)に示すように、検知
エリアS3は、検知エリアS2よりも扉4から離れた位
置に設定されている。
【0044】図2(d)に示すように反射鏡10、12
が、角度3よりも鉛直面に対して大きな角度をなす角度
4の場合、角度2、3の場合と同様にして、安全エリア
S1の外縁部1、2が画定される。
【0045】また、投光器6から投光され、反射鏡10
の上端部の近傍で反射された光線3が投光レンズ20
の最外周部を介して床面に投光され、検知エリアS3の
外縁部P3を画定する。このとき、反射鏡10の上端部
で反射された光線32は、図3(d)から明らかなよ
うに投光レンズ20よりも外側に反射されるので、扉用
センサーの本体ケース等で吸収され、検知エリアS4の
画定には寄与しない。また、投光器6から投光され、反
射鏡10の下端で反射され、投光レンズ20を介して床
面に投光された光線4によって検知エリアS3の外縁
4が画定される。
【0046】図2(c)、(d)に示す光線3、
が鉛直面となす角度は、いずれも図2(d)の場合の方
が大きいので、図3(b)、(c)に示すように、検知
エリアS4は、検知エリアS3よりも扉4から離れた位
置に設定されている。
【0047】図2(e)に示すように反射鏡10、12
が、角度4よりも鉛直面に対して大きな角度をなす角度
5の場合、角度2、3、4の場合と同様にして、安全エ
リアS1の外縁部1、2が画定される。
【0048】また、投光器6から投光され、反射鏡10
の上端部の近傍で反射された光線P3が投光レンズ20
を介して床面に投光され、検知エリアS3の外縁部
を画定する。このとき、反射鏡10の上端部で反射され
た光線33は、図3(e)から明らかなように、投光
レンズ20よりも外側に反射されるので、扉用センサー
の本体ケース等で吸収され、検知エリアS5の画定には
寄与しない。また、検知エリアS5の外縁部4の画定
は、角度2、3、4の場合と同様に行われる。
【0049】図2(d)、(e)に示す光線3、
が鉛直面となす角度は、いずれも図2(e)の場合の方
が大きいので、図3(d)、(e)に示すように、検知
エリアS5は、検知エリアS4よりも扉4から離れた位
置に設定されている。
【0050】従って、揺動部14のレバー18を揺動さ
せることによって、安全エリアS1を固定したまま、検
知エリアの位置を、例えばS2、S3、S4、S5のよ
うに任意の位置に設定することができる。
【0051】この実施例では、投光器6、受光器8の光
軸を鉛直面から傾けているが、これは、上記のように安
全エリアS1を固定して、検知エリアを移動させるのに
は関与していないので、例えば投光器6、受光器8の光
軸を鉛直面に一致させても、同様に安全エリアS1を固
定し、検知エリアを移動させることができる。
【0052】投光器6、受光器8の光軸を傾けているの
は、次の理由による。一般に投光器から投光される光
線の強度は、光軸6a付近で最も大きく、周囲に行くほ
ど小さくなる。また、投光器6と受光器8との距離が変
化すると、同じ強度で投光していても、受光光量は両者
の距離が大きい程、小さくなる。
【0053】この実施例では、検知エリアで反射して受
光器8で受光される光の方が、安全エリアS1で反射さ
れ、受光器8で受光される光よりも、光路が長い。ま
た、上記の説明から明らかなように、安全エリアS1に
対しては反射鏡10で反射されていない光が投光され、
検知エリアに対しては反射鏡で反射された光が投光され
ている。従って、光路が長くなる検知エリアに向かう光
線の強度を強くし、長い光路を通って受光されても、短
い光路を通って受光される安全エリアS1からの光線と
同じ受光光量となるように、反射鏡10側を向くように
光軸6aを傾けている。このように投光器6の光軸を傾
けてあるので、同様に受光器8の光軸も傾けてある。な
お、この実施例では、角度4の場合において、安全エリ
アS1と、検知エリアS4とでの感度が等しくなるよう
に、傾きを調整してある。
【0054】第2の実施例を図4乃至図6に示す。この
実施例の扉用センサー2aは、図6(a)乃至(e)に
示すように、扉面に接近して安全エリアS1と、これに
隣接した検知エリアS2とを、固定して設定し、さらに
符号S3、S4、S5で示すように移動可能な検知エリ
アをもう1つ設定してある。このように複数の検知エリ
アを設定してあるので、扉に向かって進行している通行
体を検知する領域を広く、しかも、抜けのない検知領域
とすることができる。
【0055】このため、第2の実施例では、図4に示す
ように、第1の実施例と同様に投光器6、受光器8、反
射鏡10、12、揺動部14、投光レンズ20、受光レ
ンズ22を設けた上に、分割手段、例えば反射部として
平板状の反射鏡24、26が、別途に固定して設けられ
ている。即ち、この実施例では、複数の分割手段が設け
られ、そのうちの1つである反射鏡10、12が、揺動
部14によって揺動させられるように構成されている。
【0056】反射鏡24は、図5(a)乃至(e)に示
すように、光軸6aを傾けた投光器6にほぼ接するよう
に、安全エリアS1等を設定する側とは反対側に鉛直に
配置されている。
【0057】次に、図6(a)乃至(e)に示すよう
に、安全エリアS1、検知エリアS2とを固定的に設定
し、別の検知エリアをS3、S4、S5と移動できる点
を、図5を参照して説明するが、図2に示したように安
全エリアS1、2つの検知エリアの外縁部を設定するた
めの光線を示すと、図が錯綜するので、図5では、各安
全エリアS1の中心をなす光線S1c、検知エリアS2
の中心をなす光線S2c、検知エリアS3、S4 、S5
の中心をそれぞれなす光線S3c、S4c、S5cのみ
を示して、説明する。
【0058】反射鏡10、12が鉛直面内に位置する角
度1の場合、安全エリアS1の光線S1cが、反射鏡1
0の上端部付近を直進し、投光レンズ20を介して床面
に投光され、安全エリアS1を画定する。この安全エリ
アS1からの反射光線のうち光線S1cに対応する光線
は、受光レンズ22に向かい、反射鏡12の上端付近を
通過して、受光器8で受光される。
【0059】このとき、検知エリアS2等を画定する光
線は、図5(a)において反射鏡10よりも右側に存在
しているので、固定の反射鏡24で反射されても、さら
に反射鏡10の裏面(図5(a)における右側面)で反
射されるか、固定の反射鏡で反射されなかったものは、
そのまま直進し、扉用センサー2aの本体ケース等で吸
収等されるので、検知エリアの画定には関与しない。従
って、図6(a)のように安全エリアS1のみが設定さ
れる。
【0060】反射鏡10が、角度1の場合よりも時計方
向に回転した角度2の場合、光線S1Cが直進し、投光
レンズ20を介して床面に投光される。これによって安
全エリアS1が角度1の場合と同様に画定される。ま
た、光線S2Cが固定の反射鏡24によって反射され、
投光レンズ20を介して床面に投光される。また、光線
S3が反射鏡10の上端付近で反射され、投光レンズ
20を介して床面に投光される。この光線S3は、光
線S2と非常に接近しており、しかもほぼ平行であ
る。従って、これら両光線S2、S3によって、図
6(b)に示すように検知エリアS2が画定される。し
かも光線S2、S3が鉛直面となす角度は、光線S
1Cが鉛直面となす角度よりも大きいので、安全エリア
S1よりも扉4から離れた位置に検知エリアS2が画定
される。
【0061】これら安全エリアS1、検知エリアS2か
ら反射した光線のうち、S1に対応する光線は、上記
と同様に受光レンズ22を介して直進し、光線S2
対応する光線は反射鏡12の上端で反射され、光線S3
に対応する光線は、反射鏡26で反射されて、受光器
8で受光される。以下の角度3乃至5の場合も同様であ
るので、以下、受光の場合の説明は省略する。
【0062】反射鏡10が、角度2のよりも時計方向に
回転した角度3の場合、角度2の場合と同様にして、安
全エリアS1、検知エリアS2が光線S1、S2
よって画定される。これら両光線S1、S2は、揺
動する反射鏡10によっては反射されないので、その位
置は、角度2の場合と同じである。これは、角度4、5
の場合も同様である。
【0063】光線S3Cが反射鏡10の上端よりやや下
方で反射され、投光レンズ20を介して床面に投光され
る。この光線S3が、鉛直面となす角度は、光線S2
Cが鉛直面となす角度よりも大きいので、図6(c)に
示すように検知エリアS2よりも扉4から離れた位置に
検知エリアS3が画定される。
【0064】反射鏡10が、角度3よりも時計方向に回
転した角度4の場合、角度3の場合と同様にして、安全
エリアS1、検知エリアS2が画定される。光線S4
が反射鏡10の上端より下方(図5(c)での光線S3
の反射位置よりもさらに下方)で反射され、投光レン
ズ20を介して床面に投光される。この光線S4が、
鉛直面となす角度は、光線S3Cが鉛直面となす角度よ
りも大きいので、図6(d)に示すように検知エリアS
3よりも扉4から離れた位置に検知エリアS4が画定さ
れる。
【0065】反射鏡10が、角度4よりも時計方向に回
転した角度5の場合、角度4の場合と同様にして、安全
エリアS1、検知エリアS2が画定される。光線S5
が反射鏡10のほぼ中央(図5(d)での光線S4
反射位置よりもさらに下方)で反射され、投光レンズ2
0を介して床面に投光される。この光線S5が、鉛直
面となす角度は、光線S4Cが鉛直面となす角度よりも
大きいので、図6(e)に示すように検知エリアS3よ
りも扉4から離れた位置に検知エリアS5が画定され
る。
【0066】この実施例においても、投光器6、受光器
8の光軸は、鉛直面より固定の反射鏡24、26側を向
いて傾斜しているが、この理由は第1の実施例の場合と
同様である。従って、受光感度がエリアによって異なっ
てよいなら、投光器6、受光器8の光軸を鉛直面に位置
させてもよい。
【0067】図7に第3の実施例を示す。第1の実施例
では、1つの揺動部14に対して反射鏡10、12を、
両者が常に鉛直面に対して同一角度をなすように設け、
両反射鏡が同時に鉛直面に対して同じ角度をなすように
構成していたのに対し、この実施例の扉用センサー2b
は、反射鏡10に対して揺動部14aを、反射鏡12に
対して揺動部14bをそれぞれ設け、これら揺動部14
a、14bを互いに独立に揺動させるようにしたもので
ある。
【0068】このように構成することによって、安全エ
リアS1は、反射鏡10、12で反射された光線によっ
て形成されていないので、第1の実施例と同様に扉4に
接近した床面に形成することができる。そして、反射鏡
10が鉛直面に対してなす角度θと、反射鏡12鉛直面
となす角度φとを、異ならせると、図7に示すように投
光器8から投光され、反射鏡10で反射され、投光レン
ズ20を介して投光された光線の光路と、受光レンズ2
2を介して反射鏡12で反射され、受光器8で受光され
る光線の光路が、空中で交差することになるので、安全
エリアS1よりも扉4から離れた空中に検知エリアS6
を設定することができる。
【0069】上記の各実施例は、投光器6と受光器8と
を設け、投光器6から投光した赤外線が遮断されるか否
かによって人体等を検知するものであるが、人体等が発
生する赤外線を検出する焦電素子を用いて、人体等を検
知することもできる。この場合、第1の実施例では、投
光器6、反射鏡10、投光レンズ20を除去し、第2の
実施例では、これに加えて反射鏡24を除去し、受光器
8に代えて焦電素子を用いればよい。
【0070】上記の第2の実施例では、反射鏡24、2
6を固定としたが、これら反射鏡24、26も、反射鏡
10、12と同様に揺動させるようにしてもよい。ま
た、第2の実施例では、投光器6に対して反射鏡10、
24と2つの反射鏡を、受光器8に対して反射鏡12、
26と2つの反射鏡を、それぞれ設けたが、投光器6に
対して3つ以上の、受光器8に対しても3つ以上の反射
鏡を設けるようにしてもよい。その場合、3つ以上の反
射鏡の全てを揺動可能としてもよいし、最低限度1つだ
けを揺動可能としてもよい。また、上記の実施例では、
揺動部14、14a、14bは、反射鏡10、12の下
端に設けたが、上端または中間に設けてもよい。
【0071】上記の各実施例では、説明を簡略化するた
めに、投光器6、受光器8をそれぞれ1個ずつ設けたも
のをしめしたが、安全エリア、検知エリアを、扉4の開
閉方向に長く設定したい場合には、投光器6、受光器8
の個数をそれぞれ増加させればよい。
【0072】
【発明の効果】以上のように、請求項1、2または4記
載の発明によれば、1つの扉用センサーを使用している
にもかかわらず、複数の検知領域を設定することがで
き、しかもそれらのうち少なくとも1つを他の検知領域
とは無関係に移動させることができるので、扉用センサ
ーの厚さを薄くできる上に、検知領域を他の検知領域と
の関係を考慮せずに所望の位置に設定することができ
る。
【0073】また、請求項3記載の発明によれば、投光
器用及び受光器用の移動手段を同時に移動させた場合に
は、請求項1、2または4記載の発明と同様な効果を奏
し、投光器用及び受光器用の移動手段を、別々に移動さ
せた場合、1つの検知領域を投光器及び受光器の光路が
交差する位置、例えば空中に設定することもできる。
【0074】請求項5記載の発明によれば、扉の前方に
設定した第1の領域を固定し、第1の領域よりも扉2か
ら離れた第2の領域を移動できるようにしているので、
第1の領域によって通行体が扉に挟まれるのを防止する
ことができる上に、扉の開閉速度等に応じた位置に第2
の領域を設定することができる。
【0075】請求項6記載の発明によれば、分割手段が
反射部によって構成され、移動手段が反射部を揺動させ
る揺動部によって構成されているので、その構成が簡単
となり、製造が容易である。
【0076】請求項7記載の発明によれば、分割手段が
複数設けられているので、請求項1乃至6記載の発明よ
りも多くの検知用の領域を設定することができ、抜けの
ない検知領域を設定して扉に接近する通行体を確実に検
知することができる。
【0077】請求項8記載の発明によれば、受光器での
受光感度を等しくすることができるので、各検知領域の
検出精度のバラツキがなく、より安全を確保することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による扉用センサーの第1の実施例の正
面図である。
【図2】同第1の実施例の要部の動作説明図である。
【図3】同第1の実施例の概略的な検知エリアと安全エ
リアとの関係を示す説明図である。
【図4】同第2の実施例の正面図である。
【図5】同第25実施例の要部の動作説明図である。
【図6】同第2の実施例の概略的な検知エリアと安全エ
リアの関係を示す説明図である。
【図7】同第3の実施例の概略斜視図である。
【符号の説明】
2 2a 2b 扉用センサー 4 扉 6 投光器 8 受光器 10 12 反射鏡(分割手段) 14 14a 14b 揺動部(移動手段) S1 安全エリア(第1の領域) S2乃至S6 検知エリア(第2の領域)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−55381(JP,A) 特開 平4−174184(JP,A) 特開 昭62−204113(JP,A) 特開 平2−43195(JP,A) 実開 平6−82508(JP,U) 実公 平3−42230(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01S 7/48 - 7/50 G01S 17/00 - 17/95 E05F 15/20

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 投光光線を発光する投光器と、この投光
    器の投光光線の反射光線により作動する受光器とを備
    え、前記投光器を、扉に沿った位置の第1の領域に第1
    光線を投光すると共に、この第1光線より前記扉の前方
    方向に離れた位置の第2の領域に第2光線を少なくとも
    投光する構成とし、前記受光器を、前記第1及び第2光
    線のいずれかの反射光線を少なくとも受光したとき作動
    する構成とした扉用センサーにおいて、 前記投光器は、その投光器からの投光光線を、第1及び
    第2の投光光線を含む複数の光線に分割する分割手段
    と、この分割された投光光線を、他の分割された投光光
    線と無関係に前記扉の前後方向へ移動させる移動手段と
    を備えたことを特徴とする扉用センサー。
  2. 【請求項2】 投光光線を発光する投光器と、この投光
    器の投光光線の反射光線により作動する受光器とを備
    え、前記投光器を、扉に沿った位置の第1の領域に第1
    光線を投光すると共に、この第1光線より扉の前方方向
    へ離れた位置の第2の領域に第2光線を少なくとも投光
    する構成とし、前記受光器を、前記第1及び第2光線の
    いずれかの反射光線を少なくとも受光したとき作動する
    構成とした扉用センサーにおいて、 前記受光器は、前記投光器の投光光線の反射光線を受光
    する領域を、前記扉に沿った位置の第1の領域と、この
    位置よりも前記扉の前方方向に離れた位置の第2の領域
    とを含む複数の分割受光領域に分割する分割手段と、こ
    の分割された領域を、分割された他の受光領域と無関係
    に移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする扉用
    センサー。
  3. 【請求項3】 投光光線を発光する投光器と、この投光
    器の投光光線の反射光線により作動する受光器とを備
    え、前記投光器を、扉に沿った位置の第1の領域に第1
    光線を投光すると共に、この第1光線より扉の前方方向
    へ離れた位置の第2の領域に第2光線を少なくとも投光
    する構成とし、前記受光器を、前記第1及び第2光線の
    いずれかの反射光線を受光したとき作動する構成とした
    扉用センサーにおいて、 前記投光器は、その投光器からの投光光線を複数の光線
    に分割する分割手段と、この分割された投光光線の各々
    を、他の分割された投光光線と無関係に前記扉の前後方
    向へ移動させる移動手段を備え、 前記受光器は、前記投光器の投光光線の反射光線を受光
    する領域を、前記扉に沿った位置の第1の領域と、この
    位置よりも前記扉の前方方向に離れた位置の第2の領域
    とを含む複数の分割受光領域に分割する分割手段と、こ
    の分割された分割受光領域を、分割された他の分割受光
    領域と無関係に移動させる移動手段とを備え、 前記投光器及び受光器の移動手段を、同時にまたは別々
    に調整可能としたことを特徴とする扉用センサー。
  4. 【請求項4】 扉に沿った位置に配置してあり、前記扉
    に接近する通行体が発する熱線を受光して作動する焦電
    素子を備える扉用センサーであって、 前記熱線の受光領域を、前記扉に沿った位置の第1の受
    光領域と、この位置よりも前記扉の前方方向に離れた位
    置の第2の受光領域とを含む複数の分割受光領域に分割
    する分割手段と、この分割された受光領域を、分割され
    た他の分割受光領域と無関係に移動させる移動手段とを
    備えたことを特徴とする扉用センサー。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3または4記載の扉用セ
    ンサーにおいて、第1の領域を固定とし、第2の領域を
    移動としたことを特徴とする扉用センサー。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4または5記載の扉
    用センサーにおいて、前記分割手段を、上記投光器また
    は上記分割受光領域からの光線を反射する反射部とし、
    前記移動手段を、前記反射部を揺動させる揺動部とした
    ことを特徴とする扉用センサー。
  7. 【請求項7】 請求項1、2、3、4、5または6記載
    の扉用センサーにおいて、前記分割手段は、上記投光器
    または上記分割受光領域からの光線を反射する複数の反
    射部を有し、これら反射部のうち少なくとも1つを、前
    記移動手段によって移動させることを特徴とする扉用セ
    ンサー。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の扉用センサーにおいて、
    上記各反射部への光量が均等になるように、光軸を設定
    したことを特徴とする扉用センサー。
JP6298943A 1994-11-07 1994-11-07 扉用センサー Expired - Fee Related JP2832685B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6298943A JP2832685B2 (ja) 1994-11-07 1994-11-07 扉用センサー
CA002162214A CA2162214C (en) 1994-11-07 1995-11-06 Door sensor system
US08/554,565 US5739523A (en) 1994-11-07 1995-11-06 Object sensor system for doors
HU9503193A HU218404B (hu) 1994-11-07 1995-11-07 Ajtóérzékelő rendszerek
EP95117540A EP0710761A1 (en) 1994-11-07 1995-11-07 Door sensor system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6298943A JP2832685B2 (ja) 1994-11-07 1994-11-07 扉用センサー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08136654A JPH08136654A (ja) 1996-05-31
JP2832685B2 true JP2832685B2 (ja) 1998-12-09

Family

ID=17866199

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6298943A Expired - Fee Related JP2832685B2 (ja) 1994-11-07 1994-11-07 扉用センサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2832685B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006037528A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体制御システム
JP2007031103A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp エレベータの乗客検出装置

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018143448A1 (ja) * 2017-02-03 2018-08-09 ナブテスコ株式会社 自動ドアセンサ、自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法
JP7034747B2 (ja) * 2017-02-03 2022-03-14 ナブテスコ株式会社 自動ドアセンサ
JP6851841B2 (ja) * 2017-02-03 2021-03-31 ナブテスコ株式会社 自動ドアシステムおよび自動ドアシステムの制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006037528A (ja) * 2004-07-28 2006-02-09 Bunka Shutter Co Ltd 開閉体制御システム
JP4557621B2 (ja) * 2004-07-28 2010-10-06 文化シヤッター株式会社 開閉体制御システム
JP2007031103A (ja) * 2005-07-28 2007-02-08 Mitsubishi Electric Corp エレベータの乗客検出装置
JP4584065B2 (ja) * 2005-07-28 2010-11-17 三菱電機株式会社 エレベータの乗客検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08136654A (ja) 1996-05-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20200124966A (ko) 차량의 라이다 통합 램프 장치
JP2832685B2 (ja) 扉用センサー
CA2162214C (en) Door sensor system
JP4238290B2 (ja) センサ
JPH0452698Y2 (ja)
JP2005274581A (ja) 赤外線式人体検知器
JP2009115792A (ja) 能動型物体検出装置
JP3205072B2 (ja) 光電検出装置
JP2001295547A (ja) ドア用センサ
JP3771126B2 (ja) スライド式自動ドア
JP2000329860A (ja) 赤外線式人体検知器
JP2000028944A5 (ja)
JP2002251259A (ja) タッチパネル装置
JP3004867U (ja) 自動ドア用物体検知装置
JPH09269375A (ja) ドア用センサの光学装置
JPH1096624A (ja) 測距装置
JPH0395480A (ja) 物体検知装置
JPH0346590A (ja) 人体検知器
JP4548162B2 (ja) 移動物体の検知装置及び速度計測装置
JP4277458B2 (ja) ウェハ検出用センサ
JPH09274839A (ja) 多点光センサ
JP2002349138A (ja) 自動ドアの開閉制御方法
JPH10197651A (ja) 自動ドア用障害物検出装置
JP2005263434A (ja) スライドドア安全装置
JPH10162699A (ja) 反射型光電センサ

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980825

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071002

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081002

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091002

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091002

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101002

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111002

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 14

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121002

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131002

Year of fee payment: 15

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees