JP4238290B2 - センサ - Google Patents

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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01VGEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
    • G01V8/00Prospecting or detecting by optical means
    • G01V8/10Detecting, e.g. by using light barriers

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、投光部から照射する光の投光路と、受光部に入射する光の受光路とが重なる重複エリア内に侵入した物体を検知するセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のセンサには、通行者を検知する検知エリアを可変させる機能を有した自動ドア用センサがある(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
下記する特許文献1に記載の自動ドア用センサは、自動ドアの上方に投光部及び受光部が設けられてなる。投光部から照射する光を反射させる反射鏡に回転可能な2面鏡が用いられ、投光部から照射する光を反射鏡により2つの光に分割し床面に照射することによって、扉の近傍の第1エリアと、この第1エリアと離れた第2エリアが形成される。また、これら第1エリア及び第2エリアからの反射光を入射する受光部には、2面鏡の回転可能な反射鏡が設けられており、第1及び第2のエリアからの反射光それぞれを受光部で受光する。
【0004】
この自動ドア用センサでは、投受光部にそれぞれ反射鏡が回転可能に用いられているので、これら反射鏡の回転角度を調整することによって、第1エリアと第2エリアとの位置を同時に移動させることができる。
【0005】
【特許文献1】
特開平3−55381号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、自動ドア用センサでは、一般に投光部から照射される光の密度は、自動ドア用センサ付近で最も高く、その外方である周囲に行くほど低くなる。また、配設した投光部と受光部との間の距離が変化すると、同じ密度の光を投光部から照射していても、その密度は両者の距離が長い程、低くなる。
【0007】
このことを上記した特許文献1に記載の自動ドア用センサを例にして説明すると、周囲の第2エリアで反射して受光部で受光される光の方が、投光部付近の第1エリアで反射されて受光部で受光される光よりも光路が長い。そのため、この自動ドアでは検知エリアを可変させて検知エリア(第1エリアと第2エリア)を任意に形成することはできるが、すべての検知エリアにおいて同等の光密度、すなわち、光の感度で検知エリア内に侵入した物体を検知することができない。そのため、第1エリアでの検知を基準にする場合、第2エリアでは光の密度が低くなって光の感度が弱くなり検知することができない場合が生じる。また、第2エリアでの検知を基準にする場合、第1エリアでは光の密度が高くなって光の感度が強くなり、検知対象物以外のもの、例えば、地面に落ちている紙等も検知する場合があり誤作動の原因となる。
【0008】
そこで、上記課題を解決するために本発明は、通行者等の物体を検知する検知エリアを可変させる機能を有し、検知エリアを可変させてもすべての検知エリアにおいて同等の光の感度で検知エリア内に侵入した物体を検知するセンサを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本発明に係るセンサは、投光面から光を照射する投光部と、この投光部から照射した光を反射させて受光面に入射する受光部とが配設され、投光部から照射する光の投光路と、受光部に入射する光の受光路とが重なる重複エリアにおいて物体を検知するセンサであって、前記投光路と前記受光路との少なくとも一方の光路を可変させて、前記重複エリアを物理的に可変させる光路可変手段が設けられ、この光路可変手段により、遠方に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が広くなり、近傍に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が狭くなって光の感度調整が行われることを特徴とする。
【0010】
この発明によれば、光路可変手段が設けられているので、該センサから遠方に位置するエリアを検知する時、重複エリアの範囲を広くし、該センサの近傍に位置するエリアを検知する時、重複エリアの範囲を狭くして光の感度調整を行なうことが可能となる。すなわち、本センサの近傍に位置するエリアを検知する時、その光の密度が高いので、重複エリアのエリア範囲を狭くし、本センサから遠方に位置するエリアを検知する時、その光の密度が低いので、重複エリアのエリア範囲を広くして、光の感度調整を行なうことが可能となる。その結果、重複エリアを可変させてもすべての重複エリアにおいて同等の光の感度で重複エリア内に侵入した物体を検知することが可能となる。すなわち、上記構成において、前記透光部から照射する光の密度は一定に保たれている。これによれば、重複エリアを可変させても全ての重複エリアにおいて同等の光の感度で重複エリア内に侵入した物体を検知することが可能となり、その結果、複数の重複エリアで光の密度が異なることが原因となるセンサの誤動作を無くす。
【0011】
また、光路可変手段は、重複エリアを物理的に可変させるので、電気的に可変させるのと比較して新たに重複エリアを可変させるための制御部を開発して設ける必要がなく、製造コストを低減させることが可能となる。
【0012】
具体的に、上記構成において、上記光路可変手段は、平面部と曲面部とが連続して形成される透過性湾曲部材単体が、上記投受光路上に設けられてなり、上記投光部と上記受光部とは、連続して形成された平面部から曲面部に向かう方向に並設され、遠方に位置するエリアを検知する時、上記投受光部の投受光面の間隔を保持したまま上記投光部と上記受光部とが上記平面部から上記曲面部方向に移動もしくは回動されてもよい。
【0013】
また、上記光路可変手段は、一方側から他方側にかけて漸次角度が増すプリズム単体が、上記投受光路上に設けられてなり、上記投光部と上記受光部とは、上記一方側から上記他方側に向かう方向に並設され、遠方に位置するエリアを検知する時、上記投受光部の投受光面の間隔を保持したまま上記投光部と上記受光部とが上記一方側から上記他方側方向に移動もしくは回動されてもよい。
【0014】
また、上記光路可変手段は、平面部と曲面部とが連続して形成されるミラー単体が、上記投受光路上に設けられてなり、上記投光部と上記受光部とは、連続して形成された平面部から曲面部に向かう方向に並設され、遠方に位置するエリアを検知する時、上記投受光部の投受光面の間隔を保持したまま上記投光部と上記受光部とが上記平面部から上記曲面部方向に移動もしくは回動されてもよい。
【0015】
また、上記光路可変手段は、上記投光部と上記受光部とを回動させるための回動軸が、上記投光部と上記受光部との間に設けられてなり、遠方に位置するエリアを検知する時、上記投光面と上記受光面とが対面する方向に、上記投受光部の一方もしくは両方が回動されてもよい。
【0016】
これら上記した光路可変手段の具体的な構成によれば、配設することが困難な部材を新たに設ける必要がない。その結果、センサの部品点数を低減させることや、センサの構造を簡易化させることが可能となる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。なお、以下に示す各実施の形態では、センサとして自動ドア用センサに本発明を適用した場合を示すがこれに限定されるものではなく、防犯用センサなど他の用途で用いるセンサにも適用してもよい。
<実施の形態1>
自動ドア用センサ1は、図1に示すように、投光面111から光を照射する投光部11と、この投光部11から照射した光を反射させて受光面121に入射する受光部12とが、本自動ドア用センサ1を設置した時に垂直方向に並べられるように配設され、投光部11から光を照射し、受光部12に光を入射するために投受光面111、121に面する筐体面にカバーが用いられてなる。なお、検知条件として、投光部11の投光面111から照射する光の密度は常に一定に保たれている。
【0018】
この自動ドア用センサ1は、この構成により、投光部11からカバーを透過して照射する光の投光路14と、カバーを透過して受光部12に入射する光の受光路15とが重なる重複エリア16において物体を検知するものである。
【0019】
また、この自動ドア用センサ1には、投光路14と受光路15との少なくとも一方の光路を可変させて、重複エリア16を物理的に可変させる光路可変手段が設けられている。この光路可変手段により、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、重複エリア16の範囲が広くなり(図1(b)参照)、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時、重複エリアの範囲が狭くなって(図1(a)参照)光の感度調整が行われる。
【0020】
この光路可変手段は、図1に示すように、平面部131と曲面部132とが連続して形成される透過性湾曲部材13単体が投受光路14、15上に設けられてなる。また、投光部11は透過性湾曲部材13の平面部131側、受光部12は曲面部132側に並設され、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、投受光部11、12の投受光面111、121の間隔を保持したまま投受光部11、12の投受光面111、121が透過性湾曲部材13の平面部131から曲面部132方向に回動される。なお、この透過性湾曲部材13は本自動ドア用センサ1の筐体である、光を透過するカバーとしても用いられている。
【0021】
次に、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時と、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時との自動ドア用センサ1の動作を図1を用いて説明する。
【0022】
まず、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時、投受光部11、12をともに透過性湾曲部材13の平面部131に投受光面111、121を向けて配する。
【0023】
この状態で、投光部11から平面部131を透過し投光路14に沿って光を照射する。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光は透過性湾曲部材13を透過して受光面121に入射し、受光部12で受光する。この時の重複エリア16は図1(a)に示すようにそのエリア範囲が狭い。
【0024】
次に、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、投受光部11、12はともに透過性湾曲部材13の平面部131側から曲面部132側方向に回動され、受光部12の受光面121は曲面部132に向けて配され、投光部11の投光面111は平面部131に向けて配される。
【0025】
この状態で、投光部11から平面部131を透過し投光路14に沿って光を照射する。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光は透過性湾曲部材13を透過して受光面121に入射し、受光部12で受光する。この時、入射した光は曲面部132によって屈折され、その受光路15が図1(b)に示すように屈折された状態になっている。また、この時の重複エリア16は図1(b)に示すようにそのエリア範囲が広い。
【0026】
上記したように、この自動ドア用センサ1によれば、透過性湾曲部材13が設けられているので、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、重複エリア16の範囲を広くし、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時、重複エリア16の範囲を狭くして光の感度調整を行なうことができる。すなわち、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時、その光の密度が高いので、重複エリア16のエリア範囲を狭くし、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、その光の密度が低いので、重複エリア16のエリア範囲を広くして、光の感度調整を行なうことができる。その結果、重複エリア16を可変させてもすべての重複エリア16において同等の光の感度で重複エリア16内に侵入した物体を検知することができる。
【0027】
また、透過性湾曲部材13は、重複エリア16を物理的に可変させるので、電気的に可変させるのと比較して新たに重複エリア16を可変させるための制御部を開発して設ける必要がなく、製造コストを低減させることができる。
【0028】
また、この自動ドア用センサ1によれば、透過性湾曲部材13が設けられているので、配設することが困難な部材を新たに設ける必要がない。その結果、自動ドア用センサ1の部品点数を低減させることや、自動ドア用センサ1の構造を簡易化させることができる。
【0029】
なお、本実施の形態1では、透過性湾曲部材13を自動ドア用センサ1の筐体であるカバーとして用いているが、これに限定されるものではなく、投受光路14、15上に設けられていれば、例えば、筐体内部に別途設けられてもよい。
【0030】
また、投受光路14、15上に透過性湾曲部材13が設けられているが、これに限定されるものではなく、例えば、投光路14上に透過性湾曲部材13が設けられ、投光路14だけを屈折させて重複エリア16のエリア範囲を調整してもよい。
【0031】
また、投光部11は透過性湾曲部材13の平面部131側、受光部12は曲面部132側に並設されているが、これに限定されるものではなく、例えば、透過性湾曲部材13の平面部131側に受光部12、曲面部132側に投光部11が並設されてもよい。
【0032】
また、投光部11と受光部12とが、自動ドア用センサ1を設置した時に垂直方向に並べられるように配設されているが、これに限定されるものではなく、投受光部11、12の投受光面111、121の間隔を保持したまま投光部11と受光部12とが透過性湾曲部材13の平面部131から曲面部132方向に回動されるものであれば、例えば、水平方向に並設されてもよい。
【0033】
また、投光部11と受光部12とが、透過性湾曲部材13の平面部131から曲面部132方向に回動されるが、これに限定されるものではなく、透過性湾曲部材13の平面部131から曲面部132方向に移動されてもよい。
【0034】
次に、この実施の形態1にかかる自動ドア用センサ1と同様の作用効果を有する他の形態にかかる自動ドア用センサを説明する。
<実施の形態2>
実施の形態2にかかる自動ドア用センサは、上記した実施の形態1にかかる自動ドア用センサと、光路可変手段の点で異なるだけで他の構成は同じ構成からなる。そのため、この実施の形態2では、実施の形態1にかかる自動ドア用センサと異なる光路可変手段について説明し、同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0035】
自動ドア用センサ1は、図2に示すように、投光部11と受光部12とが配設され、これら投受光部11、12の投受光面111、121に面する筐体面にカバーが用いられてなる。なお、検知条件として、投光部11の投光面111から照射する光の密度は常に一定に保たれている。
【0036】
また、この自動ドア用センサ1には、投光路14と受光路15との少なくとも一方の光路を可変させて、重複エリア16を物理的に可変させる光路可変手段が設けられている。
【0037】
この光路可変手段は、図2に示すように、一方側231から他方側232にかけて漸次角度が増すプリズム23単体が、投受光路14、15上に設けられてなる。また、投光部11と受光部12とは、投光部11、受光部12の順に一方側231から他方側232に向かう方向に並設され、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、投受光部11、12の投受光面111、121の間隔を保持したまま投受光部11、12の投受光面111、121がプリズム23の一方側231から他方側232方向に回動される。なお、このプリズム23は本自動ドア用センサ1の筐体である、光を透過するカバーとしても用いられている。
【0038】
次に、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時と、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時との自動ドア用センサ1の動作を図2を用いて説明する。
【0039】
まず、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時、投光部11と受光部12とを、投光部11、受光部12の順にプリズム23の一方側231から他方側232に向かう方向に投受光面111、121を向けて配する。
【0040】
この状態で、投光部11からプリズム23を透過し投光路14に沿って光を照射する。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光はプリズム23を透過して受光面121に入射し、受光部12で受光する(図2(a)参照)。
【0041】
次に、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、投受光部11、12はともにプリズム23の一方側231から他方側232方向に回動され、受光部12の受光面121はプリズム23の角度のある部分23aに向けて配され、投光部11の投光面111はプリズム23の角度のない部分23bに向けて配される(図2(b)参照)。
【0042】
この状態で、投光部11からプリズム23を透過し投光路14に沿って光を照射する。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光はプリズム23を透過して受光面121に入射し、受光部12で受光する。この時、入射した光はプリズム23によって屈折され、その受光路15が図2(b)に示すように屈折された状態になっている。
<実施の形態3>
実施の形態3にかかる自動ドア用センサは、上記した実施の形態1にかかる自動ドア用センサと、光路可変手段の点で異なるだけで他の構成は同じ構成からなる。そのため、この実施の形態3では、実施の形態1にかかる自動ドア用センサと異なる光路可変手段について説明し、同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0043】
自動ドア用センサ1は、図3に示すように、投光部11と受光部12とが配設されてなる。なお、検知条件として、投光部11の投光面111から照射する光の密度は常に一定に保たれている。
【0044】
また、この自動ドア用センサ1には、投光路14と受光路15との少なくとも一方の光路を可変させて、重複エリア16を物理的に可変させる光路可変手段が設けられている。
【0045】
この光路可変手段は、図1に示すように、平面部331と曲面部332とが連続して形成されるミラー33単体が投受光路14、15上に設けられてなる。また、投光部11はミラー33の平面部331側、受光部12は曲面部332側に並設され、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、投受光部11、12の投受光面111、121の間隔を保持したまま投受光部11、12の投受光面111、121がミラー33の平面部331から曲面部332方向に回動される。
【0046】
次に、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時と、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時との自動ドア用センサ1の動作を図3を用いて説明する。
【0047】
まず、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時、投光部11と受光部12とを、投光部11、受光部12の順にミラー33の平面部331側から曲面部332側に向かう方向に投受光面111、121を向けて配する。
【0048】
この状態で、投光部11からミラー33で反射させて照射する投光路14に沿って光を照射する。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光はミラー33で反射させて受光面121に入射し、受光部12で受光する(図3(a)参照)。
【0049】
次に、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、投受光部11、12はともにミラー33の平面部331側から曲面部332側方向に回動され、受光部12の受光面121はミラー33の曲面部332側に向けて配され、投光部11の投光面111はミラー33の平面部331側に向けて配される(図3(b)参照)。
【0050】
この状態で、投光部11からミラー33で反射させて照射する投光路14に沿って光を照射する。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光はミラー33で反射させて受光面121に入射し、受光部12で受光する。この時、入射した光はミラー33によって可変され、その受光路15が図3(b)に示すように可変された状態になっている。
<実施の形態4>
実施の形態4にかかる自動ドア用センサは、上記した実施の形態1にかかる自動ドア用センサと、光路可変手段の点で異なるだけで他の構成は同じ構成からなる。そのため、この実施の形態4では、実施の形態1にかかる自動ドア用センサと異なる光路可変手段について説明し、同一の構成については同一の符号を付し、その説明は省略する。
【0051】
自動ドア用センサ1は、図4に示すように、投光部11と受光部12とが配設されてなる。なお、検知条件として、投光部11の投光面111から照射する光の密度は常に一定に保たれている。
【0052】
また、この自動ドア用センサ1には、投光路14と受光路15との少なくとも一方の光路を可変させて、重複エリア16を物理的に可変させる光路可変手段が設けられている。
【0053】
この光路可変手段は、図4に示すように、投光部11と受光部12とを回動させるための回動軸43が、投光部11と受光部12との間に設けられてなり、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、回転軸43を軸にして投受光部11、12が同一方向(図4(a)では反時計回り方向)に回動されるとともに、投光面111と受光面121とが対面する方向に、投受光部11、12の両方が回動される。
【0054】
次に、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時と、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時との自動ドア用センサ1の動作を図4を用いて説明する。
【0055】
まず、本自動ドア用センサ1の近傍に位置するエリアを検知する時、投光部11と受光部12とを、投受光面111、121を同一方向に向けて配する。
【0056】
この状態で、投光部11から投光路14に沿って光を照射する。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光は受光面121に入射し、受光部12で受光する(図4(a)参照)。
【0057】
次に、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、回転軸43を軸にして投受光部11、12が同一方向に回動されるとともに(図4(a)の回転軸43参照)、投受光面111、121が対面する方向に、投受光部11、12の両方が回動される(図4(b)参照)。
【0058】
この状態で、投光部11から投光路14に沿って光を照射する。この時、照射した光は、その投光路14が図4(b)に示すように受光路15に向かう方向に形成された状態になる。この照射した光のうち、受光路15上に照射した光のみ、すなわち投光路14と受光路15が重なる重複エリア16を照射した光のみ反射させる。この反射光は受光面に入射し、受光部12で受光する(図4(b)参照)。
【0059】
なお、本実施の形態4では、本自動ドア用センサ1から遠方に位置するエリアを検知する時、回動軸43により投光面111と受光面121とが対面する方向に投受光部12の両方が回動されているが、これに限定されるものではなく、投光部11または受光部12のいずれか一方だけを回動させてもよい。
【0060】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明にかかるセンサによれば、通行者等の物体を検知する検知エリアを可変させる機能を有し、検知エリアを可変させてもすべての検知エリアにおいて同等の投受光の感度で検知エリア内に侵入した物体を検知することができる。
【0061】
すなわち、本発明にかかるセンサによれば、光路可変手段が設けられているので、遠方に位置するエリアを検知する時、重複エリアの範囲を広くし、近傍に位置するエリアを検知する時、重複エリアの範囲を狭くして投受光の感度調整を行なうことができる。すなわち、本センサの近傍に位置するエリアを検知する時、その光の密度が高いので、重複エリアのエリア範囲を狭くし、本センサから遠方に位置するエリアを検知する時、その光の密度が低いので、重複エリアのエリア範囲を広くして、光の感度調整を行なうことが可能となる。その結果、重複エリアを可変させてもすべての重複エリアにおいて同等の投受光の感度で重複エリア内に侵入した物体を検知することができる。
【0062】
また、光路可変手段は、重複エリアを物理的に可変させるので、電気的に可変させるのと比較して新たに重複エリアを可変させるための制御部を開発して設ける必要がなく、製造コストを低減させることができる。
【0063】
また、配設することが困難な部材を新たに設ける必要がない。その結果、センサの部品点数を低減させることや、センサの構造を簡易化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本実施の形態1にかかる、近傍に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図であり、(b)は、遠方に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図である。
【図2】(a)は、本実施の形態2にかかる、近傍に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図であり、(b)は、遠方に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図である。
【図3】(a)は、本実施の形態3にかかる、近傍に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図であり、(b)は、遠方に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図である。
【図4】(a)は、本実施の形態4にかかる、近傍に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図であり、(b)は、遠方に位置するエリアを検知する時のセンサの要部概略図である。
【符号の説明】
1 センサ
11 投光部
111 投光面
12 受光部
121 受光面
13 透過性湾曲部材
131、331 平面部
132、332 曲面部
14 投光路
15 受光路
16 重複エリア
231 一方側
232 他方側
23 プリズム
33 ミラー
43 回動軸

Claims (5)

  1. 投光面から光を照射する投光部と、この投光部から照射した光を反射させて受光面に入射する受光部とが配設され、投光部から照射する光の投光路と、受光部に入射する光の受光路とが重なる重複エリアにおいて物体を検知するセンサであって、
    前記投光路と前記受光路との少なくとも一方の光路を可変させて、前記重複エリアを物理的に可変させる光路可変手段が設けられ、
    前記光路可変手段は、平面部と曲面部とが連続して形成される透過性湾曲部材単体が、前記投受光路上に設けられてなり、
    前記投光部と前記受光部とは、連続して形成された平面部から曲面部に向かう方向に並設され、
    遠方に位置するエリアを検知する時、前記投受光部の投受光面の間隔を保持したまま前記投光部と前記受光部とが前記平面部から前記曲面部方向に移動もしくは回動され、
    この光路可変手段により、遠方に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が広くなり、近傍に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が狭くなって光の感度調整が行われることを特徴とするセンサ。
  2. 投光面から光を照射する投光部と、この投光部から照射した光を反射させて受光面に入射する受光部とが配設され、投光部から照射する光の投光路と、受光部に入射する光の受光路とが重なる重複エリアにおいて物体を検知するセンサであって、
    前記投光路と前記受光路との少なくとも一方の光路を可変させて、前記重複エリアを物理的に可変させる光路可変手段が設けられ、
    前記光路可変手段は、一方側から他方側にかけて漸次角度が増すプリズム単体が、前記投受光路上に設けられてなり、
    前記投光部と前記受光部とは、前記一方側から前記他方側に向かう方向に並設され、
    遠方に位置するエリアを検知する時、前記投受光部の投受光面の間隔を保持したまま前記投光部と前記受光部とが前記一方側から前記他方側方向に移動もしくは回動され、
    この光路可変手段により、遠方に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が広くなり、近傍に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が狭くなって光の感度調整が行われることを特徴とするセンサ。
  3. 投光面から光を照射する投光部と、この投光部から照射した光を反射させて受光面に入射する受光部とが配設され、投光部から照射する光の投光路と、受光部に入射する光の受光路とが重なる重複エリアにおいて物体を検知するセンサであって、
    前記投光路と前記受光路との少なくとも一方の光路を可変させて、前記重複エリアを物理的に可変させる光路可変手段が設けられ、
    前記光路可変手段は、平面部と曲面部とが連続して形成されるミラー単体が、前記投受光路上に設けられてなり、
    前記投光部と前記受光部とは、連続して形成された平面部から曲面部に向かう方向に並設され、
    遠方に位置するエリアを検知する時、前記投受光部の投受光面の間隔を保持したまま前記投光部と前記受光部とが前記平面部から前記曲面部方向に移動もしくは回動され、
    この光路可変手段により、遠方に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が広くなり、近傍に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が狭くなって光の感度調整が行われることを特徴とするセンサ。
  4. 投光面から光を照射する投光部と、この投光部から照射した光を反射させて受光面に入射する受光部とが配設され、投光部から照射する光の投光路と、受光部に入射する光の受光路とが重なる重複エリアにおいて物体を検知するセンサであって、
    前記投光路と前記受光路との少なくとも一方の光路を可変させて、前記重複エリアを物 理的に可変させる光路可変手段が設けられ、
    前記光路可変手段は、前記投光部と前記受光部とを回動させるための回動軸が、前記投光部と前記受光部との間に設けられてなり、
    遠方に位置するエリアを検知する時、前記投光面と前記受光面とが対面する方向に、前記投受光部の一方もしくは両方が回動され、
    この光路可変手段により、遠方に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が広くなり、近傍に位置するエリアを検知する時、前記重複エリアの範囲が狭くなって光の感度調整が行われることを特徴とするセンサ。
  5. 前記透光部から照射する光の密度は一定に保たれていることを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1つに記載のセンサ。
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