JP3004867U - 自動ドア用物体検知装置 - Google Patents

自動ドア用物体検知装置

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JP3004867U
JP3004867U JP1994006199U JP619994U JP3004867U JP 3004867 U JP3004867 U JP 3004867U JP 1994006199 U JP1994006199 U JP 1994006199U JP 619994 U JP619994 U JP 619994U JP 3004867 U JP3004867 U JP 3004867U
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light
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高野  博
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Optex Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 投光器と受光器を備え検知エリア内に物体が
侵入したときの光反射量の変化により移動物体を検知す
る方式の自動ドア用物体検知装置において、光学系の回
動調整機構を設けることなく、検知エリアまたはその周
辺の状況の変化に対応しうる構造簡単で誤報や失報の少
い装置を提供する。 【構成】 並設された投光用凸レンズ11と受光用凸レ
ンズ21の前方に近接して、着脱自在の光学部材16,
16を設ける。この光学部材16の背面には、左方(ま
たは右方)の光を阻止するマスキング面30と、右方
(または左方)と中央前方の光を所定角屈折させるプリ
ズム面が形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、投光器と受光器を備え検知エリア内に物体(人体を含む)が侵入し たときの光反射量の増加又は減少を検知することにより移動物体を検知する方式 の自動ドア用物体検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動ドアには、両開き型と片引き型とがある。 両開き型ドアの開閉制御のために投受光式物体検知装置を設置した使用例を図 1に示す。両開きドアの中央上方に投光器1が配設されてドア入口部の床面に向 けて投光され、その反射光が受光器2に受光される。この受光量の変化が弁別回 路により検出され変化率が所定のスレシホールドレベル(いき値)をこえたとき 、スイッチ回路がオン信号を出力して物体の侵入を報知する。
【0003】 この投受光式物体検知装置を片引き型ドアに使用する場合の使用例を図2に示 す。投光器1から床面までの距離が同じならば当然検知エリアがドアの外側まで 及ぶことになる。ドアのそばに植込み4、その他揺れ動くものが存在する場合は 、揺れ動きにより受光器2の受光量が変化して誤報の原因になるため、投光器1 の配設位置をドア中央上方よりも偏位させるとともに、前方の片側に遮光シール 3を貼り付けて検知エリアを調整していた。しかし、この調整方法によれば、植 込み4に近接したドアの端部に検知不能の死角を生じ、物体の侵入を失報するお それがある。
【0004】 また従来、検知エリアの変化に対応して、凹面鏡等の光学系と投光素子または 受光素子の向きを回動調整する構造が実用されているが、構造が複雑化し製造コ ストが高くなる欠点がある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 本考案は、両開き型ドア、片引き型ドアのいずれにも対応することができ、片 引き型ドアのときも投光器をドア中央上方に配設するので死角の生ずることがな く、構造が簡単で、誤報や失報のおそれが少い自動ドア用物体検知装置の提供を 解決課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の自動ドア用物体検知装置は、所定のエリアに向けて光を投光する投光 手段と、その反射光を受光する受光手段を備えた物体検知装置において、上記投 光手段および受光手段の前方に着脱自在の光学部材を設け、その光学部材が透過 光の一部を屈折させるプリズム面と、残余の部分の透光を阻止するマスキング面 を有することを特徴としている。
【0007】 本考案の投光手段または受光手段を構成する凸レンズは、区分された物体検知 エリアに対応した多光軸凸レンズであり、その多光軸凸レンズの境界と、上記光 学部材のプリズム面とマスキング面の境界とが一致していることが好ましい。
【0008】 本考案の光学部材は、長方形の板状であって、プリズム面が左側にある用い方 と、左側にある用い方を選択できるものであることが好ましい。 本考案の投光手段、受光手段、光学部材等の装置はハウジング内に収納され、 光学部材の前方をハウジングの一部をなす窓で被う構造とすることが好ましい。
【0009】
【作用】
両開き型ドアに使用するときは、本考案の光学部材を外しておく。従って、図 1の従来例と同じように投光器1の光がドア床面に投光され、受光器2はその光 を受光する。
【0010】 片引き型ドアに使用するときには、ドア横に植え込みなどの、揺れ動くものが ある場合、本考案の光学部材を投光器1および受光器2の前方の所定位置に装着 する。この状態を図3に示す。光学部材5のプリズムを通る光は屈折されて、ド ア側方の植込み4を照射せず、ドア6の床面のみを照射し、不要な光は光学部材 5の遮光手段によりカットされる。ドアの床面の照射光は受光器2の前方に装着 された光学部材5のプリズムにより屈折したのち、受光素子に集光される。
【0011】
【実施例】
図4に本考案実施例の横断面図を示し、図5にその実施例の要部の分解斜視図 を示し、図6に光学部材16の背面図(A)と平面図(B)を示す。
【0012】 投光器1は、多光軸凸レンズ11と、検知エリアに対応した多点型発光素子1 2(図8参照)を備えている。受光器2は、投光器1と並設されて、同様に多光 軸凸レンズ21と検知エリアに対応した多点型受光素子22を備えている。レン ズ11、21を上下両側から保持する上板13と下板14には凸レンズ11、2 1の左右両側から前方へ突出する各4本の腕15‥‥15が一体形成され、各腕 15‥‥15の先端に係止用の孔が形成されている。これらの腕15‥‥15は 先端が自由端であるため板の弾性により上下方向に変位することができる。この 腕先端の孔には必要に応じて光学部材16が装着される。
【0013】 光学部材16は、図5および図6に示すように、透明性のプラスチックにより 一体成形された全体として長方形の板状であって、その四隅に、各腕15‥‥1 5の係止孔に係合する小突起19‥‥19が形成され、内面の長辺方向の一部に 、短辺方向に不連続面を有する複合プリズム20が形成され、残余の部分に、光 を遮光または散乱させるマスキング21が施されている。このマスキング21は 表面を粗面に加工するか、遮光層を設けるか、遮光シールを貼付することにより 実施することができる。矢印マーク17は、前方から入射した光がプリズムによ り屈折する向きを表示している。
【0014】 この光学部材16は長方形であって、その係止手段が、四隅に、上下左右対称 に設けられているため、図示のようにプリズム20が左側にある向きに装着する ほか、プリズム20が右側にある向きに装着することができる。
【0015】 この実施例の受光用凸レンズ12は、図7の平面図に示すように、三つの光軸 Z1 、Z2 、Z3 を有する多光軸凸レンズであって、光学部材16が装着されて いないときに、前方中央の検知エリアの光を受光素子に合焦させる中央凸レンズ 12Bと、前方左方の検知エリアの光を受光素子に合焦させる左凸レンズ12A と、前方右方の検知エリアの光を受光素子に合焦させる右凸レンズ12Cとが一 体形成されており、中央凸レンズ12Bの光軸Z2 に対し対称である。
【0016】 一方、光学部材16を装着するための小突起19‥‥19の位置は光軸Z2 に 対し左右対称であって、プリズム面とマスキング面の境界16aの位置は、中央 凸レンズ12Bの横幅長をbとしたとき対称面よりも(b/2)だけ偏位してい る。従って、多光軸凸レンズの境界12Dまたは12Eと、光学部材16のプリ ズム面20とマスキング面21の境界16aが一致する。光学部材16の向きを 左右逆さに装着したときも同じである。
【0017】 図4に戻って全体構成を説明する。建造物、建築物の天井、壁等に取り付けら れる基体31は、傾斜した背板32と左右両側板(図示せず)が一体成形され、 この基体31にレンズホルダ33が取りつけられる。レンズホルダ33は上板1 3と下板14により投光用および受光用レンズ21を上下から挾持している。
【0018】 この上板13と下板14は基体31の取付面に対し、所定角θ傾斜しており、 従ってレンズ21の光軸Zも傾斜している。レンズホルダ33の上板13にプリ ント配線基板34が固着され、このプリント配線基板34と直交するプリント配 線基板35の前面に多点型受光素子群22が配設されている。レンズホルダの上 板13および下板14の先端に光学部材16を装着することができる。これらの 諸装置はハウジング36に収納されており、レンズホルダ33の先端の前方に近 接して設けられた検知用窓37はハウジング36の一部を構成している。この窓 37は、当該検知装置の投光手段の光を透過するが可視光を透過しないものが好 ましく、例えば濃褐色または乳白色であって、投光部と受光部が連続した1枚の プラスチック板により構成される。
【0019】 次に本考案の変形実施例を説明する。光学部材16はプリズム面またはマスキ ング面のどちらか一方または双方を前面に設けてもよい。また、プリズム面を複 合プリズムでなく、図3または図8に示すように単一プリズムに構成してもよい 。また、本考案の光学部材は、投光を左方へ屈折させるときは受光も左方へ屈折 させ、投光を右方へ屈折させるときは受光も右方へ屈折させて用いられるので、 一対の光学部材を単一部材により一体構成することができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案によれば、検知エリアの大小、検知エリア周辺の状態等の設置現場の状 況に対応して、板状の光学部材を着脱自在に装着したり取り外したりできるので 、死角がなく誤動作の少ない自動ドアの制御を用うことができる。また、従来の 歯車またはノッチ機構等により集光手段と受光、発光素子を回転させて検知エリ アの調整を行うものに比べ、構成が簡単化され、製造コストが大幅に低減する。
【0021】 さらに、投光用凸レンズ11と受光用凸レンズ21を共通した上板13と下板 14で挟持し、上板および下板から前方の突出した腕15の先端に光学部材16 を着脱する構成としているので、構成部品点数が少なくなり、製造原価が低減す る。また、投光用凸レンズ11と受光用凸レンズ21を多光軸レンズにより構成 し、その前方に近接して設けられる光学部材16のプリズム面20とマスキング 面30の境界16aが多光軸レンズの境界と一致しているので、いくつかに区分 された検知エリアのうち、その所望のものを正確にマスキングすることができ、 物体検知の精度と信頼性が向上する。また、通常は、多光軸レンズは左右対称形 であるから、光学部材16を左右入れかえて用いても同様の精度と信頼性を得る ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、従来例の作用説明図である。
【図2】は、従来例の作用説明図である。
【図3】は、本考案の作用説明図である。
【図4】は、本考案実施例の縦断面図である。
【図5】は、上記実施例の光学部分の分解斜視図であ
る。
【図6】は、本考案の光学部材16の背面図(A)と平
面図(B)である。
【図7】は、上記実施例の光学部分の平面図である。
【図8】は、上記実施例の光学部分の作用説明図であ
る。
【符号の説明】
1・・・・投光器 2・・・・受光器 11・・・・投光用凸レンズ 12・・・・発光素子群 13・・・・レンズホルダの上板 14・・・・レンズホルダの下板 15・・・・腕 16・・・・光学部材 18・・・・窓 19・・・・小突起 20・・・・連続プリズム面 21・・・・受光用凸レンズ 22・・・・受光素子群 30・・・・マスキング面 31・・・・基体 36・・・・ハウジング 37・・・・検知窓

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定のエリアに向けて光を投光する投光
    手段と、その反射光を受光する受光手段を備えた物体検
    知装置において、上記投光手段および受光手段の前方に
    着脱自在の光学部材を設け、その光学部材が透過光の一
    部を屈折させるプリズム面と、残余の部分の透光を阻止
    するマスキング面を有することを特徴とする自動ドア用
    物体検知装置。
  2. 【請求項2】 上記投光手段と、受光手段が、並設され
    た2個の凸レンズと、その凸レンズの背後に配設された
    発光素子および受光素子より成り2個の凸レンズが共通
    のレンズホルダにより保持されている、請求項1に記載
    の自動ドア用物体検知装置。
  3. 【請求項3】 上記レンズホルダの凸レンズ左右両端部
    に前方へ突出する腕が一体形成され、その腕の先端と上
    記光学部材の隅部の間に着脱自在の係止手段が設けられ
    ている請求項2に記載の自動ドア用物体検知装置。
  4. 【請求項4】 上記凸レンズが、区分された物体検知エ
    リアに対応した多光軸凸レンズであり、その多光軸凸レ
    ンズの境界と、上記光学部材のプリズム面とマスキング
    面の境界とが一致している、請求項2または3のいずれ
    かに記載の自動ドア用物体検知装置。
  5. 【請求項5】 上記光学部材が全体として長方形の板状
    であって、そのプリズム面が左方にあるか右方にあるか
    を選択して装着できるよう構成された請求項1に記載の
    自動ドア用物体検知装置。
  6. 【請求項6】 建造物等に取りつけられる基板に対し、
    上記レンズホルダの上下両板が所定の傾斜角を有し、ハ
    ウジングの一部をなし上記光学部材の前方を被う窓が上
    記上下両板に対し垂直である、請求項2または3のいず
    れかに記載の自動ドア用物体検知装置。
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