JPH1186152A - 光ファイバを備えた妨害検知機能付き防犯センサ - Google Patents

光ファイバを備えた妨害検知機能付き防犯センサ

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JPH1186152A
JPH1186152A JP9245468A JP24546897A JPH1186152A JP H1186152 A JPH1186152 A JP H1186152A JP 9245468 A JP9245468 A JP 9245468A JP 24546897 A JP24546897 A JP 24546897A JP H1186152 A JPH1186152 A JP H1186152A
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light
cover
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obstruction
sensor
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Mataichi Kurata
又一 倉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防犯センサに対して設けられた妨害物を、精
度よく検出できる妨害物検知機能を備えた防犯センサを
得る。 【解決手段】 PIR素子9を有するセンサ本体4がカ
バー5で覆われている防犯センサ1内の、前記PIR素
子9の検知エリアAの外側に、第1,第2のAIRセン
サ8a,8bを設ける。第1のAIRセンサ8aは、前
記検知エリアAに含まれるカバー5から下方に向けて検
知用光線e1を出射し、その反射光r1の光量から妨害
行為者および妨害物19を検知し、第2のAIRセンサ
8bは、近くの天井面2などに向けて検知用光線e2を
出射し、その反射光r2の光量の減少分から妨害物19
を検知する。光ファイバ13a,13b,14a,14
bで前記検知用光線e1,e2、反射光r1,r2を導
き、カバー5内の迷光による影響を避ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受動型赤外線素子
(以下、「PIR素子」という)を用いた防犯センサに
関する。
【0002】
【従来の技術】前記防犯センサを用いた侵入者検知シス
テムは、PIR素子が、検知エリア内の人体からの赤外
線を受けて人体と周囲温度の差から侵入者を検知するよ
うに構成されている。
【0003】ところで、前記侵入者検知システムの動作
を阻害するために、防犯センサが設置されている室内へ
の人の出入りの多い非警戒動作中に、防犯センサの前面
に紙テープを貼り付けたり、白い塗料をスプレーして塗
布する妨害行為を行って防犯センサが人体を検知できな
いようにしておき、人が出入りしなくなった警戒動作時
に室内に侵入する場合がある。
【0004】前記のような妨害行為が行われたとき、こ
れを検知する妨害検知機能を備えた防犯センサが特許第
2521505号公報に、また、防犯センサの検知機能
を損なうマスキング物体(以下、「妨害物」という)の
有無を検出する放射エネルギー検出装置を備えた防犯セ
ンサが特開平2−287278号公報に開示されてい
る。
【0005】前者の視野妨害監視機能を備えた防犯セン
サは、防犯センサの前面を覆うカバーを取り付ける円板
状ケース(取付ベース)の縁部内に、接近物監視用の赤
外線投光素子と、その反射光を受光する受光素子を埋め
込み、前記赤外線投光素子からカバーの表面に沿う方向
に赤外線を出射するとともに、前記赤外線受光素子の受
光範囲を前記投光範囲と交差するカバーの表面に沿う範
囲に設定し、妨害行為者の手の指や器具等によって反射
された赤外線を前記受光素子で検出することで、妨害行
為を検知するように構成されている。
【0006】また、後者の放射エネルギー検出装置は、
防犯センサ内に、カバーの内面の人体検知用の赤外線が
通過する部分に向けて赤外線または可視光を出射する発
光素子と、カバーの内面からの反射光を受光する受光素
子を設け、カバーの内面からの反射光に、カバーの外面
に施された妨害物からの反射光が加わって受光素子への
入射光量が増加するのを検出することで、カバーの外面
に遮蔽物があることを検出するように構成されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前者の視野妨害監視機
能は、妨害行為者が防犯センサに接近したとき、妨害行
為者の手の指や器具からの赤外線の反射光を検出するの
で、離れた位置から白色塗料等をスプレーするような妨
害行為を検知するには、赤外線の投光量を増すなど、検
出感度を高める必要がある。また、カバーの表面に沿う
方向に赤外線を出射し、その妨害行為者の手の指や器具
からの反射光を検出しているので、カバーの表面に塗布
された白色塗料等の遮蔽物自体を検知することは困難で
ある。さらに、円板状ケースの縁部に監視用の発光素子
と受光素子とを備えた能動型赤外線センサ(AIRセン
サ)を配設するため、人体検知用のPIRセンサと、監
視用のAIRセンサとを、1つの基板上に取り付けるこ
とができないため、構成が複雑になる。
【0008】また、後者の放射エネルギー検出装置は、
カバーの内面で反射した迷光量が多く、受光素子への入
射光量が多いため、遮蔽物からの反射光による増加分の
検出が難しい。さらに、カバーの前面に、PIRセンサ
が検知する遠赤外線を遮蔽し、可視光から近赤外線まで
を透過する透明な塗料や、遠赤外線から可視光までを吸
収する黒色塗料がスプレー塗布された場合は、これらの
遮蔽物からの反射光が少ないので、遮蔽物を検知するの
が困難になる。
【0009】本発明は、前記のような問題点の解消を目
的としてなされたもので、妨害検知機能の作動中に妨害
行為がなされたときは即時に検知でき、また、防犯セン
サのカバーに、前記白色・透明・黒色塗料の塗布、紙テ
ープなどのマスキングがなされたときは、その妨害物の
存在を検知できる、妨害検知機能付き防犯センサを得る
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、受動型赤外線検知素子を備えた本体を覆
うカバー内で前記検知素子に入射する赤外線の入射光路
の外側に、検知用光線を出射する投光器と前記カバーの
外方にある妨害物からの反射光を受光する受光器とが配
置され、前記投・受光器と前記カバーの内面に近接した
位置の出射口および入射口との間に、前記検知用光線を
投光器から出射口まで導き、反射光を入射口から受光器
まで導く光ファイバを備えたものである。この構成によ
れば、投光器から出射された検知用光線を光ファイバで
導いてカバーの内面に近接した出射口から外に向かって
投光し、その反射光をカバーの内面に近接した入射口か
ら光ファイバで受光して検出用の受光器に導くように構
成したので、カバー内の迷光が前記受光器に入射するの
を極力抑制でき、カバー外側の妨害物からの反射光を十
分受光できる。したがって、妨害行為者の手の指や器具
の近接は勿論のこと、妨害物の存在も確実に検知でき
る。しかも、光ファイバは小径なので、カバーの内側に
配置されているにもかかわらず、PIR素子の受光量を
減少させるおそれが少ない。
【0011】さらに、本発明の好ましい実施形態では、
前記検知用光線の出射エリアは、前記検知素子の検知エ
リアの少なくとも一部と重合するように構成されてい
る。この構成によれば、前記受動型赤外線検知素子の検
知エリアに含まれるカバーの内面に検知用光線の出射口
を設けたので、前記検知エリアを含むカバーの外面に妨
害物があるとき、これを確実に検出することができる。
【0012】さらに、本発明の好ましい実施形態では、
前記検知用光線の出射エリアは、防犯センサが取り付け
られた取付面に向けて設定されている。この構成によれ
ば、取付面からの一定した反射光が受光器に入射するの
で、例えば、カバーの外面にPIRセンサを作動させる
遠赤外線を遮蔽し、AIRセンサに用いられる近赤外線
の一部を吸収する妨害物があるとき、前記受光器に入射
する光量が、吸収された分だけ減少するので、妨害物の
存在を検出することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の一実施形態に係
る防犯センサの断面図である。同図において、防犯セン
サ1は、天井面2に取り付けられた取付ベース3と、こ
の取付ベース3に取り付けられたセンサ本体4と、内部
構造が見えないように、白色の高密度ポリエチレンで形
成されたカバー5とを備えている。センサ本体4は、回
路基板6と、この回路基板6に図示しないブラケットで
支持されたPIRセンサ7と、前記回路基板6に装着さ
れた妨害物検知用の第1,第2の能動型赤外線センサ
(以下、「AIRセンサ」という)8a,8bとを備え
ている。前記PIRセンサ7は、遠赤外線を受けて作動
するPIR素子9と、このPIR素子9が装着され、接
続コード20で回路基板6と電気的に接続されたセンサ
基板21と、複数の検知エリアAを形成する多面反射鏡
10と、基板6に実装されている図示していない検出回
路とで構成されている。
【0014】また、前記第1,第2のAIRセンサ8
a,8bは、それぞれ近赤外線e1,e2を出射する投
光器11a,11bと、それぞれ出射した近赤外線の反
射光r1,r2を受光する受光器12a,12bと、そ
れぞれ出射光e1,e2をカバー5の内面に導き、カバ
ー5を通して外方に出射させる光ファイバ13a,13
bと、それぞれカバー5を通って戻ってきた反射光r
1,r2を受光器12a,12bに導く光ファイバ14
a,14bで構成されている。
【0015】光ファイバ13aと14aの先端は、ホル
ダ15aに取り付けられ、カバー5の内面に形成された
取付部16aに下向きに装着され、人体検知エリアAに
含まれる領域内で出射口30aから下方に向かって出射
光e1が出射され、その反射光r1が入射口31aから
光ファイバ14aで受光器12aに導くように構成され
ている。また、光ファイバ13bと14bの先端は、ホ
ルダ15bに取り付けられ、このホルダ15bを介して
カバー5の内面に形成された取付部16bに斜め上向き
に装着され、人体検知エリアAに含まれる領域内で出射
口30bから取付ベース3の近傍の天井面2に向かって
出射光e2が出射され、その反射光r2が入射口31b
から光ファイバ14bで受光器12bに導くように構成
されている。
【0016】こうして、前記出射口30a,30bおよ
び入射口31a,31bはカバー5の内面に近接した位
置に配置される。このように、出射口30a,30bが
カバー5の内面に近接しているから、カバー5の内面で
反射する迷光の発生量が少なくなる。また、入射口31
a,31bがカバー5の内面に近接しているから、カバ
ー5内の迷光を拾う量が少なくなる。前記第1のAIR
センサ8aは人体検知エリアAと重合する妨害物検知エ
リア18aを有し、第2のAIRセンサ8bは人体検知
エリアAの外側に妨害物検知エリア18bを有する。カ
バー5の外面には塗料や紙テープのような妨害物19が
付着しており、この妨害物19により、人体からの遠赤
外線は反射または吸収され、AIRセンサ8a,8bか
らの近赤外線は反射されるか、または一部吸収されて他
部が透過する。
【0017】さらに、前記第1のAIRセンサ8aの検
出感度は、床面からの反射光は検出せず、数十cmの範
囲内の人体や金属製の器具などからの反射光r1を検出
するように投光器11aの出射光量、および受光器12
aの検出感度が設定されている。また、第2のAIRセ
ンサ8bの検出感度は、天井面2からの反射光r2の光
量を基準値とし、反射光r2の光量が前記基準値よりも
所定量減少したとき妨害物検知信号を出力するように検
出感度が設定されている。
【0018】図2は、防犯センサのブロック回路図であ
る。図2において、PIR素子9は、人体検知エリアA
内に人体が入ったとき、人体から放射される遠赤外線を
受けて、人体と周囲温度の差から人体を検知する。アン
プ21は検出信号を増幅し、コンパレータ22は入力信
号のレベルがしきい値を超えたとき人体検知信号を出力
する。マイクロコンピュータ23は、人体検知信号が入
力されたとき侵入者があったことを示す警報指令信号h
を出力回路24に送出し、出力回路24は予め定めた様
式、例えばリレーの接点により一定時間開放されて、警
報信号を出力する。
【0019】第1,第2のAIRセンサ8a,8bは、
そのパルス発生器25から出力されたパルス信号が投光
器11a,11bに入力され、パルス状の出射光e1は
図1の光ファイバ13aを介してカバー5の出射口30
aを通して下向きに出射され、出射光e2はカバー5の
出射口30bを通して天井面2に向かって出射される。
【0020】第1のAIRセンサ8aは、妨害行為者の
手の指や器具がカバー5に接近すると、手の指や器具か
らの反射光r1が光ファイバ14aを介して受光器12
aに入射され、受光器12aから出力信号が図2のゲー
ト26aを介してアンプ27aに入力される。ゲート2
6aはパルス発生器25からのパルス信号を受けて、出
射光と同一パルス周期の電気信号のみを選択的に通過さ
せることで、ノイズ成分を除去する。アンプ27aから
の増幅信号は、そのレベルがコンパレータ28aでしき
い値と比較される。前記しきい値は、予め手の指や器具
がカバー5から所定の距離以内に近づいたときの入力信
号のレベルがしきい値を超える値に設定されており、し
きい値を超えたときコンパレータ28aは妨害行為検知
信号をマイクロコンピュータ23に出力し、マイクロコ
ンピュータ23は出力回路24にトラブル信号aを出力
し、出力回路24は、例えば別のリレーにより開放され
て、前記人体検知警報とは異なる様式の妨害行為検知警
報信号を送出する。
【0021】また、防犯センサ1から離れた位置から妨
害行為がなされた場合、例えば、妨害行為者が防犯セン
サ1に近づくことなく、スプレーでカバー5の前面に白
色塗料を塗布した場合、第1のAIRセンサ8aは妨害
行為者の手やスプレーを検知できないが、塗布された白
色の妨害物19によって反射光r1の光量が増大する。
コンパレータ28aは第1の妨害物検知信号s1をマイ
クロコンピュータ23に出力し、マイクロコンピュータ
23は出力回路24にトラブル信号aを出力し、出力回
路24は前記妨害行為検知の警報信号と同じ様式、また
は異なる様式の妨害物検知警報信号を送出する。また、
カバー5から若干離れた位置に板材のような妨害物が置
かれた場合でも、この妨害物を第1のAIRセンサ8a
が検知できることはいうまでもない。
【0022】しかし、第1のAIRセンサ8aは、妨害
物19が、カバー5の前面に、遠赤外線を遮蔽してPI
Rセンサ7の動作を妨害する一方で、近赤外線の一部を
吸収して他部を透過させる透明塗料がスプレーされたも
のであるときは、妨害物19を検知できない。これは、
妨害物19があっても、受光器12aに入射する反射光
r1のレベルが殆ど変化しないからである。
【0023】第2のAIRセンサ8bは、このような妨
害物を検知するために設けたものである。すなわち、第
2のAIRセンサ8bの投光器11bからの出射光e2
は天井面2(図1)で反射され、その反射光r2が光フ
ァイバ14bを介して受光器12bに入射し、反射光量
に応じたレベルの信号をゲート26bを介してアンプ2
7bに出力し、その増幅信号がコンパレータ28bでし
きい値と比較される。カバー5の外面に、前記透明塗料
のような妨害物19があると、出射光e2と入射光r2
が1回ずつ妨害物19を通過するので、妨害物19によ
る光の吸収量が増し、受光器12bへの入射光量が減少
する。コンパレータ28bには前記入射光量の減少を考
慮したしきい値が設定されており、アンプ27bから入
力された入射光量のレベルがしきい値より低い場合、コ
ンパレータ28bは第2の妨害物検知信号s2をマイク
ロコンピュータ23に出力し、マイクロコンピュータ2
3は、出力回路24にトラブル信号aを出力し、出力回
路24は予め定めた様式の妨害物検知警報を出力する。
前記第1と第2の妨害物検知信号s1,s2はマイクロ
コンピュータ23内でオア論理がとられており、いずれ
か一方の信号s1,s2が存在するときに前記妨害物検
知警報信号が発せられる。
【0024】なお、妨害物19が、白色塗料のような近
赤外線を反射するものである場合は、受光器12bに入
射する反射光量が著しく増加する。このような妨害物1
9を検出するには、コンパレータ28bに前記天井面2
からの反射光量よりも高い第2のしきい値を設け、この
第2のしきい値を超えたとき妨害物検知信号をマイクロ
コンピュータ23に送出して警報を送出させる。
【0025】図3は、PIRセンサと、第1(下向
き),第2(上向き)のAIRセンサ8a,8bの検出
機能を示す図である。この図から判るように、本実施形
態に係る防犯センサ1の第1のAIRセンサ8aは、妨
害行為および白色塗料のような近赤外線を反射する妨害
物の検出に有効である。また、第2のAIRセンサ8b
は、前記近赤外線を反射する妨害物の検出、透明塗料の
ように遠赤外線を遮蔽し近赤外線を一部吸収しながら透
過させる妨害物の検出、さらには、黒色塗料のように遠
赤外線から可視光線まで遮蔽し、かつ反射しない妨害物
の検出もできる。
【0026】前記AIRセンサ8a,8bはいずれか一
方のみを用いてもよい。その実施形態を図4に示す。同
図において、第2のAIRセンサは割愛されており、第
1のAIRセンサ8aは、その出射口30aおよび入射
口31aが、カバー5の内面における人体検知エリアA
の外側に配置されているが、妨害物検知エリア18aは
人体検知エリアAと重合する方向に向けて設定されてい
る。
【0027】本実施形態によれば、第1,第2のAIR
センサ8a,8bの出射光を光ファイバ13a,13
b,14a,14bによって所定の位置から所定の方向
に出射し、その反射光を光ファイバで受光器12a,1
2bに導入するように構成したので、第1,第2のAI
Rセンサ8a,8bの配設位置の自由度が増すととも
に、1つの回路基板6上に実装することができる。ま
た、カバー5内の迷光を拾うことがないので、検出精度
の高い防犯センサ1が得られる。さらに、光ファイバ1
3a,13b,14a,14bは小径なので、カバー5
内に設けられていてPIR素子9の受光路の一部を遮っ
ている場合でも、PIR素子9の受光量を大きく減少さ
せて人体検知精度を低下させるおそれはない。
【0028】なお、前記各実施形態では、防犯センサを
取付面の一つである天井面に取り付けたが、壁面に取り
付けてもよい。また、第2のAIRセンサの出射光を、
天井面に向けて出射したが、取付ベース3が大径であっ
てカバー5からはみ出した縁部が広い場合、その縁部の
下面(取付面の一つ)に向けて出射してもよい。また、
防犯センサを部屋のコーナ部の天井面に取り付けた場合
は近くの壁面に向けて出射し、壁面に取り付けた場合は
近くの天井面に向けて出射するようにすれば、反射光量
を大きくすることができ、検出感度を高めることができ
る。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
第1,第2のAIRセンサの投光器からの近赤外線の出
射光をそれぞれ光ファイバで導き、カバーを通して出射
し、これらの反射光を光ファイバで導いて受光器に入射
するように構成したので、カバー内の迷光による妨害検
出精度の低下がなく、かつ、妨害行為、および白色,透
明もしくは黒色などの各種の妨害物を検出でき、しか
も、PIRセンサによる人体検知精度を低下させない防
犯センサが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る防犯センサの縦断
面図である。
【図2】第1実施形態に係る防犯センサのブロック回路
図である。
【図3】第1実施形態に係る防犯センサの妨害物別の検
出機能を示す図である。
【図4】第2実施形態に係る防犯センサの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…防犯センサ、2…天井面、3…取付ベース、4…セ
ンサ本体、5…カバー、6…回路基板、7…PIRセン
サ、8a,8b…第1,第2のAIRセンサ、9…PI
R素子、10…多面反射鏡、11a,11b…投光器、
12a,12b…受光器、13a,13b,14a,1
4b…光ファイバ、15a,15b…ホルダ、16a,
16b…取付部、18a,18b…妨害物検知エリア、
19…妨害物、20…接続コード、21…センサ基板、
30a,30b…出射口、31a,31b…入射口、A
…人体検知エリア。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受動型赤外線検知素子を備えた本体がカ
    バーで覆われた防犯センサであって、 前記カバー内で前記検知素子に入射する赤外線の入射光
    路の外側に、検知用光線を出射する投光器と前記カバー
    の外方にある妨害物からの反射光を受光する受光器とが
    配置され、 前記投・受光器と前記カバーの内面に近接した位置の出
    射口および入射口との間に、前記検知用光線を投光器か
    ら出射口まで導き、反射光を入射口から受光器まで導く
    光ファイバが設けられた防犯センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記検知用光線の出
    射エリアは前記検知素子の検知エリアの少なくとも一部
    と重合している防犯センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1において、前記検知用光線の出
    射エリアは前記本体が取り付けられた取付面に向けて設
    定されている防犯センサ。
JP9245468A 1997-09-10 1997-09-10 光ファイバを備えた妨害検知機能付き防犯センサ Pending JPH1186152A (ja)

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