JP2831951B2 - 錠剤フィーダ - Google Patents

錠剤フィーダ

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JP2831951B2
JP2831951B2 JP7197380A JP19738095A JP2831951B2 JP 2831951 B2 JP2831951 B2 JP 2831951B2 JP 7197380 A JP7197380 A JP 7197380A JP 19738095 A JP19738095 A JP 19738095A JP 2831951 B2 JP2831951 B2 JP 2831951B2
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    • G07F11/00—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles
    • G07F11/02—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines
    • G07F11/44—Coin-freed apparatus for dispensing, or the like, discrete articles from non-movable magazines in which magazines the articles are stored in bulk
    • G—PHYSICS
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    • G07F—COIN-FREED OR LIKE APPARATUS
    • G07F17/00—Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services
    • G07F17/0092—Coin-freed apparatus for hiring articles; Coin-freed facilities or services for assembling and dispensing of pharmaceutical articles

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は錠剤フィーダ、特に
錠剤整列盤のポケット部を上下に２分割する仕切部材に
特徴を有する錠剤フィーダに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、錠剤フィーダは、モータが収容さ
れるモータベース上に複数の錠剤を収容した錠剤収容部
を載置し、この錠剤収容部内に配設した錠剤整列盤を前
記モータによって回転することにより、前記錠剤を外部
に排出できる構成となっている（例えば、特開平２─２
０５５２３号公報参照）。図８、図９によりさらに説明
すると、錠剤収容部２０に収容した錠剤整列盤２１の外
周部には複数のポケット部２２が所定間隔で回転軸方向
に沿って凹状に形成され、各ポケット部２２には前記錠
剤収容部２０内の錠剤Ａが順次供給されるようになって
いる。また、前記ポケット部２２は錠剤整列盤２１の回
転に伴って所定位置で仕切部材２３によって上下に２分
割され、ポケット部２２内に保持された錠剤Ａのうち下
方側の１つのみを錠剤排出孔２４を介して外部に排出可
能となっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の錠剤フィーダでは、仕切部材２３が金属製の薄板で
構成されると共に、錠剤整列盤２１の外周部の一部に配
設された状態となっている。このため、ポケット部２２
内の錠剤Ａが、図８に示すように、正しく整列されてい
れば問題ないが、図９に示すように、途中で引っ掛かっ
た場合、仕切部材２３によってうまく上下に分割されな
いことがある。すなわち、引っ掛かった錠剤Ａに対して
仕切部材２３が乗り越えて行こうとするため、錠剤Ａが
仕切部材２３と錠剤整列盤２１との間に挟まって傷つい
たり、欠けたり、場合によっては仕切部材２３が変形し
たりすることがあり、錠剤排出孔２４を介して適切に錠
剤Ａを排出することができないという問題が発生するこ
とがあった。
【０００４】そこで、本発明は前記問題点に鑑み、錠剤
整列盤の各ポケット部で割れ等の不具合を発生させるこ
となく適切に錠剤を分離することのできる仕切部材を備
えた錠剤フィーダを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、多数の錠剤を収容可能な錠剤収容部と、
該錠剤収容部内に配設され、回転駆動により、外周部に
形成した各ポケット部に順次前記錠剤を保持して排出位
置で排出する錠剤整列盤と、該錠剤整列盤の各ポケット
部に位置する仕切部が、該ポケット部を上下に２分割
し、排出する錠剤数を規制する仕切部材とを備えた錠剤
フィーダにおいて、前記仕切部材の仕切部を、櫛状に形
成された複数の弾性髭で構成したものである。前記仕切
部を構成する各弾性髭は、錠剤整列盤の回転方向下流側
に向かって傾斜させるのが好ましい。また、前記仕切部
を構成する各弾性髭は、断面略楕円形状に形成され、そ
の短軸が錠剤整列盤の回転方向に沿ったものとするのが
さらに好ましい。
【０００６】前記構成の錠剤フィーダでは、錠剤整列盤
の回転に伴い、錠剤収容部内に収容した錠剤は、順次前
記錠剤整列盤のポケット部内に保持され、その後、所定
位置で仕切部材の仕切部によって上下に２分割される。
仕切部は櫛状に形成された複数の弾性髭で構成されてお
り弾性髭が順次錠剤に接触することにより撓みながら徐
々に圧接力を大きくし、ポケット部内の錠剤をスムーズ
に上下に２分割する。この結果、２分割された下方側の
錠剤のみが錠剤収容部から排出される。
【０００７】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【０００８】図１は錠剤フィーダの正面断面図を示す。
この錠剤フィーダは、大略、モータベース１と、その上
方に設けた錠剤収容部２とから構成されている。モータ
ベース１にはモータ３が内蔵され、その側方には錠剤Ａ
を排出するための排出路４が形成されている。錠剤収容
部２の底面は下方に向かうに従って徐々に断面積が小さ
くなる略円錐状に形成され、その中心には上方に向かっ
て筒状のボス５が突設されている。ボス５の外周近傍に
は前記排出路４に連通する錠剤排出孔６が穿設されてい
る。この錠剤排出孔６は少なくとも下記する錠剤整列盤
８のポケット部１２に収容される錠剤Ａが落下できる大
きさである。また、前記収容部２には、図２に示すよう
に、錠剤排出孔６の上方側内縁が円周方向に切り欠かれ
ることによりスリット７が形成されている。
【０００９】前記錠剤収容部２の底面中央部には前記ボ
ス５を中心として錠剤整列盤８が回転自在に配設されて
いる。錠剤整列盤８は略円盤形状で、下面が前記錠剤収
容部２の底面形状に沿う略円錐状に形成され、上面も同
様に円錐状に膨出している。また、錠剤整列盤８の下面
中央には、前記ボス５に嵌合する軸部９が突設され、こ
の軸部９の下端に取り付けたギア１０が前記モータ３の
回転軸１１に設けた図示しないギアと噛合することによ
って、モータ３の回転力が錠剤整列盤８に伝達されるよ
うになっている。錠剤整列盤８の下面には円周方向に等
角度で複数のポケット部１２が形成され、錠剤Ａを１錠
ずつ整列させて縦方向に２個収容可能な大きさとなって
いる。隣合うポケット部１２の間には各ポケット部１２
内に収容される錠剤Ａの中間位置に対応するように円周
上に細幅の溝部１３が形成されている。
【００１０】また、前記錠剤収容部２の底外面には仕切
部材１４が固定されている。この仕切部材１４はポリア
セタール等の合成樹脂材料からなり、図２及び図３に示
すように、仕切部１５と固定部１６とから構成されてい
る。仕切部１５は先端（錠剤整列盤８の回転方向下流
側）に向かって傾斜して櫛状に突出する複数の弾性髭１
７で形成されており、前記錠剤収容部２の底面に形成し
たスリット７を介して錠剤収容部２内に突出し、前記錠
剤整列盤８のポケット部１２を上下方向に２分割するよ
うになっている。前記各弾性髭１７は断面略楕円形状に
形成され、その短軸方向に沿って配列されている。これ
により、仕切部材１４を錠剤収容部２に取り付けた状態
では、各弾性髭１７は短軸方向、すなわち錠剤整列盤８
の回転方向下流側にのみ弾性変形しやすくなる。
【００１１】前記構成からなる錠剤フィーダは、錠剤収
容部２に収容された錠剤Ａを１つ（本実施の形態では１
つであるが、２つ以上とすることも可能である。）ずつ
取り出すために使用される。すなわち、錠剤収容部２に
収容された錠剤Ａは、錠剤整列盤８の各ポケット部１２
に下方に向かって２つ並んだ状態で保持される。そこ
で、錠剤整列盤８を回転させれば、その回転に伴い、各
ポケット部１２の２つの錠剤Ａ，Ａの間に仕切部材１４
の仕切部１５が進入する。仕切部１５は斜めに突出する
複数の弾性髭１７からなり、各弾性髭１７は錠剤整列盤
８の回転方向下流側に向かって斜めに突出しているた
め、まず、錠剤整列盤８の回転方向最上流側に位置する
弾性髭１７の中間部が錠剤Ａに接触する。各弾性髭１７
は全て同一方向に突出しているため、錠剤整列盤８の回
転に伴って、図４に示すように、錠剤Ａに圧接して徐々
に撓むことによりスムーズに弾性変形する。こうして弾
性変形する弾性髭１７の数が増え、錠剤Ａに対する圧接
力が徐々に大きくなることにより，ポケット部１２内の
錠剤Ａは無理なく上下に分割される。したがって、錠剤
Ａに傷や割れが発生することはない。また、錠剤Ａがポ
ケット部１２の途中で引っ掛かり（図９参照）、仕切部
材１４の仕切部１５が錠剤Ａの中間部分を通過すること
になったとしても、弾性髭１７が弾性変形することによ
り、錠剤Ａに傷や割れが発生したり、仕切部材１４が破
損に至ることはない。
【００１２】なお、前記実施の形態では、錠剤整列盤８
の円錐下面にポケット部１２を形成した構成の錠剤フィ
ーダに、本発明に係る仕切部材１４を適用する場合につ
いて説明したが、図５、図７に示すような構成の錠剤フ
ィーダに適用してもよいことは勿論である。
【００１３】図５に示す錠剤フィーダでは、円筒状の錠
剤収容部２に円柱状の錠剤整列盤８が回転駆動可能に収
容され、その錠剤整列盤８の円筒面には複数のポケット
部１２が形成されている。また、仕切部材１４として
は、図６に示す構成のものが使用されている。この仕切
部材１４では、弾性髭１７の先端が錠剤整列盤８の外周
円筒面に沿うように円弧状となっている。錠剤Ａは、前
記ポケット部１２内で鉛直方向に沿って１列に整列され
るが、前記仕切部材１４を使用して前記実施の形態と同
様に錠剤Ａに傷や割れを発生させることなく２分割可能
であり、仕切部材１４自身も破損に至ることはない。
【００１４】図７に示す錠剤フィーダでは、円筒状の錠
剤収容部２に円柱状の錠剤整列盤８が回転駆動可能に収
容され、その上端が傾斜面８ａとなっており、最も低い
位置１箇所にだけポケット部１２が形成されている。錠
剤収容部２に収容された錠剤Ａは傾斜面８ａによってポ
ケット部１２に導かれた後、排出位置にくると仕切部材
１４によって上下に２分割される。この錠剤フィーダで
も、仕切部材１４によって前記各実施の形態と同様の効
果が得られる。
【００１５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る錠剤フィーダによれば、仕切部が複数の弾性髭で
構成されているので、錠剤に接触することにより一旦撓
んだ後、無理なく錠剤を上下に２分割することができ
る。したがって、従来のように錠剤が傷付いたり、欠け
たり、割れたりするといったことがなく、たとえポケッ
ト部の途中で錠剤が引っ掛かったとしても仕切部材自身
が破損に至ることはない。特に、弾性髭を錠剤整列盤の
回転方向下流側に向かって傾斜させたり、各弾性髭を略
楕円形状としてその短軸を錠剤整列盤の回転方向に沿わ
せる構成とした場合には、弾性髭が錠剤に当接して一定
方向にスムーズに弾性変形するので、錠剤をより適切に
分離することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明に係る錠剤フィーダの断面図である。
【図２】 図１の部分底面図である。
【図３】 図１の錠剤フィーダに使用される仕切部材の
平面図である。
【図４】 図１の錠剤整列盤のポケット部に位置する錠
剤を仕切部材で２分割する状態を示す斜視図である。
【図５】 他の構成の錠剤フィーダを示す正面図であ
る。
【図６】 図５の錠剤フィーダに使用される仕切部材の
斜視図である。
【図７】 さらに他の構成の錠剤フィーダを示す斜視図
である。
【図８】 従来例に係る錠剤フィーダに於ける錠剤整列
盤のポケット部で正規の位置に錠剤が収容された状態を
示す部分拡大図である。
【図９】 従来例に係る錠剤フィーダに於ける錠剤整列
盤のポケット部で錠剤が引っ掛かった状態を示す部分拡
大図である。
【符号の説明】
２ 錠剤収容部 ８ 錠剤整列盤 １２ ポケット部 １４ 仕切部材 １５ 仕切部 １７ 弾性髭 Ａ 錠剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平４−294723（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−75107（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B65B 35/06 B65B 1/00 - 1/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 多数の錠剤を収容可能な錠剤収容部と、
    該錠剤収容部内に配設され、回転駆動により、外周部に
    形成した各ポケット部に順次前記錠剤を保持して排出位
    置で排出する錠剤整列盤と、該錠剤整列盤の各ポケット
    部に位置する仕切部が、該ポケット部を上下に２分割
    し、排出する錠剤数を規制する仕切部材とを備えた錠剤
    フィーダにおいて、 前記仕切部材の仕切部を、櫛状に形成された複数の弾性
    髭で構成したことを特徴とする錠剤フィーダ。
  2. 【請求項２】 前記各弾性髭を、錠剤整列盤の回転方向
    下流側に向かって傾斜させたことを特徴とする請求項１
    に記載の錠剤フィーダ。
  3. 【請求項３】 前記各弾性髭を、断面略楕円形状に形成
    し、その短軸を錠剤整列盤の回転方向に沿わせたことを
    特徴とする請求項１又は２に記載の錠剤フィーダ。
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