JPH09167267A - 遊技機用コイン払出装置 - Google Patents

遊技機用コイン払出装置

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JPH09167267A
JPH09167267A JP7330024A JP33002495A JPH09167267A JP H09167267 A JPH09167267 A JP H09167267A JP 7330024 A JP7330024 A JP 7330024A JP 33002495 A JP33002495 A JP 33002495A JP H09167267 A JPH09167267 A JP H09167267A
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coins
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guide plate
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 コイン払出時におけるコインの噛み込み等の
トラブルを防止する。 【解決手段】 コインを多数収容可能なバケットの底部
に、回転円板24及びこれを回転駆動する駆動手段が設
けられる。回転円板24は、1枚のコインが入る大きさ
の円形に形成され複数の円形開口46を有する。回転円
板24の下側には、コイン送出ガイド板40及びコイン
受け板38が回転円板24と一体になって回転するよう
に設けられている。円形開口46に入ったコインは、コ
イン受け板38に支持され、回転円板24の回転に伴っ
てその中心から離れる方向にコイン送出ガイド板40に
よって案内され、コイン排出口37bから排出される。
コイン受け板38は、回転円板24の円形開口46内に
入ったコインを傾斜させて回転円板24の中心から離れ
る方向に移動させる傾斜部39を有すると共に、回転円
板24との間に挟んだコイン送出ガイド板40によって
一定の間隙を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コイン、メダル或
いはトークン等(本発明では、これらをまとめてコイン
と称する)の遊技媒体を使用して遊技を行うスロットマ
シン等の遊技機に用いられるコイン払出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遊技機用コイン払出装置は、一般に、コ
インを無配列に多数収容するバケットと、コインを一枚
ずつ同一面に揃えてバケットから送出するコイン送出部
と、これらバケット及びコイン送出部を支持する基台と
を備えて構成されている。
【0003】図11は、公知のコイン払出装置の一例と
して、特開平7−114658号公報に開示されたホッ
パー装置の本体部1を示す。図示しない基台上に搭載さ
れた支持板2の上面には、モータ(図示省略)で駆動さ
れる回転円板3が回転自在に設置されている。回転円板
3は合成樹脂で形成され、その周方向には、コインCの
直径よりも少し大きい円形開口4が、適当な個数(5〜
10個程度)所定のピッチで並んで形成されている。
【0004】回転円板3の裏面には、コイン送出ガイド
板5が一体となって回転するように固定されている。こ
のコイン送出ガイド板5は爪車状に形成され、回転円板
3の円形開口4と同じ数のガイド爪5aを有する。図の
ように、円形開口4内に入って支持板2上に支持された
コインCはガイド爪5aに保持され、回転円板3の回転
によって移動しながら回転円板3の中心から離れる方向
に付勢される。
【0005】回転円板3は、支持板2の上に治具等を用
いて組み付けられるが、回転円板3と支持板2との間に
は、コインを一枚ずつ排出できるように一定の間隙を保
持することが必要である。
【0006】更に、支持板2上には、コインCよりわず
かに厚い外側ガイド板6が取り付けられ、その上をカバ
ー(図示省略)で被われる。外側ガイド板6は矩形の金
属板から成り、その中央部に、径が回転円板3より小さ
く且つ送出ガイド板5の外径(ガイド爪5aの先端が位
置する円の直径)よりも大きい円形の開口7を有する。
この開口7の周縁は、コイン案内面8として形成されて
いる。
【0007】図11において、支持板2上の外側ガイド
板6の左側部には、コインが1枚ずつ通過できる幅を持
つコイン排出口9が形成され、この排出口9の両側に固
定ローラ10と可動ローラ11が配置されて、コイン排
出口9に臨む位置に来たコインを排出口9から排出する
コイン排出部を構成している。
【0008】更に、円形の開口7内においてコイン排出
口9へ向かう位置に、支持板2の取付孔から突出して回
転円板3の裏面に接するようにバネで付勢されたボール
(球)を支持した案内突部12が設けられている。この
案内突部12は、コイン排出口9に臨む位置に来たコイ
ンCをボールで受け止め、コイン排出口9へ向けて案内
する機能を有する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなコイン払
出装置では、回転円板3と支持板2との間の間隙のばら
つきをなくし、間隙を一定に保持するため、組立時に治
具等を用いて間隙を調整している。しかしながら、コイ
ン払出装置の製造コストや量産の観点から、回転円板3
は合成樹脂等の可撓性材料で形成されているので、回転
円板3上に多数コインがあって負荷が大きくなったとき
には、回転円板3に歪みが発生し、間隙が変化する。こ
のため、コインが回転円板3の下側、特にコイン送出ガ
イド板5と支持板2との間に潜り込むことでコインの噛
み込み等のトラブルが生じやすいという問題点があっ
た。
【0010】更に、コインが2枚重ねで開口7に入った
り、或いは何らかの理由により回転円板3が回転してい
るにもかかわらずコインがコイン案内面8側へ移動しな
かった場合、そのコインはコイン排出口9へ向かわず、
コイン排出口9に臨む位置を通過して再び回転円板3と
共に移動してしまう(つまり、コインは排出されない)
ことになる。そこで、これを防止する手段として、上記
のようにコイン排出口9に臨む位置に来たコインを受け
止めてコイン排出口9へ向かわせる案内突部12が設け
られるが、そのためにボールやスプリングその他の部品
が必要となり、構造も複雑になるという問題もあった。
【0011】従って、本発明の目的は、コイン払出時に
おけるコインの噛み込み等のトラブルの発生を防止する
と共に、そのための構成も従来より簡単にできる遊技機
用コイン払出装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、コインを遊技
媒体として作動する遊技機に用いられるコインを多数収
容可能なバケットと、該バケットの底部に設けられた回
転円板と、該回転円板を回転駆動する駆動手段と、バケ
ット内のコインが入る大きさの円形に形成され、回転円
板の円周方向に並んで配置された複数の円形開口と、バ
ケットから円形開口内に入ったコインを受けるコイン受
け板と、回転円板の裏面に一体となって回転するように
設けられ、コイン受け板で受けたコインを回転円板の回
転により中心から離れる方向に案内するコイン送出ガイ
ド板と、該コイン送出ガイド板に案内されたコインを排
出するコイン排出手段とを備え、上記コイン受け板は、
回転円板の円形開口内に入ったコインを傾斜させて回転
円板の中心から離れる方向に移動させる傾斜部を有し、
且つ回転円板の裏面側にコイン送出ガイド板を挟んで一
定の間隙で回転円板及び送出ガイド板と共に一体に回転
するように設けられていることを特徴とする。
【0013】本発明の具体的態様では、コイン受け板の
円周方向に回転円板の円形開口の径よりわずかに大きい
径の円弧状の切込みが円形開口と同じ数だけ設けられ、
各切込みの内側部分をコイン受け板の上面から上向きに
所定の角度折り曲げることにより、傾斜部が形成されて
いる。
【0014】
【作用及び効果】本発明によれば、回転円板が回転駆動
される時、これとコイン受け板が一体になって回転す
る。回転円板が回転すると、その円形開口にバケット内
のコインが入る。円形開口内に入ったコインは、コイン
受け板に受け止められ、回転円板と共に回転するコイン
送出ガイド板により、回転円板の中心から離れる方向に
付勢されながら回転円板の回転方向に移動する。この
時、コインは、コイン受け板の傾斜部により回転円板の
中心から離れる方向に傾斜させられているので、コイン
排出手段の位置或いはその近くまで来た時、回転円板か
ら離れ、コイン排出手段にて排出される。
【0015】かくして、コイン受け板は、回転円板の裏
面側にコイン送出ガイド板により一定の(例えばコイン
の厚さにほぼ等しい)間隙を保持しながら、各円形開口
内にあるコインを傾斜させた状態で回転円板と一体に回
転し、傾斜したコインをコイン排出手段の位置或いはそ
の近くで確実に回転円板から離れる方向に移動させるの
で、回転円板の円形開口内に入ったコインは回転円板の
下で挟まったり噛み込んだりすることなく、円滑に排出
することができる。
【0016】また、前掲の公知技術のように、コイン排
出口に臨む位置に来たコインを受け止めてコイン排出口
へ向かわせる案内突部のような手段は不要であるから、
装置の構造も簡潔になる。
【0017】発明の具体的態様によれば、コイン受け板
の円弧状の切込みの内側部分が上向きに折れて傾斜部を
形成しており、各傾斜部で回転円板の円形開口内に入っ
たコインを傾斜させて回転円板の中心から離れる方向に
移動させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例のコイン
払出装置20の外観図である。このコイン払出装置20
は、基台22、回転円板24及びカバー26を含む本体
部28と、カバー26上に設置されて多数のコインCを
収容するバケット32とで構成されている。バケット3
2は、本体部28のカバー26に取付ねじ34で着脱自
在に取り付けられる。
【0019】図2は、バケット32を取り外した状態で
本体部28を分解して示す斜視図である。基台22は、
上部が適当な角度(例えば25度)をもって斜めに形成
された枠体から成り、その上部には、矩形状の金属板か
らなる基板36が傾斜して取り付けられる。
【0020】基板36の上面には、コインCよりわずか
に厚い矩形の金属板から成る外側ガイド板37が取り付
けられ、その上をカバー26が覆う。外側ガイド板37
は、その中央部に、径が回転円板24より小さく且つ後
述のコイン受け板38及びコイン送出ガイド板40の外
径(ガイド爪50の先端が位置する円の直径)よりも大
きい円形の開口37aを有する。この開口37aの周縁
は、コイン案内面として形成されている。
【0021】外側ガイド板37の左側部には、前述した
公知のホッパー装置と同様に、コインが1枚ずつ通過で
きる幅を持つコイン排出口37bが形成されている。こ
のコイン排出口37bの入口側には、後で説明する位置
固定ローラ54及び位置可変ローラ56を配置するため
の切欠き37c及び37dが形成されている。
【0022】回転円板24の下側すなわち裏面側には、
後述のようにバケット32から回転円板24の円形開口
46内に入ったコインを受ける円環状のコイン受け板3
8が、これと回転円板24との間に爪車状のコイン送出
ガイド板40を介在させて、回転円板24と一体に回転
するように装着される。このコイン受け板38には、図
8に示すように円弧状に切り欠いた部分を上面側に所定
角度θ(例えば15°)折り曲げて形成した複数(この
場合、8個)の傾斜部39が、円周方向に一定ピッチの
角度(この例の場合、45°)で間隔を置いて配置され
ている。
【0023】このコイン受け板38と上方の回転円板2
4との間には、これらと一体になって回転するコイン送
出ガイド板40が設けられる。コイン送出ガイド板40
は、円周方向に複数の爪50を有し、隣り合う爪50の
間に、コイン受け板38で受けたコインを保持する。回
転円板24の回転時には、それらのコインが回転円板2
4の中心から離れる方向に付勢される。
【0024】上記コイン受け板38とコイン送出ガイド
板40は、回転円板24の上方から下向きに挿入される
取付ねじ44により、回転円板24の下側に固定され
る。
【0025】上記基板36の下側には、減速機構を備え
たモータ42が取り付けられる。その減速機構の出力軸
には、基板36に形成した軸孔36a内に位置するヘッ
ド43が固定されている。このヘッド43は、回転円板
24の上方から下向きに挿入される固定ねじ44’によ
り、回転円板24に固着される。
【0026】従って、回転円板24とコイン送出ガイド
板40とコイン受け板38とは一体となり、モータ42
を動力とする減速機構によりヘッド43を介して回転駆
動される。
【0027】基板36には、上記軸孔36aのほか、ゴ
ミ排出用の複数の孔36b、後述の位置固定ローラ54
と位置可変ローラ56を基板36上のコイン排出口37
bの両側に配置するための軸孔36cと長孔36d、及
び、後述のように排出されるコインを検出するためのコ
インセンサ60及び61用の検出窓36e等が形成され
ている。
【0028】次に、図3,図4及び図9に示すように、
回転円板24には、コインCより少し大きい直径の円形
開口46が複数(この場合、8個)形成されている。こ
れらの円形開口46は、回転円板24の円周方向に一定
のピッチ(角度間隔)をとって設けられている。この回
転円板24の円形開口46の近傍には、上記取付ねじ4
4を挿通する貫通孔45が設けられ、中央部には上記固
定ねじ44’を挿通する貫通孔49が設けられている。
【0029】また、図5及び図9に示すように、回転円
板24の円形開口46の上部周縁は上方に向って拡開す
るテーパ状に形成されており、コインCが円形開口46
に入り易くなっている。
【0030】更に、回転円板24の裏面側には、図2に
示すスラスト軸受52を収容する円環状の取付溝24a
が形成され、この溝内には、図5,図7及び図9に示す
同心円状の2本の環状凸部24bが突設されている。ス
ラスト軸受52は、円環状の支持盤52aの上面に、そ
の半径方向の軸を中心として回転する多数のローラ52
bを一定の角度間隔を置いて配置し、その上に、上記回
転円板24の取付溝24a内に嵌合する円環状の上盤5
2cを設置することで構成される。そして、スラスト軸
受52全体が回転円板24の取付溝24a内に収納され
ることにより、スラスト軸受52は回転円板24と基板
36との間に配置され、回転円板24上に位置するバケ
ット32内のコインの荷重を受ける。このスラスト軸受
52の上盤52cと支持盤52aとは、両者の間に介在
する多数のローラ52bにより、相互に回転可能である
ので、回転円板24は、バケット32の底部で円滑に回
転することができる。
【0031】この回転円板24の下側に配置されるコイ
ン送出ガイド板40は、図6に示すような爪車状に形成
された金属板から成り、回転円板24の円形開口46に
対応した数の案内爪50を備えている。このコイン送出
ガイド板40では、1つ置きの案内爪50の根本に相当
する位置に、上記取付ねじ44を挿通する貫通孔41が
設けられている。コイン送出ガイド板40の厚さは、コ
インCの厚さとほぼ同じである。
【0032】また、図3及び図6に示すように、コイン
送出ガイド板40の案内爪50は、上方から見て反時計
方向に湾曲した形状を有し、その湾曲形の内側縁はコイ
ン保持案内面50aとして、外側縁はコイン送出案内面
50bとして、それぞれ形成されている。コイン保持案
内面50aは、回転円板24の円形開口46に沿った円
弧状に形成されている。ある1つの案内爪50のコイン
保持案内面50aは、反時計方向に延びて次の案内爪5
0のコイン送出案内面50bとなっている。
【0033】コイン送出ガイド板40は、図7に示すよ
うに、コイン保持案内面50aが回転円板24の円形開
口46に合致するように位置決めされて回転円板24の
裏面に装着される。
【0034】次に、図8(A)に示すように、コイン受
け板38はドーナツ形状の金属板から成り、その円周方
向に一定の角度間隔を置いて回転円板24の円形開口4
6と同数の略半円形傾斜部39が設けられている。同
(B)に示すように、各傾斜部39は、円弧状に切り欠
いた部分を上面側に所定の角度傾斜するように折り曲げ
ることによって形成され、その結果、コイン受け板38
には上方から見て円弧状のスリット39aが形成されて
いる。このコイン受け板38は、上記コイン送出ガイド
板40の貫通孔41と対応する位置に、前述の取付ねじ
44をねじ込むためのねじ孔51を有する。
【0035】上記の回転円板24とコイン送出ガイド板
40とコイン受け板38とは、組立の際には、図3,図
9及び図10に示すように、回転円板24の円形開口4
6の周縁の一部とコイン送出ガイド板40のコイン保持
案内面50aとコイン受け板38のスリット39aとが
一致するように重ね合わせ、上方から取付ねじ44を回
転円板24の貫通孔45及びコイン送出ガイド板40の
貫通孔41に通し、コイン受け板38のねじ孔51にね
じ込むことにより、一体に固定される。
【0036】再び図2及び図3を参照すると、基板36
の上面において、コイン排出口37bの入口側には、位
置固定ローラ54と位置可変ローラ56が配置され、コ
イン排出口37bに臨む位置に来たコインを排出するた
めのコイン排出部を構成している。
【0037】詳細には、位置固定ローラ54は、基板3
6に設けられた軸孔36cを通る軸により、定位置で回
転自在に設けられる一方、位置可変ローラ56は、これ
を回転自在に支持する軸が基板36の長孔36dに沿っ
て移動することにより、その位置が変化するように設け
られている。この位置可変ローラ56の周面は、これに
コインCが当たってコイン排出口37bへ勢いよく送り
込まれるため、ゴム又は合成樹脂等の弾性体で覆われて
いる。
【0038】位置可変ローラ56の軸は、長孔36dの
一端側の排出口閉じ位置と他端側の排出口開放位置との
間で変位可能であるが、通常は、図示しないバネによっ
て図3に示された閉じ位置に付勢されている。位置可変
ローラ56は、この閉じ位置では、コイン送出ガイド板
40とコイン受け板38の外周縁部に近接する。これら
の回転に伴い、コイン排出口37bを臨む位置に来たコ
インCは、閉じ位置にある位置可変ローラ56に当接
し、この位置可変ローラ56を図3の上方に変位させ
る。そして、コインCは、排出口開放位置に変位した位
置可変ローラ56の回転力により、この位置可変ローラ
56と位置固定ローラ54との間からコイン排出口37
bの出口側へ向けて付勢され、コイン排出口37bの出
口から勢いよく排出される。
【0039】こうして排出されるコインを検出するた
め、図2に示すように、2個のコインセンサ60及び6
1がカバー26の凹部26aに配置され、その上に遮光
蓋62が取り付けられる。また、カバー26及び基板3
6には、上記コインセンサ60,61に対応する位置に
検出窓26b,36eが形成されている。コインセンサ
60及び61としては、反射型或いは透過型のフォトセ
ンサが用いられ、排出コインが透過する毎に検出パルス
を生成してコントローラ63に送る。
【0040】コントローラ63は、遊技機全体の動作を
制御するもので、マイクロコンピュータから成る。これ
には、モータ駆動回路64を介して前述のモータ42が
接続される。コントローラ63は、遊技状態に応じた枚
数のコイン払い出しを行うため、駆動回路64に駆動制
御信号を送ってモータ42を駆動し、その回転力により
ヘッド43を介して回転円板24とコイン送出ガイド板
40とコイン受け板38とを回転駆動する。これによ
り、コイン排出口37bからコインが1枚ずつ排出され
るが、払い出されたコインはコインセンサ60及び61
で検出され、その検出信号によってコントローラ63が
コイン払い出し数を計数し、所定の枚数に達した時にモ
ータ42の駆動を停止する。
【0041】次に、上記構成のコイン送出装置20の作
動を説明する。
【0042】図1のバケット32に多量のコインCが収
容されている状態において、遊技状態に応じて所定枚数
のコイン払い出しを行うとき、図2のコントローラ63
は、駆動回路64に駆動制御信号を送ってモータ42を
駆動する。これにより、ヘッド43を介して、回転円板
24がコイン送出ガイド板40及びコイン受け板38と
共に、図3において時計方向に回転する。このとき、多
量のコインCにより回転円板24の軸方向に大きな荷重
がかかっても、スラスト軸受52がこの荷重を支えるの
で、回転円板24は円滑に回転する。
【0043】コインCは、回転円板24の円形開口46
に落ち込むと、コイン受け板38に支持される。ここ
で、回転円板24の下面とコイン受け板38の上面との
間隙は、コイン送出ガイド板40によってほぼコインC
の1枚分の厚さに保持されている。図3に示すように、
上記円形開口46を通ってコイン受け板38で受け止め
られたコインCは、回転円板24の回転に伴って回転円
板24の中心から離れる方向に付勢されながら、外側ガ
イド板37の円形開口37aの周縁で形成されたコイン
案内面に沿って回転円板24の回転方向に移動する。こ
の時、コインは、図9に示すようにコイン受け板38の
傾斜部39により傾斜させられているので、コイン排出
口37bの入口に近づくにつれて、コイン送出ガイド板
40のコイン送出案内面50bの方向に移動する。
【0044】その後、コインCは、コイン排出口37b
の入口近くで位置固定ローラ54に当接し、更にコイン
送出ガイド板40のコイン送出案内面50bに押されて
位置可変ローラ56を開方向に変位させる。そして、案
内爪50の先端がコインCに接する位置で位置可変ロー
ラ56を乗り越えると、コインCは、位置可変ローラ5
6の回転力によりコイン排出口37bから勢いよく排出
される。
【0045】上記のようにして排出されたコインが所定
の払出し枚数に達すると、コントローラ63はモータ4
2を停止し、コインの排出を止める。
【0046】以上の実施例においては、回転円板24と
コイン送出ガイド板40とコイン受け板38とが一体化
されることにより、コインを受ける回転円板24等の強
度が向上し、回転円板24上に多量のコインがあって
も、回転円板24は歪むことなく、回転円板24とコイ
ン受け板38との間に送出ガイド板40による一定の間
隙に保持して回転する。このため、コインや異物の噛み
込みは生じない。
【0047】また、コイン受け板38は、回転円板24
の開口46に内に入ったコインを回転円板24の中心か
ら離れる方向に送る傾斜部39を備えているので、コイ
ンは確実に回転円板24の中心から離れる方向に移動し
て、コイン払出口37bから排出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のコイン払出装置の外観図。
【図2】図1のコイン払出装置の要部の構成を分解して
示す斜視図。
【図3】図2のコイン払出装置の一部を破断して見た平
面図。
【図4】コイン送出装置の回転円板の平面図。
【図5】図4の回転円板のV−V線断面図。
【図6】図2のコイン送出装置に用いられているコイン
送出ガイド板の平面図。
【図7】図4の回転円板の裏面にコイン送出ガイド板を
取り付けた状態を示す裏面図。
【図8】(A)はコイン送出装置のコイン受け板の平面
図、(B)は(A)の一部断面図。
【図9】図3において回転円板の円形開口内にコインが
入った状態を示す拡大断面図。
【図10】図3の回転円板の円形開口にコインが入って
いないときの部分拡大断面図。
【図11】従来のコイン送出装置の要部を上方から見た
平面図。
【符号の説明】
20…コイン送出装置、22…基台、24…回転円板、
26…カバー、32…バケット、36…基板、38…コ
イン受け板、40…コイン送出ガイド板。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年2月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コインを遊技媒体として作動する遊技機に
    用いられるコインを多数収容可能なバケットと、 該バケットの底部に設けられた回転円板と、 該回転円板を回転駆動する駆動手段と、 前記バケット内のコインが入る大きさの円形に形成さ
    れ、該回転円板の円周方向に並んで配置された複数の円
    形開口と、 前記バケットから該円形開口内に入ったコインを受ける
    コイン受け板と、 前記回転円板の裏面に一体となって回転するように設け
    られ、該コイン受け板で受けたコインを該回転円板の回
    転により中心から離れる方向に案内するコイン送出ガイ
    ド板と、 該コイン送出ガイド板に案内されたコインを排出するコ
    イン排出手段とを備え、 前記コイン受け板は、前記円形開口内に入ったコインを
    傾斜させて前記回転円板の中心から離れる方向に移動さ
    せる傾斜部を有し、且つ前記回転円板の裏面側に前記コ
    イン送出ガイド板を挟んで一定の間隙で前記回転円板及
    び送出ガイド板と共に一体に回転するように設けられて
    いることを特徴とする遊技機用コイン払出装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遊技機用コイン払出装置に
    おいて、前記コイン受け板の円周方向に前記円形開口の
    径よりわずかに大きい径の円弧状の切込みを前記円形開
    口と同じ数だけ設け、該コイン受け板の各切込みの内側
    に位置する部分を該コイン受け板の上面から上向きに所
    定の角度折り曲げることで、前記傾斜部が形成されてい
    ることを特徴とする遊技機用コイン払出装置。
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