JP2830949B2 - 口金ピンとリード線の接続方法 - Google Patents

口金ピンとリード線の接続方法

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【発明の詳細な説明】 (1)産業上の利用分野 本発明は蛍光ランプなどの口金ピンとこの口金ピンに
挿通されたリード線との電気的機械的な接続方法に関
し、詳しくは口金ピンにリード線をかしめ法にて接続す
る接続方法に関する。
(2)従来の技術 直管形や環形の蛍光ランプにおけるガラス管の端部に
装着される口金ピンは円筒状のものであり、この口金ピ
ンにはガラス管の端から延びるリード線が挿通されて、
口金ピン先端部で電気的機械的に接続される。
この口金ピンとリード線の接続方法は半田付け法、溶
接法、かしめ法が一般的である。
上記半田付け法は、口金ピンに挿通したリード線を口
金ピンの先端近くで切断して、口金ピンの先端にリード
線の先端部分を半田付けする方法である。又、上記溶接
法は口金ピンに挿通されたリード線と口金ピンの先端部
同士をアーク溶接によって溶着して接続する方法であ
る。
しかしながら、これら半田付け法や溶接法は、口金ピ
ンの先端に形成される溶融して固まった金属塊のため
に、ピン先端の形状が不揃いとなり、外観が悪くなった
り、半田付け時や溶接時の熱で口金ピンなどに酸化など
の悪影響を及ぼしたりすることがある。
そこで、最近は口金ピンにリード線を挿通して口金ピ
ンの先端部をかしめることでリード線に接続するかしめ
法による接続方法が採用される傾向にある。その具体例
を第8図乃至第11図を参照して次に説明する。
尚、これらの図に於ける1は蛍光ランプの口金、2は
口金1に基端部が固定された円筒状の口金ピン、3はリ
ード線、4及び5はかしめ用の治具及びポンチである。
先ず、第8図に示すように、口金1の内部からリード
線3を口金ピン2に挿通する。次に第9図に示すよう
に、口金ピン2の先端より突出するリード線3を口金ピ
ン2の先端近くで切断する。次に第10図に示すように、
口金1上に治具4を挿入する。治具4は口金ピン2が挿
入されるピン穴6と、ピン穴6の一部から直交方向に延
びてポンチ5が挿入されるガイド穴7を有し、ガイド穴
7にポンチ5が第10図の鎖線で示す退入した位置に在る
状態で、治具4はピン穴6に口金ピン2に挿入して口金
1上に配置される。
この治具4の挿入後に、ポンチ5が前進動してポンチ
先端部が第10図の実線で示すように、口金ピン2の先端
部の外周一部を加圧(押圧)して没入変形させ、この変
形部分8がリード線3の先端一部に食い込んで口金ピン
2とリード線3がかしめ接続される。この後ポンチ5が
後退し、治具4が口金ピン2より外される。
以上の工程で口金ピン2とリード線3の接続が完了す
るが、口金ピン2の先端からリード線3の先端が突出し
て、ピン先端部の見栄えが悪いので、最後に口金ピン2
の先端面を第11図の矢印方向に研削してピン先端から突
出するリード線3の先端部分を削除し、口金ピン2の先
端を面一に仕上げる。
(3)発明が解決しようする課題 上記かしめ法による口金ピンとリード線の接続方法は
熱による悪影響がない、口金の先端形状が揃い易い利点
を有するが、かしめ後に行う口金ピンの先端仕上処理工
程を要し作業性が悪い問題があった。また、口金ピンの
先端の仕上処理はグラインダ等で口金ピン先端を研磨す
る如くして行われるが、この時に口金ピン先端に研磨さ
れた方向に金属ばりを生じて仕上げの悪い問題があっ
た。
このため、リード線切断で口金ピン先端部にわずかに
突出して残余したりリード線部を図示しないが、リード
線押込み用ロッドにより口金ピン内に押込むものも提案
されている(特開昭60−39786)が、構造が複雑化し
て、治具調整が繁雑となる上、押込み不良が出る等の問
題があった。
又、治具の装着、リード線押込み、かしめ接続に多数
の駆動機構を要し、高速化し難い問題があった。
従って、本発明は上記従来のかしめ法による口金ピン
とリード線の接続上の問題点に鑑みなされたものであ
り、処理工程が簡素化して高速化を図ると共に、口金ピ
ン先端仕上処理を不要とする口金ピンとリード線のかし
め接続方法を提供することを目的としている。
(4)問題点を解決する手段 従って、本発明は、上記目的を達成するために、口金
に立設された円筒状の口金ピンにリード線を、口金ピン
の先端からリード線が突出するように挿入する工程と、
口金ピンからリード線が突出している状態で、先端部を
除く口金ピン部分を局部的に没入・変形させることによ
り、口金ピンとリード線とをかしめ接続する工程と、こ
のかしめ接続工程後に、口金ピンの先端部分をリード線
と共に切断刃によって平坦に輪切り切断する工程とを含
むことを特徴とするものである。
(5)作用 口金ピンに挿通されたリード線は切断刃により口金ピ
ン先端部と共に面一に輪切り切断され、平坦な切断面が
得られ、口金ピン先端の仕上処理が省略される。
又、処理工程もかしめと切断のみであり工程が極めて
簡素化し、且つリード押込みなどが不要なため治具調整
が簡単に行える。
(6)実施例 以下、本発明の実施例を図面と共に詳述する。第1図
は本発明により得られる蛍光ランプの口金11の口金ピン
12にリード線13をかしめ接続したものの一部破断断面を
示すものであり、口金ピン12の先端近傍の外周一部に
は、従来同様に没入変形部分14がポンチ圧入等により形
成され、リード線13が口金ピン12にかしめ接続されると
共に、口金ピン12の先端部12aは切断刃により輪切り切
断され、リード線13の端面と面一の鏡面状を呈してい
る。尚、ここで口金11は直管及び曲管いづれにも適用し
得るが、簡便のため直管ランプのうち1本の口金ピン12
のリード線接続方法について説明する。
先ず、第2図に示すように、口金ピン12に口金11の内
部よりリード線13を挿通して、口金ピン12の先端より突
出させる。
次に、第3図乃至第4図に示すように、口金11をかし
め用治具15位置に配置させる。このかしめ用治具15は上
下2分割の金型ブロック体からなり、第3図に示すよう
に、下型15aの上面には口金ピン12が位置決め載置され
る受溝16が形成されると共に、この受溝16に対向した上
型15bの下面位置にはかしめ用ポンチ17が突出して取付
られている。そして、この上下型15a、15bは図示しない
が、カムトグル機構により上下に駆動し、口金ピン12の
先端外周に喰い込みさせ、この部分に前述の没入変形部
分14を形成しリード線13を口金ピン12にかしめ接続す
る。
かかる構成によれば、かしめ用治具はカムトグル機構
で上下型15a,15bが同時に中心に向かうため強固な押圧
が得られると共に、リード線13の押込みを行わないた
め、口金ピン12に対して上下動作のみであり、駆動機構
がきわめて簡単で高速かしめが行える。
次に、第5図に示すように、口金ピン12の先端部12a
を超鋼などの切断刃19を用いてリード線13と共に輪切り
切断する。
第6図及び第7図は上記口金ピン12の切断機20の要部
構成を示す上図面であり、ピン受体21と切断刃19とを有
する。
ピン受体21は被切断刃部材の口金ピン12が装着される
入口側がテーパ状に拡開したピン受け溝2が形成され、
口金ピン12の進路に対し、ピン受体21を上下に2分割し
ている。ピン受け溝22の内壁側は、第7図に示すように
平面状に形成されており、口金11を当接するとき口金ピ
ン12の先端部12aが外壁面24からわずか(Δl)に突出
するように設定されている。つまり、ピン受体21の内壁
面23は口金ピン12の切断の基準面を構成し、外壁面24は
切断面を構成する。切断刃19は、図示しないがスプリン
グ等の付勢手段により刃先が常時所定圧で外壁面24に当
接されると共に、カム機構の駆動手段に接続されて、受
け溝22の上下の外壁面24a,24bに沿って衝撃的に駆動す
るようになっている。そして切断刃19の当接される上側
の外壁面24aは鏡面の平面状に形成されて切断刃19のガ
イド壁として作用する。そして下方側の外壁面24bは切
断刃19が当たらないよう凹状の刃にげ部25が形成されて
いる。
かかる構成の切断機20は、切断刃19がピン受体21の外
壁面に押圧された状態で、しかもカム機構により衝撃的
に駆動されるため、比較的肉厚の金属部材で形成された
口金ピン12をリード線13と共に面一の鏡面状に切断する
ことができる。又、切断する口金ピン12はそのベース面
の口金11がピン受体21の内壁面23に当接されて位置規制
され、常に一定の長さに輪切り切断される。
そして先端部12aを切断した口金ピン12はリード線13
がかしめ固定されているため、ずれることがなく口金ピ
ン12の先端部は均一な切断面を保持する。
(7)発明の効果 以上のように、本発明によれば、口金に立設された口
金ピンの先端部はその内部に挿入されたリード線と共に
切断刃により輪切り切断されるために、先端部分に平坦
な切断面が得られ、口金ピン先端の仕上げ処理を省略で
きる。又、口金ピンの先端部及びリード線の切断に先立
って、リード線は口金ピンに、口金ピンの押圧・変形に
よってかしめ固定されるために、切断時にリード線がず
れることがない。さらには、処理工程もかしめと切断の
みであり工程が極めて簡単となり且つ、リード押込みな
ど複雑な治具調整が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例で口金ピンとリード線の接続構
造の要部破側断面図、第2図乃至第7図は第1図の製作
過程で、第2図はリード線挿通后の要部破断断面図、第
3図はリードかしめ時の要部破断断面図、第4図は、第
3図のIV−IV線から見た断面図、第5図は口金ピン切断
の概念図、第6図は口金ピン切断時の上面図、第7図は
第6図のVII−VII線から見た断面図、第8図乃至第11図
は従来の口金ピンとリード線の接続過程の断面図であ
る。 11……口金、12……口金ピン、 12a……先端部、13……リード線、 14……没入変形部分、19……切断刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01J 9/36,5/50,61/36 H01K 1/46 H01R 4/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】口金に立設された円筒状の口金ピンにリー
    ド線を、口金ピンの先端からリード線が突出するように
    挿入する工程と、口金ピンからリード線が突出している
    状態で、先端部を除く口金ピン部分を局部的に没入・変
    形させることにより、口金ピンとリード線とをかしめ接
    続する工程と、このかしめ接続工程後に、口金ピンの先
    端部分をリード線と共に切断刃によって平坦に輪切り切
    断する工程とを含むことを特徴とする口金ピンとリード
    線の接続方法。
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