JP3206083B2 - ランプおよびその製造方法 - Google Patents

ランプおよびその製造方法

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JP3206083B2 JP05283692A JP5283692A JP3206083B2 JP 3206083 B2 JP3206083 B2 JP 3206083B2 JP 05283692 A JP05283692 A JP 05283692A JP 5283692 A JP5283692 A JP 5283692A JP 3206083 B2 JP3206083 B2 JP 3206083B2
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  • Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
  • Common Detailed Techniques For Electron Tubes Or Discharge Tubes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲン電球などのラ
ンプおよびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、この種のランプの口金は、セラ
ミックスを材料とする口金本体と、金属製の口金シェル
を主な部品として組み立てられている。図6は、ハロゲ
ン電球用の従来の口金構造を示した断面図で、符号1
は、電球のバルブ、符号2はセラミックス製の口金本
体、符号3は金属製の口金シェルを示している。この種
の電球用の口金では、一般に、口金シェル3の端縁の一
部3aをカシメることによって、口金シェル3が口金本
体2に対して一体的に接合されるようになっている。従
って、口金の製造では、口金本体2、口金シェル3をそ
れぞれプレスにより、一体成形した後に、次のような工
程が必要とされている。
【0003】まず、口金本体2の外周部には、カシメ穴
4をドリルを使用して半径方向に穿孔する。そして、口
金本体2を90°反転して、前記カシメ穴4、4とそれ
ぞれ90°偏位した位置に斜めにリード孔5を穿孔す
る。このリード孔5は、バルブ1の挿着穴6に通じるよ
うに貫通して穿孔される。次いで、口金本体2に口金シ
ェル3を嵌合し、その端縁の一部3aをカシメ穴4にカ
シメて係合させ、両者を一体に接合する。その後、リー
ド線7を、このリード穴5を通して引き出し、その先端
で口金シェル3に溶接にて接着をする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、口金本
体の製造工程においては、カシメ穴4、リード線を通す
穴を穿孔する機械加工、また、それに付随するワークの
反転、ワークの固定などの工数が多く、手間がかかって
いた。一方、図7に模式的に示すように、カシメの前後
では、口金シェル3の断面形状は、カシメ方向にシェル
径が短くなり、これとは逆に、このカシメ方向と直交す
る方向のシェル径は長くなる。従来は、シェル径が長い
ところで溶接しているので、この溶接位置では、曲率が
小さいので、溶接棒でリード線を口金シェル3の表面に
押し付けたときに、リード線が動きやすい。このため、
溶接強度にばらつきが生じやすく、一定した品位に溶接
するのには相当の熟練を必要としている。そこで、本発
明の目的は、上記従来技術の有する問題点を解消し、口
金本体の製造工程の簡素化およびリード線の接続強度の
安定した口金を得られるランプおよびその製造方法を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、セラミックスを材料とする口金本体及び
金属製の口金シェルを成形する工程と、口金シェルを口
金本体のカシメ穴の開口部でかしめて一体的に接合する
工程と、口金シェルにバルブから導出されるリード線を
溶接する工程とを含むランプの製造方法において、カシ
メ穴と、リード線を通すリード穴とを口金本体のバルブ
軸と同一方向に配設することによって口金本体の成形と
同時に抜き型によって当該口金本体に上記カシメ穴とリ
ード穴を形成することを特徴とするものである。
【0006】また、上記目的を達成するために、本発明
によるランプは、バルブと、バルブから導出されたリー
ド線と、リード線と電気的に接続される口金シェルと、
口金シェルの一部をかしめて口金シェルを口金本体と固
定させるためのバルブ軸と一方向に形成されたカシメ穴
およびリード線が口金本体を挿通するためのバルブ軸と
同一方向に形成されたリード穴を有するセラミックスを
材料とする口金本体と、を具備していることを特徴とす
るものである。
【0007】
【作用】本発明によれば、機械加工で穿孔していたカシ
メ穴とリード穴を口金本体の成形とともに加工するの
で、穿孔工程や、それに伴うワークの反転、クランプな
どの工程を省略することができて、工程が簡素化する。
【0008】また、本発明によれば、口金シェルをカシ
メた後の変形して曲率が大きくなった部分でリード線を
溶接するので、溶接棒で押し付けたときのリード線が動
き難くなり、溶接棒の位置出しが容易になる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例について添付の図面
を参照して説明する。なお、上述した従来例と同一の構
成要素には、同一の参照符号を付してその詳細な説明は
省略する。図3は、口金本体の縦断面図で、図4は同じ
口金本体について図3とは直交する面での縦断面図であ
る。口金本体2は、セラミックスの粉末に所定の添加物
を配合した原料粉末を用いてプレス成形により、図に示
す形状に一体成形されるものである。このような口金本
体2に口金シェル3をカシメにより接合するために必要
となるカシメ穴4は、プレス成形時にこのカシメ穴4の
反転形状の抜き型により成形する。この場合、口金本体
2の軸方向がプレスの圧縮方向で、カシメ穴4も同方向
に延びる縦穴となっており、これにより、抜き型による
成形が容易になるようにしている。また、カシメ穴4
は、一端が口金本体2の外周部に開口し、この開口部に
カシメるようになっている。
【0010】リード線を配線するのに必要とされるリー
ド穴5も同様にして、プレス成形のときに、リード穴5
の反転形状に対応する抜き型を用いて口金本体2の成形
と同時に加工するようにしている。図1、図2は、口金
本体2と、上述の口金本体2の成形工程とは別のプレス
工程を経て成形された口金シェル3とを一体にした組立
て図である。図1に示されるように、口金本体2には、
口金シェル3の端部3aをカシメ孔4に折り込むように
してカシメることによって、口金本体2、口金シェル3
同士を接合する。次に、図2に示されるように、リード
線7をリード穴5に通して外側に引き出して、先端8を
抵抗溶接により口金シェル3に溶接する。なお、符号9
はガードで、口金シェル3の一部がリード線7のガード
として折り曲げられている。また、符号10は、口金本
体2との結合を強化するために充填されるセメントを示
している。
【0011】次に、図5は口金シェル3におけるリード
線7の溶接位置を模式的に示した図である。口金シェル
3は、直径上にあるカシメ穴4、4にカシメられている
ので、変形して断面形状が楕円のような形状になる。し
かして、リード線7の溶接位置は、口金シェル断面の中
心をO、カシメ穴4の位置をA、A´として、カイメ穴
4を結ぶ最も短い直径上にあるA、A´を基準として中
心角±60°の範囲の口金シェル3の外周面上に(A
B、AC、A´B´、A´C´)溶接する。
【0012】この実施例では、口金シェル3の外周面の
曲率が大きい平坦な面に溶接するので、リード線を溶接
棒で口金シェル3に押し付けたときに、リード線が動き
難くなり、溶接棒の位置出しを正確にして溶接できる。
このため、ばらつかずに安定した溶接強度を得ることが
できる。
【0013】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、カシメ穴と、
リード線を通すリード穴とを抜き型によって口金本体の
成形と同時期に成形するので、従来に較べて機械加工そ
の他の工程が省略され、ランプ製造の生産性の向上を達
成することができる。
【0014】また、請求項2の発明によれば、カシメ穴
とリード穴とを同時期に成形できるような口金本体構造
としているので、製造しやすくなるとともに、ランプ製
造の生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による口金の製造方法において、電球口
金の完成品の断面図。
【図2】図1とは垂直な断面での電球口金の断面図。
【図3】本体のプレス成形とともにカシメ穴、リード穴
を成形した口金本体の断面図。
【図4】図3とは垂直な断面での口金本体の断面図。
【図5】本発明による口金の製造方法において、リード
線の溶接範囲を図示した説明図。
【図6】従来の口金の構造を示した断面図。
【図7】従来の口金において、リード線の溶接位置を図
示した説明図。
【符号の説明】
1 バルブ 2 口金本体 3 口金シェル 4 カシメ穴 5 リード穴 7 リード線
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−144010(JP,A) 特開 平2−274504(JP,A) 実開 昭47−14893(JP,U) 実公 昭48−25359(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01K 1/46 H01K 3/00 H01K 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミックスを材料とする口金本体及び金
    属製の口金シェルを成形する工程と、 口金シェルを口金本体のカシメ穴の開口部でかしめて一
    体的に接合する工程と、 口金シェルにバルブから導出されるリード線を溶接する
    工程とを含むランプの製造方法において、 カシメ穴と、リード線を通すリード穴とを口金本体のバ
    ルブ軸と同一方向に配設することによって口金本体の成
    形と同時に抜き型によって当該口金本体に上記カシメ穴
    とリード穴を形成することを特徴とするランプの製造方
    法。
  2. 【請求項2】バルブと、 バルブから導出されたリード線と、 リード線と電気的に接続される口金シェルと、 口金シェルの一部をかしめて口金シェルを口金本体と固
    定させるためのバルブ軸と一方向に形成されたカシメ穴
    およびリード線が口金本体を挿通するためのバルブ軸と
    同一方向に形成されたリード穴を有するセラミックスを
    材料とする口金本体と、 を具備していることを特徴とするランプ。
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