JP2879181B2 - 自転車用リム及びその製造方法 - Google Patents

自転車用リム及びその製造方法

Info

Publication number
JP2879181B2
JP2879181B2 JP4323096A JP32309692A JP2879181B2 JP 2879181 B2 JP2879181 B2 JP 2879181B2 JP 4323096 A JP4323096 A JP 4323096A JP 32309692 A JP32309692 A JP 32309692A JP 2879181 B2 JP2879181 B2 JP 2879181B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rim
connecting member
peripheral wall
base
hollow
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4323096A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06166301A (ja
Inventor
宏之 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
YANAGIHARA KOGYO KK
Original Assignee
YANAGIHARA KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by YANAGIHARA KOGYO KK filed Critical YANAGIHARA KOGYO KK
Priority to JP4323096A priority Critical patent/JP2879181B2/ja
Publication of JPH06166301A publication Critical patent/JPH06166301A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2879181B2 publication Critical patent/JP2879181B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forging (AREA)
  • Insertion Pins And Rivets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空部を有する素材を
リング状に曲成した自転車用リム及びその製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、自転車用リムとして、軽量化の要
望から、鉄製リムに代えて軽合金製リムが多用されてい
る。即ち、実公平4−39761号公報に開示されてい
るように、軽合金を押出しまたは引抜き成形した中空部
1aを有する一様な肉厚の長尺のリム用部材をリング状
に曲成してリム1を形成し、突き合わせた両端中空部1
aに筒状の連結部材2を圧入している(断面を図に示
す)。このリム1にはスポークを取付けるのであるが、
工程間を移動している間に連結部材2がリム1から抜け
る虞があり、一般に、リム1と連結部材2とをはとめ或
はリベットで連結している。はとめ3を使用した第1の
従来例は、図9に示すように、リム1の内、外周壁に孔
4,5を形成し、この孔4,5にはとめ3を取付けてい
る。また、ブラインドリベット6を使用した第2の従来
例は、図10及び図11に示すように、連結部材2の中
空部内にブラインドリベット6を挿入し、特殊工具7を
使用してかしめ棒6aを引き抜き、先端部をかしめてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来例において
は、つぎのような問題点がある。即ち、第1の従来例に
おいては、リム1の内周壁に孔4を明け、はとめ3をか
しめなければならないので、多数のはとめ3が必要であ
りコスト高になるばかりでなく、かしめのための特殊の
機械が必要である。また、第2の従来例においては、ブ
ラインドリベット6の先端を孔5を通して連結部材2の
中空部1a内に挿入するので、連結部材2の中空部1a
の高さを大にしなければならず、リム1の全体の高さが
大になってコスト高になり、さらに、かしめ棒6aを引
き抜くための特殊工具7が必要である。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、コストが低減でき、リムの高さも縮減
できて、しかも特殊な機械及び工具を必要としない自転
車用リム及びその製造方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の自転車用リム
は、中空部を有する素材をリング状に曲成したリムと、
このリムの両端中空部に嵌合され外周壁に接する基部及
びこの基部の両端から延設され前記中空部の側面及び内
周壁に圧接され先端に開口部を有する圧接片を備えた
結部材と、前記リムの両端部に形成され該リム及び前記
連結部材の基部を貫通する孔と、これらの孔に挿入され
先端部が前記連結部材の開口部内において前記リムの内
周壁に衝止して前記中空部内でかしめられリム及び連結
部材を結合するリベットとから構成されたところに特徴
を有する。請求項2の自転車用リムの製造方法は、中空
部を有する素材をリング状に曲成してリムを形成し、こ
のリムの両端中空部に外周壁に接する基部及びこの基部
の両端から延設され前記中空部の側面及び内周壁に圧接
され先端に開口部を有する圧接片を備えた連結部材を嵌
合し、前記リムの両端部に該リム及び連結部材の基部
貫通する孔を形成し、これらの孔にかしめ代を有するリ
ベットを挿入し、該リベットの先端部を前記連結部材の
開口部内において前記リムの内周壁に衝止して前記中空
部内で膨出させ前記リム及び連結部材をかしめ結合する
ところに特徴を有する。
【0006】
【作用】請求項1の自転車用リムによれば、リング状に
曲成したリムの両端中空部に連結部材を嵌合すると、連
結部材の圧接片が弾性変形して基部及び圧接片がリムの
中空部に圧接される。そして、リム及び連結部材の基部
を貫通する孔に挿入したリベットの先端部を連結部材の
開口部内においてリムの内周壁に衝止して圧接すれば、
リベットが中空部内でかしめられ、リム及び連結部材が
結合される。請求項2の自転車用リムの製造方法によれ
ば、中空部を有する素材をリング状に曲成してリムを形
成し、このリムの両端中空部に基部及び開口部を有する
圧接片を備えた連結部材を嵌合して連結し、前記リムの
両端部に該リム及び連結部材の基部を貫通する孔を形成
し、これらの孔にかしめ代を有するリベットを挿入し
て、該リベットの先端部を開口部内において前記リムの
内周壁に衝止すれば、リベットの先端部が膨出されて前
記リム及び連結部材がかしめ結合される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき図1乃至図3
を参照して説明する。リム11は、軽合金例えばアルミ
ニウムをU字状に押出しまたは引抜き成形した長尺の素
材11aをリング状に曲成して両端部を突き合わせたも
ので、中空部12が形成されている。連結部材13は、
中空部12に圧入されてリム11の両端部を連結するも
ので、これは、中空部12の外周面12aに接し中央部
が若干凹状に形成された基部14と、この基部14の両
端部から下方へ延設されたL字状の圧接片15とから構
成され、端部15a間に開口部15bが形成されてい
る。
【0008】この連結部材13は、中空部12に圧入さ
れると、圧接片15が中空部12の側面12b及び内周
面12cに圧接される。また、開口部15b内に位置し
内周面12cから厚肉の突条16が突設され、圧接片
15の端部15a,15aに接している。ソリッドリベ
ット17は、リム11の外周壁11b及び基部14に形
成された孔18に挿入され、先端が突条16に衝止して
中空部12内で膨出かしめられている。ソリッドリベッ
ト17は、本実施例においては、アルミニウム製皿頭リ
ベット3φX8mmを使用し、リム11の該当する部位
の寸法よりも若干長めにしている。即ち、リム11の該
当する部位の寸法Aが約4.5mmに対して、本実施例
におけるかしめ代は約3.5mmである。
【0009】つぎに、自転車用リムの製造方法について
図4乃至図8をも参照して説明する。 第1の工程 素材11aをリング状に曲成し、両端を突
き合わせ、リム11を形成する(図4参照)。 第2の工程 リム11両端の中空部12にそれぞれ連結
部材13を圧入する(図5参照)。 第3の工程 リム11の両端及び連結部材13の基部1
4に孔18を明ける(図6参照)。 第4の工程 ソリッドリベット17を孔18に挿入し
(図8参照)、先端を突条16に衝止する。そして、ソ
リッドリベット17の頭部を加圧して先端部を突条16
に圧接すると、ソリッドリベット17が膨出して中空部
12内でかしめられる(図1及び図7参照)。
【0010】上記実施例によれば、つぎの効果を奏す
る。1,リム11の両端部を連結部材13により連結す
るために、はとめ3をかしめる必要がないので、第1の
従来例に比べて、コストが低減でき、しかも、はとめを
かしめるための特殊の機械も必要としない。2,ソリッ
ドリベット17は、中空部12内で膨出してリム11と
連結部材13とをかしめ付けするので、ブラインドリベ
ット6を使用した第2の従来例に比べて、リム11の中
空部12の高さを小さくすることができ、リム11の高
さを縮減でき、コストを低減できる。3,ソリッドリベ
ット17は、先端部を突条16に圧接するだけでかしめ
ることができるので、ブラインドリベット6を使用した
第2の従来例のように、特殊の工具を必要としない。
た、かしめ部分が外部から見えないので、外観の意匠を
損ねることがない。
【0011】
【発明の効果】請求項1の自転車用リムは、中空部を有
する素材をリング状に曲成したリムと、このリムの両端
中空部に嵌合され外周壁に接する基部及びこの基部の両
端から延設され前記中空部の側面及び内周壁に圧接され
先端に開口部を有する圧接片を備えた連結部材と、前記
リムの両端部に形成され該リム及び前記連結部材の基部
を貫通する孔と、これらの孔に挿入され先端部が前記連
結部材の開口部内において前記リムの内周壁に衝止して
前記中空部内でかしめられリム及び連結部材を結合する
リベットとから構成したので、特殊な機械及び工具を必
要とせず、全体の高さを縮減でき、コストを低減できる
という優れた効果を奏するものである。請求項2の自転
車用リムの製造方法は、中空部を有する素材をリング状
に曲成してリムを形成し、このリムの両端中空部に外周
壁に接する基部及びこの基部の両端から延設され前記中
空部の側面及び内周壁に圧接され先端に開口部を有する
圧接片を備えた連結部材を嵌合し、前記リムの両端部に
該リム及び連結部材の基部を貫通する孔を形成し、これ
らの孔にかしめ代を有するリベットを挿入し、該リベッ
トの先端部を前記連結部材の開口部内において前記リム
の内周壁に衝止して前記中空部内で膨出させ前記リム及
び連結部材をかしめ結合するので、特殊な機械及び工具
を必要とせず、全体の高さも縮減でき、コストを低減で
きるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リムと連結部材を連結した部分の縦断側面図
である。
【図2】 リムの両端部の斜視図である。
【図3】 連結部材の斜視図である。
【図4】 第1の製造工程を示す縦断正面図である。
【図5】 第2の製造工程を示す縦断正面図である。
【図6】 第3の製造工程を示す縦断正面図である。
【図7】 第4の製造工程を示す縦断正面図である。
【図8】 第4の製造工程における縦断側面図である。
【図9】 第1の従来例におけるリムと連結部材を連結
した部分の縦断側面図である。
【図10】 第2の従来例におけるリムと連結部材を連
結した部分の製造過程を示す縦断側面図である。
【図11】 第2の従来例におけるリムと連結部材を連
結した部分の縦断側面図である。
【符号の説明】
11 リム 12 中空部 13 連結部材14 基部 15 圧接片 15a端部 15b開口部 17 ソリッドリベット 18 孔

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する素材をリング状に曲成し
    たリムと、 このリムの両端中空部に嵌合され外周壁に接する基部及
    びこの基部の両端から延設され前記中空部の側面及び内
    周壁に圧接され先端に開口部を有する圧接片を備えた
    結部材と、 前記リムの両端部に形成され該リム及び前記連結部材
    基部を貫通する孔と、 これらの孔に挿入され先端部が前記連結部材の開口部内
    において前記リムの内周壁に衝止して前記中空部内でか
    しめられリム及び連結部材を結合するリベットとを具備
    してなる自転車用リム。
  2. 【請求項2】 中空部を有する素材をリング状に曲成し
    てリムを形成し、 このリムの両端中空部に外周壁に接する基部及びこの基
    部の両端から延設され前記中空部の側面及び内周壁に圧
    接され先端に開口部を有する圧接片を備えた連結部材を
    嵌合し、 前記リムの両端部に該リム及び連結部材の基部を貫通す
    る孔を形成し、 これらの孔にかしめ代を有するリベットを挿入し、該リ
    ベットの先端部を前記連結部材の開口部内において前記
    リムの内周壁に衝止して前記中空部内で膨出させ前記リ
    ム及び連結部材をかしめ結合することを特徴とする自転
    車用リムの製造方法。
JP4323096A 1992-12-02 1992-12-02 自転車用リム及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2879181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323096A JP2879181B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 自転車用リム及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4323096A JP2879181B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 自転車用リム及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06166301A JPH06166301A (ja) 1994-06-14
JP2879181B2 true JP2879181B2 (ja) 1999-04-05

Family

ID=18151036

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4323096A Expired - Lifetime JP2879181B2 (ja) 1992-12-02 1992-12-02 自転車用リム及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2879181B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2922158B1 (fr) * 2007-10-12 2009-12-11 Salomon Sa Jante pour cycle utilisant un manchon de raccordement et procede de fabrication d'une telle jante

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2097729A (en) 1981-04-30 1982-11-10 Ferrary J P A wheel rim for cycles

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4989657A (en) * 1985-04-08 1991-02-05 Center Line Tool Co., Inc. Modular vehicle wheel
JPH01258867A (ja) * 1988-04-08 1989-10-16 Showa Alum Corp 環状リム材における端部接合方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2097729A (en) 1981-04-30 1982-11-10 Ferrary J P A wheel rim for cycles

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06166301A (ja) 1994-06-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7303366B2 (en) Three part blind fastener
US4606668A (en) Axial ball joint for articulated linkages in motor vehicles and method of fabricating same
JPH06235416A (ja) 玉継手及び該玉継手を製作するための方法
JP2879181B2 (ja) 自転車用リム及びその製造方法
JPH07113364B2 (ja) ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置
JP3143170B2 (ja) 連動杆
JPH08233009A (ja) インシュレーターの取付構造
US5533377A (en) Method of making a mandrel for blind rivets
JP3293026B2 (ja) 嵌合部を有する部材とその製造方法及び取付方法
JPH0526333Y2 (ja)
JP3330316B2 (ja) ボールジョイント
EP3966429B1 (en) An inflatable rock bolt
JP3199574B2 (ja) 結合方法および結合構造
JPH0760384A (ja) サスペンションアームのカラーかしめ構造及びかしめ方法
JPH0926078A (ja) ホース用継手構造
JP2591587B2 (ja) 流体管路用接続金具の製造方法
US20030133747A1 (en) Method for securing a rod-shaped part in a holding member, a threaded rod and use thereof
JPS63297810A (ja) ボ−ルジョイントの製造方法
JPH0117004B2 (ja)
JPH078398B2 (ja) 球面連結具付きネジ杆とその製造方法
JPH05115313A (ja) スライドフアスナー用カバー付きスライダーとそのカバー結合方法
JPH07217641A (ja) ボールジョイント
JPS5857254B2 (ja) 軸状部品の金属板に対するかしめ方法
JPH0139501B2 (ja)
JPH0232486B2 (ja) Kinzokubuzainokochakuhoho