JPH07113364B2 - ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置 - Google Patents
ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置Info
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- JPH07113364B2 JPH07113364B2 JP5176017A JP17601793A JPH07113364B2 JP H07113364 B2 JPH07113364 B2 JP H07113364B2 JP 5176017 A JP5176017 A JP 5176017A JP 17601793 A JP17601793 A JP 17601793A JP H07113364 B2 JPH07113364 B2 JP H07113364B2
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Classifications
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
- F16B19/00—Bolts without screw-thread; Pins, including deformable elements; Rivets
- F16B19/04—Rivets; Spigots or the like fastened by riveting
- F16B19/08—Hollow rivets; Multi-part rivets
- F16B19/10—Hollow rivets; Multi-part rivets fastened by expanding mechanically
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16B—DEVICES FOR FASTENING OR SECURING CONSTRUCTIONAL ELEMENTS OR MACHINE PARTS TOGETHER, e.g. NAILS, BOLTS, CIRCLIPS, CLAMPS, CLIPS OR WEDGES; JOINTS OR JOINTING
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- F16B19/1027—Multi-part rivets
- F16B19/1036—Blind rivets
- F16B19/1045—Blind rivets fastened by a pull - mandrel or the like
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21F—WORKING OR PROCESSING OF METAL WIRE
- B21F5/00—Upsetting wire or pressing operations affecting the wire cross-section
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21K—MAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
- B21K1/00—Making machine elements
- B21K1/58—Making machine elements rivets
- B21K1/60—Making machine elements rivets hollow or semi-hollow rivets
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ブラインドリベットの
マンドレル及びその製造装置に関するものである。
マンドレル及びその製造装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図７は、代表的なブラインドリベットを
示している。該ブラインドリベット１は、一端にフラン
ジ状の頭部３を有する円筒状のリベット本体２と、該リ
ベット本体２の貫通孔４に挿通して組み付けられるマン
ドレル５とからなり、マンドレル５の端部にリベット本
体２の開口端部をかしめて拡張する頭部６と、引きちぎ
り狭窄部７が設けられている。
示している。該ブラインドリベット１は、一端にフラン
ジ状の頭部３を有する円筒状のリベット本体２と、該リ
ベット本体２の貫通孔４に挿通して組み付けられるマン
ドレル５とからなり、マンドレル５の端部にリベット本
体２の開口端部をかしめて拡張する頭部６と、引きちぎ
り狭窄部７が設けられている。
【０００３】このようなブラインドリベット１のマンド
レル５は金属線材から製釘機により安価に量産されてい
るが、成形パンチによる一工程で丸形の頭部６を加工す
るため、頭部６がマンドル本体をなす心棒５ａの軸線に
対して偏心したり、頭部６の周縁部の形状及び肉厚が不
均一になり易いという問題があった。そして、このよう
な不均一な形状の頭部６を有するマンドレル５を用いて
リベット本体２の開口部２ａをかしめると、図７（ｂ）
に示すように、リベット本体２が歪んで不均一に変形
し、頭部６が脱落（芯抜け）したり、かしめ不良による
強度の不足あるいはリベット本体２に挫屈を生じるとい
う不都合があった。
レル５は金属線材から製釘機により安価に量産されてい
るが、成形パンチによる一工程で丸形の頭部６を加工す
るため、頭部６がマンドル本体をなす心棒５ａの軸線に
対して偏心したり、頭部６の周縁部の形状及び肉厚が不
均一になり易いという問題があった。そして、このよう
な不均一な形状の頭部６を有するマンドレル５を用いて
リベット本体２の開口部２ａをかしめると、図７（ｂ）
に示すように、リベット本体２が歪んで不均一に変形
し、頭部６が脱落（芯抜け）したり、かしめ不良による
強度の不足あるいはリベット本体２に挫屈を生じるとい
う不都合があった。
【０００４】上記のような問題点を解決するものとし
て、頭部の引張り力の受圧面を円錐面あるいは球面形状
にして均一なかしめ効果が得られるようにしたマンドレ
ルについて種々提案されているが、いずれも頭部が大き
く、かつ頭部高さが高いため、製釘機によって製造する
ことは不可能で、ヘッダーなどによる複数工程の加工が
必要であり、したがって製釘機により製造したマンドレ
ルと比べて製造コストが著しく高くなり、安価に量産で
きることが要求されるブラインドリベットのマンドレル
には適さず、実用化されていないのが現状である。ま
た、頭部高さが高いことと関連してリベット本体のかし
め長さが大きくなるため、実用化したとしても不利であ
る。
て、頭部の引張り力の受圧面を円錐面あるいは球面形状
にして均一なかしめ効果が得られるようにしたマンドレ
ルについて種々提案されているが、いずれも頭部が大き
く、かつ頭部高さが高いため、製釘機によって製造する
ことは不可能で、ヘッダーなどによる複数工程の加工が
必要であり、したがって製釘機により製造したマンドレ
ルと比べて製造コストが著しく高くなり、安価に量産で
きることが要求されるブラインドリベットのマンドレル
には適さず、実用化されていないのが現状である。ま
た、頭部高さが高いことと関連してリベット本体のかし
め長さが大きくなるため、実用化したとしても不利であ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、均一なかしめ効果と強い芯抜け強
度が得られると共に、かしめに必要なリベット本体の長
さを著しく短くできる頭部形状を有し、従来のマンドレ
ルと同様に製釘機を用いて容易に製造することが可能な
ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置を提
供することを目的とする。
みてなされたもので、均一なかしめ効果と強い芯抜け強
度が得られると共に、かしめに必要なリベット本体の長
さを著しく短くできる頭部形状を有し、従来のマンドレ
ルと同様に製釘機を用いて容易に製造することが可能な
ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置を提
供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のマンドレルは、マンドレル本体をなす心棒
の端部に設ける頭部が、前記リベット本体の外径とほぼ
等しい直径（Ｄ）と前記心棒の直径（ｄ）に対して８０
％〜１２０％の高さ（Ｈ）を有し、該頭部の頂部は軸線
に対して直角をなす平坦面に形成されると共に、その中
央部に端面が前記心棒の直径（ｄ）よりやや大きい直径
（ｄ１）を有する低い円錐台形の突出部が設けられ、一
方、前記リベット本体をかしめる際の引張り力の受圧面
を形成する前記頭部の下側面が、自動求心作用を有する
円錐面又は類似の窄まり面に形成されていることを特徴
とする。
に、本発明のマンドレルは、マンドレル本体をなす心棒
の端部に設ける頭部が、前記リベット本体の外径とほぼ
等しい直径（Ｄ）と前記心棒の直径（ｄ）に対して８０
％〜１２０％の高さ（Ｈ）を有し、該頭部の頂部は軸線
に対して直角をなす平坦面に形成されると共に、その中
央部に端面が前記心棒の直径（ｄ）よりやや大きい直径
（ｄ１）を有する低い円錐台形の突出部が設けられ、一
方、前記リベット本体をかしめる際の引張り力の受圧面
を形成する前記頭部の下側面が、自動求心作用を有する
円錐面又は類似の窄まり面に形成されていることを特徴
とする。
【０００７】前記突出部の裾縁の直径（ｄ２）が前記頭
部の直径（Ｄ）より小径であることが好ましい。
部の直径（Ｄ）より小径であることが好ましい。
【０００８】本発明によるマンドレルの製造装置は、対
向面に前記心棒を挾み付けて保持固定する断面半円形の
凹溝が設けられると共に、前記両凹溝の上端部に上拡が
りの拡大凹部が設けられている一対の割りダイスと、前
記割りダイスの両凹溝の上方に対向して配設され、前記
心棒を加圧するパンチと、前記割りダイスの上面に当接
して配置され、前記パンチが挿通する案内孔を有し、前
記案内孔の下端部に前記突出部を成形するための面取り
部が設けられている案内体とを備えていることを特徴と
する。
向面に前記心棒を挾み付けて保持固定する断面半円形の
凹溝が設けられると共に、前記両凹溝の上端部に上拡が
りの拡大凹部が設けられている一対の割りダイスと、前
記割りダイスの両凹溝の上方に対向して配設され、前記
心棒を加圧するパンチと、前記割りダイスの上面に当接
して配置され、前記パンチが挿通する案内孔を有し、前
記案内孔の下端部に前記突出部を成形するための面取り
部が設けられている案内体とを備えていることを特徴と
する。
【０００９】
【作用】上記構成のマンドレルは、自動求心作用を有す
る円錐面又はその類似の窄まり面を形成する頭部の実質
的な高さ（Ｈ）を上記した範囲に設定して極力低くする
ことで、均一なかしめ効果が得られる頭部が製釘機を用
いて量産可能となる。しかも、実質的高さ（Ｈ）を低く
抑えることによって生じる頭部のボリューム不足を中央
部に突設した低い円錐台形状の突出部で補うことで前記
頭部には十分な強度が確保される。一方、前記頭部の高
さ（Ｈ）を低くしたことによって、かしめに必要なリベ
ット本体の長さが短くなり、前記頭部によるかしめ部分
の突出量が非常に小さくなる。
る円錐面又はその類似の窄まり面を形成する頭部の実質
的な高さ（Ｈ）を上記した範囲に設定して極力低くする
ことで、均一なかしめ効果が得られる頭部が製釘機を用
いて量産可能となる。しかも、実質的高さ（Ｈ）を低く
抑えることによって生じる頭部のボリューム不足を中央
部に突設した低い円錐台形状の突出部で補うことで前記
頭部には十分な強度が確保される。一方、前記頭部の高
さ（Ｈ）を低くしたことによって、かしめに必要なリベ
ット本体の長さが短くなり、前記頭部によるかしめ部分
の突出量が非常に小さくなる。
【００１０】また、上記構成の製造装置によって、前記
マンドレルの頭部が一工程の圧縮加工により成形するこ
とができる。
マンドレルの頭部が一工程の圧縮加工により成形するこ
とができる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は本発明に係るマンドレルをリベット本体に
組み付けたブラインドリベット１０を示し、図２は同ブ
ラインドリベット１０の使用状態を示している。
する。図１は本発明に係るマンドレルをリベット本体に
組み付けたブラインドリベット１０を示し、図２は同ブ
ラインドリベット１０の使用状態を示している。
【００１２】リベット本体１１は、従来製品と同様に一
端にフランジ状頭部１２を有し、中心部分に貫通孔１３
を設けた円筒状をなし、アルミ合金などの比較的軟質の
金属材料でつくられている。
端にフランジ状頭部１２を有し、中心部分に貫通孔１３
を設けた円筒状をなし、アルミ合金などの比較的軟質の
金属材料でつくられている。
【００１３】マンドレル１５は、リベット本体１１の貫
通孔１３に挿通する心棒１６の端部にリベツト本体１１
の開口端部１１ａをかしめるための頭部１７が連設され
ている。頭部１７は、リベツト本体１１の外径とほぼ同
一の直径（Ｄ）を有し、軸線に対して直角をなす平坦面
に形成された頂面１８の中央部分に端面２０の直径（ｄ
１）が心棒１６の直径（ｄ）よりやや大きい低い円錐台
形状の突出部１９が突設されている。なお、突出部１９
の裾縁の直径（ｄ２）は最大の場合でも直径（Ｄ）より
小さくする。一方、かしめ時に引張り力の受圧面を形成
する頭部１７の下側面は自動求心作用を有する円錐面２
１に形成され、かつ該円錐面２１を形成する頭部１７の
実質的高さ（Ｈ）は心棒１６の直径（ｄ）に対して８０
％〜１２０％の範囲で設定し、極力低くする。その理由
は、頭部１７の実質的高さ（Ｈ）を心棒１６の直径
（ｄ）に対して８０％以下にすると、円錐面２１による
均一なかしめ効果が得られず、また、直径（ｄ）に対し
て１２０％以上にすると、後述する製釘機による一工程
の圧縮加工のみで頭部１７を成形することが不可能にな
るからである。而して、頭部１７の実質的高さ（Ｈ）を
上記した範囲に設定して極力低くすることで、後述する
ように均一なかしめ効果が得られる頭部１７が製釘機を
用いて安価に量産可能となる。一方、実質的高さ（Ｈ）
を低く抑えることによって生じる頭部のボリューム不足
は突出部１９によって補われ、頭部１７にはリベット本
体１１をかしめるのに十分な強度が確保されるのであ
る。
通孔１３に挿通する心棒１６の端部にリベツト本体１１
の開口端部１１ａをかしめるための頭部１７が連設され
ている。頭部１７は、リベツト本体１１の外径とほぼ同
一の直径（Ｄ）を有し、軸線に対して直角をなす平坦面
に形成された頂面１８の中央部分に端面２０の直径（ｄ
１）が心棒１６の直径（ｄ）よりやや大きい低い円錐台
形状の突出部１９が突設されている。なお、突出部１９
の裾縁の直径（ｄ２）は最大の場合でも直径（Ｄ）より
小さくする。一方、かしめ時に引張り力の受圧面を形成
する頭部１７の下側面は自動求心作用を有する円錐面２
１に形成され、かつ該円錐面２１を形成する頭部１７の
実質的高さ（Ｈ）は心棒１６の直径（ｄ）に対して８０
％〜１２０％の範囲で設定し、極力低くする。その理由
は、頭部１７の実質的高さ（Ｈ）を心棒１６の直径
（ｄ）に対して８０％以下にすると、円錐面２１による
均一なかしめ効果が得られず、また、直径（ｄ）に対し
て１２０％以上にすると、後述する製釘機による一工程
の圧縮加工のみで頭部１７を成形することが不可能にな
るからである。而して、頭部１７の実質的高さ（Ｈ）を
上記した範囲に設定して極力低くすることで、後述する
ように均一なかしめ効果が得られる頭部１７が製釘機を
用いて安価に量産可能となる。一方、実質的高さ（Ｈ）
を低く抑えることによって生じる頭部のボリューム不足
は突出部１９によって補われ、頭部１７にはリベット本
体１１をかしめるのに十分な強度が確保されるのであ
る。
【００１４】なお、円錐面２１に代えて、図３（ａ）に
示す半球面２２、あるいは図３（ｂ）に示す凹入弯曲面
２３その他の自動求心作用を有する窄まり面に形成する
ことも可能である。
示す半球面２２、あるいは図３（ｂ）に示す凹入弯曲面
２３その他の自動求心作用を有する窄まり面に形成する
ことも可能である。
【００１５】心棒１６の頭部１７に近い首下部分には、
リベット本体１１に対する仮止め用膨出部２４を形成す
るための凹入部２５と、引きちぎり破断部を形成する狭
窄部２６が設けられている。
リベット本体１１に対する仮止め用膨出部２４を形成す
るための凹入部２５と、引きちぎり破断部を形成する狭
窄部２６が設けられている。
【００１６】上記構成を有するマンドレル１５をリベッ
ト本体１１に組み付けて構成したブラインドリベット１
０は、図２に示すようにして使用する。先ず、図２
（ａ）のように、被締結部材２７，２８に設けた取付孔
２９に挿入し、フランジ状頭部１２を被締結部材２７に
矢印Ａの方向から押し付けながら、心棒１６を矢印Ｂの
方向へ引張ると、頭部１７の円錐面２１によりリベット
本体１１の開口端部１１ａが均一にかしめられて拡張
し、図２（ｂ）のように、かしめ部１４とフランジ状頭
部１２とで被締結部材２７，２８を挟み付けるようにし
て締結する。締結が完了すると、心棒１６が狭窄部２６
で破断する。一方、かしめ部１４の端部１４ａが頭部１
７の頂面１８側へ巻き込まれ、その結果、頭部１７がか
しめ部１４で抱きかかえるようにして保持固定されるの
で、大きな芯抜け強度が得られる。
ト本体１１に組み付けて構成したブラインドリベット１
０は、図２に示すようにして使用する。先ず、図２
（ａ）のように、被締結部材２７，２８に設けた取付孔
２９に挿入し、フランジ状頭部１２を被締結部材２７に
矢印Ａの方向から押し付けながら、心棒１６を矢印Ｂの
方向へ引張ると、頭部１７の円錐面２１によりリベット
本体１１の開口端部１１ａが均一にかしめられて拡張
し、図２（ｂ）のように、かしめ部１４とフランジ状頭
部１２とで被締結部材２７，２８を挟み付けるようにし
て締結する。締結が完了すると、心棒１６が狭窄部２６
で破断する。一方、かしめ部１４の端部１４ａが頭部１
７の頂面１８側へ巻き込まれ、その結果、頭部１７がか
しめ部１４で抱きかかえるようにして保持固定されるの
で、大きな芯抜け強度が得られる。
【００１７】図４ないし図６は、上記のような構成を有
するマンドレル１５を製釘機を用いて製造するための装
置と、その工程を示している。該製造装置３０は、一対
の割りダイス３１，３１と、加圧パンチ３２と、該加圧
パンチ３２の曲りと後述する金属線材１６′の据え込み
時における曲りを防止する案内体３３とを備えている。
するマンドレル１５を製釘機を用いて製造するための装
置と、その工程を示している。該製造装置３０は、一対
の割りダイス３１，３１と、加圧パンチ３２と、該加圧
パンチ３２の曲りと後述する金属線材１６′の据え込み
時における曲りを防止する案内体３３とを備えている。
【００１８】割りダイス３１，３１の対向面には、心棒
１６の素材となる金属線材１６′を挟み付けて収容する
断面形状が半円形の凹溝３４，３４が設けられ、両凹溝
３４，３４の上端部には頭部１７を成形する半割り円錐
面形状の拡大凹部３５，３５が設けられている。また、
両凹溝３４，３４には心棒１６に凹入部２５を成形する
ための隆起部３６，３６と狭窄部２６を成形するための
隆起刃３７，３７が突設されており、頭部１７の成形に
先き立って両割りダイス３１，３１を接近させ、両隆起
部３６，３６及び両隆起刃３７，３７により金属線材１
６′を挟み付けて凹入部２５と狭窄部２６を成形すると
同時に、頭部１７を圧縮成形するために金属線材１６′
を把持固定する。
１６の素材となる金属線材１６′を挟み付けて収容する
断面形状が半円形の凹溝３４，３４が設けられ、両凹溝
３４，３４の上端部には頭部１７を成形する半割り円錐
面形状の拡大凹部３５，３５が設けられている。また、
両凹溝３４，３４には心棒１６に凹入部２５を成形する
ための隆起部３６，３６と狭窄部２６を成形するための
隆起刃３７，３７が突設されており、頭部１７の成形に
先き立って両割りダイス３１，３１を接近させ、両隆起
部３６，３６及び両隆起刃３７，３７により金属線材１
６′を挟み付けて凹入部２５と狭窄部２６を成形すると
同時に、頭部１７を圧縮成形するために金属線材１６′
を把持固定する。
【００１９】この状態で両割りダイス３１，３１から突
出した金属線材１６′の端部をパンチ３２により加圧し
て頭部１７を成形するが、両割りダイス３１，３１の上
端部に拡大凹部３５，３５を有しているので、金属線材
１６′の出代、すなわち据え込み代（ｌ）が長くなり、
単にパンチ３２で加圧すれば金属線材１６′が曲がって
挫屈するおそれがあり、特に金属線材１６′の先端１
６′ａは前工程で喰いちぎられて釘先状の先尖りになっ
ているので、パンチ３２で傾いて加圧されるおそれがあ
り、一層曲り易い。このような金属線材１６′の曲りと
パンチ３２の曲りを防止するために、案内体３３が設け
られているのである。案内体３３の案内孔３８の下端部
には面取り部３９を設けて、下拡がりの凹部４０が形成
されている。なお、該案内体３３は、図示しないばね手
段によって両割りダイス３１，３１の上面に押接するよ
うに付勢されている。
出した金属線材１６′の端部をパンチ３２により加圧し
て頭部１７を成形するが、両割りダイス３１，３１の上
端部に拡大凹部３５，３５を有しているので、金属線材
１６′の出代、すなわち据え込み代（ｌ）が長くなり、
単にパンチ３２で加圧すれば金属線材１６′が曲がって
挫屈するおそれがあり、特に金属線材１６′の先端１
６′ａは前工程で喰いちぎられて釘先状の先尖りになっ
ているので、パンチ３２で傾いて加圧されるおそれがあ
り、一層曲り易い。このような金属線材１６′の曲りと
パンチ３２の曲りを防止するために、案内体３３が設け
られているのである。案内体３３の案内孔３８の下端部
には面取り部３９を設けて、下拡がりの凹部４０が形成
されている。なお、該案内体３３は、図示しないばね手
段によって両割りダイス３１，３１の上面に押接するよ
うに付勢されている。
【００２０】図４に示す状態からパンチ３２が下降して
金属線材１６′の先端１６′ａを加圧して圧縮すると、
図５に示すように金属線材１６′の据え込み代（ｌ）の
中間部分が膨出変形したのち、割りダイス３１，３１の
拡大凹部３５，３５と案内体３３の下面により拘束され
た空間に据え込まれて、円錐面２１と軸線に対して直角
をなす扁平な頂面１８を有する頭部１７が成形されると
同時に、パンチ案内体３３の凹部４０に据え込まれた余
肉によって頂面１８の中央部に低い円錐台形の突出部１
９が成形される。なお、突出部１９の端面は実質的には
平坦面であるが、パンチ３２先端が喰い込んでリング状
のバリが発生することもあるが、実用上には何ら支障は
無い。また、この圧縮加工による成形時において、パン
チ３２の加圧により膨出変形した材料が案内体３３の面
取り部３９に誘導されて拡大凹部３５，３５内に据え込
まれるので、パンチ３２の一工程の圧縮加工だけで挫屈
による偏肉やクラツクのない品質の一定した頭部１７と
突出部１９が心棒１６と同芯に成形される。
金属線材１６′の先端１６′ａを加圧して圧縮すると、
図５に示すように金属線材１６′の据え込み代（ｌ）の
中間部分が膨出変形したのち、割りダイス３１，３１の
拡大凹部３５，３５と案内体３３の下面により拘束され
た空間に据え込まれて、円錐面２１と軸線に対して直角
をなす扁平な頂面１８を有する頭部１７が成形されると
同時に、パンチ案内体３３の凹部４０に据え込まれた余
肉によって頂面１８の中央部に低い円錐台形の突出部１
９が成形される。なお、突出部１９の端面は実質的には
平坦面であるが、パンチ３２先端が喰い込んでリング状
のバリが発生することもあるが、実用上には何ら支障は
無い。また、この圧縮加工による成形時において、パン
チ３２の加圧により膨出変形した材料が案内体３３の面
取り部３９に誘導されて拡大凹部３５，３５内に据え込
まれるので、パンチ３２の一工程の圧縮加工だけで挫屈
による偏肉やクラツクのない品質の一定した頭部１７と
突出部１９が心棒１６と同芯に成形される。
【００２１】したがって、上記したマンドレルの製造装
置３０を製釘機に組み込めば、第１図に示した構成を有
するマンドレル１５が安価に量産できる。
置３０を製釘機に組み込めば、第１図に示した構成を有
するマンドレル１５が安価に量産できる。
【００２２】
【発明の効果】本発明のマンドレルは上述した頭部形状
を有しているので、心棒に加えられる引張り力によって
均一なかしめ効果と大きな芯抜け強度が得られる。ま
た、かしめ作用をなす円錐面又は類似の窄まり面を形成
する頭部の実質的高さ（Ｈ）が低いので、かしめに要す
るリベット本体の長さを短くできるという経済的効果と
共に、被締結部材に対するかしめ部分の突出量も短くな
り、美麗な仕上りが得られる利点がある。さらに、前記
頭部に設けた突出部が被締結部材の取付孔に対するガイ
ドの役目も果すという利点もある。
を有しているので、心棒に加えられる引張り力によって
均一なかしめ効果と大きな芯抜け強度が得られる。ま
た、かしめ作用をなす円錐面又は類似の窄まり面を形成
する頭部の実質的高さ（Ｈ）が低いので、かしめに要す
るリベット本体の長さを短くできるという経済的効果と
共に、被締結部材に対するかしめ部分の突出量も短くな
り、美麗な仕上りが得られる利点がある。さらに、前記
頭部に設けた突出部が被締結部材の取付孔に対するガイ
ドの役目も果すという利点もある。
【００２３】本発明のマンドレルの製造装置によれば、
上述したすぐれた機能を具備している本発明のマンドレ
ルが製釘機を用いて安価に量産することができる。
上述したすぐれた機能を具備している本発明のマンドレ
ルが製釘機を用いて安価に量産することができる。
【図１】本発明に係るマンドレルをリベット本体に組み
付けて構成したブラインドリベットの一部縦断正面図で
ある。
付けて構成したブラインドリベットの一部縦断正面図で
ある。
【図２】同ブラインドリベットの使用状態を示す説明図
であって、（ａ）は締結前の準備状態を示し、（ｂ）は
締結完了状態を示している。
であって、（ａ）は締結前の準備状態を示し、（ｂ）は
締結完了状態を示している。
【図３】マンドレル頭部の変形例を示す要部正面図であ
る。
る。
【図４】本発明に係るマンドレルの製造装置を示す要部
縦断正面図である。
縦断正面図である。
【図５】同製造装置による成形工程途中の説明図であ
る。
る。
【図６】同製造装置による成形工程の完了状態を示す説
明図である。
明図である。
【図７】従来のブラインドリベットの使用例を示す説明
図であって、（ａ）は締結前の準備状態を示し、（ｂ）
は締結完了状態を示している。
図であって、（ａ）は締結前の準備状態を示し、（ｂ）
は締結完了状態を示している。
１０ ブラインドリベット １１ リベット本体 １２ フランジ状頭部 １３ 貫通孔 １４ かしめ部分 １５ マンドレル １６ 心棒 １７ 頭部 １８ 扁平な頂面 １９ 突出部 ２１ 円錐面 ２２ 半球面 ２３ 凹入弯曲面 ２４ 仮止め用膨出部 ２６ 狭窄部 ３０ マンドレルの製造装置 ３１ 割りダイス ３２ パンチ ３３ 案内体 ３４ 凹溝 ３５ 拡大凹部 ３９ 面取り部 ４０ 凹部
Claims (4)
- 【請求項１】 一端にフランジ状頭部を有する円筒状の
リベット本体に挿通して組み付けるマンドレルであっ
て、 マンドレル本体をなす心棒の端部に設ける頭部が、前記
リベット本体の外径とほぼ等しい直径（Ｄ）と前記心棒
の直径（ｄ）に対して８０％〜１２０％の高さ（Ｈ）を
有し、 該頭部の頂部は軸線に対して直角をなす平坦面に形成さ
れると共に、その中央部に端面が前記心棒の直径（ｄ）
よりやや大きい直径（ｄ１）を有する低い円錐台形の突
出部が設けられ、一方、前記リベット本体をかしめる際
の引張り力の受圧面を形成する前記頭部の下側面が、自
動求心作用を有する円錐面又は類似の窄まり面に形成さ
れていることを特徴とするブラインドリベットのマンド
レル。 - 【請求項２】 前記突出部の裾縁の直径（ｄ２）が前記
頭部の直径（Ｄ）より小径である請求項１記載のブライ
ンドリベットのマンドレル。 - 【請求項３】 請求項１又は２記載のマンドレルを製造
する装置であって、対向面に前記心棒を挾み付けて保持
固定する断面半円形の凹溝が設けられると共に、前記両
凹溝の上端部に上拡がりの拡大凹部が設けられている一
対の割りダイスと、 前記割りダイスの両凹溝の上方に対向して配設され、前
記心棒を加圧するパンチと、 前記割りダイスの上面に当接して配置され、前記パンチ
が挿通する案内孔を有し、前記案内孔の下端部に前記突
出部を成形するための面取り部が設けられている案内体
とを備えていることを特徴とするブラインドリベット用
マンドレルの製造装置。 - 【請求項４】 前記割りダイスの前記凹溝の途中に、前
記心棒に仮止め用膨出部を成形する降起部と、引きちぎ
り狭窄部を成形する降起刃とが設けられている請求項３
記載のブラインドリベット用マンドレルの製造装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176017A JPH07113364B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置 |
| AU64625/94A AU6462594A (en) | 1993-06-22 | 1994-06-08 | A mandrel for blind rivets and an apparatus for manufacturing the mandrel |
| CA002126114A CA2126114A1 (en) | 1993-06-22 | 1994-06-17 | Mandrel for blind rivets and an apparatus for manufacturing the mandrel |
| EP94304443A EP0635647A1 (en) | 1993-06-22 | 1994-06-20 | A mandrel for blind rivets and an apparatus for manufacturing the mandrel |
| CN94107225A CN1101403A (zh) | 1993-06-22 | 1994-06-20 | 一种盲铆钉的芯棒和制造该芯棒的装置 |
| KR1019940013985A KR950001120A (ko) | 1993-06-22 | 1994-06-21 | 블라인드 리벳용 맨드릴 및 그 제조장치 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5176017A JPH07113364B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0712112A JPH0712112A (ja) | 1995-01-17 |
| JPH07113364B2 true JPH07113364B2 (ja) | 1995-12-06 |
Family
ID=16006270
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5176017A Expired - Lifetime JPH07113364B2 (ja) | 1993-06-22 | 1993-06-22 | ブラインドリベットのマンドレル及びその製造装置 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0635647A1 (ja) |
| JP (1) | JPH07113364B2 (ja) |
| KR (1) | KR950001120A (ja) |
| CN (1) | CN1101403A (ja) |
| AU (1) | AU6462594A (ja) |
| CA (1) | CA2126114A1 (ja) |
Families Citing this family (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2376279A (en) * | 2001-06-07 | 2002-12-11 | Sedate Trading Corp | Blind rivet |
| GB2388412A (en) * | 2002-05-08 | 2003-11-12 | Emhart Llc | Blind rivet |
| US7824141B2 (en) | 2007-08-03 | 2010-11-02 | Newfrey Llc | Blind rivet |
| DE102010017296A1 (de) | 2010-06-08 | 2011-12-08 | Newfrey Llc | Blindniet und Befestigungsanordnung mit einem Blindniet |
| JP2012077769A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Nippon Pop Rivets & Fasteners Ltd | ブラインドリベット及びその締結方法 |
| DE102013207765A1 (de) * | 2013-04-29 | 2014-10-30 | Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg | Niet und Drehmomentübertragungseinrichtung |
| CN106466701A (zh) * | 2015-08-21 | 2017-03-01 | 哈尔滨建成集团有限公司 | 一种空心铆钉和扁圆头螺钉的铆接方法 |
| KR101776483B1 (ko) * | 2016-04-05 | 2017-09-08 | 현대자동차주식회사 | 블라인드리벳 장착장치 |
| CN106286528B (zh) * | 2016-09-14 | 2018-05-25 | 航天精工股份有限公司 | 一种高防松旋铆型抽芯铆钉 |
| TWI692567B (zh) * | 2018-04-26 | 2020-05-01 | 應力科技有限公司 | 可續接之鋼筋結構及其製造方法 |
| EP4145004A1 (en) | 2021-09-06 | 2023-03-08 | Newfrey LLC | Blind fastener with improved stem and method of setting the same |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US3279304A (en) * | 1965-07-07 | 1966-10-18 | Nat Screw & Mfg Company | High strength blind fastener |
| DE2542825A1 (de) * | 1975-09-25 | 1977-04-07 | Honsel Nieten & Metallwarenfab | Blindniet |
| GB1594943A (en) * | 1977-01-13 | 1981-08-05 | Avdel Ltd | Method of making a mandrel for a self-plugging blind rivet |
| GB2158754B (en) * | 1984-05-19 | 1987-07-15 | Tucker Fasteners Ltd | Manufacture of metal articles from wire |
-
1993
- 1993-06-22 JP JP5176017A patent/JPH07113364B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-06-08 AU AU64625/94A patent/AU6462594A/en not_active Abandoned
- 1994-06-17 CA CA002126114A patent/CA2126114A1/en not_active Abandoned
- 1994-06-20 EP EP94304443A patent/EP0635647A1/en not_active Ceased
- 1994-06-20 CN CN94107225A patent/CN1101403A/zh active Pending
- 1994-06-21 KR KR1019940013985A patent/KR950001120A/ko not_active Application Discontinuation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| CN1101403A (zh) | 1995-04-12 |
| KR950001120A (ko) | 1995-01-03 |
| EP0635647A1 (en) | 1995-01-25 |
| CA2126114A1 (en) | 1994-12-23 |
| AU6462594A (en) | 1995-01-05 |
| JPH0712112A (ja) | 1995-01-17 |
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