JPH078398B2 - 球面連結具付きネジ杆とその製造方法 - Google Patents

球面連結具付きネジ杆とその製造方法

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JPH078398B2
JPH078398B2 JP24642386A JP24642386A JPH078398B2 JP H078398 B2 JPH078398 B2 JP H078398B2 JP 24642386 A JP24642386 A JP 24642386A JP 24642386 A JP24642386 A JP 24642386A JP H078398 B2 JPH078398 B2 JP H078398B2
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Japan
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Inventor
武 田中
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株式会社三星製作所
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21KMAKING FORGED OR PRESSED METAL PRODUCTS, e.g. HORSE-SHOES, RIVETS, BOLTS OR WHEELS
    • B21K1/00Making machine elements
    • B21K1/76Making machine elements elements not mentioned in one of the preceding groups
    • B21K1/762Coupling members for conveying mechanical motion, e.g. universal joints

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lifting Devices For Agricultural Implements (AREA)
  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 発明の分野 この発明は、例えば、農用トラクタの後部に構成される
リフトと、このリフトで昇降操作される作業機とを連結
する連結杆の端部に螺着されて、作業機との連結位置を
調整する場合に使用されるような球面連結具付きネジ杆
とその製造方法に関する。
(ロ) 発明の背景 上述の球面連結具付きネジ杆は、第1図に示すように、
ネジ部12の端部に環状部11を形成する場合、一般にはそ
れぞれ別々に製造されたネジ部12と、環状部11とを溶接
手段で溶着することで構成される。
しかし、上述のように両者を溶接した場合、その溶接部
分が弱いため、大きな負荷が掛ったり、あるいは、衝撃
力が掛ると溶接箇所が切断破損する問題点を有してい
た。
(ハ) 発明の目的 この発明は、環状部とネジ部とを特異な手段で一体に連
設形成することで、剛性が著しく向上し、製作が一連的
に円滑にできて、コストダウンが図れる球面連結具付き
ネジ杆の提供を目的とする。
(ニ) 発明の要約 この発明は、棒状素材の端部を据込み鍛造で環状部の形
成に必要な容量に形成し、該環状部形成部を型打ち鍛造
で環状部の粗外形を形成し、この粗環状部の外周部およ
び内周部をプレス加工で打抜いて環状部を形成すると同
時に、該環状部の一方の口縁は内側を球面受部に、他方
の口縁は外側へ突出してカシメ部にそれぞれ形成し、前
記棒状素材の棒状外周面にネジを刻設し、中心に連結部
を形成し外周部に球面形状を形成した球面連結具を、前
記環状部に挿入して口縁の球面受部で受けると共に、他
方の口縁のカシメ部をカシメて、球面連結具を回動可能
に装着する球面連結具付きネジ杆の製造方法であり、さ
らに、 環状部とネジ部とを一体に連設形成し、中心に連結部を
形成し、外周部に球面形状を形成した球面連結具を前記
環状部に回動可能に装着した球面連結具付きネジ杆であ
ることを特徴とする。
(ホ) 発明の効果 この発明によれば、球面連結具を装着した環状部とネジ
部とが一体で連設形成されているため、これら両者が溶
接された場合と比較して、著しく剛性が向上し、衝撃的
な力の作用等で環状部とネジ部との間が切断破損するこ
とが防止される。
さらに、型打ち鍛造およびプレス加工で一連して製作さ
れることで、例えば、環状部とネジ部とを別々に製作し
て、両者を溶接する場合に比較して、相互部品の運搬や
管理がなく、迅速円滑に製作でき、コストダウンが図れ
る。
(ヘ) 発明の実施例 この発明一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
第1図は球面連結具付きネジ杆10を示し、該ネジ杆10は
環状部11とネジ部12とが一体に連結形成され、第2図に
も示すよう、環状部11の内周面13は球面状に形成され、
これに外周面に球面14を形成した連結具15が回動可能に
装着されている。
なお、連結具15の中心部には連結孔16が形成され、この
連結孔16は被連結物の連結軸を挿通する。
上述の連結孔16は軸で構成することも可能である。
上述のように構成されたネジ杆10は、第3図に示すよう
に、スリーブ17の上端および下端に螺着されて連結杆18
を構成し、この場合、上下のネジ杆10,10はネジ方向が
右ネジと左ネジとに異ならせることで、ターンバックル
を構成し、操作棒19を介してスリーブ17を回動すること
で、ネジ杆10を進退し、連結杆18の長さが調整される。
上述のようにして使用される球面連結具付きネジ杆10は
以下の方法で製造される。
第4図はネジ杆10の製造過程を示し、第4図イで示す棒
状素材20は、その一方の端部が第5図、第6図で示す、
据込み金型21で据込み鍛造されて、第4図ロで示す環状
部形成部22が形成される。
前述の第5図、第6図において、据込み金型21は左右一
対で形成され、一方の金型21aには環状部形成部22の形
状面23が形成され、他方の金型21bには棒状素材20を挿
入する据込み孔24が形成され、両金型21a,21bが接合状
態にあって、加熱された棒状素材20を据込み孔24から挿
入されて、据込み鍛造されることで、棒状素材20の一端
に環状部形成部22が形成される。
次いで、第4図ロの素材20は、第7図、第8図で示す、
型打ち金型25で型打ち鍛造されて、第4図ハに示す環状
部形成部22が粗環状に形成される。
前述の第7図、第8図において、型打ち金型25は上下一
対で形成され、各金型25a,25bは粗環状部に対応させた
形状面26が形成され、これら形状面26,26間に、加熱さ
れた素材20、すなわち、第4図ロの素材20が挿入され
て、型打ち鍛造されることで、第4図ハに示すように、
粗環状部形成部22が形成される。
この粗環状部形成部22の内外にはバリが形成されるの
で、このバリは周知のプレス加工で切り落されること
で、第4図ニに示す形状に形成される。
なお、前述の金型25の一方(上側)の形状面26には、環
状部の内側の一側口縁に対応させて凹部27が形成され、
この凹部27は側打ち鍛造されたとき、粗環状部形成部22
にカシメ部28を形成することになり、このカシメ部28は
後程連結具15が環状部に装着されるときのカシメ代とし
て置かれる。
上述のようにして形成されたネジ杆素材20は、次の切削
工程で環状部形成部22が仕上げられて環状部11となる。
すなわち、第4図に示すように、環状部11の下側の口縁
は内壁を球面に切削して球面受部29が形成される。
また、上側の口縁はストレートに切削されるが、この口
縁の外側には上方に突出したカシメ部28が残されること
になる。
このように加工された後は、ネジ部12に対応する棒状部
分の長さが所定寸法に切断され、さらに、この棒状部分
にネジが周知の手段で刻設されてネジ部12が形成され
る。
次いで別工程で形成された連結具15が環状部11に挿入さ
れて、球面受部29で受けられると共に、他方のカシメ部
28がプレス加工でカシメられて、連結具15が回動可能に
装着され、第1図、第2図に示す、球面連結具付きネジ
杆10が完成する。
このようにしてネジ杆10を製作した場合、球面形状の連
結具15を装着した環状部11とネジ部12とが一体で連設形
成されているため、これら両者が溶接された場合と比較
して、著しく剛性が向上し、衝撃的な力の作用等で環状
部11とネジ部12との間が切断破損することが防止され
る。
さらに、型打ち鍛造およびプレル加工で一連して製作す
ることで、例えば、環状部11とネジ部12とを別々に製作
して、両者を溶接する場合に比較して、相互部品の運搬
や管理がなく、迅速円滑に製作でき、コストダウンが図
れる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明の一実施例を示し、 第1図は球面連結具付きネジ杆の斜視図、 第2図はその要部の断面図、 第3図は連結杆の斜視図、 第4図イ、ロ、ハ、ニ、ホはネジ杆の製造過程を示す斜
視図、および一部断面図、 第5図は据込み金型の断面正面図、 第6図はその断面側面図、 第7図は型打ち金型の断面正面図、 第8図はその作用状態を示す断面説明図である。 10……球面連結具付きネジ杆 11……環状部、12……ネジ部 15……連結具、16……連結孔 20……棒状素材、21……据込み金型 25……型打ち金型、28……カシメ部 29……球面受部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状素材の端部を据込み鍛造で環状部の形
    成に必要な容量に形成し、 該環状部形成部を型打ち鍛造で環状部の粗外形を形成
    し、 この粗環状部の外周部および内周部をプレス加工で打抜
    いて環状部を形成すると同時に、該環状部の一方の口縁
    は内側を球面受部に、他方の口縁は外側へ突出してカシ
    メ部にそれぞれ形成し、 前記棒状素材の棒状外周面にネジを刻設し、中心に連結
    部を形成し外周部に球面形状を形成した球面連結具を、
    前記環状部に挿入して口縁の球面受部で受けると共に、
    他方の口縁のカシメ部をカシメて、球面連結具を回動可
    能に装着する 球面連結具付きネジ杆の製造方法。
  2. 【請求項2】環状部とネジ部とを一体に連設形成し、 中心に連結部を形成し、外周部に球面形状を形成した球
    面連結具を前記環状部に回動可能に装着した 球面連結具付きネジ杆。
JP24642386A 1986-10-15 1986-10-15 球面連結具付きネジ杆とその製造方法 Expired - Lifetime JPH078398B2 (ja)

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JPS63101036A JPS63101036A (ja) 1988-05-06
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US5113304A (en) * 1990-03-28 1992-05-12 Kabushiki Kaisha Toshiba Digital protective circuit breaker
JP2019003763A (ja) * 2017-06-13 2019-01-10 矢崎総業株式会社 平型導体の製造方法

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