JPH0760384A - サスペンションアームのカラーかしめ構造及びかしめ方法 - Google Patents
サスペンションアームのカラーかしめ構造及びかしめ方法Info
- Publication number
- JPH0760384A JPH0760384A JP21158693A JP21158693A JPH0760384A JP H0760384 A JPH0760384 A JP H0760384A JP 21158693 A JP21158693 A JP 21158693A JP 21158693 A JP21158693 A JP 21158693A JP H0760384 A JPH0760384 A JP H0760384A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- collar
- side walls
- suspension arm
- flange
- side wall
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 サスペンションアームの先端に固定するカラ
ーを簡単かつ強固に固定する。 【構成】 アームの側壁6、7にカラー10の取付け穴
8、9を設け、パイプ状のカラー10を挿入し、該カラ
ー10の両側から圧入するパンチに拡径成形部とフラン
ジ成形部を設ける。該パンチによりカラー10に拡径部
22とフランジ23を成形し、拡径部22を取付け穴
8、9に圧着し、フランジ23で側壁6、7を挟持す
る。
ーを簡単かつ強固に固定する。 【構成】 アームの側壁6、7にカラー10の取付け穴
8、9を設け、パイプ状のカラー10を挿入し、該カラ
ー10の両側から圧入するパンチに拡径成形部とフラン
ジ成形部を設ける。該パンチによりカラー10に拡径部
22とフランジ23を成形し、拡径部22を取付け穴
8、9に圧着し、フランジ23で側壁6、7を挟持す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のサスペンショ
ンに用いられるアッパアーム又はロアアームにおいて、
車体側との連結部に取付けられるカラーのかしめ構造及
びかしめ方法に関する。
ンに用いられるアッパアーム又はロアアームにおいて、
車体側との連結部に取付けられるカラーのかしめ構造及
びかしめ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】サスペンションアームのカラーを強固に
固定する手段として、該アームの一対の側壁の取付け穴
にカラーを挿入してダイで保持し、該カラーを長手方向
にパンチで加圧して側壁内面に接するビードを成形し、
次にパンチを換えて側壁外面に接するフランジを成形す
る手段がある(特公平3−20607)。
固定する手段として、該アームの一対の側壁の取付け穴
にカラーを挿入してダイで保持し、該カラーを長手方向
にパンチで加圧して側壁内面に接するビードを成形し、
次にパンチを換えて側壁外面に接するフランジを成形す
る手段がある(特公平3−20607)。
【0003】この公知技術は、側壁をカラーのビードと
フランジで挾着するから、カラーを側壁に極めて強固に
固定できる利点はあるが、2種のパンチが必要であり、
前記ビードを形成するための特殊なダイも必要であるか
ら、金型費が嵩むことは免れない。
フランジで挾着するから、カラーを側壁に極めて強固に
固定できる利点はあるが、2種のパンチが必要であり、
前記ビードを形成するための特殊なダイも必要であるか
ら、金型費が嵩むことは免れない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、簡単な手段
を用いてカラーをアーム側壁に強固にかしめることを課
題とする。
を用いてカラーをアーム側壁に強固にかしめることを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において、前記課
題を解決するかしめ構造は、請求項1に記載したとお
り、対向する一対の側壁に設けた取付け穴に1本のカラ
ーを挿入し、該カラーの両端を側壁にかしめ付けした、
サスペンションアームのカラーかしめ構造において、カ
ラーの両端側を拡径して前記取付け穴にかしめた拡径部
と、カラーの両端を前記側壁の外面にかしめたフランジ
部とを備えることを特徴とする。
題を解決するかしめ構造は、請求項1に記載したとお
り、対向する一対の側壁に設けた取付け穴に1本のカラ
ーを挿入し、該カラーの両端を側壁にかしめ付けした、
サスペンションアームのカラーかしめ構造において、カ
ラーの両端側を拡径して前記取付け穴にかしめた拡径部
と、カラーの両端を前記側壁の外面にかしめたフランジ
部とを備えることを特徴とする。
【0006】また、前記課題を解決するかしめ方法は、
請求項2に記載したとおり、対向する一対の側壁に設け
た取付け穴に1本のカラーを挿入し、該カラーの両端を
側壁にかしめ付けする、サスペンションアームのカラー
かしめ方法において、両側壁の内側に該側壁の内面を支
持するダイを挿入すると共に前記取付け穴にカラーを挿
入し、拡径成形部とフランジ成形部とをもつパンチを、
カラーの両側から圧入することを特徴とする。
請求項2に記載したとおり、対向する一対の側壁に設け
た取付け穴に1本のカラーを挿入し、該カラーの両端を
側壁にかしめ付けする、サスペンションアームのカラー
かしめ方法において、両側壁の内側に該側壁の内面を支
持するダイを挿入すると共に前記取付け穴にカラーを挿
入し、拡径成形部とフランジ成形部とをもつパンチを、
カラーの両側から圧入することを特徴とする。
【0007】
【作用】前記請求項1の発明においては、カラーの両端
側の拡径部とフランジの2個所のかしめ部分によって、
カラーと側壁は強固に固定される。また、請求項2の発
明においては、拡径成形部とフランジ成形部をもつ1種
類のパンチを圧入する1工程で拡径部とフランジ部が同
時に成形されてかしめられる。
側の拡径部とフランジの2個所のかしめ部分によって、
カラーと側壁は強固に固定される。また、請求項2の発
明においては、拡径成形部とフランジ成形部をもつ1種
類のパンチを圧入する1工程で拡径部とフランジ部が同
時に成形されてかしめられる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0009】図1において、1は自動車のサスペンショ
ンにおける前輪のアッパフレームであり、車輪側への連
結部2と車体側への1対の連結部3を備えるもので、板
材を断面略逆U字形にプレス成形して作られる。
ンにおける前輪のアッパフレームであり、車輪側への連
結部2と車体側への1対の連結部3を備えるもので、板
材を断面略逆U字形にプレス成形して作られる。
【0010】連結部3の先端側は、U字形の底部4が切
除された凹入部5によって上下に開放され、実質上、一
対の対向する側壁6、7からなる構造であり、該側壁
6、7に図2のカラー10を取付けるための取付け穴
8、9が穿設されている。
除された凹入部5によって上下に開放され、実質上、一
対の対向する側壁6、7からなる構造であり、該側壁
6、7に図2のカラー10を取付けるための取付け穴
8、9が穿設されている。
【0011】カラー10は、中空のパイプで、取付け穴
8、9に挿入されたのち、図3に示すようにかしめら
れ、その内部に弾性ブッシュ11が保持される。該弾性
ブッシュ11は、内筒12、ゴムブッシュ13、外筒1
4を同心に接合したもので、内筒12内に挿入されるボ
ルトによって車体側の部材に弾力的に連結される。
8、9に挿入されたのち、図3に示すようにかしめら
れ、その内部に弾性ブッシュ11が保持される。該弾性
ブッシュ11は、内筒12、ゴムブッシュ13、外筒1
4を同心に接合したもので、内筒12内に挿入されるボ
ルトによって車体側の部材に弾力的に連結される。
【0012】カラー10を側壁6、7にかしめるため
に、図4に示されるダイ15と一対のパンチ16が用い
られる。ダイ15は、アーム3の内側で側壁6、7の内
面を支持するためのもので、割型として作られ、かつ両
端側が前記取付け穴8、9より僅かに大径とされた開口
17が割面に沿って設けられる。
に、図4に示されるダイ15と一対のパンチ16が用い
られる。ダイ15は、アーム3の内側で側壁6、7の内
面を支持するためのもので、割型として作られ、かつ両
端側が前記取付け穴8、9より僅かに大径とされた開口
17が割面に沿って設けられる。
【0013】パンチ16は、図5に示すようにガイド部
18、これより僅かに大径の拡径成形部19、端面20
から円弧状に凹んだリング形のフランジ成形部21を備
える。ガイド部18と拡径成形部19の半径差rは、例
えば0.3mmとされる。
18、これより僅かに大径の拡径成形部19、端面20
から円弧状に凹んだリング形のフランジ成形部21を備
える。ガイド部18と拡径成形部19の半径差rは、例
えば0.3mmとされる。
【0014】側壁6、7の取付け穴8、9にカラー10
を挿入し、ダイ15によって該カラー10の外周面を保
持すると共に側壁6、7の内面を保持し、カラー10の
両側からパンチ16、16を圧入すると、カラー10の
両端側は、拡径成形部19によって拡径され、図6に示
すように拡径部22が取付け穴8、9にかしめられる。
引続いてカラー10の両端がフランジ成形部21で半径
方向外方へ屈曲されてフランジ23となり、両側のフラ
ンジ23で側壁6、7が挟持される。
を挿入し、ダイ15によって該カラー10の外周面を保
持すると共に側壁6、7の内面を保持し、カラー10の
両側からパンチ16、16を圧入すると、カラー10の
両端側は、拡径成形部19によって拡径され、図6に示
すように拡径部22が取付け穴8、9にかしめられる。
引続いてカラー10の両端がフランジ成形部21で半径
方向外方へ屈曲されてフランジ23となり、両側のフラ
ンジ23で側壁6、7が挟持される。
【0015】該フランジ23は、拡径部22に隣接して
いるため、該拡径部22の剛性を増大する作用もするか
ら、拡径部22と取付け穴8、9の結合強度は強固に維
持される。そして、拡径部22は、図3の弾性ブッシュ
11を挿入する際の案内になって挿入を容易にし、ま
た、該拡径部22の長さは短く中間部分24の長さは長
いので、該中間部分24によって弾性ブッシュ11を充
分に保持することができる。
いるため、該拡径部22の剛性を増大する作用もするか
ら、拡径部22と取付け穴8、9の結合強度は強固に維
持される。そして、拡径部22は、図3の弾性ブッシュ
11を挿入する際の案内になって挿入を容易にし、ま
た、該拡径部22の長さは短く中間部分24の長さは長
いので、該中間部分24によって弾性ブッシュ11を充
分に保持することができる。
【0016】
【発明の効果】以上のとおり、請求項1の発明によれ
ば、アームの側壁に、カラーがその拡径部とフランジ部
によってかしめられ、拡径部の剛性は、隣接するフラン
ジ部によって増大されるから、強固なかしめ結合が得ら
れる利点がある。
ば、アームの側壁に、カラーがその拡径部とフランジ部
によってかしめられ、拡径部の剛性は、隣接するフラン
ジ部によって増大されるから、強固なかしめ結合が得ら
れる利点がある。
【0017】また、請求項2の発明によれば、一対のパ
ンチの1ストロークで前記の強固なかしめ結合が得ら
れ、生産性が極めて高い利点を有する。
ンチの1ストロークで前記の強固なかしめ結合が得ら
れ、生産性が極めて高い利点を有する。
【図1】 本発明の実施に用いるアッパアームの正面図
【図2】 同じくカラーの正面図
【図3】 かしめ部の縦断面図
【図4】 かしめ作用説明図
【図5】 パンチの拡大図
【図6】 要部拡大図
1 アッパアーム 3 アーム 6、7 側壁 8、9 取付け穴 10 カラー 11 ブッシュ 15 ダイ 16 パンチ 19 拡径成形部 21 フランジ成形部 22 拡径部 23 フランジ
Claims (2)
- 【請求項1】 対向する一対の側壁(6、7)に設けた
取付け穴(8、9)に1本のカラー(10)を挿入し、
該カラー(10)の両端を側壁(6、7)にかしめ付け
した、サスペンションアームのカラーかしめ構造におい
て、カラー(10)の両端側を拡径して前記取付け穴
(8、9)にかしめた拡径部(22)と、カラー(1)
の両端を前記側壁の外面にかしめたフランジ部(23)
とを備えることを特徴とするサスペンションアームのカ
ラーかしめ構造。 - 【請求項2】 対向する一対の側壁(6、7)に設けた
取付け穴(8、9)に1本のカラー(10)を挿入し、
該カラー(10)の両端を側壁(6、7)にかしめ付け
する、サスペンションアームのカラーかしめ方法におい
て、両側壁(6、7)の内側に該側壁(6、7)の内面
を支持するダイ(15)を挿入すると共に前記取付け穴
(8、9)にカラー(10)を挿入し、拡径成形部(1
9)とフランジ成形部(21)とをもつパンチ(16)
を、カラー(10)の両側から圧入することを特徴とす
る、サスペンションアームのカラーかしめ方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21158693A JPH0760384A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | サスペンションアームのカラーかしめ構造及びかしめ方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21158693A JPH0760384A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | サスペンションアームのカラーかしめ構造及びかしめ方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0760384A true JPH0760384A (ja) | 1995-03-07 |
Family
ID=16608224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21158693A Pending JPH0760384A (ja) | 1993-08-26 | 1993-08-26 | サスペンションアームのカラーかしめ構造及びかしめ方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0760384A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313194A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Bridgestone Corp | 部材の製造方法 |
WO2014033933A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 株式会社ヨロズ | 車両用のアーム部品とその製造方法 |
WO2014192081A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | 東レ株式会社 | 車両用リンク部品およびその製造方法 |
-
1993
- 1993-08-26 JP JP21158693A patent/JPH0760384A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005313194A (ja) * | 2004-04-28 | 2005-11-10 | Bridgestone Corp | 部材の製造方法 |
WO2014033933A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 株式会社ヨロズ | 車両用のアーム部品とその製造方法 |
WO2014034885A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2014-03-06 | 株式会社ヨロズ | 車両用のアーム部品とその製造方法 |
JPWO2014034885A1 (ja) * | 2012-08-31 | 2016-08-08 | 株式会社ヨロズ | 車両用のアーム部品とその製造方法 |
US9452650B2 (en) | 2012-08-31 | 2016-09-27 | Yorozu Corporation | Vehicular arm component and manufacturing method the same |
WO2014192081A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-04 | 東レ株式会社 | 車両用リンク部品およびその製造方法 |
JPWO2014192081A1 (ja) * | 2013-05-28 | 2017-02-23 | 東レ株式会社 | 車両用リンク部品およびその製造方法 |
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