JP2565951B2 - モールド挿入型電気接点の製造方法 - Google Patents
モールド挿入型電気接点の製造方法Info
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- JP2565951B2 JP2565951B2 JP62302562A JP30256287A JP2565951B2 JP 2565951 B2 JP2565951 B2 JP 2565951B2 JP 62302562 A JP62302562 A JP 62302562A JP 30256287 A JP30256287 A JP 30256287A JP 2565951 B2 JP2565951 B2 JP 2565951B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モールド挿入型電気接点の製造方法の改良
に関する。
に関する。
(従来の技術とその問題点) モールド挿入型電気接点は、モールド金型にセット
し、金型内に樹脂をモールドして、樹脂製品と一体化し
た電気接点を作る為のものであり、中間部に段差のある
大径部を有するものである。
し、金型内に樹脂をモールドして、樹脂製品と一体化し
た電気接点を作る為のものであり、中間部に段差のある
大径部を有するものである。
従来、このモールド挿入型電気接点を作るには、第2
図aに示す如く接点材1とベース材2とをろう付けして
成るクラッド接点材3を全てレース加工により第2図b
に示す如く中間部に段差4を有する大径部5を備えたモ
ールド挿入型電気接点6を作るか、又は第3図aに示す
如く異形のリベット型ベース材7の頭部状上面中央の凹
部8に小型のリベット型クラッド接点材9の脚部を圧入
して、第3図bに示す如く中間部に段差4を有する大径
部を備えたモールド挿入型電気接点6′を作っていた。
図aに示す如く接点材1とベース材2とをろう付けして
成るクラッド接点材3を全てレース加工により第2図b
に示す如く中間部に段差4を有する大径部5を備えたモ
ールド挿入型電気接点6を作るか、又は第3図aに示す
如く異形のリベット型ベース材7の頭部状上面中央の凹
部8に小型のリベット型クラッド接点材9の脚部を圧入
して、第3図bに示す如く中間部に段差4を有する大径
部を備えたモールド挿入型電気接点6′を作っていた。
然し乍ら、前記レース加工による製造方法は寸法精度
の高いモールド挿入型電気接点6が得られるが、大量の
スクラップが発生し、コスト高であるばかりではなく、
生産性が悪かった。また異形のリベット型ベース材7の
頭部上面中央の凹部8に小型のリベット型クラッド接点
材9を圧入する製造方法は、異形のベース材7を作るの
に手間がかかり過ぎ、甚だ生産性が悪かった。これはモ
ールド挿入型電気接点6、6′の特殊形状が据込比(加
工率)が極めて高い為、通常のヘッダー加工ができない
からである。
の高いモールド挿入型電気接点6が得られるが、大量の
スクラップが発生し、コスト高であるばかりではなく、
生産性が悪かった。また異形のリベット型ベース材7の
頭部上面中央の凹部8に小型のリベット型クラッド接点
材9を圧入する製造方法は、異形のベース材7を作るの
に手間がかかり過ぎ、甚だ生産性が悪かった。これはモ
ールド挿入型電気接点6、6′の特殊形状が据込比(加
工率)が極めて高い為、通常のヘッダー加工ができない
からである。
(発明の目的) 本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、据
込比(加工率)を著しく低くしたヘッダー加工とプレス
加工とにより製造できるようにしたモールド挿入型電気
接点の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
込比(加工率)を著しく低くしたヘッダー加工とプレス
加工とにより製造できるようにしたモールド挿入型電気
接点の製造方法を提供することを目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明のモールド挿入型
電気接点の製造方法は、据込比が4.0以下となるように
径を選定した接点線材及びベース線材を所要の長さに切
断して得た接点材とベース材とを圧接すると同時にベー
ス材側の端部を前方押出成形して小径の脚部を突設して
クラッド接点材を作り、次のこのクラッド接点材の中間
部をヘッダー加工により予備成形して団粒状の膨出部を
形成し、次いで団粒状の膨出部をプレス加工により仕上
げ成形して段差付大径部を形成することを特徴とするも
のである。
電気接点の製造方法は、据込比が4.0以下となるように
径を選定した接点線材及びベース線材を所要の長さに切
断して得た接点材とベース材とを圧接すると同時にベー
ス材側の端部を前方押出成形して小径の脚部を突設して
クラッド接点材を作り、次のこのクラッド接点材の中間
部をヘッダー加工により予備成形して団粒状の膨出部を
形成し、次いで団粒状の膨出部をプレス加工により仕上
げ成形して段差付大径部を形成することを特徴とするも
のである。
(作用) 上述の如く本発明のモールド挿入型電気接点の製造方
法は、素材である接点材及びベース材の径を据込比が4.
0以下となるように選定しているので、圧接と同時にベ
ース材側の端部を前方押出成形して小径の脚部を容易に
突設でき、また中間部をヘッダー加工による予備成形と
プレス加工による仕上げ成形とにより製作されるので、
各加工のボウリウムが少なく従って容易に且つ確実に寸
法精度の高いモールド挿入型電気接点が能率良く製造さ
れる。
法は、素材である接点材及びベース材の径を据込比が4.
0以下となるように選定しているので、圧接と同時にベ
ース材側の端部を前方押出成形して小径の脚部を容易に
突設でき、また中間部をヘッダー加工による予備成形と
プレス加工による仕上げ成形とにより製作されるので、
各加工のボウリウムが少なく従って容易に且つ確実に寸
法精度の高いモールド挿入型電気接点が能率良く製造さ
れる。
(実施例) 本発明のモールド挿入型電気接点の製造方法の一実施
例を図面に基づいて説明する。第1図aに示す如く直径
2.8mmのAgより成る接点線材を長さ0.9mmに切断して得た
接点材1と、直径2.7mmのCuより成るベース線材を長さ1
1.5mmに切断して得たベース材2を、第1図bに示す如
く直径2.8mm、深さ15mmの凹部11を有し、その凹部11の
底に直径2.0mmのノックアウトピン穴12を同心に有する
一番ダイス13の凹部11内に挿入し、第1パンチ14にて圧
接すると同時にベース材2側の端部をノックアウトピン
穴12側に前方押出成形して直径2.0mm、長さ4.2mmの小径
の脚部15を突設してクラッド接点材3′を作る。次に第
1図cに示す如く第1パンチ14を後退し、パンチ装置を
横移動して第2パンチ16を一番ダイス13の位置にて停止
する。そして第1図dに示す如くノックアウトピン17に
てクラッド接点材3′を第2パンチ16に移した後、ダイ
ス装置を横移動して直径4.4mmの凹部18を有しその凹部1
8の底に直径3.4mm、深さ1.3mmの段部19を同心に有し、
さらにその段部19の中央に直径2.0mm、深さ3.7mmの脚部
用孔20を有し、その下端のテーパ部21から下方に直径1.
5mmのノックアウトピン孔22が設けられた二番ダイス23
を第2パンチ16の位置に停止した。そして第1図eに示
す如く第2パンチ16にてクラッド接点材3′を二番ダイ
ス23に挿入すると同時に該クラッド接点材3′の中間部
をヘッダー加工により予備成形して直径3.5〜3.7mmで上
部60度傾斜面24を有する団粒状の膨出部25を形成した。
然る後第1図fに示す如く第三パンチ26にて団粒状の膨
出部25をプレス加工により仕上げ成形して、上部に直径
3.0mm、高さ1.3mmの接点頭部27を形成し、中間部に直径
4.4mm、高さ2.6mmの大径部28、その下側に直径3.4mm、
高さ1.3mmの段差部29を形成し、下部に直径2.0mm高さ3.
7mmの脚部15′を形成して、モールド挿入型電気接点30
を得た。
例を図面に基づいて説明する。第1図aに示す如く直径
2.8mmのAgより成る接点線材を長さ0.9mmに切断して得た
接点材1と、直径2.7mmのCuより成るベース線材を長さ1
1.5mmに切断して得たベース材2を、第1図bに示す如
く直径2.8mm、深さ15mmの凹部11を有し、その凹部11の
底に直径2.0mmのノックアウトピン穴12を同心に有する
一番ダイス13の凹部11内に挿入し、第1パンチ14にて圧
接すると同時にベース材2側の端部をノックアウトピン
穴12側に前方押出成形して直径2.0mm、長さ4.2mmの小径
の脚部15を突設してクラッド接点材3′を作る。次に第
1図cに示す如く第1パンチ14を後退し、パンチ装置を
横移動して第2パンチ16を一番ダイス13の位置にて停止
する。そして第1図dに示す如くノックアウトピン17に
てクラッド接点材3′を第2パンチ16に移した後、ダイ
ス装置を横移動して直径4.4mmの凹部18を有しその凹部1
8の底に直径3.4mm、深さ1.3mmの段部19を同心に有し、
さらにその段部19の中央に直径2.0mm、深さ3.7mmの脚部
用孔20を有し、その下端のテーパ部21から下方に直径1.
5mmのノックアウトピン孔22が設けられた二番ダイス23
を第2パンチ16の位置に停止した。そして第1図eに示
す如く第2パンチ16にてクラッド接点材3′を二番ダイ
ス23に挿入すると同時に該クラッド接点材3′の中間部
をヘッダー加工により予備成形して直径3.5〜3.7mmで上
部60度傾斜面24を有する団粒状の膨出部25を形成した。
然る後第1図fに示す如く第三パンチ26にて団粒状の膨
出部25をプレス加工により仕上げ成形して、上部に直径
3.0mm、高さ1.3mmの接点頭部27を形成し、中間部に直径
4.4mm、高さ2.6mmの大径部28、その下側に直径3.4mm、
高さ1.3mmの段差部29を形成し、下部に直径2.0mm高さ3.
7mmの脚部15′を形成して、モールド挿入型電気接点30
を得た。
こうして得たモールド挿入型電気接点30は、従来のレ
ース加工による製造方法により得たモールド挿入型電気
接点6と同等に寸法精度の高いものであり、またこのモ
ールド挿入型電気接点30を得る製造方法は、従来のレー
ス加工による製造方法及び異形のリベット型ベース材を
作った上リベット型クラッド接点材を圧入する製造方法
に比し、能率が良く、生産性が高いものであった。
ース加工による製造方法により得たモールド挿入型電気
接点6と同等に寸法精度の高いものであり、またこのモ
ールド挿入型電気接点30を得る製造方法は、従来のレー
ス加工による製造方法及び異形のリベット型ベース材を
作った上リベット型クラッド接点材を圧入する製造方法
に比し、能率が良く、生産性が高いものであった。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明のモールド挿入型電気
接点の製造方法によれば、寸法精度の高いモールド挿入
型電気接点を容易且つ確実に能率良く製造できて生産性
が高いものである。
接点の製造方法によれば、寸法精度の高いモールド挿入
型電気接点を容易且つ確実に能率良く製造できて生産性
が高いものである。
第1図a乃至fは本発明のモールド挿入型電気接点の製
造方法の工程を示す図、第2図a、bは従来のモールド
挿入型電気接点の製造方法の概略図、第3図a、bは従
来の他のモールド挿入型電気接点の製造方法の概略図で
ある。
造方法の工程を示す図、第2図a、bは従来のモールド
挿入型電気接点の製造方法の概略図、第3図a、bは従
来の他のモールド挿入型電気接点の製造方法の概略図で
ある。
Claims (1)
- 【請求項1】据込比が4.0以下となるように径を選定し
た接点線材及びベース線材を所要の長さに切断して得た
接点材とベース材とを圧接すると同時にベース材側の端
部を前方押出成形して小径の脚部を突設してクラッド接
点材を作り、次にこのクラッド接点材の中間部をヘッダ
ー加工により予備成形して団粒状の膨出部を形成し、次
いで団粒状の膨出部をプレス加工により仕上げ成形して
段差付大径部を形成することを特徴とするモールド挿入
型電気接点の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302562A JP2565951B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | モールド挿入型電気接点の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62302562A JP2565951B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | モールド挿入型電気接点の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01144532A JPH01144532A (ja) | 1989-06-06 |
JP2565951B2 true JP2565951B2 (ja) | 1996-12-18 |
Family
ID=17910468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62302562A Expired - Fee Related JP2565951B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | モールド挿入型電気接点の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2565951B2 (ja) |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62302562A patent/JP2565951B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01144532A (ja) | 1989-06-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |