JP2565932B2 - モ−ルド挿入型電気接点の製造方法 - Google Patents

モ−ルド挿入型電気接点の製造方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モールド挿入型電気接点の製造方法の改良
に関するものである。
(従来の技術とその問題点) モールド挿入型電気接点は、モールド金型にセット
し、金型内の樹脂をモールドして、樹脂と一体の電気接
点を作る為のものであり、中高部に段差のある大径部を
有するものである。
従来このモールド挿入型電気接点を作るには、第2図
aに示す如くクラッド接点材1とベース材2とをろう付
けして成るクラッド接点材3を、全てレース加工により
第2図bに示す如く中高部に段差4を有する大径部5を
備えたモールド挿入型電気接点6を作るか又は第3図a
に示す如く異形のリベット型台材7の上面中央の凹部8
にリベット型クラッド接点材9を圧入して第3図bに示
す如く中高部に段差4を有する大径部5を備えたモール
ド挿入型電気接点6′を作っていた。
然し乍ら、前記レース加工による製造方法は、寸法精
度の高い電気接点6が得られるが、大量のスクラップが
発生し、コスト高であるばかりではなく、生産性が悪か
った。また異形のリベット型台材7の上面中央の凹部8
にリベット型クラッド接点材9を圧入する製造方法は、
異形のリベット型台材7を作るのに手間がかかり過ぎ、
甚だ生産性が悪かった。これはモールド挿入型電気接点
6、6′の特殊形状から据込比(加工率)が極めて高い
為、通常のヘッダー加工ができないからである。
(発明の目的) 本発明は上記問題点を解決すべくなされたもので、据
込比(加工率)を著しく低くしてヘッダー加工により製
造できるようにしたモールド挿入型電気接点の製造方法
を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するための本発明のモールド挿入型
電気接点の製造方法は、据込比が4.0以下となるように
径を選定した接点線材及びベース材を所要の長さに切断
して得た接点材及びベース材をろう付けしてクラッド接
点材を作り、次にこのクラッド接点材のベース材側の端
部を前方押出成形して小径の脚部を突設し、次いでクラ
ッド接点材の中高部をヘッダー加工により予備成形して
団粒状の膨出部を形成し、然る後団粒状の膨出部をヘッ
ダー加工により仕上げ成形して段差付大径部を形成する
ことを特徴とするものである。
(作用) 上述の如く本発明のモールド挿入型電気接点の製造方
法は、素材であるクラッド接点材の接点材及びベース材
を径を据込比が4.0以下となるように選定しているの
で、ヘッダー加工ができ、またクラッド接点材のベース
材側の端部を前方押出成形して小径の脚部を突設してい
るので、ヘッダー加工するボリウムが少なく、その上ヘ
ッダー加工はクラッド接点材の中高部を予備成形と仕上
げ成形の二回に分けて行うので、容易且つ確実にしかも
正確に行われ、寸法精度の高いモールド挿入型電気接点
が能率良く製造される。
(実施例) 本発明のモールド挿入型電気接点の製造方法の一実施
例を図面に基づいて説明する。第1図aに示す如く直径
2.8mmのAgより成る接点線材を長さ0.9mmに切断して得た
接点材1と、直径2.7mmのCuよりベース線材を長さ11.5
に切断して得たベース材2を、Agろうより成る粒径0.65
mmの粒状ろう10にてろう付けしてクラッド接点材3′を
作る。次に第1図bに示す如くこのクラッド接点材3′
を、直径2.8mm、深さ15mmの凹部11を有し、その凹部11
の底に直径2.0mmのノックアウトピン穴12を有する一番
ダイス13の凹部11にベース材2側より挿入し、第1図c
に示す如く第1パンチ14にてベース材2側の端部をノッ
クアウトピン穴12側に前方押出成形して直径2.0mm、長
さ4.2mmの小径の脚部15を突設してクラッド接点材3″
を作る。次いで第1図dに示す如く第1パンチ14を後退
し、パンチ装置を横移動して第2パンチ16を一番ダイス
13の位置にて停止する。そして第1図cに示す如くノッ
クアウトパンチ17にてクラッド接点材3″を第2パンチ
16に移した後第1図eに示す如くダイス装置を横移動し
て、直径4.4mmの凹部18を有しその凹部18の底に直径3.4
mm、深さ1.3mmの段部19を同心に有し、さらにその段部1
9の中央に直径2.0mm、深さ3.7mmの脚部用孔20を有し、
その下端のテーパ部21から下方に直径1.5mmのノックア
ウトピン孔22が設けられた二番ダイス23を第2パンチ16
の位置に停止した。そして第1図fに示す如く第2パン
チ16にてクラッド接点材3″を二番ダイス23に挿入する
と同時に該クラッド接点材3″の中高部をヘッダー加工
により予備成形して直径3.5〜3.7mmで上部60度の傾斜面
24を有する団粒状の膨出部25を形成した。然る後第1図
gに示す如く第3パンチ26にて団粒状の膨出部25をヘッ
ダー加工により仕上げ成形して、上部に直径3.0mm、高
さ1.3mmの接点頭部27を形成し、中高部に直径4.4mm、高
さ2.6mmの大径部28、その下側に直径3.4mm、高さ1.3mm
の段差部29を形成し、下部に直径2.0mm、長さ3.7mmの脚
部15′を形成して、モールド挿入型電気接点30を得た。
こうして得たモールド挿入型電気接点30は、従来のレ
ース加工による製造方法により得たモールド型電気接点
6と同等に寸法精度の高いものであり、またこのモール
ド挿入型電気接点30を得る製造方法は、従来のレース加
工による製造方法及び異形のリベット型台材を作った
上、リベット型クラッド接点材を圧入する製造方法に比
し、能率が良く、生産性が高いものであった。
(発明の効果) 以上の説明で判るように本発明のモールド挿入型電気
接点の製造方法によれば、寸法精度の高いモールド挿入
型電気接点を容易且つ確実にしかも正確に能率良く製造
できて生産性が高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図a乃至gは本発明のモールド挿入型電気接点の製
造方法の工程を示す図、第2図a、bは従来のモールド
挿入型電気接点の製造方法の概略図、第3図a、bは従
来の他のモールド挿入型電気接点の製造方法の概略図で
ある。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】据込比が4.0以下となるように径を選定し
    た接点線材及びベース材を所要の長さに切断して得た接
    点材及びベース材をろう付けしてクラッド接点材を作
    り、次にこのクラッド接点材のベース材側の端部を前方
    押出成形して小径の脚部を突設し、次いでクラッド接点
    材の中高部をヘッダー加工により予備成形して団粒状の
    膨出部を形成し、然る後団粒状の膨出部をヘッダー加工
    により仕上げ成形して段差付大径部を形成することを特
    徴とするモールド挿入型電気接点の製造方法。
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