JP2830101B2 - 電子鍵盤楽器の鍵盤装置 - Google Patents
電子鍵盤楽器の鍵盤装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は電子ピアノ等の電子鍵盤楽器の鍵盤装置に
関する。
関する。
[従来技術とその問題点] 電子ピアノ等の電子鍵盤楽器では、鍵によるスイッチ
操作で楽音を発生させるようになっているにすぎないの
で、そのままでは、鍵タッチ感がアコースティックピア
ノのそれと大きく異なってしまうことになる。
操作で楽音を発生させるようになっているにすぎないの
で、そのままでは、鍵タッチ感がアコースティックピア
ノのそれと大きく異なってしまうことになる。
すなわち、アコースティックピアノでは、鍵が押鍵さ
れると、その押鍵力がウィペン、ジャックを介してハン
マーに伝達され、ハンマーが回動して弦を打弦すること
により、楽音を発生させるようになっているので、押鍵
の初期段階ではウィペン等による反力を受けることによ
り指に受ける荷重が急激に重くなり、押鍵の中期段階で
はハンマーがフリーとなることにより指に受ける荷重が
急激に軽くなるといった、鍵タッチ感が得られるように
なっている。
れると、その押鍵力がウィペン、ジャックを介してハン
マーに伝達され、ハンマーが回動して弦を打弦すること
により、楽音を発生させるようになっているので、押鍵
の初期段階ではウィペン等による反力を受けることによ
り指に受ける荷重が急激に重くなり、押鍵の中期段階で
はハンマーがフリーとなることにより指に受ける荷重が
急激に軽くなるといった、鍵タッチ感が得られるように
なっている。
そこで、従来の電子鍵盤楽器には、例えば特開昭50−
153914号公報(対応する米国特許第3,903,780号明細
書)、実開昭61−124098号公報、実開昭61−206978号公
報(対応する米国特許第4,723,471号明細書)に記載さ
れているように、鍵の押鍵動作に伴って鍵に所定の荷重
を付与し、これによりアコースティックピアノに近似し
た鍵タッチ感を得ることができるようにしたものであ
る。
153914号公報(対応する米国特許第3,903,780号明細
書)、実開昭61−124098号公報、実開昭61−206978号公
報(対応する米国特許第4,723,471号明細書)に記載さ
れているように、鍵の押鍵動作に伴って鍵に所定の荷重
を付与し、これによりアコースティックピアノに近似し
た鍵タッチ感を得ることができるようにしたものであ
る。
ところで、アコースティックピアノでは鍵自体ではな
くハンマーで弦を打弦して楽音を発生させているのに対
し、以上のような従来の電子鍵盤楽器では鍵自体による
スイッチ操作で楽音を発生させているので、アコーステ
ィックピアノでは可能な早弾きや弱い鍵操作等の演奏を
行った場合、それに対応して、スイッチ操作を確実に実
行させることができないことがあった。
くハンマーで弦を打弦して楽音を発生させているのに対
し、以上のような従来の電子鍵盤楽器では鍵自体による
スイッチ操作で楽音を発生させているので、アコーステ
ィックピアノでは可能な早弾きや弱い鍵操作等の演奏を
行った場合、それに対応して、スイッチ操作を確実に実
行させることができないことがあった。
すなわち、最近の電子鍵盤楽器では、各鍵ごとに、ス
イッチが設けられており、鍵が押鍵操作されると、その
押鍵操作に伴う押圧操作によりスイッチが押圧され、そ
の押圧に対応してスイッチがオンとなって、楽音の発音
開始が指示されるようになっている。
イッチが設けられており、鍵が押鍵操作されると、その
押鍵操作に伴う押圧操作によりスイッチが押圧され、そ
の押圧に対応してスイッチがオンとなって、楽音の発音
開始が指示されるようになっている。
しかしながら、例えば、早弾きや弱い押鍵操作の場合
は、鍵が十分に深く押鍵操作されないため、前記スイッ
チが鍵により押圧されないことがある。この結果、前記
スイッチがオン動作をせず、楽音を発音開始させること
ができないという問題があった。
は、鍵が十分に深く押鍵操作されないため、前記スイッ
チが鍵により押圧されないことがある。この結果、前記
スイッチがオン動作をせず、楽音を発音開始させること
ができないという問題があった。
また、各鍵ごとに、第1のスイッチと第2のスイッチ
との2つのスイッチを並設したタイプの電子鍵盤楽器の
場合にも、前述の電子鍵盤楽器の場合と同様の問題点が
あった。すなわち、この種のタイプの電子鍵盤楽器で
は、各鍵ごとに、第1のスイッチと第2のスイッチとの
2つのスイッチが設けられ、鍵が押鍵されると、例えば
第3図に示すように、第1のスイッチと第2のスイッチ
とが時間差tをもって順次スイッチオンとなり、そして
第2のスイッチがスイッチオンとなったときに、それに
対応して、音源手段に対して、楽音の発音開始を指示す
るためのデータを出力するとともに、前述の時間差tに
対応する押鍵速度に関するタッチレスポンスデータ、つ
まり、押鍵操作開始時における楽音の音量や音色等の楽
音パラメータを指示するためのデータ(以下、「タッチ
レスポンスデータ」という)を出力するようになってい
る。
との2つのスイッチを並設したタイプの電子鍵盤楽器の
場合にも、前述の電子鍵盤楽器の場合と同様の問題点が
あった。すなわち、この種のタイプの電子鍵盤楽器で
は、各鍵ごとに、第1のスイッチと第2のスイッチとの
2つのスイッチが設けられ、鍵が押鍵されると、例えば
第3図に示すように、第1のスイッチと第2のスイッチ
とが時間差tをもって順次スイッチオンとなり、そして
第2のスイッチがスイッチオンとなったときに、それに
対応して、音源手段に対して、楽音の発音開始を指示す
るためのデータを出力するとともに、前述の時間差tに
対応する押鍵速度に関するタッチレスポンスデータ、つ
まり、押鍵操作開始時における楽音の音量や音色等の楽
音パラメータを指示するためのデータ(以下、「タッチ
レスポンスデータ」という)を出力するようになってい
る。
したがって、鍵自体によるスイッチ操作で楽音を発生
させるタイプの電子鍵盤楽器では、鍵がある程度押鍵さ
れると第1のスイッチがスイッチオンとなり、鍵が更に
ある程度押鍵されると第2のスイッチがスイッチオンと
なることになるので、例えば早弾きのときにように鍵が
十分に押鍵されない場合には、第1のスイッチのみがス
イッチオンとなって第2のスイッチがスイッチオンとな
らないことがあり、この結果押鍵したにもかかわらず、
楽音が発生されないことがあるという問題があった。
させるタイプの電子鍵盤楽器では、鍵がある程度押鍵さ
れると第1のスイッチがスイッチオンとなり、鍵が更に
ある程度押鍵されると第2のスイッチがスイッチオンと
なることになるので、例えば早弾きのときにように鍵が
十分に押鍵されない場合には、第1のスイッチのみがス
イッチオンとなって第2のスイッチがスイッチオンとな
らないことがあり、この結果押鍵したにもかかわらず、
楽音が発生されないことがあるという問題があった。
一方、例えば特開昭63−128397号公報、実公昭63−33
239号公報、米国特許第3,634,593号明細書には、鍵にア
クション荷重を付与するためのハンマーアームを鍵盤シ
ャーシの下方に回動自在に設け、鍵の押鍵に伴って回動
変位するハンマーアームにより、鍵盤シャーシに設けら
れたタッチレスポンスデータ検出用のスイッチを押圧す
るようにした電子鍵盤楽器が記載されている。
239号公報、米国特許第3,634,593号明細書には、鍵にア
クション荷重を付与するためのハンマーアームを鍵盤シ
ャーシの下方に回動自在に設け、鍵の押鍵に伴って回動
変位するハンマーアームにより、鍵盤シャーシに設けら
れたタッチレスポンスデータ検出用のスイッチを押圧す
るようにした電子鍵盤楽器が記載されている。
このような電子鍵盤楽器では、アコースティックピア
ノに近似した鍵タッチ感を得ることができる上、押鍵が
不十分であっても、ハンマーアームの慣性回動により、
タッチレスポンスデータ検出用のスイッチを確実にスイ
ッチオンとすることができ、したがって押鍵したら楽音
を必ず発生させることができ、アコースティックピアノ
の場合と同様の早弾き等の演奏を行うことが可能とな
る。
ノに近似した鍵タッチ感を得ることができる上、押鍵が
不十分であっても、ハンマーアームの慣性回動により、
タッチレスポンスデータ検出用のスイッチを確実にスイ
ッチオンとすることができ、したがって押鍵したら楽音
を必ず発生させることができ、アコースティックピアノ
の場合と同様の早弾き等の演奏を行うことが可能とな
る。
しかしながら、従来のこのような電子鍵盤楽器では、
特に鍵が強く弾かれたとき、ハンマーアームが鍵の押鍵
変位に追従せずに先行して回動変位してしまい、このた
め、押鍵操作のある時点でハンマーアームによるアクシ
ョン荷重が鍵に一瞬のうちに付与されなくなり、したが
って演奏者に対して鍵が急に軽くなったという違和感を
与えてしまうことがあるという問題があった。
特に鍵が強く弾かれたとき、ハンマーアームが鍵の押鍵
変位に追従せずに先行して回動変位してしまい、このた
め、押鍵操作のある時点でハンマーアームによるアクシ
ョン荷重が鍵に一瞬のうちに付与されなくなり、したが
って演奏者に対して鍵が急に軽くなったという違和感を
与えてしまうことがあるという問題があった。
[発明の目的] この発明は上述の如き事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、鍵を強く弾いても、ハンマー
アームによるアクション荷重が押鍵操作の途中から鍵に
一瞬のうちに付与されなくならないようにすることので
きる電子鍵盤楽器の鍵盤装置を提供することにある。
その目的とするところは、鍵を強く弾いても、ハンマー
アームによるアクション荷重が押鍵操作の途中から鍵に
一瞬のうちに付与されなくならないようにすることので
きる電子鍵盤楽器の鍵盤装置を提供することにある。
[発明の要点] この発明は上述の如き目的を達成するために、ハンマ
ーアームを少なくとも2つに分割し、鍵の押鍵に伴って
前段側の第1のハンマーアームが回動したときに、これ
に連動して後段側の第2のハンマーアームが回動変位し
て押圧型のスイッチ等からなる発音指示手段もしくはパ
ラメータ指示手段を押圧するようにしたことを要点とす
る。
ーアームを少なくとも2つに分割し、鍵の押鍵に伴って
前段側の第1のハンマーアームが回動したときに、これ
に連動して後段側の第2のハンマーアームが回動変位し
て押圧型のスイッチ等からなる発音指示手段もしくはパ
ラメータ指示手段を押圧するようにしたことを要点とす
る。
[実施例] 以下、実施例につきこの発明を詳細に説明する。
(第1実施例) 第1図のこの発明の第1実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。
の鍵盤装置の要部を示したものである。
この鍵盤装置では、板金製の鍵製シャーシ1の上面側
に合成樹脂製の複数の鍵(白鍵のみ図示し、黒鍵は図示
せず)2が並列して配置されている。鍵2の後端は、鍵
盤シャーシ1の上面後端に設けられた合成樹脂製の鍵支
持部材3に軸4を介して上下方向に回動自在に取り付け
られている。鍵2の後部下面と鍵支持部材3との間には
圧縮コイルばね5が設けられている。鍵2は、この圧縮
コイルばね5のばね力によって上方に付勢されている
が、通常は、その側板6の前部下端に垂設されたほぼL
字状のストッパ7が鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔
8を通って鍵盤シャーシ1の下面に設けられたフェルト
等からなる帯状の緩衝部材9に当接することにより、所
定の初期位置(上限位置)に位置決めされている。スト
ッパ7の下方における鍵盤シャーシ1の上面には、鍵2
の下限位置を規制するためのフェルト等からなる帯状の
緩衝部材10が設けられている。また、鍵盤シャーシ1の
前端には、鍵2の左右の横ぶれを阻止するためのガイド
部材11が設けられている。更に、鍵2の下面後部には横
断面ほぼH字状のハンマー押圧突起12が垂設されてい
る。
に合成樹脂製の複数の鍵(白鍵のみ図示し、黒鍵は図示
せず)2が並列して配置されている。鍵2の後端は、鍵
盤シャーシ1の上面後端に設けられた合成樹脂製の鍵支
持部材3に軸4を介して上下方向に回動自在に取り付け
られている。鍵2の後部下面と鍵支持部材3との間には
圧縮コイルばね5が設けられている。鍵2は、この圧縮
コイルばね5のばね力によって上方に付勢されている
が、通常は、その側板6の前部下端に垂設されたほぼL
字状のストッパ7が鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔
8を通って鍵盤シャーシ1の下面に設けられたフェルト
等からなる帯状の緩衝部材9に当接することにより、所
定の初期位置(上限位置)に位置決めされている。スト
ッパ7の下方における鍵盤シャーシ1の上面には、鍵2
の下限位置を規制するためのフェルト等からなる帯状の
緩衝部材10が設けられている。また、鍵盤シャーシ1の
前端には、鍵2の左右の横ぶれを阻止するためのガイド
部材11が設けられている。更に、鍵2の下面後部には横
断面ほぼH字状のハンマー押圧突起12が垂設されてい
る。
一方、鍵2にアクション荷重を付与するためのハンマ
ーアーム20は第1のハンマーアーム21と第2のハンマー
アーム22との2つに分割されている。このうち第1のハ
ンマーアーム21は、ほぼL字状の合成樹脂製の本体23の
一端上面によって被押圧面24が形成され、本体23の他端
上面先端によって押上部25が形成され、本体23の他端下
面によってストッパ面26が形成され、本体23の他端部に
重り27が設けられた構造となっている。第1のハンマー
アーム21は、本体23を鍵盤シャーシ1の下方において鍵
2の長手方向に延びるように位置させられ、かつ被押圧
面24を鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔13を通ってハ
ンマー押圧突起12の下方に位置させられた状態で、本体
23の所定の箇所を軸28を介して楽器本体29に上下方向に
回動自在に取り付けられている。第1のハンマーアーム
21は、重り27の作用により第1図において反時計方向に
付勢されているのが、通常は、ストッパ面26が楽器本体
29の上面に設けられたフェルト等からなる帯状の緩衝部
材30に当接することにより、所定の初期位置に位置決め
されている。また、この通常の状態では、第1のハンマ
ーアーム21の被押圧面24は、ハンマー押圧突起12の下端
面と軽く接触しているか、もしくは若干離間する位置に
ある。
ーアーム20は第1のハンマーアーム21と第2のハンマー
アーム22との2つに分割されている。このうち第1のハ
ンマーアーム21は、ほぼL字状の合成樹脂製の本体23の
一端上面によって被押圧面24が形成され、本体23の他端
上面先端によって押上部25が形成され、本体23の他端下
面によってストッパ面26が形成され、本体23の他端部に
重り27が設けられた構造となっている。第1のハンマー
アーム21は、本体23を鍵盤シャーシ1の下方において鍵
2の長手方向に延びるように位置させられ、かつ被押圧
面24を鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔13を通ってハ
ンマー押圧突起12の下方に位置させられた状態で、本体
23の所定の箇所を軸28を介して楽器本体29に上下方向に
回動自在に取り付けられている。第1のハンマーアーム
21は、重り27の作用により第1図において反時計方向に
付勢されているのが、通常は、ストッパ面26が楽器本体
29の上面に設けられたフェルト等からなる帯状の緩衝部
材30に当接することにより、所定の初期位置に位置決め
されている。また、この通常の状態では、第1のハンマ
ーアーム21の被押圧面24は、ハンマー押圧突起12の下端
面と軽く接触しているか、もしくは若干離間する位置に
ある。
第2のハンマーアーム22は、所定形成の合成樹脂製の
本体31の一方の上面によってスイッチ押圧面32が形成さ
れ、このスイッチ押圧面32に連続する下面によって被押
上面33が形成され、本体31の下端面によってストッパ面
34が形成され、本体31の所定の箇所に重り35が設けられ
た構造となっている。第2のハンマーアーム22は、被押
上面33を第1のハンマーアーム21の押上部25の上方に位
置させられ、かつストッパ面34を緩衝部材30の上方に位
置させられた状態で、本体31の所定の箇所を軸36を介し
て楽器本体29に上下方向に回動自在に取り付けられてい
る。第2のハンマーアーム22は、重り35の作用により第
1図において時計方向に付勢されているが、通常は、ス
トッパ面34が緩衝部材30に当接することにより、所定の
初期位置に位置決めされている。また、この通常の状態
では、第2のハンマーアーム22の被押上面33は、第1の
ハンマーアーム21の押上部25と軽く接触しているか、も
しくは若干離間する位置にある。
本体31の一方の上面によってスイッチ押圧面32が形成さ
れ、このスイッチ押圧面32に連続する下面によって被押
上面33が形成され、本体31の下端面によってストッパ面
34が形成され、本体31の所定の箇所に重り35が設けられ
た構造となっている。第2のハンマーアーム22は、被押
上面33を第1のハンマーアーム21の押上部25の上方に位
置させられ、かつストッパ面34を緩衝部材30の上方に位
置させられた状態で、本体31の所定の箇所を軸36を介し
て楽器本体29に上下方向に回動自在に取り付けられてい
る。第2のハンマーアーム22は、重り35の作用により第
1図において時計方向に付勢されているが、通常は、ス
トッパ面34が緩衝部材30に当接することにより、所定の
初期位置に位置決めされている。また、この通常の状態
では、第2のハンマーアーム22の被押上面33は、第1の
ハンマーアーム21の押上部25と軽く接触しているか、も
しくは若干離間する位置にある。
第2のハンマーアーム22のスイッチ押圧面32の上方に
は押圧型の第1および第2のスイッチ41、42が鍵2の長
手方向に離間してそれぞれ配置されている。第1および
第2のスイッチ41、42は、鍵盤シャーシ1の上面にねじ
43によって取り付けられた回路基板44の下面に設けら
れ、鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔45、46を通って
鍵盤シャーシ1の下方に突出されている。
は押圧型の第1および第2のスイッチ41、42が鍵2の長
手方向に離間してそれぞれ配置されている。第1および
第2のスイッチ41、42は、鍵盤シャーシ1の上面にねじ
43によって取り付けられた回路基板44の下面に設けら
れ、鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔45、46を通って
鍵盤シャーシ1の下方に突出されている。
第1および第2のスイッチ41、42は、第2図に示すよ
うに構成されている。まず、第1のスイッチ41について
説明すると、この第1のスイッチ41の本体51は、ゴム等
の弾性材料によって形成され、回路基板44の下面に配置
されるシート状の配置部52と、この配置部52に形成され
た円孔53の周壁部から下方に向かって突出されたドーム
状の外壁部54と、この外壁部54の頂部から上方に向かっ
て突出された有頭円筒状の接点部55と、外壁部54の頂部
から下方に向かって突出された円筒状の被押圧部56とを
備えた構造となっている。接点部55の上面には導電塗料
等からなる可動接点57が設けられている。この可動接点
57の上方における回路基板44の下面にはくし歯状の電極
からなる一対の固定接点58、59が設けられている。
うに構成されている。まず、第1のスイッチ41について
説明すると、この第1のスイッチ41の本体51は、ゴム等
の弾性材料によって形成され、回路基板44の下面に配置
されるシート状の配置部52と、この配置部52に形成され
た円孔53の周壁部から下方に向かって突出されたドーム
状の外壁部54と、この外壁部54の頂部から上方に向かっ
て突出された有頭円筒状の接点部55と、外壁部54の頂部
から下方に向かって突出された円筒状の被押圧部56とを
備えた構造となっている。接点部55の上面には導電塗料
等からなる可動接点57が設けられている。この可動接点
57の上方における回路基板44の下面にはくし歯状の電極
からなる一対の固定接点58、59が設けられている。
第2のスイッチ42は、基本的には第1のスイッチ41と
同じ構造であるので、第2図において同一名称部分には
同一の番号に符号aを添付して示し、その詳細な説明を
省略する。この第2のスイッチ42で第1のスイッチ41と
異なるところは、第2のスイッチ42の可動接点57aの間
隔H2が第1のスイッチ41の可動接点57の間隔H1よりも大
きくなっている点のみである。これにより、後でも説明
するように、第1のスイッチ41がスイッチオンとなった
後に、所定の時間(t)の経過をおいて、第2のスイッ
チ42がスイッチオンとなるようになっている。なお、シ
ート状の配置部52、52aは、他の鍵のスイッチの配置部
と共通であり、鍵盤シャーシ1の上面と回路基板44の下
面との間に介在されて挟持されていることにより、すべ
ての鍵のスイッチの固定を行うようになっている。
同じ構造であるので、第2図において同一名称部分には
同一の番号に符号aを添付して示し、その詳細な説明を
省略する。この第2のスイッチ42で第1のスイッチ41と
異なるところは、第2のスイッチ42の可動接点57aの間
隔H2が第1のスイッチ41の可動接点57の間隔H1よりも大
きくなっている点のみである。これにより、後でも説明
するように、第1のスイッチ41がスイッチオンとなった
後に、所定の時間(t)の経過をおいて、第2のスイッ
チ42がスイッチオンとなるようになっている。なお、シ
ート状の配置部52、52aは、他の鍵のスイッチの配置部
と共通であり、鍵盤シャーシ1の上面と回路基板44の下
面との間に介在されて挟持されていることにより、すべ
ての鍵のスイッチの固定を行うようになっている。
この鍵盤装置で鍵2が圧縮コイルばね5のばね力に抗
して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にして第1図にお
いて反時計方向に回動変位する。すると、鍵2と一体的
に回動変位するハンマー押圧突起12の下端面が第1のハ
ンマーアーム21の被押圧面24を押圧し、第1のハンマー
アーム21が軸28を中心にして第1図において時計方向に
回動変位する。また、この回動変位する第1のハンマー
アーム21の押上部25が第2のハンマーアーム22の被押上
面33を押し上げ、第2のハンマーアーム22が軸36を中心
にして第1図において反時計方向に回動変位する。この
とき、重り27の作用によって第1図において反時計方向
に回動変位しようとする第1のハンマーアーム21の抵抗
力が被押圧面24を介してハンマー押圧突起12の下端面に
アクション荷重として作用し、また重り35の作用によっ
て第1図において時計方向に回動変位しようとする第2
のハンマーアーム22の抵抗力が第1のハンマーアーム21
を介してハンマー押圧突起12の下端面にアクション荷重
として作用し、鍵2に大きなアクション荷重が付与され
ることになる。したがって、演奏者に対して鍵2が重い
という感じを与えることになり、アコースティックピア
ノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感が得られることに
なる。
して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にして第1図にお
いて反時計方向に回動変位する。すると、鍵2と一体的
に回動変位するハンマー押圧突起12の下端面が第1のハ
ンマーアーム21の被押圧面24を押圧し、第1のハンマー
アーム21が軸28を中心にして第1図において時計方向に
回動変位する。また、この回動変位する第1のハンマー
アーム21の押上部25が第2のハンマーアーム22の被押上
面33を押し上げ、第2のハンマーアーム22が軸36を中心
にして第1図において反時計方向に回動変位する。この
とき、重り27の作用によって第1図において反時計方向
に回動変位しようとする第1のハンマーアーム21の抵抗
力が被押圧面24を介してハンマー押圧突起12の下端面に
アクション荷重として作用し、また重り35の作用によっ
て第1図において時計方向に回動変位しようとする第2
のハンマーアーム22の抵抗力が第1のハンマーアーム21
を介してハンマー押圧突起12の下端面にアクション荷重
として作用し、鍵2に大きなアクション荷重が付与され
ることになる。したがって、演奏者に対して鍵2が重い
という感じを与えることになり、アコースティックピア
ノの鍵タッチ感に近似した鍵タッチ感が得られることに
なる。
第1のハンマーアーム21の押上部25によって被押上面
33を押し上げられた第2のハンマーアーム22が軸36を中
心にして第1図において反時計方向に回動変位すると、
同図において一点鎖線で示すように、第2のハンマーア
ーム22のスイッチ押圧面32が第1および第2のスイッチ
41、42を共に押圧する。スイッチ押圧面32が第1のスイ
ッチ41の被押圧部56の下端面を押圧すると、この第1の
スイッチ41の外壁部54が弾性変形し、可動接点57が一対
の固定接点58、59に共に接触し、この一対の固定接点5
8、59間が電気的に接続され、これにより第1のスイッ
チ41がスイッチオンとなる。また、スイッチ押圧面32に
よる押圧作用により、第1のスイッチ41の場合と同様に
して、第2のスイッチ42がスイッチオンとなる。かくし
て、例えば第3図に示すように、第1と第2のスイッチ
41、42が時間差tをもって順次スイッチオンとなり、第
2のスイッチ42のスイッチオンにより音源手段に対して
楽音の発音開始を指示するためのデータが得られ、時間
差tにより押鍵速度に関するタッチレスポンスデータ、
つまり楽音の音量や音色等の楽音パラメータを指示する
ためのデータが得られることになる。
33を押し上げられた第2のハンマーアーム22が軸36を中
心にして第1図において反時計方向に回動変位すると、
同図において一点鎖線で示すように、第2のハンマーア
ーム22のスイッチ押圧面32が第1および第2のスイッチ
41、42を共に押圧する。スイッチ押圧面32が第1のスイ
ッチ41の被押圧部56の下端面を押圧すると、この第1の
スイッチ41の外壁部54が弾性変形し、可動接点57が一対
の固定接点58、59に共に接触し、この一対の固定接点5
8、59間が電気的に接続され、これにより第1のスイッ
チ41がスイッチオンとなる。また、スイッチ押圧面32に
よる押圧作用により、第1のスイッチ41の場合と同様に
して、第2のスイッチ42がスイッチオンとなる。かくし
て、例えば第3図に示すように、第1と第2のスイッチ
41、42が時間差tをもって順次スイッチオンとなり、第
2のスイッチ42のスイッチオンにより音源手段に対して
楽音の発音開始を指示するためのデータが得られ、時間
差tにより押鍵速度に関するタッチレスポンスデータ、
つまり楽音の音量や音色等の楽音パラメータを指示する
ためのデータが得られることになる。
この鍵盤装置で押鍵された鍵2に対する押鍵操作が解
除された場合には、鍵2は圧縮コイルばね5のばね力に
よって第1図に示す元の初期位置に戻され、これより若
干遅れて第1のハンマーアーム21が重り27の作用によっ
て同図において実線で示す元の初期位置に戻され、更に
これより若干遅れて第2のハンマーアーム22が重り35の
作用によって同図において実線で示す元の初期位置に戻
される。
除された場合には、鍵2は圧縮コイルばね5のばね力に
よって第1図に示す元の初期位置に戻され、これより若
干遅れて第1のハンマーアーム21が重り27の作用によっ
て同図において実線で示す元の初期位置に戻され、更に
これより若干遅れて第2のハンマーアーム22が重り35の
作用によって同図において実線で示す元の初期位置に戻
される。
ところで、この鍵盤装置で鍵2を弱く弾いた場合に
は、第1のハンマーアーム21の被押圧面24がハンマー押
圧突起12の下端面に追従し、また第2のハンマーアーム
22の弾押上面33が第1のハンマーアーム21の押上部25に
追従し、このため第4A図に示すように、鍵2の回動変位
に伴って、まず圧縮コイルばね5のばね力と第1のハン
マーアーム21の抵抗力との和からなる荷重が鍵2に作用
し、次いである時点Pから第2のハンマーアーム22の抵
抗力を更に加えた荷重が鍵2に作用することとなる。
は、第1のハンマーアーム21の被押圧面24がハンマー押
圧突起12の下端面に追従し、また第2のハンマーアーム
22の弾押上面33が第1のハンマーアーム21の押上部25に
追従し、このため第4A図に示すように、鍵2の回動変位
に伴って、まず圧縮コイルばね5のばね力と第1のハン
マーアーム21の抵抗力との和からなる荷重が鍵2に作用
し、次いである時点Pから第2のハンマーアーム22の抵
抗力を更に加えた荷重が鍵2に作用することとなる。
一方、鍵2を強く弾いた場合には、押鍵の当初では、
重り35の作用により第1図において時計方向に回動変位
しようとする第2のハンマーアーム22の抵抗力が被押上
面33を介して第1のハンマーアーム21の押上部25に作用
することにより、第1のハンマーアームの被押押圧面24
がハンマー押圧突起12の下端面に追従せずに先行して離
れようとするものを阻止し、そして鍵2がある程度回動
変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被押上面33
が第1のハンマーアーム21の押上部25に追従せずに先行
して離間し、鍵2が更にある程度回動変位した時点で、
第1のハンマーアーム21の被押圧面24がハンマー押圧突
起12の下端面に追従せずに先行して離間することにな
る。
重り35の作用により第1図において時計方向に回動変位
しようとする第2のハンマーアーム22の抵抗力が被押上
面33を介して第1のハンマーアーム21の押上部25に作用
することにより、第1のハンマーアームの被押押圧面24
がハンマー押圧突起12の下端面に追従せずに先行して離
れようとするものを阻止し、そして鍵2がある程度回動
変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被押上面33
が第1のハンマーアーム21の押上部25に追従せずに先行
して離間し、鍵2が更にある程度回動変位した時点で、
第1のハンマーアーム21の被押圧面24がハンマー押圧突
起12の下端面に追従せずに先行して離間することにな
る。
このため、押鍵の当初では、第4B図において符号Qで
示すように、圧縮コイルばね5のばね力と第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力と第2のハンマーアーム22の抵抗力
との和からなる大きな荷重が鍵2に作用し、次いで鍵2
がある程度回動変位した時点Rで、第2のハンマーアー
ム22の抵抗力からなる荷重が鍵2に作用しなくなり、次
いで鍵2が更にある程度回動変位した時点Sで、第1の
ハンマーアーム21の抵抗力からなる荷重も鍵2に作用し
なくなることになる。
示すように、圧縮コイルばね5のばね力と第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力と第2のハンマーアーム22の抵抗力
との和からなる大きな荷重が鍵2に作用し、次いで鍵2
がある程度回動変位した時点Rで、第2のハンマーアー
ム22の抵抗力からなる荷重が鍵2に作用しなくなり、次
いで鍵2が更にある程度回動変位した時点Sで、第1の
ハンマーアーム21の抵抗力からなる荷重も鍵2に作用し
なくなることになる。
このように、この鍵盤装置では、鍵2を強く弾いたと
き、ある時点Rで第2のハンマーアーム22の抵抗力から
なる荷重が鍵2に付与されなくなるが、その時点Rでは
第1のハンマーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に
付与されているので、ハンマーアームの抵抗力からなる
アクション荷重が一瞬のうちに消失することがなく、し
たがって演奏者に対して鍵2が急に軽くなるという違和
感を与えることがない。
き、ある時点Rで第2のハンマーアーム22の抵抗力から
なる荷重が鍵2に付与されなくなるが、その時点Rでは
第1のハンマーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に
付与されているので、ハンマーアームの抵抗力からなる
アクション荷重が一瞬のうちに消失することがなく、し
たがって演奏者に対して鍵2が急に軽くなるという違和
感を与えることがない。
また、この鍵盤装置では、鍵2のハンマー押圧突起12
の回動変位量を第1のハンマーアーム21で増幅し、更に
第2のハンマーアーム22で増幅することができるので、
第1および第2のスイッチ41、42を押圧するための第2
のハンマーアーム22のスイッチ押圧面32の動きを小さな
スペースで大きくすることができる。
の回動変位量を第1のハンマーアーム21で増幅し、更に
第2のハンマーアーム22で増幅することができるので、
第1および第2のスイッチ41、42を押圧するための第2
のハンマーアーム22のスイッチ押圧面32の動きを小さな
スペースで大きくすることができる。
(第2実施例) 第5図はこの発明の第2実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第1図と同一名称部分には同一の符号を示し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第1図と同一名称部分には同一の符号を示し、その
説明を適宜省略する。
上記第1実施例では、鍵2の下面後部に垂設したハン
マー押圧突起12によって第1のハンマーアーム21の被押
圧面24を押圧するようにしているが、この第2実施例で
は、鍵2の下面前部に垂設したハンマー押圧突起12によ
って第1のハンマーアーム21の被押圧面24を押圧するよ
うにしている。
マー押圧突起12によって第1のハンマーアーム21の被押
圧面24を押圧するようにしているが、この第2実施例で
は、鍵2の下面前部に垂設したハンマー押圧突起12によ
って第1のハンマーアーム21の被押圧面24を押圧するよ
うにしている。
このため、この第2実施例の鍵盤装置では、鍵2の下
面前部にハンマー押圧突起12が垂設され、鍵盤シャーシ
1の後部下面に第1および第2のスイッチ41、42が配置
されている。一方、第1のハンマーアーム21は、本体23
を鍵盤シャーシ1の下方において鍵2の長手方向に延び
るように位置させられ、かつ被押圧面24を鍵盤シャーシ
1に形成されたバカ孔13を通ってハンマー押圧突起12の
下方に位置させられ、更にストッパ面26を楽器本体29の
上面に設けられた緩衝部材30の上方に位置させられた状
態で、本体23の中央部を軸28を介して楽器本体29に上下
方向に回動自在に取り付けられている。第2のハンマー
アーム22は、スイッチ押圧面32を第1および第2のスイ
ッチ41、42の下方に位置させられ、かつ被押上面33を第
1のハンマーアーム21の押上部25の上方に位置させら
れ、更にストッパ面34を緩衝部材30の上方に位置させら
れた状態で、本体31の所定の箇所を軸36を介して楽器本
体29に上下方向に回動自在に取り付けられている。この
第2実施例の鍵盤装置の動作は、上記第1実施例におけ
る説明から容易に理解しうるので、その説明を省略す
る。
面前部にハンマー押圧突起12が垂設され、鍵盤シャーシ
1の後部下面に第1および第2のスイッチ41、42が配置
されている。一方、第1のハンマーアーム21は、本体23
を鍵盤シャーシ1の下方において鍵2の長手方向に延び
るように位置させられ、かつ被押圧面24を鍵盤シャーシ
1に形成されたバカ孔13を通ってハンマー押圧突起12の
下方に位置させられ、更にストッパ面26を楽器本体29の
上面に設けられた緩衝部材30の上方に位置させられた状
態で、本体23の中央部を軸28を介して楽器本体29に上下
方向に回動自在に取り付けられている。第2のハンマー
アーム22は、スイッチ押圧面32を第1および第2のスイ
ッチ41、42の下方に位置させられ、かつ被押上面33を第
1のハンマーアーム21の押上部25の上方に位置させら
れ、更にストッパ面34を緩衝部材30の上方に位置させら
れた状態で、本体31の所定の箇所を軸36を介して楽器本
体29に上下方向に回動自在に取り付けられている。この
第2実施例の鍵盤装置の動作は、上記第1実施例におけ
る説明から容易に理解しうるので、その説明を省略す
る。
この第2実施例の鍵盤装置でも、上記第1実施例の場
合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある時点で第2の
ハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与さ
れなくなるが、その時点では第1のハンマーアーム21の
抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されているので、ハン
マーアームの抵抗力からなるアクション荷重が一瞬のう
ちに消失することがなく、したがって演奏者に対して鍵
2が急激に軽くなるという違和感を与えることがない。
合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある時点で第2の
ハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与さ
れなくなるが、その時点では第1のハンマーアーム21の
抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されているので、ハン
マーアームの抵抗力からなるアクション荷重が一瞬のう
ちに消失することがなく、したがって演奏者に対して鍵
2が急激に軽くなるという違和感を与えることがない。
また、この第2実施例の鍵盤装置では、鍵2の下面前
部にハンマー押圧突起12を設けているので、上記第1実
施例のように鍵2の下面後部に設けた場合に比べて、鍵
2の回動変位に伴うハンマー押圧突起12の下降変位量を
大きくすることができる。したがって、特にミニ鍵盤装
置のように鍵2が小型でその回動変位量が小さい場合で
あっても、ハンマー押圧突起12を十分に回動変位させる
ことができ、2つのハンマーアーム21、22によるアクシ
ョン荷重の付与、第1および第2のスイッチ41、42のス
イッチオン動作を共に良好に行うことができる。
部にハンマー押圧突起12を設けているので、上記第1実
施例のように鍵2の下面後部に設けた場合に比べて、鍵
2の回動変位に伴うハンマー押圧突起12の下降変位量を
大きくすることができる。したがって、特にミニ鍵盤装
置のように鍵2が小型でその回動変位量が小さい場合で
あっても、ハンマー押圧突起12を十分に回動変位させる
ことができ、2つのハンマーアーム21、22によるアクシ
ョン荷重の付与、第1および第2のスイッチ41、42のス
イッチオン動作を共に良好に行うことができる。
(第3実施例) 第6図はこの発明の第3実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第1図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第1図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
この第3実施例の鍵盤装置では、鍵2の下面後部に、
第1図において符号12で示すハンマー押圧突起の代わり
に、2つのハンマー連結用突起61(一方は図示せず)が
互いに平行して垂設され、これらのハンマー連結用突起
61の下部間に連結ピン62が設けられている。一方、第1
のハンマーアーム21の本体23の一端部には連結用長孔63
が形成されている。第1のハンマーアーム21は、連結用
長孔23を鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔13を通って
連結ピン62に相対的に遊嵌された状態で、本体23の所定
の箇所を軸28を介して楽器本体29に上下方向に回動自在
に取り付けられている。この第3実施例の鍵盤装置の動
作は、鍵2と一体に回動変位するハンマー連結用突起61
の連結ピン62が第1のハンマーアーム21の連係用長孔63
の孔壁面をスライド移動しながら押圧する以外は、上記
第1実施例の場合と同様であるので、その説明を省略す
る。
第1図において符号12で示すハンマー押圧突起の代わり
に、2つのハンマー連結用突起61(一方は図示せず)が
互いに平行して垂設され、これらのハンマー連結用突起
61の下部間に連結ピン62が設けられている。一方、第1
のハンマーアーム21の本体23の一端部には連結用長孔63
が形成されている。第1のハンマーアーム21は、連結用
長孔23を鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔13を通って
連結ピン62に相対的に遊嵌された状態で、本体23の所定
の箇所を軸28を介して楽器本体29に上下方向に回動自在
に取り付けられている。この第3実施例の鍵盤装置の動
作は、鍵2と一体に回動変位するハンマー連結用突起61
の連結ピン62が第1のハンマーアーム21の連係用長孔63
の孔壁面をスライド移動しながら押圧する以外は、上記
第1実施例の場合と同様であるので、その説明を省略す
る。
この第3実施例の鍵盤装置で鍵2を強く弾いた場合に
は、押鍵の当初では、重り35の作用により第6図におい
て時計方向に回動変位しようとする第2のハンマーアー
ム22の抵抗力が弾押上面33を介して第1のハンマーアー
ム21の押上部25に作用することにより、第1のハンマー
アーム21の連結用長孔63の部分が連結ピン62との間の遊
びの分だけハンマー連結用突起61の連結ピン62に追従せ
ずに先行しようとするのを阻止し、そして鍵2がある程
度回動変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被押
上面33が第1のハンマーアーム21の押上部25に追従せず
に先行して離間し、鍵2が更にある程度回動変位した時
点で、第1のハンマーアーム21の連結用長孔63の部分が
連結ピン62との間の遊びの分だけハンマー連結用突起61
の連結ピン62に追従せずに先行することになる。
は、押鍵の当初では、重り35の作用により第6図におい
て時計方向に回動変位しようとする第2のハンマーアー
ム22の抵抗力が弾押上面33を介して第1のハンマーアー
ム21の押上部25に作用することにより、第1のハンマー
アーム21の連結用長孔63の部分が連結ピン62との間の遊
びの分だけハンマー連結用突起61の連結ピン62に追従せ
ずに先行しようとするのを阻止し、そして鍵2がある程
度回動変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被押
上面33が第1のハンマーアーム21の押上部25に追従せず
に先行して離間し、鍵2が更にある程度回動変位した時
点で、第1のハンマーアーム21の連結用長孔63の部分が
連結ピン62との間の遊びの分だけハンマー連結用突起61
の連結ピン62に追従せずに先行することになる。
このように、この第3実施例の鍵盤装置でも、上記第
1実施例の場合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある
時点で第2のハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が
鍵2に付与されなくなるが、その時点では第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されてい
るので、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷
重が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏
者に対して鍵2が急に軽くなるという違和感を与えるこ
とがない。
1実施例の場合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある
時点で第2のハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が
鍵2に付与されなくなるが、その時点では第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されてい
るので、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷
重が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏
者に対して鍵2が急に軽くなるという違和感を与えるこ
とがない。
(第4実施例) 第7図はこの発明の第4実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第6図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第6図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
上記第3実施例では、鍵2の下面後部に垂設したハン
マー連結用突起61の下部の連結ピン62に第1のハンマー
アーム21の連結用長孔63を相対的に遊嵌させているが、
この第4実施例では、鍵2の下面前部に垂設したハンマ
ー連結用突起61の下部の連結ピン62に第1のハンマーア
ーム21の連結用長孔63を相対的に遊嵌させている。この
第4実施例の鍵盤装置の動作は、上記第1および第3実
施例における説明から容易に理解しうるので、その説明
を省略する。
マー連結用突起61の下部の連結ピン62に第1のハンマー
アーム21の連結用長孔63を相対的に遊嵌させているが、
この第4実施例では、鍵2の下面前部に垂設したハンマ
ー連結用突起61の下部の連結ピン62に第1のハンマーア
ーム21の連結用長孔63を相対的に遊嵌させている。この
第4実施例の鍵盤装置の動作は、上記第1および第3実
施例における説明から容易に理解しうるので、その説明
を省略する。
この第4実施例の鍵盤装置でも、上記第1実施例の場
合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある時点で第2の
ハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与さ
れなくなるが、その時点では第1のハンマーアーム21の
抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されているので、ハン
マーアームの抵抗力からなるアクション荷重が一瞬のう
ちに消失することがなく、したがって演奏者に対して鍵
2が急に軽くなるという違和感を与えることがない。
合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある時点で第2の
ハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与さ
れなくなるが、その時点では第1のハンマーアーム21の
抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されているので、ハン
マーアームの抵抗力からなるアクション荷重が一瞬のう
ちに消失することがなく、したがって演奏者に対して鍵
2が急に軽くなるという違和感を与えることがない。
(第5実施例) 第8図はこの発明の第5実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第5図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第5図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
この第5実施例の鍵盤装置では、第5図において符号
12で示すハンマー押圧突起ではなく、鍵2の下面中央部
で第1のハンマーアーム21を押圧するようになってい
る。また、第1のハンマーアーム21は、ほぼC字状の取
付部71の上部にほぼL字状の弾押圧部72が形成され、取
付部71の下部に重り73を備えたり重り部74が形成され、
この重り部74の上面によって押上面75が形成された構造
となっている。第1のハンマーアーム21は、被押圧部72
の先端を鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔13を通って
鍵2の下面に当接された状態で、取付部71を、鍵盤シャ
ーシ1の下面に設けられたハンマー支持部材76に設けら
れた軸77に相対的に圧入されていることにより、該軸77
に上下方向に回動自在に取り付けられている。一方、第
2のハンマーアーム22は、重り81を備えた本体82の基端
部にほぼC字状の取付部83が形成され、本体82の先端部
下面に棒状の被押上部84が形成され、本体82の上面によ
ってスイッチ押圧面85が形成された構造となっている。
第2のハンマーアーム22は、スイッチ押圧面85を第1お
よび第2のスイッチ41、42の下方に位置させられ、かつ
被押上部84を第1のハンマーアーム21の押上面75に当接
された状態で、取付部83を、鍵盤シャーシ1の下面に設
けられたハンマー支持部材86に設けられた軸87に相対的
に圧入されていることにより、該軸87に上下方向に回動
自在に取り付けられている。この第5実施例の鍵盤装置
の動作は、鍵2の下面によって第1のハンマーアーム21
の被押圧部72の先端が押圧される以外は、上記第2実施
例の場合とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
12で示すハンマー押圧突起ではなく、鍵2の下面中央部
で第1のハンマーアーム21を押圧するようになってい
る。また、第1のハンマーアーム21は、ほぼC字状の取
付部71の上部にほぼL字状の弾押圧部72が形成され、取
付部71の下部に重り73を備えたり重り部74が形成され、
この重り部74の上面によって押上面75が形成された構造
となっている。第1のハンマーアーム21は、被押圧部72
の先端を鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔13を通って
鍵2の下面に当接された状態で、取付部71を、鍵盤シャ
ーシ1の下面に設けられたハンマー支持部材76に設けら
れた軸77に相対的に圧入されていることにより、該軸77
に上下方向に回動自在に取り付けられている。一方、第
2のハンマーアーム22は、重り81を備えた本体82の基端
部にほぼC字状の取付部83が形成され、本体82の先端部
下面に棒状の被押上部84が形成され、本体82の上面によ
ってスイッチ押圧面85が形成された構造となっている。
第2のハンマーアーム22は、スイッチ押圧面85を第1お
よび第2のスイッチ41、42の下方に位置させられ、かつ
被押上部84を第1のハンマーアーム21の押上面75に当接
された状態で、取付部83を、鍵盤シャーシ1の下面に設
けられたハンマー支持部材86に設けられた軸87に相対的
に圧入されていることにより、該軸87に上下方向に回動
自在に取り付けられている。この第5実施例の鍵盤装置
の動作は、鍵2の下面によって第1のハンマーアーム21
の被押圧部72の先端が押圧される以外は、上記第2実施
例の場合とほぼ同様であるので、その説明を省略する。
この第5実施例の鍵盤装置で鍵2を強く弾いた場合に
は、押鍵の当初では、重り81の作用により第8図におい
て反時計方向に回動変位しようとする第2のハンマーア
ーム22の抵抗力が被押上部84を介して第1のハンマーア
ーム21の押上面75に作用することにより、第1のハンマ
ーアーム21の被押圧部72の先端が鍵2の下面に追従せず
に先行しようとするのを阻止し、そして鍵2がある程度
回動変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被押上
部84が第1のハンマーアーム21の押上面75に追従せずに
先行して離間し、鍵2が更にある程度回動変位した時点
で、第1のハンマーアーム21の被押圧部72の先端が鍵2
の下面に追従せずに先行することになる。
は、押鍵の当初では、重り81の作用により第8図におい
て反時計方向に回動変位しようとする第2のハンマーア
ーム22の抵抗力が被押上部84を介して第1のハンマーア
ーム21の押上面75に作用することにより、第1のハンマ
ーアーム21の被押圧部72の先端が鍵2の下面に追従せず
に先行しようとするのを阻止し、そして鍵2がある程度
回動変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被押上
部84が第1のハンマーアーム21の押上面75に追従せずに
先行して離間し、鍵2が更にある程度回動変位した時点
で、第1のハンマーアーム21の被押圧部72の先端が鍵2
の下面に追従せずに先行することになる。
このように、この第5実施例の鍵盤装置でも、上記第
1実施例の場合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある
時点で第2のハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が
鍵2に付与されなくなるが、その時点では第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されてい
るので、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷
重が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏
者に対して鍵2が急に軽くなるとうい違和感を与えるこ
とがない。
1実施例の場合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある
時点で第2のハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が
鍵2に付与されなくなるが、その時点では第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されてい
るので、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷
重が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏
者に対して鍵2が急に軽くなるとうい違和感を与えるこ
とがない。
(第6実施例) 第9図はこの発明の第6実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
この第6実施例の鍵盤装置では、鍵2が強く弾かれた
とき、第1のハンマーアーム21が急激に回動変位しよう
とするのをより一層防止するために、第1のハンマーア
ーム21とハンマー支持部材76との間に圧縮コイルばね91
が設けられている。このため、第1のハンマーアーム21
の重り部74の上面とハンマー支持部材76の下面の各所定
の箇所には、圧縮コイルばね91の下端部と上端部をそれ
ぞれ支持するための支持突起92、93が形成されている。
なお、ハンマー支持部材76の上面の所定の箇所には、鍵
盤シャーシ1に形成された係止孔94に係止される係止片
95が形成されている。この第6実施例の鍵盤装置の動作
は、第1のハンマーアーム21が圧縮コイルばね91の力に
抗して反時計方向に回動変位する以外は、上記第5実施
例の場合と同様であるので、その説明を省略する。
とき、第1のハンマーアーム21が急激に回動変位しよう
とするのをより一層防止するために、第1のハンマーア
ーム21とハンマー支持部材76との間に圧縮コイルばね91
が設けられている。このため、第1のハンマーアーム21
の重り部74の上面とハンマー支持部材76の下面の各所定
の箇所には、圧縮コイルばね91の下端部と上端部をそれ
ぞれ支持するための支持突起92、93が形成されている。
なお、ハンマー支持部材76の上面の所定の箇所には、鍵
盤シャーシ1に形成された係止孔94に係止される係止片
95が形成されている。この第6実施例の鍵盤装置の動作
は、第1のハンマーアーム21が圧縮コイルばね91の力に
抗して反時計方向に回動変位する以外は、上記第5実施
例の場合と同様であるので、その説明を省略する。
ここで、この第6実施例の鍵盤装置で第1のハンマー
アーム21の部分を組付ける場合について説明する。この
場合には、まず、第1のハンマーアーム21の取付部71を
ハンマー支持部材76の軸77に相対的に圧入する。次に、
圧縮コイルばね91の上端部をハンマー支持部材76の支持
突起93の相対的に圧入する。次に、第1のハンマーアー
ム21の被押圧部72を鍵盤シャーシ1のバカ孔13に下側か
ら挿入し、次いでハンマー支持部材76の係止片95を鍵盤
シャーシ1の係止孔94に下側からただ単に挿入する。次
に、第1のハンマーアーム21を第9図において反時計方
向に回動させ、その支持突起92を圧縮コイルばね91の下
端部に圧入し、次いでこの状態を維持しながらハンマー
支持部材76を同図において右方向にスライド移動させ、
このハンマー支持部材76の係止片95を係止孔94に係止さ
せる。この状態で鍵2が装着されていない場合には、第
1のハンマーアーム21が圧縮コイルばね91の力によって
時計方向に付勢されるが、その被押圧部72の基端部の第
9図における右側がバカ孔13の右側の孔壁13aに当接す
る位置に保持されることになる。鍵2が装着された場合
には、第9図において実線で示すように、鍵2の下面が
第1のハンマーアーム21の被押圧部72の先端を押圧する
ことにより、第1のハンマーアーム21が反時計方向に回
動し、被押圧部72の基端部の右側がバカ孔13の右側の孔
壁面13aから所定の距離だけ離間する状態となる。
アーム21の部分を組付ける場合について説明する。この
場合には、まず、第1のハンマーアーム21の取付部71を
ハンマー支持部材76の軸77に相対的に圧入する。次に、
圧縮コイルばね91の上端部をハンマー支持部材76の支持
突起93の相対的に圧入する。次に、第1のハンマーアー
ム21の被押圧部72を鍵盤シャーシ1のバカ孔13に下側か
ら挿入し、次いでハンマー支持部材76の係止片95を鍵盤
シャーシ1の係止孔94に下側からただ単に挿入する。次
に、第1のハンマーアーム21を第9図において反時計方
向に回動させ、その支持突起92を圧縮コイルばね91の下
端部に圧入し、次いでこの状態を維持しながらハンマー
支持部材76を同図において右方向にスライド移動させ、
このハンマー支持部材76の係止片95を係止孔94に係止さ
せる。この状態で鍵2が装着されていない場合には、第
1のハンマーアーム21が圧縮コイルばね91の力によって
時計方向に付勢されるが、その被押圧部72の基端部の第
9図における右側がバカ孔13の右側の孔壁13aに当接す
る位置に保持されることになる。鍵2が装着された場合
には、第9図において実線で示すように、鍵2の下面が
第1のハンマーアーム21の被押圧部72の先端を押圧する
ことにより、第1のハンマーアーム21が反時計方向に回
動し、被押圧部72の基端部の右側がバカ孔13の右側の孔
壁面13aから所定の距離だけ離間する状態となる。
(第7実施例) 第10図はこの発明の第7実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
この第7実施例の鍵盤装置では、第1のハンマーアー
ム21と左右の横ぶれを阻止すると共に、第1のハンマー
アーム21による抵抗力を増大するために、第1のハンマ
ーアーム21の被押圧部72の回動変位をガイドするための
一対のガイド部材101(一方は図示せず)が設けられて
いる。このため、鍵盤シャーシ1の上面の所定の箇所に
はガイド支持部材102がビス103によって取り付けられて
いる。ガイド支持部材102の一対の起立片104(一方は図
示せず)にほ棒状のガイド部材101がそれぞれ一体形成
されている。一対のガイド部材101は第1のハンマーア
ーム21の被押圧部72の近傍に配置されている。そして、
鍵2の押鍵操作に伴って第1のハンマーアーム21が第10
図において反時計方向に回動変位すると、この回動変位
する第1のハンマーアーム21の被押圧部72の一部が一対
のガイド部材101間に進入することにより、第1のハン
マーアーム21の左右の横ぶれが阻止され、また被押圧部
72の一部が一対のガイド部材101と摺接または圧接する
ことにより、摩擦抵抗力が発生し、この発生した摩擦抵
抗力の分だけ第1のハンマーアーム21による抵抗力が増
大し、より大きなアクション荷重が鍵2に付与されるこ
とになる。被押圧部72および一対のガイド部材101の横
断面形状は、特に限定されるものではないが、被押圧部
72の一対のガイド部材101に対する進入および退出がス
ムーズに行われるようにするために、いずれか一方また
は双方にテーパ部を設けるようにしてもよい。この第7
実施例の鍵盤装置の動作は、第1のハンマーアーム21の
被押圧部72の回動変位が一対のガイド部材101にガイド
される以外は、上記第5実施例の場合と同様であるの
で、その説明を省略する。
ム21と左右の横ぶれを阻止すると共に、第1のハンマー
アーム21による抵抗力を増大するために、第1のハンマ
ーアーム21の被押圧部72の回動変位をガイドするための
一対のガイド部材101(一方は図示せず)が設けられて
いる。このため、鍵盤シャーシ1の上面の所定の箇所に
はガイド支持部材102がビス103によって取り付けられて
いる。ガイド支持部材102の一対の起立片104(一方は図
示せず)にほ棒状のガイド部材101がそれぞれ一体形成
されている。一対のガイド部材101は第1のハンマーア
ーム21の被押圧部72の近傍に配置されている。そして、
鍵2の押鍵操作に伴って第1のハンマーアーム21が第10
図において反時計方向に回動変位すると、この回動変位
する第1のハンマーアーム21の被押圧部72の一部が一対
のガイド部材101間に進入することにより、第1のハン
マーアーム21の左右の横ぶれが阻止され、また被押圧部
72の一部が一対のガイド部材101と摺接または圧接する
ことにより、摩擦抵抗力が発生し、この発生した摩擦抵
抗力の分だけ第1のハンマーアーム21による抵抗力が増
大し、より大きなアクション荷重が鍵2に付与されるこ
とになる。被押圧部72および一対のガイド部材101の横
断面形状は、特に限定されるものではないが、被押圧部
72の一対のガイド部材101に対する進入および退出がス
ムーズに行われるようにするために、いずれか一方また
は双方にテーパ部を設けるようにしてもよい。この第7
実施例の鍵盤装置の動作は、第1のハンマーアーム21の
被押圧部72の回動変位が一対のガイド部材101にガイド
される以外は、上記第5実施例の場合と同様であるの
で、その説明を省略する。
(第8実施例) 第11図はこの発明の第8実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
上記第5実施例では、鍵盤シャーシ1の下方に設けた
軸77の第1のハンマーアーム21を回転自在に取り付けて
いるが、この第8実施例では、鍵2の両側板6間に軸11
1を設け、この軸111に第1のハンマーアーム21を回動自
在に取り付けている。また、第1のハンマーアーム21
は、ほぼL字状の本体112の一端部先端にほぼC字状の
取付部113が形成され、本体112の一端部の第11図におけ
る左側面によって所定の形状の被ガイド面114が形成さ
れ、本体112の他端部に重り115が設けられ、本体112の
他端部の先端面によって押圧面116が形成された構造と
なっている。第1のハンマーアーム21は、重り115の部
分を鍵盤シャーシ1の下方に位置させられ、かつ被ガイ
ド面114を、鍵盤シャーシ1のバカ孔13の第11図におけ
る左側の孔壁部に一体形成されたポリ四ふっ化エチレン
樹脂等の合成樹脂からなるガイド部材117に当接された
状態で、取付部113を鍵2の両側板6間に設けられた軸1
11に相対的に圧入されていることにより、該軸111に上
下方向に回動自在に取り付けられている。一方、第2の
ハンマーアーム22は、ほぼC字状の取付部121の一部に
棒状の被押圧部122が形成され、取付部121の他部に重り
123を備えた重り部124が形成され、この重り部124の上
面によってスイッチ押圧面125が形成された構造となっ
ている。第2のハンマーアーム22は、スイッチ押圧面12
5を第1および第2のスイッチ41、42の下方に位置させ
られ、かつ被押圧部122を第1のハンマーアーム21の押
圧面116に当接された状態で、取付部121を鍵盤シャーシ
1の下方に設けられた軸126に相対的に圧入されている
ことにより、該軸126に上下方向に回動自在に取り付け
られている。
軸77の第1のハンマーアーム21を回転自在に取り付けて
いるが、この第8実施例では、鍵2の両側板6間に軸11
1を設け、この軸111に第1のハンマーアーム21を回動自
在に取り付けている。また、第1のハンマーアーム21
は、ほぼL字状の本体112の一端部先端にほぼC字状の
取付部113が形成され、本体112の一端部の第11図におけ
る左側面によって所定の形状の被ガイド面114が形成さ
れ、本体112の他端部に重り115が設けられ、本体112の
他端部の先端面によって押圧面116が形成された構造と
なっている。第1のハンマーアーム21は、重り115の部
分を鍵盤シャーシ1の下方に位置させられ、かつ被ガイ
ド面114を、鍵盤シャーシ1のバカ孔13の第11図におけ
る左側の孔壁部に一体形成されたポリ四ふっ化エチレン
樹脂等の合成樹脂からなるガイド部材117に当接された
状態で、取付部113を鍵2の両側板6間に設けられた軸1
11に相対的に圧入されていることにより、該軸111に上
下方向に回動自在に取り付けられている。一方、第2の
ハンマーアーム22は、ほぼC字状の取付部121の一部に
棒状の被押圧部122が形成され、取付部121の他部に重り
123を備えた重り部124が形成され、この重り部124の上
面によってスイッチ押圧面125が形成された構造となっ
ている。第2のハンマーアーム22は、スイッチ押圧面12
5を第1および第2のスイッチ41、42の下方に位置させ
られ、かつ被押圧部122を第1のハンマーアーム21の押
圧面116に当接された状態で、取付部121を鍵盤シャーシ
1の下方に設けられた軸126に相対的に圧入されている
ことにより、該軸126に上下方向に回動自在に取り付け
られている。
この第8実施例の鍵盤装置で鍵2が圧縮コイルばね5
のばね力に抗して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にし
て第11図において反時計方向に回動変位する。すると、
鍵2と共に軸111が回動変位することにより、第1のハ
ンマーアーム21が下降しつつ、その被ガイド面114をガ
イド部材117にガイドされることにより、軸111を中心に
して第11図において反時計方向に回動変位する。また、
この下降しつつ回動変位する第1のハンマーアーム21の
押圧面116が第2のハンマーアーム22の被押押圧部122を
押圧し、第2のハンマーアーム22が軸126を中心にして
第11図において反時計方向に回動変位する。このとき、
重り115の作用によって第11図において反時計方向に回
動変位しようとする第1のハンマーアーム21の抵抗力が
軸111を介して鍵2にアクション荷重として作用し、ま
た重り124の作用によって第11図において時計方向に回
動変位しようとする第2のハンマーアーム22の抵抗力が
第1のハンマーアーム21を介して鍵2にアクション荷重
として作用し、鍵2に大きなアクション荷重が付与され
ることになる。また、第11図において一点鎖線で示すよ
うに、第2のハンマーアーム22のスイッチ押圧面125が
第1および第2のスイッチ41、42を共に押圧し、第1と
第2のスイッチ41、42がある時間差をもって順次スイッ
チオンとなる。
のばね力に抗して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にし
て第11図において反時計方向に回動変位する。すると、
鍵2と共に軸111が回動変位することにより、第1のハ
ンマーアーム21が下降しつつ、その被ガイド面114をガ
イド部材117にガイドされることにより、軸111を中心に
して第11図において反時計方向に回動変位する。また、
この下降しつつ回動変位する第1のハンマーアーム21の
押圧面116が第2のハンマーアーム22の被押押圧部122を
押圧し、第2のハンマーアーム22が軸126を中心にして
第11図において反時計方向に回動変位する。このとき、
重り115の作用によって第11図において反時計方向に回
動変位しようとする第1のハンマーアーム21の抵抗力が
軸111を介して鍵2にアクション荷重として作用し、ま
た重り124の作用によって第11図において時計方向に回
動変位しようとする第2のハンマーアーム22の抵抗力が
第1のハンマーアーム21を介して鍵2にアクション荷重
として作用し、鍵2に大きなアクション荷重が付与され
ることになる。また、第11図において一点鎖線で示すよ
うに、第2のハンマーアーム22のスイッチ押圧面125が
第1および第2のスイッチ41、42を共に押圧し、第1と
第2のスイッチ41、42がある時間差をもって順次スイッ
チオンとなる。
この第8実施例の鍵盤装置では、第1のハンマーアー
ム21の取付部113が軸111を介して鍵2の両側板6に取り
付けられているので、第1のハンマーアーム21の取付部
113を鍵2と共に回動変位する軸111に常に追従させるこ
とができ、このため鍵2が強く弾かれた場合でも、ハン
マーアームの抵抗力からなるアクション荷重が一瞬のう
ちに消失することがなく、したがって演奏者に対して鍵
2が急に軽くなるという違和感を与えることがない。
ム21の取付部113が軸111を介して鍵2の両側板6に取り
付けられているので、第1のハンマーアーム21の取付部
113を鍵2と共に回動変位する軸111に常に追従させるこ
とができ、このため鍵2が強く弾かれた場合でも、ハン
マーアームの抵抗力からなるアクション荷重が一瞬のう
ちに消失することがなく、したがって演奏者に対して鍵
2が急に軽くなるという違和感を与えることがない。
(第9実施例) 第12図はこの発明の第9実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第11図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第11図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
上記第1〜第8実施例では、鍵盤シャーシ1の上面に
回路基板44を設け、この回路基板44の下面に設けた第1
および第2のスイッチ41、42を鍵盤シャーシ1のバカ孔
45、46を通して鍵盤シャーシ1の下方に突出させ、鍵盤
シャーシ1の下方に設けた第2のハンマーアーム22によ
って第1および第2のスイッチ41、42を押圧するように
している。
回路基板44を設け、この回路基板44の下面に設けた第1
および第2のスイッチ41、42を鍵盤シャーシ1のバカ孔
45、46を通して鍵盤シャーシ1の下方に突出させ、鍵盤
シャーシ1の下方に設けた第2のハンマーアーム22によ
って第1および第2のスイッチ41、42を押圧するように
している。
これに対して、この第9実施例では、鍵盤シャーシ1
の下面に回路基板44を設け、この回路基板44の上面に設
けた第1および第2のスイッチ41、42を鍵盤シャーシ1
のバカ孔45、46を通して鍵盤シャーシ1の上方に突出さ
せ、鍵盤シャーシ1の上方に設けた第2のハンマーアー
ム22によって第1および第2のスイッチ41、42を押圧す
るようになっている。また、第2のハンマーアーム22
は、ほぼC字状の取付部131の一方側に重り132を備えた
重り部133が形成され、この重り部133の下端下面に棒状
の被押圧部134が形成され、取付部131の他方側にスイッ
チ押圧部135が形成された構造となっている。第2のハ
ンマーアーム22は、スイッチ押圧部135を第1および第
2のスイッチ41、42の上方に位置させられ、かつ被押上
部134を、鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔136を通っ
て、第1のハンマーアーム21の重り115を備えた部分の
上面によって形成された押上面137に当接された状態
で、取付部131を、鍵盤シャーシ1の上面に設けられた
ハンマー支持部材138に設けられた軸139に相対的に圧入
されていることにより、該軸139に上下方向に回動自在
に取り付けられている。この第9実施例の鍵盤装置の動
作は、上記第8実施例における説明から容易に理解しう
るので、その説明を省略する。
の下面に回路基板44を設け、この回路基板44の上面に設
けた第1および第2のスイッチ41、42を鍵盤シャーシ1
のバカ孔45、46を通して鍵盤シャーシ1の上方に突出さ
せ、鍵盤シャーシ1の上方に設けた第2のハンマーアー
ム22によって第1および第2のスイッチ41、42を押圧す
るようになっている。また、第2のハンマーアーム22
は、ほぼC字状の取付部131の一方側に重り132を備えた
重り部133が形成され、この重り部133の下端下面に棒状
の被押圧部134が形成され、取付部131の他方側にスイッ
チ押圧部135が形成された構造となっている。第2のハ
ンマーアーム22は、スイッチ押圧部135を第1および第
2のスイッチ41、42の上方に位置させられ、かつ被押上
部134を、鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔136を通っ
て、第1のハンマーアーム21の重り115を備えた部分の
上面によって形成された押上面137に当接された状態
で、取付部131を、鍵盤シャーシ1の上面に設けられた
ハンマー支持部材138に設けられた軸139に相対的に圧入
されていることにより、該軸139に上下方向に回動自在
に取り付けられている。この第9実施例の鍵盤装置の動
作は、上記第8実施例における説明から容易に理解しう
るので、その説明を省略する。
この第9実施例の鍵盤装置でも、上記第8実施例の場
合と同様に、第1のハンマーアーム21の取付部113が軸1
11を介して鍵2の両側板6に取り付けられているので、
第1のハンマーアーム21の取付部113を鍵2と共に回動
変位する軸111に常に追従させることができ、このため
鍵2が強く弾かれた場合でも、ハンマーアームの抵抗力
からなるアクション荷重が一瞬のうちに消失することが
なく、したがって演奏者に対して鍵2が急に軽くなると
いう違和感を与えることがない。
合と同様に、第1のハンマーアーム21の取付部113が軸1
11を介して鍵2の両側板6に取り付けられているので、
第1のハンマーアーム21の取付部113を鍵2と共に回動
変位する軸111に常に追従させることができ、このため
鍵2が強く弾かれた場合でも、ハンマーアームの抵抗力
からなるアクション荷重が一瞬のうちに消失することが
なく、したがって演奏者に対して鍵2が急に軽くなると
いう違和感を与えることがない。
(第10実施例) 第13図はこの発明の第10実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第12図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第12図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
上記第9実施例では、鍵2と第1のハンマーアーム21
と軸111で連結しているが、この第10実施例では、第1
のハンマーアーム21と第2のハンマーアーム22とを連結
ピン153で連結している。
と軸111で連結しているが、この第10実施例では、第1
のハンマーアーム21と第2のハンマーアーム22とを連結
ピン153で連結している。
このため、この第10実施例の鍵盤装置では、鍵2の下
面前部に横断面ほぼH字状のハンマー押圧突起141が垂
設されている。一方、第1のハンマーアーム21は、ほぼ
L字状の本体142の一端部先端にほぼC字状の取付部143
が形成され、本体142の一端部の第13図における左側面
によって所定の形状の被押圧面144が形成され、本体142
の一端部の同図における左部上面によってストッパ面14
5が形成され、本体142の他端部下部に重り146が設けら
れ、本体142の他端部上部に長孔147が形成された構造と
なっている。第1のハンマーアーム21は、重り146の部
分を鍵盤シャーシ1の下方に位置させられ、かつストッ
パ面145を鍵盤シャーシ1の下面に設けられた緩衝部材
9に当接された状態で、取付部143を鍵盤シャーシ1の
上方に設けられた軸148に相対的に圧入されていること
により、該軸148に上下方向に回動自在に取り付けらて
いる。また、通常の状態では、第1のハンマーアーム21
の被押圧面144は、ハンマー押圧突起141の下端面と軽く
接触しているか、もしくは若干離間する位置にある。ま
た、第2のハンマーアーム22は、ほぼC字状の取付部15
1の一方側に連結アーム部152が形成され、この連結アー
ム部152の先端部に連結ピン153が形成され、取付部151
の他方側にスイッチ押圧部154が形成された構造となっ
ている。第2のハンマーアーム22は、スイッチ押圧部15
4を第1および第2のスイッチ41、42の上方に位置させ
られ、かつ連結ピン153を、鍵盤シャーシ1に形成され
たバカ孔155を通って、第1のハンマーアーム21の長孔1
47に遊嵌された状態で、取付部151を鍵盤シャーシ1の
上方に設けられた軸156に相対的に圧入されていること
により、該軸156に上下方向に回動自在に取り付けられ
ている。
面前部に横断面ほぼH字状のハンマー押圧突起141が垂
設されている。一方、第1のハンマーアーム21は、ほぼ
L字状の本体142の一端部先端にほぼC字状の取付部143
が形成され、本体142の一端部の第13図における左側面
によって所定の形状の被押圧面144が形成され、本体142
の一端部の同図における左部上面によってストッパ面14
5が形成され、本体142の他端部下部に重り146が設けら
れ、本体142の他端部上部に長孔147が形成された構造と
なっている。第1のハンマーアーム21は、重り146の部
分を鍵盤シャーシ1の下方に位置させられ、かつストッ
パ面145を鍵盤シャーシ1の下面に設けられた緩衝部材
9に当接された状態で、取付部143を鍵盤シャーシ1の
上方に設けられた軸148に相対的に圧入されていること
により、該軸148に上下方向に回動自在に取り付けらて
いる。また、通常の状態では、第1のハンマーアーム21
の被押圧面144は、ハンマー押圧突起141の下端面と軽く
接触しているか、もしくは若干離間する位置にある。ま
た、第2のハンマーアーム22は、ほぼC字状の取付部15
1の一方側に連結アーム部152が形成され、この連結アー
ム部152の先端部に連結ピン153が形成され、取付部151
の他方側にスイッチ押圧部154が形成された構造となっ
ている。第2のハンマーアーム22は、スイッチ押圧部15
4を第1および第2のスイッチ41、42の上方に位置させ
られ、かつ連結ピン153を、鍵盤シャーシ1に形成され
たバカ孔155を通って、第1のハンマーアーム21の長孔1
47に遊嵌された状態で、取付部151を鍵盤シャーシ1の
上方に設けられた軸156に相対的に圧入されていること
により、該軸156に上下方向に回動自在に取り付けられ
ている。
この第10実施例の鍵盤装置で鍵2が圧縮コイルばね5
のばね力に抗して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にし
て第13図において反時計方向に回動変位する。すると、
鍵2と一体的3に回動変位するハンマーアーム押圧突起
141の下端面が第1のハンマーアーム21の被押圧面144を
押圧し、第1のハンマーアーム21が軸148を中心にして
第13図において本時計方向に回動変位する。また、この
回動変位する第1のハンマーアーム21の長孔147の孔壁
面が第2のハンマーアーム22の連結ピン153を押圧する
ことにより、連結ピン153が長孔147をスライド移動し、
これに伴い第2のハンマーアーム22が軸151を中心にし
て第13図において時計方向に回動変位する。このとき、
重り146の作用によって第13図において時計方向に回動
変位しようとする第1のハンマーアーム21の抵抗力が被
押圧面144を介してハンマー押圧突起141の下端面にアク
ション荷重として作用し、また連結ピン153が長孔147を
スライド移動するときに生じる摩擦抵抗力が第1のハン
マーアーム21を介してハンマーアーム押圧突起141の下
端面にアクション荷重として作用し、鍵2に大きなアク
ション荷重が付与されることになる。また、第13図にお
いて一点鎖線で示すように、第2のハンマーアーム22の
スイッチ押圧部154が第1および第2のスイッチ41、42
を共に押圧し、第1と第2のスイッチ41、42がある時間
差をもって順次スイッチオンとなる。
のばね力に抗して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にし
て第13図において反時計方向に回動変位する。すると、
鍵2と一体的3に回動変位するハンマーアーム押圧突起
141の下端面が第1のハンマーアーム21の被押圧面144を
押圧し、第1のハンマーアーム21が軸148を中心にして
第13図において本時計方向に回動変位する。また、この
回動変位する第1のハンマーアーム21の長孔147の孔壁
面が第2のハンマーアーム22の連結ピン153を押圧する
ことにより、連結ピン153が長孔147をスライド移動し、
これに伴い第2のハンマーアーム22が軸151を中心にし
て第13図において時計方向に回動変位する。このとき、
重り146の作用によって第13図において時計方向に回動
変位しようとする第1のハンマーアーム21の抵抗力が被
押圧面144を介してハンマー押圧突起141の下端面にアク
ション荷重として作用し、また連結ピン153が長孔147を
スライド移動するときに生じる摩擦抵抗力が第1のハン
マーアーム21を介してハンマーアーム押圧突起141の下
端面にアクション荷重として作用し、鍵2に大きなアク
ション荷重が付与されることになる。また、第13図にお
いて一点鎖線で示すように、第2のハンマーアーム22の
スイッチ押圧部154が第1および第2のスイッチ41、42
を共に押圧し、第1と第2のスイッチ41、42がある時間
差をもって順次スイッチオンとなる。
この第10実施例の鍵盤装置では、第2のハンマーアー
ム22の連結ピン153が第1のハンマーアーム21の長孔147
に遊嵌されているので、第1のハンマーアーム21が急激
に回動変位しようとするのを第2のハンマーアーム22が
阻止することとなり、このため鍵2が強く弾かれた場合
でも、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷重
が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏者
に対して鍵2が急に軽くなるという違和感を与えること
がない。
ム22の連結ピン153が第1のハンマーアーム21の長孔147
に遊嵌されているので、第1のハンマーアーム21が急激
に回動変位しようとするのを第2のハンマーアーム22が
阻止することとなり、このため鍵2が強く弾かれた場合
でも、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷重
が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏者
に対して鍵2が急に軽くなるという違和感を与えること
がない。
(第11実施例) 第14図はこの発明の第11実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第8図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
上記第1〜第10実施例では、鍵2の下方に第1および
第1のスイッチ41、42を設けているが、この第11実施例
では、鍵2の後方に第1および第2のスイッチ41、42を
設けている。
第1のスイッチ41、42を設けているが、この第11実施例
では、鍵2の後方に第1および第2のスイッチ41、42を
設けている。
すなわち、この第11実施例の鍵盤装置では、鍵2の後
方における鍵盤シャーシ1の上面に回路基板44が設けら
れ、この回路基板44の下面に設けられた第1および第2
のスイッチ41、42が鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔
45、46を通って鍵盤シャーシ1の下方に突出されてい
る。一方、第1のハンマーアーム21は、ほぼC字状の取
付部161の一方側に棒状の被押圧部162が形成され、取付
部161の他方側に重り163を備えた重り部164が形成さ
れ、この重り部164の先端部上面に断面半球状の押上部1
65が形成された構造となっている。第1のハンマーアー
ム21は、重り163の部分を鍵盤シャーシ1の下方に位置
させられ、かつ被押圧部162の先端を鍵盤シャーシ1に
形成されたバカ孔13を通って鍵2の下面に当接された状
態で、取付部161を鍵盤シャーシ1の上方に設けられた
軸166に相対的に圧入されていることにより、該軸166に
上下方向に回動自在に取り付けられている。また、第2
のハンマーアーム22は、重り171を備えた本体172の基端
部にほぼC字状の取付部173が形成され、本体172の下面
によって被押上面174の一方側に連結アーム部が形成さ
れ、本体172の上面によってスイッチ押圧面175が形成さ
れた構造となっている。第2のハンマーアーム22は、ス
イッチ押圧面175を第1および第2のスイッチ41、42の
下方に位置させられ、かつ被押上面174を第1のハンマ
ーアーム21の押上部165に当接された状態で、取付部173
を鍵盤シャーシ1の下方に設けられた軸176に相対的に
圧入されていることにより、該軸176に上下方向に回動
自在に取り付けられている。この第11実施例の鍵盤装置
の動作は、上記第1および第5実施例における説明から
容易に理解しうるので、その説明を省略する。
方における鍵盤シャーシ1の上面に回路基板44が設けら
れ、この回路基板44の下面に設けられた第1および第2
のスイッチ41、42が鍵盤シャーシ1に形成されたバカ孔
45、46を通って鍵盤シャーシ1の下方に突出されてい
る。一方、第1のハンマーアーム21は、ほぼC字状の取
付部161の一方側に棒状の被押圧部162が形成され、取付
部161の他方側に重り163を備えた重り部164が形成さ
れ、この重り部164の先端部上面に断面半球状の押上部1
65が形成された構造となっている。第1のハンマーアー
ム21は、重り163の部分を鍵盤シャーシ1の下方に位置
させられ、かつ被押圧部162の先端を鍵盤シャーシ1に
形成されたバカ孔13を通って鍵2の下面に当接された状
態で、取付部161を鍵盤シャーシ1の上方に設けられた
軸166に相対的に圧入されていることにより、該軸166に
上下方向に回動自在に取り付けられている。また、第2
のハンマーアーム22は、重り171を備えた本体172の基端
部にほぼC字状の取付部173が形成され、本体172の下面
によって被押上面174の一方側に連結アーム部が形成さ
れ、本体172の上面によってスイッチ押圧面175が形成さ
れた構造となっている。第2のハンマーアーム22は、ス
イッチ押圧面175を第1および第2のスイッチ41、42の
下方に位置させられ、かつ被押上面174を第1のハンマ
ーアーム21の押上部165に当接された状態で、取付部173
を鍵盤シャーシ1の下方に設けられた軸176に相対的に
圧入されていることにより、該軸176に上下方向に回動
自在に取り付けられている。この第11実施例の鍵盤装置
の動作は、上記第1および第5実施例における説明から
容易に理解しうるので、その説明を省略する。
この第11実施例の鍵盤装置で鍵2を強く弾いた場合に
は、押鍵の当初では、重り171の作用により第14図にお
いて時計方向に回動変位しようとする第2のハンマーア
ーム22の抵抗力が被押上面174を介して第1のハンマー
アーム21の押上部165に作用することにより、第1のハ
ンマーアーム21の被押圧部162の先端が鍵2の下面に追
従せずに先行しようするのを阻止し、そして鍵2がある
程度回動変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被
押上面174が第1のハンマーアーム21の押上部165に追従
せずに先行して離間し、鍵2が更にある程度回動変位し
た軸点で、第1のハンマーアーム21の被押圧部162の先
端が鍵2の下面に追従せずに先行することになる。
は、押鍵の当初では、重り171の作用により第14図にお
いて時計方向に回動変位しようとする第2のハンマーア
ーム22の抵抗力が被押上面174を介して第1のハンマー
アーム21の押上部165に作用することにより、第1のハ
ンマーアーム21の被押圧部162の先端が鍵2の下面に追
従せずに先行しようするのを阻止し、そして鍵2がある
程度回動変位した時点で、第2のハンマーアーム22の被
押上面174が第1のハンマーアーム21の押上部165に追従
せずに先行して離間し、鍵2が更にある程度回動変位し
た軸点で、第1のハンマーアーム21の被押圧部162の先
端が鍵2の下面に追従せずに先行することになる。
このように、この第11実施例の鍵盤装置でも、上記第
5実施例の場合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある
時点で第2のハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が
鍵2に付与されなくなるが、その時点では第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されてい
るので、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷
重が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏
者に対して鍵2が急に軽くなるという違和感を与えるこ
とがない。
5実施例の場合と同様に、鍵2を強く弾いたとき、ある
時点で第2のハンマーアーム22の抵抗力からなる荷重が
鍵2に付与されなくなるが、その時点では第1のハンマ
ーアーム21の抵抗力からなる荷重が鍵2に付与されてい
るので、ハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷
重が一瞬のうちに消失することがなく、したがって演奏
者に対して鍵2が急に軽くなるという違和感を与えるこ
とがない。
(第12実施例) 第15図はこの発明の第12実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第14図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第14図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明を適宜省略する。
上記第1〜第11実施例では、鍵2の下方に第1および
第2のハンマーアーム21、22を設けているが、この第12
実施例では、鍵2の後部上方に第1および第2のハンマ
ーアーム21、22を設けている。
第2のハンマーアーム21、22を設けているが、この第12
実施例では、鍵2の後部上方に第1および第2のハンマ
ーアーム21、22を設けている。
すなわち、この第12実施例の鍵盤装置では、鍵2自体
がその回動中心(軸4)よりも後方にある程度延ばさ
れ、この延ばされた後部2aが鍵盤シャーシ1に形成され
た鍵挿通孔181を通って、鍵盤シャーシ1の後部1a下方
に配置されている。第1および第2のスイッチ41、42
は、鍵盤シャーシ1の後部1aの上面に設けられた回路基
板44の下面に設けられ、鍵盤シャーシ1の後部1aに形成
されたバカ孔45、46を通って鍵盤シャーシ1の下方に突
出されている。
がその回動中心(軸4)よりも後方にある程度延ばさ
れ、この延ばされた後部2aが鍵盤シャーシ1に形成され
た鍵挿通孔181を通って、鍵盤シャーシ1の後部1a下方
に配置されている。第1および第2のスイッチ41、42
は、鍵盤シャーシ1の後部1aの上面に設けられた回路基
板44の下面に設けられ、鍵盤シャーシ1の後部1aに形成
されたバカ孔45、46を通って鍵盤シャーシ1の下方に突
出されている。
第1のハンマーアーム21は、ほぼC字状の取付部182
の上部に棒状の押上部183が形成され、取付部182の下部
に棒状のストッパ部184が形成され、取付部182の側部に
被ストッパ部185が形成された構造となっている。第1
のハンマーアーム21は、押上部183の先端を鍵盤シャー
シ1の後部1aに形成されたバカ孔186を通って鍵盤シャ
ーシ1の後部1aの上方に突出され、かつ被ストッパ部18
5を鍵盤シャーシ1の後部1a下面に設けられたストッパ1
87と対向させられた状態で、取付部182を、鍵2の後部2
a上面に設けられたハンマー支持部材188に設けられた軸
189に相対的に圧入されていることにより、該軸189に上
下方向に回動自在に取り付けられている。第1のハンマ
ーアーム21は、被ストッパ部185の下面と鍵2の後部2a
上面との間に設けられた圧縮コイルばね190の力によ
り、第15図において時計方向に付勢されているが、通常
は、ストッパ部184の下端が鍵2の後部2a上面と当接す
ることにより、所定の初期位置に位置決めされている。
の上部に棒状の押上部183が形成され、取付部182の下部
に棒状のストッパ部184が形成され、取付部182の側部に
被ストッパ部185が形成された構造となっている。第1
のハンマーアーム21は、押上部183の先端を鍵盤シャー
シ1の後部1aに形成されたバカ孔186を通って鍵盤シャ
ーシ1の後部1aの上方に突出され、かつ被ストッパ部18
5を鍵盤シャーシ1の後部1a下面に設けられたストッパ1
87と対向させられた状態で、取付部182を、鍵2の後部2
a上面に設けられたハンマー支持部材188に設けられた軸
189に相対的に圧入されていることにより、該軸189に上
下方向に回動自在に取り付けられている。第1のハンマ
ーアーム21は、被ストッパ部185の下面と鍵2の後部2a
上面との間に設けられた圧縮コイルばね190の力によ
り、第15図において時計方向に付勢されているが、通常
は、ストッパ部184の下端が鍵2の後部2a上面と当接す
ることにより、所定の初期位置に位置決めされている。
第2のハンマーアーム22は、先端部に重り191を備え
た本体192の基端部にほぼC字状の取付部193が形成さ
れ、本体192の基端側下面によって被押上面194が形成さ
れ、本体192の先端部上面によってスイッチ押圧面195が
形成された構造となっている。第2のハンマーアーム22
は、スイッチ押圧面195を第1および第2のスイッチ4
1、42の下方に位置させられ、かつ被押上面194を第1の
ハンマーアーム21の押上部183の上端に当接された状態
で、取付部193を、鍵盤シャーシ1の後部1a上方に設け
られた軸196に相対的に圧入されていることにより、該
軸196に上下方向に回動自在に取り付けられている。
た本体192の基端部にほぼC字状の取付部193が形成さ
れ、本体192の基端側下面によって被押上面194が形成さ
れ、本体192の先端部上面によってスイッチ押圧面195が
形成された構造となっている。第2のハンマーアーム22
は、スイッチ押圧面195を第1および第2のスイッチ4
1、42の下方に位置させられ、かつ被押上面194を第1の
ハンマーアーム21の押上部183の上端に当接された状態
で、取付部193を、鍵盤シャーシ1の後部1a上方に設け
られた軸196に相対的に圧入されていることにより、該
軸196に上下方向に回動自在に取り付けられている。
この第12実施例の鍵盤装置で鍵2が圧縮コイルばね5
のばね力に抗して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にし
て第15図において反時計方向に回動変位する。すると、
第1のハンマーアーム21は、被ストッパ部185がストッ
パ187に当接することにより、圧縮コイルばね190の力に
抗して、軸189を中心にして第15図において反時計方向
に回動変位する。また、この回動変位する第1のハンマ
ーアーム21の押上部183が第2のハンマーアーム22の被
押上面194を押し上げ、第2のハンマーアーム22が軸196
を中心にして第15図において反時計方向に回動変位す
る。このとき、圧縮コイルばね190の作用によって第15
図において時計方向に回動変位しようとする第1のハン
マーアーム21の抵抗力が軸189を介して鍵2にアクショ
ン荷重として作用し、また重り191の作用によって第15
図において時計方向に回動変位しようとする第2のハン
マーアーム22の抵抗力が第1のハンマーアーム21を介し
て鍵2にアクション荷重として作用し、鍵2に大きなア
クション荷重が付与されることになる。また、第15図に
おいて一点鎖線で示すように、第2のハンマーアーム22
のスイッチ押圧面195が第1および第2のスイッチ41、4
2を共に押圧し、第1と第2のスイッチ41、42がある時
間差をもって順軸スイッチオンとなる。
のばね力に抗して押鍵されると、鍵2は軸4を中心にし
て第15図において反時計方向に回動変位する。すると、
第1のハンマーアーム21は、被ストッパ部185がストッ
パ187に当接することにより、圧縮コイルばね190の力に
抗して、軸189を中心にして第15図において反時計方向
に回動変位する。また、この回動変位する第1のハンマ
ーアーム21の押上部183が第2のハンマーアーム22の被
押上面194を押し上げ、第2のハンマーアーム22が軸196
を中心にして第15図において反時計方向に回動変位す
る。このとき、圧縮コイルばね190の作用によって第15
図において時計方向に回動変位しようとする第1のハン
マーアーム21の抵抗力が軸189を介して鍵2にアクショ
ン荷重として作用し、また重り191の作用によって第15
図において時計方向に回動変位しようとする第2のハン
マーアーム22の抵抗力が第1のハンマーアーム21を介し
て鍵2にアクション荷重として作用し、鍵2に大きなア
クション荷重が付与されることになる。また、第15図に
おいて一点鎖線で示すように、第2のハンマーアーム22
のスイッチ押圧面195が第1および第2のスイッチ41、4
2を共に押圧し、第1と第2のスイッチ41、42がある時
間差をもって順軸スイッチオンとなる。
この第12実施例の鍵盤装置でも、上記第8実施例の場
合と同様に、第1のハンマーアーム21の取付部182が軸1
89等を介して鍵2に取り付けられているので、第1のハ
ンマーアーム21の取付部182を鍵2と共に回動変位する
軸189に常に追従させることができ、このため鍵2が強
く弾かれた場合でも、ハンマーアームの抵抗力からなる
アクション荷重が一瞬のうちに消失することがなく、し
たがって演奏者に対して鍵2が急に軽くなるという違和
感を与えることがない。
合と同様に、第1のハンマーアーム21の取付部182が軸1
89等を介して鍵2に取り付けられているので、第1のハ
ンマーアーム21の取付部182を鍵2と共に回動変位する
軸189に常に追従させることができ、このため鍵2が強
く弾かれた場合でも、ハンマーアームの抵抗力からなる
アクション荷重が一瞬のうちに消失することがなく、し
たがって演奏者に対して鍵2が急に軽くなるという違和
感を与えることがない。
(第13実施例) 第16図はこの発明の第13実施例における電子鍵盤楽器
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第1図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明は省略する。
の鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、第1図と同一名称部分には同一の符号を付し、その
説明は省略する。
前述の第1〜第12実施例では、鍵2の下方に第1およ
第2のハンマーアーム21、22の2つのハンマーアームを
設けているが、この第13実施例では、この第1および第
2のハンマーアーム21、22の間に、第1のハンマーアー
ム21の回動変位を、第2のハンマーアーム22に伝達する
伝達アーム22Aを設けている。また、前記第2のハンマ
ーアーム22の押圧部側と対向した鍵盤シャーシ1には、
第1および第2のスイッチ41、42を設けている。
第2のハンマーアーム21、22の2つのハンマーアームを
設けているが、この第13実施例では、この第1および第
2のハンマーアーム21、22の間に、第1のハンマーアー
ム21の回動変位を、第2のハンマーアーム22に伝達する
伝達アーム22Aを設けている。また、前記第2のハンマ
ーアーム22の押圧部側と対向した鍵盤シャーシ1には、
第1および第2のスイッチ41、42を設けている。
この第13実施例の鍵盤装置でも、前記第1実施例の場
合と同様に、鍵2を押鍵操作すると、第1のハンマーア
ーム21の回動変位は、前記伝達アーム22Aに伝達され、
この伝達アーム22Aは軸36Aを中心として、反時計方向に
回動するため、この伝達アーム22Aの回動変位が第2の
ハンマーアーム22に伝達され、この結果、この第2のハ
ンマーアーム22により、第1および第2のスイッチ41、
42をそれぞれスイッチング動作させることができる。
合と同様に、鍵2を押鍵操作すると、第1のハンマーア
ーム21の回動変位は、前記伝達アーム22Aに伝達され、
この伝達アーム22Aは軸36Aを中心として、反時計方向に
回動するため、この伝達アーム22Aの回動変位が第2の
ハンマーアーム22に伝達され、この結果、この第2のハ
ンマーアーム22により、第1および第2のスイッチ41、
42をそれぞれスイッチング動作させることができる。
なお、上記各実施例では、タッチレスポンスデータ検
出用のスイッチを第2のハンマーアームで順次スイッチ
ングするようにしているが、楽音の発音開始指示用の1
つのスイッチを第2のハンマーアームでスイッチングす
るようにしてもよい。また、上記各実施例では、タッチ
レスポンスデータ検出用のスイッチを2つ設けた場合に
ついて説明したが、3つ以上設け、より多くのタッチレ
スポンスデータを得るようにすることも可能である。ま
た、タッチレスポンスデータ検出のために、スイッチを
2つ設ける代わりに、2段式スイッチを1つ設けるよう
にしてもよい。ここでいう2段式スイッチとは、例えば
第17図に示すように、押圧されると、弾性材料からなる
スイッチ本体201が弾性変形して、まずスイッチ本体201
の下面周囲に設けられた第1の可動接点202が回路基板2
03上の一対の第1の固定接点204、205と接触し、次いで
スイッチ本体201の下面中央部に設けられた第2の可動
接点206が回動基板203上の一対の第2の固定接点207、2
08と接触するような構成のスイッチのことをいう。更
に、このようなスイッチの代わりに、第18図に示すよう
に、圧電素子等の感圧型のセンサ201Aを用いて、鍵の押
圧操作に対応した圧力を検出し、該圧力に対応した、発
生すべき楽音の発音開始指示信号または楽音特性指示信
号を出力するようにしてもよい。
出用のスイッチを第2のハンマーアームで順次スイッチ
ングするようにしているが、楽音の発音開始指示用の1
つのスイッチを第2のハンマーアームでスイッチングす
るようにしてもよい。また、上記各実施例では、タッチ
レスポンスデータ検出用のスイッチを2つ設けた場合に
ついて説明したが、3つ以上設け、より多くのタッチレ
スポンスデータを得るようにすることも可能である。ま
た、タッチレスポンスデータ検出のために、スイッチを
2つ設ける代わりに、2段式スイッチを1つ設けるよう
にしてもよい。ここでいう2段式スイッチとは、例えば
第17図に示すように、押圧されると、弾性材料からなる
スイッチ本体201が弾性変形して、まずスイッチ本体201
の下面周囲に設けられた第1の可動接点202が回路基板2
03上の一対の第1の固定接点204、205と接触し、次いで
スイッチ本体201の下面中央部に設けられた第2の可動
接点206が回動基板203上の一対の第2の固定接点207、2
08と接触するような構成のスイッチのことをいう。更
に、このようなスイッチの代わりに、第18図に示すよう
に、圧電素子等の感圧型のセンサ201Aを用いて、鍵の押
圧操作に対応した圧力を検出し、該圧力に対応した、発
生すべき楽音の発音開始指示信号または楽音特性指示信
号を出力するようにしてもよい。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、鍵の押鍵に
伴って第1のハンマーアームが回動変位したときに、こ
れに連動して第2のハンマーアームが回動変位して発音
指示手段を押圧するようにしているので、鍵を強く弾い
ても、少なくとも押鍵の当初段階では第1のハンマーア
ームを鍵の回動変位に追従させることができ、したがっ
てハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷重が鍵
に一瞬のうちに付与されなくならないようにすることが
でき、演奏者に対して鍵が急に軽くなるという違和感を
与えることがないようにすることができる。
伴って第1のハンマーアームが回動変位したときに、こ
れに連動して第2のハンマーアームが回動変位して発音
指示手段を押圧するようにしているので、鍵を強く弾い
ても、少なくとも押鍵の当初段階では第1のハンマーア
ームを鍵の回動変位に追従させることができ、したがっ
てハンマーアームの抵抗力からなるアクション荷重が鍵
に一瞬のうちに付与されなくならないようにすることが
でき、演奏者に対して鍵が急に軽くなるという違和感を
与えることがないようにすることができる。
第1図はこの発明の第1実施例における電子鍵盤楽器の
鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第2図はこの鍵盤装
置のスイッチの部分を示す縦断側面図、第3図は第1と
第2のスイッチの動作を説明するために示すタイミング
図、第4A図および第4B図はこの鍵盤装置における鍵の変
位と鍵に付与される荷重との関係を示す図、第5図はこ
の発明の第2実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の
要部を示す縦断側面図、第6図はこの発明の第3実施例
における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面
図、第7図はこの発明の第4実施例における電子鍵盤楽
器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第8図はこの発
明の第5実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部
を示す縦断側面図、第9図はこの発明の第6実施例にお
ける電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、
第10図はこの発明の第7実施例における電子鍵盤楽器の
鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第11図はこの発明の
第8実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示
す縦断側面図、第12図はこの発明の第9実施例における
電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第13
図はこの発明の第10実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤
装置の要部を示す縦断側面図、第14図はこの発明の第11
実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦
断側面図、第15図はこの発明の第12実施例における電子
鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第16図は
この発明の第13実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置
の要部を示す縦断側面図、第17図はスイッチ他の例を示
す縦断側面図、第18図は感圧型のセンサの例を示す縦断
面図である。 1……鍵盤シャーシ、2……鍵、21……第1のハンマー
アーム、22……第2のハンマーアーム、22A……伝達ア
ーム、41……第1のスイッチ、42……第2のスイッチ。
鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第2図はこの鍵盤装
置のスイッチの部分を示す縦断側面図、第3図は第1と
第2のスイッチの動作を説明するために示すタイミング
図、第4A図および第4B図はこの鍵盤装置における鍵の変
位と鍵に付与される荷重との関係を示す図、第5図はこ
の発明の第2実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の
要部を示す縦断側面図、第6図はこの発明の第3実施例
における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面
図、第7図はこの発明の第4実施例における電子鍵盤楽
器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第8図はこの発
明の第5実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部
を示す縦断側面図、第9図はこの発明の第6実施例にお
ける電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、
第10図はこの発明の第7実施例における電子鍵盤楽器の
鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第11図はこの発明の
第8実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示
す縦断側面図、第12図はこの発明の第9実施例における
電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第13
図はこの発明の第10実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤
装置の要部を示す縦断側面図、第14図はこの発明の第11
実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦
断側面図、第15図はこの発明の第12実施例における電子
鍵盤楽器の鍵盤装置の要部を示す縦断側面図、第16図は
この発明の第13実施例における電子鍵盤楽器の鍵盤装置
の要部を示す縦断側面図、第17図はスイッチ他の例を示
す縦断側面図、第18図は感圧型のセンサの例を示す縦断
面図である。 1……鍵盤シャーシ、2……鍵、21……第1のハンマー
アーム、22……第2のハンマーアーム、22A……伝達ア
ーム、41……第1のスイッチ、42……第2のスイッチ。
Claims (26)
- 【請求項1】鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に設
けられた鍵と、 前記鍵の押鍵操作に伴って回動変位する第1のハンマー
アームと、 外部からの押圧操作に応答して、発生すべき楽音の発音
開始を指示するための発音指示手段と、 前記第1のハンマーアームの回動変位に連動して回動変
位し、前記発音指示手段を押圧する第2のハンマーアー
ムと、 を備えたことを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項2】前記鍵と前記第1のハンマーアームとを変
位可能に連結する連結手段を更に備えたことを特徴とす
る請求項1記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項3】前記鍵盤シャーシと前記第1のハンマーア
ームとの間に設けられ、該第1のハンマーアームを前記
鍵盤シャーシから引き離す方向に付勢する付勢部材を更
に備えたことを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器
の鍵盤装置。 - 【請求項4】前記第1のハンマーアームの左右に横ぶれ
を阻止するために前記鍵盤シャーシ上に設けられたガイ
ド部材を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の電
子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項5】前記第1のハンマーアームと前記第2のハ
ンマーアームとを変位可能に連結する連結手段を更に備
えたことを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器の鍵
盤装置。 - 【請求項6】前記第1のハンマーアームを前記鍵に回動
可能に取り付ける取付手段を更に備えたことを特徴とす
る請求項1記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項7】前記発音指示手段は、前記鍵の押圧操作に
応答して、順次スイッチング動作を行い、該スイッチン
グ動作に対応する楽音の発音開始指示信号を出力するス
イッチ手段からなることを特徴とする請求項1記載の電
子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項8】前記発音指示手段は、前記鍵の押圧操作に
対応した圧力を検出し、該圧力に対応する楽音の発音開
始指示信号を出力する圧力検出手段からなることを特徴
とする請求項1記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項9】前記発音指示手段を前記鍵の後方に設けた
ことを特徴とする請求項1記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装
置。 - 【請求項10】前記第1および第2のハンマーアームを
前記鍵の下方に設けたことを特徴とする請求項1記載の
電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項11】前記第1および第2のハンマーアームを
前記鍵の後部上方に設けたことを特徴とする請求項1記
載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項12】鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に
設けられた鍵と、 前記鍵の押鍵操作に伴って回動変位する第1のハンマー
アームと、 外部からの押圧操作に応答して、発生すべき楽音の楽音
パラメータを指示するためのパラメータ指示手段と、 前記第1のハンマーアームの回動変位に連動して回動変
位し、前パラメータ指示手段を押圧する第2のハンマー
アームと、 を備えたことを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項13】前記鍵と前記第1のハンマーアームとを
変位可能に連結する連結手段を更に備えたことを特徴と
する請求項12記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項14】前記鍵盤シャーシと前記第1のハンマー
アームとの間に設けられ、該第1のハンマーアームを前
記鍵盤シャーシから引き離す方向に付勢する付勢部材を
更に備えたことを特徴とする請求項12記載の電子鍵盤楽
器の鍵盤装置。 - 【請求項15】前記第1のハンマーアームの左右の横ぶ
れを阻止するために前記鍵盤シャーシ上に設けられたガ
イド部材を更に備えたことを特徴とする請求項12記載の
電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項16】前記第1のハンマーアームと前記第2の
ハンマーアームとを変位可能に連結する連結手段を更に
備えたことを特徴とする請求項12記載の電子鍵盤楽器の
鍵盤装置。 - 【請求項17】前記第1のハンマーアームを前記鍵に回
動可能に取り付ける取付手段を更に備えたことを特徴と
する請求項12記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項18】前記パラメータ指示手段は、前記鍵の押
圧操作に応答して、順次スイッチング動作を行い、該ス
イッチング動作に対応する楽音パラメータ指示信号を出
力するスイッチ手段からなることを特徴とする請求項12
記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項19】前記パラメータ指示手段は、前記鍵の押
鍵操作に対応した圧力を検出し、該圧力に対応する楽音
パラメータ指示信号を出力する圧力検出手段からなるこ
とを特徴とする請求項12記載の電子鍵盤楽器の鍵盤装
置。 - 【請求項20】前記パラメータ指示手段を前記鍵の後方
に設けたことを特徴とする請求項12記載の電子鍵盤楽器
の鍵盤装置。 - 【請求項21】前記第1および第2のハンマーアームを
前記鍵の下方に設けたことを特徴とする請求項12記載の
電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項22】前記第1および第2のハンマーアームを
前記鍵の後部上方に設けたことを特徴とする請求項12記
載の電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項23】鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に
設けられた鍵と、 前記鍵盤シャーシに対し、互いに所定の間隔をおいて回
動可能に設けられた第1および第2のハンマーアーム
と、 外部からの押圧操作に応答して、発生すべき楽音の特性
を指示する楽音特性指示手段とを備えており、 前記鍵の押鍵操作時に、前記鍵に設けた押圧突起は、前
記第1のハンマーアームの一端を押圧操作し、該第1の
ハンマーアームの他端は、これに応答して、前記第2の
ハンマーアームの一端を押圧操作し、該第2のハンマー
アームの他端は、これに応答して、前記楽音特性指示手
段を押圧操作することを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤
装置。 - 【請求項24】鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に
設けられた鍵と、 前記鍵盤シャーシに対し、互いに所定の間隔をおいて回
動可能に設けられた第1および第2のハンマーアーム
と、 外部からの押圧操作に対応して、発生すべき楽音の特性
を指示する楽音特性指示手段とを備えており、 前記鍵の押鍵操作時に、前記鍵の下面は、前記第1のハ
ンマーアームの一端を押圧操作し、該第1のハンマーア
ームの他端は、これに応答して、前記第2のハンマーア
ームの一端を押圧操作し、該第2のハンマーアームの他
端は、これに応答して、前記楽音特性指示手段を押圧操
作することを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤装置。 - 【請求項25】鍵盤シャーシ上に設けられ、押鍵操作に
応答して上下方向に回動する鍵と、 前記鍵の上下方向の回動に連動して回動する第1のハン
マーアームと、 前記第1のハンマーアームの回動に伴い、該第1のハン
マーアームに連動して回動する第2のハンマーアーム
と、 前記鍵盤シャーシに設けられ、前記第1のハンマーアー
ムの回動によって前記第2のハンマーアームが回動する
際に、該第1のハンマーアームの回動を規制するアーム
規制手段と、 前記第2のハンマーアームの回動によって押圧操作さ
れ、この押圧操作に応じて発生すべき楽音の特性を指示
する楽音特性指示手段と、 を備えていることを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤装
置。 - 【請求項26】鍵盤シャーシ上に上下方向に回動可能に
設けられた鍵と、 前記鍵の押鍵操作に伴って回動変位する第1のハンマー
アームと、 外部からの押圧操作に応答して、発生すべき楽音の発音
開始を指示するための発音指示手段と、 前記発音指示手段を押圧する第2のハンマーアームと、 前記第1のハンマーアームの回動変位を、前記第2のハ
ンマーアームに伝達する少なくとも一つの伝達手段と、 を備えたことを特徴とする電子鍵盤楽器の鍵盤装置。
Applications Claiming Priority (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16912588 | 1988-12-28 | ||
| JP63-169125 | 1988-12-28 | ||
| JP16912688 | 1988-12-28 | ||
| JP63-169126 | 1988-12-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02256094A JPH02256094A (ja) | 1990-10-16 |
| JP2830101B2 true JP2830101B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=26492574
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1177893A Expired - Lifetime JP2830101B2 (ja) | 1988-12-28 | 1989-07-12 | 電子鍵盤楽器の鍵盤装置 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5062342A (ja) |
| JP (1) | JP2830101B2 (ja) |
| KR (1) | KR930007787B1 (ja) |
Families Citing this family (28)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP2565998Y2 (ja) * | 1992-11-17 | 1998-03-25 | 株式会社河合楽器製作所 | 電子楽器の鍵盤装置 |
| IT235571Y1 (it) * | 1995-02-20 | 2000-07-12 | Fatar Srl | Perfezionamenti alle tastiere per pianoforti elettronici e simili. |
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| FR2731292B1 (fr) * | 1995-03-03 | 1997-04-30 | Perrin Claude | Capteur de deplacement dans un systeme d'analyse du mouvement des touches d'un piano |
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- 1989-07-12 JP JP1177893A patent/JP2830101B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-09 KR KR1019890018230A patent/KR930007787B1/ko not_active Expired - Fee Related
- 1989-12-22 US US07/455,977 patent/US5062342A/en not_active Expired - Fee Related
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Also Published As
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|---|---|
| KR930007787B1 (ko) | 1993-08-19 |
| KR900010636A (ko) | 1990-07-09 |
| JPH02256094A (ja) | 1990-10-16 |
| US5062342A (en) | 1991-11-05 |
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