JPH0511746A - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JPH0511746A
JPH0511746A JP3185413A JP18541391A JPH0511746A JP H0511746 A JPH0511746 A JP H0511746A JP 3185413 A JP3185413 A JP 3185413A JP 18541391 A JP18541391 A JP 18541391A JP H0511746 A JPH0511746 A JP H0511746A
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JP
Japan
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arm
load
cam groove
weight
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JP3185413A
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Koyo Nagoshi
公洋 名越
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

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  • Electrophonic Musical Instruments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アコースティックピアノのように押鍵の中期
段階で指に受ける荷重が一瞬重くなった後、急激に軽く
なるといった、鍵タッチ感を得る。 【構成】 鍵2が押鍵操作されて時計方向に回動する
と、鍵2の上板11が第1のアーム22の被押圧突起2
5を押し下げることにより、第1のアーム22が時計方
向に回動し、また連結ピン26が連結用長孔33の上側
の孔壁面を押し上げることにより、第2のアーム23が
錘35の重量に抗して反時計方向に回動する。このと
き、連結ピン26は、連結用長孔33の上側の孔壁面を
押し上げ、次いでカム溝34に進入してカム溝34の孔
壁面を押し上げ、このため、鍵2に作用する荷重が一瞬
重くなる。次いで連結ピン26がカム溝34に進入した
後抜け出るとき、連結ピン26とカム溝34の孔壁面と
の間に生じた比較的大きな摩擦力からなる荷重が鍵2に
作用しなくなり、このため鍵2に作用する荷重が一瞬軽
くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子ピアノ等の電子鍵
盤楽器の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ピアノ等の電子鍵盤楽器の鍵盤装置
では、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した
鍵タッチ感を得ることができるようにするために、鍵の
下方に所定の重量のアームを上下方向に回動自在に設
け、鍵の押鍵操作に伴ってアームがそれ自体の重量に抗
して回動することにより、鍵に所定のアクション荷重を
付与すると共に、アームの回動復帰力により鍵を押し上
げて元の初期位置に戻すようにしたものが多い。
【0003】ところで、アコースティックピアノでは、
鍵が押鍵操作されると、その押鍵操作力がウィペン、ジ
ャックを介してハンマーに伝達され、ハンマーが回動し
て弦を打弦することにより、楽音を発生させるようにな
っているので、押鍵の初期段階でウィペン等による反力
を受けることにより指に受ける荷重が急激に重くなると
いった、鍵タッチ感が得られ、押鍵の中期段階でハンマ
ーがフリーとなることにより指に受ける荷重が一瞬軽く
なるといった、鍵タッチ感が得られるようになってい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
電子ピアノ等の電子鍵盤楽器の鍵盤装置では、鍵の下方
に所定の重量のアームを上下方向に回動自在に設けてい
るだけであるので、押鍵の初期段階で所定の重量のアー
ムによる反力を受けることにより指に受ける荷重が急激
に重くなるといった、鍵タッチ感を得ることができる
が、アコースティックピアノのように押鍵の中期段階で
指に受ける荷重が一瞬軽くなるといった、鍵タッチ感を
得ることができないという問題があった。この発明の目
的は、アコースティックピアノのように押鍵の中期段階
で指に受ける荷重が一瞬重くなった後、急激に軽くなる
といった、鍵タッチ感を得ることのできる鍵盤装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、鍵盤シャー
シ上に後端部を回動支点として上下方向に回動自在に設
けられた鍵と、前記鍵の回動支点から離間した位置にお
ける前記鍵盤シャーシに上端部を前記鍵の下面に当接さ
れた状態で回動自在に取り付けられ、前記鍵が押鍵操作
されて下方に回動するとき、上端部を前記鍵によって押
し下げられて該鍵の回動方向と同じ方向に回動するアク
ション荷重付与用の第1のアームと、前記鍵の回動支点
近傍における前記鍵盤シャーシに基端部を回動自在に取
り付けられていると共に、前記第1のアームと交差する
ように配置されたアクション荷重付与用の第2のアーム
と、前記第1のアームと前記第2のアームをその交差す
る部分において変位自在に連結し、この変位自在な連結
作用により、前記鍵の下方への回動に伴って前記第1の
アームが前記鍵の回動方向と同じ方向に回動するとき、
前記第2のアームを前記第1のアームの回動方向とは逆
の方向に回動させ、所定の状態において前記鍵に作用す
るアクション荷重を一瞬軽くするためのアクション荷重
変化部を備えたアーム連結手段とを具備するようにした
ものである。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例における鍵盤装置
の要部を示したものである。この鍵盤装置では、板金製
の鍵盤シャーシ1の上面側に合成樹脂製の複数の鍵(白
鍵のみ図示し、黒鍵は図示せず)2が並列して配置され
ている。鍵2の後端部は、鍵盤シャーシ1の後端部に設
けられた合成樹脂製の鍵支持部材3に軸4を介して上下
方向に回動自在に取り付けられている。鍵2は、後で説
明するアクション荷重付与機構21の作用により反時計
方向に付勢されているが、通常は、その側板5の前部下
端に垂設されたほぼL字状のストッパ片6が鍵盤シャー
シ1に形成されたバカ孔7を通って鍵盤シャーシ1の下
面に設けられたフェルト等からなる帯状のストッパ部材
8に当接することにより、図1において実線で示す所定
の初期位置(上限位置)に位置決めされている。ストッ
パ部材8の上方における鍵盤シャーシ1の上面には、鍵
2の側板5の下端面が当接することにより、鍵2の下限
位置を規制するためのフェルト等からなる帯状のストッ
パ部材9が設けられている。鍵盤シャーシ1の前端部に
は、鍵2の左右の横ぶれを阻止するためのガイド部材1
0が設けられている。
【0007】鍵2の上板11の後部下面には横断面ほぼ
キ字状のスイッチ押圧突起12が垂設されている。スイ
ッチ押圧突起12の下方にはゴムスイッチ13が配置さ
れている。ゴムスイッチ13は、鍵盤シャーシ1の上面
に設けられた回路基板14上に設けられている。ゴムス
イッチ13は、図示していないが、第1と第2のスイッ
チ部を備え、後で説明するように鍵2が押鍵操作される
と、第1と第2のスイッチ部が鍵2の押鍵速度に対応し
た時間差tをもって順次スイッチングするようになって
いる。
【0008】一方、鍵2にアクション荷重を付与するた
めのアクション荷重付与機構21は、軽量な第1のアー
ム22と所定の重量の第2のアーム23とを備えてい
る。このうち第1のアーム22は、合成樹脂製であっ
て、ほぼ中央部にほぼC字状の取付部24が設けられ、
右端部上面に被押圧突起25が設けられ、左端部に連結
ピン26が設けられた構造となっている。第1のアーム
22は、鍵2の下方において鍵2の長手方向に延びるよ
うに位置させられ、かつ左端部を鍵盤シャーシ1に形成
されたバカ孔27を通って鍵盤シャーシ1の下方に位置
させられた状態で、取付部25を鍵盤シャーシ1の上面
の所定の個所に設けられた合成樹脂製の第1のアーム支
持部材28に軸29を介して上下方向に回動自在に取り
付けられている。
【0009】第2のアーム23は、合成樹脂製の軽量な
アーム本体31の左端部にほぼC字状の取付部32が設
けられ、アーム本体31のほぼ中央部に連結用長孔33
が設けられ、連結用長孔33の上側の孔壁面の所定の個
所に図2に示すように右側を緩やかな孔壁面34aとさ
れ左側を急俊な孔壁面34bとされたほぼ直角三角形状
のカム溝(アクション荷重変化部)34が設けられ、ア
ーム本体31の右端部に所定の重量の錘35が取り付け
られた構造となっている。第2のアーム23は、鍵盤シ
ャーシ1の下方において鍵2の長手方向に延びるように
位置させられ、かつ錘35の部分を鍵盤シャーシ1のバ
カ孔7に挿通させられた状態で、取付部32を鍵支持部
材3に一体形成された第2のアーム支持部材36に軸3
7を介して上下方向に回動自在に取り付けられている。
第2のアーム23は、錘35の重量により時計方向に付
勢されているが、通常は、錘35の部分が鍵盤シャーシ
1の上面の所定の個所に設けられたフェルト等からなる
帯状のストッパ部材38に当接することにより、図1に
おいて実線で示す所定の初期位置に位置決めされてい
る。なお、鍵2の上限位置を規制するためのストッパ部
材8は、第2のアーム23の錘35の部分の上面が当接
することにより、第2のアーム23の反時計方向回動限
位置を規制するためのストッパ部材を兼ねている。
【0010】第1のアーム22と第2のアーム23は互
いに交差され、この交差する部分において第1のアーム
22の連結ピン26が第2のアーム23の連結用長孔3
3に遊嵌(変位自在に連結)されている。このため、第
1のアーム22は、連結ピン26と連結用長孔33との
連結作用により反時計方向に付勢されているが、通常
は、第2のアーム23の錘35の部分がストッパ部材3
8に当接していることにより、図1において実線で示す
所定の初期位置に位置決めされている。また、第1のア
ーム22の被押圧突起25が鍵2の上板11の下面に当
接して鍵2を押し上げていることにより、既に説明した
ように、鍵2が図1において実線で示す所定の初期位置
に位置決めされている。
【0011】次に、この鍵盤装置の動作について説明す
る。鍵2が押鍵操作されると、例えば図1において一点
鎖線で示すように、鍵2は軸4を中心にして時計方向に
回動する。すると、鍵2の上板11が第1のアーム22
の被押圧突起25を押し下げることにより、例えば図1
において一点鎖線で示すように、第1のアーム22が軸
29を中心にして時計方向に回動する。また、第1のア
ーム22の連結ピン26が第2のアーム23の連結用長
孔33の上側の孔壁面を移動しながら押し上げることに
より、例えば図1において一点鎖線で示すように、第2
のアーム23が錘35の重量に抗して軸37を中心にし
て反時計方向に回動する。このとき、錘35の重量によ
って時計方向に回動しようとする第2のアーム23の抵
抗力が連結ピン26を介して第1のアーム22に作用
し、さらに第1のアーム22の被押圧突起25を介して
鍵2の上板11にアクション荷重として作用するが、こ
のアクション荷重については後で詳述する。
【0012】一方、鍵2と一体的に回動するスイッチ押
圧突起12がゴムスイッチ13を押圧すると、ゴムスイ
ッチ13の第1と第2のスイッチ部が鍵2の押鍵速度に
対応した時間差tをもって順次スイッチングする。そし
て、第2のスイッチ部のスイッチングにより、音源手段
に対して楽音の発音開始を指示するキーオンデータが得
られ、また時間差tにより、押鍵速度に関するデータつ
まり楽音の音量や音色等の楽音特性をイニシャル制御す
るイニシャルタッチデータが得られることになる。
【0013】鍵2に対する押鍵操作が解除された場合に
は、第2のアーム23が錘35の重量によって軸37を
中心にして時計方向に回動して図1において実線で示す
元の初期位置に戻され、また第2のアーム23の連結用
長孔33の上側の孔壁面が第1のアーム22の連結ピン
26を押し下げることにより、第1のアーム22が軸2
9を中心にして反時計方向に回動して図1において実線
で示す元の初期位置に戻され、さらに第1のアーム22
の被押圧突起25が鍵2の上板11を押し上げることに
より、鍵2が軸4を中心にして反時計方向に回動して図
1において実線で示す元の初期位置に戻される。
【0014】ここで、この鍵盤装置のアクション荷重に
ついて説明する。鍵2が弱く弾かれた場合には、第1の
アーム22が軸29を中心にして時計方向にゆっくりと
回動することにより、連結ピン26は、まず図2におい
て符号26aで示すように、連結用長孔33の上側の孔
壁面を押し上げ、次いで図2において符号26bで示す
ように、カム溝34に進入してカム溝34の右側の緩や
かな孔壁面34aを押し上げ、次いで図2において符号
26cで示すように、カム溝34の左側の急俊な孔壁面
34bを押し上げ、次いで図2において符号26dで示
すように、カム溝34から抜け出て連結用長孔33の上
側の孔壁面を押し上げることになる。
【0015】このため、押鍵の当初では、図3において
符号PおよびQで示すように、錘35の重量によって時
計方向に回動しようとする第2のアーム23の抵抗力か
らなる荷重が鍵2に作用し、次いでスイッチ押圧突起1
2がゴムスイッチ13を押圧した時点Rで、ゴムスイッ
チ13の抵抗力からなる荷重も鍵2に作用し、次いで連
結ピン26がカム溝34の左側の急俊な孔壁面34bを
押し上げると、図3において符号Sで示すように、連結
ピン26とカム溝34の左側の急俊な孔壁面34bとの
間に生じる比較的大きな摩擦力からなる荷重も鍵2に作
用し、このため、鍵2に作用する荷重が一瞬重くなる。
次いで連結ピン26がカム溝34から抜け出ると、前記
比較的大きな摩擦力からなる荷重が鍵2に作用しなくな
ることにより、図3において符号Tで示すように、鍵2
に作用する荷重が一瞬軽くなり、次いで鍵2の側板5の
下端面がストッパ部材8に当接すると、図3において符
号Uで示すように、鍵2に作用する荷重が急激に大きく
なる。
【0016】このように、この鍵盤装置では、鍵2が弱
く弾かれた場合、連結ピン26がカム溝34に進入した
後抜け出ることにより、図3において符号SおよびTで
示すように、鍵2に作用する荷重を一瞬重くなった後、
急激に軽くすることができ、したがってアコースティッ
クピアノのように押鍵の中期段階で指に受ける荷重が一
瞬重くなった後、急激に軽くなるといった、鍵タッチ感
が得られることになる。なお、鍵2が強く弾かれた場合
には、連結ピン26がカム溝34に進入せずにカム溝3
4を飛び越えることにより、図3において符号Tで示す
ような荷重の変化を得ることができないが、アコーステ
ィックピアノの場合も同様であるので、この場合におい
ても、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した
鍵タッチ感が得られることになる。
【0017】次に、図4はこの発明の他の実施例におけ
る鍵盤装置の要部を示したものである。この図におい
て、図1と同一名称部分には同一の符号を付し、その説
明を適宜省略する。図4に示す鍵盤装置で図1に示す鍵
盤装置と異なる点は、第1に、第1のアーム22と第2
のアーム23の長さがほぼ同じで、第1のアーム22の
下端部にも錘51を設け、また第2のアーム23の錘3
5の部分に対応する鍵盤ャーシ1の下面に第2のアーム
23の反時計方向への回動限位置を規制するためのスト
ッパ部材52を設けた点である。このようにすると、第
1および第2のアーム22、23にそれぞれ錘35、5
1を設けることになるので、第2のアーム23のみに錘
35を設けた場合と比較して、第1および第2のアーム
22、23の慣性力を小さくすることができ、このため
第1および第2のアーム22、23の上死点および下死
点での不要なバウンドが小さくなり、ひいてはストッパ
部材52等のストッパ部材が不必要となるかより安価な
ものを使用することが可能となる。
【0018】図4に示す鍵盤装置で図1に示す鍵盤装置
と異なるもう1つの点は、第2のアーム23に設けたス
イッチ押圧部53によってゴムスイッチ13を押圧する
ようにした点である。すなわち、鍵盤シャーシ1の上面
に設けられた回路基板14の下面にゴムスイッチ13を
設けると共に、このゴムスイッチ13を鍵盤シャーシ1
に形成されたバカ孔54を通って鍵盤シャーシ1の下方
に突出させ、さらにこの突出されたゴムスイッチ13に
対応する第2のアーム23のアーム本体31にスイッチ
押圧部53を設け、そして鍵2の押鍵操作に伴って第2
のアーム23が軸37を中心にして反時計方向に回動し
たとき、スイッチ押圧部53によってゴムスイッチ13
を押圧するようにした点である。このようにすると、鍵
2自体でなく第2のアーム23によってゴムスイッチ1
3を押圧することになるので、鍵自体でなくハンマーで
弦を打弦して楽音を発生させるアコースティックピアノ
の鍵タッチ感により一層近似した鍵タッチ感が得られる
ことになる。
【0019】なお、上記実施例では、アクション荷重を
変化させるために、第2のアーム23の直線状の連結用
長孔33の所定の個所にカム溝34を設けているが、第
2のアーム23に非直線状の連結用長孔のみを設けるよ
うにしてもよい。例えば、図6に示すように、曲率中心
が下方にある円弧状の連結用長孔33aのみを設けても
よく、また図7に示すように、曲率中心が上方にある円
弧状の連結用長孔33bのみを設けてもよい。図6の場
合には、第2のアーム23の例えば図1における反時計
方向への回動量が押鍵の初期段階よりも後期段階で大き
くなるので、押鍵の当初軽くて押鍵に従って慣性重量が
増大して重くなるといった、鍵タッチ感が得られること
になる。図7の場合には、図6の場合と逆となり、第2
のアーム23の例えば図1における反時計方向への回動
量が押鍵の初期段階よりも後期段階で小さくなるので、
押鍵の当初重くて押鍵に従って慣性重量が減少して軽く
なるといった、鍵タッチ感が得られることになる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、第1および第2のアームを互いに交差させて変位自
在に連結し、互いに異なる方向に回動するようにしてい
ると共に、その変位自在な連結部分に所定の状態におい
て鍵に作用するアクション荷重を一瞬重くした後、急激
に軽くするためのアクション荷重変化部を設けているの
で、アコースティックピアノのように押鍵の中期段階で
指に受ける荷重が一瞬重くなった後、急激に軽くなると
いった、鍵タッチ感を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例における鍵盤装置の要部の
縦断側面図。
【図2】この一実施例の鍵盤装置における連結ピンおよ
び連結用長孔の部分を示す側面図。
【図3】この一実施例の鍵盤装置における鍵の変位と鍵
に付与される荷重との関係を示す図。
【図4】この発明の他の実施例における鍵盤装置の要部
の縦断側面図。
【図5】この発明の一変形例における鍵盤装置の連結ピ
ンおよび連結用長孔の部分を示す側面図。
【図6】この発明の他の変形例における鍵盤装置の連結
ピンおよび連結用長孔の部分を示す側面図。
【符号の説明】
1 鍵盤シャーシ 2 鍵 21 アクション荷重付与機構 22 第1のアーム 23 第2のアーム 26 連結ピン 33 連結用長孔 34 カム溝(アクション荷重変化部) 35 錘

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 鍵盤シャーシ上に後端部を回動支点とし
    て上下方向に回動自在に設けられた鍵と、 前記鍵の回動支点から離間した位置における前記鍵盤シ
    ャーシに上端部を前記鍵の下面に当接された状態で回動
    自在に取り付けられ、前記鍵が押鍵操作されて下方に回
    動するとき、上端部を前記鍵によって押し下げられて該
    鍵の回動方向と同じ方向に回動するアクション荷重付与
    用の第1のアームと、 前記鍵の回動支点近傍における前記鍵盤シャーシに基端
    部を回動自在に取り付けられていると共に、前記第1の
    アームと交差するように配置されたアクション荷重付与
    用の第2のアームと、 前記第1のアームと前記第2のアームをその交差する部
    分において変位自在に連結し、この変位自在な連結作用
    により、前記鍵の下方への回動に伴って前記第1のアー
    ムが前記鍵の回動方向と同じ方向に回動するとき、前記
    第2のアームを前記第1のアームの回動方向とは逆の方
    向に回動させ、所定の状態において前記鍵に作用するア
    クション荷重を一瞬軽くするためのアクション荷重変化
    部を備えたアーム連結手段と、 を具備してなることを特徴とする鍵盤装置。
JP3185413A 1991-06-29 1991-06-29 鍵盤装置 Pending JPH0511746A (ja)

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Cited By (4)

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