JPH0511744A - 鍵盤装置 - Google Patents
鍵盤装置Info
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- JPH0511744A JPH0511744A JP3185411A JP18541191A JPH0511744A JP H0511744 A JPH0511744 A JP H0511744A JP 3185411 A JP3185411 A JP 3185411A JP 18541191 A JP18541191 A JP 18541191A JP H0511744 A JPH0511744 A JP H0511744A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- key
- weight
- keyboard
- shaft
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- Pending
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-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H1/00—Details of electrophonic musical instruments
- G10H1/32—Constructional details
- G10H1/34—Switch arrangements, e.g. keyboards or mechanical switches specially adapted for electrophonic musical instruments
- G10H1/344—Structural association with individual keys
- G10H1/346—Keys with an arrangement for simulating the feeling of a piano key, e.g. using counterweights, springs, cams
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アームの長さを長くすることなく、より一層
の軽量化を図る。 【構成】 鍵2が押鍵操作されて軸4を中心にして時計
方向に回動すると、鍵2の上板11が軽量な第1のアー
ム22の被押圧突起25を押圧することにより、第1の
アーム22が軸29を中心にして時計方向に回動し、ま
た連結ピン26が連結用長孔33の孔壁面を押し上げる
ことにより、第2のアーム23が錘34の重量に抗して
軸36を中心にして反時計方向に回動する。このとき、
錘34の重量によって時計方向に回動しようとする第2
のアーム23の抵抗力が連結ピン26を介して第1のア
ーム22に作用し、さらに被押圧突起25を介して鍵2
の上板11にアクション荷重として作用する。これによ
り、1本のアームを用いた場合と比較して、第1および
第2のアーム22、23の長さを長くすることなく、よ
り一層の軽量化を図ることができる。
の軽量化を図る。 【構成】 鍵2が押鍵操作されて軸4を中心にして時計
方向に回動すると、鍵2の上板11が軽量な第1のアー
ム22の被押圧突起25を押圧することにより、第1の
アーム22が軸29を中心にして時計方向に回動し、ま
た連結ピン26が連結用長孔33の孔壁面を押し上げる
ことにより、第2のアーム23が錘34の重量に抗して
軸36を中心にして反時計方向に回動する。このとき、
錘34の重量によって時計方向に回動しようとする第2
のアーム23の抵抗力が連結ピン26を介して第1のア
ーム22に作用し、さらに被押圧突起25を介して鍵2
の上板11にアクション荷重として作用する。これによ
り、1本のアームを用いた場合と比較して、第1および
第2のアーム22、23の長さを長くすることなく、よ
り一層の軽量化を図ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電子ピアノ等の電子鍵
盤楽器の鍵盤装置に関する。
盤楽器の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子ピアノ等の電子鍵盤楽器の鍵盤装置
では、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した
鍵タッチ感を得ることができるようにするために、鍵の
下方に所定の重量のアームを上下方向に回動自在に設
け、鍵の押鍵操作に伴ってアームがそれ自体の重量に抗
して回動することにより、鍵に所定のアクション荷重を
付与するようにしたものが多い。
では、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した
鍵タッチ感を得ることができるようにするために、鍵の
下方に所定の重量のアームを上下方向に回動自在に設
け、鍵の押鍵操作に伴ってアームがそれ自体の重量に抗
して回動することにより、鍵に所定のアクション荷重を
付与するようにしたものが多い。
【0003】ところで、このような鍵盤装置でアームを
介して鍵に付与されるアクション荷重を所期の通り確保
するには、アームの回動支点から重心までの距離を小さ
くして重心における重量を大きくする第1の方法と、ア
ームの回動支点から重心までの距離を大きくして重心に
おける重量を小さくする第2の方法とがある。
介して鍵に付与されるアクション荷重を所期の通り確保
するには、アームの回動支点から重心までの距離を小さ
くして重心における重量を大きくする第1の方法と、ア
ームの回動支点から重心までの距離を大きくして重心に
おける重量を小さくする第2の方法とがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、従来のこの
ような鍵盤装置で装置の軽量化を図る場合、重量が大き
くなる第1の方法よりも重量が小さくなる第2の方法を
採用することになる。しかしながら、第2の方法では、
より一層の軽量化を図るために重心における重量をより
一層小さくすると、アームの回動支点から重心までの距
離をより一層大きくしなければならず、このためアーム
の長さが例えば鍵の後方に突出するほど長くなり、ひい
ては装置の前後方向の大きさが大きくなってしまうとい
う問題があった。この発明の目的は、アームの長さを長
くすることなく、より一層の軽量化を図ることのできる
鍵盤装置を提供することにある。
ような鍵盤装置で装置の軽量化を図る場合、重量が大き
くなる第1の方法よりも重量が小さくなる第2の方法を
採用することになる。しかしながら、第2の方法では、
より一層の軽量化を図るために重心における重量をより
一層小さくすると、アームの回動支点から重心までの距
離をより一層大きくしなければならず、このためアーム
の長さが例えば鍵の後方に突出するほど長くなり、ひい
ては装置の前後方向の大きさが大きくなってしまうとい
う問題があった。この発明の目的は、アームの長さを長
くすることなく、より一層の軽量化を図ることのできる
鍵盤装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、鍵盤シャー
シ上に後端部を回動支点として上下方向に回動自在に設
けられた鍵の下方に該鍵に所定のアクション荷重を付与
するためのアクション荷重付与機構が設けられた鍵盤装
置において、前記アクション荷重付与機構を、前記鍵の
回動支点から離間した位置における前記鍵盤シャーシに
中央部を回動自在に取り付けられ、前記鍵が押鍵操作さ
れて下方に回動するとき、上端部を前記鍵によって押し
下げられて該鍵の回動方向と同じ方向に回動する軽量な
第1のアームと、前記鍵の回動支点近傍における前記鍵
盤シャーシに基端部を回動自在に取り付けられていると
共に、基端部から離間した箇所を前記第1のアームの下
端部に変位自在に連結され、この変位自在な連結部の作
用により、前記鍵の下方への回動に伴って前記第1のア
ームが回動するとき、該第1のアームの回動方向とは逆
の方向に回動する所定の重量の第2のアームとによって
構成したものである。
シ上に後端部を回動支点として上下方向に回動自在に設
けられた鍵の下方に該鍵に所定のアクション荷重を付与
するためのアクション荷重付与機構が設けられた鍵盤装
置において、前記アクション荷重付与機構を、前記鍵の
回動支点から離間した位置における前記鍵盤シャーシに
中央部を回動自在に取り付けられ、前記鍵が押鍵操作さ
れて下方に回動するとき、上端部を前記鍵によって押し
下げられて該鍵の回動方向と同じ方向に回動する軽量な
第1のアームと、前記鍵の回動支点近傍における前記鍵
盤シャーシに基端部を回動自在に取り付けられていると
共に、基端部から離間した箇所を前記第1のアームの下
端部に変位自在に連結され、この変位自在な連結部の作
用により、前記鍵の下方への回動に伴って前記第1のア
ームが回動するとき、該第1のアームの回動方向とは逆
の方向に回動する所定の重量の第2のアームとによって
構成したものである。
【0006】
【実施例】図1はこの発明の一実施例における鍵盤装置
の要部を示したものである。この鍵盤装置では、板金製
の鍵盤シャーシ1の上面側に合成樹脂製の複数の鍵(白
鍵のみ図示し、黒鍵は図示せず)2が並列して配置され
ている。鍵2の後端部は、鍵盤シャーシ1の後端部に設
けられた合成樹脂製の鍵支持部材3に軸4を介して上下
方向に回動自在に取り付けられている。鍵2は、後で説
明するアクション荷重付与機構21の作用により反時計
方向に付勢されているが、通常は、その側板5の前部下
端に垂設されたほぼL字状のストッパ片6が鍵盤シャー
シ1に形成されたバカ孔7を通って鍵盤シャーシ1の下
面に設けられたフェルト等からなる帯状のストッパ部材
8に当接することにより、図1において実線で示す所定
の初期位置(上限位置)に位置決めされている。ストッ
パ部材8の上方における鍵盤シャーシ1の上面には、鍵
2の側板5の下端面が当接することにより、鍵2の下限
位置を規制するためのフェルト等からなる帯状のストッ
パ部材9が設けられている。鍵盤シャーシ1の前端部に
は、鍵2の左右の横ぶれを阻止するためのガイド部材1
0が設けられている。
の要部を示したものである。この鍵盤装置では、板金製
の鍵盤シャーシ1の上面側に合成樹脂製の複数の鍵(白
鍵のみ図示し、黒鍵は図示せず)2が並列して配置され
ている。鍵2の後端部は、鍵盤シャーシ1の後端部に設
けられた合成樹脂製の鍵支持部材3に軸4を介して上下
方向に回動自在に取り付けられている。鍵2は、後で説
明するアクション荷重付与機構21の作用により反時計
方向に付勢されているが、通常は、その側板5の前部下
端に垂設されたほぼL字状のストッパ片6が鍵盤シャー
シ1に形成されたバカ孔7を通って鍵盤シャーシ1の下
面に設けられたフェルト等からなる帯状のストッパ部材
8に当接することにより、図1において実線で示す所定
の初期位置(上限位置)に位置決めされている。ストッ
パ部材8の上方における鍵盤シャーシ1の上面には、鍵
2の側板5の下端面が当接することにより、鍵2の下限
位置を規制するためのフェルト等からなる帯状のストッ
パ部材9が設けられている。鍵盤シャーシ1の前端部に
は、鍵2の左右の横ぶれを阻止するためのガイド部材1
0が設けられている。
【0007】鍵2の上板11の後部下面には横断面ほぼ
キ字状のスイッチ押圧突起12が垂設されている。スイ
ッチ押圧突起12の下方にはゴムスイッチ13が配置さ
れている。ゴムスイッチ13は、鍵盤シャーシ1の上面
に設けられた回路基板14上に設けられている。ゴムス
イッチ13は、図示していないが、第1と第2のスイッ
チ部を備え、後で説明するように鍵2が押鍵操作される
と、第1と第2のスイッチ部が鍵2の押鍵速度に対応し
た時間差tをもって順次スイッチングするようになって
いる。
キ字状のスイッチ押圧突起12が垂設されている。スイ
ッチ押圧突起12の下方にはゴムスイッチ13が配置さ
れている。ゴムスイッチ13は、鍵盤シャーシ1の上面
に設けられた回路基板14上に設けられている。ゴムス
イッチ13は、図示していないが、第1と第2のスイッ
チ部を備え、後で説明するように鍵2が押鍵操作される
と、第1と第2のスイッチ部が鍵2の押鍵速度に対応し
た時間差tをもって順次スイッチングするようになって
いる。
【0008】一方、鍵2にアクション荷重を付与するた
めのアクション荷重付与機構21は、軽量な第1のアー
ム22と所定の重量の第2のアーム23とを備えてい
る。このうち第1のアーム22は、合成樹脂製であっ
て、ほぼ中央部にほぼC字状の取付部24が設けられ、
右端部上面に被押圧突起25が設けられ、左端部に連結
ピン26が設けられた構造となっている。第1のアーム
22は、鍵2の下方において鍵2の長手方向に延びるよ
うに位置させられ、かつ左端部を鍵盤シャーシ1に形成
されたバカ孔27を通って鍵盤シャーシ1の下方に位置
させられた状態で、取付部25を鍵盤シャーシ1の上面
の所定の個所に設けられた合成樹脂製の第1のアーム支
持部材28に軸29を介して上下方向に回動自在に取り
付けられている。
めのアクション荷重付与機構21は、軽量な第1のアー
ム22と所定の重量の第2のアーム23とを備えてい
る。このうち第1のアーム22は、合成樹脂製であっ
て、ほぼ中央部にほぼC字状の取付部24が設けられ、
右端部上面に被押圧突起25が設けられ、左端部に連結
ピン26が設けられた構造となっている。第1のアーム
22は、鍵2の下方において鍵2の長手方向に延びるよ
うに位置させられ、かつ左端部を鍵盤シャーシ1に形成
されたバカ孔27を通って鍵盤シャーシ1の下方に位置
させられた状態で、取付部25を鍵盤シャーシ1の上面
の所定の個所に設けられた合成樹脂製の第1のアーム支
持部材28に軸29を介して上下方向に回動自在に取り
付けられている。
【0009】第2のアーム23は、合成樹脂製の軽量な
アーム本体31の左端部にほぼC字状の取付部32が設
けられ、アーム本体31のほぼ中央部に連結用長孔33
が設けられ、アーム本体31の右端部に所定の重量の錘
34が取り付けられた構造となっている。第2のアーム
23は、鍵盤シャーシ1の下方において鍵2の長手方向
に延びるように位置させられ、かつ錘34の部分を鍵盤
シャーシ1のバカ孔7に挿通させられた状態で、取付部
32を鍵支持部材3に一体形成された第2のアーム支持
部材35に軸36を介して上下方向に回動自在に取り付
けられている。第2のアーム23は、錘34の重量によ
り時計方向に付勢されているが、通常は、錘34の部分
が鍵盤シャーシ1の上面の所定の個所に設けられたフェ
ルト等からなる帯状のストッパ部材37に当接すること
により、図1において実線で示す所定の初期位置に位置
決めされている。
アーム本体31の左端部にほぼC字状の取付部32が設
けられ、アーム本体31のほぼ中央部に連結用長孔33
が設けられ、アーム本体31の右端部に所定の重量の錘
34が取り付けられた構造となっている。第2のアーム
23は、鍵盤シャーシ1の下方において鍵2の長手方向
に延びるように位置させられ、かつ錘34の部分を鍵盤
シャーシ1のバカ孔7に挿通させられた状態で、取付部
32を鍵支持部材3に一体形成された第2のアーム支持
部材35に軸36を介して上下方向に回動自在に取り付
けられている。第2のアーム23は、錘34の重量によ
り時計方向に付勢されているが、通常は、錘34の部分
が鍵盤シャーシ1の上面の所定の個所に設けられたフェ
ルト等からなる帯状のストッパ部材37に当接すること
により、図1において実線で示す所定の初期位置に位置
決めされている。
【0010】第1のアーム22と第2のアーム23は互
いに交差され、この交差部において第1のアーム22の
連結ピン26が第2のアーム23の連結用長孔33に遊
嵌(変位自在に連結)されている。このため、第1のア
ーム22は、連結ピン26と連結用長孔33との連結作
用により反時計方向に付勢されているが、通常は、第2
のアーム23の錘34の部分がストッパ部材37に当接
していることにより、図1において実線で示す所定の初
期位置に位置決めされている。また、第1のアーム22
の被押圧突起25が鍵2の上板11の下面に当接して鍵
2を押し上げていることにより、既に説明したように、
鍵2が図1において実線で示す所定の初期位置に位置決
めされている。
いに交差され、この交差部において第1のアーム22の
連結ピン26が第2のアーム23の連結用長孔33に遊
嵌(変位自在に連結)されている。このため、第1のア
ーム22は、連結ピン26と連結用長孔33との連結作
用により反時計方向に付勢されているが、通常は、第2
のアーム23の錘34の部分がストッパ部材37に当接
していることにより、図1において実線で示す所定の初
期位置に位置決めされている。また、第1のアーム22
の被押圧突起25が鍵2の上板11の下面に当接して鍵
2を押し上げていることにより、既に説明したように、
鍵2が図1において実線で示す所定の初期位置に位置決
めされている。
【0011】次に、この鍵盤装置の動作について説明す
る。鍵2が押鍵操作されると、例えば図1において一点
鎖線で示すように、鍵2は軸4を中心にして時計方向に
回動する。すると、鍵2の上板11が第1のアーム22
の被押圧突起25を押し下げることにより、例えば図1
において一点鎖線で示すように、第1のアーム22が軸
29を中心にして時計方向に回動する。また、第1のア
ーム22の連結ピン26が第2のアーム23の連結用長
孔33の孔壁面を移動しながら押し上げることにより、
例えば図1において一点鎖線で示すように、第2のアー
ム23が錘34の重量に抗して軸36を中心にして反時
計方向に回動する。このとき、錘34の重量によって時
計方向に回動しようとする第2のアーム23の抵抗力が
連結ピン26を介して第1のアーム22に作用し、さら
に第1のアーム22の被押圧突起25を介して鍵2の上
板11にアクション荷重として作用する。したがって、
演奏者に対して鍵2が重いという感じを与えることにな
り、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵
タッチ感が得られることになる。
る。鍵2が押鍵操作されると、例えば図1において一点
鎖線で示すように、鍵2は軸4を中心にして時計方向に
回動する。すると、鍵2の上板11が第1のアーム22
の被押圧突起25を押し下げることにより、例えば図1
において一点鎖線で示すように、第1のアーム22が軸
29を中心にして時計方向に回動する。また、第1のア
ーム22の連結ピン26が第2のアーム23の連結用長
孔33の孔壁面を移動しながら押し上げることにより、
例えば図1において一点鎖線で示すように、第2のアー
ム23が錘34の重量に抗して軸36を中心にして反時
計方向に回動する。このとき、錘34の重量によって時
計方向に回動しようとする第2のアーム23の抵抗力が
連結ピン26を介して第1のアーム22に作用し、さら
に第1のアーム22の被押圧突起25を介して鍵2の上
板11にアクション荷重として作用する。したがって、
演奏者に対して鍵2が重いという感じを与えることにな
り、アコースティックピアノの鍵タッチ感に近似した鍵
タッチ感が得られることになる。
【0012】一方、鍵2と一体的に回動するスイッチ押
圧突起12がゴムスイッチ13を押圧すると、ゴムスイ
ッチ13の第1と第2のスイッチ部が鍵2の押鍵速度に
対応した時間差tをもって順次スイッチングする。そし
て、第2のスイッチ部のスイッチングにより、音源手段
に対して楽音の発音開始を指示するキーオンデータが得
られ、また時間差tにより、押鍵速度に関するデータつ
まり楽音の音量や音色等の楽音特性をイニシャル制御す
るイニシャルタッチデータが得られることになる。
圧突起12がゴムスイッチ13を押圧すると、ゴムスイ
ッチ13の第1と第2のスイッチ部が鍵2の押鍵速度に
対応した時間差tをもって順次スイッチングする。そし
て、第2のスイッチ部のスイッチングにより、音源手段
に対して楽音の発音開始を指示するキーオンデータが得
られ、また時間差tにより、押鍵速度に関するデータつ
まり楽音の音量や音色等の楽音特性をイニシャル制御す
るイニシャルタッチデータが得られることになる。
【0013】鍵2に対する押鍵操作が解除された場合に
は、第2のアーム23が錘34の重量によって軸36を
中心にして時計方向に回動して図1において実線で示す
元の初期位置に戻され、また第2のアーム23の連結用
長孔33の孔壁面が第1のアーム22の連結ピン26を
押し下げることにより、第1のアーム22が軸29を中
心にして反時計方向に回動して図1において実線で示す
元の初期位置に戻され、さらに第1のアーム22の被押
圧突起25が鍵2の上板11を押し上げることにより、
鍵2が軸4を中心にして反時計方向に回動して図1にお
いて実線で示す元の初期位置に戻される。
は、第2のアーム23が錘34の重量によって軸36を
中心にして時計方向に回動して図1において実線で示す
元の初期位置に戻され、また第2のアーム23の連結用
長孔33の孔壁面が第1のアーム22の連結ピン26を
押し下げることにより、第1のアーム22が軸29を中
心にして反時計方向に回動して図1において実線で示す
元の初期位置に戻され、さらに第1のアーム22の被押
圧突起25が鍵2の上板11を押し上げることにより、
鍵2が軸4を中心にして反時計方向に回動して図1にお
いて実線で示す元の初期位置に戻される。
【0014】このように、この鍵盤装置では、軽量な第
1のアーム22と所定の重量の第2のアーム23とを互
いに交差させて変位自在に連結し、互いに異なる方向に
回動するようにしているので、1本のアームを用いた従
来の場合と比較して、第1および第2のアーム22、2
3の長さを長くすることなく、より一層の軽量化を図る
ことができる。また、第1のアーム22の連結ピン26
と第2のアーム23の連結用長孔33との間で摩擦が生
じるので、その分だけ押鍵操作を見かけ上重くすること
ができる。なお、第2のアーム23のアーム本体31に
よって所定の重量を得ることができる場合には、錘34
を省略してもよい。
1のアーム22と所定の重量の第2のアーム23とを互
いに交差させて変位自在に連結し、互いに異なる方向に
回動するようにしているので、1本のアームを用いた従
来の場合と比較して、第1および第2のアーム22、2
3の長さを長くすることなく、より一層の軽量化を図る
ことができる。また、第1のアーム22の連結ピン26
と第2のアーム23の連結用長孔33との間で摩擦が生
じるので、その分だけ押鍵操作を見かけ上重くすること
ができる。なお、第2のアーム23のアーム本体31に
よって所定の重量を得ることができる場合には、錘34
を省略してもよい。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、軽量な第1のアームと所定の重量の第2のアームと
を互いに交差させて変位自在に連結し、互いに異なる方
向に回動するようにしているので、1本のアームを用い
た従来の場合と比較して、第1および第2のアームの長
さを長くすることなく、より一層の軽量化を図ることが
できる。
ば、軽量な第1のアームと所定の重量の第2のアームと
を互いに交差させて変位自在に連結し、互いに異なる方
向に回動するようにしているので、1本のアームを用い
た従来の場合と比較して、第1および第2のアームの長
さを長くすることなく、より一層の軽量化を図ることが
できる。
【図1】この発明の一実施例における鍵盤装置の要部の
縦断側面図。
縦断側面図。
【符号の説明】
1 鍵盤シャーシ
2 鍵
21 アクション荷重付与機構
22 第1のアーム
23 第2のアーム
26 連結ピン
33 連結用長孔
34 錘
Claims (2)
- 【請求項1】 鍵盤シャーシ上に後端部を回動支点とし
て上下方向に回動自在に設けられた鍵の下方に該鍵に所
定のアクション荷重を付与するためのアクション荷重付
与機構が設けられた鍵盤装置において、 前記アクション荷重付与機構は、 前記鍵の回動支点から離間した位置における前記鍵盤シ
ャーシに上端部を前記鍵の下面に当接された状態で回動
自在に取り付けられ、前記鍵が押鍵操作されて下方に回
動するとき、上端部を前記鍵によって押し下げられて該
鍵の回動方向と同じ方向に回動する軽量な第1のアーム
と、 前記鍵の回動支点近傍における前記鍵盤シャーシに基端
部を回動自在に取り付けられていると共に、前記第1の
アームと交差され、かつこの交差部において前記第1の
アームと変位自在に連結され、この変位自在な連結部の
作用により、前記鍵の下方への回動に伴って前記第1の
アームが回動するとき、該第1のアームの回動方向とは
逆の方向に回動する所定の重量の第2のアームと、 を具備してなることを特徴とする鍵盤装置。 - 【請求項2】 前記第2のアームは軽量なアーム本体の
先端部に錘が設けられた構造であることを特徴とする請
求項1記載の鍵盤装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185411A JPH0511744A (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 鍵盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3185411A JPH0511744A (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 鍵盤装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0511744A true JPH0511744A (ja) | 1993-01-22 |
Family
ID=16170322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3185411A Pending JPH0511744A (ja) | 1991-06-29 | 1991-06-29 | 鍵盤装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0511744A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020052391A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-04-02 | 株式会社河合楽器製作所 | リンク機構を有する鍵盤装置 |
-
1991
- 1991-06-29 JP JP3185411A patent/JPH0511744A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2020052391A (ja) * | 2018-09-19 | 2020-04-02 | 株式会社河合楽器製作所 | リンク機構を有する鍵盤装置 |
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