JPH1049166A - 電子楽器の鍵盤装置 - Google Patents
電子楽器の鍵盤装置Info
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- JPH1049166A JPH1049166A JP8208605A JP20860596A JPH1049166A JP H1049166 A JPH1049166 A JP H1049166A JP 8208605 A JP8208605 A JP 8208605A JP 20860596 A JP20860596 A JP 20860596A JP H1049166 A JPH1049166 A JP H1049166A
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- key
- hammer
- jack
- wipen
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Abstract
(57)【要約】
【課題】レットオフ感が有り、連打性のよいアコ−ステ
ィックピアノのタッチ感を簡単な構成で非常にコンパク
トに得られるようにする。 【解決手段】それぞれ鍵2に沿って、鍵2の下方におい
てハンマ12が配設されると共にハンマ12の下方にお
いてウィペン11が配設される。ウィペン11には、ハ
ンマ12との間において、ジャック14およびレピテ−
ションレバ−15が上下方向に揺動自在に保持されてい
る。ジャック14は、第1スプリング17によって、ハ
ンマ12に形成されて係合部12c係合する方向に付勢
され、レピテ−ションレバ−15は、第2スプリング2
2によってハンマ12を持ち上げる方向に付勢されてい
る。ウィペン11は、鍵2からの押鍵力を受けてジャッ
ク14、レピテ−ションレバ−15を上方へ持ち上げ、
所定以上押鍵すると、ウィペン11に設けた摩擦部材1
3がハンマ12の突起部12bに当接する。
ィックピアノのタッチ感を簡単な構成で非常にコンパク
トに得られるようにする。 【解決手段】それぞれ鍵2に沿って、鍵2の下方におい
てハンマ12が配設されると共にハンマ12の下方にお
いてウィペン11が配設される。ウィペン11には、ハ
ンマ12との間において、ジャック14およびレピテ−
ションレバ−15が上下方向に揺動自在に保持されてい
る。ジャック14は、第1スプリング17によって、ハ
ンマ12に形成されて係合部12c係合する方向に付勢
され、レピテ−ションレバ−15は、第2スプリング2
2によってハンマ12を持ち上げる方向に付勢されてい
る。ウィペン11は、鍵2からの押鍵力を受けてジャッ
ク14、レピテ−ションレバ−15を上方へ持ち上げ、
所定以上押鍵すると、ウィペン11に設けた摩擦部材1
3がハンマ12の突起部12bに当接する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子楽器の鍵盤装置
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子楽器の鍵盤装置においては、押鍵の
タッチ感を一般のピアノに近いフィ−リングとするた
め、上下方向に揺動自在とされたハンマを設けて、押鍵
に応動してハンマが揺動されるようにしたものがある
(例えば特公平7−19138号公報参照)。
タッチ感を一般のピアノに近いフィ−リングとするた
め、上下方向に揺動自在とされたハンマを設けて、押鍵
に応動してハンマが揺動されるようにしたものがある
(例えば特公平7−19138号公報参照)。
【0003】ところで、アコ−スティックピアノにおい
ては、レットオフ機構を備えていて、所定位置からの押
鍵に際してはハンマの慣性の影響を無くすあるいは低減
して、連打可能となっている。そして、上記所定位置を
境とした押鍵の際には、レットオフ感というように、一
種のクリック感が与えられることになる。
ては、レットオフ機構を備えていて、所定位置からの押
鍵に際してはハンマの慣性の影響を無くすあるいは低減
して、連打可能となっている。そして、上記所定位置を
境とした押鍵の際には、レットオフ感というように、一
種のクリック感が与えられることになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述したレットオフ機
構は、複雑な機構を有するアコ−スティックピアノ特有
のものであるが、鍵盤式の電子楽器においてもこのレッ
トオフ感を得るようにすることが望まれるようになって
いる。電子楽器において、アコ−スティックピアノのタ
ッチ感を得ようとすると、その機構上の問題でどうして
も大型となってしまい、コンパクトにすることが不可能
であった。
構は、複雑な機構を有するアコ−スティックピアノ特有
のものであるが、鍵盤式の電子楽器においてもこのレッ
トオフ感を得るようにすることが望まれるようになって
いる。電子楽器において、アコ−スティックピアノのタ
ッチ感を得ようとすると、その機構上の問題でどうして
も大型となってしまい、コンパクトにすることが不可能
であった。
【0005】したがって、本発明の目的は、レットオフ
感が有り、連打性のよいアコ−スティックピアノのタッ
チを簡単な構成で非常にコンパクトに得られるようにし
た電子楽器の鍵盤装置を提供することにある。
感が有り、連打性のよいアコ−スティックピアノのタッ
チを簡単な構成で非常にコンパクトに得られるようにし
た電子楽器の鍵盤装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明はその第1の手法として次のようにしてあ
る。すなわち、押鍵に応動して上下方向に回動されるハ
ンマを鍵の下方に備えた電子楽器の鍵盤装置において、
前記ハンマの下方でかつ鍵に沿って配設され、押鍵に応
じて上下方向に回動動されるウィペンと、前記ハンマの
一部に設けられた係合部と、前記ウィペンに上下方向に
揺動自在に配設され、押鍵に応じて少なくとも所定位置
まで押鍵された状態で前記係合部に係合して前記ハンマ
を持ち上げると共に、該所定位置からさらに押鍵された
ときに該係合部からの係合が解除されるように揺動され
るジャックと、前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配
設され、前記ハンマの一部に当接し、押鍵に応じて該ハ
ンマを持ち上げるレピテ−ションレバ−と、前記ジャッ
クを前記係合部と係合させる方向へ復帰付勢する第1弾
性部材と、前記レピテ−ションレバ−を前記ハンマを持
ち上げる方向へ付勢する第2弾性部材と、を備え、前記
ウィペンは、鍵の回動軸と鍵の力点との間に設けられた
アクチュエ−タにより押鍵力が伝達され、該ウィペンの
回動軸が前記アクチュエ−タが当接する力点と作用点の
間に設けられていることにより、該アクチュエ−タから
の下向きの押鍵力を前記ウィペンの回動軸を介して上向
きの力に変換して前記レピテ−ションレバ−およびジャ
ックに押鍵力を伝達するように設定されている、ように
してある。
め、本発明はその第1の手法として次のようにしてあ
る。すなわち、押鍵に応動して上下方向に回動されるハ
ンマを鍵の下方に備えた電子楽器の鍵盤装置において、
前記ハンマの下方でかつ鍵に沿って配設され、押鍵に応
じて上下方向に回動動されるウィペンと、前記ハンマの
一部に設けられた係合部と、前記ウィペンに上下方向に
揺動自在に配設され、押鍵に応じて少なくとも所定位置
まで押鍵された状態で前記係合部に係合して前記ハンマ
を持ち上げると共に、該所定位置からさらに押鍵された
ときに該係合部からの係合が解除されるように揺動され
るジャックと、前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配
設され、前記ハンマの一部に当接し、押鍵に応じて該ハ
ンマを持ち上げるレピテ−ションレバ−と、前記ジャッ
クを前記係合部と係合させる方向へ復帰付勢する第1弾
性部材と、前記レピテ−ションレバ−を前記ハンマを持
ち上げる方向へ付勢する第2弾性部材と、を備え、前記
ウィペンは、鍵の回動軸と鍵の力点との間に設けられた
アクチュエ−タにより押鍵力が伝達され、該ウィペンの
回動軸が前記アクチュエ−タが当接する力点と作用点の
間に設けられていることにより、該アクチュエ−タから
の下向きの押鍵力を前記ウィペンの回動軸を介して上向
きの力に変換して前記レピテ−ションレバ−およびジャ
ックに押鍵力を伝達するように設定されている、ように
してある。
【0007】前記目的を達成するため、本発明はその第
2手法として次のようにしてある。すなわち、押鍵に応
動して上下方向に回動されるハンマを鍵の下方に備えた
電子楽器の鍵盤装置において、前記ハンマの下方でかつ
鍵に沿って配設され、押鍵に応じて上下方向に回動され
るウィペンと、前記ハンマの一部に設けられた係合部
と、前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配設され、押
鍵に応じて少なくとも所定位置まで押鍵された状態で前
記係合部に係合して前記ハンマを持ち上げると共に、該
所定位置からさらに押鍵されたときに該係合部からの係
合が解除されるように揺動されるジャックと、前記ウィ
ペンに上下方向に揺動自在に配設され、前記ハンマの一
部に当接し、押鍵に応じて該ハンマを持ち上げるレピテ
−ションレバ−と、前記ジャックを前記係合部と係合さ
せる方向へ復帰付勢する第1弾性部材と、前記レピテ−
ションレバ−を前記ハンマを持ち上げる方向へ付勢する
第2弾性部材と、前記所定位置後の押鍵過程において、
前記ウィペンの一部と前記ハンマの一部とを係合させ
て、該ハンマの揺れを防止するバックチェックと、を備
えているようにしてある。
2手法として次のようにしてある。すなわち、押鍵に応
動して上下方向に回動されるハンマを鍵の下方に備えた
電子楽器の鍵盤装置において、前記ハンマの下方でかつ
鍵に沿って配設され、押鍵に応じて上下方向に回動され
るウィペンと、前記ハンマの一部に設けられた係合部
と、前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配設され、押
鍵に応じて少なくとも所定位置まで押鍵された状態で前
記係合部に係合して前記ハンマを持ち上げると共に、該
所定位置からさらに押鍵されたときに該係合部からの係
合が解除されるように揺動されるジャックと、前記ウィ
ペンに上下方向に揺動自在に配設され、前記ハンマの一
部に当接し、押鍵に応じて該ハンマを持ち上げるレピテ
−ションレバ−と、前記ジャックを前記係合部と係合さ
せる方向へ復帰付勢する第1弾性部材と、前記レピテ−
ションレバ−を前記ハンマを持ち上げる方向へ付勢する
第2弾性部材と、前記所定位置後の押鍵過程において、
前記ウィペンの一部と前記ハンマの一部とを係合させ
て、該ハンマの揺れを防止するバックチェックと、を備
えているようにしてある。
【0008】前記いずれの手法においても、所定位置ま
で押鍵されたときは、レピテ−ションレバ−によってハ
ンマが保持された状態となって、つまりハンマの慣性の
影響なくすあるいは低減した状態とされる。そして、該
所定位置からのさらなる押鍵によってジャックが係合部
から係合解除されて、この係合解除のときのタッチ感を
レットオフ感として得られることになり、上記ハンマの
慣性の影響をなくすあるいは低減という相乗作用によっ
て、連打可能となる。
で押鍵されたときは、レピテ−ションレバ−によってハ
ンマが保持された状態となって、つまりハンマの慣性の
影響なくすあるいは低減した状態とされる。そして、該
所定位置からのさらなる押鍵によってジャックが係合部
から係合解除されて、この係合解除のときのタッチ感を
レットオフ感として得られることになり、上記ハンマの
慣性の影響をなくすあるいは低減という相乗作用によっ
て、連打可能となる。
【0009】前記手法を前提とした好ましい態様は、次
のとおりである。 (1)前記バックチェックが、前記ウィペンとハンマとを
摩擦係合させるように設定されている、ようにすること
ができる。この場合、バックチェックを摩擦係合を利用
した簡単な構成としつつ確実な作動を得る上で好ましい
ものとなる。
のとおりである。 (1)前記バックチェックが、前記ウィペンとハンマとを
摩擦係合させるように設定されている、ようにすること
ができる。この場合、バックチェックを摩擦係合を利用
した簡単な構成としつつ確実な作動を得る上で好ましい
ものとなる。
【0010】(2)鍵を回動自在に保持した鍵盤シャシに
設けられ、前記所定位置まで押鍵されたときに前記ジャ
ックに当接して、該ジャックの前記係合解除方向への揺
動のみを許容する第1ストッパと、前記鍵盤シャシに設
けられ、前記所定位置付近まで押鍵されたときに前記レ
ピテ−ションレバ−に当接して該レピテ−ションレバ−
を揺動させることにより、前記ハンマを押鍵方向に対応
した揺動方向へさらに揺動させるような該レピテ−ショ
ンレバ−の動きを規制する第2ストッパと、をさらに備
えものとすることができる。この場合、第1ストッパを
利用してジャックの所望の動作を確実に得る上で好まし
いものとなり、また第2ストッパを利用してレピテ−シ
ョンレバ−の所望の動作を確実に得る上で好ましいもの
となる。
設けられ、前記所定位置まで押鍵されたときに前記ジャ
ックに当接して、該ジャックの前記係合解除方向への揺
動のみを許容する第1ストッパと、前記鍵盤シャシに設
けられ、前記所定位置付近まで押鍵されたときに前記レ
ピテ−ションレバ−に当接して該レピテ−ションレバ−
を揺動させることにより、前記ハンマを押鍵方向に対応
した揺動方向へさらに揺動させるような該レピテ−ショ
ンレバ−の動きを規制する第2ストッパと、をさらに備
えものとすることができる。この場合、第1ストッパを
利用してジャックの所望の動作を確実に得る上で好まし
いものとなり、また第2ストッパを利用してレピテ−シ
ョンレバ−の所望の動作を確実に得る上で好ましいもの
となる。
【0011】(3)前記ジャックと第1ストッパとの当接
時期と、前記レピテ−ションレバ−と第2ストッパとの
当接時期とが、互いに一致するように設定されて、前記
所定位置までの押鍵時に、前記ウィペンを介して、前記
ジャックとレピテ−ションレバ−とが共に、前記ウィペ
ンの揺動に応じて前記ハンマを揺動させるように該ハン
マに対して押圧作用を行うように設定されている、よう
にすることができる。この場合、所定位置まで押鍵する
ときに、ジャックとレピテ−ションレバ−との不要な動
きを防止、つまりがたつきを防止する上で好ましいもの
となる。
時期と、前記レピテ−ションレバ−と第2ストッパとの
当接時期とが、互いに一致するように設定されて、前記
所定位置までの押鍵時に、前記ウィペンを介して、前記
ジャックとレピテ−ションレバ−とが共に、前記ウィペ
ンの揺動に応じて前記ハンマを揺動させるように該ハン
マに対して押圧作用を行うように設定されている、よう
にすることができる。この場合、所定位置まで押鍵する
ときに、ジャックとレピテ−ションレバ−との不要な動
きを防止、つまりがたつきを防止する上で好ましいもの
となる。
【0012】(4)前記第1ストッパおよび第2ストッパ
が形成されると共に、前記鍵盤シャシに取付けられるべ
−スをさらに備え、前記ハンマとウィペンとがそれぞ
れ、前記ベ−スに上下方向に揺動自在として保持されて
いる、ようにすることができる。この場合、鍵盤シャシ
に取付けられる前のベ−スに対してあらかじめハンマと
ウィペンとを組み込んで、つまり、ハンマとウィペンと
に付設されるジャックやレピテ−ションレバ−および各
スプリングをあらかじめベ−スにセット体として組み込
んでおくことが可能になり、組立性向上の上で好ましい
ものが得られる。
が形成されると共に、前記鍵盤シャシに取付けられるべ
−スをさらに備え、前記ハンマとウィペンとがそれぞ
れ、前記ベ−スに上下方向に揺動自在として保持されて
いる、ようにすることができる。この場合、鍵盤シャシ
に取付けられる前のベ−スに対してあらかじめハンマと
ウィペンとを組み込んで、つまり、ハンマとウィペンと
に付設されるジャックやレピテ−ションレバ−および各
スプリングをあらかじめベ−スにセット体として組み込
んでおくことが可能になり、組立性向上の上で好ましい
ものが得られる。
【0013】(5)前記所定係合状態が凸部を利用した係
合状態とされて、係合状態と係合解除状態との間で該凸
部を乗り越えることによってクリック感を与えるように
設定されている、ようにすることができる。この場合、
凸部を利用した係脱を利用して、レットオフ感として好
ましいクリック感を容易に得ることができる。
合状態とされて、係合状態と係合解除状態との間で該凸
部を乗り越えることによってクリック感を与えるように
設定されている、ようにすることができる。この場合、
凸部を利用した係脱を利用して、レットオフ感として好
ましいクリック感を容易に得ることができる。
【0014】(6)前記ジャックとレピテ−ションレバ−
とがそれぞれ、前記ウィペンとハンマとの間に配設さ
れ、前記第1スプリングが、前記ウィペンとジャックと
の間に架設され、前記第2スプリングが、前記ウィペン
とレピテ−ションレバ−との間に架設されている、よう
にすることができる。この場合、鍵に対してハンマとウ
ィペンとジャックとレピテ−ションレバ−と各スプリン
グとをよりコンパクトに配設する上で好ましいものとな
る。
とがそれぞれ、前記ウィペンとハンマとの間に配設さ
れ、前記第1スプリングが、前記ウィペンとジャックと
の間に架設され、前記第2スプリングが、前記ウィペン
とレピテ−ションレバ−との間に架設されている、よう
にすることができる。この場合、鍵に対してハンマとウ
ィペンとジャックとレピテ−ションレバ−と各スプリン
グとをよりコンパクトに配設する上で好ましいものとな
る。
【0015】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、ウ
ィペン、ジャックとこれに対応した第1スプリング、お
よびレピテ−ションレバ−とこれに対応した第2スプリ
ングを設けるという非常に簡単かつコンパクトな構成に
よって、レットオフ感を得つつ連打可能な電子楽器の鍵
盤装置が得られることになる。
ィペン、ジャックとこれに対応した第1スプリング、お
よびレピテ−ションレバ−とこれに対応した第2スプリ
ングを設けるという非常に簡単かつコンパクトな構成に
よって、レットオフ感を得つつ連打可能な電子楽器の鍵
盤装置が得られることになる。
【0016】請求項2に記載したような構成とすること
により、請求項1に対応した効果とと同様の効果を得つ
つ、レットオフ感を得るときのハンマの共振現象を防止
あるいは抑制して、請求項1に対応した効果をより効果
的に得ることができる。
により、請求項1に対応した効果とと同様の効果を得つ
つ、レットオフ感を得るときのハンマの共振現象を防止
あるいは抑制して、請求項1に対応した効果をより効果
的に得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1〜図3において、図1は復鍵
時(完全復鍵時)の状態を示し、図2はレットオフ直前
の状態を示し、図3はレットオフ後の状態(完全押鍵
時)を示す。この図1〜図3において、1は鍵盤シャシ
で、上方に立ち上がって略水平に伸びる水平板部1aを
有する。2は鍵(白鍵)であり、その後端部(図1〜図
3中左方)は、上記水平板部1aの後端部に対して、略
水平方向に伸びる軸3を中心として、上下方向に揺動自
在(回動自在)に取付けられている。
時(完全復鍵時)の状態を示し、図2はレットオフ直前
の状態を示し、図3はレットオフ後の状態(完全押鍵
時)を示す。この図1〜図3において、1は鍵盤シャシ
で、上方に立ち上がって略水平に伸びる水平板部1aを
有する。2は鍵(白鍵)であり、その後端部(図1〜図
3中左方)は、上記水平板部1aの後端部に対して、略
水平方向に伸びる軸3を中心として、上下方向に揺動自
在(回動自在)に取付けられている。
【0018】水平板部1aの下面には、その前後方向略
中間位置において、ベ−ス4がねじ(図示略)によって
着脱自在に取付けられている。このベ−ス4には、それ
ぞれ下方へ延設して、第1ブラケット部5と、該第1ブ
ラケット部5よりも前方位置において第2ブラケット部
6とが一体形成されている。
中間位置において、ベ−ス4がねじ(図示略)によって
着脱自在に取付けられている。このベ−ス4には、それ
ぞれ下方へ延設して、第1ブラケット部5と、該第1ブ
ラケット部5よりも前方位置において第2ブラケット部
6とが一体形成されている。
【0019】第1ブラケット部5には、略水平方向に伸
びる軸7を中心として、ウィペン11が軸方向に揺動自
在に取付けられている。ウィペン11は、前記水平板部
1aに形成された開口1bを貫通すると共に前記軸7が
取付けられる縦部11aを有する他、水平板部1aより
も上方に位置する縦部11aの上端部から略水平に後方
へ向けて短く伸びる入力部11bと、縦部11aの下端
部より略水平に前方へ長く伸びる自由端部11cとを有
する。上記入力部11bは、鍵2の下面に形成されたア
クチュエ−タとしての押圧突起部2aの直下方に位置さ
れて、鍵2を押圧つまり押鍵したときに、押圧突起部2
aからの押圧作用を受け、これによりウィペン11は、
軸7を中心として、図1〜図3中反時計方向に揺動され
る。このようなウィペン11は、合成樹脂によって鍵2
よりも細幅に形成されている。
びる軸7を中心として、ウィペン11が軸方向に揺動自
在に取付けられている。ウィペン11は、前記水平板部
1aに形成された開口1bを貫通すると共に前記軸7が
取付けられる縦部11aを有する他、水平板部1aより
も上方に位置する縦部11aの上端部から略水平に後方
へ向けて短く伸びる入力部11bと、縦部11aの下端
部より略水平に前方へ長く伸びる自由端部11cとを有
する。上記入力部11bは、鍵2の下面に形成されたア
クチュエ−タとしての押圧突起部2aの直下方に位置さ
れて、鍵2を押圧つまり押鍵したときに、押圧突起部2
aからの押圧作用を受け、これによりウィペン11は、
軸7を中心として、図1〜図3中反時計方向に揺動され
る。このようなウィペン11は、合成樹脂によって鍵2
よりも細幅に形成されている。
【0020】ベ−ス4の第2ブラケット部6には、略水
平方向に伸びる軸8を中心として、ハンマ12の後端部
が上下方向に揺動自在に取付けられている。このハンマ
12は、前方へ向けて長く伸び、その前端部つまり自由
端部には、重り12aが取付られている。このようなハ
ンマ12は、鍵2よりも細幅に形成されていて、重り1
2a以外の部分は合成樹脂によって形成されている。
平方向に伸びる軸8を中心として、ハンマ12の後端部
が上下方向に揺動自在に取付けられている。このハンマ
12は、前方へ向けて長く伸び、その前端部つまり自由
端部には、重り12aが取付られている。このようなハ
ンマ12は、鍵2よりも細幅に形成されていて、重り1
2a以外の部分は合成樹脂によって形成されている。
【0021】ハンマ12の下面には、ウィペン11の前
端部付近において突起部12bが形成されている。この
突起部12bに対応して、ウィペン11の前端部つまり
自由端部11cの先端部には、上方へ突出した突起部1
1dが形成され、この突起部11d後面に、バックチェ
ック用として薄い摩擦部材13が固定されている。摩擦
部材13は、後述するレットオフ時において(所定位置
以上の押鍵時)、ハンマ12の突起部12b前面に当接
して、ハンマ12の共振を防止あるいは抑制するための
ものである。この摩擦部材13としては、摩擦係数の大
きい部材であれば適宜利用できるが、寸法誤差等を吸収
できるように厚さ方向(前後方向)において変形可能な
部材で構成するのが好ましく、例えばフェルトあるいは
ゴム等の弾性部材によって構成するのが好ましい。
端部付近において突起部12bが形成されている。この
突起部12bに対応して、ウィペン11の前端部つまり
自由端部11cの先端部には、上方へ突出した突起部1
1dが形成され、この突起部11d後面に、バックチェ
ック用として薄い摩擦部材13が固定されている。摩擦
部材13は、後述するレットオフ時において(所定位置
以上の押鍵時)、ハンマ12の突起部12b前面に当接
して、ハンマ12の共振を防止あるいは抑制するための
ものである。この摩擦部材13としては、摩擦係数の大
きい部材であれば適宜利用できるが、寸法誤差等を吸収
できるように厚さ方向(前後方向)において変形可能な
部材で構成するのが好ましく、例えばフェルトあるいは
ゴム等の弾性部材によって構成するのが好ましい。
【0022】前記ウィペン11には、ジャック14およ
びレピテ−ションレバ−15が保持されている。このジ
ャック14およびレピテ−ションレバ−15の詳細は、
図4〜図10に示されるが、図4、図5は図1に対応
し、図6、図7は図2に対応し、図8、図9は図3に対
応している。
びレピテ−ションレバ−15が保持されている。このジ
ャック14およびレピテ−ションレバ−15の詳細は、
図4〜図10に示されるが、図4、図5は図1に対応
し、図6、図7は図2に対応し、図8、図9は図3に対
応している。
【0023】ジャック14は、自由端部11cの略中間
位置において、略水平に伸びる軸16を中心として上下
方向に揺動自在に取付けられている。ジャック14は、
斜め後方へ向けて伸び、略中間部分から上方部分が細幅
とされた突起状とされて、その上端面14aは平坦面と
されている。このジャック14の上端面14aに対応し
て、ハンマ12の下面には、第1係合部としての突起部
12cが形成されている。この突起部12cの周面は、
左右方向(図1〜図3紙面垂直方向)に伸びる半円筒面
とされている(半円弧状面)。このような凸部となる第
1係合部12cに対して、前記ジャック14の上端面1
4aが後述するように係脱されるもので、この上端面1
4aが第2係合部を構成する。
位置において、略水平に伸びる軸16を中心として上下
方向に揺動自在に取付けられている。ジャック14は、
斜め後方へ向けて伸び、略中間部分から上方部分が細幅
とされた突起状とされて、その上端面14aは平坦面と
されている。このジャック14の上端面14aに対応し
て、ハンマ12の下面には、第1係合部としての突起部
12cが形成されている。この突起部12cの周面は、
左右方向(図1〜図3紙面垂直方向)に伸びる半円筒面
とされている(半円弧状面)。このような凸部となる第
1係合部12cに対して、前記ジャック14の上端面1
4aが後述するように係脱されるもので、この上端面1
4aが第2係合部を構成する。
【0024】ジャック14は、その略中間位置から前方
へ向けて分岐された分岐突起部14bを有する。そし
て、この分岐突起部14bとウィペン11との間に、コ
イルスプリングからなる第1スプリング17が架設され
ている。この第1スプリング17によって、ジャック1
4が反時計方向に付勢されており、この付勢方向は、後
述するように、前記第1係合部としての突起部12cと
第2係合部としてのジャック上端面14aとが係合する
方向に対応している。
へ向けて分岐された分岐突起部14bを有する。そし
て、この分岐突起部14bとウィペン11との間に、コ
イルスプリングからなる第1スプリング17が架設され
ている。この第1スプリング17によって、ジャック1
4が反時計方向に付勢されており、この付勢方向は、後
述するように、前記第1係合部としての突起部12cと
第2係合部としてのジャック上端面14aとが係合する
方向に対応している。
【0025】ジャック14のウィペン11に対する取付
部は、図10に示すように、ウィペン11を左右方向か
らはさむ2又状とされている。また、第1スプリング1
7の各端部は、ウィペン11あるいはジャック14に形
成された凹部内に嵌入されて、その位置決めおよび倒れ
防止がなされている。そして、ジャック14は、合成樹
脂により形成されて、鍵2よりも細幅とされている。
部は、図10に示すように、ウィペン11を左右方向か
らはさむ2又状とされている。また、第1スプリング1
7の各端部は、ウィペン11あるいはジャック14に形
成された凹部内に嵌入されて、その位置決めおよび倒れ
防止がなされている。そして、ジャック14は、合成樹
脂により形成されて、鍵2よりも細幅とされている。
【0026】前記レピテ−ションレバ−15は、ウィペ
ン11の縦部11aに対して、略水平に伸びる軸18を
中心として、上下方向に揺動自在に取付けられている。
すなわち、縦部11aには、後方へ向けて突出された取
付突起部11eが形成されて、この取付突起部11eを
はさむようにして、レピテ−ションレバ−15が取付け
れられている(レピテ−ションレバ−15には、図示は
略すが、取付突起部11eが挿入される凹部が形成され
ている)。
ン11の縦部11aに対して、略水平に伸びる軸18を
中心として、上下方向に揺動自在に取付けられている。
すなわち、縦部11aには、後方へ向けて突出された取
付突起部11eが形成されて、この取付突起部11eを
はさむようにして、レピテ−ションレバ−15が取付け
れられている(レピテ−ションレバ−15には、図示は
略すが、取付突起部11eが挿入される凹部が形成され
ている)。
【0027】レピテ−ションレバ−15は、その揺動中
心部分つまり軸18部分を境にして、2又状に分岐され
ている。すなわち、レピテ−ションレバ−15のうち、
ほぼ上方へ向けて伸びる第1延設部15aの後面には、
フェルトあるいはゴム等の弾性部材からなる緩衝部材1
9が取付けられて、この緩衝部材19がウィペン11の
縦部11a前面に当接することにより、レピテ−ション
レバ−15の所定以上の後方へ向けての揺動(図1〜図
3反時計方向の揺動)が規制されている。
心部分つまり軸18部分を境にして、2又状に分岐され
ている。すなわち、レピテ−ションレバ−15のうち、
ほぼ上方へ向けて伸びる第1延設部15aの後面には、
フェルトあるいはゴム等の弾性部材からなる緩衝部材1
9が取付けられて、この緩衝部材19がウィペン11の
縦部11a前面に当接することにより、レピテ−ション
レバ−15の所定以上の後方へ向けての揺動(図1〜図
3反時計方向の揺動)が規制されている。
【0028】レピテ−ションレバ−15のうち、ほぼ前
方へ向けて伸びる第2延設部15bには、その先端面に
開口するように凹部15cが形成されると共に、凹部1
5cの内奥部付近でかつ左右方向片側において、上方へ
向けて突出する突起部15dが形成されている。上記凹
部15cは、ジャック14の上端部との緩衝防止用であ
り、ジャック14の上端部がスム−ズに嵌入し得るよう
な大きさとされている。
方へ向けて伸びる第2延設部15bには、その先端面に
開口するように凹部15cが形成されると共に、凹部1
5cの内奥部付近でかつ左右方向片側において、上方へ
向けて突出する突起部15dが形成されている。上記凹
部15cは、ジャック14の上端部との緩衝防止用であ
り、ジャック14の上端部がスム−ズに嵌入し得るよう
な大きさとされている。
【0029】レピテ−ションレバ−15の凹部15c左
右に構成される左右一対の脚部15eのうち、前記突起
部15d前方側の一方の脚部15eに対応して、ハンマ
12の側面には補助部材21が固定されている。この補
助部材21の下面は、前記第1係合部としての突起部1
2c下面と同じような形状とされて、実質的に、当該突
起部12cをハンマ12の幅方向に延長して形成するた
めのものとされている。勿論、この補助部材21を、ハ
ンマ12と一体形成することも可能である。なお、レピ
テ−ションレバ−15は、合成樹脂によって形成され
て、鍵2よりも細幅とされている。
右に構成される左右一対の脚部15eのうち、前記突起
部15d前方側の一方の脚部15eに対応して、ハンマ
12の側面には補助部材21が固定されている。この補
助部材21の下面は、前記第1係合部としての突起部1
2c下面と同じような形状とされて、実質的に、当該突
起部12cをハンマ12の幅方向に延長して形成するた
めのものとされている。勿論、この補助部材21を、ハ
ンマ12と一体形成することも可能である。なお、レピ
テ−ションレバ−15は、合成樹脂によって形成され
て、鍵2よりも細幅とされている。
【0030】レピテ−ションレバ−15は、コイルスプ
リングからなる第2スプリング22によって、緩衝部材
19がウィペン11に当接する方向に付勢されている。
この第2スプリング22は、レピテ−ションレバ−15
の第2延設部15bとウィペン11との間に架設されて
いる。そして、第2スプリング22の各端部は、第2延
設部15bあるいはウィペン11に形成された突起状係
止部に嵌合されて、その位置ずれや倒れが防止されてい
る。
リングからなる第2スプリング22によって、緩衝部材
19がウィペン11に当接する方向に付勢されている。
この第2スプリング22は、レピテ−ションレバ−15
の第2延設部15bとウィペン11との間に架設されて
いる。そして、第2スプリング22の各端部は、第2延
設部15bあるいはウィペン11に形成された突起状係
止部に嵌合されて、その位置ずれや倒れが防止されてい
る。
【0031】前述のように、ウィペン11は、鍵2の回
動軸3と鍵の力点との間に設けられたアクチュエ−タ
(押圧突起部2a)により押鍵力が伝達され、ウィペン
11の回動軸7がアクチュエ−タ2aが当接する力点と
作用点の間に設けられていることにより、アクチュエ−
タ2aからの下向きの押鍵力をウィペン11の回動軸7
を介して上向きの力に変換してレピテ−ションレバ−1
5およびジャック14に押鍵力を伝達するように設定さ
れている、ようになっている。
動軸3と鍵の力点との間に設けられたアクチュエ−タ
(押圧突起部2a)により押鍵力が伝達され、ウィペン
11の回動軸7がアクチュエ−タ2aが当接する力点と
作用点の間に設けられていることにより、アクチュエ−
タ2aからの下向きの押鍵力をウィペン11の回動軸7
を介して上向きの力に変換してレピテ−ションレバ−1
5およびジャック14に押鍵力を伝達するように設定さ
れている、ようになっている。
【0032】前記ベ−ス4には、それぞれ下方へ伸ばし
て、第1ストッパ31および第2ストッパ32が形成さ
れている。第1ストッパ31は、ジャック14の分岐突
起部14bに対応した位置に形成されて、所定位置以上
押鍵されときに、第1ストッパ31(の下面)が、ジャ
ック14の分岐突起部14b(の上面)に当接されるよ
うになっている。そして、このストッパ31と分岐突起
部14bとの当接部は、ジャック14の揺動中心となる
軸16よりも前方位置とされている。つまり、分岐突起
部14bが第1ストッパ31から下方への押圧力を受け
たときに、ジャック14が、第1スプリング17に抗し
て、軸16を中心として図1〜図3時計方向へ揺動さ
れ、この揺動が、第1係合部としてのハンマ12の突起
部12cから、第2係合部としてのジャック14の上端
面14aが係合解除される方向への動きとなる。
て、第1ストッパ31および第2ストッパ32が形成さ
れている。第1ストッパ31は、ジャック14の分岐突
起部14bに対応した位置に形成されて、所定位置以上
押鍵されときに、第1ストッパ31(の下面)が、ジャ
ック14の分岐突起部14b(の上面)に当接されるよ
うになっている。そして、このストッパ31と分岐突起
部14bとの当接部は、ジャック14の揺動中心となる
軸16よりも前方位置とされている。つまり、分岐突起
部14bが第1ストッパ31から下方への押圧力を受け
たときに、ジャック14が、第1スプリング17に抗し
て、軸16を中心として図1〜図3時計方向へ揺動さ
れ、この揺動が、第1係合部としてのハンマ12の突起
部12cから、第2係合部としてのジャック14の上端
面14aが係合解除される方向への動きとなる。
【0033】前記第2ストッパ32は、レピテ−ション
レバ−15における突起部15dに対応している。第2
ストッパ32から突起部15dへ下方への押圧力が作用
したとき、レピテ−ションレバ−15は、図1〜図3時
計方向へ向けて揺動、つまり緩衝部材19がウィペン1
1から離間する方向の動きとなる。このようなレピテ−
ションレバ−15の揺動のとき、レピテ−ションレバ−
15の突起部15dは、第2ストッパ32に対して前方
へ摺動されることになり、この摺動が滑らかに行われる
ように、当該突起部15d(の上面)と第2ストッパ3
2(の下面)はそれぞれ、略前後方向に伸びる平坦面と
されている。
レバ−15における突起部15dに対応している。第2
ストッパ32から突起部15dへ下方への押圧力が作用
したとき、レピテ−ションレバ−15は、図1〜図3時
計方向へ向けて揺動、つまり緩衝部材19がウィペン1
1から離間する方向の動きとなる。このようなレピテ−
ションレバ−15の揺動のとき、レピテ−ションレバ−
15の突起部15dは、第2ストッパ32に対して前方
へ摺動されることになり、この摺動が滑らかに行われる
ように、当該突起部15d(の上面)と第2ストッパ3
2(の下面)はそれぞれ、略前後方向に伸びる平坦面と
されている。
【0034】前記第1ストッパ31、第2ストッパ32
を有するベ−ス1は、鉄板、アルミニウム合金等の金属
板を利用して形成することもできるが、合成樹脂によっ
て形成するのが、軽量化や他の部材に対する滑りや回動
抵抗軽減等の観点から好ましいものである。特に、ベ−
ス4を、各フランジ部5、6およびストッパ31、32
と共に合成樹脂によって一体成形するのが好ましい。
を有するベ−ス1は、鉄板、アルミニウム合金等の金属
板を利用して形成することもできるが、合成樹脂によっ
て形成するのが、軽量化や他の部材に対する滑りや回動
抵抗軽減等の観点から好ましいものである。特に、ベ−
ス4を、各フランジ部5、6およびストッパ31、32
と共に合成樹脂によって一体成形するのが好ましい。
【0035】なお、図1〜図3中、41は黒鍵、42は
鍵2の所定以上の復鍵を防止する上限ストッパ、43は
ハンマ12の所定以上の戻りを規制するストッパであ
り、各ストッパ42、43は、フェルトあるいはゴム等
の弾性部材によって構成されている。また、44は鍵盤
シャシ1に取付けられたスイッチであり、押鍵によって
揺動されるウィペン11を介してON作動されるように
なっているが、鍵2により直接押圧するように設定する
こともできる。
鍵2の所定以上の復鍵を防止する上限ストッパ、43は
ハンマ12の所定以上の戻りを規制するストッパであ
り、各ストッパ42、43は、フェルトあるいはゴム等
の弾性部材によって構成されている。また、44は鍵盤
シャシ1に取付けられたスイッチであり、押鍵によって
揺動されるウィペン11を介してON作動されるように
なっているが、鍵2により直接押圧するように設定する
こともできる。
【0036】以上のような構成の鍵盤を組み立てる場
合、ベ−ス4にあらかじめウィペン11、ハンマ12、
ジャック14、レピテ−ションレバ−15および各スプ
リング17、22をあらかじめ組み付けておき、その
後、ベ−ス4を鍵盤シャシ1に取付けるのが好ましい。
すなわち、広い作業空間の下で、ベ−ス4に対して各種
部品を組み付けることができ、かつ各部品間での相互の
寸法調整等も容易に行えるものとなる。
合、ベ−ス4にあらかじめウィペン11、ハンマ12、
ジャック14、レピテ−ションレバ−15および各スプ
リング17、22をあらかじめ組み付けておき、その
後、ベ−ス4を鍵盤シャシ1に取付けるのが好ましい。
すなわち、広い作業空間の下で、ベ−ス4に対して各種
部品を組み付けることができ、かつ各部品間での相互の
寸法調整等も容易に行えるものとなる。
【0037】組付完了状態において、ウィペン11、ハ
ンマ12、ジャック14、レピテ−ションレバ−15、
各スプリング17、22は、それぞれ、鍵2の上方ある
いは下方からの投影面積内に位置するようになっている
(上方から見たとき、上記各部材11、12、14、1
5、17、22が、鍵2によって隠される)。
ンマ12、ジャック14、レピテ−ションレバ−15、
各スプリング17、22は、それぞれ、鍵2の上方ある
いは下方からの投影面積内に位置するようになっている
(上方から見たとき、上記各部材11、12、14、1
5、17、22が、鍵2によって隠される)。
【0038】次に、以上のような構成の作用について説
明する。先ず、復鍵状態では、図1および図4、図5の
状態であり、鍵2が上限ストッパ42に当接すると共
に、ハンマ12がストッパ43に当接した状態とされ
る。この復鍵状態では、ジャック14の上端面14aが
ハンマ12の突起部12cに当接、係合されており、ま
たレピテ−ションレバ−15はその緩衝部材19がウィ
ペン11に当接すると共に、その突起部15dが補助部
材21に当接されている。
明する。先ず、復鍵状態では、図1および図4、図5の
状態であり、鍵2が上限ストッパ42に当接すると共
に、ハンマ12がストッパ43に当接した状態とされ
る。この復鍵状態では、ジャック14の上端面14aが
ハンマ12の突起部12cに当接、係合されており、ま
たレピテ−ションレバ−15はその緩衝部材19がウィ
ペン11に当接すると共に、その突起部15dが補助部
材21に当接されている。
【0039】上記復鍵状態から、押鍵すると、ウィペン
11を介してハンマ12が揺動されるが、ウィペン11
からハンマ12への揺動伝達は、主として、ジャック1
4を介して行われる(レピテ−ションレバ−15は、第
2スプリング22によってハンマ12を軽く押圧してい
る程度)。つまり、ウィペン11からハンマ12への揺
動伝達が、スプリングを介することなく、スプリングや
ゴム等の弾性部材に比して十分剛性のあるジャック14
を介して行われる関係上、押鍵に応じたハンマ12の揺
動が十分剛性感のあるものとなり、ハンマ12の機能を
十分発揮させる上で好ましいものとなっている。
11を介してハンマ12が揺動されるが、ウィペン11
からハンマ12への揺動伝達は、主として、ジャック1
4を介して行われる(レピテ−ションレバ−15は、第
2スプリング22によってハンマ12を軽く押圧してい
る程度)。つまり、ウィペン11からハンマ12への揺
動伝達が、スプリングを介することなく、スプリングや
ゴム等の弾性部材に比して十分剛性のあるジャック14
を介して行われる関係上、押鍵に応じたハンマ12の揺
動が十分剛性感のあるものとなり、ハンマ12の機能を
十分発揮させる上で好ましいものとなっている。
【0040】所定位置まで押鍵が進行した状態が図2、
図6、図7に示され、この状態がレットオフ直前位置と
なる。このレットオフ直前状態では、ジャック14の分
岐突起部14bが、第1ストッパ31に当接し、またレ
ピテ−ションレバ−15の突起部15dが第2ストッパ
32に当接される。さらに、バックチェック用の摩擦部
材13が、ハンマ12の突起部12bにわずかに当接さ
れた状態とされる。
図6、図7に示され、この状態がレットオフ直前位置と
なる。このレットオフ直前状態では、ジャック14の分
岐突起部14bが、第1ストッパ31に当接し、またレ
ピテ−ションレバ−15の突起部15dが第2ストッパ
32に当接される。さらに、バックチェック用の摩擦部
材13が、ハンマ12の突起部12bにわずかに当接さ
れた状態とされる。
【0041】上記所定位置からさらに押鍵を進行したフ
ル押鍵状態が、図3、図8、図9に示される。前記所定
位置での押鍵状態からフル押鍵状態への移行に際して、
レピテ−ションレバ−15は、その突起部15dが第2
ストッパ32に当接して摺動しつつ、第2スプリング2
2に抗して図1〜図9中時計方向へ揺動される。つま
り、レピテ−ションレバ−15は、押鍵の進行に関わら
ず、ハンマ12をこれ以上揺動させる方向への変位が実
質的に規制されて、ハンマ12が復鍵方向へ戻り揺動す
るのを防止あるいは抑制する機能を果たすことになる
(レピテ−ションレバ−15によるハンマ12の保持機
能)。
ル押鍵状態が、図3、図8、図9に示される。前記所定
位置での押鍵状態からフル押鍵状態への移行に際して、
レピテ−ションレバ−15は、その突起部15dが第2
ストッパ32に当接して摺動しつつ、第2スプリング2
2に抗して図1〜図9中時計方向へ揺動される。つま
り、レピテ−ションレバ−15は、押鍵の進行に関わら
ず、ハンマ12をこれ以上揺動させる方向への変位が実
質的に規制されて、ハンマ12が復鍵方向へ戻り揺動す
るのを防止あるいは抑制する機能を果たすことになる
(レピテ−ションレバ−15によるハンマ12の保持機
能)。
【0042】一方、ジャック14は、第1ストッパ31
によって、第1スプリング17に抗して図1〜図9中時
計方向へ揺動される。このジャック14の揺動によっ
て、その上端面14aが、ハンマ12の突起部12cか
ら係合解除される。つまり、上端面14aが、円筒状面
とされた突起部12cから脱進される(レットオフ感が
得られる)。さらに、摩擦部材13は、ハンマ12の突
起部12bに強く当接して、ハンマ12の揺れが防止あ
るいは抑制される。
によって、第1スプリング17に抗して図1〜図9中時
計方向へ揺動される。このジャック14の揺動によっ
て、その上端面14aが、ハンマ12の突起部12cか
ら係合解除される。つまり、上端面14aが、円筒状面
とされた突起部12cから脱進される(レットオフ感が
得られる)。さらに、摩擦部材13は、ハンマ12の突
起部12bに強く当接して、ハンマ12の揺れが防止あ
るいは抑制される。
【0043】ジャック14の上端面14aがハンマ12
の突起部12cから係合解除された状態から、前記所定
位置を越えて復鍵させるとき、当該上端面14aが再び
突起部12cと係合する(復鍵時のレットオフ感)。前
記所定位置を通るように、押鍵と復鍵とを繰り返すこと
により、連打状態となる。この連打状態のとき、所定位
置以上の押鍵状態では、前述のようにハンマ12がレピ
テ−ションレバ−15によって保持された状態なるの
で、連打の動きに対してハンマ12の慣性が殆ど作用し
ないことになり、レットオフ感とあいまって、早い連打
を好フィ−リングでもって行うことが可能となる。この
とき、摩擦部材13を利用したバックチェックによっ
て、連打に伴うハンマ12の共振が防止あるいは抑制さ
れる。
の突起部12cから係合解除された状態から、前記所定
位置を越えて復鍵させるとき、当該上端面14aが再び
突起部12cと係合する(復鍵時のレットオフ感)。前
記所定位置を通るように、押鍵と復鍵とを繰り返すこと
により、連打状態となる。この連打状態のとき、所定位
置以上の押鍵状態では、前述のようにハンマ12がレピ
テ−ションレバ−15によって保持された状態なるの
で、連打の動きに対してハンマ12の慣性が殆ど作用し
ないことになり、レットオフ感とあいまって、早い連打
を好フィ−リングでもって行うことが可能となる。この
とき、摩擦部材13を利用したバックチェックによっ
て、連打に伴うハンマ12の共振が防止あるいは抑制さ
れる。
【0044】図3、図8、図9の状態から、鍵2に対す
る押鍵力を開放すれば、ハンマ12の重量によって、図
1、図4、図5の完全復鍵状態へ復帰される。
る押鍵力を開放すれば、ハンマ12の重量によって、図
1、図4、図5の完全復鍵状態へ復帰される。
【0045】以上実施例について説明したが、本発明は
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。
これに限らず、例えば次のような場合をも含むものであ
る。
【0046】レットオフ感を得るための係合部(12
c、14a)を構成する場合、例えばジャック14側に
凸部を形成すると共にハンマ12側を平坦面としてもよ
く、あるいは両方ともに凸部として形成するようにして
もよい。さらに、一方を凸部とし、他方を凹部として形
成することもできる。
c、14a)を構成する場合、例えばジャック14側に
凸部を形成すると共にハンマ12側を平坦面としてもよ
く、あるいは両方ともに凸部として形成するようにして
もよい。さらに、一方を凸部とし、他方を凹部として形
成することもできる。
【0047】ジャック14は、所定位置で始めて係合部
(12c)に当接するようにしてもよく、この場合、所
定位置までの押鍵に応動したハンマ12の揺動は、レピ
テ−ションレバ−15を介してのみ行われることにな
る。逆に、レピテ−ションレバ−15を、所定位置で始
めてハンマ12に当接するようにしてもよく、この場合
は、所定位置までの押鍵に応動したハンマ12の揺動
は、ジャック14のみを介して行われることになる。
(12c)に当接するようにしてもよく、この場合、所
定位置までの押鍵に応動したハンマ12の揺動は、レピ
テ−ションレバ−15を介してのみ行われることにな
る。逆に、レピテ−ションレバ−15を、所定位置で始
めてハンマ12に当接するようにしてもよく、この場合
は、所定位置までの押鍵に応動したハンマ12の揺動
は、ジャック14のみを介して行われることになる。
【0048】本発明の目的は、明記されたものに限ら
ず、実質的に好ましいあるいは利点として記載されたも
のに対応したものを提供することをも暗黙的に含むもの
である。
ず、実質的に好ましいあるいは利点として記載されたも
のに対応したものを提供することをも暗黙的に含むもの
である。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、完全復鍵状態
での側面断面図。
での側面断面図。
【図2】所定位置まで押鍵したレットオフ直前状態を示
すもので、図1に対応した側面断面図。
すもので、図1に対応した側面断面図。
【図3】フル押鍵したときの状態を示すもので、図1に
対応した側面断面図。
対応した側面断面図。
【図4】図1の要部拡大図。
【図5】図4においてレピテ−ションレバ−の一部を省
略して、ジャックとハンマとの関係を明確に示すための
図。
略して、ジャックとハンマとの関係を明確に示すための
図。
【図6】図2の要部拡大図。
【図7】図6においてレピテ−ションレバ−の一部を省
略して、ジャックとハンマとの関係を明確に示すための
図。
略して、ジャックとハンマとの関係を明確に示すための
図。
【図8】図3の要部拡大図。
【図9】図8においてレピテ−ションレバ−の一部を省
略して、ジャックとハンマとの関係を明確に示すための
図。
略して、ジャックとハンマとの関係を明確に示すための
図。
【図10】ウィペンとハンマとジャックとレピテ−ショ
ンレバ−との関係を示す分解斜視図。 1:鍵盤シャシ 2:鍵 2a:押圧突起部(アクチュエ−タ) 3:軸(鍵の揺動中心) 4:ベ−ス 7:軸(ウィペンの揺動中心) 8:軸(ハンマの揺動中心) 11:ウィペン 11d:突起部(バックチェック用) 12:ハンマ 12b:突起部(バックチェック用) 12c:突起部(第1係合部) 13:摩擦部材(バックチェック用) 14:ジャック 14a:上端面(第2係合部) 14b:分岐突起部(第1ストッパとの当接部) 15:レピテ−ションレバ− 15d:突起部(第2ストッパとの当接部) 15e:脚部(ハンマとの当接、保持部) 16:軸(ジャック揺動中心) 17:第1スプリング 18:軸(レピテ−ションレバ−の揺動中心) 22:第2スプリング 31:第1ストッパ 32:第2ストッパ
ンレバ−との関係を示す分解斜視図。 1:鍵盤シャシ 2:鍵 2a:押圧突起部(アクチュエ−タ) 3:軸(鍵の揺動中心) 4:ベ−ス 7:軸(ウィペンの揺動中心) 8:軸(ハンマの揺動中心) 11:ウィペン 11d:突起部(バックチェック用) 12:ハンマ 12b:突起部(バックチェック用) 12c:突起部(第1係合部) 13:摩擦部材(バックチェック用) 14:ジャック 14a:上端面(第2係合部) 14b:分岐突起部(第1ストッパとの当接部) 15:レピテ−ションレバ− 15d:突起部(第2ストッパとの当接部) 15e:脚部(ハンマとの当接、保持部) 16:軸(ジャック揺動中心) 17:第1スプリング 18:軸(レピテ−ションレバ−の揺動中心) 22:第2スプリング 31:第1ストッパ 32:第2ストッパ
Claims (2)
- 【請求項1】押鍵に応動して上下方向に回動されるハン
マを鍵の下方に備えた電子楽器の鍵盤装置において、 前記ハンマの下方でかつ鍵に沿って配設され、押鍵に応
じて上下方向に回動されるウィペンと、 前記ハンマの一部に設けられた係合部と、 前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配設され、押鍵に
応じて少なくとも所定位置まで押鍵された状態で前記係
合部に係合して前記ハンマを持ち上げると共に、該所定
位置からさらに押鍵されたときに該係合部からの係合が
解除されるように揺動されるジャックと、 前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配設され、前記ハ
ンマの一部に当接し、押鍵に応じて該ハンマを持ち上げ
るレピテ−ションレバ−と、 前記ジャックを前記係合部と係合させる方向へ復帰付勢
する第1弾性部材と、 前記レピテ−ションレバ−を前記ハンマを持ち上げる方
向へ付勢する第2弾性部材と、を備え、 前記ウィペンは、鍵の回動軸と鍵の力点との間に設けら
れたアクチュエ−タにより押鍵力が伝達され、該ウィペ
ンの回動軸が前記アクチュエ−タが当接する力点と作用
点の間に設けられていることにより、該アクチュエ−タ
からの下向きの押鍵力を前記ウィペンの回動軸を介して
上向きの力に変換して前記レピテ−ションレバ−および
ジャックに押鍵力を伝達するように設定されている、こ
とを特徴とする電子楽器の鍵盤装置。 - 【請求項2】押鍵に応動して上下方向に回動されるハン
マを鍵の下方に備えた電子楽器の鍵盤装置において、 前記ハンマの下方でかつ鍵に沿って配設され、押鍵に応
じて上下方向に回動されるウィペンと、 前記ハンマの一部に設けられた係合部と、 前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配設され、押鍵に
応じて少なくとも所定位置まで押鍵された状態で前記係
合部に係合して前記ハンマを持ち上げると共に、該所定
位置からさらに押鍵されたときに該係合部からの係合が
解除されるように揺動されるジャックと、 前記ウィペンに上下方向に揺動自在に配設され、前記ハ
ンマの一部に当接し、押鍵に応じて該ハンマを持ち上げ
るレピテ−ションレバ−と、 前記ジャックを前記係合部と係合させる方向へ復帰付勢
する第1弾性部材と、 前記レピテ−ションレバ−を前記ハンマを持ち上げる方
向へ付勢する第2弾性部材と、 前記所定位置後の押鍵過程において、前記ウィペンの一
部と前記ハンマの一部とを係合させて、該ハンマの揺れ
を防止するバックチェックと、を備えていることを特徴
とする電子楽器の鍵盤装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208605A JPH1049166A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8208605A JPH1049166A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1049166A true JPH1049166A (ja) | 1998-02-20 |
Family
ID=16558984
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8208605A Pending JPH1049166A (ja) | 1996-08-07 | 1996-08-07 | 電子楽器の鍵盤装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1049166A (ja) |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1996
- 1996-08-07 JP JP8208605A patent/JPH1049166A/ja active Pending
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