JP2001312269A - ピアノのペダル機構 - Google Patents
ピアノのペダル機構Info
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- JP2001312269A JP2001312269A JP2000133171A JP2000133171A JP2001312269A JP 2001312269 A JP2001312269 A JP 2001312269A JP 2000133171 A JP2000133171 A JP 2000133171A JP 2000133171 A JP2000133171 A JP 2000133171A JP 2001312269 A JP2001312269 A JP 2001312269A
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C1/00—General design of pianos, harpsichords, spinets or similar stringed musical instruments with one or more keyboards
- G10C1/02—General design of pianos, harpsichords, spinets or similar stringed musical instruments with one or more keyboards of upright pianos
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C3/00—Details or accessories
- G10C3/26—Pedals or pedal mechanisms; Manually operated sound modification means
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10C—PIANOS, HARPSICHORDS, SPINETS OR SIMILAR STRINGED MUSICAL INSTRUMENTS WITH ONE OR MORE KEYBOARDS
- G10C1/00—General design of pianos, harpsichords, spinets or similar stringed musical instruments with one or more keyboards
- G10C1/04—General design of pianos, harpsichords, spinets or similar stringed musical instruments with one or more keyboards of grand pianos
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数の削減を可能にし低コスト化を図る
とともに、位置決めおよび取付作業を容易に行えるよう
にする。 【解決手段】 基板４１と、ペダルレバー６，７，８
と、ペダルレバー７，８を復帰方向に付勢する圧縮コイ
ルばねと、各ペダルレバーの下限ストッパ２０とで基板
ユニット４０を構成する。基板４１に各ペダルレバーを
枢支する軸受部４２を一体に設ける。基板ユニット４０
を棚板９の下面に固定する。
とともに、位置決めおよび取付作業を容易に行えるよう
にする。 【解決手段】 基板４１と、ペダルレバー６，７，８
と、ペダルレバー７，８を復帰方向に付勢する圧縮コイ
ルばねと、各ペダルレバーの下限ストッパ２０とで基板
ユニット４０を構成する。基板４１に各ペダルレバーを
枢支する軸受部４２を一体に設ける。基板ユニット４０
を棚板９の下面に固定する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピアノのペダル機
構に関し、特にペダルによって揺動される揺動部材の取
付構造に関する。
構に関し、特にペダルによって揺動される揺動部材の取
付構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】周知の通り、グランドピアノ、アップラ
イトピアノ、自動ピアノ等のピアノは、演奏効果を高め
るために弱音機構、ダンパー機構、ソステヌート機構等
を備えており、これらの諸機構をペダル機構によって選
択的に操作するようにしている（特開平２−４８６９５
号公報、実公昭５８−２５４２６号公報等）。
イトピアノ、自動ピアノ等のピアノは、演奏効果を高め
るために弱音機構、ダンパー機構、ソステヌート機構等
を備えており、これらの諸機構をペダル機構によって選
択的に操作するようにしている（特開平２−４８６９５
号公報、実公昭５８−２５４２６号公報等）。
【０００３】弱音機構は、グランドピアノの場合、シフ
トペダルの踏込操作によって全てのアクション機構を鍵
盤とともに鍵盤の並設方向に移動させ、ハンマーが打撃
する弦の本数を減ずることで演奏音を弱音化する。アッ
プライトピアノの場合は、ハンマーを初期位置に係止す
るハンマーレールをソフトペダルの踏込操作によって弦
側に移動させ、ハンマーと弦との距離を短縮することで
ハンマーの打撃力を弱め演奏音量を小さくする。また、
アップライトピアノは、マフラーペダルの踏込操作によ
ってマフラーフェルトを弦とアクション機構との間に介
在させ、このマフラーフェルトを介してハンマーが弦を
打撃することにより演奏音を弱音化するマフラー機構を
備えている。
トペダルの踏込操作によって全てのアクション機構を鍵
盤とともに鍵盤の並設方向に移動させ、ハンマーが打撃
する弦の本数を減ずることで演奏音を弱音化する。アッ
プライトピアノの場合は、ハンマーを初期位置に係止す
るハンマーレールをソフトペダルの踏込操作によって弦
側に移動させ、ハンマーと弦との距離を短縮することで
ハンマーの打撃力を弱め演奏音量を小さくする。また、
アップライトピアノは、マフラーペダルの踏込操作によ
ってマフラーフェルトを弦とアクション機構との間に介
在させ、このマフラーフェルトを介してハンマーが弦を
打撃することにより演奏音を弱音化するマフラー機構を
備えている。
【０００４】ダンパー機構は、グランド、アップライト
ピアノのいずれも通常ではダンパーで弦を押圧して止音
し、演奏時に鍵盤またはダンパーペダルに連動して作動
することにより弦の押圧状態を解除するもので、鍵盤に
よって作動される場合は押鍵操作された鍵盤に対応する
ダンパー機構のダンパーのみが作動する。一方、ダンパ
ーペダルによって作動される場合は、鍵盤とは無関係に
全てのダンパーが作動して全ての弦を一斉に解放するよ
う構成されている。
ピアノのいずれも通常ではダンパーで弦を押圧して止音
し、演奏時に鍵盤またはダンパーペダルに連動して作動
することにより弦の押圧状態を解除するもので、鍵盤に
よって作動される場合は押鍵操作された鍵盤に対応する
ダンパー機構のダンパーのみが作動する。一方、ダンパ
ーペダルによって作動される場合は、鍵盤とは無関係に
全てのダンパーが作動して全ての弦を一斉に解放するよ
う構成されている。
【０００５】ソステヌート機構は、演奏中に任意の弦の
振動を長く持続させるもので、ある任意の鍵盤を押鍵操
作した状態でソステヌートペダルを踏込操作することに
より当該鍵盤に対応するダンパーを弦から離間した状態
に保持する。したがって、鍵盤が初期位置に復帰しても
ダンパー機構は弦を解放したままの状態に保持され、弦
の振動が持続する。
振動を長く持続させるもので、ある任意の鍵盤を押鍵操
作した状態でソステヌートペダルを踏込操作することに
より当該鍵盤に対応するダンパーを弦から離間した状態
に保持する。したがって、鍵盤が初期位置に復帰しても
ダンパー機構は弦を解放したままの状態に保持され、弦
の振動が持続する。
【０００６】ところで、グランドピアノの場合、図４〜
図８に示すように、楽器本体１の下部に設けたペダル箱
２に演奏者から見て左からシフトペダル３、ソステヌー
トペダル４およびダンパーペダル５を並設し、これらの
ペダルの運動を棚板９の下面に揺動自在に配設したペダ
ルレバー６，７，８に突上げ棒１０，１１，１２によっ
て伝達し、これによって図示を省略した弱音機構、ダン
パー機構、ソステヌート機構にそれぞれ伝達するように
している。また、棚板９の下面には、軸受部材１３が各
ペダルレバー６，７，８に対応して固定されており、こ
の軸受部材１３に設けた軸１４によって各レバーを上下
方向に揺動自在に枢支している。さらに、棚板９とペダ
ルレバー７，８との間には、復帰用の圧縮コイルばね１
５がそれぞれ弾装されている。なお、図５において、１
６は鍵盤、１７はハンマー、１８は弦、１９はダンパ
ー、図６〜図８において、２０は各ペダルレバーの回動
を制限する下限ストッパである。
図８に示すように、楽器本体１の下部に設けたペダル箱
２に演奏者から見て左からシフトペダル３、ソステヌー
トペダル４およびダンパーペダル５を並設し、これらの
ペダルの運動を棚板９の下面に揺動自在に配設したペダ
ルレバー６，７，８に突上げ棒１０，１１，１２によっ
て伝達し、これによって図示を省略した弱音機構、ダン
パー機構、ソステヌート機構にそれぞれ伝達するように
している。また、棚板９の下面には、軸受部材１３が各
ペダルレバー６，７，８に対応して固定されており、こ
の軸受部材１３に設けた軸１４によって各レバーを上下
方向に揺動自在に枢支している。さらに、棚板９とペダ
ルレバー７，８との間には、復帰用の圧縮コイルばね１
５がそれぞれ弾装されている。なお、図５において、１
６は鍵盤、１７はハンマー、１８は弦、１９はダンパ
ー、図６〜図８において、２０は各ペダルレバーの回動
を制限する下限ストッパである。
【０００７】アップライトピアノの場合は、図９に示す
ようにソフトペダル２５、マフラーペダル２６およびダ
ンパーペダル２７を楽器本体の底面を構成する底板２８
上に並設してその前端部を楽器本体の前方へ突出させて
いる。ソフトペダル２５とダンパーペダル２７の運動
は、ペダル天秤２９，３０を介して突上棒３１，３２に
それぞれ伝達され、これによって図示を省略したソフト
機構およびダンパー機構を動作させるようにしている。
マフラーペダル２６の運動は、突上棒３３、リンク３４
および連結棒３５を介してマフラー機構３６に伝達され
る。なお、３７はペダル天秤２９，３０の軸受部材、３
８はペダル天秤を復帰方向に付勢する復帰用の圧縮コイ
ルばねである。
ようにソフトペダル２５、マフラーペダル２６およびダ
ンパーペダル２７を楽器本体の底面を構成する底板２８
上に並設してその前端部を楽器本体の前方へ突出させて
いる。ソフトペダル２５とダンパーペダル２７の運動
は、ペダル天秤２９，３０を介して突上棒３１，３２に
それぞれ伝達され、これによって図示を省略したソフト
機構およびダンパー機構を動作させるようにしている。
マフラーペダル２６の運動は、突上棒３３、リンク３４
および連結棒３５を介してマフラー機構３６に伝達され
る。なお、３７はペダル天秤２９，３０の軸受部材、３
８はペダル天秤を復帰方向に付勢する復帰用の圧縮コイ
ルばねである。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】上記した通り、グラン
ドピアノにおいては、シフトペダル３、ソステヌートペ
ダル４、ダンパーペダル５によってそれぞれ揺動される
ペダルレバー６，７，８を備え、これらのレバーを棚板
９の下面に軸受部材１３を介して配設し、ペダルレバー
７，８を圧縮コイルばね１５によって復帰方向に付勢し
ていた。したがって、組立作業に当たっては、作業者が
楽器本体１の下部に入り込み無理な姿勢でペダルレバー
６，７，８と圧縮コイルばね１５を一つずつ取付けてい
く行う必要があり、作業が煩わしく、時間を要するとい
う問題があった。また、ペダルレバー６，７，８の位置
決めにも手間がかかり、取付精度が低下するという問題
もあった。
ドピアノにおいては、シフトペダル３、ソステヌートペ
ダル４、ダンパーペダル５によってそれぞれ揺動される
ペダルレバー６，７，８を備え、これらのレバーを棚板
９の下面に軸受部材１３を介して配設し、ペダルレバー
７，８を圧縮コイルばね１５によって復帰方向に付勢し
ていた。したがって、組立作業に当たっては、作業者が
楽器本体１の下部に入り込み無理な姿勢でペダルレバー
６，７，８と圧縮コイルばね１５を一つずつ取付けてい
く行う必要があり、作業が煩わしく、時間を要するとい
う問題があった。また、ペダルレバー６，７，８の位置
決めにも手間がかかり、取付精度が低下するという問題
もあった。
【０００９】アップライトピアノにおいては、底板２８
の上面にペダル天秤２９，３０を軸受部材３７を介して
一つずつ取付け、復帰用の圧縮コイルばね３８をこれら
の天秤と底板２８との間に弾装する必要があるため、上
記したグランドピアノの場合と同様に作業が煩わしく、
時間を要するという問題があった。
の上面にペダル天秤２９，３０を軸受部材３７を介して
一つずつ取付け、復帰用の圧縮コイルばね３８をこれら
の天秤と底板２８との間に弾装する必要があるため、上
記したグランドピアノの場合と同様に作業が煩わしく、
時間を要するという問題があった。
【００１０】本発明は上記した従来の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、部品点
数の削減を可能にし低コスト化を図るとともに、位置決
めおよび取付作業を容易に行い得るようにしたピアノの
ペダル機構を提供することにある。
めになされたもので、その目的とするところは、部品点
数の削減を可能にし低コスト化を図るとともに、位置決
めおよび取付作業を容易に行い得るようにしたピアノの
ペダル機構を提供することにある。
【００１１】上記目的を達成するために第１の発明は、
ペダルによって揺動される複数個の揺動部材を棚板また
は底板に取付けたピアノのペダル機構において、前記揺
動部材を基板に配設して基板ユニットとし、この基板ユ
ニットを前記棚板または底板に固定したものである。
ペダルによって揺動される複数個の揺動部材を棚板また
は底板に取付けたピアノのペダル機構において、前記揺
動部材を基板に配設して基板ユニットとし、この基板ユ
ニットを前記棚板または底板に固定したものである。
【００１２】第２の発明は上記第１の発明において、基
板に揺動部材を揺動自在に枢支する軸受部を一体に設け
たものである。
板に揺動部材を揺動自在に枢支する軸受部を一体に設け
たものである。
【００１３】本発明において、揺動部材は予め基板に位
置決めされて取付けられ、基板ユニットを構成する。そ
して、この基板ユニットは棚板または底板に取付けられ
る。したがって、揺動部材を一つずつ棚板または底板に
取付ける必要がなく、位置決めおよび取付作業が容易
で、作業時間を短縮することができる。揺動部材は、グ
ランドピアノの場合はペダルレバーで、アップライトピ
アノの場合はペダル天秤である。基板には揺動部材を枢
支する軸受部が一体に設けられているので、別部材から
なる軸受部材が不要となる。
置決めされて取付けられ、基板ユニットを構成する。そ
して、この基板ユニットは棚板または底板に取付けられ
る。したがって、揺動部材を一つずつ棚板または底板に
取付ける必要がなく、位置決めおよび取付作業が容易
で、作業時間を短縮することができる。揺動部材は、グ
ランドピアノの場合はペダルレバーで、アップライトピ
アノの場合はペダル天秤である。基板には揺動部材を枢
支する軸受部が一体に設けられているので、別部材から
なる軸受部材が不要となる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示す実施の
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明をグラン
ドピアノのペダル機構に適用した一実施の形態を示す棚
板の底面図、図２は基板の要部の斜視図である。図中従
来技術の欄で示した構成部材と同一のものについては、
同一符号をもって示し、その説明を適宜省略する。これ
らの図において、４０は棚板９の下面所定箇所に位置決
めされて固定された基板ユニットである。この基板ユニ
ット４０は、鉄等の金属板をプレス加工することによっ
て形成された基板４１と、この基板４１の表面に位置決
めされて配設された揺動部材としての３つのペダルレバ
ー６，７，８と、ペダルレバー７，８を復帰方向に付勢
する圧縮コイルばね１５（図７、図８参照）と、下限ス
トッパ２０等で構成されている。
形態に基づいて詳細に説明する。図１は本発明をグラン
ドピアノのペダル機構に適用した一実施の形態を示す棚
板の底面図、図２は基板の要部の斜視図である。図中従
来技術の欄で示した構成部材と同一のものについては、
同一符号をもって示し、その説明を適宜省略する。これ
らの図において、４０は棚板９の下面所定箇所に位置決
めされて固定された基板ユニットである。この基板ユニ
ット４０は、鉄等の金属板をプレス加工することによっ
て形成された基板４１と、この基板４１の表面に位置決
めされて配設された揺動部材としての３つのペダルレバ
ー６，７，８と、ペダルレバー７，８を復帰方向に付勢
する圧縮コイルばね１５（図７、図８参照）と、下限ス
トッパ２０等で構成されている。
【００１５】前記基板４１は、表面の所定箇所に切起加
工によって形成された３つの軸受部４２を有し、これら
の軸受部４２に挿通される軸１４によって前記ペダルレ
バー６，７，８をそれぞれ上下方向に揺動自在に枢支し
ている。軸受部４２は、互いに対向する一対の切起片４
２ａ，４２ｂによって構成され、また各切起片４２ａ，
４２ｂには前記軸１４が挿通される軸受孔４３が軸線を
一致させて形成されている。そして、この基板４１は、
前記ペダルレバー６，７，８、圧縮コイルばね１５およ
び下限ストッパ２０が取付けられた後、複数個の止めね
じ４４によって前記棚板９の下面に位置決めされて固定
される。なお、ペダルレバー６，７，８は従来のものと
同一である。４５は切起片４２ａ，４２ｂの形成による
開口である。
工によって形成された３つの軸受部４２を有し、これら
の軸受部４２に挿通される軸１４によって前記ペダルレ
バー６，７，８をそれぞれ上下方向に揺動自在に枢支し
ている。軸受部４２は、互いに対向する一対の切起片４
２ａ，４２ｂによって構成され、また各切起片４２ａ，
４２ｂには前記軸１４が挿通される軸受孔４３が軸線を
一致させて形成されている。そして、この基板４１は、
前記ペダルレバー６，７，８、圧縮コイルばね１５およ
び下限ストッパ２０が取付けられた後、複数個の止めね
じ４４によって前記棚板９の下面に位置決めされて固定
される。なお、ペダルレバー６，７，８は従来のものと
同一である。４５は切起片４２ａ，４２ｂの形成による
開口である。
【００１６】このように、本発明においては、ペダルレ
バー６，７，８を基板４１に取付けてユニット化するこ
とにより基板ユニット４０を製作し、この基板ユニット
４０を棚板９の下面に固定するだけでよいので、従来に
比べて取付作業が容易で迅速に行うことができる。すな
わち、従来は上記した通り各ペダルレバー６，７，８を
一つずつ棚板９の下面に位置決めして取付ける必要があ
ったため、長時間を要していたが、本発明においては予
め作業台の上でペダルレバー６，７，８を基板４１に位
置決めして取付けることによりユニット化して基板ユニ
ット４０とし、この基板ユニット４０を棚板９の下面に
固定するだけでよいので、楽器本体の下方での無理な姿
勢による作業時間を著しく短縮することができる。ま
た、基板４１に軸受部４２を一体に設けているので、別
部材からなる軸受部材を必要とせず、部品点数および製
造コストを削減することができる。
バー６，７，８を基板４１に取付けてユニット化するこ
とにより基板ユニット４０を製作し、この基板ユニット
４０を棚板９の下面に固定するだけでよいので、従来に
比べて取付作業が容易で迅速に行うことができる。すな
わち、従来は上記した通り各ペダルレバー６，７，８を
一つずつ棚板９の下面に位置決めして取付ける必要があ
ったため、長時間を要していたが、本発明においては予
め作業台の上でペダルレバー６，７，８を基板４１に位
置決めして取付けることによりユニット化して基板ユニ
ット４０とし、この基板ユニット４０を棚板９の下面に
固定するだけでよいので、楽器本体の下方での無理な姿
勢による作業時間を著しく短縮することができる。ま
た、基板４１に軸受部４２を一体に設けているので、別
部材からなる軸受部材を必要とせず、部品点数および製
造コストを削減することができる。
【００１７】図３は本発明をアップライトピアノのペダ
ル機構に適用した一実施の形態を示す斜視図である。５
０は底板２８の上面所定箇所に位置決めされて固定され
た基板ユニットである。この基板ユニット５０は、金属
板をプレス加工することによって形成された基板５１
と、この基板５１の表面に位置決めされて配設された揺
動部材としての２つのペダル天秤２９，３０と、これら
の天秤を復帰方向に付勢する圧縮コイルばね３８とで構
成されている。
ル機構に適用した一実施の形態を示す斜視図である。５
０は底板２８の上面所定箇所に位置決めされて固定され
た基板ユニットである。この基板ユニット５０は、金属
板をプレス加工することによって形成された基板５１
と、この基板５１の表面に位置決めされて配設された揺
動部材としての２つのペダル天秤２９，３０と、これら
の天秤を復帰方向に付勢する圧縮コイルばね３８とで構
成されている。
【００１８】前記基板５１は、表面所定箇所に切起加工
によって形成された２つの軸受部５２を有し、これらの
軸受部５２に挿通される図示を省略した軸によってペダ
ル天秤２９，３０の長手方向中間部を上下方向に揺動自
在に枢支している。軸受部５２は、図３に示した軸受部
４２と全く同一である。ペダル天秤２９，３０の一端
は、ソフトペダル２５とダンパーペダル２７にそれぞれ
連結され、他端側に突上棒３１，３２の下端が連結され
ている。
によって形成された２つの軸受部５２を有し、これらの
軸受部５２に挿通される図示を省略した軸によってペダ
ル天秤２９，３０の長手方向中間部を上下方向に揺動自
在に枢支している。軸受部５２は、図３に示した軸受部
４２と全く同一である。ペダル天秤２９，３０の一端
は、ソフトペダル２５とダンパーペダル２７にそれぞれ
連結され、他端側に突上棒３１，３２の下端が連結され
ている。
【００１９】前記基板ユニット５０は、上記したグラン
ドピアノの基板ユニット４０と同様に予め作業台上で組
立てられ、しかる後前記底板２８上に止めねじによって
固定される。したがって、この場合も、ペダル天秤２
９，３０の底板２８への取付作業が容易で短時間に行う
ことができ、また、別部材からなる軸受部材を必要とし
ないため、部品点数を削減することができる。ここで、
基板５１はペダル２５，２６，２７の下方にまで延在す
る長さを有することで、これらペダルの後端部を揺動自
在に支持する軸受部材５３が固定されている。
ドピアノの基板ユニット４０と同様に予め作業台上で組
立てられ、しかる後前記底板２８上に止めねじによって
固定される。したがって、この場合も、ペダル天秤２
９，３０の底板２８への取付作業が容易で短時間に行う
ことができ、また、別部材からなる軸受部材を必要とし
ないため、部品点数を削減することができる。ここで、
基板５１はペダル２５，２６，２７の下方にまで延在す
る長さを有することで、これらペダルの後端部を揺動自
在に支持する軸受部材５３が固定されている。
【００２０】なお、上記した実施の形態においては、い
ずれも金属製の基板４１，５１を用いたが、材質はこれ
に限らず合成樹脂製の基板であってもよい。また、本発
明は自動ピアノにも適用することが可能である。
ずれも金属製の基板４１，５１を用いたが、材質はこれ
に限らず合成樹脂製の基板であってもよい。また、本発
明は自動ピアノにも適用することが可能である。
【００２１】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係るピアノ
のペダル機構は、ペダルによって作動される複数個の揺
動部材を基板に取付けて基板ユニットとし、この基板ユ
ニットを棚板または底板に取付けるように構成したの
で、揺動部材を棚板または底板に一つずつ位置決めして
取付ける必要がなく、揺動部材の位置決め、取付作業が
容易で、短時間に行うことができ、作業性を向上させる
ことができる。特に、グランドピアノの場合は、作業者
が楽器本体の下方に入って無理な姿勢で長時間作業をす
る必要がなく、作業者の肉体的負担を軽減することがで
きる。また、本発明は基板に軸受部を一体に設けたの
で、部品点数を削減することができる。
のペダル機構は、ペダルによって作動される複数個の揺
動部材を基板に取付けて基板ユニットとし、この基板ユ
ニットを棚板または底板に取付けるように構成したの
で、揺動部材を棚板または底板に一つずつ位置決めして
取付ける必要がなく、揺動部材の位置決め、取付作業が
容易で、短時間に行うことができ、作業性を向上させる
ことができる。特に、グランドピアノの場合は、作業者
が楽器本体の下方に入って無理な姿勢で長時間作業をす
る必要がなく、作業者の肉体的負担を軽減することがで
きる。また、本発明は基板に軸受部を一体に設けたの
で、部品点数を削減することができる。
【図１】 本発明をグランドピアノのペダル機構に適用
した一実施の形態を示す棚板の底面図である。
した一実施の形態を示す棚板の底面図である。
【図２】 基板の要部の斜視図である。
【図３】 本発明をアップライトピアノのペダル機構に
適用した一実施の形態を示す斜視図である。
適用した一実施の形態を示す斜視図である。
【図４】 従来のグランドピアノのペダル機構を示す破
断側面図である。
断側面図である。
【図５】 棚板のペダルレバーが取付けられている部分
の底面図である。
の底面図である。
【図６】 ペダルレバーの取付構造を示す図である。
【図７】 ペダルレバーの取付構造を示す図である。
【図８】 ペダルレバーの取付構造を示す図である。
【図９】 従来のアップライトピアノのペダル機構を示
す斜視図である。
す斜視図である。
３…シフトペダル、４…ソステヌートペダル、５…ダン
パーペダル、６，７，８…ペダルレバー（揺動部材）、
９…棚板、２５…ソフトペダル、２６…マフラーペダ
ル、２７…ダンパーペダル、２８…底板、２９，３０…
ペダル天秤（揺動部材）、３１，３２…突上棒、４０…
基板ユニット、４１…基板、４２…軸受部、５０…基板
ユニット、５１…基板、５２…軸受部。
パーペダル、６，７，８…ペダルレバー（揺動部材）、
９…棚板、２５…ソフトペダル、２６…マフラーペダ
ル、２７…ダンパーペダル、２８…底板、２９，３０…
ペダル天秤（揺動部材）、３１，３２…突上棒、４０…
基板ユニット、４１…基板、４２…軸受部、５０…基板
ユニット、５１…基板、５２…軸受部。
Claims (2)
- 【請求項１】 ペダルによって揺動される複数個の揺動
部材を棚板または底板に取付けたピアノのペダル機構に
おいて、 前記揺動部材を基板に配設して基板ユニットとし、この
基板ユニットを前記棚板または底板に固定したことを特
徴とするピアノのペダル機構。 - 【請求項２】 請求項１記載のピアノのペダル機構にお
いて、 基板に揺動部材を揺動自在に枢支する軸受部を一体に設
けたことを特徴とするピアノのペダル機構。
Priority Applications (4)
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| JP2000133171A JP2001312269A (ja) | 2000-05-02 | 2000-05-02 | ピアノのペダル機構 |
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