JP3420005B2 - 鍵盤装置 - Google Patents

鍵盤装置

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JP3420005B2
JP3420005B2 JP28668696A JP28668696A JP3420005B2 JP 3420005 B2 JP3420005 B2 JP 3420005B2 JP 28668696 A JP28668696 A JP 28668696A JP 28668696 A JP28668696 A JP 28668696A JP 3420005 B2 JP3420005 B2 JP 3420005B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アコスティックピ
アノや電子ピアノ等の鍵盤装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば電子ピアノに用いられる鍵
盤装置は、図5に示すように、押鍵されたときその押下
された鍵盤514(図5では白鍵を示す)のスペースを
確保すべく、棚板502の上面よりも高い位置に平面部
512を備えたシャーシ511を備えており、この平面
部512に鍵支点515が設けられ、この鍵支点515
を中心として鍵盤514が上下方向に揺動自在に支持さ
れている。そして押下された鍵盤514は、その後端と
シャーシ511の後端とを連結するバネ516により図
5にて反時計周りに付勢されているため、離鍵すると押
下前の状態に戻る。
【0003】また、シャーシ511のやや下方位置には
基板528が取り付けられ、この基板528上には押鍵
を検出する押しボタン537が設けられている。この押
しボタン537の内部にはスイッチが2つ配設され、鍵
盤514が押下されると、鍵盤514の下側に設けられ
たアクチュエータ535が初期段階において1方のスイ
ッチを押し、更に鍵盤514が押下されるともう一方の
スイッチも押す。この2つのスイッチのオンオフのタイ
ミングの差により、押鍵タイミングとベロシティを得る
ことができる。
【0004】かかる鍵盤装置では、シャーシ511の平
面部512は、鍵盤の並び方向(図5にて紙面に垂直方
向)と鍵盤の前後方向(図5にて左右方向)に広がりを
有しており、全鍵盤(例えば88鍵)の各々の鍵支点5
15がこの平面部512に設けられている。
【0005】シャーシ511の平面部512の後端部
は、第1曲げ部511aにて垂直下方向に折り曲げら
れ、更に第2曲げ部511bにて前方(又は後方)に折
り曲げられる。このため、平面部512の後端側の高さ
は、第1曲げ部511aと第2曲げ部511bによって
規定される。また、シャーシ511の平面部512の前
端部には、断面略コの字状の脚部513が設けられ、こ
のため、平面部511の前端側の高さはこの脚部513
によって規定される。更に、シャーシ511の平面部5
12には、補強用のリブ519が設けられている。この
リブ519は、鍵盤の前後方向に延びる板材であって、
シャーシ511の平面部512の裏面と接触する接触面
519a、519b、及び、補強用のフランジ部519
cとを備えている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
鍵盤装置においては、鍵支点515の高さ精度はシャー
シ511の第1曲げ部511aと第2曲げ部511bに
おける曲げ精度つまり角度精度や立ち寸法の精度に影響
されるのであるが、シャーシ511の寸法(面積)が大
きいため、例えばプレスにより曲げ加工を行うとすれば
大きな金型が必要となり、しかも高い精度を得ることは
容易ではなかった。
【0007】一方、例えば、図6に示す電子鍵盤楽器用
の鍵盤装置では、アコスティックピアノと同様のタッチ
感を得るべく、疑似アクションが設けられている。具体
的には、シャーシ611の平面部612の後端よりも後
方側にハンマー650が設けられ、ハンマー650に動
作を伝達するアクションレバー605が鍵盤の裏面側か
らシャーシ611の後端と棚板602とを連通する孔6
06を通ってウィッペン630、ジャック644、バッ
ト649を介してハンマー650に鍵盤の動作を伝達す
る。
【0008】かかる鍵盤装置では、シャーシ611の立
ち部分つまり第1曲げ部611aと第2曲げ部611b
の間の部分にアクションレバー605を通過させるため
の孔606を設ける必要があり、この孔606は各ハン
マー毎に設ける必要があるため、コストが嵩むという問
題があった。また、鍵支点の高さ精度は、図5の鍵盤装
置と同様、シャーシ611の第1曲げ部611aと第2
曲げ部611bにおける曲げ精度に影響されるため、高
い精度を得ることは容易ではなかった。
【0009】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、鍵支点の高さ精度を十分上げることができ、しかも
低コストで製造でき、鍵盤側とハンマーを含むアクショ
ン側とを組み付ける際の作業性に優れる鍵盤装置を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記課題
を解決するため、本発明は、棚板の上面よりも高い位置
にあり、鍵盤を揺動可能に支持する鍵支点が設けられた
シャーシと、前記シャーシを補強するために鍵盤の並び
方向に複数設けられ、鍵盤の前後方向に延びる形状のリ
ブとを備えた鍵盤装置であって、前記リブは、金属製の
板材であって、前記シャーシのうち前記鍵支点の近傍と
接触する第1接触面、及び該第1接触面に対向する位置
に形成され、前記棚板と接触する第2接触面を備え、前
記第1接触面及び第2接触面は前記板材を折り曲げて形
成されたものであり、前記シャーシのうち前記鍵支点の
近傍と前記棚板との間隔が所定間隔となるように規制
し、前記シャーシの後端と前記棚板との間に開放空間を
設けたことを特徴とする。
【0011】かかる鍵盤装置では、シャーシは棚板の上
面よりも高い位置にあり複数の鍵盤を揺動可能に支持し
ている。このシャーシは、鍵盤の並び方向と鍵盤の前後
方向とを含む平面を有し、また、鍵支点の高さを決める
ものでもある。更に、鍵盤の前後方向に延びる形状のリ
ブは、シャーシを補強するために鍵盤の並び方向に複数
設けられており、また、シャーシのうち鍵支点の近傍と
棚板との間隔が所定間隔となるように規制している。
【0012】ここで、リブは、シャーシに比べてかなり
小さいため、大型のシャーシを曲げ加工する場合に比べ
て精度を上げやすい。このため、鍵支点の近傍と棚板と
の間隔が所定間隔となるように精度よく規制することが
でき、鍵支点の高さ精度が上がる。また、このリブを鍵
盤の並び方向に複数設ける(例えば全88鍵の場合で5
〜15個)ことで、シャーシを十分な強度で支えること
ができる。更に、リブは従来の鍵盤装置のシャーシに取
り付けられていた部品であり新たに追加した部品ではな
いため、コストが嵩むこともない。更に、シャーシの後
端と棚板との間に開放空間を設けている。このときシャ
ーシの後端よりも後方側に打弦部又は疑似打弦部(実際
に弦を打つ代わりにストッパーに当接するもの)を設
け、鍵盤の裏面側から開放空間を通って打弦部又は疑似
打弦部に至るように形成された動作伝達部材により鍵盤
の動作を打弦部又は疑似打弦部に伝達してもよい。ここ
で、開放空間を設けるには、例えばシャーシの後端を自
由端とすればよい。また、動作伝達部材は、たとえばア
クション機構のウィッペンであってもよいし、あるい
は、ウィッペンに動作を伝達するレバーであってもよい
し、あるいは、ハンマーに一体化されたレバーであって
もよい。従来はシャーシの後端と棚板との間は閉鎖され
ていたため動作伝達部材を通過させるための孔を各ハン
マー毎に貫通して設ける必要があったが、上記のように
シャーシの後端と棚板との間に開放空間を設ければ、そ
のような孔を設ける必要がなく、その分製造コストが低
減されるという効果が得られる。また、鍵盤側とハンマ
ーを含むアクション側とを組み付ける際に、この開放空
間を利用することができるため、作業性に優れるという
効果が得られる。
【0013】以上のように、本発明の鍵盤装置によれ
ば、低い製造コストで鍵支点の高さ精度を上げることが
できるという効果が得られる。ここで、本発明における
リブは、金属製の板材であって、シャーシのうちの鍵支
点近傍と接触する第1接触面、及び該第1接触面に対向
する位置に形成され、棚板と接触する第2接触面を備
え、第1接触面及び第2接触面は板材を折り曲げて形成
する。リブは例えば小さな金型でプレス加工することに
より第1及び第2接触面を製造することができる。この
ときリブの精度は金型精度に依存するが、小さな金型は
高精度に製造されるため、リブ自身の精度を十分に上げ
ることができる。また、鍵支点の高さは、リブの第1接
触面と第2接触面との間隔によって決まるため、リブの
精度が上がれば結果的に鍵支点の高さ精度も上がる。
【0014】また、本発明においては、鍵盤の並び方向
に延びる形状を有する補強部材をシャーシに一体化して
設け、リブはこの補強部材に固定することが好ましい。
この補強部材は、シャーシを曲げ加工等することにより
形成してもよいが、別部品として鍵盤の並び方向に延び
る部材をシャーシに固定してもよい。仮にかかる補強部
材がなければ、上方から斜め下向きに力が加えられたと
き、すべてのリブが傾いてシャーシがひしゃげるおそれ
があるが、この場合のようにリブを補強部材と連結して
おけば、シャーシは上方から斜め下向きに加えられる力
に対する耐久性が増強されるためひしゃげるおそれはな
く、精度上狂いが生じたりするおそれがないという効果
が得られる。
【0015】このとき、補強部材はシャーシのうちの鍵
支点近傍以外の部分と棚板との間隔を所定間隔となるよ
うに規制してもよいし、あるいは、リブがシャーシの鍵
支点近傍と棚板との間隔及びシャーシのうちの鍵支点以
外の部分と棚板との間隔を所定間隔となるように規制
し、補強部材はリブに固定されているのみで棚板に固定
されていない構成としてもよい。いずれの場合にも上記
効果が得られる。
【0016】
【0017】
【0018】本発明の鍵盤装置は、電子鍵盤楽器であれ
アコスティックの鍵盤楽器であれ適用可能であるが、電
子鍵盤楽器の場合には鍵支点の高さ精度がよくないと押
鍵データ(押鍵タイミングやベロシティ)が適正に得ら
れないおそれがあるため、電子鍵盤楽器において特に有
用である。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好適な実施例を
図面に基づいて説明する。尚、本発明の実施の形態は、
下記の実施例に何ら限定されるものではなく、本発明の
技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることはい
うまでもない。
【0020】[第1実施例]図1は第1実施例の鍵盤装
置が離鍵状態にあるときの断面図、図2は同鍵盤装置が
疑似打弦状態にあるときの断面図である。尚、図1、図
2は白鍵の場合について例示したが、黒鍵については鍵
盤の構造が異なる以外は白鍵と同様である。
【0021】鍵盤装置1は、電子鍵盤楽器に用いられる
ものであり、主に、シャーシ11、リブ19、鍵盤1
4、ウィッペン30、センターレール60、ハンマー5
0等を備えている。ここで、本実施例のウィッペン30
は、図6におけるアクションレバー605と似ていて非
なるものである。即ち、図6のアクションレバー605
は鍵盤動作をウィッペンに伝達する機能を果たすのに対
して、本実施例ではウィッペンそのものの機能を果たす
のである。
【0022】シャーシ11は、棚板2の上面よりも高い
位置にある平面部12と、平面部12の前端側に別部品
として固定された脚部13とを備えている。平面部12
は、鍵盤14の並び方向(図1、2にて紙面と垂直方
向、以下同じ)と鍵盤14の前後方向(図1、図2にて
左右方向、以下同じ)とを含む平面である。この平面部
12の後端側には、全88鍵の鍵支点15を各々支持す
る軸受16が固定されている。
【0023】この軸受16はその下面に略L字状のL型
脚18、18を有しており、上方からこのL型脚18、
18を穴17、17に挿通させた後、軸受16を鍵盤の
手前方向(図1、2にて左方向)にスライドさせること
により、このL型脚18と軸受16の下面との間で平面
部12をはさみ込むようにし、この状態で後述のセンタ
ーレール60のフランジ部分61の前端を一方のL型脚
18(後方側つまり図1にて右側のL型脚18)の後端
に当接した状態で固定することにより、軸受16をスラ
イド不能な状態でシャーシ11の平面部12に固定して
いる。この軸受16は、シャーシ11上に精度よく位置
決めされた状態で取り付けられている。
【0024】また、平面部12には、ウィッペン30の
前端を上下に挿通させるための開口部25が鍵盤ごとに
設けられている。更に、平面部12の後端は上方に少し
折り曲げられた形状の自由端であり、このため平面部1
2の後端と棚板2との間は開放空間39となっている。
【0025】シャーシ11の脚部13は、鍵盤14の並
び方向に延びる断面略コの字状の部材であり、上側フラ
ンジ部13aにて平面部12にネジ止めされ、下側フラ
ンジ部13bにて棚板2にネジ止めされている。従っ
て、平面部12の前端はこの脚部13によって高さが規
制されている。
【0026】リブ19は、鍵盤14の前後方向に延びる
板状の部材であり、シャーシ11の脚部13とは前側フ
ランジ部20にてネジ止めされ、シャーシ11の平面部
12とは3カ所に設けた上側フランジ部21a,21
b,21cにてネジ止めされ、棚板2とは下側フランジ
部22にてネジ止めされている。
【0027】平面部12の後端(即ち鍵支点15の近
傍)は、リブ19の上側フランジ部21c(本発明の第
1接触面)と、これに対向する位置に設けられた下側フ
ランジ部22(本発明の第2接触面)とによって、高さ
が規制されている。尚、リブ19は金属製の板材をプレ
ス加工により金型で抜いて形成され、また各フランジ部
20〜22を形成するための曲げも金型の中で行ったも
のである。このため、リブ19を製造するコストは低く
抑えることができ、またリブ19の精度は金型精度に依
存するが金型が小型のため高い精度を得ることができる
ので、鍵支点15の高さつまりは平面部12の後端の高
さは十分な精度でもって規制されている。
【0028】鍵盤14(ここでは白鍵)は、合成樹脂に
て所々補強用のリブを配置した中空状に形成され、その
後端にて鍵支点15に揺動自在に取り付けられている。
このため、鍵盤14の先端は鍵支点15を中心として上
下方向に揺動可能である。また、鍵盤14の先端側に
は、下方に向けて鉤状アーム24が突出している。この
鉤状アーム24は、その鉤部24aが鍵支点15に向か
ってに折れ曲がった形状を有している。
【0029】鍵盤14が押下されていない場合には、図
1に示すように、鉤状アーム24の鉤部24aはシャー
シ11の平面部12の前端下面に設けた長尺フェルト2
6bに当接する。また、鍵盤14が押下された場合に
は、図2に示すように、鍵盤14の前端下面がシャーシ
11の平面部12の前端上面に設けた長尺フェルト26
aに当接する。更に、鍵盤14の前端側の中空部分に
は、シャーシ11の平面部の前端にて上向きに形成され
た鍵盤ガイド部27が挿入されていて、この鍵盤ガイド
部27は押鍵操作時に鍵盤14の先端が左右に振れない
ようにガイドする役目を果している。
【0030】鍵盤14の下方には、ウィッペン30(本
発明の動作伝達部材)がウィッペン揺動軸31にてシャ
ーシ11の略U字状の軸受部材33により揺動可能に支
持されている。この軸受部材33にはウィッペン揺動軸
31を上方から覆うように軸受部材固定板34が設けら
れ、この軸受部材固定板34及び軸受部材33は同じネ
ジによりシャーシ11に片持ち状にネジ止めされてい
る。この軸受部材固定板34によりウィッペン揺動軸3
1は軸受部材33から外れないようにされている。尚、
軸受部材33は、シャーシ11上に精度よく位置決めさ
れた状態で取り付けられている。
【0031】ウィッペン30の前端は、このウィッペン
30がウィッペン揺動軸31を中心として揺動する時に
シャーシ11の開口部25を介して、シャーシ11の上
方と下方との間を移動可能なように配置されている。ウ
ィッペン30の前端の上面には、表面の摩擦抵抗が小さ
い摺動テープ32が設けられ、この摺動テープ32は、
鍵盤14の裏側にて突出するように設けられたアクチュ
エータ35の先端に接触している。
【0032】ウィッペン30の前端の下方には、鍵盤の
並び方向に延びる基板28がシャーシ11の平面部12
と所定間隔をもつようにシャーシ11に取り付けられて
いる。この基板28には、全88鍵の各ウィッペン30
に対応した位置に押鍵検出センサ37が設けられてい
る。押鍵検出センサ37は、内部にスイッチが2つ配設
され、鍵盤14が押下されてウィッペン30の前端がア
クチュエータ35により押し下げられると、まず一方の
スイッチがオンし、更に鍵盤14が押下されるともう一
方のスイッチがオンする。この2つのスイッチのオンオ
フのタイミング及びそのタイミングの差により、押鍵タ
イミングとベロシティを得ることができる。この押鍵検
出センサ37は鍵盤14との位置関係を考慮したうえで
基板28上に精度よく位置決めされている。
【0033】また、ウィッペン30の後端は、シャーシ
11の平面部12の後端と棚板2との間の開放空間39
を通ってシャーシ11の平面部12の後端よりも更に後
方側に至っている。このウィッペン30の後端には、バ
ランス用のおもり41が設けられ、また、ジャック回動
軸45を支持する軸受部42や、揺り戻り中のハンマー
50を受けとめるバックチェック43が精度よく一体と
して設けられている。ジャック44は略L字状であり、
ジャック回動軸45はL字の屈曲部分に設けられてい
る。また、ジャックテール47はウィッペン30と圧縮
コイルバネ46で連結されている。
【0034】センターレール60は、鍵盤の並び方向に
延びるように形成され、シャーシ11の平面部12に対
して略垂直に立ち上がる立ち部分62と、この立ち部分
62の下方から鍵盤14の前方に向かって折り曲げられ
たフランジ部分61と、立ち部分62の上方から斜め上
後方に延び出したストップレール部63とを備えてい
る。このセンターレール60は、フランジ部分61にて
シャーシ11の平面部12上に精度よく位置決めされた
状態でネジ止めされている。尚、このセンターレール6
0のフランジ部分61の前端は、前述の鍵支点15を支
持する軸受16の後方側のL型脚18が穴17内をスラ
イドしないように、このL型脚18に当接した状態で固
定されている。
【0035】センターレール60の立ち部分62には、
鍵盤の並び方向に延びる断面略Γ状のレール67がネジ
止めされ、その上面には離鍵状態においてハンマー50
のレスト部52と当接するハンマー枕68が設けられ、
下面にはジャックテール47が当接可能なレギュレチン
グフェルト66が設けられている。また、ストップレー
ル部63の下面には鍵盤の並び方向に延びるストップフ
ェルト63aが設けられている。このように、ハンマー
枕68とレギュレチングフェルト66はいずれもレール
67に設けられているため、各々個別のレールに設ける
場合に比べてコストが低減される。また、このレール6
7、レギュレチングフェルト66、ハンマー枕68はい
ずれも精度よく位置決めされている。
【0036】更に、センターレール60には補強のため
のアクションリブ70が設けられている。このアクショ
ンリブ70はセンターレール60の立ち部分62と2カ
所で、また、センターレール60のフランジ部分61と
1カ所でネジ止めされている。
【0037】ハンマー50は、その前端に設けたハンマ
ー揺動軸51がセンターレール60の立ち部分62の角
穴に嵌め込まれた略U字状の軸受部材65に揺動可能に
支持されている。この軸受部材65にはハンマー揺動軸
51を覆うように軸受部材固定板71が設けられ、この
軸受部材固定板71及び軸受部材65は同じネジにより
センターレール60に片持ち状にネジ止めされている。
この軸受部材固定板71によりハンマー揺動軸51は軸
受部材65から外れないようにされている。尚、軸受部
材65は、センターレール60に精度よく位置決めされ
た状態で取り付けられている。
【0038】ハンマー50の下面は、ハンマー枕68に
当接可能なレスト部52と、ジャックの先端が当接・離
間するために略S字状に形成された曲線部53と、ウィ
ッペン30のバックチェック43に当接可能なキャッチ
ャ部54とを備えており、レスト部52から曲線部53
を経てキャッチャ部54に至るまで、発砲ウレタンと人
工皮革の2層(後者が表層)からなるクッション材56
が一続きに貼付されている。また、このクッション材5
6のうち押鍵されていない状態においてジャック44の
先端が当接する位置には、離鍵後にジャック44が圧縮
コイルバネ46の作用により元の位置に戻ろうとしてこ
のハンマー50のクッション材56と接触したときの衝
突音を抑えるための緩衝材57が貼付されている。
【0039】ハンマー50の上面のうち、ハンマー50
がハンマー揺動軸51を中心として図1にて反時計回り
に揺動したときセンターレール60に設けたストップフ
ェルト63aに衝突する位置には、ハンマー50がスト
ップフェルト63aに衝突したときの衝突音を抑えるた
めの緩衝材が貼付された疑似打弦部58が設けられてい
る。
【0040】ハンマー50の後端には、アコスティック
ピアノのアクション機構におけるハンマーの重心やその
ハンマーが揺れ戻るときの動作等を考慮して、おもり5
9が設けられている。尚、ウィッペン30、ジャック4
4、ハンマー50はすべて合成樹脂製であり、長期間に
わたり歪みを生じることがない。
【0041】上述のごとく構成された鍵盤装置1は、押
鍵操作をしていない状態では、図1に示すように、ウィ
ッペン30の前端にはウィッペン30のおもり41等に
より時計回りの力のモーメントが働き、これがアクチュ
エータ35にかかっているため、鍵盤14は時計回りに
揺動しようとするが、鉤状アーム24の鉤部24aが長
尺フェルト26bに当接するため、その揺動が阻止され
た状態で停止している。
【0042】演奏者が鍵盤14を押し下げると、鍵盤1
4はその鍵支点15を中心として図1において反時計回
りに揺動する。これにより、ウィッペン30の前端がア
クチュエータ35に押し下げられるので、ウィッペン3
0はウィッペン揺動軸31を中心として反時計回りに揺
動し、前端下面が押鍵検出センサ37を押下し、後端が
上方向に揺動する。すると、ジャック44は、このウィ
ッペン30の揺動に伴ってハンマー50の曲線部53を
突き上げるように上昇しつつ、ウィッペン30に対して
反時計回りに揺動する。その後、ジャック44のジャッ
クテール47がレギュレチングフェルト66に当たる
と、ジャック44はジャックテール47とレギュレチン
グフェルト66との接触箇所を支点として急速に反時計
回りに揺動しジャック44の先端はハンマー50の曲線
部53から抜ける。このジャック44の先端が曲線部5
3から抜ける動作がレットオフである。従って、この擬
似アクションは通常のアクションと同じくレットオフを
生じさせることができる。
【0043】レットオフ後、ハンマー50は慣性運動に
より反時計回りに揺動し続ける。その後、この慣性運動
を行っているハンマー50の疑似打弦部58がストップ
フェルト63aに衝突する。このときの状態を図2に示
す。これによりハンマー50は慣性運動を阻止される。
その後、逆方向即ち時計回りに揺り戻す。
【0044】ハンマー50が揺り戻ったとき、鍵盤14
から演奏者の指が離れていれば、ハンマー50のレスト
部52がハンマー枕68に当接し、その状態で静止する
(図1参照)。一方、ハンマー50が揺り戻ったとき、
鍵盤14が押下され続けていれば、ハンマー50のレス
ト部52がハンマー枕68に当接する前にハンマー50
のキャッチャ部54がウィッペン30の後端に設けたバ
ックチェック43によりバックストップ位置で受け止め
られる。
【0045】したがって、本実施例の擬似アクションの
機能はハンマー50が打弦しないことを除けば、アコー
スティックピアノのアクションと同じ機能を果たす。こ
のため、演奏者が鍵盤14から受けるタッチ感は、ほと
んどアコースティックピアノと同じである。
【0046】また、押鍵時にはウィッペン30の前端下
面が押鍵検出センサ37に接触して、押鍵検出センサ3
7内部の2つのスイッチをオン/オフ動作させるので、
押鍵タイミングとそのベロシティーが検出でき、この検
出に基づいて図示していない電子制御回路の制御により
電子音源から、押鍵に対応するタイミングで、鍵盤対応
する音程およびベロシティーに対応する強さで演奏音を
出力することができる。
【0047】以上詳述した本実施例によれば、以下の効
果が得られる。 本実施例の鍵盤装置1では、小型のリブ19が、鍵支
点15の近傍である平面部12の後端と棚板2との間隔
を、所定間隔となるように規制している。このとき、リ
ブ19は小さな金型でプレス加工することにより上側フ
ランジ部21c及び下側フランジ部22を製造すること
ができるため、リブ19を低コストで製造できると共
に、リブ19自身の精度を十分に上げることができる。
鍵支点15の高さは、シャーシ11の平面部12の後端
の高さ、つまりリブ19の上側フランジ部21cと下側
フランジ部22との間隔によって決まるため、リブ19
の精度が上がれば結果的に鍵支点15の高さ精度も上が
る。
【0048】本実施例のシャーシ11の脚部13は、
鍵盤の並び方向に延びる形状を有する補強部材である。
リブ19の前端側はこの脚部13に固定されているた
め、シャーシ11に上方から斜め下向きの力が加えられ
たとしても、容易にひしゃげることはなく、精度的に狂
いが生じたりするおそれがない。
【0049】本実施例ではハンマー50の疑似打弦部
58がシャーシ11の平面部12の後端よりも後方側に
設けられ、ウィッペン30が鍵盤14の裏面側からシャ
ーシ11の後端と棚板2との間隙である開放空間39を
通ってジャック44を介してハンマー50に鍵盤14の
動作を伝達するように設けられている。ここで、従来は
シャーシの後端と棚板との間は閉鎖されていたため、こ
のウィッペン30のような動作伝達部材を通過させるた
めの孔を各ハンマー毎に貫通して設ける必要があった
が、本実施例ではそのような孔を設ける必要がなく、そ
の分製造コストが低減されるという効果が得られる。ま
た、鍵盤14側とハンマー50を含むアクション側とを
組み付ける際に、この開放空間39を利用すればよいた
め、作業性に優れるという効果が得られる。
【0050】尚、特に本実施例のような電子鍵盤楽器で
は押鍵検出スイッチ37の押鍵タイミング等により演奏
音を出力するため、鍵支点15の高さ精度が要求される
が、上記で述べた通り、鍵支点15の高さ精度を十分
に上げることができるため、この要求に十分応えること
ができる。
【0051】[第2実施例]図3は第2実施例の鍵盤装
置の断面図であり、疑似アクションにおける実線は離鍵
状態を表し、1点鎖線は疑似打弦状態を表す。第2実施
例は、第1実施例のウィッペン30をハンマーとして用
い、センターレール60をストップレールのみとして用
いる以外は、第1実施例と同様であるため、同じ構成要
素には同じ符号を付しその説明を省略する。
【0052】第2実施例のハンマー150(本発明の動
作伝達部材)は、第1実施例のウィッペン30と略同様
の構成であり、ハンマー揺動軸151を中心として揺動
可能であって上面には緩衝材が貼付された疑似打弦部1
58が設けられている。ストップレール163は、フラ
ンジ部161がシャーシ11の平面部12にネジ止めさ
れている。このフランジ部161の前端は、鍵盤14の
鍵支点15を支持する軸受16の後方側のL字脚18が
穴17内をスライドできないようにこのL字脚18に当
接した状態で固定されている。また、ストップレール1
63には鍵盤14の並び方向に延びるストップフェルト
163aが設けられている。
【0053】かかる鍵盤装置では、鍵盤14が押下され
ると、鍵盤14はその鍵支点15を中心として図3にお
いて反時計回りに揺動する。これにより、ハンマー15
0の前端がアクチュエータ35に押し下げられるので、
ハンマー150は鍵盤14の動きに連動してハンマー揺
動軸151を中心として反時計回りに揺動する。する
と、ハンマー150の前端下面が押鍵検出スイッチ37
を押下し、後端が上方向に揺動し、しかる後ハンマー1
50の疑似打弦部158がストップフェルト163aに
衝突する。そして、鍵盤14の押下が解除されると、ハ
ンマー150はおもり41により時計回りに揺動するた
め、鍵盤14はそれに連動して元の位置に戻る。
【0054】本実施例においても、シャーシ11は平面
部12及び脚部13を備え、またリブ19や開放空間3
9を備えているため、上記第1実施例の効果〜を奏
する。但し、第1実施例と異なり疑似アクション機構を
備えていないため、通常のアクションのようなレットオ
フを生じさせることができず、ピアノのタッチ感は第1
実施例ほどアコスティックピアノを再現することはでき
ない。
【0055】[第3実施例]図4は第3実施例の鍵盤装
置の断面図であり、アクションにおける実線は離鍵状態
を表し、1点鎖線は疑似打弦状態を表す。第3実施例
は、電子鍵盤楽器の鍵盤装置ではなくアコスティックピ
アノの鍵盤装置であるため、第1実施例のような押鍵検
出スイッチ37やストップレール63を備えておらず、
またハンマー250は疑似打弦部58の代わりに実際に
弦を打つための打弦部258を備えている点が第1実施
例と相違するが、その他の構成は第1実施例と同様であ
る。このため、同じ構成要素には同じ符号を付しその説
明を省略する。
【0056】この鍵盤装置では、演奏者が鍵盤14を押
し下げてから、ハンマー250が回動するまでの各アク
ション(ウィッペン30、ジャック44)の動作は第1
実施例と同様である。但し、レットオフ後のハンマー2
50は打弦部258のハンマーフェルトにて実際に弦を
打つ。また、ハンマー250が揺り戻ったときの各アク
ションの動作も第1実施例と同様である。
【0057】本実施例においても、シャーシ11は平面
部12及び脚部13を備え、またリブ19や開放空間3
9を備えているため、上記第1実施例の効果〜を奏
する。 [その他の実施例]上記第1実施例のシャーシ11とリ
ブ14の構成を、例えば図5、図6の鍵盤装置に適用し
てもよく、いずれの場合にも上記第1実施例の効果〜
の効果を奏する。尚、図5に適用した場合には、上記
第1実施例の効果のうち、の効果を奏するが、ハン
マーを備えていないための効果は奏さない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施例の鍵盤装置が離鍵状態にあるとき
の断面図である。
【図2】 第1実施例の鍵盤装置が疑似打弦状態にある
ときの断面図である。
【図3】 第2実施例の鍵盤装置の断面図である。
【図4】 第3実施例の鍵盤装置の断面図である。
【図5】 従来の鍵盤装置の断面図である。
【図6】 疑似アクションを備えた鍵盤装置の断面図で
ある。
【符号の説明】
1・・・鍵盤装置、2・・・棚板、11・・・シャー
シ、12・・・平面部、13・・・脚部、14・・・鍵
盤、15・・・鍵支点、16・・・軸受、17・・・
穴、18・・・L型脚、19・・・リブ、20・・・前
側フランジ部、21a〜21c・・・上側フランジ部、
22・・・下側フランジ部、24・・・鉤状アーム、3
0・・・ウィッペン、31・・・ウィッペン揺動軸、3
3・・・軸受部材、34・・・軸受部材固定板、35・
・・アクチュエータ、37・・・押鍵検出センサ、39
・・・開放空間、43・・・バックチェック、44・・
・ジャック、47・・・ジャックテール、50・・・ハ
ンマー、51・・・ハンマー揺動軸、52・・・レスト
部、53・・・曲線部、54・・・キャッチャ部、56
・・・クッション材、58・・・疑似打弦部、60・・
・センターレール、61・・・フランジ部分、62・・
・立ち部分、63・・・ストップレール部、63a・・
・ストップフェルト、66・・・レギュレチングフェル
ト、67・・・レール、68・・・ハンマー枕、70・
・・アクションリブ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棚板の上面よりも高い位置にあり、鍵盤
    を揺動可能に支持する鍵支点が設けられたシャーシと、 前記シャーシを補強するために鍵盤の並び方向に複数設
    けられ、鍵盤の前後方向に延びる形状のリブとを備えた
    鍵盤装置であって、 前記リブは、金属製の板材であって、前記シャーシのう
    ち前記鍵支点の近傍と接触する第1接触面、及び該第1
    接触面に対向する位置に形成され、前記棚板と接触する
    第2接触面を備え、前記第1接触面及び第2接触面は前
    記板材を折り曲げて形成されたものであり、前記シャー
    シのうち前記鍵支点の近傍と前記棚板との間隔が所定間
    隔となるように規制し、前記シャーシの後端と前記棚板
    との間に開放空間を設けたことを特徴とする鍵盤装置。
  2. 【請求項2】 前記シャーシに一体化され、鍵盤の並び
    方向に延びる形状を有する補強部材を備え、 前記リブはこの補強部材に固定されていることを特徴と
    する請求項1記載の鍵盤装置
  3. 【請求項3】 電子鍵盤楽器に適用されることを特徴と
    する請求項1または2に記載の鍵盤装置。
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