JP2864544B2 - 鍵盤装置 - Google Patents
鍵盤装置Info
- Publication number
- JP2864544B2 JP2864544B2 JP1202678A JP20267889A JP2864544B2 JP 2864544 B2 JP2864544 B2 JP 2864544B2 JP 1202678 A JP1202678 A JP 1202678A JP 20267889 A JP20267889 A JP 20267889A JP 2864544 B2 JP2864544 B2 JP 2864544B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- key
- hammer
- reaction force
- sliding surface
- receiving portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 26
- 239000004744 fabric Substances 0.000 description 12
- 230000000994 depressogenic effect Effects 0.000 description 6
- 230000005484 gravity Effects 0.000 description 6
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 5
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 210000000056 organ Anatomy 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電子ピアノ、電子オルガンなどの電子楽器
に適用するのに好適な鍵盤装置に係り、特に、その押鍵
時の質量感・タッチ感の改良に関する。
に適用するのに好適な鍵盤装置に係り、特に、その押鍵
時の質量感・タッチ感の改良に関する。
一般に、電子楽器の鍵盤装置においては、押鍵動作に
よりキースイッチを開閉すればよいので、演奏者は、こ
の鍵を回動させるのに必要な力と、このキースイッチを
開成させるのに必要な力との合計した力を付与すれば、
楽音を発生させることができる。
よりキースイッチを開閉すればよいので、演奏者は、こ
の鍵を回動させるのに必要な力と、このキースイッチを
開成させるのに必要な力との合計した力を付与すれば、
楽音を発生させることができる。
これに対し、自然楽器であるピアノにおいては、押鍵
動作によりハンマを駆動して、このハンマにより打弦す
ることにより楽音を発生する必要があるため、電子楽器
と比較して押鍵動作に質量感が伴なっている。したがっ
て、ピアノを演奏する際には、指先に独特のピアノタッ
チと称する感触が付与されることになる。
動作によりハンマを駆動して、このハンマにより打弦す
ることにより楽音を発生する必要があるため、電子楽器
と比較して押鍵動作に質量感が伴なっている。したがっ
て、ピアノを演奏する際には、指先に独特のピアノタッ
チと称する感触が付与されることになる。
ところで、前述した電子楽器においても、近年、ピア
ノにより発生される楽音に近似した楽音を発生できるよ
うになり、このため電子楽器の鍵盤装置にも、前述した
ピアノタッチが求められるようになってきている。
ノにより発生される楽音に近似した楽音を発生できるよ
うになり、このため電子楽器の鍵盤装置にも、前述した
ピアノタッチが求められるようになってきている。
このような点に鑑み、押鍵時に十分な質量感が得られ
るようにした電子楽器用の鍵盤装置が従来から知られて
いる。
るようにした電子楽器用の鍵盤装置が従来から知られて
いる。
まず、特開昭59−133591号公報記載の鍵盤装置(第1
従来技術)は、押鍵時に質量感を得るため各鍵の先端部
内に金属製の錘りを取付けたものである。
従来技術)は、押鍵時に質量感を得るため各鍵の先端部
内に金属製の錘りを取付けたものである。
また、特開昭63−128397号公報記載の鍵盤装置(第2
従来技術)は、各鍵の基端部に形成した円弧状の凹部を
円柱状のピンに係合して各鍵を回動自在に支持するとと
もに、押鍵動作に連動して動くハンマの移動距離を拡大
して質量感を得るようにしたものである。
従来技術)は、各鍵の基端部に形成した円弧状の凹部を
円柱状のピンに係合して各鍵を回動自在に支持するとと
もに、押鍵動作に連動して動くハンマの移動距離を拡大
して質量感を得るようにしたものである。
しかしながら、前述した第1従来技術は、錘りにより
単純に鍵の質量を大きくしただけなので、質量感は得ら
れるものの、鍵盤装置自体の質量が大きくなり移動が困
難になってしまった。
単純に鍵の質量を大きくしただけなので、質量感は得ら
れるものの、鍵盤装置自体の質量が大きくなり移動が困
難になってしまった。
一方、前述した第2従来技術は、第1従来技術と同様
ピアノタッチを得ることはできるが、板ばねのみで移動
体を復帰させ、それに連動して鍵を復帰させるようにし
ているため、鍵の復帰が遅く、したがって、早めのトリ
ル演奏を行なうことができない。
ピアノタッチを得ることはできるが、板ばねのみで移動
体を復帰させ、それに連動して鍵を復帰させるようにし
ているため、鍵の復帰が遅く、したがって、早めのトリ
ル演奏を行なうことができない。
ところで、ピアノタッチを得るための必要不可欠の要
素として押鍵時における指への反力と鍵のストロークを
縦軸、横軸にとった場合の押鍵および離鍵におけるヒス
テリシスがあるが、前記第2従来技術は、ヒステリシス
を前述した鍵の基端部の凹部とピンとの摩擦係合により
形成しているため、押鍵回数が10万回のオーダーになる
とヒステリシスの各鍵間におけるばらつきが生じ、演奏
がしにくくなってしまう。
素として押鍵時における指への反力と鍵のストロークを
縦軸、横軸にとった場合の押鍵および離鍵におけるヒス
テリシスがあるが、前記第2従来技術は、ヒステリシス
を前述した鍵の基端部の凹部とピンとの摩擦係合により
形成しているため、押鍵回数が10万回のオーダーになる
とヒステリシスの各鍵間におけるばらつきが生じ、演奏
がしにくくなってしまう。
本発明は、前述した従来のものにおける問題点を克服
し、実際の質量を小さくしたにもかかわらず、みかけ上
大きな質量感を得ることができ、しかも押鍵回数を増し
てもヒステリシスのばらつきを生じさせないことにより
長期にわたりピアノタッチを安定的に可能とし、しかも
離鍵を早くして早めのトリル演奏を行なうことができる
鍵盤装置を提供することを目的とする。
し、実際の質量を小さくしたにもかかわらず、みかけ上
大きな質量感を得ることができ、しかも押鍵回数を増し
てもヒステリシスのばらつきを生じさせないことにより
長期にわたりピアノタッチを安定的に可能とし、しかも
離鍵を早くして早めのトリル演奏を行なうことができる
鍵盤装置を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するため請求項第1項の鍵盤装置
は、支点によりそれぞれ回動自在に支持された白鍵およ
び黒鍵からなる複数の鍵と、前記鍵を非操作状態に復帰
習性を与える鍵復帰手段と、前記鍵の前方部下方に回動
自在に支持されたハンマと、前記ハンマが前記鍵の押鍵
操作に従い回動することによって、前記ハンマの摺動面
が摺動自在に当接するハンマ受け部とからなり、前記各
白鍵に枢着されている複数のハンマをそれぞれ鍵の後方
に回動するとともに、前記各黒鍵に枢着されている複数
のハンマをそれぞれ鍵の前方に回動することを特徴とし
ている。
は、支点によりそれぞれ回動自在に支持された白鍵およ
び黒鍵からなる複数の鍵と、前記鍵を非操作状態に復帰
習性を与える鍵復帰手段と、前記鍵の前方部下方に回動
自在に支持されたハンマと、前記ハンマが前記鍵の押鍵
操作に従い回動することによって、前記ハンマの摺動面
が摺動自在に当接するハンマ受け部とからなり、前記各
白鍵に枢着されている複数のハンマをそれぞれ鍵の後方
に回動するとともに、前記各黒鍵に枢着されている複数
のハンマをそれぞれ鍵の前方に回動することを特徴とし
ている。
また、請求項第2項の鍵盤装置は、請求項第1項のも
のにおいて、前記ハンマの一部の摺動面および前記ハン
マ受け部の摺動面の少なくとも一方に曲率が急激に変化
する部位を形成したことを特徴としている。
のにおいて、前記ハンマの一部の摺動面および前記ハン
マ受け部の摺動面の少なくとも一方に曲率が急激に変化
する部位を形成したことを特徴としている。
前述した構成からなる請求項第1項の鍵盤装置によれ
ば、押鍵によりハンマはその重心を鍵の長手方向に移動
しつつ摺動面に沿って摩擦力に抗しながら摺動すること
になる。また、押鍵開始時点で摺動面に垂直に働く力
と、押鍵終了時に摺動面に垂直に働く力との差から、前
記力が変化し、これにより指が受ける反力を押鍵につれ
て次第に小さくしてピアノタッチを得ることができる。
さらに、鍵の内測のスペースを有効利用して白鍵のハン
マと黒鍵のハンマとを移動時に相互に干渉することなく
収納することができる。
ば、押鍵によりハンマはその重心を鍵の長手方向に移動
しつつ摺動面に沿って摩擦力に抗しながら摺動すること
になる。また、押鍵開始時点で摺動面に垂直に働く力
と、押鍵終了時に摺動面に垂直に働く力との差から、前
記力が変化し、これにより指が受ける反力を押鍵につれ
て次第に小さくしてピアノタッチを得ることができる。
さらに、鍵の内測のスペースを有効利用して白鍵のハン
マと黒鍵のハンマとを移動時に相互に干渉することなく
収納することができる。
また、請求項第2項の鍵盤装置によれば、請求項第1
項の作用のほか、ピアノの押鍵時の抜けるようなタッチ
感を強調することができる。
項の作用のほか、ピアノの押鍵時の抜けるようなタッチ
感を強調することができる。
以下、本発明を図面に示す実施例により説明する。
第1図は本発明に係る鍵盤装置の縦断面図であり、図
において左側に演奏者が位置するようになっている。
において左側に演奏者が位置するようになっている。
第1図において符号1は鍵盤装置のフレームであり、
このフレーム1は、鍵盤装置の前端から後端に至るよう
に形成されており、このフレーム1には、種々の位置に
補強用のリブ2,2…が張設されている。
このフレーム1は、鍵盤装置の前端から後端に至るよう
に形成されており、このフレーム1には、種々の位置に
補強用のリブ2,2…が張設されている。
前記フレーム1の前端には、第2図にも示すように、
後述する鍵3のうち複数の白鍵3A,3A…の整列方向に延
在する白鍵受け部4が形成されており、この白鍵受け部
4上には厚肉のフェルト布5が張設されている。また、
この白鍵け部4の後端には、押鍵時に各白鍵3Aを案内す
る複数本のガイドロッド6,6…が各白鍵3Aに対応するよ
うに立設されている。前記白鍵受け部4より多少後方の
フレーム1には、白鍵受け部4より多少高い位置に白鍵
3Aの整列方向に延在するハンマ受け部7が形成されてお
り、このハンマ受け部7上には厚肉のフェルト布8が張
設されている。前記ハンマ受け部7より後方のフレーム
1には、ハンマ受け部7より低い位置に前記鍵3のうち
複数の黒鍵3B,3B…の整列方向に延在する黒鍵受け部9
が形成されており、この黒鍵受け部9上には厚肉のフェ
ルト布10が張設されている。また、このフェルト布10が
後端には、押鍵時に各黒鍵3Bを案内する複数本のガイド
ロッド11,11…が各黒鍵3Bに対応するように立設されて
いる。
後述する鍵3のうち複数の白鍵3A,3A…の整列方向に延
在する白鍵受け部4が形成されており、この白鍵受け部
4上には厚肉のフェルト布5が張設されている。また、
この白鍵け部4の後端には、押鍵時に各白鍵3Aを案内す
る複数本のガイドロッド6,6…が各白鍵3Aに対応するよ
うに立設されている。前記白鍵受け部4より多少後方の
フレーム1には、白鍵受け部4より多少高い位置に白鍵
3Aの整列方向に延在するハンマ受け部7が形成されてお
り、このハンマ受け部7上には厚肉のフェルト布8が張
設されている。前記ハンマ受け部7より後方のフレーム
1には、ハンマ受け部7より低い位置に前記鍵3のうち
複数の黒鍵3B,3B…の整列方向に延在する黒鍵受け部9
が形成されており、この黒鍵受け部9上には厚肉のフェ
ルト布10が張設されている。また、このフェルト布10が
後端には、押鍵時に各黒鍵3Bを案内する複数本のガイド
ロッド11,11…が各黒鍵3Bに対応するように立設されて
いる。
前記ガイドロッド11の前後方向の中間部には高位に位
置する板部12が形成されており、この板部12には、各鍵
3に対応し、押鍵状態に応じて異なる2種類の信号を出
力するための1対のキースイッチ13A,13Bが鍵の長手方
向に間隔を隔てて配設されている。前記各キースイッチ
13A,13Bの下方近傍には、前記フレーム1に支持された
プリント基板14が配設されており、このプリント基板14
と前記フレーム1との間にはゴム板15が挟持されてい
る。このゴム板15には、各鍵3に対応して上方に突出す
る複数対のゴム製の円筒体16A,16Bが一体に突設されて
おり、各円筒体16は各鍵3の下部に突設された各1対の
アクチュエータ17A,17Bに対向するように配設されてい
る。前記各円筒体16は、大径部18の上方に小径部19が連
設されて構成されており、また、各円筒体16内には前記
プリント基板14に固定されている一種のタクトスイッチ
(図示せず)の上部が収納されている。そして、各鍵3
を押し下げることによりアクチュエータ17A,17Bが下降
し、タクトスイッチのプランジャが下降されて対応する
回路が開成されるようになっている。
置する板部12が形成されており、この板部12には、各鍵
3に対応し、押鍵状態に応じて異なる2種類の信号を出
力するための1対のキースイッチ13A,13Bが鍵の長手方
向に間隔を隔てて配設されている。前記各キースイッチ
13A,13Bの下方近傍には、前記フレーム1に支持された
プリント基板14が配設されており、このプリント基板14
と前記フレーム1との間にはゴム板15が挟持されてい
る。このゴム板15には、各鍵3に対応して上方に突出す
る複数対のゴム製の円筒体16A,16Bが一体に突設されて
おり、各円筒体16は各鍵3の下部に突設された各1対の
アクチュエータ17A,17Bに対向するように配設されてい
る。前記各円筒体16は、大径部18の上方に小径部19が連
設されて構成されており、また、各円筒体16内には前記
プリント基板14に固定されている一種のタクトスイッチ
(図示せず)の上部が収納されている。そして、各鍵3
を押し下げることによりアクチュエータ17A,17Bが下降
し、タクトスイッチのプランジャが下降されて対応する
回路が開成されるようになっている。
前記各円筒体16のうち各鍵3の手前側に位置している
円筒体16Aは、自由状態において鍵3の対応するアクチ
ュエータ17Aとほとんど当接するように位置決めされて
おり、鍵3の押鍵により小径部19が大径部18に押し込ま
れるようにして大きく撓み、弾性力を貯えるようになっ
ている。なお、押鍵のストロークがある程度まで達し、
撓みが大きくなると、座屈を生じてそれ以上圧縮応力が
増大しないことになる。また、前記アクチュエータ17A
の下端には、円筒体16Aとの位置ずれを防止するために
小径部19内に嵌入している突起(図示せず)が突設され
ている。一方、各鍵3の後側に位置している円筒体16B
は、自由状態において鍵3の対応するアクチュエータ17
Bと大きく離間しており、鍵3の押鍵の最後に多少撓む
のみとされている。
円筒体16Aは、自由状態において鍵3の対応するアクチ
ュエータ17Aとほとんど当接するように位置決めされて
おり、鍵3の押鍵により小径部19が大径部18に押し込ま
れるようにして大きく撓み、弾性力を貯えるようになっ
ている。なお、押鍵のストロークがある程度まで達し、
撓みが大きくなると、座屈を生じてそれ以上圧縮応力が
増大しないことになる。また、前記アクチュエータ17A
の下端には、円筒体16Aとの位置ずれを防止するために
小径部19内に嵌入している突起(図示せず)が突設され
ている。一方、各鍵3の後側に位置している円筒体16B
は、自由状態において鍵3の対応するアクチュエータ17
Bと大きく離間しており、鍵3の押鍵の最後に多少撓む
のみとされている。
前記ゴム板15の前端縁には下方に突出する長尺の受け
部20が形成されており、各受け部20には、各鍵3に突設
されているストッパ21が上限位置において当接しうるよ
うになっている。
部20が形成されており、各受け部20には、各鍵3に突設
されているストッパ21が上限位置において当接しうるよ
うになっている。
前記フレーム1の前部の下端にはサブフレーム22が取
付けられており、このサブフレーム22にも補強用のリブ
23が張設されている。前記サブフレーム22の前端部に
は、前記黒鍵3Bの整列方向に延在するハンマ受け部24が
形成されており、このハンマ受け部24上には厚肉のフェ
ルト布25が張設されている。
付けられており、このサブフレーム22にも補強用のリブ
23が張設されている。前記サブフレーム22の前端部に
は、前記黒鍵3Bの整列方向に延在するハンマ受け部24が
形成されており、このハンマ受け部24上には厚肉のフェ
ルト布25が張設されている。
前記各鍵3の基端部には、ほぼ直立状態の板部26が一
体に形成されており、この板部26には、ほぼ鉛直方向に
延在する長さの短い板ばねが一体に突設されている。こ
の板ばね27は、各鍵3のある程度の水平方向への回動を
許容するためのものである。また、前記板ばね27の端部
には、ほぼ直立状態の板部28が一体に形成されており、
この板部28には、ほぼ水平方向に延在する長さの長い板
ばね29が一体に突設されている。この板ばね29は、各鍵
3の押鍵時の回動を許容するためのものである。さら
に、前記板ばね29の端部には、各鍵3のうちのいくつか
を接続する支持板30が一体に突設されており、複数枚の
支持板30を重複して複数本のねじ31によりフレーム1に
固定することにより各鍵3はそれぞれ板ばね29の作用に
より回動自在に支持されることになる。
体に形成されており、この板部26には、ほぼ鉛直方向に
延在する長さの短い板ばねが一体に突設されている。こ
の板ばね27は、各鍵3のある程度の水平方向への回動を
許容するためのものである。また、前記板ばね27の端部
には、ほぼ直立状態の板部28が一体に形成されており、
この板部28には、ほぼ水平方向に延在する長さの長い板
ばね29が一体に突設されている。この板ばね29は、各鍵
3の押鍵時の回動を許容するためのものである。さら
に、前記板ばね29の端部には、各鍵3のうちのいくつか
を接続する支持板30が一体に突設されており、複数枚の
支持板30を重複して複数本のねじ31によりフレーム1に
固定することにより各鍵3はそれぞれ板ばね29の作用に
より回動自在に支持されることになる。
前記各鍵3のうち各白鍵3Aの前端の下部には、押鍵時
に前記ガイドロッド6に沿う横断面コ次状のガイド部32
が突設されており、また、各鍵3のうち各黒鍵3Bの前端
の下部には、押鍵時に前記ガイドロッド11に沿う横断面
コ字状のガイド部33が垂設されている。なお、各白鍵3A
および黒鍵3Bの各ガイド部32,33の下端は、押鍵時フレ
ーム1の各鍵受け部4,9のフェルト布5,10上に着座しう
るようになっている。
に前記ガイドロッド6に沿う横断面コ次状のガイド部32
が突設されており、また、各鍵3のうち各黒鍵3Bの前端
の下部には、押鍵時に前記ガイドロッド11に沿う横断面
コ字状のガイド部33が垂設されている。なお、各白鍵3A
および黒鍵3Bの各ガイド部32,33の下端は、押鍵時フレ
ーム1の各鍵受け部4,9のフェルト布5,10上に着座しう
るようになっている。
前記白鍵受け部4より前方で各ブラケット34のガイド
部32の近傍には、横断面コ字状のブラケット34がそれぞ
れ垂設されており、各ブラケット34には、水平方向に延
在する支軸35が突設されている。そして、各支軸35に
は、鉛直面内において回動自在とされたハンマ36が支持
されている。各ハンマ36は樹脂により形成されており、
前記支軸35には、ハンマ36の重心位置から遠く離れた前
部側の一端部が枢着されている。また、各ハンマ36は、
前記ハンマ受け部7のフェルト布8に沿って摺動する膨
出したほぼ円弧状の摺動面を有しており、各摺動面は常
時フェルト布8上に着座している。
部32の近傍には、横断面コ字状のブラケット34がそれぞ
れ垂設されており、各ブラケット34には、水平方向に延
在する支軸35が突設されている。そして、各支軸35に
は、鉛直面内において回動自在とされたハンマ36が支持
されている。各ハンマ36は樹脂により形成されており、
前記支軸35には、ハンマ36の重心位置から遠く離れた前
部側の一端部が枢着されている。また、各ハンマ36は、
前記ハンマ受け部7のフェルト布8に沿って摺動する膨
出したほぼ円弧状の摺動面を有しており、各摺動面は常
時フェルト布8上に着座している。
一方、前記黒鍵受け部9より後方となる各黒鍵3Bの前
端には、横断面コ字状のブラケット38がそれぞれ垂設さ
れており、各ブラケット38には、水平方向に延在する支
軸39が突設されている。そして、各支軸39には、鉛直面
内において回動自在とされたハンマ40が支持されてい
る。各ハンマ40は樹脂により形成されており、前記支軸
39には、ハンマ40の重心位置から遠く離れた後部側の一
端部が枢着されている。また、各ハンマ40は、前記ハン
マ受け部24のフェルト布25に沿って摺動する膨出したほ
ぼ円弧状の摺動面41を有しており、各摺動面41は常時フ
ェルト布25上に着座している。
端には、横断面コ字状のブラケット38がそれぞれ垂設さ
れており、各ブラケット38には、水平方向に延在する支
軸39が突設されている。そして、各支軸39には、鉛直面
内において回動自在とされたハンマ40が支持されてい
る。各ハンマ40は樹脂により形成されており、前記支軸
39には、ハンマ40の重心位置から遠く離れた後部側の一
端部が枢着されている。また、各ハンマ40は、前記ハン
マ受け部24のフェルト布25に沿って摺動する膨出したほ
ぼ円弧状の摺動面41を有しており、各摺動面41は常時フ
ェルト布25上に着座している。
ところで、押鍵時において前記各ハンマ36,40が移動
することによりその鍵3は下記の反力を受けることにな
る。
することによりその鍵3は下記の反力を受けることにな
る。
R :ハンマ36,40をレバーに支持された質量体と考えた
ときハンマ36,40がフェルト布8,25の表面から受ける反
力 m :ハンマ36,40の質量 g :重力の加速度 F :鍵3およびハンマ36,40間で働く力 μ :ハンマ36,40およびフェルト布8,25間の動摩擦係数 μR:摩擦力 とすると、第3図に示すように、 R=mg+Fsinθ ……(1) 質量mが加速度aで運動を起こすとき、運動方程式か
ら、 Fcosθ−μR=ma ……(2) P1をハンマ36,40が鍵3に与える垂直方向力とすると、 P1=Fsinθ ……(3) となり、(1),(2),(3)式から、 となる。
ときハンマ36,40がフェルト布8,25の表面から受ける反
力 m :ハンマ36,40の質量 g :重力の加速度 F :鍵3およびハンマ36,40間で働く力 μ :ハンマ36,40およびフェルト布8,25間の動摩擦係数 μR:摩擦力 とすると、第3図に示すように、 R=mg+Fsinθ ……(1) 質量mが加速度aで運動を起こすとき、運動方程式か
ら、 Fcosθ−μR=ma ……(2) P1をハンマ36,40が鍵3に与える垂直方向力とすると、 P1=Fsinθ ……(3) となり、(1),(2),(3)式から、 となる。
この(4)式によれば、鍵3のストロークによって加
速度の係数が変化し、ピアノらしいタッチが実現する。
速度の係数が変化し、ピアノらしいタッチが実現する。
また、摩擦により発生する力が、あたかも質量の如き
効果を発生するので、実質的な鍵3の質量を軽くして任
意の質量感を出すことができる。
効果を発生するので、実質的な鍵3の質量を軽くして任
意の質量感を出すことができる。
ところで、θを横軸とし、動摩擦係数μをパラメータ
としたときの(4)式における係数 を縦軸で表わすと、第4図に示すようになり、いずれの
動摩擦係数においても押鍵が進行するにつれて反力P1が
小さくなることがわかる。
としたときの(4)式における係数 を縦軸で表わすと、第4図に示すようになり、いずれの
動摩擦係数においても押鍵が進行するにつれて反力P1が
小さくなることがわかる。
一方、前記各ハンマ36,40が各鍵3の下方の空間部を
利用して各フェルト布8,25に摺動しつつ回動することに
より、 P2:押鍵時に指が受ける反力 α:ハンマ36,40の移動時の加速度 χ:ハンマ36,40の移動距離 V0:ハンマ36,40の初速、すなわち0 t :ハンマ36,40の移動に要した時間 とすると、運動の第2法則により、 P2=mα ……(5) が成立する。また、 ハンマ36,40の移動距離は、 となり、V0=0なので、(6)式より となる。そこで、(7)式に(5)式の代入して整理す
ると、 となる。
利用して各フェルト布8,25に摺動しつつ回動することに
より、 P2:押鍵時に指が受ける反力 α:ハンマ36,40の移動時の加速度 χ:ハンマ36,40の移動距離 V0:ハンマ36,40の初速、すなわち0 t :ハンマ36,40の移動に要した時間 とすると、運動の第2法則により、 P2=mα ……(5) が成立する。また、 ハンマ36,40の移動距離は、 となり、V0=0なので、(6)式より となる。そこで、(7)式に(5)式の代入して整理す
ると、 となる。
各鍵3の下方に空間部を形成したことによりハンマ3
6,40の移動距離χ大きくとることができ、この結果、
(8)式より鍵盤装置の重量のわりに反力P2を大きくと
ることができる。すなわち、ハンマ36,40の質量mが小
さくても、移動距離χを大きくとれば、所定の反力P2を
得ることができる。
6,40の移動距離χ大きくとることができ、この結果、
(8)式より鍵盤装置の重量のわりに反力P2を大きくと
ることができる。すなわち、ハンマ36,40の質量mが小
さくても、移動距離χを大きくとれば、所定の反力P2を
得ることができる。
なお、前記各ハンマ36,40には、上方に突出する厚肉
のフェルト布42,43が取付けられている。
のフェルト布42,43が取付けられている。
つぎに、前述した構成からなる本実施例の作用につい
て説明する。
て説明する。
所望の白鍵3A,黒鍵3Bに指をかけて押し下げると、板
ばね29とキースイッチ13Aの円筒体16Aとが撓むととも
に、ハンマ36または40がハンマ受け部7または24のフェ
ルト布8または25上を支点35,39回りに回動しながら摺
動する。そして、白鍵3A,黒鍵3Bの押鍵のストロークに
よりスイッチ13Aのみあるいは両スイッチ13A,13Bが開成
され、所定の音高および音量の楽音が発生されることに
なる。
ばね29とキースイッチ13Aの円筒体16Aとが撓むととも
に、ハンマ36または40がハンマ受け部7または24のフェ
ルト布8または25上を支点35,39回りに回動しながら摺
動する。そして、白鍵3A,黒鍵3Bの押鍵のストロークに
よりスイッチ13Aのみあるいは両スイッチ13A,13Bが開成
され、所定の音高および音量の楽音が発生されることに
なる。
ところで、白鍵3A,黒鍵3Bを押鍵すると、押鍵してい
る各鍵3は、鍵3を支持している板ばね29の撓みによる
反力、各鍵3の一方のアクチュエータ17Aが圧接するキ
ースイッチ13Aの円筒体16Aの撓みによる反力、ならびに
ハンマ36,40の移動による反力を受けることになり、こ
の反力が指に伝達されることになる。このうち板ばね29
の撓みによる反力は押鍵のストロークに正比例し、ま
た、円筒体16Aの撓みによる反力は、前述したように途
中まで押鍵のストロークに正比例するが、このストロー
クがある程度まで達すると、円筒体16Aが座屈を起こす
ことによりその後は増大しないことになる。
る各鍵3は、鍵3を支持している板ばね29の撓みによる
反力、各鍵3の一方のアクチュエータ17Aが圧接するキ
ースイッチ13Aの円筒体16Aの撓みによる反力、ならびに
ハンマ36,40の移動による反力を受けることになり、こ
の反力が指に伝達されることになる。このうち板ばね29
の撓みによる反力は押鍵のストロークに正比例し、ま
た、円筒体16Aの撓みによる反力は、前述したように途
中まで押鍵のストロークに正比例するが、このストロー
クがある程度まで達すると、円筒体16Aが座屈を起こす
ことによりその後は増大しないことになる。
さらに、ハンマ36,40の移動による反力は2つに分け
られ、そのうちの一方は、押鍵により移動するハンマ3
6,40の重心位置と押鍵位置とを結んだ線分の水平方向と
交わる角度の変化に対応して変化する前記(4)式の反
力P1であり、他方では、押鍵により移動するハンマ36,4
0の移動距離に比例して変化する前記(8)式の反力P2
である。このうち反力P1は、第3図に示すように、押鍵
が進行するにつれて次第に小さくなり、また、反力P2は
主に押鍵の加速度とそれにつれて移動する押鍵長さおよ
びハンマの移動距離に関係する。
られ、そのうちの一方は、押鍵により移動するハンマ3
6,40の重心位置と押鍵位置とを結んだ線分の水平方向と
交わる角度の変化に対応して変化する前記(4)式の反
力P1であり、他方では、押鍵により移動するハンマ36,4
0の移動距離に比例して変化する前記(8)式の反力P2
である。このうち反力P1は、第3図に示すように、押鍵
が進行するにつれて次第に小さくなり、また、反力P2は
主に押鍵の加速度とそれにつれて移動する押鍵長さおよ
びハンマの移動距離に関係する。
前述したように押鍵を行なうことにより指には4種類
の反力が作用するが、このうちの前記反力P1によりピア
ノタッチと同様の感触を得ることができる。しかも、こ
の反力P1による感触は、第3図における動摩擦係数μと
傾斜角θの範囲とを適宜選択することにより異なる感触
を得ることができる。また、前記反力P1と反力P2があた
かも通常ピアノ鍵の質量のように作用するので、各鍵3
の質量を小さくしても大きな質量感を得ることができ
る。
の反力が作用するが、このうちの前記反力P1によりピア
ノタッチと同様の感触を得ることができる。しかも、こ
の反力P1による感触は、第3図における動摩擦係数μと
傾斜角θの範囲とを適宜選択することにより異なる感触
を得ることができる。また、前記反力P1と反力P2があた
かも通常ピアノ鍵の質量のように作用するので、各鍵3
の質量を小さくしても大きな質量感を得ることができ
る。
なお、各鍵3に加えている指の力を抜くと、キースイ
ッチ13Aの円筒体16Aおよび板ばね29の弾性により各鍵3
は小さな質量体であるハンマの慣性に抗し急速に元の状
態に復帰することになるため、トリル演奏を安定的に行
なうことができる。
ッチ13Aの円筒体16Aおよび板ばね29の弾性により各鍵3
は小さな質量体であるハンマの慣性に抗し急速に元の状
態に復帰することになるため、トリル演奏を安定的に行
なうことができる。
前述した本実施例によれば、押鍵時にピアノタッチと
同様の感触を得ることができるし、また、鍵3およびハ
ンマ36,40の質量を小さくして全体の軽量化をはかって
も十分な質量感・タッチ感を得ることができる。さらに
は、軽量化により鍵盤強度を強くできるし、また、楽器
全体の重量も軽くできるため、落下テスト等の各種テス
トに対しても余裕が生じる。
同様の感触を得ることができるし、また、鍵3およびハ
ンマ36,40の質量を小さくして全体の軽量化をはかって
も十分な質量感・タッチ感を得ることができる。さらに
は、軽量化により鍵盤強度を強くできるし、また、楽器
全体の重量も軽くできるため、落下テスト等の各種テス
トに対しても余裕が生じる。
本発明は、前述した実施例に限定されるものではな
く、必要に応じて種々の変更が可能である。
く、必要に応じて種々の変更が可能である。
例えば、ハンマが摺動する摺動面としては、前述した
実施例における水平方向の平面状のハンマ受け部7,24に
限定されるものではなく、所望の質量感を得るために種
々の形状に形成することができる。
実施例における水平方向の平面状のハンマ受け部7,24に
限定されるものではなく、所望の質量感を得るために種
々の形状に形成することができる。
第5図は被摺動面の第1実施例を示すものであり、被
摺動面46は水平方向の平面と、この平面に連通する上方
に突出した突状面(曲面)とにより構成されている。ま
た、第6図は被摺動面の第2実施例を示すものであり、
被摺動面47は水平面に対し傾斜している傾斜面とされて
いる。なお、特に第5図の突状面を移動体たるハンマ36
(40)でが通過する際には、抜けるようなタッチ感(ク
リック感)を得ることができる。また、被摺動面46では
なくハンマ36(40)に、曲率が急激に変化する突状面を
形成してもよい。
摺動面46は水平方向の平面と、この平面に連通する上方
に突出した突状面(曲面)とにより構成されている。ま
た、第6図は被摺動面の第2実施例を示すものであり、
被摺動面47は水平面に対し傾斜している傾斜面とされて
いる。なお、特に第5図の突状面を移動体たるハンマ36
(40)でが通過する際には、抜けるようなタッチ感(ク
リック感)を得ることができる。また、被摺動面46では
なくハンマ36(40)に、曲率が急激に変化する突状面を
形成してもよい。
さらに、第7図に示すように、移動体たるハンマ36
(40)自体を摺動面に摺動させず、ハンマ36(40)の両
側に幅を狭くした1対の摺動面48,48(一方のみ図示)
を形成しておき、ハンマ36(40)に突設したピン49を各
摺動面48にあたかも線接触のように沿わせるようにして
もよい。
(40)自体を摺動面に摺動させず、ハンマ36(40)の両
側に幅を狭くした1対の摺動面48,48(一方のみ図示)
を形成しておき、ハンマ36(40)に突設したピン49を各
摺動面48にあたかも線接触のように沿わせるようにして
もよい。
また、移動体たるハンマ36(40)の重心位置には、第
8図に示すように、摺動面50上の上方に位置せしめても
よいし、第9図に示すように、摺動面50の下方に位置せ
しめてもよい。なお、第8図よりも第9図の実施例のほ
うがP2が増加するのは式(8)から明らかであろう。
8図に示すように、摺動面50上の上方に位置せしめても
よいし、第9図に示すように、摺動面50の下方に位置せ
しめてもよい。なお、第8図よりも第9図の実施例のほ
うがP2が増加するのは式(8)から明らかであろう。
以上説明したように本発明によれば、実際の質量を小
さくしたにもかかわらず、みかけ上大きな質量感を得る
ことができ、しかも押鍵回数を増してもヒステリシスの
ばらつきを生じさせないことにより長期にわたりピアノ
タッチを安定的に可能とし、しかも離鍵を早くして早め
のトリル演奏を行うことができるし、さらには、鍵の内
側のスペースを有効利用して白鍵のハンマの黒鍵のハン
マとを移動時に相互に干渉することなく収納することが
できるという優れた効果を奏する。
さくしたにもかかわらず、みかけ上大きな質量感を得る
ことができ、しかも押鍵回数を増してもヒステリシスの
ばらつきを生じさせないことにより長期にわたりピアノ
タッチを安定的に可能とし、しかも離鍵を早くして早め
のトリル演奏を行うことができるし、さらには、鍵の内
側のスペースを有効利用して白鍵のハンマの黒鍵のハン
マとを移動時に相互に干渉することなく収納することが
できるという優れた効果を奏する。
第1図は本発明に係る鍵盤装置の実施例を示す縦断面側
面図、第2図は第1図のフレームの平面図、第3図は鍵
の反力を示す説明図、第4図は押鍵による反力の係数の
変化を示すグラフ、第5図,第6図,第7図,第8図お
よび第9図はそれぞれ変形例を示す説明図である。 1……フレーム、3……鍵、3A……白鍵、3B……黒鍵、
4……白鍵受け部、5,8,25……フェルト布、7,24……ハ
ンマ受け部、9……黒鍵受け部、13A,13B……スイッ
チ、16A,16B……円筒体、22……サブフレーム、27,29…
…板ばね、36,40……ハンマ、37,41……摺動面。
面図、第2図は第1図のフレームの平面図、第3図は鍵
の反力を示す説明図、第4図は押鍵による反力の係数の
変化を示すグラフ、第5図,第6図,第7図,第8図お
よび第9図はそれぞれ変形例を示す説明図である。 1……フレーム、3……鍵、3A……白鍵、3B……黒鍵、
4……白鍵受け部、5,8,25……フェルト布、7,24……ハ
ンマ受け部、9……黒鍵受け部、13A,13B……スイッ
チ、16A,16B……円筒体、22……サブフレーム、27,29…
…板ばね、36,40……ハンマ、37,41……摺動面。
Claims (2)
- 【請求項1】支点によりそれぞれ回動自在に支持された
白鍵および黒鍵からなる複数の鍵と、 前記鍵を非操作状態に復帰習性を与える鍵復帰手段と、 前記鍵の前方部下方に回動自在に支持されたハンマと、 前記ハンマが前記鍵の押鍵操作に従い回動することによ
って、前記ハンマの摺動面が摺動自在に当接するハンマ
受け部と からなり、 前記各白鍵に枢着されている複数のハンマをそれぞれ鍵
の後方に回動するとともに、前記各黒鍵に枢着されてい
る複数のハンマをそれぞれ鍵の前方に回動することを特
徴とする鍵鍵盤装置。 - 【請求項2】前記ハンマの一部の摺動面および前記ハン
マ受け部の摺動面の少なくとも一方に曲率が急激に変化
する部位を形成したことを特徴とする請求項第1項記載
の鍵盤装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1202678A JP2864544B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 鍵盤装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1202678A JP2864544B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 鍵盤装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0365989A JPH0365989A (ja) | 1991-03-20 |
| JP2864544B2 true JP2864544B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=16461345
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1202678A Expired - Fee Related JP2864544B2 (ja) | 1989-08-04 | 1989-08-04 | 鍵盤装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2864544B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04155388A (ja) * | 1990-10-19 | 1992-05-28 | Casio Comput Co Ltd | 鍵盤装置 |
| JP5590502B2 (ja) * | 2010-04-12 | 2014-09-17 | カシオ計算機株式会社 | 鍵盤装置 |
-
1989
- 1989-08-04 JP JP1202678A patent/JP2864544B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0365989A (ja) | 1991-03-20 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5574241A (en) | Keyboard apparatus with common stopper for key and hammer | |
| JP2528588Y2 (ja) | 電子楽器の鍵盤装置 | |
| US10770049B2 (en) | Keyboard apparatus | |
| JP2864544B2 (ja) | 鍵盤装置 | |
| JPH06230770A (ja) | 電子楽器用鍵盤装置 | |
| ITMI991939A1 (it) | Dispositivo a tastiera e strumenti musicali elettronici dotati di tale dispositivo a tastiera | |
| KR970005213B1 (ko) | 그랜드피아노의 뮤팅(muting)장치 | |
| JP3402183B2 (ja) | 鍵盤装置の駆動部構造 | |
| JP3629974B2 (ja) | 鍵盤装置及びその製造方法 | |
| CN106057174B (zh) | 键盘装置及键盘乐器 | |
| JP3910516B2 (ja) | 鍵盤装置 | |
| JPH0734471Y2 (ja) | 電子楽器における鍵盤装置 | |
| JP3601113B2 (ja) | 鍵盤装置 | |
| JPH0511746A (ja) | 鍵盤装置 | |
| JP3458537B2 (ja) | 電子楽器の鍵盤装置 | |
| JPH0922288A (ja) | 電子楽器の鍵盤装置 | |
| US20240212651A1 (en) | Keyboard device for keyboard instrument | |
| JPH04172397A (ja) | 鍵盤装置 | |
| JPH04303891A (ja) | 電子ピアノの鍵盤装置 | |
| JPH0449674Y2 (ja) | ||
| JP2567763Y2 (ja) | 電子楽器の鍵盤装置 | |
| JPH0442877Y2 (ja) | ||
| JP2718024B2 (ja) | 電子楽器の鍵盤装置 | |
| JPH04147297A (ja) | 鍵盤装置 | |
| JP3351005B2 (ja) | 電子楽器の鍵盤装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313532 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081218 Year of fee payment: 10 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |