JP2829989B2 - 炊飯米包装体 - Google Patents
炊飯米包装体Info
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- oxygen
- cooked rice
- oxygen scavenger
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロ波照射耐性を有する脱酸素剤包装
体と炊飯米を共存させた電子レンジ加熱調理用炊飯米包
装体に関する。
体と炊飯米を共存させた電子レンジ加熱調理用炊飯米包
装体に関する。
詳しくは、生菌数500個/g以下,PH6.5以下の炊飯米
を、マイクロ波照射耐性を有する脱酸素剤包装体ととも
に、酸素透過度200ml/m2・24hr・atm以下の材料からな
る容器内に収納し密閉してなることを特徴とする炊飯米
包装体に関する。
を、マイクロ波照射耐性を有する脱酸素剤包装体ととも
に、酸素透過度200ml/m2・24hr・atm以下の材料からな
る容器内に収納し密閉してなることを特徴とする炊飯米
包装体に関する。
近年、食品保存技術の一つとして、脱酸素剤による技
術が確立され、多種多様な食品へ使用が拡大している。
脱酸素剤保存技術とは、脱酸素剤の使用で、包装容器内
を嫌気状態に保つことにより、食品の油脂分の酸化防
止、変褪色防止、風味保持、虫害防止、好気性菌の繁殖
防止を図り、食品の品質を維持するものである。脱酸素
剤は酸素を吸収する性質を有する組成物であるが、これ
は通常、通気性の小袋に充填された脱酸素剤包装体とし
て用いられる。従来より脱酸素剤包装体の内容物として
は、種々の酸素吸収性物質を含む組成物が提要されてい
るが、安全性、酸素吸収効率およびコスト等から、鉄粉
類を主成分として含有するものが多く使用されてきた。
また、包装材料としては、たとえば、紙と有孔ポリエチ
レンフィルムとを積層接着したものや、穿孔プラスチッ
クフィルムと紙と有孔ポリエチレンフィルムを積層接着
したものが用いられている。
術が確立され、多種多様な食品へ使用が拡大している。
脱酸素剤保存技術とは、脱酸素剤の使用で、包装容器内
を嫌気状態に保つことにより、食品の油脂分の酸化防
止、変褪色防止、風味保持、虫害防止、好気性菌の繁殖
防止を図り、食品の品質を維持するものである。脱酸素
剤は酸素を吸収する性質を有する組成物であるが、これ
は通常、通気性の小袋に充填された脱酸素剤包装体とし
て用いられる。従来より脱酸素剤包装体の内容物として
は、種々の酸素吸収性物質を含む組成物が提要されてい
るが、安全性、酸素吸収効率およびコスト等から、鉄粉
類を主成分として含有するものが多く使用されてきた。
また、包装材料としては、たとえば、紙と有孔ポリエチ
レンフィルムとを積層接着したものや、穿孔プラスチッ
クフィルムと紙と有孔ポリエチレンフィルムを積層接着
したものが用いられている。
一方、家庭用電子レンジの普及に伴い、包装食品、特
に炊飯米を包装したまま、電子レンジでマイクロ波照射
し、加熱調理したりすることが一般化してきた。従来、
このマイクロ波照射による加熱調理用炊飯米は、品質保
持上の理由で炊飯米を容器に封入、密封後、加熱殺菌さ
れ流通していた、 しかしながら、一度炊飯した後最加熱処理する為、官
能上、本来の炊飯米の味を保持することが困難であると
の問題点を有していた。また、保存流通中に炊飯米が酸
化し、味が変質する問題が指摘されていた。
に炊飯米を包装したまま、電子レンジでマイクロ波照射
し、加熱調理したりすることが一般化してきた。従来、
このマイクロ波照射による加熱調理用炊飯米は、品質保
持上の理由で炊飯米を容器に封入、密封後、加熱殺菌さ
れ流通していた、 しかしながら、一度炊飯した後最加熱処理する為、官
能上、本来の炊飯米の味を保持することが困難であると
の問題点を有していた。また、保存流通中に炊飯米が酸
化し、味が変質する問題が指摘されていた。
ところで、上記脱酸素剤による保存技術を利用した炊
飯米の保存方法として、特開昭56−117767は、炊飯米を
脱酸素剤と共に50〜100℃の温度で保持する方法が開示
されている。
飯米の保存方法として、特開昭56−117767は、炊飯米を
脱酸素剤と共に50〜100℃の温度で保持する方法が開示
されている。
しかし、この方法は50〜100℃の温度で保存する為、
現在一般化している常時流通のレトルト炊飯米の特徴で
ある簡便性,長期保存性を備えていなかった。
現在一般化している常時流通のレトルト炊飯米の特徴で
ある簡便性,長期保存性を備えていなかった。
更に、前記従来の脱酸素剤包装体は、マイクロ波が照
射されると、マイクロ波の大部分が包装材料を透過して
内容物に吸収され、その結果、鉄粉類等からなる内容物
に渦電流を生じて急速に発熱が起こり、これにより包装
材料が焼損したり、あるいは内容物中に含まれていた水
分が急速に加熱されて、気化、膨張し、その圧力で包装
材料が破裂し、脱酸素剤組成物が包装袋から吐出し、食
品等が汚染されてしまう欠点があった。そこで、包装材
料として金属箔等の導電性物質を使用し、内容物を加熱
しない工夫もなされているが(特願昭61−221131号参
照)、この方法によればマイクロ波により導電性物質内
に過電流が生じ、脱酸素剤包装袋の端部からスパーク
し、その結果、従来の脱酸素剤包装体と同様に袋が破損
する欠点を有することに変わりはなかった。
射されると、マイクロ波の大部分が包装材料を透過して
内容物に吸収され、その結果、鉄粉類等からなる内容物
に渦電流を生じて急速に発熱が起こり、これにより包装
材料が焼損したり、あるいは内容物中に含まれていた水
分が急速に加熱されて、気化、膨張し、その圧力で包装
材料が破裂し、脱酸素剤組成物が包装袋から吐出し、食
品等が汚染されてしまう欠点があった。そこで、包装材
料として金属箔等の導電性物質を使用し、内容物を加熱
しない工夫もなされているが(特願昭61−221131号参
照)、この方法によればマイクロ波により導電性物質内
に過電流が生じ、脱酸素剤包装袋の端部からスパーク
し、その結果、従来の脱酸素剤包装体と同様に袋が破損
する欠点を有することに変わりはなかった。
このように、従来の脱酸素剤包装体は、いずれもマイ
クロ波照射に対して極めて脆弱であり、炊飯米との共存
下、マイクロ波照射により加熱調理に供する場合には使
用できなかった。
クロ波照射に対して極めて脆弱であり、炊飯米との共存
下、マイクロ波照射により加熱調理に供する場合には使
用できなかった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、従来長期保存上必要とさ
れた加熱殺菌処理を不要とすることにより味の変質を防
止し、保存中の酸化による味の変質も防止することが可
能で、且つマイクロ波照射による加熱調理に供しても、
脱酸素剤包装体の袋が破損したりその内容物である脱酸
素剤組成物が外へ出たりせず、安全衛生上優れた長期保
存可能な炊飯米包装体を提供することにある。
で、その目的とするところは、従来長期保存上必要とさ
れた加熱殺菌処理を不要とすることにより味の変質を防
止し、保存中の酸化による味の変質も防止することが可
能で、且つマイクロ波照射による加熱調理に供しても、
脱酸素剤包装体の袋が破損したりその内容物である脱酸
素剤組成物が外へ出たりせず、安全衛生上優れた長期保
存可能な炊飯米包装体を提供することにある。
前述の従来技術の問題点を解決するため、本発明で
は、炊飯米の生菌数を500個/g以下,PHを6.5以下とし、
かつマイクロ波照射耐性を有する脱酸素剤を使用して、
保存中の酸化による味の変質を防止しつつ長期保存を可
能とし、マイクロ波照射時の安全衛生性を確保した。
は、炊飯米の生菌数を500個/g以下,PHを6.5以下とし、
かつマイクロ波照射耐性を有する脱酸素剤を使用して、
保存中の酸化による味の変質を防止しつつ長期保存を可
能とし、マイクロ波照射時の安全衛生性を確保した。
すなわち、前記の課題を解決するための手段は、 (1)炊飯米の生菌数を500個/g以下とすること。
(2)炊飯米のPHを6.5以下とすること。
(3)マイクロ波照射耐性を有する脱酸素剤包装体を使
用し、上記炊飯米と共に酸素透過度200ml/m2・24hr・at
m以下の材料からなる容器内に収納、密封すること、 としたことである。
用し、上記炊飯米と共に酸素透過度200ml/m2・24hr・at
m以下の材料からなる容器内に収納、密封すること、 としたことである。
なお、前記の解決手段において脱酸素剤包装体は、マ
イクロ波照射照射食品用として特定されたものであり、
炊飯米はマイクロ波照射に対応すべく特定されたもので
あることを特徴としている。
イクロ波照射照射食品用として特定されたものであり、
炊飯米はマイクロ波照射に対応すべく特定されたもので
あることを特徴としている。
前記の解決手段において、炊飯米は生菌数が500個/g
以下,PHが6.5以下に特定されたものである。
以下,PHが6.5以下に特定されたものである。
炊飯米の生菌数は、500個/g以下である必要が有り、
更に、300個/g以下が好ましい。
更に、300個/g以下が好ましい。
その具体的手段としては、以下の態様が例示される。
すなわち、 (1)使用原料の生菌数を少なくすること。たとえば、 洗米等で使用する水は、たとえば孔径10μ以下のマ
イクロフィルターを付けた精密濾過機,極微濾過機等に
より微生物体,胞子等を除去する。
すなわち、 (1)使用原料の生菌数を少なくすること。たとえば、 洗米等で使用する水は、たとえば孔径10μ以下のマ
イクロフィルターを付けた精密濾過機,極微濾過機等に
より微生物体,胞子等を除去する。
使用する精米は、十分に上記洗浄水で洗米するこ
と。
と。
(2)使用危機の消毒,殺菌処理を実施すること。
使用する器具,器材等を、たとえば加熱法、塩素剤,
逆性石鹸,沃度剤等の殺菌剤による方法、又はエチレン
オキサイド,プロピレンオキサイド等のガス殺菌法で殺
菌処理した後使用する。なお、この場合の殺菌剤の中で
は次亜塩素酸ナトリウム液が好ましい。
逆性石鹸,沃度剤等の殺菌剤による方法、又はエチレン
オキサイド,プロピレンオキサイド等のガス殺菌法で殺
菌処理した後使用する。なお、この場合の殺菌剤の中で
は次亜塩素酸ナトリウム液が好ましい。
(3)クリーンルーム内で製造すること。
清浄度として、たとえばクラス10,000以下のクリーン
ルーム内で製造することが望ましく、クラス1,000以下
が、更に好ましい。また、この場合のクリーンルームは
乱流式,層流式のいずれでも良いが、層流式が好まし
く、層流式垂直型が最も好ましい。更に、使用するフィ
ルターの濾過性能は、0.3μm以上が好ましい。
ルーム内で製造することが望ましく、クラス1,000以下
が、更に好ましい。また、この場合のクリーンルームは
乱流式,層流式のいずれでも良いが、層流式が好まし
く、層流式垂直型が最も好ましい。更に、使用するフィ
ルターの濾過性能は、0.3μm以上が好ましい。
(4)作業員は、無塵衣を着用すること。
無塵衣としては、たとえば白衣型,カバーオール型等
いずれも採用可能だが、カバーオール型が好ましい。
いずれも採用可能だが、カバーオール型が好ましい。
(5)使用資材を殺菌して使用すること。
クリーンルーム内で使用する資材,特に容器等はたと
えばUV殺菌,ガス殺菌,マイクロ波殺菌等の方法で殺菌
処理したものを使用する。炊飯米の生菌数を500個/g以
下にするため上記の各手段を適宜組み合わせて実施する
ことができる。
えばUV殺菌,ガス殺菌,マイクロ波殺菌等の方法で殺菌
処理したものを使用する。炊飯米の生菌数を500個/g以
下にするため上記の各手段を適宜組み合わせて実施する
ことができる。
本発明に係る炊飯米は、PHが6.5以下に調製すること
が必要で、更にPHを6.0以下にすることが好ましく、PH
を5.5以下にすることが最も好ましい。但し、炊飯米のP
Hが低すぎると食味上、酸味が感じられてしまう為、PH
は2.0以上に調整することが好ましく、3.0以上が更に好
ましい。
が必要で、更にPHを6.0以下にすることが好ましく、PH
を5.5以下にすることが最も好ましい。但し、炊飯米のP
Hが低すぎると食味上、酸味が感じられてしまう為、PH
は2.0以上に調整することが好ましく、3.0以上が更に好
ましい。
具体的に炊飯米のPHを調製する方法としては、食品添
加物として認可されている酸を直接添加する方法、また
は上記酸を水に溶解した水溶液で洗米する方法等が採ら
れる。ここで使用可能なPH調節剤としては、食品添加物
として認可されている酸性物質であれば使用可能であ
る。例えばL−アスコルビン酸,酒石酸,リンゴ酸,フ
マル酸,コハク酸,クエン酸,乳酸等が挙げられる。こ
れらの酸の中で、リンゴ酸,フマル酸,クエン酸,L−ア
スコルビン酸が好ましい。
加物として認可されている酸を直接添加する方法、また
は上記酸を水に溶解した水溶液で洗米する方法等が採ら
れる。ここで使用可能なPH調節剤としては、食品添加物
として認可されている酸性物質であれば使用可能であ
る。例えばL−アスコルビン酸,酒石酸,リンゴ酸,フ
マル酸,コハク酸,クエン酸,乳酸等が挙げられる。こ
れらの酸の中で、リンゴ酸,フマル酸,クエン酸,L−ア
スコルビン酸が好ましい。
炊飯米のPHを調節するには、添加する酸の量、水溶液
の酸濃度等を変えることにより適宜調節して行われる。
の酸濃度等を変えることにより適宜調節して行われる。
また、脱酸素剤包装体は、マイクロ波照射耐性を有す
るものを使用する。具体的には、ガーレー式透気度が1,
000秒/100cc以下の通気性包装材料にマイクロ波照射耐
性を有する酸素吸収組成物を充填し包装してなるもので
ある。
るものを使用する。具体的には、ガーレー式透気度が1,
000秒/100cc以下の通気性包装材料にマイクロ波照射耐
性を有する酸素吸収組成物を充填し包装してなるもので
ある。
通気性包装材料としては、ガーレー式透気度で1,000
秒/100cc以下、好ましくは100秒/100cc以下、特に好ま
しくは30秒/100cc以下の通気性を示すものであれば、特
に限定されない。脱酸素剤包装体にマイクロ波が照射さ
れると、包装体内部の水分が加熱され気化する。この際
脱酸素剤包装体の通気性包装材料の通気性が小さすぎる
(たとえばガーレー式透気度で1,000秒/100ccより大き
い値を示す)場合は、この水蒸気を包装体外に速やかに
除去することができないため、水蒸気圧力による破袋を
引き起こすことになる。本発明に用いられる通気性包材
としては、たとえば和紙、洋紙、レーヨン紙等の紙類、
パルプ、セルロース、合成樹脂からの繊維等の各種繊維
類を用いた不織布、プラスチックフィルムまたはその穿
孔物等、さらにはこれらから選ばれる2種以上の積層し
たもの等であって、ガーレー式透気度で1,000秒/100cc
以下の値を示すものを挙げることができる。
秒/100cc以下、好ましくは100秒/100cc以下、特に好ま
しくは30秒/100cc以下の通気性を示すものであれば、特
に限定されない。脱酸素剤包装体にマイクロ波が照射さ
れると、包装体内部の水分が加熱され気化する。この際
脱酸素剤包装体の通気性包装材料の通気性が小さすぎる
(たとえばガーレー式透気度で1,000秒/100ccより大き
い値を示す)場合は、この水蒸気を包装体外に速やかに
除去することができないため、水蒸気圧力による破袋を
引き起こすことになる。本発明に用いられる通気性包材
としては、たとえば和紙、洋紙、レーヨン紙等の紙類、
パルプ、セルロース、合成樹脂からの繊維等の各種繊維
類を用いた不織布、プラスチックフィルムまたはその穿
孔物等、さらにはこれらから選ばれる2種以上の積層し
たもの等であって、ガーレー式透気度で1,000秒/100cc
以下の値を示すものを挙げることができる。
また、包装材料の好ましい態様として紙と有孔ポリエ
チレン等とを積層接着したものなどで袋(以下、この袋
を「通気性内袋」ということがある。)を作り、この通
気性内袋の外側を有孔ポリエステルフィルム等の有孔プ
ラスチックフィルムなどからなる袋(以下、この袋を
「通気性外袋」ということがある。)で覆ったもの(以
下、上記通気性内袋と通気性外袋からなる包装袋を「二
重包装袋」ということがある。)を挙げることができ
る。通気性内袋と通気性外袋とを積層性接着せず、両者
の間に空間を設けて包材の腰を比較的弱くすることによ
り、マイクロ波照射時、水蒸気圧によるシール部の剥離
や層間剥離、袋の永久変形等の抑制に有効である。さら
に、この場合通気性外袋の内側に隠蔽印刷を施すことに
より、通気性、安全衛生性ともに良好なものが得られる
ばかりでなく、内容物が透けて見えることがないので美
観上も優れたものとすることができる。
チレン等とを積層接着したものなどで袋(以下、この袋
を「通気性内袋」ということがある。)を作り、この通
気性内袋の外側を有孔ポリエステルフィルム等の有孔プ
ラスチックフィルムなどからなる袋(以下、この袋を
「通気性外袋」ということがある。)で覆ったもの(以
下、上記通気性内袋と通気性外袋からなる包装袋を「二
重包装袋」ということがある。)を挙げることができ
る。通気性内袋と通気性外袋とを積層性接着せず、両者
の間に空間を設けて包材の腰を比較的弱くすることによ
り、マイクロ波照射時、水蒸気圧によるシール部の剥離
や層間剥離、袋の永久変形等の抑制に有効である。さら
に、この場合通気性外袋の内側に隠蔽印刷を施すことに
より、通気性、安全衛生性ともに良好なものが得られる
ばかりでなく、内容物が透けて見えることがないので美
観上も優れたものとすることができる。
なお、通気性外袋を構成するプラスチックフィルムと
しては包装体の製造上または使用上から強度が大きいも
のが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド、ポリプロピレン、ポリカーボネートまたは
セロファン等のフィルムと、シール層としてポリエチレ
ン(LLDPEを含む。)、アイオンマー、ポリブタジエン
またはエチレン酢酸ビニル共重合体等のフィルムとを積
層接着した積層フィルム、あるいは、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネートまたはセロンファン等のフィルムに、シール層と
してホットメルト等の接着剤を塗布したフィルム材料な
どが使用できる。さらに、耐破損性を向上させるため、
上記包装材料にワリフ等の補強材を追加して用いること
も可能である。これらのプラスチックフィルムの中で、
強度または製造上の扱い易さ等を考慮すると、ポリエチ
レンテレフタレートまたはポリアミドのフィルムにシー
ル層としてポリエチレンまたはエチレン酢酸ビニル共重
合体のフィルムを積層接着した積層フィルムが好まし
い。プラスチックフィルムの厚さとしては、穿孔のし易
さ、製造上の扱い易さ等から20〜150μが好ましく、30
〜100μが特に好ましい。
しては包装体の製造上または使用上から強度が大きいも
のが好ましく、例えば、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド、ポリプロピレン、ポリカーボネートまたは
セロファン等のフィルムと、シール層としてポリエチレ
ン(LLDPEを含む。)、アイオンマー、ポリブタジエン
またはエチレン酢酸ビニル共重合体等のフィルムとを積
層接着した積層フィルム、あるいは、ポリエチレンテレ
フタレート、ポリアミド、ポリプロピレン、ポリカーボ
ネートまたはセロンファン等のフィルムに、シール層と
してホットメルト等の接着剤を塗布したフィルム材料な
どが使用できる。さらに、耐破損性を向上させるため、
上記包装材料にワリフ等の補強材を追加して用いること
も可能である。これらのプラスチックフィルムの中で、
強度または製造上の扱い易さ等を考慮すると、ポリエチ
レンテレフタレートまたはポリアミドのフィルムにシー
ル層としてポリエチレンまたはエチレン酢酸ビニル共重
合体のフィルムを積層接着した積層フィルムが好まし
い。プラスチックフィルムの厚さとしては、穿孔のし易
さ、製造上の扱い易さ等から20〜150μが好ましく、30
〜100μが特に好ましい。
ここで、通気性外袋は前記プラスチックフィルムに穿
孔して通気性を付与されてなるものである。プラスチッ
クフィルムに孔を開けるためには、例えば円錐形、四角
錐形、三角錐形、先が尖った円柱形等の形状をした針が
用いられる。孔の大きさは、針の太さ、孔を開ける際の
圧力等により調節することができ、また、針を加熱する
ことにより形状の揃った孔を開けることが可能である。
また、これらのプラスチックフィルムに穿孔する場合の
単位面積当りの孔の数や大きさは所望する通気性により
適宜選択可能であるが、孔の大きさは、例えば孔の形状
が楕円形の場合、通常長径が0.02〜3mm、好ましくは0.1
〜1mm、孔の数は包装材料50×50mm当り30孔以上、好ま
しくは100孔以上、さらに好ましくは300孔以上、開孔率
(包装材料単位面積当りの開口面積)は0.1〜30%の範
囲、好ましくは1〜30%の範囲である。また、冷針で穿
孔した孔が加圧された際広がり、上記開孔率の範囲にあ
れば、常圧時の開孔率がその範囲以下でもよく、前記範
囲に限定されない。開孔数が上記範囲より少なかった
り、開孔率が不足するとマイクロ波照射時の含有水分の
蒸発により膨れ、破袋したりする。
孔して通気性を付与されてなるものである。プラスチッ
クフィルムに孔を開けるためには、例えば円錐形、四角
錐形、三角錐形、先が尖った円柱形等の形状をした針が
用いられる。孔の大きさは、針の太さ、孔を開ける際の
圧力等により調節することができ、また、針を加熱する
ことにより形状の揃った孔を開けることが可能である。
また、これらのプラスチックフィルムに穿孔する場合の
単位面積当りの孔の数や大きさは所望する通気性により
適宜選択可能であるが、孔の大きさは、例えば孔の形状
が楕円形の場合、通常長径が0.02〜3mm、好ましくは0.1
〜1mm、孔の数は包装材料50×50mm当り30孔以上、好ま
しくは100孔以上、さらに好ましくは300孔以上、開孔率
(包装材料単位面積当りの開口面積)は0.1〜30%の範
囲、好ましくは1〜30%の範囲である。また、冷針で穿
孔した孔が加圧された際広がり、上記開孔率の範囲にあ
れば、常圧時の開孔率がその範囲以下でもよく、前記範
囲に限定されない。開孔数が上記範囲より少なかった
り、開孔率が不足するとマイクロ波照射時の含有水分の
蒸発により膨れ、破袋したりする。
また、通気性内袋を構成する包装材料としては内容物
が粉漏れすることがなく、通気性がガーレー式透気度1,
000秒/100cc以下、好ましくは100秒/100cc以下、特に好
ましくは30秒/100cc以下で、少なくとも片面が熱シール
性を有するものが使用可能である。例えば、紙または不
織布等と、シール層としてポリエチレン(LLDPEを含
む。)、アイオノマー、ポリブタジエンまたはエチレン
酢酸ビニル共重合体等からなる有孔フィルムとを積層接
着した積層シート、あるいは、紙または不織布等と、シ
ール層としてポリエチレン(LLDPEを含む。)、アイオ
ノマー、ポリブタジエンまたはエチレン酢酸ビニル共重
合体等からなるフィルムを積層接着後穿孔加工を施した
積層シートが使用可能である。上記有孔フィルムあるい
は穿孔加工を施したシートにおける単位面積当りの孔の
数や大きさは所望する通気性により適宜選択可能である
が、孔の大きさは0.02〜3mm、好ましくは0.5〜2mm、開
孔率は好ましくは0.1〜30%の範囲である。この積層シ
ートの厚さは特に限定されないが、製造時の取り扱い易
さの点から30〜300μ、好ましくは50〜200μの範囲であ
る。また、この積層シートに撥水性または撥油性を与え
るため、紙または不織布等に撥水剤、撥油剤等を塗布し
たものを用いることが可能であり、マイクロ波照射時の
水分蒸散による包装体を膨張を小さくするため紙または
不織布としては、サイズ度が10秒以上のものが好まし
い。さらに、耐破損性を向上させるため、ワリフ等の補
強材を用いることも可能である。
が粉漏れすることがなく、通気性がガーレー式透気度1,
000秒/100cc以下、好ましくは100秒/100cc以下、特に好
ましくは30秒/100cc以下で、少なくとも片面が熱シール
性を有するものが使用可能である。例えば、紙または不
織布等と、シール層としてポリエチレン(LLDPEを含
む。)、アイオノマー、ポリブタジエンまたはエチレン
酢酸ビニル共重合体等からなる有孔フィルムとを積層接
着した積層シート、あるいは、紙または不織布等と、シ
ール層としてポリエチレン(LLDPEを含む。)、アイオ
ノマー、ポリブタジエンまたはエチレン酢酸ビニル共重
合体等からなるフィルムを積層接着後穿孔加工を施した
積層シートが使用可能である。上記有孔フィルムあるい
は穿孔加工を施したシートにおける単位面積当りの孔の
数や大きさは所望する通気性により適宜選択可能である
が、孔の大きさは0.02〜3mm、好ましくは0.5〜2mm、開
孔率は好ましくは0.1〜30%の範囲である。この積層シ
ートの厚さは特に限定されないが、製造時の取り扱い易
さの点から30〜300μ、好ましくは50〜200μの範囲であ
る。また、この積層シートに撥水性または撥油性を与え
るため、紙または不織布等に撥水剤、撥油剤等を塗布し
たものを用いることが可能であり、マイクロ波照射時の
水分蒸散による包装体を膨張を小さくするため紙または
不織布としては、サイズ度が10秒以上のものが好まし
い。さらに、耐破損性を向上させるため、ワリフ等の補
強材を用いることも可能である。
この二重包装袋は、通気性外袋と通気性内袋とを貼り
合わせず重ねて、周縁部のみを熱接着する形態、また
は、通気性内袋を通気性外袋に収納する形態を採ること
も可能である。
合わせず重ねて、周縁部のみを熱接着する形態、また
は、通気性内袋を通気性外袋に収納する形態を採ること
も可能である。
マイクロ波照射耐性を有する酸素吸収組成物として
は、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜二チオン酸塩、ヒドロ
キノン、カテコール、レゾルシン、ピロガロール、没食
子酸、ロンガリット、アスコルビン酸および/またはそ
の塩、イソアルコルビン酸および/またはその塩、ソル
ボース、グルコース、リグニン、ジブチルヒドロキシト
ルエン、ブチルヒドロキシアニソール、第一鉄塩、等マ
イクロ波を実質的に透過する有機物または無機物から選
択される1種または2種以上の酸素吸収主剤とマイクロ
波照射時、発熱したり放電したりすることのないフィラ
ー、および金属ハロゲン化物等からなるものが使用可能
である。
は、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜二チオン酸塩、ヒドロ
キノン、カテコール、レゾルシン、ピロガロール、没食
子酸、ロンガリット、アスコルビン酸および/またはそ
の塩、イソアルコルビン酸および/またはその塩、ソル
ボース、グルコース、リグニン、ジブチルヒドロキシト
ルエン、ブチルヒドロキシアニソール、第一鉄塩、等マ
イクロ波を実質的に透過する有機物または無機物から選
択される1種または2種以上の酸素吸収主剤とマイクロ
波照射時、発熱したり放電したりすることのないフィラ
ー、および金属ハロゲン化物等からなるものが使用可能
である。
また、これらの酸素吸収組成物には、初期の酸素吸収
速度を大きくするため水分をあらかじめ含有させること
も有効であり、その他脱臭,消臭等の目的で総重量の5.
0%以内であれば、活性炭等の他フィラーを混合使用す
ることも可能である、 更に、鉄粉を主剤とした酸素吸収組成物も次の組成か
ら成るものは使用可能である。
速度を大きくするため水分をあらかじめ含有させること
も有効であり、その他脱臭,消臭等の目的で総重量の5.
0%以内であれば、活性炭等の他フィラーを混合使用す
ることも可能である、 更に、鉄粉を主剤とした酸素吸収組成物も次の組成か
ら成るものは使用可能である。
即ち、(a)鉄粉と(b)金属ハロゲン化物と(c)
水に難溶性ないし不溶性で、電気抵抗率が106(単位10
-6Ωcm)以上のものであって上記鉄粉100容量部に対し
て100容量部以上の粉末フィラーとから成る酸素吸収組
成物は、使用可能である。
水に難溶性ないし不溶性で、電気抵抗率が106(単位10
-6Ωcm)以上のものであって上記鉄粉100容量部に対し
て100容量部以上の粉末フィラーとから成る酸素吸収組
成物は、使用可能である。
これらの酸素吸収組成物の中で、安全性の面から酸素
吸収主剤としては、アスコルビン酸および/またはその
塩、イソアスコルビン酸および/またはその塩、もしく
は鉄粉を用いることが好ましい。更に、鉄粉を主剤とす
る酸素吸収組成物が最も好ましい。
吸収主剤としては、アスコルビン酸および/またはその
塩、イソアスコルビン酸および/またはその塩、もしく
は鉄粉を用いることが好ましい。更に、鉄粉を主剤とす
る酸素吸収組成物が最も好ましい。
鉄粉を主剤とした酸素吸収組成物において、(a)鉄
粉としては、自身が酸化されて、酸素を吸収する粉体状
の金属鉄が用いられる。そのような鉄粉としては、たと
えば、電解鉄粉、還元鉄粉、噴霧鉄粉、噴霧鉄合金粉等
の鉄粉類、鋳鉄、鋼、鉄合金等の鉄製品を粉砕して粉体
状にしたもの、およびこれらの部分酸化物等が挙げられ
る。もちろん鉄粉は不純物を含むものであってもよい。
粉としては、自身が酸化されて、酸素を吸収する粉体状
の金属鉄が用いられる。そのような鉄粉としては、たと
えば、電解鉄粉、還元鉄粉、噴霧鉄粉、噴霧鉄合金粉等
の鉄粉類、鋳鉄、鋼、鉄合金等の鉄製品を粉砕して粉体
状にしたもの、およびこれらの部分酸化物等が挙げられ
る。もちろん鉄粉は不純物を含むものであってもよい。
(b)金属ハロゲン化物は、脱酸素剤包装体が食品に包
装されたとき、食品に含まれる水分が脱酸素剤中の鉄粉
に移行することを促進するとともに、鉄粉の酸化に触媒
として作用する。そのような金属ハロゲン化物として
は、たとえば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアル
カリ金属の塩化物、塩化マグネシウム、塩化カルシウム
等のアルカリ土類金属の塩化物、塩化アルミニウム、塩
化第一鉄、塩化第二鉄等の各種塩化物、臭化ナトリウ
ム、臭化カリウム等のアルカリ金属の臭化物、臭化マグ
ネシウム、臭化カルシウム等のアルカリ土類金属の臭化
物、臭化鉄、臭化ニッケル等の各種臭化物、ヨウ化ナト
リウム、ヨウ化カリウム等のアルカリ金属のヨウ化物、
ヨウ化マグネシウム、ヨウ化カルシウム等のアルカリ土
類金属のヨウ化物、ヨウ化鉄等の各種ヨウ化物などが挙
げられる。これらの中で、人体への安全衛生性の見地等
から金属塩化物が好ましく、塩化ナトリウム、塩化マグ
ネシウム、塩化カルシウム、塩化第一鉄、塩化第二鉄等
が特に好ましい。金属ハロゲン化物の使用量が多すぎる
と、食品等の被保存物から脱酸素剤組成物内に水分が移
行しすぎることによりマイクロ波照射時に悪影響を及ぼ
し、また、少なすぎると脱酸素効果が小さくなることか
ら、金属ハロゲン化物は、鉄粉100重量部に対して0.01
〜20重量部の範囲、好ましくは0.2〜5重量部の範囲で
用いられる。
装されたとき、食品に含まれる水分が脱酸素剤中の鉄粉
に移行することを促進するとともに、鉄粉の酸化に触媒
として作用する。そのような金属ハロゲン化物として
は、たとえば、塩化ナトリウム、塩化カリウム等のアル
カリ金属の塩化物、塩化マグネシウム、塩化カルシウム
等のアルカリ土類金属の塩化物、塩化アルミニウム、塩
化第一鉄、塩化第二鉄等の各種塩化物、臭化ナトリウ
ム、臭化カリウム等のアルカリ金属の臭化物、臭化マグ
ネシウム、臭化カルシウム等のアルカリ土類金属の臭化
物、臭化鉄、臭化ニッケル等の各種臭化物、ヨウ化ナト
リウム、ヨウ化カリウム等のアルカリ金属のヨウ化物、
ヨウ化マグネシウム、ヨウ化カルシウム等のアルカリ土
類金属のヨウ化物、ヨウ化鉄等の各種ヨウ化物などが挙
げられる。これらの中で、人体への安全衛生性の見地等
から金属塩化物が好ましく、塩化ナトリウム、塩化マグ
ネシウム、塩化カルシウム、塩化第一鉄、塩化第二鉄等
が特に好ましい。金属ハロゲン化物の使用量が多すぎる
と、食品等の被保存物から脱酸素剤組成物内に水分が移
行しすぎることによりマイクロ波照射時に悪影響を及ぼ
し、また、少なすぎると脱酸素効果が小さくなることか
ら、金属ハロゲン化物は、鉄粉100重量部に対して0.01
〜20重量部の範囲、好ましくは0.2〜5重量部の範囲で
用いられる。
(c)粉末フィラーは、鉄粉を主剤とする酸素吸収剤組
成物の場合に必須のものであり、特徴的な物質である。
この粉末フィラーは、鉄粉粒子間に入り込み鉄粉を分散
させることにより、鉄粉にマイクロ波が照射された際、
鉄粉から発せられる熱を速やかに外部に放出するととも
に、鉄粉の凝集を妨げ、従来の鉄粉を用いた脱酸素剤の
欠点を一つであったマイクロ波照射時の鉄粉凝集部の高
温化を防止する。粉末フィラーとしては、次に難溶性な
いし不溶性の物質が用いられる。通常、鉄粉を用いた脱
酸素剤は、鉄粉の酸化により酸素を吸収する際、水分を
必要とする。なお、この水分は予め脱酸素剤組成物内に
含ませておいてもよいが、通常食品等の被保存物から脱
酸素剤包装体の組成物に移行するものが利用し得る。こ
のことから、粉末フィラーは水に難溶性ないし不溶性で
あることが必要となるのである。フィラーが水溶性のも
のでは、組成物中の水分もしくは組成物に移行した水分
により溶解してしまい、フィラーが鉄粉を分散し、希釈
するという前記した目的を達成できないことになるから
である。さらに、ここでの粉末フィラーは、好ましくは
粒度が60メッシュ以下、更に好ましくは100メッシュ以
下のものが、上記鉄粉100容量部に対して100容量部以
上、好ましくは200容量部以上の範囲で用いられる。粉
末フィラーの粒度が60メッシュを越える場合は、粉末フ
ィラーどうしの空隙に鉄粉が入り込み、鉄粉の分散が充
分に行われない。また、鉄粉に対する粉末フィラーの容
量が上記範囲より小さいと、フィラーが鉄粉を分散し、
希釈するには不十分である。
成物の場合に必須のものであり、特徴的な物質である。
この粉末フィラーは、鉄粉粒子間に入り込み鉄粉を分散
させることにより、鉄粉にマイクロ波が照射された際、
鉄粉から発せられる熱を速やかに外部に放出するととも
に、鉄粉の凝集を妨げ、従来の鉄粉を用いた脱酸素剤の
欠点を一つであったマイクロ波照射時の鉄粉凝集部の高
温化を防止する。粉末フィラーとしては、次に難溶性な
いし不溶性の物質が用いられる。通常、鉄粉を用いた脱
酸素剤は、鉄粉の酸化により酸素を吸収する際、水分を
必要とする。なお、この水分は予め脱酸素剤組成物内に
含ませておいてもよいが、通常食品等の被保存物から脱
酸素剤包装体の組成物に移行するものが利用し得る。こ
のことから、粉末フィラーは水に難溶性ないし不溶性で
あることが必要となるのである。フィラーが水溶性のも
のでは、組成物中の水分もしくは組成物に移行した水分
により溶解してしまい、フィラーが鉄粉を分散し、希釈
するという前記した目的を達成できないことになるから
である。さらに、ここでの粉末フィラーは、好ましくは
粒度が60メッシュ以下、更に好ましくは100メッシュ以
下のものが、上記鉄粉100容量部に対して100容量部以
上、好ましくは200容量部以上の範囲で用いられる。粉
末フィラーの粒度が60メッシュを越える場合は、粉末フ
ィラーどうしの空隙に鉄粉が入り込み、鉄粉の分散が充
分に行われない。また、鉄粉に対する粉末フィラーの容
量が上記範囲より小さいと、フィラーが鉄粉を分散し、
希釈するには不十分である。
また、粉末フィラーは、比表面積が小さいと脱酸素剤
組成物としての酸素吸収性能を阻害することなく、マイ
クロ波を照射した際の障害を防止することができるか
ら、好ましくはその比表面積が50m2/g以下、更に好まし
くは20m2/g以下のものが用いられる。粉末フィラーの比
表面積が上記範囲より大きいとその効果は小さい。さら
に粉末フィラーは比表面積が小さいことのほか、空孔容
積が小さく、吸収率の低い結晶性またはガラス質のもの
が好ましい。粉末フィラーの吸収率が低い場合は、鉄粉
その他の酸素吸収物質に水分が供給されることを妨げな
いため酸素吸収速度に優れる。また、自身の水分保有量
が少ないため脱酸素剤吸収体内に保有される水分量を最
小限にすることができ、その結果、マイクロ波照射時に
脱酸素剤包装体が破損する原因の一つである含有水分の
気化膨張を最小限に止めることができる。
組成物としての酸素吸収性能を阻害することなく、マイ
クロ波を照射した際の障害を防止することができるか
ら、好ましくはその比表面積が50m2/g以下、更に好まし
くは20m2/g以下のものが用いられる。粉末フィラーの比
表面積が上記範囲より大きいとその効果は小さい。さら
に粉末フィラーは比表面積が小さいことのほか、空孔容
積が小さく、吸収率の低い結晶性またはガラス質のもの
が好ましい。粉末フィラーの吸収率が低い場合は、鉄粉
その他の酸素吸収物質に水分が供給されることを妨げな
いため酸素吸収速度に優れる。また、自身の水分保有量
が少ないため脱酸素剤吸収体内に保有される水分量を最
小限にすることができ、その結果、マイクロ波照射時に
脱酸素剤包装体が破損する原因の一つである含有水分の
気化膨張を最小限に止めることができる。
また、マイクロ波照射時、粉末フィラー自体が発熱し
たり、放電すると包装材料を焼損するなどして好ましく
なく、粉末フィラーは電気抵抗率が106(単位10-6Ωc
m)以上のものが好ましく、1010(単位10-6Ωcm)以上
のものが特に好ましい。電気抵抗率が106以下の場合
は、マイクロ波照射により発熱したりしてマイクロ波照
射耐性上好ましくない。
たり、放電すると包装材料を焼損するなどして好ましく
なく、粉末フィラーは電気抵抗率が106(単位10-6Ωc
m)以上のものが好ましく、1010(単位10-6Ωcm)以上
のものが特に好ましい。電気抵抗率が106以下の場合
は、マイクロ波照射により発熱したりしてマイクロ波照
射耐性上好ましくない。
粉末フィラーとして具体的には、たとえば、シリカ、
ジルコン砂、アルミナシリケート、酸化アルミニウム、
アルミナ、水酸化アルミニウム、ソーダガラス、珪酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、炭化珪
素、酸化鉄、タルク、酸化チタン、パーライト、マグネ
シア、窒化硼素、窒化アルミ、窒化珪素、炭化珪素、ガ
ラス、鉛ガラス、チタン酸ストロンチウム、陶磁器、レ
ンガ、御影石、大理石、シラスバルーン、石膏等の無機
物、または各種有機高分子化合物等が挙げられる。これ
らの中で、比表面積、空孔容積、吸水率等から、シリ
カ、酸化アルミニウム、アルミナ、ソーダガラス、炭酸
カルシウム、燐酸カルシウム、炭化珪素、酸化鉄、タル
ク、酸化チタン、パーライト等が好ましい。
ジルコン砂、アルミナシリケート、酸化アルミニウム、
アルミナ、水酸化アルミニウム、ソーダガラス、珪酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、燐酸カルシウム、炭化珪
素、酸化鉄、タルク、酸化チタン、パーライト、マグネ
シア、窒化硼素、窒化アルミ、窒化珪素、炭化珪素、ガ
ラス、鉛ガラス、チタン酸ストロンチウム、陶磁器、レ
ンガ、御影石、大理石、シラスバルーン、石膏等の無機
物、または各種有機高分子化合物等が挙げられる。これ
らの中で、比表面積、空孔容積、吸水率等から、シリ
カ、酸化アルミニウム、アルミナ、ソーダガラス、炭酸
カルシウム、燐酸カルシウム、炭化珪素、酸化鉄、タル
ク、酸化チタン、パーライト等が好ましい。
これらの粉末フィラーは単独もしくは2種以上併用し
て用いられる。
て用いられる。
上記した(a)鉄粉、(b)金属ハロゲン化物、
(c)粉末フィラーは、充分に均一混合され脱酸素剤包
装体の内容物(脱酸素剤組成物)となるが、ここでの混
合は単純な混合に限定されず、結果的に(a)鉄粉、
(b)金属ハロゲン化物、(c)粉末フィラーが均一に
混合される方法であれば、いかなる処理であってもよ
い。たとえば、金属ハロゲン化物はその全量は効率的か
つ均一に鉄粉を接触することが最も好ましいことから、
金属ハロゲン化物を鉄粉表面に被覆してもよし、また、
鉄粉を均一分散させるために、粉末フィラーを鉄粉に被
覆してもよい。この場合の被覆する方法は通常の方法で
よい。
(c)粉末フィラーは、充分に均一混合され脱酸素剤包
装体の内容物(脱酸素剤組成物)となるが、ここでの混
合は単純な混合に限定されず、結果的に(a)鉄粉、
(b)金属ハロゲン化物、(c)粉末フィラーが均一に
混合される方法であれば、いかなる処理であってもよ
い。たとえば、金属ハロゲン化物はその全量は効率的か
つ均一に鉄粉を接触することが最も好ましいことから、
金属ハロゲン化物を鉄粉表面に被覆してもよし、また、
鉄粉を均一分散させるために、粉末フィラーを鉄粉に被
覆してもよい。この場合の被覆する方法は通常の方法で
よい。
なお、鉄粉を主剤とする脱酸素剤組成物において、水
分はマイクロ波照射時に気化し包装袋内を加圧し破袋の
原因となるので、組成中の水分量は少ない方が望まし
く、たとえば脱酸素剤組成物の総重量の5%以下が好ま
しいが、この値に限定されない。
分はマイクロ波照射時に気化し包装袋内を加圧し破袋の
原因となるので、組成中の水分量は少ない方が望まし
く、たとえば脱酸素剤組成物の総重量の5%以下が好ま
しいが、この値に限定されない。
また、鉄粉を主剤とする脱酸素剤組成物に、均一混合
を助けるためあるいはその他の機能を付与させるため
に、各種の助剤、添加剤を加えることもできる。たとえ
ば、活性炭、その他の防臭剤または消臭剤等を添加する
と、単に常温におけるムレ臭等の異臭を除くだけでな
く、マイクロ波加熱により高温下で包装材料および内容
物から発生する特有の不快臭の発生を防止することがで
きる。これらの助剤、添加剤の使用量は、脱酸素剤組成
物の総重量の5.0%以内であればマイクロ波照射耐性に
与える影響が小さく使用可能である。
を助けるためあるいはその他の機能を付与させるため
に、各種の助剤、添加剤を加えることもできる。たとえ
ば、活性炭、その他の防臭剤または消臭剤等を添加する
と、単に常温におけるムレ臭等の異臭を除くだけでな
く、マイクロ波加熱により高温下で包装材料および内容
物から発生する特有の不快臭の発生を防止することがで
きる。これらの助剤、添加剤の使用量は、脱酸素剤組成
物の総重量の5.0%以内であればマイクロ波照射耐性に
与える影響が小さく使用可能である。
また、前記のマイクロ波を実質的に透過する有機物ま
たは無機物を酸素吸収主剤とする酸素吸収組成物の場合
も、鉄粉を主剤とした組成物で記載した金属ハロゲン化
物、粉末フィラーが用いられ、使用量として酸素吸収主
剤100容量部に対し100容量部以上とすることが好まし
く、更には200容量部以上が好ましい。
たは無機物を酸素吸収主剤とする酸素吸収組成物の場合
も、鉄粉を主剤とした組成物で記載した金属ハロゲン化
物、粉末フィラーが用いられ、使用量として酸素吸収主
剤100容量部に対し100容量部以上とすることが好まし
く、更には200容量部以上が好ましい。
こうして得られる脱酸素剤組成物を、前記ガーレー式
透気度1,000秒/100cc以下の通気性を示す通気性包装材
料に包装することにより本発明の脱酸素剤包装体とする
ことができる。
透気度1,000秒/100cc以下の通気性を示す通気性包装材
料に包装することにより本発明の脱酸素剤包装体とする
ことができる。
また、この脱酸素剤包装体を生菌数が500個/g以下、P
Hが6.5以下の炊飯米と共存させるに際し、脱酸素剤包装
体からの微生物汚染を防止する為、あらかじめ脱酸素剤
包装体をUV殺菌法,ガス殺菌法等の方法で殺菌処理する
ことが好ましい。
Hが6.5以下の炊飯米と共存させるに際し、脱酸素剤包装
体からの微生物汚染を防止する為、あらかじめ脱酸素剤
包装体をUV殺菌法,ガス殺菌法等の方法で殺菌処理する
ことが好ましい。
前記解決手段において、容器としては酸素透過度が20
0ml/m2・24hr・atm以下、好ましくは100ml/m2・24hr・a
tm以下の材料からなるものから作られ、完全に密封可能
であれは、その形態にかかわらず使用することができ
る。本発明に使用される最も簡単な容器は、たとえば、
KON/PE(ポリ塩化ビニリデンコートナイロン/ポリエチ
レン)、KOP/PE(ポリ塩化ビニリデンコートポリプロピ
レン/ポリエチレン)もしくはKPET/PE(ポリ塩化ビニ
リデンコートボリエチレンテレフタレート/ポリエチレ
ン)等で例示される各種ポリ塩化ビニリデンコート積層
フィルム、エバール(商品名、(株)クラレ製)等の積
層フィルムなどから作られた袋であり、密封は通常ヒー
トシールにより行われる。
0ml/m2・24hr・atm以下、好ましくは100ml/m2・24hr・a
tm以下の材料からなるものから作られ、完全に密封可能
であれは、その形態にかかわらず使用することができ
る。本発明に使用される最も簡単な容器は、たとえば、
KON/PE(ポリ塩化ビニリデンコートナイロン/ポリエチ
レン)、KOP/PE(ポリ塩化ビニリデンコートポリプロピ
レン/ポリエチレン)もしくはKPET/PE(ポリ塩化ビニ
リデンコートボリエチレンテレフタレート/ポリエチレ
ン)等で例示される各種ポリ塩化ビニリデンコート積層
フィルム、エバール(商品名、(株)クラレ製)等の積
層フィルムなどから作られた袋であり、密封は通常ヒー
トシールにより行われる。
なお、容器として、マイクロ波を透過しにくい材質か
ら作られたもの、たとえば、アルミ蒸着フィルム、アル
ミ箔をラミネートした積層フィルム等から作られたもの
は、容器内に収納された被保存食品、即ち炊飯米がマイ
クロ波照射時にマイクロ波照射を有効に受けず、加熱調
理等されにくいため好ましくない。
ら作られたもの、たとえば、アルミ蒸着フィルム、アル
ミ箔をラミネートした積層フィルム等から作られたもの
は、容器内に収納された被保存食品、即ち炊飯米がマイ
クロ波照射時にマイクロ波照射を有効に受けず、加熱調
理等されにくいため好ましくない。
上記容器内に、生菌数が500個/g以下、PHが6.5以下の
炊飯米と脱酸素剤包装体を共存させるに際し、流通後消
費者が該炊飯米包装体を購入,電子レンジで加熱調理に
供した場合の誤食を防止する為、脱酸素剤包装体を容器
の蓋等の一部に固定することが好ましい。
炊飯米と脱酸素剤包装体を共存させるに際し、流通後消
費者が該炊飯米包装体を購入,電子レンジで加熱調理に
供した場合の誤食を防止する為、脱酸素剤包装体を容器
の蓋等の一部に固定することが好ましい。
脱酸素剤包装体を固定する方法としては、ホットメル
ト剤,両面テープ等で容器と脱酸素剤包装体を接着する
方法、または脱酸素剤包装体の表面をポリプロピレン,
ポリエチレン等の熱シール性素材として容器と熱接着す
る方法を採ることが可能である。これらの方法のうち、
ホットメルト剤による固定方法が最も好ましい。
ト剤,両面テープ等で容器と脱酸素剤包装体を接着する
方法、または脱酸素剤包装体の表面をポリプロピレン,
ポリエチレン等の熱シール性素材として容器と熱接着す
る方法を採ることが可能である。これらの方法のうち、
ホットメルト剤による固定方法が最も好ましい。
使用されるホットメルト剤としては、マイクロ波照射
による加熱調理時の温度上昇での剥がれを防止する為、
軟化点が100℃以上のものが好ましく、更に120℃以上の
ものがより好ましい。使用するホットメルト剤の量とし
ては、脱酸素剤包装体重量の0.1%以上が必要で、0.3%
以上使用することが好ましい。
による加熱調理時の温度上昇での剥がれを防止する為、
軟化点が100℃以上のものが好ましく、更に120℃以上の
ものがより好ましい。使用するホットメルト剤の量とし
ては、脱酸素剤包装体重量の0.1%以上が必要で、0.3%
以上使用することが好ましい。
また、消費者の誤食を防止する方法として、脱酸素剤
包装体を容器の一部に設けた隔離部に収納する方法も好
ましく用いられる。具体的には、容器がトレーパック型
の場合、蓋材のトレーの間にポリプロピレン,ポリエチ
レン等の熱シール性フィルムに有孔部を設けた通気性フ
ィルム、またはポリプロピレン,ポリエチレン等を素材
とした不織布を配置し、蓋材と該通気性フィルムまたは
不織布との間に脱酸素剤包装体を配置する方法が採られ
る。
包装体を容器の一部に設けた隔離部に収納する方法も好
ましく用いられる。具体的には、容器がトレーパック型
の場合、蓋材のトレーの間にポリプロピレン,ポリエチ
レン等の熱シール性フィルムに有孔部を設けた通気性フ
ィルム、またはポリプロピレン,ポリエチレン等を素材
とした不織布を配置し、蓋材と該通気性フィルムまたは
不織布との間に脱酸素剤包装体を配置する方法が採られ
る。
また、トレーパック型容器において、トレーの一部に
収納部を設け脱酸素剤包装体を収納して使用し、誤食防
止を図ることも可能である。この場合、炊飯米収納部と
脱酸素剤包装体収納部は十分に通気させるべく通気孔,
溝等を設ける必要がある。更に、脱酸素剤包装体の形状
も容器の収納部を小さくすることが商品イメージ上好ま
しい為、スティック包装型形成状が好ましい。
収納部を設け脱酸素剤包装体を収納して使用し、誤食防
止を図ることも可能である。この場合、炊飯米収納部と
脱酸素剤包装体収納部は十分に通気させるべく通気孔,
溝等を設ける必要がある。更に、脱酸素剤包装体の形状
も容器の収納部を小さくすることが商品イメージ上好ま
しい為、スティック包装型形成状が好ましい。
以下、実施例により詳しく説明する。
実施例1 (脱酸素剤包装体の作成とその性能試験) 純鉄粉100gと10%塩化ナトリウム水溶液5gとを混合し
た後乾燥し、鉄粉表面に均一に塩化ナトリウムが被覆し
た嵩比重2.5g/ccの塩化ナトリウム被覆鉄粉を調製し
た。
た後乾燥し、鉄粉表面に均一に塩化ナトリウムが被覆し
た嵩比重2.5g/ccの塩化ナトリウム被覆鉄粉を調製し
た。
この塩化ナトリウム被覆鉄粉1.0gと、100メッシュ以
下の粒度、電気抵抗率1×1015(単位10-6Ωcm)からな
り嵩比重0.9g/ccのα−アルミナ2.0gとを混合した。こ
の混合物を、ガーレー式透気度13秒/100ccの包装材料
(和紙と有孔ポリエチレンフィルムを積層接着した袋の
外側を、さらにポリエチレンフィルムとポリエチレンフ
ィルムを積層接着し、穿孔した袋で覆ったもの)に充填
し脱酸素剤包装体(サイズ50×50mm)を作成した。
下の粒度、電気抵抗率1×1015(単位10-6Ωcm)からな
り嵩比重0.9g/ccのα−アルミナ2.0gとを混合した。こ
の混合物を、ガーレー式透気度13秒/100ccの包装材料
(和紙と有孔ポリエチレンフィルムを積層接着した袋の
外側を、さらにポリエチレンフィルムとポリエチレンフ
ィルムを積層接着し、穿孔した袋で覆ったもの)に充填
し脱酸素剤包装体(サイズ50×50mm)を作成した。
この脱酸素剤包装体の空気500ccおよび炊飯米100gと
ともにKON/PE袋(厚み70μ)に密封して25℃下にて保存
し、5時間毎に酸素濃度を分析した。さらに7日後、三
菱電気(株)製電子レンジ(周波数2450±50MHz、500
W)で5分間マイクロ波加熱を行い、脱酸素剤包装体の
外観形状の変化を観察した。
ともにKON/PE袋(厚み70μ)に密封して25℃下にて保存
し、5時間毎に酸素濃度を分析した。さらに7日後、三
菱電気(株)製電子レンジ(周波数2450±50MHz、500
W)で5分間マイクロ波加熱を行い、脱酸素剤包装体の
外観形状の変化を観察した。
結果を表1に示す。
比較例1 脱酸素剤包装体の包装袋としてガーレー式透気度13秒
/100ccの包装材料の代わりに、ガーレー式透気度4,000
秒/100ccの包装材料(滅菌紙と有孔ポリエチレンフィル
ムとを積層接着したもの。サイズ50×50mm)を用いる以
外は実施例1と同様の試験および観察を実施した。
/100ccの包装材料の代わりに、ガーレー式透気度4,000
秒/100ccの包装材料(滅菌紙と有孔ポリエチレンフィル
ムとを積層接着したもの。サイズ50×50mm)を用いる以
外は実施例1と同様の試験および観察を実施した。
結果を第1表に実施例1と併せて示す。
比較例2 脱酸素剤包装体の組成物としてα−アルミナを用い
ず、塩化ナトリウム被覆鉄粉1.0gのみを用いる以外は、
実施例1と同様の試験および観察を実施した。
ず、塩化ナトリウム被覆鉄粉1.0gのみを用いる以外は、
実施例1と同様の試験および観察を実施した。
結果を第1表に実施例1と併せて示す。
比較例3 脱酸素剤包装体の組成物としてのα−アルミナの使用
量を0.3gとする以外は、実施例1と同様の試験および観
察を実施した。
量を0.3gとする以外は、実施例1と同様の試験および観
察を実施した。
結果を第1表に実施例1と併せて示す。
実施例2 (炊飯米の保存試験) 清浄度クラス10,000のクリーンルーム内で次亜塩素酸
ナトリウム水溶液で消毒,殺菌処理した炊飯釜にてクエ
ン酸1.0%水溶液で十分に洗米した白米(新潟県産コシ
ヒカリ)を1.5倍量の水を加え炊飯した。あらかじめ、U
V照射により殺菌処理したPP(ポリプロピレン)/エバ
ール/PPから成るトレー内に上記炊飯米を200gと実施例
1と同様にして作成した脱酸素剤包装体を封入し、KON/
PPのフィルムで密封した。
ナトリウム水溶液で消毒,殺菌処理した炊飯釜にてクエ
ン酸1.0%水溶液で十分に洗米した白米(新潟県産コシ
ヒカリ)を1.5倍量の水を加え炊飯した。あらかじめ、U
V照射により殺菌処理したPP(ポリプロピレン)/エバ
ール/PPから成るトレー内に上記炊飯米を200gと実施例
1と同様にして作成した脱酸素剤包装体を封入し、KON/
PPのフィルムで密封した。
この炊飯米の生菌数を測定したところ、300個/g以下
であり、PHは5.0であった。
であり、PHは5.0であった。
上記炊飯米包装体を、25℃下で30日間保存後三菱電気
(株)電子レンジ(周波数2450±50MHz、500W)で3分
間マイクロ波加熱を行い脱酸素剤包装体の外観評価、お
よび食味を実施した。
(株)電子レンジ(周波数2450±50MHz、500W)で3分
間マイクロ波加熱を行い脱酸素剤包装体の外観評価、お
よび食味を実施した。
その結果を第2表に示す。
比較例4 クリーンルーム外の室内で特に殺菌処理していない炊
飯釜を用い、洗米に水道水のみを用い、特に殺菌処理し
ていないトレーを使用する以外は実施例2と同様の試験
および観察を実施した。
飯釜を用い、洗米に水道水のみを用い、特に殺菌処理し
ていないトレーを使用する以外は実施例2と同様の試験
および観察を実施した。
この炊飯米の生菌数を測定したところ、1.2×103個/g
であり、PHは7.0であった。
であり、PHは7.0であった。
結果を第2表に実施例2と併せて示す。
比較例5 クリーンルーム外の室内で特に殺菌処理していない炊
飯釜を用い、特に殺菌処理していないトレーを使用する
以外は実施例2と同様の試験および観察を実施した。こ
の炊飯米の生菌数を測定したところ、1.1×103個/gであ
り、PHは5.0であった。
飯釜を用い、特に殺菌処理していないトレーを使用する
以外は実施例2と同様の試験および観察を実施した。こ
の炊飯米の生菌数を測定したところ、1.1×103個/gであ
り、PHは5.0であった。
結果を第2表に実施例2と併せて示す。
比較例6 脱酸素剤包装体としては、比較例2と同様のものを用
いる以外は実施例2と同様の試験と観察を実施した。結
果を第2表に実施例2と併せて示す。
いる以外は実施例2と同様の試験と観察を実施した。結
果を第2表に実施例2と併せて示す。
比較例7 脱酸素剤包装体は封入しない以外は、実施例2と同様
の試験と観察を実施した。結果を第2表に実施例2と併
せて示す。
の試験と観察を実施した。結果を第2表に実施例2と併
せて示す。
比較例8 脱酸素剤包装体を封入しない以外は、比較例4と同様
の試験と観察を実施した。結果を第2表に実施例2と併
せて示す。
の試験と観察を実施した。結果を第2表に実施例2と併
せて示す。
〔発明の効果〕 本発明の炊飯米包装体は、従来一般化している加熱殺
菌炊飯米包装体と同様に長期保存するに十分な品質保持
特性を有し、かつ従来の加熱殺菌炊飯米包装体において
問題であった加熱処理による味の変質,および保存中の
酸化による味の変質を防ぎつつ、消費者は、本発明に係
る炊飯米包装体を購入後、簡便に電子レンジでマイクロ
波照射し、加熱調理して食することができる。
菌炊飯米包装体と同様に長期保存するに十分な品質保持
特性を有し、かつ従来の加熱殺菌炊飯米包装体において
問題であった加熱処理による味の変質,および保存中の
酸化による味の変質を防ぎつつ、消費者は、本発明に係
る炊飯米包装体を購入後、簡便に電子レンジでマイクロ
波照射し、加熱調理して食することができる。
また、本炊飯米包装体に封入される脱酸素剤包装体
は、マイクロ波が照射されても、酸素吸収機能が損なわ
れることがなく、また、内容物がマイクロ波によって急
速に加熱されて脱酸素剤包装体が破裂または焼損してそ
の中の内容物(脱酸素剤組成物)が吐出するようなこと
を防止でき、もって、マイクロ波加熱に耐え得るという
優れた効果を有する。また、本発明の炊飯米包装体によ
れば、加熱調理するためマイクロ波を照射しても脱酸素
剤組成物がマイクロ波によって急速に加熱することを防
止でき、よって、脱酸素剤包装体が破裂または焼損して
その中の脱酸素剤組成物が吐出するようなこともなく炊
飯米が汚染されることなく、安全衛生上も優れ、長期間
常温で食味上の品質を変化させることなく保存、流通す
ることも可能である。
は、マイクロ波が照射されても、酸素吸収機能が損なわ
れることがなく、また、内容物がマイクロ波によって急
速に加熱されて脱酸素剤包装体が破裂または焼損してそ
の中の内容物(脱酸素剤組成物)が吐出するようなこと
を防止でき、もって、マイクロ波加熱に耐え得るという
優れた効果を有する。また、本発明の炊飯米包装体によ
れば、加熱調理するためマイクロ波を照射しても脱酸素
剤組成物がマイクロ波によって急速に加熱することを防
止でき、よって、脱酸素剤包装体が破裂または焼損して
その中の脱酸素剤組成物が吐出するようなこともなく炊
飯米が汚染されることなく、安全衛生上も優れ、長期間
常温で食味上の品質を変化させることなく保存、流通す
ることも可能である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−248359(JP,A) 特開 昭59−88053(JP,A) 特開 昭63−87965(JP,A) 特開 昭61−177954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A23L 1/10 A23L 3/3436
Claims (5)
- 【請求項1】生菌数500個/g以下、PH6.5以下の炊飯米
(A)を、 (a)鉄粉と(b)金属ハロゲン化物と(c)水に難溶
性ないし不溶性で電気抵抗率106(単位10-6Ωcm)以下
のものであって鉄粉100容量部に対して100容量部以上の
粉末フィラーとから成る酸素吸収組成物を、ガーレー式
透気度1000秒/100cc以下の通気性包装材料により包装さ
れた、マイクロ波照射耐性を有する脱酸素剤包装体
(B)とともに、 酸素透過度200ml/m2・24hr・atm以下の材料からなる容
器(C)内に 収納し密封してなることを特徴とする炊飯米包装体。 - 【請求項2】脱酸素剤包装体(B)が殺菌したものであ
ることを特徴とした請求項1記載の炊飯米包装体。 - 【請求項3】脱酸素剤包装体(B)を容器に固定してな
ることを特徴とした請求項1記載の炊飯米包装体。 - 【請求項4】脱酸素剤包装体(B)を容器の一部に設け
た隔離部に収納してなることを特徴とした請求項1記載
の炊飯米包装体。 - 【請求項5】脱酸素剤包装体(B)に包装される粉末フ
ィラーが粒度60メッシュ以下でかつ比表面積が50cm2/g
であることを特徴とした請求項1記載の炊飯米包装体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63278560A JP2829989B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | 炊飯米包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63278560A JP2829989B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | 炊飯米包装体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02128663A JPH02128663A (ja) | 1990-05-17 |
| JP2829989B2 true JP2829989B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17598964
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63278560A Expired - Fee Related JP2829989B2 (ja) | 1988-11-05 | 1988-11-05 | 炊飯米包装体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2829989B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0789880B2 (ja) * | 1991-12-27 | 1995-10-04 | ヱスビー食品 株式会社 | 安全かつ長期保存可能な蒸し米飯の製造方法 |
| JPH0789879B2 (ja) * | 1991-12-27 | 1995-10-04 | ヱスビー食品 株式会社 | 安全かつ長期保存可能な米飯の製造方法 |
| JPH0889742A (ja) * | 1994-09-22 | 1996-04-09 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 脱酸素剤包装体の殺菌方法及びその脱酸素剤包装体 |
| JP2011195185A (ja) * | 2010-03-23 | 2011-10-06 | Powdertech Co Ltd | 非鉄系脱酸素剤包装体 |
| JP2014239661A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | テーブルマーク株式会社 | 包装米飯 |
-
1988
- 1988-11-05 JP JP63278560A patent/JP2829989B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH02128663A (ja) | 1990-05-17 |
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