JPS6387965A - 食品の保存方法 - Google Patents

食品の保存方法

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JPS6387965A
JPS6387965A JP24402486A JP24402486A JPS6387965A JP S6387965 A JPS6387965 A JP S6387965A JP 24402486 A JP24402486 A JP 24402486A JP 24402486 A JP24402486 A JP 24402486A JP S6387965 A JPS6387965 A JP S6387965A
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Hideyuki Takahashi
秀之 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、食品の保存方法に関する。さらに詳しくは、
水分含有率8チ以上の食品を包装材料が導電性の層を有
し通気性を備えている脱酸素剤包装体と共に、酸素透過
度200m//イ・24hr−atm以下の材質から成
る容器内へ収納し、マイクロ波照射した後、保存するこ
とを特徴とする食品の保存方法1こ関する。
〔従来の技術〕
近年、食品保存技術の一つとして、脱酸素剤による食品
保存技術が確立され、多種、多様な食品へ使用が拡大し
ている。
脱酸素剤保存技術とは、脱酸素剤の使用で包装容器内を
嫌気状態に保つことにより、食品の油脂分の酸化防止、
変退色防止、風味保持、虫害防止、好気性菌の繁殖防止
を図り、食品・0品質を維持するものである。
しかしながら、脱酸素剤保存技術上の問題点として、酸
素には品質低下、さらには通性嫌気性菌、及び偏性嫌気
性菌の増殖を抑制しきれないことが挙げられた。
また、害虫駆除方法として脱酸素剤包装を用いる場合に
も、害虫の種類によっては、酸素要求性が小さく、10
0チ死亡させる為に9〜12日かかることも有り、燻蒸
等の薬剤処理に比較して、処理日数が長く必要であった
ここで、従来の脱酸素剤包装体には、例えば紙と有孔ポ
リエチレンフィルムを積層接着した包装材料や、穿孔プ
ラスチックフィルムと紙と有孔ポリエチレンフィルムを
積層接着した包装材料が用いられている。
一方、殺菌、酵素の失活及び害虫駆除等を目的として最
近、マイクロ波照射による食品保存技術が注目されてき
ている。
すなわち、マイクロ波照射により、誘電体である細菌、
害虫を高周波誘電加熱し、殺菌、駆除するものである。
このマイクロ波照射による食品保存技術は、包装後マイ
クロ波照射可能な為、二次汚染を防止できること、処理
速度が速いこと、作業環境が良いことなどの理由で使用
が拡大してきている。
しかし、食品保存の点から見ると、変退色及び油脂分の
酸化等、空気中の酸素の悪影響を防とすることはできな
かった。
上記のように、脱酸素剤による食品保存技術及びマイク
ロ波照射による食品保存技術は、それぞれいくつかの欠
点を有していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕 脱酸素剤による食品保存技術上の問題点である通性嫌気
性菌、偏性嫌気性菌の増殖、酵素による品質低下及び害
虫駆除期間が長い場合があること、またマイクロ波照射
による食品保存技術の問題点である変退色、油脂分の酸
化等の防止ができないこと等の解決を図り、更に優れた
食品保存技術を提供する重要性は大きい。
しかし、単に両者の技術を組合せ、従来の脱酸素剤を食
品と共に容器内へ収納し、マイクロ波照射した場合には
、上記従来の脱酸素剤包装体に使用される包装材料はマ
イクロ波か当たるとこれを透過させる為、脱酸素剤内容
物自体が加熱され、脱酸素剤内容物を収納する袋が破損
し、脱酸素剤内容物がその袋から吐出して食品に混入し
てしまう欠点があった。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みなされたもの
で、その目的とするところは、脱酸素剤による食品保存
技術と、マイクロ波照射による食品保存技術を安全衛生
上の問題なく組合せ可能とし、より優れた食品の保存方
法を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上記の問題点に鑑み、脱酸素剤包装体の
改良について鋭意研究を行った結果、導電性材料がその
性質によってマイクロ波を透過、反射および吸収すると
いう点に着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は水分含有率8チ以上の食品を、包装
材料が導電性の層を有し通気性を備えている脱酸素剤包
装体と共に酸素透過度200プ/イ・24hr−atI
n以下の材料から成る容器内へ収納しマイクロ波照射し
た後、保存することを特徴とする食品の保存方法を提供
するものである。
本発明においては脱酸素剤を収納する包装材料が導電性
の層を有するとともに通気性を備えるようにしたものが
用いられる。
本発明の脱酸素剤包装体では導電性の層の存在により、
マイクロ波が照射されても、マイクロ波はこの導電性の
層により大部分が反射され、そのエネルギーは減衰され
て導電層以下の内容物を励起するに至らない。よって内
容物である脱酸素剤は加熱されず、従って包装体自体は
破損することはない。
本発明にぢいて、導電性の層としては、金、銀、銅、ア
ルミニウム、鉄等の金属からなる金属箔、金属製の網、
プラスチックフィルムに化学的還元法で銀、銅等の金属
被膜を形成させたもの、真空蒸着法等で金属被膜を形成
させたもの、電導性塗装、メッキ等を施したもの、金属
の粉末、粒、繊維等を種々の方法でプラスチックフィル
ムに添加、分散ないしは含有させたもの等、種々の方法
で導電性を持たせた層が用いられる。これらの導電性の
層の中で、金属箔を用いる場合、あるいは各種の金属被
膜等を形成させる場合における金属としては、食品へ使
用する際の安全衛生上からアルミニウムまたはアルミニ
ウムを主体とするものが好ましい。さらに具体的な好ま
し〜・例示としてアルミ箔が挙げラレる。アルミ箔を用
いる場合におけるアルミ箔の厚さは、厚すぎると自動充
填包装適性上支障が有り、薄すぎると包装材料の製造上
支障が有るため、包装材料のコストも考慮すると3〜5
0μが好ましく、5〜25μが最も好ましい。
さらにアルミ箔としては、包装機械適性上軟質アルミ箔
が好ましい。
この導電性の層は、脱酸素剤包装体の包装材料の最内層
のシール層を除けばどの位置に配置してもよく、最外層
、中間層等いずれの位置にも配置可能である。
さらに、導電性の層を有する通気性包装材料で従来の脱
酸素剤包装体をさらに二重に包装してもよい。あるいは
導電性の層を有する脱酸素剤包装体を、さらに通気性包
装材料を用いて二重に包装してもよい。
また、導電性の層を有する包装材料を脱酸素剤包装体の
袋の片面のみに使用し、他方の面に従来用いられていた
徴多孔庚などの耐水性包装材料を使用することも可能で
ある。ただし、この場合はマイクロ波が導電性の層を有
する包装材料を用いた面から当たるように使用する必要
がある。
このような導電性の層を含む包装材料としては、種々の
ものが考えられるが、例として以下のものがあげられる
。ここで、導電性の層はアルミ箔として表示している。
(1)裏面に商標などの印刷を施したポリエステル、ア
ルミ箔、ポリエチレンをこの原に積層接着したもの。
(2)裏面に商標などの印刷を施したポリエステル、ア
ルミ箔、ポリエチレン、洋紙、ポリエチレンをこの屓に
積層接着したもの。
(3)裏面に商標などの印刷を施したポリエステル、ポ
リエチレン、和紙、ポリエチレン、アルミ箔、EVA(
エチレン酢酸ビニル共重合    ・体、以下同じ)を
この屓に積層接着したもの。
(4)裏面に商標などの印刷を施したポリエステル、ポ
リエチレン、和紙、ポリエチレン、アルミ箔、EVAを
この順に積層接着したもの。
15)  表面に商標などの印刷を施したアルミ箔とポ
リエチレンを積層接着したもの。
(6)表面に印刷を施した耐油紙、ポリエチレン、アル
ミ箔、E’VAをこの順に積層接着したもの。
また、これらの包装材料を積層接着する方法としては、
ドライラミネート、押出しラミネート、熱圧着ラミネー
ト、ホットメルトラミネート等積々の方法を採用するこ
とが出来る。
さらに、ポリエチレン、EVA等はフィルムとしてドラ
イラミネート、熱圧着ラミネートしてもよく、押出しラ
ミネート時にフィルムとして接着してもよい。
好ましくは、包装材料の最外層は、商標などの印刷を裏
印刷しても表面から目視できるとともに、印刷インキと
食品等との直接接触を防止して安全衛生性を確保すると
いう観点から、透明なプラスチックフィルムを使用する
のがよい。
なお上記の例示以外にも種々の構成の包装材料が採用し
得ることはいうまでもない。
次に、本発明において包装材料に通気性を付与する態様
を図面を参照しながら説明する。
まず第1図に示す態様において、符号1oで示す包装材
料は、ポリエステルなどの外側フィルム層12、アルミ
箔などの導電性層14、ポリエチレンなどの接着用フィ
ルム層16、紙すどの通気性層18、ポリエチレンなど
の熱シール用フィルム層2oを積層することにより構成
されており、この包装材料1oを2枚前記熱シール用フ
ィルム層2oが重なるように重ね合わせ、その周縁部の
みを熱シールすることにより脱酸素剤22を収納する包
装体が構成される。
前記熱シール用フィルム層2oには予め通fi孔24が
互いに適宜間隔をおいて複数設けられる。
この最も内側の熱シール用フィルム層2oを除く外側の
積層には、冷針、熱針、打ち抜きなどで複数の小孔26
を穿設し、これをフィルム層20に接着する。なお、フ
ィルム層2oに通気孔24を穿設する場合には、フィル
ム層2o以外の外側の積層をフィルム7ia20に接着
した後に冷針;熱針等で通気孔24を穿設することも可
能である。また通気性層18はそれ自体が通気性を有し
ているため、小孔26を必ずしも穿設する必要はない。
これら通気孔24および小孔26により脱酸素剤22に
対する通気性が備えられる。
第2図に示す第2の態様は、第1の態様と異なり、外側
フィルム層12、導電性層14、熱シール用フィルム層
16からなる第1の包装材料28と、通気性層18、熱
シール用フィルム層20からなる第2の包装材料60と
を分離して設け、この第1の包装材料28と第2の包装
材料60との間は接着せずに空隙32を残した状態でそ
の周縁部のみを熱シールしている。また通気性層18に
は小孔26が形成されていない。
第3図に示す第3の態様は、脱酸素剤22を従来の包装
材料、例えば紙と有孔ポリエチレンフィルムを積層接着
した包装材料64によって包装し、この包装材料34を
さらに前記外側フィルム層12、導電性層14、熱シー
ル用フィルム層16からなる第1の包装材料28によっ
て包装したものである。
これら3つの態様はあくまでも例示であり、その他の態
様が考えられることはいうまでもない。また、包装材料
の厚さは自動充填包装機の適性上20〜300μが好ま
しく、20〜200μがさらに好ましい。なお包装材料
の通気性は、穿設する小孔の径、数、紙の材質などによ
り自由に調節することができる。導電性層14はマイク
ロ波の遮蔽効果を奏するため、そこに穿設される孔の大
きさはその長径が0.02〜3顛の範囲で、また開孔率
(孔の合計面積/袋の全面積)は30%以下の範囲で選
択されるのがよい。
本発明における包装材料に通気性を付与する方法として
は、一般に実践されている打抜き、冷針、熱針による開
孔等の他、種々の方法が採用できる。これらの方法の中
でアルミ箔のような導電性層に通気性を付与する場合に
は、外側フィルム層および熱シール用フィルム層とラミ
ネート後、鋭角の先端を有する冷針、熱針等で小孔を穿
孔することが好ましい。これは、アルミ箔等は従来、脱
酸素剤包装材料に用いられていたプラスチックフィルム
に比べ耐熱性が大きく、熱凸ロール等での熱溶融開孔は
困難であるからである。さらに、アルミ箔に予め冷針、
熱針等で小孔を穿設した場合、凹凸ができ易く、他フィ
ルムとの積層が困難となり、かつラミネート時に小孔が
塞がれ易い。従って、他フィルム素材とアルミ箔を積層
接着した後、小孔を穿設することが好ましい。
次に本発明において、脱酸素剤すなわち酸素吸収剤とし
ては、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜ニチオン酸塩、第一
鉄塩、ヒドロキノン、カテコール、レゾルシン、ピロガ
ロール、没食子酸、ロンガリット、アスコルビン酸およ
び/またはその塩、インアスコルビン酸および/または
その塩、ソルボース、クルコース、リグニン、ジブチル
ヒドロキシトルエンまたはブチルヒドロキシアニソール
等を含有する脱酸素剤、あるいは鉄粉などの金属粉を含
有する脱酸素剤、さらには、酸素ガス発生型脱酸素剤ま
たは炭酸ガス吸収型脱酸素剤等が用いられる。これらの
脱酸素剤のうち好ましくは、アスコルビン酸詔よび/ま
たはその塩、もしくは鉄粉などの金属粉を含有する脱酸
素剤が用いられる。
本発明において、容器としては酸素透過度が200M/
 rrl ・24br−atm以下、好ましくは100
 d / i・24h r・atm以下の材料からなる
ものから作られ、完全に密封可能であればその形態にか
かわらず使用することができる。本発明に使用される最
も簡単な容器は、たとえばKON/PE(ポリ塩化ビニ
リデンコートナイロン/ポリエチレン)、KO’P/P
E(ポリ塩化ビニリチンコートポリプロピレン/ポリエ
チレン)もしくはKPET/PE(ポリ塩化ビニリデン
:+−トホlJエチレンテレフタレート/ポリエチレン
)等で例示される各種ポリ塩化ビニリデンコー)1層フ
ィルム、エバール(商品名、■クラレ製)等の積層フィ
ルムなどから作られた袋であり、密封は通常ヒートシー
ルにより行なわれる。
なお本発明では容器として、マイクロ波を透過しにくい
材質から作られたもの、たとえばアルミ蒸着フィルム、
アルミ箔をラミネートした積層フィルム等から作られた
ものは、容器内に収納された保存食品がマイクロ波照射
を有効に受けないため好ましくない。
本発明により保存する食品としては、マイクロ波照射に
よる殺菌、害虫駆除、酵素失活等を有効にする為、水分
含有率8チ以上の食品が挙げられる。
また、適用される具体的な食品としては、米、麦、豆、
玄そば等で例示される雑穀類、やきとり、ノ・ンバーグ
、ナゲツト、コロッケ、アメリカンドッグ、−ロカツ等
の炒めもの、各種フライものや戸ム、ソーセージ等で例
示される食肉加工品類、魚の焼きもの、フライもの、蒸
しもの、包み焼き等やかまぼこ、ちくわ等で例示される
水産加工品類ないしは水産ねり製品類、ギョウザ、シュ
ウマイ等の蒸しもの類、万頭、どら焼、くず餅、大福、
安倍用餅、甘納豆等で例示される和菓子類、ケーキ、シ
ュークリーム、カステラ、バームクーヘン、パンケーキ
等で例示される洋菓子類、赤飯、チャーハン、まぜご飯
等で例示される米麦加工品類、ゆでうどん、ゆでそば、
生そば、生うどん、焼そげ、スパゲツティ、焼うどん等
で例示される各種麺類、珍味類、昆布、わかめなどの海
藻類、総菜類、豆腐、納豆、魚肉類、畜肉類、味噌、切
餅、ざらには上記例示した食品を用いたレトルト食品等
の他、マイクロ波による殺菌、害虫駆除、酵素失活等と
脱酸素剤の併用が有効な食品が挙げられる。
これらの食品の中で和菓子、洋菓子、麺類、    ′
切餅、味噌、フライもの、蒸しもの類、米麦加工品、雑
穀類などが特に有効な食品として挙げられる。
本発明による食品の保存の実施方法としては、食品と上
記脱酸素剤を酸素透過度2ood/ゼ・24h r−a
 tm以下の材質から成る容器内へ収納し、マイクロ波
を10秒〜10分間程度照射して行なわれる。
この際、容器を密封後マイクロ波照射しても。
開封状態のままマイクロ照射し、その後密封しても、ど
ちらの方法も採用することができる。
但し、密封後マイクロ波照射する場合には、食品からの
水分の蒸散により容器が膨張するため照射時間が限られ
る。もし、密封後の照射では十分な効果が得られない場
合には、開封したまま、照射時間を長くすることが可能
であろう〔実施例〕 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1(導電性の層を有する脱酸素剤包装体の製造) 裏に文字印刷と白ベタ印刷各−色を施した厚さ12μの
ポリエチレンテレフタレートフィルムと厚さ9μのアル
ミ箔をドライラミネートし、積層シート1を得た。
次に、積層シート1のアルミ箔側と耐油加工を施した坪
量409 / rr(“の純白ロール紙の間に15μの
ポリエチレンを押出しラミネートして積層したシート(
A)を得た。
このシート(A)に孔径が0.2頷である孔を縦横51
131間隔に分布させて穿設した。(開孔率0.12チ
) これに厚さ30μのポリエチレンをラミネートした後、
このポリエチレン層に針で縦2.5u間隔、横1.5f
lの間隔で孔径0.21mの小孔を穿設して通気性(開
孔率0.83%)を有する熱シール用フィルムを具備し
、巾が100nの導電性の層を有する積層包装材料を用
意した。
この包装材料を三方シール自動充填包装機へ導き、熱シ
ール用フィルムの内側に鉄系脱醒素剤をs、agずつ充
填しつつ、外倒フィルム側よりバーヒーターにてシール
し、切断して寸法が50×50fI+の通気性脱酸素剤
包装体を得た。
比較例1として、上記積層シート1の代わりにアルミ箔
を用いず、ポリエチレンテレフタレートフィルムと耐油
加工を施した坪840 g/dの純白ロール紙の間に1
5μのポリエチレンを押出しラミネートして積層したシ
ート(A゛)を得た。
以下、上記実施例と同方法で導電性の層を有しない積層
包装材料を用意して、鉄系脱酸素剤3.0gを充填して
50X5011111の脱酸素剤包装体を得た。
これらの脱酸素剤包装体を空気500 CCと共にKO
P/PR(ポリ塩化ビニリデンコートされたポリプロピ
レン/ポリエチレン)袋に密封し、25℃下に保存し、
2日後の酸素濃度を分析した。
次に、これらの脱酸素剤包装体が封入されたKOP/P
E袋を三菱電機製電子レンジ(周波数2450±50M
Hz1500W)で5分間マイクロ波加熱を行ない、脱
酸素剤包装体の外観形状の変化を観察した。結果を表−
1に示す。
表−1 実施例2 裏に文字印刷と白ベタ印刷各−色を施した厚さ12μの
ポリエチレンテレフタレートフィルムと厚さ9μのアル
ミ箔をドライラミネートし、積層シート1を得た。
次に積層シート1のアルミ箔側へ、30μのポリエチレ
ンを押出しラミネートして積層したシート(A)を得た
このシートに孔径が0.2朋の小孔を縦、横511II
間隔に分布させて穿設しく開孔率o、12チ)、通気性
を付与した後、幅140flにスリットした導電性の層
を有する積層包装材料(1)を用意した。
一方、純白紙(坪量50 、li’ / m’ )と縦
2.5顛間隔、横1.5fi間隔で孔径0.2顛の小孔
を穿設した有孔ポリエチレンフィルムをラミネートした
包装材料(2)を用意した。
この包装材料(2)を三方シール自動充填包装機へ導き
、鉄系脱酸素剤を3.09ずつ充填包装し、切断して5
0X50tlの脱酸素剤包装体を得た。
さらに積層包装材料(1)を別の三方シール充填包装機
へ導き、この包装材料(2)からなる脱酸素剤用包装体
を積層包装材料(1)で二重包装して、70X7Qn+
の導電性の層を有する包装材料からなる脱酸素剤包装体
を得た。
比較例2と1.で、上記積層シート10代わりに、アル
ミ箔を用いず、ポリエチレンテレフタレートフィルムと
30μのポリエチレンを押出しラミネートして積層した
シート(A′)を得た。このシー)(AIに、上記実施
例2と同方法で導電性の層を有しない積層包装材料(3
)を用意し、包装材料(2)を用いた脱酸素剤包装体を
二重包装して70×70WlIIの導電性の層を有しな
い包装材料からなる脱酸素剤包装体を得た。
これらの脱酸素剤包装体を、食パン2枚と共に、KOP
/PK袋に密封し、25℃で保存し、2日後の酸素濃度
を分析した。
次に、これらの検体を三菱電機株製電子レンジ(周波数
2450士50MHz、500W)で5分間マイクロ波
加熱し、脱酸素剤包装体の外観形状の変化を観察した。
結果を表−2に示す。
表−2 実施例3(生うどんのマイクロ波殺菌)実施例1で得ら
れた積層包装材料を使用し、鉄系の脱酸素剤2gを内部
に充填した酸素吸収能力50dの脱酸素剤包装体を製造
した。一方、小麦粉100部、水29部、食塩2部の混
合物にさらに水を添加し、水分を31俤に調整して製造
した生うどん100gを準備し、上記導電性を有し通気
性を備えている脱酸素剤包装体と共にKON (ポリ塩
化ビニリデンコートナイロン、以下同じ)(厚さ15μ
)/PE(厚さ70μ)製の袋(寸法150x1501
1I+)に収納し密閉した。その際、袋内の空気量は2
0(It/であった。次いで三菱電機株製電子レンジR
P−40(出力s o ow)を用いて、上記袋にマイ
クロ波を40秒間照射した後、25°Cにて所定日数保
存し、生うどんの保存状況を官能試験により調べた。結
果を表−3に示す。
(比較例3−1) 実施例3において、脱酸素剤包装体としてその積層包装
材料が実施例1で得られたものを用いる代りに、実施例
1に対する前記比較例1で得られたものを用いる以外は
実施例3とげ−の処理、試験を実施した。結果を比較例
3−1として表−3に実施例6と併せて示す。
(比較例3−2) 比較例3−1において、マイクロ波を照射しない以外は
比較例3−1と同様の処理、試験を実施した。結果を比
較例3−2として表−3に実施例3と併せて示す。
(比較例3−3) 実施例3において、脱酸素剤包装体を用いない以外は実
施例3と同様の処理、試験を実施した。結果を比較例3
−3と1.て表−3に実施例3と併せて示す。
(比較例3−4) 比較例3−3において、マイクロ波を照射しない以外は
比較例3−3と同様の処理、試験を実施した。結果を比
較例3−4として表−3に実施例3と併せて示す。
表−3 官能試験結果評価・・・○;良好 ×;発酵臭あり 備考a・・・・・・・・・脱酸素剤包装体に異常なし表
−3で明らかなように、マイクロ波照射なしでは脱酸素
剤を使用しても5日目で発酵臭を発するところ、マイク
ロ波を40秒照射すると14日間も良好な品質を維持し
、マイクロ波照射の効果があることがわかった。しかし
、従来の脱酸素剤包装体(比較例3−1)ではマイクロ
波照射時に脱酸素剤が急激に膨張し、シール部の剥離が
見られ破袋した。これに対し本発明の脱酸素剤包装体の
ものは、急激な膨張もなく、異常が見られず、安全にマ
イクロ照射ができた。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば1、水分含有率8
係以上の食品をまずマイクロ波照射により、殺菌、害虫
駆除、酵素の失活等を実施し、その後の保存流通時には
脱酸素剤の効果により、食品の変退色防止(油脂分の酸
化防止、風味保持、好気性菌の繁殖防止等を図ることが
できる。
また、本発明に用いられる脱酸素剤包装体では、包装材
料は脱酸素剤の酸素吸収機能を損なうことなくマイクロ
波の大部分を反射するので、食品その他の被加熱物また
は被殺菌物と一緒に包装された状態でマイクロ波が照射
されても、脱酸素剤がマイクロ波によって加熱されるこ
とを防止でき、よって脱酸素剤包装体が破裂してその中
の脱酸素剤が吐出するようなことを防止でき、従ってマ
イクロ波加熱に耐えつる脱酸素剤包装体を提供できると
いう優れた効果がある、したがって、本発明によれば食
品と脱酸素剤包装体を封入した後、二次汚染を防止しつ
つ、マイクロ波照射しても、脱酸素剤が加熱されず、そ
の結果、脱酸素剤包装体が破袋してその中の脱酸素剤が
吐出す゛るということもなく、安全衛生上も優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一態様を示す断面図、第2図は本発明
の第2態様を示す断面図、第3図は本発明の第3態様を
示す断面図である。 10・・・包装材料   14・・・導電性層22・・
・脱酸素剤   24・・・通気孔26・・・小孔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 水分含有率8%以上の食品を、包装材料が導電性の層を
    有し通気性を備えている脱酸素剤包装体と共に酸素透過
    度200ml/m^2・24hr・atm以下の材料か
    ら成る容器内へ収納しマイクロ波照射した後、保存する
    ことを特徴とする、食品の保存方法。
JP24402486A 1986-09-30 1986-09-30 食品の保存方法 Expired - Fee Related JPH0783698B2 (ja)

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