JPS6387964A - 食品の保存および調理方法 - Google Patents

食品の保存および調理方法

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JPS6387964A
JPS6387964A JP61233268A JP23326886A JPS6387964A JP S6387964 A JPS6387964 A JP S6387964A JP 61233268 A JP61233268 A JP 61233268A JP 23326886 A JP23326886 A JP 23326886A JP S6387964 A JPS6387964 A JP S6387964A
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秀之 高橋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は食品の保存および調理方法に関する。
さらに詳しくは、食品を脱酸素剤包装体とともに密封容
器内に収納し、0℃以上、室温以下で保存した後、マイ
クロ波照射して調理することを4I徴とする食品の保存
および調理方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、食品保存技術の一つとして、脱酸素剤による食品
保存技術が確立され、多種、多様な食品へ使用が拡大し
ている。
脱酸素剤保存技術とは、脱酸素剤の使用で包装容器内を
嫌気状態に保つことにより、食品の油脂分の酸化防止、
変退色防止、風味保持、虫害防止、好気性菌の繁殖防止
を図り、食品の品質を維持するものである。
脱酸素剤は酸素を吸収する性質を有する組成物であるが
、これは通常、通気性の小袋に充填された脱酸素剤包装
体として用いられる。
そして従来の脱酸素剤包装体には、例えば紙と有孔ポリ
エチレンフィルムを積層接着した包装材料や、穿孔プラ
スチックフィルムと紙と有孔ポリエチレンフィルムを積
層接着した包装材料が用いられている。
ところで脱酸素剤保存技術上の問題点として酵素による
食品の品質低下、でんぷんの老化等、嫌気下においても
進行する食品の品質低下は防止1.きれないことが挙げ
られた。
一方、家庭用電子レンジの普及にともない、包装食品を
包装されたまま、電子レンジでマイクロ波照射し、加熱
調理したり、解凍したりすることが一般化してきた。
また最近、食品製造メーカーで予め予備調理された包装
食品が多く発売されるにいたり、マイクロ波照射による
加熱方法はその使用が拡大してきている。
さらには、食品製造メーカーで需要量の変動に伴う在庫
調整、生産調整の目的で生産した包装食品を室温保存後
または室温以下の冷蔵保存後出術する方法が採られる。
特に低温保存では酵素による食品の品質低下、でんぷん
の老化等も防止可能であるため、かかる方法が採られて
いるのである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記したごとき脱酸素剤による食品保存技術および食品
のマイクロ波照射による加熱、調理方法の一般化にとも
ない食品を脱酸素剤包装体とともに容器内に収納、密封
し室温保存のみならず冷蔵保存すること、さらには、そ
の脱酸素剤包装体を封入した包装保存食品を包装された
ままマイクロ波照射し、加熱、調理に供する必要性が多
くなってきた。特に調理済み包装食品等を包装したまま
電子レンジにより加熱、調理に供するものについては、
その包装食品内にも脱酸素剤包装体を封入しておくのが
よく、上記必要性は極めて大きい。
しかし、上記従来の脱酸素剤包装体に使用される包装材
料は、マイクロ波が当たるとその大部分を透過させ、包
装体内の脱酸素剤が加熱され、これにより脱酸素剤を収
納する袋が破損し、脱酸素剤がその袋から吐出して食品
等に混スしてしまう欠点があった。すなわち、従来の脱
酸素剤包装体は、食品等をマイクロ波殺菌、加熱、調理
する場合には、−緒に使用できなかった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みなされたもので
、その目的とするところは、脱酸素剤包装体を封入した
常温保存食品ないしは冷蔵保存食品をマイクロ波照射し
、加熱、調理に供しても脱酸素剤包装体の袋が破損した
り、その内容物である脱酸素剤が外へ出たすせず安全衛
生上優れた食品の保存および調理方法を提供するにある
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者等は、上記の問題点に鑑み、脱酸素剤包装体の
改良について鋭意研究を行なった結果、導電性材料がそ
の性質によってマイクロ波を透過、反射および吸収する
という点に着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は水分含有率8チ以上の食品を、包装
材料が導電性の層を有し通気性を備えている脱酸素剤包
装体とともに、酸素透過度200 m// rtl *
 24hr−atm以下の材料からなる容器内Iこ収納
、密封し、0℃以上室温以下で保存した後、マイクロ波
照射して調理することを特徴とする食品の保存および調
理方法を提供するものである。
本発明においては、脱酸素剤を収納する包装材料として
、導電性の層を有するとともに通気性を備えるようにし
たものが用いられる。
本発明の脱酸素剤包装体では導電性の層の存在により、
マイクロ波が照射されても、マイクロ波はこの導電性の
層により大部分が反射され、そのエネルギーは減衰され
て導電層以下の一内容物を励起するに至らない。よって
内容物である脱酸素剤は加熱されず、従って包装体自体
は破損することはない。
本発明において、導電性の層としては、金、銀、鋼、ア
ルミニウム、鉄等の金属からなる金属箔、金属製の網、
プラスチックフィルムに化学的還元法で銀、銅等の金属
被膜を形成させたもの、真空蒸着法等で金属被膜を形成
させたもの、電導性塗装、メッキ等を施したもの、金属
の粉末、粒、線維等を種々の方法でプラスチックフィル
ムに添加、分散ないしは含有させたもの等、種々の方法
で導電性を持たせた層が用いられる。これらの導電性の
層の中で、金属箔を用いる場合、あるいは各種の金属被
膜等を形成させる場合における金属としては、食品へ使
用する際の安全衛生上からアルミニウムまたはアルミニ
ウムを主体とするものが好ましい。さらに具体的な好ま
しい例示としてアルミ箔が挙げられる。アルミ箔を用い
る場合におけるアルミ箔の厚さは、厚すぎると自動充填
包装適性上支障が有り、薄すぎると包装材料の製造上支
障が有るため、包装材料のコストも考慮すると3〜.5
0μが好ましく、5〜25μが一最も好ましい。
さらにアルミ箔としては、包装機械適性上軟質アルミ箔
が好ましい。
この導電性の層は、脱酸素剤包装体の包装材料の最内層
のシール層を除けばどの位置に配置してもよく、最外層
、中間層等いずれの位置にも配置可能である。
さらに、導電性の層を有する通気性包装材料で従来の脱
酸素剤包装体をさらに二重に包装してもよい。あるいは
導電性の層を有する脱酸素剤包装体を、さらに通気性包
装材料を用いて二重に包装してもよい。
また、導電性の層を有する包装材料を脱酸素剤包装体の
袋の片面のみに使用し、他方の面に従来用いられていた
微多孔膜などの耐水性包装材料を使用することも可能で
ある。ただし、この場合はマイクロ波が導電性の層を有
する包装材料を用いた面から当たるように使用する必要
がある。
このような導電性の層を含む包装材料としては、種々の
ものが考えられるが、例として以下のものがあげられる
。ここで、導電性の層はアルミ箔として表示している。
(1)裏面に商標などの印刷を施したポリエステル、ア
ルミ箔、ポリエチレンをこの順に積層接着したもの。
(2)裏面に商標などの印刷を施したポリエステル、ア
ルミ箔、ポリエチレン、洋紙、ポリエチレンをこの順に
積層接着したもの。
(3)裏面に商標などの印刷を施したポリエステル、ポ
リエチレン、和紙、ポリエチレン、アルミ箔、EVA(
エチレン酢酸ビニル共重合体、以下同じ)をこの順に積
層接着したもの。
(4)裏面に商標などの印刷を施したポリエーテル、ポ
リエチレン、和紙、ポリエチレン、アルミ箔、EVAを
この順に積層接着したもの。
(5)表面に商標などの印刷を施したアルミ箔とポリエ
チレンを積層接着したもの。
(6)表面に印刷を施した耐油紙、ポリエチレン、アル
ミ箔、EVAをこの順に積層接着したもの。
また、これらの包装材料を積層接着する方法としては、
ドライラミネート、押出しラミネート、熱圧着ラミネー
ト、ホットメルトラミネート等積々の方法を採用するこ
とが出来る。
さらに、ポリエチレン、EVA等はフィルムとしてドラ
イラミネート、熱圧着ラミネートしてもよく、押出しラ
ミネート時にフィルムとして接着してもよい。
好ましくは、包装材料の最外層は、商標などの印刷を裏
印刷しても表面から目視できるとともに、印刷インキと
食品等との直接接触を防止して安全衛生性を確保すると
いう観点すら、透明なプラスチックフィルムを使用する
のがよい。
なお上記の例示以外にも種々の構成の包装材料が採用し
得ることはいうまでもない。
次に、本発明において包装材料に通気性を付与する態様
を図画を参照しながら説明する。
まず第1図に示す態様において、符号10で示す包装材
料は、ポリエステルなどの外側フィルム層12、アルミ
箔などの導電性層14、ポリエチレンなどの接着用フィ
ルム層16、紙などの通気性層18、ポリエチレンなど
の熱シール用フィルム層20を積層することにより構成
されており、この包装材料10を2枚前記熱シール用フ
ィルム層20が重なるように重ね合わせ、その周縁部の
みを熱シールすることにより脱酸素剤22を収納する包
装体が構成される。
前記熱シール用フィルム層20には予め通気孔24が互
いに適宜間隔をおいて複数設けられる。
この最も内側の熱シール用フィルム層20を除く外側の
積層には、冷針、熱針、打ち抜きなどで複数の小孔26
を穿設し、これをフィルム層20に接着する。なお、フ
ィルム層20に通気孔24を穿設する場合には、フィル
ム層2n以外の外側の積層をフィルム層20に接着した
後に冷針、熱針等で通気孔24を穿設することも可能で
ある。また通気性層18はそれ自体が通気性を有してい
るため、小孔26を必ずしも穿設する必要はない。
これら通気孔24および小孔26により脱酸素剤22に
対する通気性が備えられる。
第2図に示す第2の態様は、第1の態様と異なり、外側
フィルム層12、導電性層14、熱シール用フィルム/
1116からなる第1の包装材料28と、通気性層18
、熱シール用フィルム層20からなる第2の包装材料3
0とを分離して設け、この第1の包装材料28と第2の
包装材料30との間は接着せずに空隙32を残した状態
でその周縁部のみを熱シールしている。また通気性層1
8には小孔26が形成されていない。
wC3図に示す第3の態様は、脱酸素剤22を従来の包
装材料、例えば紙と有孔ポリエチレンフィルムを積層接
着した包装材料34によって包装し、この包装材料34
をさらに前記外側フィルム居12、導電性層14、熱シ
ール用フィルム層16からなる第1の包装材料28によ
って包装したものである。
これら3つの態様はあくまでも例示であり、その他の態
様が考えられることはいう才でもない。また、包装材料
の厚さは自動充填包装機の適性上20〜500μが好ま
しく、20′〜200μがさらに好ましい。なお包装材
料の通気性は、穿設する小孔の径、数、紙の材質などに
よ     ′り自由に調節することができる。導電性
層14はマイクロ波の遮蔽効果を奏するため、そこに穿
設される孔の大きさはその長径が0.02〜3111の
範囲で、また開孔率(孔の合計面積/袋の全面積)は5
0S以下の範囲で選択されるのがよい。
本発明における包装材料に通気性を付与する方法として
は、一般に実践されている打抜き、冷針、熱針による開
孔等の他、種々の方法が採用できる。これらの方法の中
でアルミ箔のような導電性層に通気性を付与する場合に
は、外側フィルム層および熱シール用フィルム層とラミ
ネート後、鋭角の先端を有する冷針、熱針等で小孔を穿
孔することが好ましい。これは、アルミ箔等は従来、脱
酸素剤用包装材料に用いられていたプラスチックフィル
ムに比べ耐熱性が大きく、熱凸ロール等での熱溶融開孔
は困難であるからである。さらに、アルミ箔に予め冷針
、熱針等で小孔を穿設した場合、凹凸ができ易く、他フ
ィルムとの積層が困難となり、かつラミネート時に小孔
が塞がれ易い。従って、他フィルム素材とアルミ箔を積
層接着した後、小孔を穿設することが好ましい。
次に本発明において、脱酸素剤すなわち酸素吸収剤とし
ては、亜硫酸塩、亜硫酸水素塩、亜ニチオン酸塩、第一
鉄塩、ヒドロキノン、カテコール、レゾルシン、ピロガ
ロール、没食子酸、ロンガリット、アスコルビン酸およ
び/またはその塩、インアスコルビン酸および/または
その塩、ソルボース、グルコース、リグニン、ジブチル
ヒドロキシトルエンまたはブチルヒドロキシアニソール
等を含有する脱酸素剤、あるいは鉄粉などの゛金属粉を
含有する脱酸素剤、さらには、酸素ガス発生型脱酸素剤
または炭酸ガス吸収型脱酸素剤等が用いられる。これら
の脱酸素剤のうち好ましくは、アスコルビン酸および/
またはその塩、もしくは鉄粉などの金属粉を含有する脱
酸素剤が用いられる。
本発明において、容器としては酸素透過度が200 m
l/ m’ * 24hr−atm以下、好ましくは1
00111 / m’ ・24hr・atm以下の材料
からなるものから作られ、完全に密封可能であればその
形態にかかわらず使用することができる。本発明に使用
される最も簡単な容器は、たとえばKON/PE(ポリ
塩化ビニリデンコートナイロン/ポリエチレン)、KO
P/PE(ポリ塩化ビニリデンコートポリプロピレン/
ポリエチレン)もしくはKPBT/PE(ポリ塩化ビニ
リデンコートポリエチレンテレフタレート/ポリエチレ
ン)等で例示される各種ポリ塩化ビニリデンコート積層
フィルム、エバール(商品名、■クラレ製)等の積層フ
ィルムなどから作られた袋であり、密封は通常ヒートシ
ールにより行なわれる。
なお本発明では容器として、マイクロ波を透過しにくい
材質から作られたもの、たとえばアルミ蒸着フィルム、
アルミ箔をラミネートした積層フィルム等から作られた
ものは、容器内に収納された保存食品がマイクロ波照射
時に加熱、調理されにくいため好ましくない。
本発明により保存する食品としてはマイクロ波照射によ
る加熱、調理を有効に行なうため水分含有率8%以上の
食品が挙げられる。
また、適用される具体的な食品としては、米、麦、豆、
玄そば等で例示される雑穀類、やきとり、!・ンバーグ
、ナゲツト、コロッケ、アメリカンドッグ、−ロカツ等
の炒めもの、各種フライものやハム、ソーセージ等で例
示される食肉加工品類、魚の焼きもの、フライもの、蒸
しもの、包み焼き等やかまぼこ、ちくわ等で例示される
水産加工品類ないしは水産ねり製品類、ギョウザ、シュ
ウマイ等の蒸しもの類、万頭、どら焼、甘納豆等で例示
される和菓子類、ケーキ、シュークリーム、カステラ、
バームクーヘン、パンケーキ等で例示される洋菓子類、
赤飯、チャーハン、まぜご飯等で例示される米麦加工品
類、ゆでうどん、ゆでそば、生そば、生うどん、焼そば
、スパゲツティ、焼うどん等で例示される各種麺類、珍
味類、昆布、わかめなどの海藻類、総菜類、豆腐、納豆
、魚肉類、畜肉類、味噌、切餅、さらには上記例示した
食品を用いたレトルト食品等の他、脱酸素剤併用の保存
が有効で、かつ、マイクロ波による加熱、調理が有効な
食品が挙げられる。これらの食品の中で、フライ・もの
、蒸しもの、米飯加工品、麺類、魚肉類、畜肉類、魚肉
加工品、畜肉加工品、和洋菓子類には特に本発明による
保存および調理方法が有効である。
また、特に、予備調理された食品には家庭で電子レンジ
により加熱、調理されて食卓に供されることが多く、本
発明による保存および調理方法が有効である。
本発明においてマイクロ波照射される保存食品は、前記
のように食品と脱酸素剤包装体とを前記容器に密封保存
された食品であるが、この際の保存は室温または室温以
下で行なわれる。
室温以下の保存は通常の冷蔵保存であり、一般には0℃
以上12℃以下での保存がなされる。
さらに本発明でいう保存には、食品製造段階もしくは流
通段階等に詔いては冷凍保存(0℃以下での保存)され
ていたものを、ある時点たとえば流通段階もしくは販売
段階等から冷蔵保存ないしは室温保存に切り替えた態様
の保存も含まれる。
冷蔵保存等の低温保存は、食品の酵素による品質低下、
でんぷんの老化防止等には有効であり、脱酸素剤保存技
術の欠点を補うことができ、本発明による方法との組合
せは非常に意義が大きい。
本発明による食品の保存および調理方法を実施する場合
の方法を例示すれば以下のとおりである。
すなわち、前記食品と前記脱酸素剤包装体とを酸素透過
度200 d/ rl ・24hr−atm以下の材料
からなる容器内に収納後、密封し、室温保存または冷蔵
保存する。保存後、加熱調理時にマイクロ波照射し、食
卓に供する。ここで、マイクロ波照射し加熱、調理する
調理者もしくは調理段階としては種々考えられるが、た
とえば次のごとく具体的に例示される。
(1)食品メーカーで出荷時にマイクロ波照射し、加熱
、調理する。
(2)流通もしくは販売段階でマイクロ波照射し、加熱
、調理し、消費者等に供給する。
(3)消費者が購ス後家庭の電子レンジでマイクロ波照
射し、加熱、調理する。
〔実施例〕
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する。
実施例1(導電性の層を有する脱酸素剤包装体の製造) 裏に文字印刷と白ベタ印刷各−色を施した厚さ12ミク
ロンのポリエチレンテレフタシー1゛フイルムと厚さ9
ミクロjンのアルミ箔をドライラミネートし、積層シー
ト1を得た。
次に、積層シート1のアルミ箔側と耐油加工を施した坪
量40 、jil / mの純白ロール紙の間に15μ
のポリエチレンを押出しラミネートして積層したシート
(A)を得た。
このシート(A)に孔径が0,2!I11である孔を縦
横5fi間隔に分布させて穿設した。(開孔率0.12
チ) これに厚さ30μのポリエチレンをラミネートした後、
このポリエチレン層に針で縦2.511間隔、横1.5
Hの間隔で孔径0.2M’Mの小孔を穿設して通気性(
開孔率 o、s3%)を有する熱シール用フィルムを具
備し、巾が1゜Oflの導電性の層を有する積層包装材
料を用意した。
この包装材料を三方シール自動充填包装機へ導き、熱シ
ール用フィルムの内側に鉄系脱酸素剤を3.09ずつ充
填しつつ、外側フィルム側よりバーヒーターにてシール
し、切断して寸法が50X50inの通気性脱酸素剤包
装体を得た。
比較例1として、上記積層シート1の代わりにアルミ箔
を用いず、ポリエチレンテレフタレートフィルムと耐油
加工を施した坪量4o9/m’の純白ロール紙の間に1
5μのポリエチレンを押出しラミネートして積層したシ
ート(A’ )を得た。
以下、上記実施例と同方法で導電性の層を有しない積層
包装材料を用意して、鉄系脱酸素剤5、Ogを充填して
50X50jl’lの脱酸素剤包装体を得た。
これらの脱酸素剤包装体を空気s o o cc と共
にKOP/PE(ポリ塩化ビニリデンコートされたポリ
プロピレン/ポリエチレン)袋に密封し、25℃下に保
存し、2日後の酸素濃度を分析した。
次に、これらの脱酸素剤包装体が封入されたKOP/P
E袋を三菱電機電子レンジ(周波数2450 士50 
M Hz 、 500 W )で5分間マイクロ波加熱
を行ない、脱酸素剤包装体の外観形状の変化を観察した
。結果を表−1に示す。
表−1 実施例2(導電性の層を有する脱酸素剤包装体の製造) 裏に文字印刷と白ベタ印刷各−色を施した厚さ12μの
ポリエチレンテレフタレートフィルムと厚さ9μのアル
ミ箔をドライラミネートし、積層シート1を得た。
次に積層シート1のアルミ箔側へ、30μのポリエチレ
ンを押出しラミネートして積層したシート(A)を得た
このシートに孔径が0.2nの小孔を縦、横5n間隔に
分布させて穿設しく開孔率 0.12チ)、通気性を付
与した後、幅14oiI!Iにスリットした導電性の層
を有する積層包装材料(1)を用意した。
一方、純白紙(坪量5097 m“)と縦2.5n間隔
、横1.50間隔で孔径o 、2mの小孔を穿設した有
孔ポリエチレンフィルムをラミネートした包装材料(2
)を用意した。
この包装材料(2)を三方シール自動充填包装機へ導き
、鉄系脱酸素剤を3.09ずつ充填包装し、切断して5
0x50mの脱酸素剤包装体を得た。
さらに積層包装材料(1)を別の三方シール充填包装機
へ導き、この包装材料(2)からなる脱酸素剤用包装体
を積層包装材料(1)で二重包装して、70X70mの
導電性の層を有する包装材料からなる脱酸素剤包装体を
得た。
比較例2として、上記積層シート1の代わりに、アルミ
箔を用いず、ポリエチレンテレフタレートフィルムと3
0μのポリエチレンを押出しラミネートして積層したシ
ート(A・)を得た。
このシート(、A’ )に、上記実施例2と同方法で導
電性の層を有しない積層包装材料(3)を用意し、包装
材料(2)を用いた脱酸素剤包装体を二重包装して70
X700の導電性の層を有しない包装材料からなる脱酸
素剤包装体を得た。
これらの脱酸素剤包装体を、食パン2枚と共に、KOP
/PE袋に密封し、25℃で保存し、2日後の酸素濃度
を分析した。
次に、これらの検体を三菱電機株製電子レンジ(周波数
2450±50MHz、500W)で5分間マイクロ波
加熱し、脱酸素剤包装体の外観形状の変化を観察した。
結果を表−2に示す。
表−2 実施例3(アメリカンドッグのマイクロ波による加温調
理) 実施例1で得られた積層包装材料を使用し、鉄系の脱酸
素剤1.2gを内部に充填した酸素吸収能力30m/の
脱酸素剤包装体を製造した。
市販のアメリカンドッグ(約80g/本)1本を上記脱
酸素剤とともにKON(ポリ塩化ビニリデンコートナイ
ロン、厚さ15μ)/PE(厚さ70μ)製の袋(寸法
10105x250iに収納し、ヒートシールにより密
封した。その際、袋内の空気量は200ばであった。こ
の袋を10℃の冷蔵ショーケースに30日間保存した後
、三菱電機@611電子レンジRR−5℃(出力soo
w)を用いて調理した。アメリカンドッグの保存期間中
の保存状態の試験を実施するとともに、マイクロ波照射
による脱酸素剤包装体の外観およびアメリカンドックの
調理状態を観察した。結果を表−3および表−4に示す
(比較例3−1) 実施例5において、脱酸素剤包装体としてその積層包装
材料が実施例1で得られたものを用いる代りに実施例1
に対する比較例1で得られたものを用いる以外は実施例
3と同様の処理、試験を実施した。結果を比較例3−1
として、表−3および表−4に実施例3と併せて示す。
(比較例5−2) 実施例3において、脱酸素剤包装体を用いない以外は実
施例3と同様の処理、試験を実施した。結果を比較例3
−2として、表−3および表−4に実施例5と併せて示
す。
秦1)POV;() *2)かびの発生状態の評価; − かび発生なし。
十 一部分にかび発生した。
丹 広範にかび発生した。
東3)官能試験、香の評価; ○ 良い。
× 悪い6 (商品価値なし) ][4)官能試験、味の評価; ○ 良い。(おいしく食することがで きた) × 悪い。(食することができなかっ た) 表−4マイクロ波照射による脱酸素剤包装体の外観詔よ
びアメリカンドッグの 調理状態 外観変化・・・ ○;異常なし Δ;脱酸素剤が膨れ、シール部が 剥離した ×;黒焦げ一部あり、破袋し粉も れした ××;黒焦げ部分多く、破袋し粉も れした 表−3および表−4で明らかなように、実施例3の態様
のアメリカンドッグを電子レンジで45秒マイクロ波照
射すれば調理でき、おいしく食べられることがわかった
電子レンジでマイクロ波を照射していくと、40秒で水
蒸気がでて、45秒でKON/PE袋が膨れ、50秒で
K ON/P E袋が破袋した。
脱酸素剤包装体の外観は、比較例3−1のものは45秒
で膨れ、シール部の剥離が起き、90秒では黒焦げが出
はじめ、180秒ではそれが進んだのに対し、本発明の
包材もの(実施例3)は180秒でも異常は閣められな
かった。また比較例3−2(脱酸素剤包装体をKON/
Pg袋内に封入しない場合)は表−3に示すように保存
状態が悪く、14日目でかび発生がみられ、30日目に
は油の酸化臭が感じられた。さらにアメリカンドッグの
表面の色が退色し、品質低下が著しかった。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、水分含有率8チ
以上の食品を脱酸素剤包装体と共に封入、密封し、保存
中の変退色防止、油脂分の駿化防止、風味保持、好気性
菌の繁殖防止等を図ることができる。
また、消費者が該包装食品を購入後、簡便に電子レンジ
でマイクロ波照射し、加熱調理することができる。
さらに食品製造者%流通業者もしくは販売者等は低温保
存することにより食品の酵素による品質劣化、でんぷん
の老化を防止しつつ、生産、在庫調整をして、短時間で
マイクロ波照射による加熱調理を行ない消費者に供給す
ることができる。
また、本発明に用いられる脱酸素剤包装体では、包装材
料は脱酸素剤の酸素吸収機能を損なうことなくマイクロ
波の大部分を反射するので、食品その他の被加熱物また
は被殺菌物と一緒に包装された状態でマイクロ波が照射
されても、脱酸素剤がマイクロ波によって加熱されるこ
とを防止でき、よって脱酸素剤包装体が破裂してその中
の脱酸素剤が吐出するようなことを防止でき、従ってマ
イクロ波加熱に耐えつる脱酸素剤包装体を提供できると
いう優れた効果がある。
したがって、本発明によれば食品と脱酸素剤包装体を封
入後、二次汚染を防止[、つつ、マイクロ波照射しても
、脱酸素剤が加熱されず、その結果、脱酸素剤包装体が
破袋[、てその中の脱酸素剤が吐出するということもな
く、安全衛生上も優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一態様を示す断面図、第2図は本発明
の第2態様を示す断面図、第3図は本発明の第3態様を
示す断面図で′ある。 10・・・包装材料  14・・・導電性層22・・・
脱酸素剤  24・・・通気孔26・・・小孔 特許出願人  三菱瓦斯化学株式会社 代理ス 弁理士小堀貞文 手続補正書 昭和62年12月17日

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)水分含有率8%以上の食品を、包装材料が導電性
    の層を有し通気性を備えている脱酸素剤包装体とともに
    、酸素透過度200ml/m^2・24hr・atm以
    下の材料からなる容器内に収納、密封し、0℃以上室温
    以下で保存した後、マイクロ波照射して調理することを
    特徴とする食品の保存および調理方法。
  2. (2)水分含有率8%以上の食品が予備調理されたもの
    である特許請求の範囲第1項記載の食品の保存および調
    理方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0329897A2 (en) * 1987-12-02 1989-08-30 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Package and packaging with oxygen absorbents
EP0481730A2 (en) * 1990-10-15 1992-04-22 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Food packing body for heat and microwave treatment

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US5241149A (en) * 1990-10-15 1993-08-31 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Food packing body for heat and microwave treatment

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