JP2828626B2 - メモリ、メモリサブシステム、メモリ装置、処理システムおよびデータ転送方法 - Google Patents

メモリ、メモリサブシステム、メモリ装置、処理システムおよびデータ転送方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くは電子メモリ
に関し、より詳細には、マルチプルバンクメモリならび
に同メモリを用いたシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ/グラフィックス表示能力を有す
る典型的な処理システムは、中央処理機構(CPU)
と、CPUローカルバスを通して(直接におよび/また
はコアロジックを介して)CPUに接続されている表示
コントローラと、コアロジックを介してCPUローカル
バスに接続されているシステムメモリと、周辺ローカル
バス(例えばPCIバス)を介して表示コントローラに
接続されているフレームバッファメモリと、(例えばク
ロックドライバおよび信号変換器、表示駆動回路のよう
な)周辺回路と、表示ユニットとを備えている。
【0003】CPUはシステムマスタであり、ソフトウ
ェア操作システムと連係してシステム全体の制御全般を
おこなう。中でも、CPUはシステムメモリと通信し、
通常はコアロジックを介して、プログラムの実行に必要
な指令およびデータを保持する。コアロジックは、典型
的には、2〜7個のチップの集合体である。その場合、
1つ以上のチップが「アドレス専用」であり、その他の
1つ以上のチップが「データパス専用」である。またC
PUは、コマンドおよびプログラム指令に応答して、グ
ラフィックイメージの内容が、表示コントローラによっ
て表示ユニット上に表示されるように制御する。
【0004】表示コントローラとしては、例えば、ビデ
オグラフィックスアーキテクチャ(VGA)コントロー
ラを用いることができる。表示コントローラは、一般
に、CPUと表示駆動回路との間のインタフェースとな
り、フレームバッファとCPUとの間のグラフィックス
および/またはビデオデータのやりとりや、表示データ
更新動作およびスクリーンリフレッシュ動作の間の表示
を管理し、フレームバッファメモリの各種動作を制御
し、対象となるグラフィックスあるいはビデオデータに
対して基本的処理を追加的におこなう。例えば、表示コ
ントローラは、直線を描く動作や、ポリゴンを塗りつぶ
す動作といった基本的動作を実行する能力をあわせもっ
ていてもよい。表示コントローラは、たいていの場合、
CPUに対するスレーブである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】現在の情報処理システ
ムでは、データブロックの転送や表示の更新など、効率
よく実行されているとはいえないキー動作がたくさんあ
る。なぜなら、現在利用可能なシステムアーキテクチャ
およびメモリ装置には数多くの制約が課せられているか
らである。その結果、システムの性能や価格を最適化す
ることができなくなる。このことは、当該分野における
システムが、高いクロックレートで動作し、および/ま
たは高精細度表示をおこなう場合に特にいえることであ
る。
【0006】ブロック転送のあいだ、データの全ブロッ
クは、メモリにおけるソース領域からメモリにおけるデ
スティネーション領域へと移動されるか、またはコピー
される。この転送は、システムメモリ内またはフレーム
バッファ内において、システムメモリとフレームバッフ
ァとの間でおこなわれうる。ブロック転送動作は、表示
コントローラまたはCPU内の「BLT(ビット/ブロ
ック転送)エンジン」によって実行可能であり、あるい
はCPU自身によっても実行可能である。データは、典
型的には、メモリのソース領域から1度に1ワードまた
は1バイトずつ読み出され、メモリのデスティネーショ
ンブロックへと1度に1ワードまたは1バイトずつ書き
込まれる。このように2種類の動作(つまり、読み出し
および書き込み動作)を用いると、(特にチップの境界
を挟んで転送がおこなわれる場合には)能率がかなり低
下することになってしまう。なぜなら、単に必要なクロ
ックサイクルの数が倍増するばかりではなく、デバイス
インタフェースおよび相互接続バスの帯域幅が、その他
の重要な動作の場合とは大きくかけはなれたものになる
からである。
【0007】似たような問題は、表示更新動作中にも生
じる。一般に、ユーザまたはランされているアプリケー
ションソフトウェアによって表示イメージの変更が要求
されたとき、CPU自身が表示画面を更新するのに必要
な表示(グラフィック)データを発生する。(システム
内のPCIローカルバスおよびその他のバスに課せられ
た帯域幅の制限と同様に)CPUに課せられたオーバー
ヘッド制約や、表示コントローラライトバッファのサイ
ズの制限などのために、CPUによって発生された、更
新された表示データは、まずシステムメモリに格納され
る。表示コントローラライトバッファにまだ容量があ
り、CPU時間を使うことができる場合には、CPU
は、要求された更新情報(典型的には、フレームバッフ
ァへのアドレスおよび画素データの両方)をコアロジッ
クおよびCPUローカルバスを介してシステムメモリか
ら読み出した後、コアロジックおよびPCIローカルバ
スを介して、そのデータを表示コントローラのライトバ
ッファ内に書き込む。換言すれば、表示更新の間は、デ
ータの各ワードを表示コントローラに書き込むのに多数
のCPUサイクル(つまり、読み出しサイクルおよび書
き込みサイクル)が必要になることになる。これによっ
て、処理速度を高くし、性能を拡張するためにはCPU
サイクルを効率よく使用することが非常に重要であり、
しかもバスの利用可能な帯域幅が制限されている時に
は、深刻な問題が発生することになってしまう。
【0008】データの転送が問題となりうる別の例とし
ては、単一の表示サブシステムを用いて多数の非同期デ
ィスプレイを動作させる場合が挙げられる。このような
問題は、例えば、データを第1のリフレッシュレートで
リフレッシュすると同時にLCD表示画面を第2のリフ
レッシュレートでリフレッシュすることを必要とするC
RTディスプレイを駆動するにあたって、単一の表示コ
ントローラおよび/または単一のフレームバッファが用
いられる時に発生することがある。各表示バッファのサ
イズが違う(つまり、表示すべき画素の個数が異なる)
場合には、この問題は一層難しくなる。
【0009】利用可能な最新の表示サブシステム(特
に、グラフィックスサブシステム)は、同一の情報をC
RTディスプレイおよびLCDディスプレイの両方に同
時に表示することができる。このような状況は、例え
ば、LCDディスプレイを備えた携帯用PCを、CRT
ディスプレイを備えた「ドッキングステーション」内に
挿入した場合に発生する。このようなシステムは、
(1)ディスプレイの解像度が両者とも同じ(つまり、
640×480画素)であり、しかも(2)両ディスプ
レイともにリフレッシュレートが同じであるかぎりで
は、実用的である。両ディスプレイのサイズが異なる
と、表示画面に合うように、必要に応じて画像を拡大・
縮小するために何らかの垂直補間または水平補間を用い
ることが必要になる。とはいうものの、特にグラフィッ
クスとテキストが混在するような場合には、補間をおこ
なうと、通常は画像に歪みが生じる。
【0010】非同期システムにおいては、2つのディス
プレイに対するリフレッシュレートは互いに異なる。例
えば、システムCRTディスプレイは72Hzのリフレ
ッシュレートを有することがあり、LCDディスプレイ
は60Hzのリフレッシュレートを有することがある。
この場合、もし表示コントローラが両ディスプレイを同
一のフレームバッファから駆動しようとすると、内容の
問題が生じる。この内容の問題を解決するためには、2
つのフレームバッファを用いればよい。また、2つのフ
レームバッファを用いることによって、表示コントロー
ラが複数のディスプレイ上に互いに異なる複数のイメー
ジを同時に発生することも可能になる。しかし、2つの
フレームバッファを用いるこのアプローチは、より複雑
でより高くつくアプローチである。なぜなら、補助メモ
リが必要になるばかりか、表示データを独立して制御す
ることも必要になる(つまり、2つのFIFOと2つの
DACが必要になる)からである。また、互いに異なる
2つのフレームバッファを用いると効率が低下する。な
ぜなら、データの使用がしばしばオーバーラップするか
らである。現行の2ディスプレイシステムにおいては、
データは単純に2回、つまり1フレームバッファにつき
1回ずつ格納される。
【0011】したがって、上述した各問題に対処するこ
とができるメモリ装置ならびに同装置を用いたシステム
および方法に対する必要性が生じている。このようなメ
モリ装置ならびに同装置を用いたシステムおよび方法
は、特に、データブロックを効率よく転送することを可
能にするものであるべきである。例えば表示データの更
新といった表示動作の効率を向上させるという問題も処
理すべきである。また、このようなメモリ装置ならびに
同装置を用いたシステムおよび方法は、多数のディスプ
レイ上に複数のイメージを効率よく発生できるものであ
るべきである。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、データブロ
ックを効率よく転送することが可能なメモリおよびメモ
リサブシステムを提供すること、および多数のディスプ
レイ上に複数のイメージを効率よく発生するシステムを
提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるメモリは、
少なくとも1つの導電性ビットラインをそれぞれ有する
複数のメモリセルからなる第1の複数のカラムと、少な
くとも1つの導電性ビットラインをそれぞれ有する複数
のメモリセルからなる第2の複数のカラムと、該第1の
複数のカラムのうちの選択されたグループの該ビットラ
インを該第2の複数のカラムのうちのあるグループの
ビットラインに選択的に接続することによって、該複数
のセルからなる第1の複数のカラムの中から選択された
少なくとも1つのセルから、該複数のセルからなる第2
複数のカラムの中から選択された少なくとも1つの
ルへと少なくとも1ビットのデータを転送するために独
立制御される複数のグループに組織化された複数のゲー
トと、を備えており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0014】ある実施形態では、前記ゲートが電界効果
トランジスタを備えている。
【0015】ある実施形態では、前記複数のメモリセル
が複数のダイナミックランダムアクセスメモリセルを備
えている。
【0016】ある実施形態では、前記複数のセルからな
る第1のカラムが、第1のサブアレイを形成する複数の
メモリセルからなる複数のカラム中の1つのカラムを備
えており、前記複数のセルからなる第2のカラムが、第
2のサブアレイを形成する複数のセルからなる複数のカ
ラム中の1つのカラムを備えている。
【0017】ある実施形態では、前記第1および前記第
2のサブアレイがそれぞれ、複数のセルからなる複数の
ロウを備えており、該複数のロウのそれぞれが導電性ワ
ードラインを備えており、該第1のサブアレイの該ロウ
のワードラインが第1のロウデコーダによって制御さ
れ、かつ、該第2のサブアレイの該ロウのワードライン
が第2のロウデコーダによって制御される。
【0018】本発明によるメモリサブシステムは、複数
のロウおよび複数のカラムをなして配置された複数のメ
モリセルからなる第1のサブアレイであって、該複数の
カラムのそれぞれが導電性ビットラインに接続され、か
つ該複数のロウのそれぞれが導電性ワードラインに接続
されている、第1のサブアレイと、複数のロウおよび複
数のカラムをなして配置された複数のメモリセルからな
る第2のサブアレイであって、該複数のカラムのそれぞ
れが導電性ビットラインに接続され、かつ該複数のロウ
のそれぞれが導電性ワードラインに接続されている、第
2のサブアレイと、該第1のサブアレイの該複数のビッ
トラインの中から選択されたいくつかのビットライン
を、該第2のサブアレイの該複数のビットライン中の対
応するいくつかのビットラインに接続する回路と、を備
えており、そのことにより上記目的が達成される。
【0019】ある実施形態では、受け取った制御信号に
応答して、前記ゲーティング用回路が、前記複数のビッ
トラインの中から選択されたいくつかのビットラインを
接続するように動作可能であるカラム制御回路をさらに
備えている。
【0020】ある実施形態では、前記第1および第2の
サブアレイの前記複数のビットラインが折り曲げられた
複数のビットラインを備えている。
【0021】ある実施形態では、前記接続するための回
路が複数のゲートを備えている。
【0022】ある実施形態では、前記複数のゲートが複
数の電界効果トランジスタを備えている。
【0023】ある実施形態では、受け取った制御信号に
応答して、前記接続するための回路が、前記第1のサブ
アレイの前記複数のビットラインの一方および該ビット
ラインの相補ビットラインを、前記第2のサブアレイの
前記複数のビットラインの一方および該ビットラインの
相補ビットラインに接続するようにする制御回路をさら
に備えている。
【0024】ある実施形態では、前記第1のサブアレイ
の前記複数のワードラインに接続されている第1のロウ
デコーダと、前記第2のサブアレイの前記複数のワード
ラインに接続されている第2のロウデコーダと、をさら
に備えている。
【0025】ある実施形態では、前記第1および第2の
ロウデコーダが、それぞれ互いに異なるアドレスセット
に応答する。
【0026】ある実施形態では、前記第1のサブアレイ
の前記複数のビットラインに接続されている第1のカラ
ムデコーダと、前記第2のサブアレイの前記複数のビッ
トラインに接続されている第2のカラムデコーダと、を
さらに備えている。
【0027】ある実施形態では、前記第1および第2の
カラムデコーダが、それぞれ互いに異なるアドレスセッ
トに応答する。
【0028】ある実施形態では、前記第1のカラムデコ
ーダに接続されている第1の先入れ先出しメモリと、前
記第2のカラムデコーダに接続されている第2の先入れ
先出しメモリと、をさらに備えている。
【0029】本発明によるメモリ装置は、複数のロウお
よび複数のカラムをなす複数のダイナミックランダムア
クセスメモリセルからなる第1のサブアレイであって、
該複数のカラムのそれぞれがビットラインを備えてお
り、かつ、該複数のロウのそれぞれがワードラインを備
えている、第1のサブアレイと、複数のロウおよび複数
のカラムをなす複数のダイナミックランダムアクセスメ
モリセルからなる第2のサブアレイであって、該複数の
カラムのそれぞれがビットラインを備えており、かつ、
該複数のロウのそれぞれがワードラインを備えている、
第2のサブアレイと、第1セットのロウアドレスに応答
して、該第1のサブアレイにおける該複のワードライン
の1つを選択する第1のロウデコーダと、第2セットの
ロウアドレスに応答して、該第2のサブアレイにおける
該複数のワードラインの1つを選択する第2のロウデコ
ーダと、第1セットのカラムアドレスに応答して、該第
1のサブアレイにおける少なくとも1つのビットライン
を選択する第1のカラムデコーダと、第2セットのカラ
ムアドレスに応答して、該第2のサブアレイにおける少
なくとも1つのビットラインを選択する第2のカラムデ
コーダと、該第1のサブアレイにおける少なくとも1つ
のビットラインを、該第2のサブアレイにおける少なく
とも1つのビットラインに選択的に接続する複数のゲー
トと、を備えており、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0030】ある実施形態では、前記第1セットのロウ
アドレスが前記第2のセットのロウアドレスと等価であ
る。
【0031】ある実施形態では、前記第1セットのカラ
ムアドレスが前記第2のセットのカラムアドレスと等価
である。
【0032】ある実施形態では、前記第1および第2の
サブアレイの前記複数のビットラインが、複数のペアを
なす相補ビットラインとして配置されている、折り曲げ
られたビットラインを備えており、該複数のペアをなす
相補ビットラインの中から選択された1ペアの該相補ビ
ットラインによってセンス増幅器が共有されている。
【0033】ある実施形態では、前記複数のゲート中の
少なくとも1つのゲートを通して前記第2のサブアレイ
におけるセルに転送される間に、前記第1のサブアレイ
における少なくとも1つのセルから読み出されたデータ
を一時的にラッチする、該第1のサブアレイに接続され
ているラッチング回路をさらに備えている。
【0034】ある実施形態では、前記複数のゲートが複
数の電界効果トランジスタを備えており、該複数の電界
効果トランジスタのそれぞれが、前記第1のサブアレイ
における前記複数のビットラインの1つを前記第2のサ
ブアレイにおける前記複数のビットラインの1つに接続
する電流経路を有している。
【0035】ある実施形態では、前記複数のゲートが、
前記メモリ装置の外側にあるソースから受け取られた少
なくとも1つの制御信号によって制御される。
【0036】ある実施形態では、前記第1のカラムデコ
ーダに接続されている第1のFIFOと、前記第2のカ
ラムデコーダに接続されている第2のFIFOと、をさ
らに備えている。
【0037】本発明による処理システムは、複数のロウ
および複数のカラムをなして配置された複数のメモリセ
ルからなる第1のサブアレイであって、該複数のカラム
のそれぞれが導電性ビットラインに接続され、かつ該複
数のロウのそれぞれが導電性ワードラインに接続されて
いる、第1のサブアレイと、複数のロウおよび複数のカ
ラムをなして配置された複数のメモリセルからなる第2
のサブアレイであって、該複数のカラムのそれぞれが導
電性ビットラインに接続され、かつ該複数のロウのそれ
ぞれが導電性ワードラインに接続されている、第2のサ
ブアレイと、該第1のサブアレイの中から選択された少
なくとも1つのセルにアクセスするための回路と、該第
2のサブアレイの中から選択された少なくとも1つのセ
ルにアクセスするための回路と、該第1のサブアレイの
該複数のビットラインの中から選択されたあるビットラ
インを、該第2のサブアレイの該複数のビットラインの
中から選択されたあるビットラインに接続することによ
って、該第1のサブアレイの該アクセスされたセルか
ら、該第2のサブアレイの該アクセスされたセルへとデ
ータを転送するための回路と、を備えているメモリ装置
と、該第1のサブアレイから受け取ったデータを表示す
る第1の表示装置と、該第2のサブアレイから受け取っ
たデータを表示する第2の表示装置と、を備えており、
そのことにより上記目的が達成される。
【0038】ある実施形態では、前記第1および第2の
表示装置が互いに異なるリフレッシュレートで動作す
る。
【0039】ある実施形態では、前記第1のサブアレイ
における前記少なくとも1つのセルにアクセスするため
の前記回路、および前記第2のサブアレイにおける前記
少なくとも1つのセルにアクセスするための前記回路
が、単一の表示コントローラに接続されている。
【0040】ある実施形態では、前記第1のサブアレイ
における前記少なくとも1つのセルにアクセスするため
の前記回路、および前記第2のサブアレイにおける前記
少なくとも1つのセルにアクセスするための前記回路
が、単一のコアロジックチップセットに接続されてい
る。
【0041】本発明によるデータ転送方法は、複数のロ
ウおよび複数のカラムをなして配置された複数のメモリ
セルからなる第1のサブアレイであって、該複数のカラ
ムのそれぞれが導電性ビットラインに接続され、かつ該
複数のロウのそれぞれが導電性ワードラインに接続され
ている、第1のサブアレイと、複数のロウおよび複数の
カラムをなして配置された複数のメモリセルからなる第
2のサブアレイであって、該複数のカラムのそれぞれが
導電性ビットラインに接続され、かつ該複数のロウのそ
れぞれが導電性ワードラインに接続されている、第2の
サブアレイと、該第1のサブアレイの該複数のビットラ
インの中から選択されたいくつかのビットラインを該第
2のサブアレイの該複数のビットラインの中から選択さ
れたいくつかのビットラインに接続する複数のゲート
と、を備えているメモリサブシステムにおいてデータの
転送をおこなう方法であって、該第1のサブアレイの中
から選択されたワードラインをアクティベートするステ
ップと、データを、該第1のサブアレイの該複数のビッ
トラインにおいて選択されたロウの複数のセルから検知
するステップと、該複数のゲートの中から選択されたい
くつかのゲートをアクティベートすることによって、該
第1のサブアレイの該複数のビットラインのいくつかの
ビットラインから検知されたデータを、該第2のサブア
レイの該複数のビットラインの中から選択されたいくつ
かのビットラインに接続するステップと、該第2のサブ
アレイの中から選択されたワードラインをアクティベー
トすることによって、該第1のサブアレイから、該第2
のサブアレイの中から選択された該複数のビットライン
に接続されている、ある選択されたロウおよび該複数の
カラムに属する複数のセルへとデータを書き込むステッ
プと、を含んでおり、そのことにより上記目的が達成さ
れる。
【0042】ある実施形態では、前記検知するステップ
の後に、前記第1のサブアレイの前記複数のビットライ
ンにおいて前記データをラッチするステップをさらに含
む。
【0043】ある実施形態では、前記第2のサブアレイ
の中から選択された前記ワードラインをアクティベート
する前記ステップの前に、前記第1のサブアレイの中か
ら選択された前記ワードラインをディアクティベートす
るステップをさらに含む。
【0044】以下に作用を説明する。包括的にいえば、
本発明の原理によりマルチプルバンクメモリを構成し、
動作させることが可能になる。これらのメモリは、ダイ
ナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)装置、ス
タティックランダムアクセスメモリ(SRAM)装置お
よびその他のタイプのメモリ装置を含む。概略的にいう
と、それぞれのメモリは、複数のカラムをなす複数のメ
モリセルからなる多数のサブアレイを備えている。これ
らのメモリセルのビットラインは、ゲーティング回路に
よって選択的に接続されうる。これによって、特に、1
ビットのデータを、あるメモリセルカラムから別のメモ
リセルカラムへとわずか1ゲート遅延で転送することが
可能になる。さらには、本発明の原理によって、2つの
メモリバンクが非同期的に独立して動作することが可能
になる。
【0045】本発明の原理に基づく第1の実施形態によ
れば、少なくとも1つの導電性ビットラインを有する、
複数のメモリセルからなる第1のカラムと、やはり少な
くとも1つの導電性ビットラインを有する、複数のメモ
リセルからなる第2のカラムとを備えたメモリ装置が提
供される。第1のカラムのビットラインを第2のカラム
のビットラインに選択的に接続することによって、複数
のセルからなる第1のカラムの中から選択されたセルか
ら、複数のセルからなる第2のカラムの中から選択され
たセルへと1ビットのデータを転送することを目的とし
て、ゲートが設けられる。
【0046】本発明の第2の実施形態によれば、それぞ
れが複数のメモリセルからなる第1および第2のサブア
レイを有するメモリサブシステムが提供される。第1の
サブアレイに属する複数のメモリセルは、複数のロウお
よびカラムをなして配置される。ここで、各カラムは導
電性ビットラインに接続され、各ロウは導電性ワードラ
インに接続される。第2のサブアレイもまた、それぞれ
が複数のセルからなる複数のロウおよびカラムとして配
置されている。第2のサブアレイの各カラムも導電性ビ
ットラインに接続され、第2のサブアレイの各ロウも導
電性ワードラインに接続されている。また、このメモリ
サブシステムは、第1のサブアレイの複数のビットライ
ンの中から選択されたいくつかのビットラインを、第2
のサブアレイの複数のビットライン中の対応するいくつ
かのビットラインに接続する回路も備えている。
【0047】本発明の原理に基づく別の実施形態によれ
ば、複数のロウおよびカラムをなす複数のダイナミック
ランダムアクセスメモリセルからなる第1のサブアレイ
を備えたメモリ装置が提供される。ここで、各カラムは
ビットラインを備えており、各ロウはワードラインを備
えている。複数のロウおよびカラムをなす複数のダイナ
ミックランダムアクセスメモリセルからなる第2のサブ
アレイもまた設けられる。ここで、各カラムはビットラ
インを備えており、各ロウはワードラインを備えてい
る。第1セットのロウアドレスに応答して、第1のサブ
アレイの中から1つのワードラインを選択するために第
1のロウデコーダが設けられる。第2セットのロウアド
レスに応答して、第2のサブアレイの中から1つのワー
ドラインを選択するために第2のロウデコーダが設けら
れる。第1セットのカラムアドレスに応答して、第1の
サブアレイの中から少なくとも1つのビットラインを選
択するために第1のカラムデコーダが設けられ、第2セ
ットのカラムアドレスに応答して、第2のサブアレイの
中から少なくとも1つのビットラインを選択するために
第2のカラムデコーダが設けられる。最後に、第1のサ
ブアレイにおける少なくとも1つのビットラインを、第
2のサブアレイにおける少なくとも1つのビットライン
に選択的に接続するために、複数のゲートが設けられ
る。
【0048】また、本発明の原理は処理システムにおい
ても実現される。このような処理システムは、複数のロ
ウおよびカラムをなして配置された複数のメモリセルか
らなる第1のアレイを備えたメモリ装置を含んでいる。
ここで、各カラムは導電性ビットラインに接続されてお
り、各ロウは導電性ワードラインに接続されている。ま
た、このメモリ装置は、複数のロウおよびカラムをなし
て配置された複数のメモリセルからなる第2のサブアレ
イも備えている。ここで、各カラムは導電性ビットライ
ンに接続されており、各ロウは導電性ワードラインに接
続されている。このメモリ装置はさらに、第1のサブア
レイの中から選択された少なくとも1つのセルにアクセ
スするための回路と、第2のサブアレイの中から選択さ
れた少なくとも1つのセルにアクセスするための回路と
を備えている。第1のサブアレイに属する複数のビット
ラインの中から選択された1つのビットラインを、第2
のサブアレイに属する複数のビットラインの中から選択
された1つのビットラインに接続することによって、第
1のサブアレイ中のアクセスされたセルから第2のサブ
アレイ中のアクセスされたセルへとデータを転送するた
めの回路も設けられる。また、この処理システムは、第
1のサブアレイから受け取ったデータを表示する第1の
表示装置と、第2のサブアレイから受け取ったデータを
表示する第2の表示装置とを備えている。
【0049】また、本発明の原理は、メモリサブシステ
ムにおいてブロック転送をおこなうための方法としても
実現される。この方法におけるメモリサブシステムは、
複数のロウおよびカラムをなして配置された複数のメモ
リセルからなる第1および第2のサブアレイを備えてお
り、各カラムは導電性ビットラインに接続され、各ロウ
は導電性ワードラインに接続されている。また、このメ
モリサブシステムは、第1のサブアレイに属する複数の
ビットラインの中から選択されたいくつかのビットライ
ンを、第2のサブアレイに属する複数のビットライン中
の対応するいくつかのビットラインに接続する、複数の
ゲートを有している。ある方法によれば、第1のサブア
レイの中から選択されたワードラインがアクティベート
される。第1のサブアレイの各ビットラインにおけるデ
ータは、選択されたロウに属する複数のセルから検知さ
れる。複数のゲートの中から選択されたいくつかのゲー
トがアクティベートされ、検知されたそのデータは、第
1のサブアレイの対応する複数のビットラインから第2
のサブアレイの中から選択された複数のビットラインへ
と接続される。第2のサブアレイの中から選択されたワ
ードラインがアクティベートされると、データは、第1
のサブアレイから、第2のサブアレイの中から選択され
たロウに属する複数のセルへと書き込まれる。
【0050】本発明の原理を実現するメモリ装置、なら
びに同装置を用いたシステムおよび方法によって、従来
の技術よりもはるかに優れた効果が得られる。本発明の
原理によれば、中でも、メモリサブシステム内でデータ
ブロックを効率よく転送することが可能になる。高能率
ブロック転送が実現されると、それにともなって、例え
ば表示データの更新といった各種表示動作や、ブロック
の移動/複写などを最適化することも可能になる。ま
た、本発明の原理によれば、多数のディスプレイ上に複
数のイメージを効率よく発生することも可能になる。こ
のことは、複数のディスプレイが互いに異なるリフレッ
シュレートで非同期的にリフレッシュされる場合には特
に効果的である。
【0051】以上の要旨は、以下に述べる本発明の詳細
な説明をよりよく理解できるように、本発明の各種特徴
および技術的長所をやや大まかに概観したものである。
本発明の請求の範囲の各主題を構成する、本発明のその
他の特徴および長所について以下に説明する。本願明細
書に開示される着想および具体的実施形態については、
本発明と同じ目的を実現するために別種の構造を改変・
設計する際の基礎として容易に利用可能であることは、
当業者には理解できるであろう。また、そのように等価
である構成が、添付の請求の範囲に述べられている本発
明の着想および範囲を超えることはないことも、当業者
には認識できるであろう。
【0052】
【発明の実施の形態】本発明およびその長所をより完全
に理解できるように、添付の図面を参照しながら、以下
に本発明を詳細に説明する。
【0053】本発明の原理およびその長所は、図1〜図
5に図示されている実施形態を参照することによって、
最もよく理解することができる。なお全図面を通して、
同一の参照番号は同一の構成要素を示す。本発明の原理
を実現するメモリ装置は数多くの用途で適用可能ではあ
るが、一例を示すことを目的として、このメモリ装置
は、パーソナルコンピュータに典型的に用いられる基本
処理システムアーキテクチャに適用されるものとして以
下の説明を進める。
【0054】図1は、処理システム100の一部を示す
高レベル機能ブロック図である。システム100は、中
央処理ユニット101と、CPUローカルバス102
と、コアロジック103と、表示コントローラ104
と、システムメモリ105と、ディジタル/アナログ変
換器(DAC)106と、フレームバッファ108と、
表示装置107aと、オプションの表示装置107b
と、を備えている。
【0055】CPU101は、システム100の全動作
を制御する「マスタ」である。CPU101は、特に各
種データ処理機能を実行し、ユーザのコマンドおよび/
またはアプリケーションソフトウェアの実行に応答して
表示ユニット107上に表示されるグラフィックデータ
の内容を判別する。CPU101は、例えばインテルペ
ンチアムクラスマイクロプロセッサといった、市販のパ
ーソナルコンピュータに用いられている汎用のマイクロ
プロセッサでありうる。CPU101は、CPUローカ
ルバス102を介してシステムの残りの部分と通信す
る。CPUローカルバス102としては、例えば、(業
界において通常用いられている)特殊バスあるいは汎用
バスを用いることができる。
【0056】コアロジック103は、CPU101の制
御の下に、CPU101、表示コントローラ104およ
びシステムメモリ105との間でのデータ、アドレス、
制御信号および指令のやりとりを制御する。コアロジッ
ク103は、システムの残りの部分、特にCPU101
と互換性を有するように設計された、市販されている多
数のコアロジックセットのどれでもよい。1つ以上のコ
アロジックチップ、例えば図示されているシステムにお
けるチップ112は、典型的には「アドレスおよびシス
テムコントローラ専用」である。また、1つ以上のコア
ロジックチップ、例えば図1のチップ114は、「デー
タ専用」である。概略的にいうと、アドレス専用コアロ
ジックチップ112は、CPU101とCPUバス10
2のアドレスパスとの間のインタフェースとして作用
し、キャッシュタグ、セットに付随した(associativ
e)キャッシュタグおよびキャッシュのコヒーレンシを
確保するために必要なその他のデータを含むキャッシュ
メモリを保守し、キャッシュ「バススヌーピング(snoo
ping)」を実行し、システムメモリまたはキャッシュに
おけるDRAMに必要な制御信号を発生し、全管理トラ
ンザクションを制御する。概略的にいうと、データ専用
チップ114は、CPU101とCPUバス102のデ
ータパスとの間のインタフェースとして作用し、アドレ
スチップ112またはCPU101に対してサイクル終
了応答を発し、そのサイクルが不完全である場合には動
作を打ち切り、かつバス102のデータパスに対する仲
立ちとなる。
【0057】CPU101は、直接、または外部(L
2)キャッシュ115を介してコアロジック103と通
信する。L2キャッシュ115は、例えば256キロバ
イト速の少なくとも1つのSRAM装置でありうる。な
お、CPU101は、典型的には16キロバイト以下で
あるオンボード(L1)キャッシュを含んでいてもよ
い。
【0058】表示コントローラ104は、市販されてい
る多数のVGA表示コントローラのどれでもよい。表示
コントローラ104としては、例えば、シーラスロジッ
クCL−GD754xシリーズの表示コントローラのい
ずれかを用いることができる。このようなコントローラ
の構成および動作は、CL−GD754xアプリケーシ
ョンブック(Rev 1.0、1994年11月22日)およびCL−
GD7542 LCDVGAコントローラ暫定版データ
ブック(Rev 1.0.2、1994年6月)に記載されている。こ
れらの文献は両方とも、カリフォルニア州、フレモンの
シーラスロジック社(Cirrus Logic, Inc)から入手可
能であり、本願も参考として援用している。表示コント
ローラ104は、コアロジック103を介して、または
CPUローカルバス102を通してCPU101から直
接に、CPU101からのデータ、指令および/または
アドレスを受け取ることができる。データ、指令および
アドレスは、コアロジック103を介して、表示コント
ローラ104と、システムメモリ105との間でやりと
りされる。また、アドレスおよび指令は、ローカルバス
を介しても、コアロジック103と表示コントローラ1
04との間でやりとりすることができる。ローカルバス
としては、例えば、PCIローカルバスを用いることが
できる。概略的にいうと、表示コントローラ104は、
スクリーンリフレッシュを制御し、例えばライン描画、
ポリゴン描画(polygon fills)、色空間変換、表示デ
ータ補間、ズーム制御およびビデオストリーム化などの
限られた数のグラフィック機能を実行し、電力管理とい
ったその他のシステム管理タスク(ministerial chore
s)の操作を行う。一番重要なことは、表示コントロー
ラ104は、スクリーンリフレッシュの間にフレームバ
ッファ108から表示ユニット107に与えられる画素
データのラスタを制御する点であり、表示データの更新
を行う間にCPU101とフレームバッファ108との
間のインタフェースとして作用するという点である。ビ
デオデータは、表示コントローラ104に直接入力して
もよい。
【0059】ディジタル/アナログ変換器106は、コ
ントローラ104からディジタルデータを受け取り、こ
れに応答してアナログデータをドライブ表示107aお
よび107b(後者は使用時に限る)に出力する。図示
されている実施形態においては、DAC106は、表示
コントローラ104とともに単一のチップ上に一体化さ
れる。システム100の特定の実施形態では、DAC1
06は、いくつかオプションを挙げれば、カラーパレッ
ト、YUV/RGBフォーマット変換回路、および/ま
たはX−およびY−ズーム回路を備えていてもよい。表
示107は、例えば、CRTユニット、液晶表示、電界
発光表示、プラズマ表示、あるいは、複数の画素として
画像を画面上に表示するその他のタイプの表示装置であ
りうる。なお、別の実施形態においては、「表示」10
7は、レーザプリンタ、あるいはそれに類似する文書表
示/印刷装置などのその他のタイプの出力装置であるこ
ともある。
【0060】後に詳しく説明するように、本発明の原理
によって、2つの表示107aおよび107bが(たと
えそれぞれのサイズやリフレッシュレートが違っていて
も)同時に動作することが可能になる。例えば、表示1
07aは60Hzのリフレッシュレートで動作するLC
D携帯用PC表示でありうるし、表示107bは70H
zまたは72Hzで動作するドッキングシステムのCR
T表示でありうる。
【0061】システム100におけるデータパスは、設
計次第で変わることがある。例えば、システム100
は、「64ビット」システムでもありうるし、「72ビ
ット」システムでもありうる。ここでは、説明を目的と
して64ビットのシステムが採用される。その場合、C
PUバス102およびPCIバス116のデータパスを
含む各データ接続部、コアロジック103を介してシス
テムメモリ105および表示コントローラ104にいた
るデータパス、および表示コントローラ104とフレー
ムバッファ108との間のデータ相互接続部は、すべて
64ビット幅である。なお、アドレス相互接続部は、メ
モリのサイズ、および、データバイトの選択や、誤り検
出・訂正や、仮想メモリ動作などをサポートする必要性
を含むさまざまな要因によって変わることがある。今日
の典型的なCPUプロセッサシステムにおいては、CP
Uバス102およびPCIバス116のアドレス部は、
典型的には30ビット幅のオーダーである。
【0062】図2は、本発明の原理が好適に適用される
別のシステムアーキテクチャである。この実施形態にお
いては、メモリ105は「統一された」メモリシステム
である。なぜなら、システムメモリ109およびフレー
ムバッファ108が、単一の集積回路、または複数の集
積回路からなる単一のバンクに一括して配置されている
からである。このことは、フレームバッファがシステム
メモリと別々に離れた位置に設けられており、表示コン
トローラを通してシステムの残りの部分とインタフェー
スするようなシステムとは対照的である。システムメモ
リ109は、好ましくは、CPU101の制御の下に必
要に応じてデータ、アドレスおよび指令を格納すること
によって、各種処理機能およびアプリケーションプログ
ラムを実行する従来のシステムメモリである。従来のシ
ステムと同様に、フレームバッファ108は、要求され
た画素データを格納し、表示ユニット107の画面上に
要求された画像を発生する。
【0063】図3は、本発明の原理を実現するメモリ2
0の機能ブロック図である。好ましい実施形態において
は、メモリ20は単一の集積回路チップ上に製造され
る。ただし、本発明は単一のチップによる実施形態には
限定されない。
【0064】メモリ20は、上部バンク(サブアレイ)
200aおよび下部バンク(サブアレイ)200bに分
割されるn個のロウおよびm個のカラムをなす複数のメ
モリセルからなるアレイを含んでいる。好ましい実施形
態においては、これらのメモリセルはダイナミックラン
ダムアクセスメモリ(DRAM)セルである。ただし、
別の実施形態においては、例えばスタティックランダム
アクセスメモリ(SRAM)セルのような、その他のメ
モリ装置を用いることもできる。
【0065】DRAMの動作の基本的原理については、
「1個の64kダイナミックRAMが16kの部品を超
えるのにわずか5ボルトの供給を必要とする」(G.R. M
ohanRaoおよびJohn Hewkin、Electronics、1978年9月28
日、第109〜116頁)、「わずか5ボルトの64k DR
AM」(L.S. White、N.H. Hong、D.J. Redwineおよび
G.R. Mohan Rao、International Solid State Circuit
Conference 1980、Digest of Technical Papers、第230
〜231頁)、「試験用設計機能を有する1MbDRA
M」(J. Neal、B. Holland、S. Inoue、W.K. Loh、H.
McAdamsおよびK. Poteet、International Solid State
Circuit Conference 1986、Digest of Technical Paper
s、第264〜265頁)、「内部電圧ビットラインプリチャ
ージが半分の4Mb DRAM」(International Solid
State Circuit Conference 1986、Digest of Technica
l Papers、第270〜271頁)、「同期DRAM用フルビッ
トプリフェッチアーキテクチャ」(T. Sunaga、K. Hoso
kawa、Y. Nakamura、M. Ichinose、A. Moriwaki、S. Ka
kimiおよびN. Kato、IEEE Journal of Solid State Cir
cuits、第30巻、第9号、1995年9月、第994〜1005頁)、
および「ASICチップ用のDRAMマクロ」(IEEE J
ournal of Solid State Circuits、第30巻、第9号、199
5年9月、第1006〜1014頁)に記載されている。本願も、
これらの文献のすべてを参考として援用している。
【0066】図示されている実施形態においては、サブ
アレイ200aは、0番目のロウからn/2番目までの
ロウを含んでおり、サブアレイ200bは、(n/2)
+1番目のロウからn番目までのロウを含んでいる。た
だし、別のロウ構成を用いることも可能である。各ロウ
は、導電性ワードライン201に接続されている。サブ
アレイ200aのワードライン201は、ロウデコーダ
回路204aに接続されており、その回路により制御さ
れる。一方、サブアレイ200bのワードライン201
は、ロウデコーダ回路204bに接続されており、その
回路により制御される。
【0067】好ましい実施形態においては、複数のセル
からなる複数のカラムはそれぞれ、一対の折り曲げられ
たビットライン202として配置される。この一対のビ
ットラインの一方は、選択されたセルから「真である論
理(true logic)」データを運ぶのに用いられ、他方は
そのデータの補数を運ぶために用いられる。図3では、
ビットラインペアBLA0および/BLA0(ここで、
「/(スラッシュ)」は負論理(バー)を示す)からビ
ットラインペアBLAmおよび/BLAmまでがサブア
レイ200aに含まれており、ビットラインペアBLB
0および/BLB0からビットラインペアBLBmおよ
び/BLBmまでがサブアレイ200bに含まれてい
る。サブアレイ200aおよび200bの複数のビット
ライン202はそれぞれ、対応するカラムデコーダ/セ
ンス増幅器回路205aおよび205bに接続されてお
り、その回路によって制御される。本発明の原理によれ
ば、回路205の各ブロックは、さらに、カラムアドレ
スに応答してカラムデコーダによってわたされたデータ
を選択的にラッチするラッチを1ビットライン202に
つき少なくとも1つ有している。
【0068】図4は、図3に示す好ましい実施形態によ
る折り曲げられた何対かのビットライン202の代表例
をより詳細に図示する模式図である。同様のビットライ
ン/セル構成は、サブアレイ200aの残りの部分に適
用可能であり、サブアレイ200bにも同様に適用可能
である。この場合、メモリセル220はDRAMセルで
あるものとする。なお、後述するように、この構成は検
知に際してすぐれた効果を発揮するものであるので、好
ましい実施形態では、このように折り曲げられたビット
ラインが用いられるものとする。ただし、別の実施形態
においては例えばオープンビットラインといったその他
の構成を用いることも可能である。
【0069】折り曲げられたビットラインを用いる構成
においては、各ビットラインBLAxに属する複数のメ
モリセル220は、対応する偶数番目のワードライン2
01に接続されており、そのビットラインと「相補的関
係にある」ビットライン/BLAxは、対応する奇数番
目のワードラインに接続されている。図4に示すよう
に、偶数番目のロウ0に沿った(一例として図示されて
いる)一対のセル220はビットラインBLA0および
BLA1に接続されており、奇数番目のロウ1に沿った
(一例として図示されている)一対のセル220はビッ
トライン/BLA0および/BLA1に接続されてい
る。サブアレイ200aおよび200bの全体を通して
このパターンが反復される。
【0070】図4に示すビットラインBLA0および/
BLA0や、ビットラインBLA1および/BLA1と
いったビットラインペアはそれぞれ、センス増幅器22
1に接続されている。センス増幅器221は、対応する
ビットラインペアをなすビットラインBLAxと/BL
Axとの間の電圧差を検知する。なお、図4の構成では
検知用の電圧基準を用いていないが、別の実施形態にお
いては、当該分野では公知の(さきほど参照した)適切
な電圧基準回路を設けてもよいことには注意が必要であ
る。センス増幅器は次に、検知した電圧の振れ次第で、
完全な論理1または完全な論理0にラッチする。例え
ば、ロウ0におけるセル220(セルA)およびビット
ラインBLA0を読み出すものとする(書き込み動作の
場合も、ビットラインおよびセルキャパシタにデータを
流し込むことを別にすれば同様である)。ビットライン
BLA0および/BLA0をVccにプリチャージする
(別の実施形態においては、ビットラインをVssにプ
リチャージし、アクセスをおこなう間の電圧を適切に反
転させてもよい)。ロウ0に対応するワードライン20
1は、ロウデコーダ204aによってアクティブ(論理
ハイ)状態に設定される。もしセルAが論理0を格納し
ているのなら(つまり、0のチャージがセルキャパシタ
にあるのなら)、ビットラインBLA0の容量上の電圧
にかかっているチャージは、(Vccのプリチャージ状
態にある)ビットライン/BLA0の容量にかかるチャ
ージに対してディスチャージされる。電圧の振れがセン
ス増幅器221によって検知されると、センス増幅器2
21は、BLA0を完全な論理0の電圧にラッチし、ビ
ットライン/BLA0をその補数である論理1にラッチ
する。一方、もしセルAが論理1を格納しているのな
ら、セルキャパシタはビットラインBLA0を、ビット
ライン/BLA0に対してチャージアップし、センス増
幅器221は、ビットラインBLA0を論理1にラッチ
し、ビットライン/BLA0をその補数である論理0に
ラッチする。なお、例えばセルBといったロウ1に沿っ
たセルにアクセスする場合には、ビットラインBLA0
および/BLA0の果たす役割が逆になることは理解さ
れたい。その場合、ビットライン/BLA0が「真であ
るデータ値」にラッチされ、BLA0がその補数にラッ
チされる。
【0071】本発明の原理によれば、アレイ200aお
よび200bにおいて互いに対応している一対のビット
ラインを、カラム制御回路206の制御の下にゲート2
03を介して、互いに選択的に接続することができる。
後に詳しく説明するように、この構成によれば、1ビッ
トあたりわずか1のゲート遅延でデータをサブアレイ2
00aからサブアレイ200bへと転送することが可能
となり、効果的である。好ましい実施形態においては、
ゲート203は、各ビットライン202を相互に接続す
るソース−ドレインパスと、制御回路206に接続され
ているゲートとを有する電界効果トランジスタである。
図3にはn−チャネルの装置が図示されているが、どの
ような論理および電圧極性を実現するのが望ましいかに
よっては、p−チャネルの装置あるいはさらに複雑な論
理ゲートを用いてもよい。
【0072】図示されている実施形態においては、サブ
アレイ200aのビットラインBLA0をサブアレイ2
00bのビットラインBLB0に接続することができ、
ビットライン/BLA0は/BLB0に接続することが
できる。以下も同様である。アレイの反対側の端部で
は、ビットラインBLAmはビットラインBLBmに接
続することができ、ビットライン/BLAmはビットラ
イン/BLBmに接続することができる。ビットライン
202は、ビットラインBLA0がビットラインBLB
0に接続されるとき、ビットライン/BLA0がビット
ライン/BLB0に同時に接続されるといったように、
好ましくは一対のものとして制御される。したがって、
図3に図示されているように、各ペアに対応するゲート
203は、同じ制御ライン207を介して同一のカラム
制御回路206に共通に接続される。カラム制御回路2
06は、入力/出力および制御回路208を通して受け
取られた複数の制御信号Colsel0〜Colsel
xに応答して、サブアレイ200aにおける複数のビッ
トラインを、サブアレイ200bにおける対応する複数
のビットラインに接続する。
【0073】回路208はまた、従来のデータおよびア
ドレス用のバッファおよびラッチ、クロック発生回路、
およびページモードカラムアドレスインクリメント回路
も備えている。回路208は、好ましくは、ロウアドレ
スストローブ(RAS)およびカラムアドレスストロー
ブ(CAS)に応答して、マルチプレクスされたアドレ
スバスからアドレスシリアルに与えられた複数のロウア
ドレスおよび複数のカラムアドレスをラッチインする。
同期DRAM設計の場合には、マスタクロックは、基本
的なDRAM動作を要求する。
【0074】カラム制御信号Colselxの必要な個
数は、カラム制御回路206とゲート203との間の制
御ライン207の本数と同様に、必要とされる制御の細
かさ(control resolution)およびセルアレイのサイズ
次第で変わる。例えば、サブアレイ200aおよび20
0bがいずれも、それぞれが複数のセルからなる512
ペアのカラムを有している(つまり、合計1024本の
ビットライン202がある)ものとし、互いに対応する
ビットラインペア同士を個別に接続する(つまり、ビッ
トラインペアBLAxおよび/BLAxをビットライン
ペアBLBxおよび/BLBxに接続する)能力が望ま
れているものとすると、各ペアのゲート203と制御回
路と206との間に512本の制御ライン207が必要
になり、制御信号Colselxの個数は10になる
(210=1024)。
【0075】好ましい実施形態においては、多数のビッ
トラインペアBLAxおよび/BLAxを1ブロックと
して対応する多数のビットラインペアBLBxおよび/
BLBxに同時に接続することができる。これによっ
て、外部からの制御信号Colselxの個数を減らす
ことができ、チップ上の制御ライン207の本数を減ら
すこともできる。例えば、データが64ビットブロック
のかたちで(64組のビットラインペアつまり128本
のビットラインを通して)サブアレイ間でやりとりさ
れ、各サブアレイ200が512組のカラムペアを有し
ているものとする。その場合、わずか8本の制御ライン
207が必要になるだけであり、各制御ラインを対応す
る128個のゲート203に接続すればよい。これにと
もない、8個の64ビットカラムブロックの中から1つ
を選択するのに必要な外部からの制御信号Colsel
xの個数は3つになる。
【0076】従来のアクセス(リード、ライト、リード
−モディファイ−ライト、リフレッシュ)をおこなう
間、すべてのゲート203はターンオフされる。ロウア
ドレスおよびカラムアドレスは、RASおよびCASに
応じて外部のソースからワード(アドレス)シリアルに
入力される(メモリ20は、マスタクロックに合わせて
動作する同期DRAMであってもよい)。メモリ20の
ある実施形態においては、ロウデコーダ204は別々の
ロウアドレスセットに応答して動作し、カラムデコーダ
205は別々のカラムアドレスセットに応答して動作す
る。この実施形態においては、アドレスピンAdd0〜
AddQおよびデータピンDQ0〜DQRは、以下に示
す2つの方法のいずれかを用いて構成することができ
る。第1の方法によれば、別々のサブセットのアドレス
ピンAdd0〜AddQおよび別々のサブセットのデー
タピンDQ0〜DQRを、各サブアレイ200に接続さ
れているロウデコーダ204およびカラムデコーダ20
5に専用とすることができる。好ましくは、2セットの
アドレスおよびデータラッチを入力/出力回路208に
設け、1セットずつを各サブセットのアドレスピンおよ
びデータピンに用いることができる。この構成において
は、アドレスおよびデータピンのカウントは増加するも
のの、互いに対応するアドレスおよびデータピンサブセ
ットを通して両アレイに対して同時に、しかも独立して
アドレスし、アクセスすることができる。第2の方法に
よれば、アドレスピンAdd0〜AddQおよびデータ
ピンDQ0〜DQRをサブアレイ200aおよび200
bの間で共用することができる。ここでも、好ましくは
2セットのアドレスおよびデータラッチが設けられる。
この場合、アドレス/データピンカウントは減少し、両
サブアレイに対するアクセスは「インターリーブ」され
る。ある与えられたRASサイクルの間、第1のサブア
レイ200に対するロウおよびカラムアドレスは、RA
SおよびCASに応じ、アドレスピンAdd0〜Add
Qを通して回路208によりラッチインされ、データピ
ンDQ0〜DQRを通して所望のアクセスをすることが
できる。引き続いて、RASおよびCASに応じ、アド
レスピンAdd0〜AddQを通して適切なロウおよび
カラムアドレスをラッチインすることによって、第2の
サブアレイ200へのアクセスをおこなうことができ、
データピンDQ0〜DQRを通してアクセスすることが
できる。
【0077】第2の実施形態においては、ロウデコーダ
204aおよび204bは同一のアドレス空間に存在
し、外部のソース(例えば、コアロジック)から受け取
った同一セットのアドレスに応答する。この場合、所望
のアクセスはサブアレイ200aおよび200bのどち
らに対してなすべきかを選択するために、バンクセレク
ト信号が用いられる。好ましくは、カラムデコーダ20
5aおよび205bもまた同一のカラムアドレス空間に
存在するので、同一セットのカラムアドレスに応答する
ことになる。ただし、このことは本発明の必要条件では
ない。
【0078】本発明の原理によれば、オプションとし
て、ブロック転送をメモリ20において以下のようにお
こなうことができる。ここでは、説明を目的として、あ
るサブアレイ200から別のサブアレイ200への交換
は、64ビットのブロックによりなされるものとする。
また、アドレスおよびデータピンを共用(マルチプレク
ス)する上述の実施形態を用い、やはり上述したよう
に、ロウデコーダ204は別々のアドレス空間に存在す
るものとする。
【0079】ソースサブアレイ200におけるソースブ
ロックに対する第1のロウアドレスおよび第1のカラム
アドレスが(ここでは、説明を目的として、サブアレイ
200aのロウ0に属する最初の64本の偶数番目のビ
ットラインBLA0〜BLA64を通して)、従来の方
法によりRASおよびCASに応じて入力/出力回路2
08により受け取られ、ラッチされる。また、RASが
ロウになると、メモリ20はプリチャージサイクルから
アクティブサイクルへと遷移する。すると、ロウ0のす
べてのセルがターンオンされ、それらのセルに格納され
ているデータは、センス増幅器221によって検知さ
れ、ラッチされる。
【0080】本実施例においては、カラムデコーダ20
5aは、ソースアレイ200aに対する第1のカラムア
ドレスに応答して、最初の64本のビットライン202
を選択する。対応するセンス増幅器によって、これら6
4本のビットライン上に保持されているデータは、カラ
ムデコーダによってわたされ、カラムデコーダ/センス
増幅器205a内のラッチの中にラッチされる。する
と、RASは、プリチャージ(論理ハイ)状態に戻る。
【0081】次に、新しいRASサイクルが開始され、
RASの立下がりエッジに同期して第2のロウアドレス
がラッチインされ、CASの立下がりエッジに同期して
第2のカラムアドレスがラッチインされる。本実施例に
おいては、これらのアドレスは、そのデスティネーショ
ンサブアレイ200bのある位置に対応している。な
お、図示されている実施形態においては、ゲート203
がターンオンされると、サブアレイ同士の間でデータを
正しく転送できるように、ソースサブアレイにおいてア
ドレスされたカラムは、デスティネーションサブアレイ
においてアドレスされたカラムに対してそのロウの位置
において対応している。例えば、もし最初のRASサイ
クルに、ソースサブアレイ200aにおける最初の64
個のカラムがアドレスされるとすると、第2のRASサ
イクルにおいては、デスティネーションサブアレイ20
0bにおける最初の64個のカラムがアドレスされる。
【0082】その後、複数の制御信号Colselxが
受け取られ、ゲート203を介してサブアレイ200a
および200bにおける対応するビットラインペア同士
を互いに接続する。本実施例においては、ゲート203
を選択することによって、第1のRASサイクルの間に
ソースサブアレイ200aにおいてアドレスされたブロ
ックから読み出されラッチされたデータの64ビット
を、第2のRASサイクルの間に対応するビットライン
202を通してデスティネーションサブアレイ200b
においてアドレスされたブロックに接続することが可能
になる。このデータは、デスティネーションカラムアド
レスに応じて、デコーダ/センス増幅器回路205b内
のラッチにわたされる。すると、アドレスされたデステ
ィネーションロウのワードライン201がアクティベー
トされる。ラッチされたデータを表現する電圧は、選択
された複数のカラムに対応するデスティネーションロウ
に沿った複数のセル内に流し込まれる。ブロックの複写
/移動がこのようにして実現される。
【0083】要求されたサブセットのアドレスピンを各
ロウデコーダ204/サブアレイ200に供給する各種
実施形態においては、ブロック転送をおこなうための第
2の方法が実現可能となる。この場合、サブアレイ20
0aおよび200bの両者に対応するロウアドレスが、
アドレスピンAdd0〜AddQに同時に提示され、R
ASと同期してラッチインされる。ひきつづいて、サブ
アレイ200aおよび200bの両者に対応するカラム
アドレスが、アドレスピンAdd0〜AddQにおいて
同時に受け取られ、CASと同期してラッチインされ
る。
【0084】ここでもサブアレイ200aがソースサブ
アレイであり、サブアレイ200bがデスティネーショ
ンサブアレイであるとすると、ついさきほど説明したよ
うに、転送されるべきデータブロックは、アドレスされ
たセルから読み出され、デコーダ/センス増幅器205
aのラッチの中にラッチされる。
【0085】ソースサブアレイ200aにおける選択さ
れたロウ(ロウ0)のワードライン201は、ディアク
ティベートされる(ローにプルダウンされる)。ソース
サブアレイ200aにおいてアドレスされたカラムと、
デスティネーションサブアレイ200bにおいてアドレ
スされたカラムとを接続するゲート203がターンオン
される。サブアレイ200aにおける複数のセルからの
データは、サブアレイ200bのビットラインへと転送
され、カラムデコーダ/センス増幅器205bのラッチ
によってラッチされる。すると、デスティネーションロ
ウのワードライン201がアクティベートされ(ハイに
プルアップされ)、ラッチ内のデータは、デスティネー
ションセルのキャパシタ内に流し込まれる。
【0086】あるいは、データをソースおよびデスティ
ネーション用のセンス増幅器/カラムデコーダブロック
205内でラッチを用いて先にラッチしてもよいことに
は注意が必要である。この場合、センス増幅器は、ワー
ドラインの切替中はビットライン上の電圧を維持しう
る。さらには、カラムの復号化を先におこない、転送す
るビットを選択するのにゲート203のみを用いてもよ
い。
【0087】なめらかな動作を確実におこなうために
は、両サブアレイ200の物理的構造は実質的に同一で
あるべきである。中でも、セル密度、ロウ/カラムピッ
チ、ビットライン長(したがって、ビットライン容量も
含む)、ならびにロウおよびカラムあたりのセルの個数
は、実質的に同一であるべきである。また、上述したよ
うに折り曲げられたビットラインを用いる構成による実
施形態においても、なめらかな動作を確実におこなうこ
とができる。折り曲げられたビットラインを用いること
により得られる格別の効果としては、ブロック転送中
に、あるサブアレイのビットラインをもう一方のサブア
レイのビットラインに接続する時にたとえ電圧降下が発
生しても、各ビットラインペアをなす相補ビットライン
間の差をよりよく検知することが可能になり、また、ノ
イズの影響をさらに排除することが可能になる点が挙げ
られる。例えば、全ビットラインがVssにプリチャー
ジされているものとする。もし論理1がソースセルから
読み出されれば、それに接続されているビットライン
は、それに接続されているセンス増幅器によって、およ
そVccにラッチインされる。対応するゲート203が
電荷を供給する(sourcing)ビットラインをデスティネ
ーションビットラインに接続すると、(両ビットライン
の容量が同じであると仮定すれば)これら2つのビット
ライン上の電圧はVcc/2にまで低下する。デスティ
ネーションビットラインおよびそれとペアをなす相補ビ
ットラインの間の差を検知した後、デスティネーション
サブアレイ200のセンス増幅器は、デスティネーショ
ンビットライン上の(依然としてプリチャージ電圧Vs
sのままである)電圧をVccにまで再びプルアップす
る。ソースビットラインが論理0を運んでいる場合に
は、問題ははるかに単純になる。なぜなら、デスティネ
ーションビットライン上のプリチャージ値Vssは本質
的に同じであるからである。同様に、もしビットライン
201がVcc、あるいはVcc/2といった中間電圧
にプリチャージされているのなら、差を検知することに
よって、転送されたデータに悪影響が及ぼされる事態を
確実に回避することができる。
【0088】本発明の原理を実現するメモリ(例えばメ
モリ20)は、多数のシステムアプリケーションにおい
て好適に用いることができる。例えば、メモリ20は、
図1に示す従来のアーキテクチャによる表示メモリまた
はフレームバッファとして用いることができる。この場
合、上述した方法を用いれば、(例えば、マウスを用い
て表示対象を画面上でドラッグする場合などの)表示デ
ータのブロック移動を実現することができる。
【0089】図2に示す統一されたメモリシステムにお
いては、システムメモリとフレームバッファとの間の境
界で、統一されたメモリの少なくとも1部を構成するた
めにメモリ20を用いることができる。例えば、更新時
に表示データが書き込まれることになるシステムメモリ
の一部を1個のサブアレイ200により構成することが
できる。もう1個のサブアレイは、フレームバッファの
一部または全部を構成することになる。したがって、更
新をおこなう時には、システムメモリからデータを読み
出した後でそのデータをフレームバッファに書き込むの
ではなく、読み出されたデータは、ゲート203を介
し、システムメモリ/フレームバッファメモリの境界を
通して単に転送されるだけになる。
【0090】メモリ20(各サブアレイ200に独立し
てアクセスすることが可能になる上述した実施形態の場
合は特に)は、多数の非同期ディスプレイを用いるシス
テムには特に好適に適用することができる。この場合、
一方のサブアレイ200が、あるディスプレイおよび他
方のサブアレイ200の保守管理をする。図5は、別の
実施形態によるシステム30を図示している。システム
30においては、一対の表示装置を独立して駆動するの
に、一対の先入れ先出しメモリ(レジスタ)301が設
けられる。なお、これらのFIFOは、対応するサブア
レイ200への書き込みの間、データを並べる(queuin
g)(パイプライン動作をする)のに用いることができ
ることには注意されたい。
【0091】メモリ20をどのように適用するにして
も、常にデータ転送速度を最適化することができ、しか
もメモリのスペースを最適なかたちで利用することがで
きる。例えば、(2つの非同期ディスプレイのような)
2つの互いに異なり関連する装置によって同一のデータ
が要求されるものとすると、そのデータを単一のサブア
レイに格納し、ゲート203を介して「共有する」こと
が必要になるだけである。共有されるデータは、例えば
サブアレイ200aの選択されたロウに格納され、必要
に応じてサブアレイ200bのロウへと移動もしくは複
写されうる。このようにして、無駄にされるメモリスペ
ースを大幅に減らすことができ、なくすことさえでき
る。
【0092】以上に本発明およびその長所を詳細に説明
したが、本願明細書に開示された内容については、添付
の請求の範囲により規定される本発明の着想および範囲
を超えることなく、さまざまな変更、置換および改変を
おこなうことが可能であることは理解されたい。
【0093】
【発明の効果】本発明の原理を実現するメモリ装置、な
らびに同装置を用いたシステムおよび方法によって、従
来の技術よりもはるかに優れた効果が得られる。本発明
の原理によれば、中でも、メモリサブシステム内でデー
タブロックを効率よく転送することが可能になる。高能
率ブロック転送が実現されると、それにともなって、例
えば表示データの更新といった各種表示動作や、ブロッ
クの移動/複写などを最適化することも可能になる。ま
た、本発明の原理によれば、多数のディスプレイ上に複
数のイメージを効率よく発生することも可能になる。こ
のことは、複数のディスプレイが互いに異なるリフレッ
シュレートで非同期的にリフレッシュされる場合には特
に効果的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を実現する1つ以上のメモリを使
用可能である、情報処理システムの一例を示す高レベル
機能ブロック図である。
【図2】本発明の原理を実現する1つ以上のメモリを使
用可能である、情報処理システムの一例を示す高レベル
機能ブロック図である。
【図3】本発明の原理を実現する第1のメモリ装置の機
能ブロック図である。
【図4】図3の実施形態による回路の中から選択された
部分をより詳細に図示する、図3の部分拡大図である。
【図5】本発明の原理を実現する第2のメモリ装置の機
能ブロック図である。
【符号の説明】
20 メモリ 200a 上部バンク 200b 下部バンク 201 ワードライン 202 ビットライン 203 ゲート 204a、204b ロウデコーダ 205a、205b カラムデコーダ 207 制御ライン 208 入力/出力および制御回路 220 メモリセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 595158337 3100 West Warren Ave nue,Fremont,Califo rnia 94538,U.S.A. (56)参考文献 特開 昭63−183694(JP,A) 特開 平2−183488(JP,A) 特開 平7−192454(JP,A) 特開 昭63−255747(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11C 11/40 - 11/419

Claims (31)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの導電性ビットラインを
    それぞれ有する複数のメモリセルからなる第1の複数の
    カラムと、 少なくとも1つの導電性ビットラインをそれぞれ有する
    複数のメモリセルからなる第2の複数のカラムと、 該第1の複数のカラムのうちの選択されたグループの
    ビットラインを該第2の複数のカラムのうちのあるグル
    ープの該ビットラインに選択的に接続することによっ
    て、該複数のセルからなる第1の複数のカラムの中から
    選択された少なくとも1つのセルから、該複数のセルか
    らなる第2の複数のカラムの中から選択された少なくと
    も1つのセルへと少なくとも1ビットのデータを転送す
    ために独立制御される複数のグループに組織化された
    複数のゲートと、 を備えているメモリ。
  2. 【請求項2】 前記ゲートが電界効果トランジスタを備
    えている、請求項1に記載のメモリ。
  3. 【請求項3】 前記複数のメモリセルが複数のダイナミ
    ックランダムアクセスメモリセルを備えている、請求項
    1に記載のメモリ。
  4. 【請求項4】 前記複数のセルからなる第1のカラム
    が、第1のサブアレイを形成する複数のメモリセルから
    なる複数のカラム中の1つのカラムを備えており、前記
    複数のセルからなる第2のカラムが、第2のサブアレイ
    を形成する複数のセルからなる複数のカラム中の1つの
    カラムを備えている、請求項1に記載のメモリ。
  5. 【請求項5】 前記第1および前記第2のサブアレイが
    それぞれ、複数のセルからなる複数のロウを備えてお
    り、該複数のロウのそれぞれが導電性ワードラインを備
    えており、該第1のサブアレイの該ロウのワードライン
    が第1のロウデコーダによって制御され、かつ、該第2
    のサブアレイの該ロウのワードラインが第2のロウデコ
    ーダによって制御される、請求項4に記載のメモリ。
  6. 【請求項6】 複数のロウおよび複数のカラムをなして
    配置された複数のメモリセルからなる第1のサブアレイ
    であって、該複数のカラムのそれぞれが導電性ビットラ
    インに接続され、かつ該複数のロウのそれぞれが導電性
    ワードラインに接続されている、第1のサブアレイと、 複数のロウおよび複数のカラムをなして配置された複数
    のメモリセルからなる第2のサブアレイであって、該複
    数のカラムのそれぞれが導電性ビットラインに接続さ
    れ、かつ該複数のロウのそれぞれが導電性ワードライン
    に接続されている、第2のサブアレイと、 該第1のサブアレイの該複数のビットラインの中から選
    択されたいくつかのビットラインを、該第2のサブアレ
    イの該複数のビットライン中の対応するいくつかのビッ
    トラインに接続する回路と、を備えているメモリサブシ
    ステム。
  7. 【請求項7】 受け取った制御信号に応答して、前記ゲ
    ーティング用回路が、前記複数のビットラインの中から
    選択されたいくつかのビットラインを接続するように動
    作可能であるカラム制御回路をさらに備えている、請求
    項6に記載のメモリサブシステム。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のサブアレイの前記
    複数のビットラインが折り曲げられた複数のビットライ
    ンを備えている、請求項6に記載のメモリサブシステ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記接続するための回路が複数のゲート
    を備えている、請求項6に記載のメモリサブシステム。
  10. 【請求項10】 前記複数のゲートが複数の電界効果ト
    ランジスタを備えている、請求項9に記載のメモリサブ
    システム。
  11. 【請求項11】 受け取った制御信号に応答して、前記
    接続するための回路が、前記第1のサブアレイの前記複
    数のビットラインの一方および該ビットラインの相補ビ
    ットラインを、前記第2のサブアレイの前記複数のビッ
    トラインの一方および該ビットラインの相補ビットライ
    ンに接続するようにする制御回路をさらに備えている、
    請求項8に記載のメモリサブシステム。
  12. 【請求項12】 前記第1のサブアレイの前記複数のワ
    ードラインに接続されている第1のロウデコーダと、前
    記第2のサブアレイの前記複数のワードラインに接続さ
    れている第2のロウデコーダと、をさらに備えている、
    請求項6に記載のメモリサブシステム。
  13. 【請求項13】 前記第1および第2のロウデコーダ
    が、それぞれ互いに異なるアドレスセットに応答する、
    請求項12に記載のメモリサブシステム。
  14. 【請求項14】 前記第1のサブアレイの前記複数のビ
    ットラインに接続されている第1のカラムデコーダと、
    前記第2のサブアレイの前記複数のビットラインに接続
    されている第2のカラムデコーダと、をさらに備えてい
    る、請求項6に記載のメモリサブシステム。
  15. 【請求項15】 前記第1および第2のカラムデコーダ
    が、それぞれ互いに異なるアドレスセットに応答する、
    請求項14に記載のメモリサブシステム。
  16. 【請求項16】 前記第1のカラムデコーダに接続され
    ている第1の先入れ先出しメモリと、前記第2のカラム
    デコーダに接続されている第2の先入れ先出しメモリ
    と、をさらに備えている、請求項14に記載のメモリサ
    ブシステム。
  17. 【請求項17】 複数のロウおよび複数のカラムをなす
    複数のダイナミックランダムアクセスメモリセルからな
    る第1のサブアレイであって、該複数のカラムのそれぞ
    れがビットラインを備えており、かつ、該複数のロウの
    それぞれがワードラインを備えている、第1のサブアレ
    イと、 複数のロウおよび複数のカラムをなす複数のダイナミッ
    クランダムアクセスメモリセルからなる第2のサブアレ
    イであって、該複数のカラムのそれぞれがビットライン
    を備えており、かつ、該複数のロウのそれぞれがワード
    ラインを備えている、第2のサブアレイと、 第1セットのロウアドレスに応答して、該第1のサブア
    レイにおける該複数のワードラインの1つを選択する第
    1のロウデコーダと、 第2セットのロウアドレスに応答して、該第2のサブア
    レイにおける該複数のワードラインの1つを選択する第
    2のロウデコーダと、 第1セットのカラムアドレスに応答して、該第1のサブ
    アレイにおける少なくとも1つのビットラインを選択す
    る第1のカラムデコーダと、 第2セットのカラムアドレスに応答して、該第2のサブ
    アレイにおける少なくとも1つのビットラインを選択す
    る第2のカラムデコーダと、 該第1のサブアレイにおける少なくとも1つのビットラ
    インを、該第2のサブアレイにおける少なくとも1つの
    ビットラインに選択的に接続する複数のゲートと、を備
    えているメモリ装置。
  18. 【請求項18】 前記第1セットのロウアドレスが前記
    第2のセットのロウアドレスと等価である、請求項17
    に記載のメモリ装置。
  19. 【請求項19】 前記第1セットのカラムアドレスが前
    記第2のセットのカラムアドレスと等価である、請求項
    17に記載のメモリ装置。
  20. 【請求項20】 前記第1および第2のサブアレイの前
    記複数のビットラインが、複数のペアをなす相補ビット
    ラインとして配置されている、折り曲げられたビットラ
    インを備えており、該複数のペアをなす相補ビットライ
    ンの中から選択された1ペアの該相補ビットラインによ
    ってセンス増幅器が共有されている、請求項17に記載
    のメモリ装置。
  21. 【請求項21】 前記複数のゲート中の少なくとも1つ
    のゲートを通して前記第2のサブアレイにおけるセルに
    転送される間に、前記第1のサブアレイにおける少なく
    とも1つのセルから読み出されたデータを一時的にラッ
    チする、該第1のサブアレイに接続されているラッチン
    グ回路をさらに備えている、請求項17に記載のメモリ
    装置。
  22. 【請求項22】 前記複数のゲートが複数の電界効果ト
    ランジスタを備えており、該複数の電界効果トランジス
    タのそれぞれが、前記第1のサブアレイにおける前記複
    数のビットラインの1つを前記第2のサブアレイにおけ
    る前記複数のビットラインの1つに接続する電流経路を
    有している、請求項17に記載のメモリ装置。
  23. 【請求項23】 前記複数のゲートが、前記メモリ装置
    の外側にあるソースから受け取られた少なくとも1つの
    制御信号によって制御される、請求項17に記載のメモ
    リ装置。
  24. 【請求項24】 前記第1のカラムデコーダに接続され
    ている第1のFIFOと、前記第2のカラムデコーダに
    接続されている第2のFIFOと、をさらに備えてい
    る、請求項17に記載のメモリ装置。
  25. 【請求項25】 複数のロウおよび複数のカラムをなし
    て配置された複数のメモリセルからなる第1のサブアレ
    イであって、該複数のカラムのそれぞれが導電性ビット
    ラインに接続され、かつ該複数のロウのそれぞれが導電
    性ワードラインに接続されている、第1のサブアレイ
    と、 複数のロウおよび複数のカラムをなして配置された複数
    のメモリセルからなる第2のサブアレイであって、該複
    数のカラムのそれぞれが導電性ビットラインに接続さ
    れ、かつ該複数のロウのそれぞれが導電性ワードライン
    に接続されている、第2のサブアレイと、 該第1のサブアレイの中から選択された少なくとも1つ
    のセルにアクセスするための回路と、 該第2のサブアレイの中から選択された少なくとも1つ
    のセルにアクセスするための回路と、 該第1のサブアレイの該複数のビットラインの中から選
    択されたあるビットラインを、該第2のサブアレイの該
    複数のビットラインの中から選択されたあるビットライ
    ンに接続することによって、該第1のサブアレイの該ア
    クセスされたセルから、該第2のサブアレイの該アクセ
    スされたセルへとデータを転送するための回路と、を備
    えているメモリ装置と、 該第1のサブアレイから受け取ったデータを表示する第
    1の表示装置と、 該第2のサブアレイから受け取ったデータを表示する第
    2の表示装置と、を備えている処理システム。
  26. 【請求項26】 前記第1および第2の表示装置が互い
    に異なるリフレッシュレートで動作する、請求項25に
    記載の処理システム。
  27. 【請求項27】 前記第1のサブアレイにおける前記少
    なくとも1つのセルにアクセスするための前記回路、お
    よび前記第2のサブアレイにおける前記少なくとも1つ
    のセルにアクセスするための前記回路が、単一の表示コ
    ントローラに接続されている、請求項25に記載の処理
    システム。
  28. 【請求項28】 前記第1のサブアレイにおける前記少
    なくとも1つのセルにアクセスするための前記回路、お
    よび前記第2のサブアレイにおける前記少なくとも1つ
    のセルにアクセスするための前記回路が、単一のコアロ
    ジックチップセットに接続されている、請求項25に記
    載の処理システム。
  29. 【請求項29】 複数のロウおよび複数のカラムをなし
    て配置された複数のメモリセルからなる第1のサブアレ
    イであって、該複数のカラムのそれぞれが導電性ビット
    ラインに接続され、かつ該複数のロウのそれぞれが導電
    性ワードラインに接続されている、第1のサブアレイ
    と、複数のロウおよび複数のカラムをなして配置された
    複数のメモリセルからなる第2のサブアレイであって、
    該複数のカラムのそれぞれが導電性ビットラインに接続
    され、かつ該複数のロウのそれぞれが導電性ワードライ
    ンに接続されている、第2のサブアレイと、該第1のサ
    ブアレイの該複数のビットラインの中から選択されたい
    くつかのビットラインを該第2のサブアレイの該複数の
    ビットラインの中から選択されたいくつかのビットライ
    ンに接続する複数のゲートと、を備えているメモリサブ
    システムにおいてデータの転送をおこなう方法であっ
    て、 該第1のサブアレイの中から選択されたワードラインを
    アクティベートするステップと、 データを、該第1のサブアレイの該複数のビットライン
    において選択されたロウの複数のセルから検知するステ
    ップと、 該複数のゲートの中から選択されたいくつかのゲートを
    アクティベートすることによって、該第1のサブアレイ
    の該複数のビットラインのいくつかのビットラインから
    検知されたデータを、該第2のサブアレイの該複数のビ
    ットラインの中から選択されたいくつかのビットライン
    に接続するステップと、 該第2のサブアレイの中から選択されたワードラインを
    アクティベートすることによって、該第1のサブアレイ
    から、該第2のサブアレイの中から選択された該複数の
    ビットラインに接続されている、ある選択されたロウお
    よび該複数のカラムに属する複数のセルへとデータを書
    き込むステップと、を含む方法。
  30. 【請求項30】 前記検知するステップの後に、前記第
    1のサブアレイの前記複数のビットラインにおいて前記
    データをラッチするステップをさらに含む、請求項29
    に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記第2のサブアレイの中から選択さ
    れた前記ワードラインをアクティベートする前記ステッ
    プの前に、前記第1のサブアレイの中から選択された前
    記ワードラインをディアクティベートするステップをさ
    らに含む、請求項29に記載の方法。
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