JP2827359B2 - 農作業機用の乗用牽引車 - Google Patents

農作業機用の乗用牽引車

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石田  伊佐男
玉井  利男
塩崎  孝秀
清家  理伯
神谷  寿
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、乗用型田植機や乗用型播種機等の走行部
である乗用牽引車に関する。
〔従来の技術〕
従来の左右一対の操向操作される前輪と左右一対の駆
動後輪とを有した乗用牽引車においては、その後輪側の
伝動ケースの左右中心部分を前後に水平な軸心回りに回
動して左右の後輪が凸凹な地面に追従するように構成し
たものはあった。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来構造のものは、左右の後輪が側面視で同じ位置で
上下動するために凹凸の激しい地面を走行する場合や畦
越えしたりあるいは深みに片車輪が入った場合に円滑な
走行ができない欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
上記の課題を解決するために、この発明は、左右一対
の操向操作される前輪15と左右一対の駆動後輪20とを有
した乗用牽引車であって、この後輪20を軸装する左右伝
動ケース18aを連結する連結部材17の左右中心部分を軸
心回りに回動可能に設けて左右の後輪20を天秤作動可能
に設けるに、その回動軸心を前後方向で且つ水平面に対
して傾斜させた農作業機用の乗用牽引車としたものであ
る。
〔発明の作用及び効果〕
この発明によると、左右後輪が上下に回動する場合に
は、必ず片側の後輪が前側に他方側が後側に移動し、左
右後輪が上下動するに伴って前後にずれることになる。
従って、上下方向のローリング作動と牽引力とのバラン
スが良くなって直進性が向上し、また、畦越え時におい
ては、一方の車輪が前進する恰好になるために後輪の地
面に対する食い込みがよく安定した畦越え機能が発揮で
きる。よって、田植装置等の水田作業機用の牽引車とし
ては極めて良好な走行性能が発揮される。
〔実施例〕
この発明の一実施例である乗用型田植機の牽引車を、
図面に基づき詳細に説明する。
1は車体で、左右一対の縦枠1a,1aの前端側をバラン
スウエイトを兼ねる鋳物の連結枠2で連結し、後端側を
横枠3で連結している。4は操縦歯車ケースで、ステア
リング軸5に取付けたピニオン歯車とこれに噛み合う扇
形歯車とを内装し、下部に減速されて突出する軸に前輪
操作バー6の左右中心を連結している。
7はエンジンで、車体1の前後中間部分に位置して、
該車体1に固着のエンジンベース8に搭載されている。
9はミッションケース10の上部に一体的に取付けられ
た油圧無段変速装置(HST)のケースで、該無段変速の
出力軸が直接ミッションケース10内の入力になるように
構成されていて、前記エンジン7の出力軸11からクラッ
チ機構12及び屈折自在軸13を介してケース9内の伝動機
構に動力が伝達されるように構成されている。
14は前輪駆動ケースで、デフ機構等が内装され、左右
横側には車輪駆動軸を包む横ケース14a、14aが張出して
いて、該駆動ケース14の左右中心部分が前記ミッション
ケース10の後部で左右回動自在に取付けられている。そ
して、前記横ケース14a,14aの先端側に下方に向かう伝
動ケース14b,14bを設けてその外側に前輪15、15を軸着
ならしめている。16は前記前輪駆動ケース14の後部を回
動自由に支持する機枠である。
17は左右後輪駆動ケース18a,18aを連結した連結部材
で、その左右中心部分を前記車体の横枠3の左右中心部
分に前後方向で且つ前側が上位に傾斜したローリング軸
19を介して連結している。そして、前記後輪駆動ケース
18aの外側には後輪20、20が軸着されている。
21a,21aは伝動軸で、前記ミッションケース10の左右
両側の後方に突出させた駆動軸22a,22bに連結されてい
て、前記後輪駆動ケース側を伝動するよう構成してい
る。
23は作業機装着用の昇降機構を取付ける支柱であっ
て、前記横枠3に固着されている。
24はステップ、25は操縦枠で、上部に操縦ハンドル26
及び操縦パネル27、操作レバー28等を設けている。29は
エンジンカバーで、ステップ24と一体的に設けられてい
て、上部には座席30を設けている。
31は昇降機構のリンクで、上下リンク杆の基部側を前
記支柱23に枢着し、両リンク杆の後部を縦リンクで枢結
させてこの縦リンク杆にローリングメタル32を取り付け
ている。33aは昇降用の油圧装置である。
34は田植装置で、植付伝動ケース35に左右横移動の苗
載台36と苗植付具37とを設け、下部には整地フロート38
を装備している。そして、この田植装置34の植付伝動ケ
ース35の前部を前記ローリングメタル32にローリング軸
39を介して連結している。
上例の作用について説明すると、田植作業中で、前輪
15、及び後輪20の接地する耕盤面が左右側に起伏してい
て、左右の後輪20、20の接地圧の変動が起り、これを修
正すべく連結部材17が回動して両車輪20、20の接地圧が
同じになるよう天秤作動するに、この連結部材17のロー
リング軸19が側面視で前後に傾斜しているから片側の後
輪20が前側へ回動すると共に他方側が逆に後方へ回動す
る形態でローリング作動する。従って、上下方向のロー
リング作動と牽引力とのバランスが良くなって直進性が
向上し、田植装置等の水田作業機用の牽引車としては極
めて良好である。
また、畦越え時においては、一方の車輪が前進する恰
好になるために後輪の地面に対する食い込みがよく安定
した畦越え機能が発揮できる。尚、第4図の通り車軸よ
りも下位にローリング軸19を設けると復元性が良好とな
る。
別の実施例について詳細に説明すると、前記ローリン
グ軸17を第5図、第6図の通りに偏心する構成となし、
これを下向きあるいは上向きに回動して横枠3側に設け
たピン40aの差し換えによるロック装置40でロック可能
にすれば、後輪側を一挙に上下調節できて便利になる。
また、第7図のように前輪側の駆動ケース14の左右中
心部を、後輪側の駆動ケースを連結する連結部材17とを
機枠1に対して偏心したクランク装着構造Aで装着して
ピン42aで上下に回動してセット可能とし、機枠に対し
て同時に上下動させてロック装置42でロックならしめる
と、車体の高さを一挙に調節できる。
尚、第7図の実施例では、ミッションケース10の前側
に一体的に後輪駆動用のデフケース10aが設けられてい
る。
【図面の簡単な説明】
図は、この発明の一実施例を示し、第1図は要部の平面
図、第2図は田植装置を装備させた状態の全体側面図、
第3図は要部の側面図、第4図は別例の側面図、第5図
は更に別例の要部の側断面図、第6図はその要部の正面
図、第7図は更に別例の要部の側面図である。 尚、図中の符号は、次の通りである。 15…前輪 17…連結部材 18a…伝動ケース 19…ローリング軸 20…後輪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 寿 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農 機株式会社技術部内 審査官 岡田 孝博 (56)参考文献 実開 昭63−45307(JP,U) 実公 昭57−21826(JP,Y2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 49/00 B60G 9/02

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の操向操作される前輪15と左右一
    対の駆動後輪20とを有した乗用牽引車であって、この後
    輪20を軸装する左右伝動ケース18aを連結する連結部材1
    7の左右中心部分を軸心回りに回動可能に設けて左右の
    後輪20を天秤作動可能に設けるに、その回動軸心を前後
    方向で且つ水平面に対して傾斜させたことを特徴とする
    農作業機用の乗用牽引車。
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