JP2825556B2 - 侵入者警報装置 - Google Patents

侵入者警報装置

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JP2825556B2 JP27030789A JP27030789A JP2825556B2 JP 2825556 B2 JP2825556 B2 JP 2825556B2 JP 27030789 A JP27030789 A JP 27030789A JP 27030789 A JP27030789 A JP 27030789A JP 2825556 B2 JP2825556 B2 JP 2825556B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は侵入者警報装置に関するものであり,より特
定的には,特定の警戒区域を部分的に警戒解除可能にす
る侵入者警報装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から,赤外線,電波など,ワイヤレス方式で警戒
区域を通過する侵入者を検出する対向しゃ断方式の侵入
者警報装置が用いられている。ワイヤレス方式は,侵入
者検出が容易であり,工事価格が安価であるという利点
を有している。その1例を第8図を参照して述べる。
第8図において,第1の対向しゃ断検知装置110,第2
の対向しゃ断検知装置120,第3の対向しゃ断検知装置13
0,第4の対向しゃ断検知装置140が,それぞれ,警戒区
域Z1,警戒区域Z2,警戒区域Z3を挟んで順次配置されてい
る。第1の対向しゃ断検知装置110は,信号処理部111と
ワイヤレス信号発生器116(この例では赤外線投光器)
を有している。第2の対向しゃ断検知装置120および第
3の対向しゃ断検知装置130は,ワイヤレス信号受信器1
23,133(この例ではそれぞれ赤外線受光器),信号処理
部121,131,および,ワイヤレス信号発信器126,136(こ
の例では赤外線投光器)をそれぞれ有している。最後段
の第4の対向しゃ断検知装置140は,ワイヤレス信号受
信器143(この例では赤外線受光器),および信号処理
部141を有し,その出力が,警報受信機150に出力される
ように構成されている。また,警報受信機150からセン
タに設けられた監視装置160に信号を出力するように構
成されている。
警戒区域Z2をみると,第2の対向しゃ断検知装置120
と,第3の対向しゃ断検知装置130とは対向しており,
投光器126から出力された赤外線信号が,受光器133で受
信される。
信号処理部121および信号処理部131は上記の投光器12
6,136への出力処理,受光器133からの入力処理を行う。
また,第2の対向しゃ断検知装置120は,警報区域Z1
を介して正規に受信される赤外線信号が所定時間断とな
ったような場合,侵入者が通過したものと判断する。そ
して,第2の対向しゃ断検知装置120は,装置アドレス
と警戒区域の状態信号,すなわち,侵入者検出信号など
を後段の第3の対向しゃ断検知装置130に送出するよう
にしている。
警戒区域Z1,警戒区域Z3についても同様である。
対向する投光器と受光器との間の赤外線信号の内容
は,装置アドレス,警戒区域の状態信号,すなわち,侵
入者検出に関する正常または侵入検出,装置駆動用の電
池異常などがある。
その結果,警報受信機150は第1の対向しゃ断検知装
置110〜第4の対向しゃ断検知装置140を順次通過して伝
達された,装置アドレス,各警戒区域Z1〜Z3の侵入の有
無の状態などの信号を入力することができ,その結果を
表示出力するとともに,警戒状態(電池異常を含む)な
どが変化する都度,監視装置160にも送出するようにし
ている。監視装置160が設置されているセンタにいる警
備要員はその警備状態に応じて警戒区域,異常が発生し
た対向しゃ断検知装置に出向してその原因究明などを行
う。
〔発明が解決しようとする課題〕
警戒区域によっては,たとえば,一時的であるが,物
の搬入または搬出などのために,車両がその警戒区域に
駐車したり,物がその警戒区域に置かれるため,投光器
からの赤外線信号がしゃ断されるような区域がある。従
来,そのような警戒区域で搬入または搬出作業などがあ
ると,あたかも,侵入者があったものとみなされてしま
うという問題があった。
このような搬入搬出作業は,一時的ではあるが,侵入
者が通過する場合に比して長時間にわたる。その結果,
たとえば,上記警戒区域Z2が物の搬入搬出などにより,
警戒区域Z2間の赤外線信号が喪失し,その搬入搬出期
間,赤外線信号がその警戒区域Z2の後段の対向しゃ断検
知装置130には到達せず,その警戒区域の前段の警戒区
域Z1およびその警戒区域Z2の警戒状態,対向しゃ断装置
110,120の駆動用電池の異常状態などの信号が警報受信
機150には到達しなくなるという問題がある。
このような問題発生の基本的な要因は,従来の侵入者
警報装置が警戒区域の特定の区域を一時的,または,任
意に警戒解除可能にする機能を有していないことによる
ものであり,上述したように,使用上の柔軟性に欠け,
使い勝手の良くないものであった。
また,部分的に警戒解除可能にするといっても,第8
図から明らかなように,赤外線信号の流れが,第1の対
向しゃ断検知装置110から下流に向かって一方向である
から,たとえば,第3の対向しゃ断検知装置130に対し
て警戒区域Z2を警戒解除状態にし,侵入者判断をしない
ですむような指示を,警報受信機150に設定しても,上
記したように,第3の対向しゃ断検知装置130からの侵
入検知信号を無視するにすぎず,警戒区域Z2の前段の警
戒区域Z1,および装置110,120の状態信号が喪失し,これ
らの状態が判らないという問題が依然として残る。
本発明は,上記した問題を解決し,特定の警戒区域を
任意に警戒解除可能にするとともに,上記機能喪失を防
止し,使い勝手のよい侵入者警報装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の侵入者警報装置の原理ブロック図を第1図に
示す。
第1図に示したように,本発明の侵入者警報装置は,
警戒区域Z1を挟んで第1の対向しゃ断検知装置1と第2
の対向しゃ断検知装置2とが配置され,警戒区域Z2をは
さんで第2の対向しゃ断検知装置2と第3の対向しゃ断
検知装置3とが配置され,警戒区域Z3を挟んで第3の対
向しゃ断検知装置3と第4の対向しゃ断検知装置4がそ
れぞれ,対向して配置されている。
なお,第1図においては,1つの警戒区域を,たとえ
ば,立って通過する侵入者,ほふく状態で通過する侵入
者のいずれも検知可能なように,ワイヤレス信号を2系
統にしている。そのため,第1の対向しゃ断検知装置1
には,ワイヤレス信号発信器16とワイヤレス信号発信器
17とが設けられ,対向する第2の対向しゃ断検知装置2
にも,ワイヤレス信号受信器23とワイヤレス信号受信器
24とが設けられている。その他の対向しゃ断検知装置も
同様である。ただし,これは第8図に示したように1系
統でもよい。
最後段の第4の対向しゃ断検知装置4が,ケーブル7
を介して警報受信機5に接続されている。
第1の対向しゃ断検知装置1〜第4の対向しゃ断検知
装置4の構成は,前述した第8図の構成に類似している
が,警戒区域Z2を警戒解除可能区域とした場合,第2の
対向しゃ断検知装置2と第3の対向しゃ断検知装置3と
の間が,ワイヤレス方式で結合される他,ケーブル6で
有線接続されている点が異なる。
警報受信機5には,警戒解除,部分的警戒解除,すな
わち,警戒区域Z2のみ警戒解除すること,または警戒を
設定するモード操作器9が接続されている。
警戒解除可能区域Z2の前後に設けられた第2の対向し
ゃ断検知装置2とその後段に設けられた第3の対向しゃ
断検知装置3の構成を第2図および第3図に示す。
第2図において,上記した信号処理部21は,無線信号
入力回路220,判断処理回路210,無線信号出力回路230,お
よび有線信号出力回路240とが図示のごとく接続されて
構成されている。
第3図において,上記した信号処理部31は,無線信号
入力回路320,判断処理回路310,無線信号出力回路330,お
よび有線信号入力回路350が図示の如く接続されて構成
されている。
〔作用〕
第4図のフローチャートを参照して,第1図〜第3図
の動作について述べる。
まず,第2の対向しゃ断検知装置2の判断処理回路21
0について述べる。この判断処理回路210は,ワイヤレス
信号受信器23,24および無線信号入力回路220を介して,
ワイヤレス信号が受信できたか否かを判断する。受信出
来なかった場合のワイヤレス信号は,自己の装置アドレ
ス,および侵入者検知信号などをキャリヤに重畳した形
となる。ワイヤレス信号は,無線信号出力回路230を介
してワイヤレス信号発信器26,27,そして,有線信号出力
回路240を介してケーブル6に,実質的に同じ信号を出
力する。ワイヤレス信号発信器26,27から出力される信
号と,ケーブル6を介して出力される信号とは同期して
いる。
第3の対向しゃ断検知装置3は,以下のステップに詳
述する動作を行う。
ステップ011(第4図) 判断処理回路310は,無線信号入力回路320を介してワ
イヤレス信号受信器33,34からの信号を入力する。この
時点で,判断処理回路310はまだ有線信号入力回路350か
らの信号を読み込まない。
ステップ012,013 判断処理回路310は,ワイヤレス信号が受信されたか
否かを判断する。もし,ワイヤレス信号受信器33と34の
両者のワイヤレス信号が存在すれば,侵入者は存在しな
いから,ステップ013で「侵入なし」と記憶する。
ステップ012〜,016,017 もし,少なくともいずれか一方のワイヤレス信号が所
定時間「断」となれば,侵入者が存在することになるか
ら,「侵入あり」と記憶する。これが有線信号を使用す
ることを指示する。この「侵入あり」の状態は,上記例
の一時的な搬入搬出作業などをも含む。
少なくとも1系統のワイヤレス信号が「断」になった
場合,第3の対向しゃ断検知装置3は,第2の対向しゃ
断検知装置2からワイヤレス信号と同じ内容で送出され
る有線信号を読み込む。これより,侵入者による信号断
はもとより,搬入搬出作業などによる長時間の信号断が
あっても,前段までの信号が喪失されることが防止され
る。
ステップ014,015 ワイヤレス信号または有線信号で受信した信号に,第
3の対向しゃ断検知装置3の判断処理回路310で判断し
た判別信号(上記したように,装置アドレスと侵入者検
知に関する正常または異常種別信号)をキャリヤに重畳
する。
そして,この重畳した信号を無線信号出力回路330,ワ
イヤレス信号発信器36,37を介して,後段の第4の対向
しゃ断検知装置4に送出する。
以上により,侵入者によるワイヤレス信号の断,また
は,搬入搬出作業などによる長時間のワイヤレス信号の
断が発生したとしても,警報受信機5には,警戒区域Z1
〜Z3を含む第1の対向しゃ断検知装置1〜第4の対向し
ゃ断検知装置4までの警戒結果信号が到達する。
警報受信機5は,第5図に示すように,モード操作器
9で設定された警戒解除モード,または部分警戒解除モ
ードの有無に応じて侵入者検知判断を行う。すなわち,
受信信号から「侵入あり」を検出した場合(ステップ02
1),警戒解除モードかまたはその警戒区域が部分警戒
解除モード対象になっているか否かを判断し(ステップ
022),もしそうであれば,実質的には「侵入あり」と
はしないで,警報出力せず,次の処理に移行する。そう
でない場合は,通常のように,侵入があったものとし
て,警報出力する(ステップ023)。
したがって,本発明によれば,警戒区域を挟んでワイ
ヤレス方式で結合される対向しゃ断検知装置が,複数
個,順次配置され,異常検知信号が順次伝送されるよう
に構成された侵入者警報装置において,前記警戒区域の
うち警戒解除可能区域の両側の対向しゃ断検知装置が前
記ワイヤレス方式で結合される他,有機接続され,該一
方の方向しゃ断検知装置からワイヤレス信号および有線
信号を送出し,該他方の対向しゃ断検知装置がワイヤレ
ス信号を受信できない場合有線信号を受信し,該有線信
号に基づく信号を後段に転送するように構成したことを
特徴とする侵入者警報装置が提供される。
〔実施例〕
第6図を参照して,警戒解除可能区域Z2の両側に設け
られた第2の対向しゃ断検知装置2と第3の対向しゃ断
検知装置3について,実施例の述べる。
この実施例においては,ワイヤレス信号として赤外線
信号を用いている。したがって,ワイヤレス信号受信器
23,24,および,ワイヤレス信号受信器33,34は,それぞ
れ,赤外線受光器23,24,赤外線受光器33,34であり,同
様に,ワイヤレス信号発信器26,27,および,ワイヤレス
信号発信器36,37は赤外線投光器26,27,および,投光器3
6,37である。
したがって,第2図の無線信号入力回路220,および,
第3図の無線信号入力回路320は,それぞれ,赤外線入
力インターフェース222,および,赤外線入力インターフ
ェース322で実現されている。同様に,第2図の無線信
号出力回路230,および,第3図の無線信号出力回路330
は,それぞれ,赤外線出力インターフェース232および
投光器駆動回路234の組合せ,および,赤外線出力イン
ターフェース332および投光器駆動回路334の組合せで実
現されている。
なお,この実施例においては,たとえば,警戒区域Z2
についてみると,第2の対向しゃ断検知装置2から,キ
ャリヤにその装置のアドレス,もしその駆動装置用の電
池に異常が生じた場合はその異常状態,そして,警戒区
域Z1について侵入者検知をした侵入あり(異常)または
侵入なし(正常)の状態信号などを重畳して赤外線信号
として,,投光器26,27を介して,第3の対向しゃ断検知
装置3の受光器33,34に向けて送出する。また,後述す
るが,この内容と同じ内容の信号が有線信号としても送
出される。
第2図の判断処理回路210は,演算制御ユニット(CP
U)218,ROM212,RAM214で構成され,さらに,アドレスス
イッチ216を有している。第3図の判断処理回路310も同
様に,CPU318,ROM312,RAM314,および,アドレススイッチ
316で実現されている。
また,第2図の有線信号出力回路240は,有線信号出
力インタフェース242および有線信号出力回路244で実現
されている。この実施例においては,ケーブル6は通常
の電線である。第3図の有線信号入力回路350は電線6
からの信号を入力する有線信号入力回路352で実現され
ている。
第6図のROM212には,CPU218で動作するプログラムが
記憶されている。RAM214はCPU218からの情報を記憶す
る。アドレススイッチ216は,DIPスイッチであり,第2
の対向しゃ断検知装置2の装置アドレスを設定するもの
である。このアドレス設定により,装置が識別される。
ROM312もCPU318で動作するプログラムを記憶し,RAM314
もCPU318の情報を記憶する。また,DIPスイッチで実現さ
れたアドレススイッチ316は第3の対向しゃ断検知装置
3の装置アドレスを設定する。
以上述べた図面には示していないが,第2の対向しゃ
断検知装置2および第3の対向しゃ断検知装置3は電池
で駆動される。他の対向しゃ断検知装置も同様である。
CPU218の動作の概要について述べる。
CPU218は,ROM212に記憶されているプログラムに基づ
いて,受光器23,24および赤外線入力インターフェース2
22を介して,第1の対向しゃ断検知装置1からの赤外線
信号の入力の有無を判断し,その有無によって警戒区域
Z1の侵入車検値をする。もし,受光器23または受光器24
からの赤外線信号に所定時間の断があれば,警戒区域Z1
に侵入者が入ったものと判断する。そして,CPU218は,
侵入検知信号にアドレススイッチ216からのアドレス信
号を付加したものをキャリヤに重畳する。また,第1の
対向しゃ断検知装置1から赤外線信号を受信した場合,C
PU218には,警戒区域Z1の正常信号,電池異常の有無信
号などを,RAM214に記憶するとともに,キャリヤに第1
の対向しゃ断検知装置1の装置アドレス信号および上記
状態信号を重畳する。このように重畳した信号は,赤外
線信号方式および有線方式の両者で,後段の第3の対向
しゃ断検知装置3に送出する。すなわち,CPU218は,赤
外線出力インターフェース232,投光器駆動回路234,投光
器26,27を介して,警戒区域Z2に,上記重畳した信号に
相当する信号を,第3の対向しゃ断検知装置3の受光器
33,34に向けて,赤外線信号として放出する。同様に,CP
U218は,上記赤外線信号と同じ内容で同期した信号を,
有線信号出力インタフェース242,有線信号出力回路244,
および,ケーブル6を介して,第3の対向しゃ断検知装
置3の有線信号入力回路352に出力する。
CPU318は,ROM312に記憶されたプログラムに基づいて,
CPU218と同様な,前段,すなち,第2の対向しゃ断検知
装置2からの信号受信,侵入者検知処理を行う。
以下,主として,第7図を参照して,CPU318の部分警
戒解除に対する動作について述べる。
ステップ301 CPU318は,投光器26,27から間欠的に出力される赤外
線信号を受光器33,34,および,赤外線入力インターフェ
ース322を介して入力する。
ステップ032 警戒区域Z2が正常な状態,すなわち,侵入者などによ
り赤外線信号しゃ断されていない場合,CPU318は,受信
データに含まれる装置アドレスおよび状態信号を読み取
り,状態信号をRAM314に記憶するとともに,ROM312に予
め格納してある装置アドレスと受信した装置アドレスと
を比較し照合する。受信した装置アドレスが第1の対向
しゃ断検知装置1の装置アドレスであれば警戒区域Z1お
よび警戒区域Z2は正常と判断する。
正常に受信した場合は,「侵入なし(正常)」と判断
し,ステップ033の処理に移行する。
一方,前段の対向しゃ断検知装置2からの赤外線信号
が所定時間しゃ断された場合は,警戒区域Z2に侵入者が
入ったものと判断して,「侵入あり(異常)」とし,ス
テップ035の処理に移行する。
ステップ035 第2の対向しゃ断検知装置2から赤外線信号と同時に
有線信号も送出されているが,CPU318は通常,有線信号
を入力していない。ただし,上記のように,赤外線信号
に異常が発生した場合,CPU318は,有線信号入力回路352
からの信号を入力する。この有線信号の読み込みによ
り,赤外線信号を読み取る場合と同様に,前段までの信
号を確実に読み込むことができる。この有線信号の内容
および有線信号使用状態はRAM314に記憶される。
ステップ033,034 CPU318は,一旦,RAM314に記憶した前段までの信号を
読み出してキャリヤに重畳し,赤外線出力インターフェ
ース332,投光器駆動回路334を介して,投光器36,37から
赤外線信号を放射する。この赤外線信号は,次段の警戒
区域Z3の侵入検知に利用される。
また,CPU318は,赤外線入力インターフェース322を介
して,赤外線信号が受信可能か否かを監視しており,受
信が再開された場合,赤外線信号と有線信号とは同期が
とれているので,このような信号入力の切替えは上記両
信号間の瞬断なしに行われるとともに,有線信号入力回
路352からの入力をしゃ断する。
以上述べたように,警戒区域Z2を部分警戒解除区域に
した場合,区域Z2の赤外線信号が長時間しゃ断されたと
しても,最後段の第4の対向しゃ断検知装置4を介して
警報受信機5に全ての対向しゃ断検知装置の状態,およ
び,警戒区域Z2を除く他の全ての警戒区域の状態が通知
されることになる。
上記したように,警報受信機5にモード操作器9を接
続し,このモード操作器9で警戒区域Z2を部分解除モー
ドにしておけば,この警戒区域Z2における侵入は第3の
対向しゃ断検知装置3によって検知され,第4の対向し
ゃ断検知装置4を介して警報受信機5に送信されるが,
警報受信機5は,警戒区域Z2については,警報を出力し
ない。
また,この警戒解除モードの設定は,遠隔に設けられ
た監視装置160から設定するようにしてもよい。特に,
この実施例の構成では,第3の対向しゃ断検知装置3に
警戒解除モードを通知する手段がないので,部分警戒解
除モードは警報受信機5で判るようになっていればよ
く,第3の対向しゃ断検知装置3に通知する必要はな
い。
本発明の実施に際しては,種々の変形形態をとること
ができる。たとえば,ケーブル6として,通常の電線を
用いた場合について述べたが,光ファイバーその他を用
いてもよい。また,ワイヤレス信号としては赤外線信号
に限らず,電波などの種々のワイヤレス信号であっても
よい。さらに,信号処理部21,信号処理部31をCPU218,CP
U318を用いた場合について述べたが,上記と同等の機能
を有するものであれば,これらに限定されるものではな
い。
なお,対向しゃ断検知装置は,適宜複数段配置され,
警戒解除区域も複数存在してもよい。
また,赤外線信号などのワイヤレス信号は,上記実施
例では2系統であったが,1系統でも,3系統以上でもよ
い。
〔発明の効果〕
以上のように,本発明によれば,ワイヤレス方式の特
徴を維持しつつ,警戒解除可能区域のみ有線接続し,警
戒解除可能区域においてワイヤレス信号が喪失しても侵
入者警報装置全体としての機能喪失が防止され,また,
使い勝手のよい侵入者警報装置が提供できるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の侵入者警報装置の構成図, 第2図は第1図の第2の対向しゃ断検知装置2の構成
図, 第3図は第1図の第3の対向しゃ断検知装置3の構成
図, 第4図は第3図の第3の対向しゃ断検知装置3の動作フ
ローチャート, 第5図は本発明の警報受信機の動作フローチャート。 第6図は本発明の実施例の第2の対向しゃ断検知装置お
よび第3の対向しゃ断検知装置の構成図, 第7図は第6図の第3の対向しゃ断検知装置(受信側)
のCPUの動作フローチャート, 第8図は従来の侵入者警報装置の構成図, である。 (符号の説明) 1〜4……第1〜第4の対向しゃ断検知装置, 5……警報受信機, 6,7……ケーブル, 9……モード操作器, 11〜41……信号処理部, 26,27……ワイヤレス信号発信器, 33,34……ワイヤレス信号受信器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦部 治福 東京都三鷹市下連雀6丁目11番23号 セ コム株式会社セコムテクニカルセンター 内 (72)発明者 安田 信博 東京都三鷹市下連雀6丁目11番23号 セ コム株式会社セコムテクニカルセンター 内 (56)参考文献 特開 昭60−125582(JP,A) 特開 昭59−221688(JP,A) 特開 昭60−22294(JP,A) 実開 昭60−65691(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/183

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警戒区域を挟んでワイヤレス方式で結合さ
    れる対向しゃ断検知装置が,複数個,順次配置され,異
    常検知信号が順次伝送されるように構成された侵入者警
    報装置において, 前記警戒区域のうち警戒解除可能区域の両側の対向しゃ
    断検知装置が前記ワイヤレス方式で結合される他,有線
    接続され,該一方の対向しゃ断検知装置からワイヤレス
    信号および有線信号を送出し,該他方の対向しゃ断検知
    装置がワイヤレス信号を受信できない場合有線信号を受
    信し,該有線信号に基づく信号を後段へ送出するように
    構成したことを特徴とする,侵入者警報装置。
  2. 【請求項2】前記対向しゃ断検知装置の最後段に警報受
    信機が有線接続され, 該警報受信機は前記警戒解除可能区域を警戒解除にする
    か否かを指示するモード操作器を有し, 部分的警戒解除モードにおいて該警戒解除区域に設定さ
    れた警戒区域を警報出力しないようにしたことを特徴と
    する,請求項1記載の侵入者警報装置。
JP27030789A 1989-10-19 1989-10-19 侵入者警報装置 Expired - Fee Related JP2825556B2 (ja)

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