JP2825557B2 - 侵入者警報装置 - Google Patents

侵入者警報装置

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JP2825557B2 JP27030889A JP27030889A JP2825557B2 JP 2825557 B2 JP2825557 B2 JP 2825557B2 JP 27030889 A JP27030889 A JP 27030889A JP 27030889 A JP27030889 A JP 27030889A JP 2825557 B2 JP2825557 B2 JP 2825557B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は侵入者警報装置に関するものであり,より特
定的には,特定の警戒区域を部分的に警戒解除可能にす
る侵入者警報装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から,赤外線,電波など,ワイヤレス方式で警戒
区域を通過する侵入者を検出する対向しゃ断方式の侵入
者警報装置が用いられている。ワイヤレス方式は,侵入
者検出が容易であり,工事価格が安価であるという利点
を有している。その1例を第14図を参照して述べる。
第14図において,第1の対向しゃ断検知装置110,第2
の対向しゃ断検知装置120,第3の対向しゃ断検知装置13
0,第4の対向しゃ断検知装置140が,それぞれ,警戒区
域Z1,警戒区域Z2,警戒区域Z3を挟んで順次配置されてい
る。第1の対向しゃ断検知装置110は,信号処理部111と
ワイヤレス信号発信器116(この例では赤外線投光器)
を有している。第2の対向しゃ断検知装置120および第
3の対向しゃ断検知装置130は,ワイヤレス信号受信器1
23,133(この例ではそれぞれ赤外線受光器)信号処理部
121,131,および,ワイヤレス信号発信器126,136(この
例では赤外線投光器)をそれぞれ有している。最後段の
第4の対向しゃ断検知装置140は,ワイヤレス信号受信
器143(この例では赤外線受光器)および信号処理部141
を有し,その出力が,警報受信機150に出力されるよう
に構成されている。また,警報受信機150からセンタに
設けられた監視装置160に信号を出力するように構成さ
れている。警戒区域Z2をみると,第2の対向しゃ断検知
装置120と,第3の対向しゃ断検知装置130とは対向して
おり,投光器126から出力された赤外線信号が,受光器1
33で受信される。
信号処理部121,信号処理部131は上記の投光器126,136
への出力処理,受光器133からの入力処理を行う。
第2の対向しゃ断検知装置120は,警戒区域Z1を介し
て正規に受信されるべき赤外線信号が所定時間断となっ
たような場合,侵入者が通過したものと判断する。そし
て,第2の対向しゃ断検知装置120は,侵入者検出信
号,自己の装置アドレスなどキャリヤに重畳させて,後
段の第3の対向しゃ断検知装置130に送出するようにし
ている。警戒区域Z2,警戒区域Z3についても同様であ
る。
対向する投光器と受光器との間の赤外線信号の内容と
しては,装置アドレス,図示しない装置駆動用の電池の
異常状態,警戒区域の侵入者検知状態信号,すなわち,
侵入者あり(異常)または侵入者なし(正常)のいずれ
かを示す状態信号などがある。
その結果,警報受信機150は,第1の対向しゃ断検知
装置110〜第4の対向しゃ断検知装置140を順次通過して
転送された,装置アドレスと各警戒区域Z1〜Z3の侵入状
態などの信号を入力することができ,その結果を表示出
力するとともに,入力結果が変化する都度,監視装置16
0にも送出するようにしている。監視装置160が設置され
ているセンタにいる警備要員はその警備状態に応じて警
戒区域,異常が発生した対向しゃ断検知装置に出向して
その原因究明などを行う。
〔発明が解決しようとする課題〕
警戒区域によっては,たとえば,一時的であるが,物
の搬入または搬出作業などのために車両が駐車したり,
物が置かれたりして,投光器からの赤外線信号がしゃ断
されるような区域がある。従来,そのような警戒区域で
搬入搬出作業などがあると、あたかも,侵入者があった
ものとみなされてしまうという問題があった。
このような搬入搬出作業は,一時的ではあるが,侵入
者が通過する場合に比して長時間にわたる。その結果,
たとえば,上記警戒区域Z2が物の搬入搬出などにより,
前段の警戒区域Z1の状態信号が長時間警戒区域Z2で喪失
されてしまう。つまり,その搬入搬出期間,しゃ断され
た警戒区域Z2の次の対向しゃ断検知装置には赤外線信号
が届かず,したがって,それ以前の警戒区域Z1の状態信
号が,それ以降の第3および第4の対向しゃ断検知装置
130,140を介して警報受信機150には転送されず,侵入者
警報装置の機能喪失が生ずるという問題がある。
このような問題発生の基本的な要因は,従来の侵入者
警報装置が警戒区域の特定の区域を一時的,または,任
意に警戒解除可能にする機能を有していないことによる
ものであり,上述したように,使用上の柔軟性に欠け,
使い勝手の良くないものであった。
また,部分的に警戒解除可能にするといっても,第14
図から明らかなように,赤外線信号の流れが,第1の対
向しゃ断検知装置110から下流に向かって一方向である
から,たとえば,第3の対向しゃ断検知装置130に対し
て警戒区域Z2が部分警戒解除状態にし,侵入者判断をし
ないですむような指示を,現場で警報受信機150に設定
しても,該当する対向しゃ断検知装置には指示出来ない
という問題が依然として存在する。
本発明は,上記した問題を解決し,特定の警戒区域を
任意に部分警戒解除可能にするとともに,上記機能喪失
を防止し,使い勝手のよい侵入者警報装置を提供するこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の侵入者警報装置の原理ブロック図を第1図,
および第2図に示す。
第1図は,最後段の第4の対向しゃ断検知装置4から
ケーブル7を介して警報受信機5に出力が送出されると
ともに,警報受信機5から最前段の第1の対向しゃ断検
知装置1にケーブル8を介して後述する制御信号が出力
されるように構成されている。
第2図は第4の対向しゃ断検知装置4からケーブル7
を介して警報受信機5に接続される点は第1図と同様で
あるが,警報受信機5からもケーブル8を介して第4の
対向しゃ断検知装置4に制御信号が出力されるように構
成されている。
この第1図と第2図との差異は,ワイヤレス信号の流
れによるものであり,第1図は第1の対向しゃ断検知装
置1から第4の対向しゃ断検知装置4まで一方向に信号
が流れるのに対して,第2図は上段のワイヤレス信号は
第1の対向しゃ断検知装置1から第4の対向しゃ断検知
装置4に向かって流れ,下段のワイヤレス信号が第4の
対向しゃ断検知装置4から第1の対向しゃ断検知装置1
に向かって流れるように構成されていることに基づく,
すなわち,警報受信機5からのケーブル8は,第1の対
向しゃ断検知装置1〜第4の対向しゃ断検知装置4に一
巡信号系統を形成するように接続される。これは,後述
するように,制御信号をこの一巡信号系統を通過させる
ためである。
第1図および第2図に示したように,本発明の侵入者
警報装置は,警戒区域Z1を挟んで第1の対向しゃ断検知
装置1と第2の対向しゃ断検知装置2とが配置され,警
戒区域Z2をはさんで第2の対向しゃ断検知装置2と第3
の対向しゃ断検知装置3とが配置され,警戒区域Z3を挟
んで第3の対向しゃ断検知装置3と第4の対向しゃ断検
知装置4がそれぞれ,対向して配置されている。
なお,第1図においては,1つの警戒区域を,たとえ
ば,立って通過する侵入者,ほふく状態で通過する侵入
者のいずれも検知可能なように,ワイヤレス信号を2系
統にしている。そのため,第1の対向しゃ断検知装置1
には,ワイヤレス信号発信器16とワイヤレス信号発信器
17とが設けられ,対向する第2の対向しゃ断検知装置2
にも,ワイヤレス信号受信器23とワイヤレス信号受信器
24とが設けられている。その他の対向しゃ断検知装置も
同様である。ただし,これは第14図に示したように1系
統でもよい。
第1の対向しゃ断検知装置1〜第4の対向しゃ断検知
装置4の構成は,前述した第14図の構成に類似している
が,警戒区域Z2を警戒解除可能区域とした場合,第2の
対向しゃ断検知装置2と第3の対向しゃ断検知装置3と
の間が,ワイヤレス方式で結合される他,ケーブル6で
有線接続されている。
警報受信機5には,警戒,警戒解除,そして,詳細に
ついては後述する本発明の部分警戒解除,すなわち,警
戒区域Z2のみを警戒解除することを指定するモード操作
器9が接続されている。
第1図および第2図の警報受信機5の構成図を第3図
に示す。警報受信機5は,ケーブル7から第4の対向し
ゃ断検知装置4からの信号を入力する信号入力部52,後
述する判断処理部51,制御信号をケーブル8を介して,
第1の対向しゃ断検知装置1(第1図)または第4の対
向しゃ断検知装置4(第2図)に出力する信号出力部5
3,タイマ54,および,警戒状態や警報を出力する出力部5
5を有している。また,モード操作器9が接続されてい
る。モード操作器9に関する以下に述べる操作は本発明
に係わる部分警戒解除モードについてのみ述べる。
第1図に示した警戒解除可能区域Z2の前後に設けられ
た第2の対向しゃ断検知装置2と第3の対向しゃ断検知
装置3の構成を第4図,および,第5図に示す。第4図
において,上記した信号処理部21は,無線信号入力回路
220,判断処理回路210,無線信号出力回路230,および有線
信号出力回路240とが図示のごとく接続されて構成され
ている。第5図において,上記した信号処理部31は,無
線信号入力回路320,判断処理回路310,無線信号出力回路
330,および有線信号入力回路350が図示の如く接続され
て構成されている。
一方,第2図に示した警戒解除可能区域Z2の前後に設
けられた第2の対向しゃ断検知装置2と第3の対向しゃ
断検知装置3の構成を第6図,および,第7図に示す。
第6図において,上記した信号処理部21は,無線信号入
力回路220,判断処理回路210,無線信号出力回路230,およ
び有線信号入出力部260とが図示のごとく接続されて構
成されている。第7図において,上記した信号処理部31
は,無線信号入力回路320,判断処理回路310,無線信号出
力回路330,および有線信号入出力部360が図示の如く接
続されて構成されている。
第4図の回路構成と第6図の回路構成との違いは,有
線信号出力回路240と有線信号入出力部260との違い,第
5図の回路構成と第7図の回路構成との違いは有線信号
入力回路350と有線信号入出力部360との違いにある。す
なわち,ワイヤレス信号系統が一方法か双方向かによ
り,ケーブル6を流れる信号も一方向か双方向かになる
ので,上記構成もこの状態に対応している。
〔作用〕
第8図のフローチャートを参照して,第3図の判断処
理部51の動作について述べる。なお,以下の説明におい
ては,第1図の構成の場合について述べる。
判断処理部51はモード操作器9を介して,警戒区域Z2
について「部分警戒解除」の要求が操作者から指示され
た場合(ステップ001),この部分解除モード要求信号
を制御信号として,ケーブル8を介して,第1の対向し
ゃ断検知装置1に出力する。そして,タイマ54を起動す
る(ステップ002)。このタイマは一巡信号系統を転送
される制御信号が所定の時間で伝送されることを確認す
るためのものである。したがって,もし,このタイマ54
の時間切れが生じた時点で制御信号が警報受信機5まで
戻ってこない場合は,警報受信機5内の判断処理部51は
機器異常を警戒状態出力部55に出力する(ステップ00
5)。一巡信号系統が正常ならば,第1の対向しゃ断検
知装置1から第4の対向しゃ断検知装置4まで順次転送
されていく。そして,再び,ケーブル7を介して警報受
信機5の信号入力部52から入力された場合,警戒区域Z2
を「部分警戒解除モード」に設定する(ステップ00
4)。
次に,第4図の第2の対向しゃ断検知装置2および第
5図の第3の対向しゃ断検知装置3の動作について述べ
る。
部分警戒解除区域は,有線信号を用いる。このため,
第2の対向しゃ断検知装置2からはケーブル6を介して
有線信号を出力する。その方法には2通りあり,その第
1の方法は,有線信号のみ出力する方法であり,他の方
法は常時,ワイヤレス信号と有線信号とを出力する方法
である。後者について述べると,第2の対向しゃ断検知
装置2の判断処理回路210は,ワイヤレス信号受信器23,
24および無線信号入力回路220を介して受信した前段,
すなわち,第1の対向しゃ断検知装置1からの信号に,
自己の装置駆動用の電池の状態信号,および警戒区域Z1
についての正常信号をキャリヤに重畳して,無線信号出
力回路230を介してワイヤレス信号発信器26,27,そし
て,有線信号出力回路240を介してケーブル6に,実質
的に同じ信号を出力する。ワイヤレス信号発信器2627か
ら出力される信号と,ケーブル6を介して出力される信
号とは同期している。
以上により,搬入搬出作業などにより警戒区域Z2のワ
イヤレス信号の長時間の断が発生するような場合でも,
モード操作器9で警報受信機5に警戒区域Z2を「部分警
戒解除」モードに設定しておけば,警報受信機5には,
ケーブル6を介して,警戒区域Z1〜Z3の警戒結果信号,
装置駆動用電池の異常信号などが到達する。
第2図,第6図,および第7図に示した構成の場合も
同様である。
したがって,本発明によれば,まず,特定の警戒区域
Z2を部分的に警戒解除にすることができる。ついで,本
発明によれば,特定の警戒区域Z2のワイヤレス信号が長
時間しゃ断されたような場合であっても,ケーブル6を
利用すれば,一巡信号系統が確立されているから,信号
の断が発生ぜず,全警戒区域Z1〜Z3の状態はもとより,
全対向しゃ断検知装置1〜4の状態も警報受信機5にお
いて監視できる。
以上に述べたように,本発明によれば,警戒区域を挟
んでワイヤレス方式で結合される対向しゃ断検知装置
が,複数個,順次配置され,異常検知信号が順次伝送さ
れるように構成された侵入者警報装置において,前記対
向しゃ断装置群と一巡信号系統を形成するように前記最
前段または最後段の対向しゃ断検知装置に警報受信機が
有線で接続され,前記警戒区域のうち警戒解除可能区域
の両側の対向しゃ断検知装置が前記ワイヤレス方式で結
合される他,有線接続され,該警報受信機は,前記警戒
区域のうち特定の区域を警戒解除にするモード設定に応
答し,前記一巡信号系統を介して警戒解除区域の対応す
る対向しゃ断検知装置に前記モード設定信号を送出し,
該警戒解除にされた警戒区域の両側の対向しゃ断検知装
置間は有線信号を用いるようにしたことを特徴とする,
侵入者警報装置が提供される。
〔実施例〕
第9図に第3図の警報受信機5の実施例回路図を示
す。同図において,第3図の信号入力部52は有線信号受
信回路521およびそのインターフェース回路55で実現さ
れており,信号出力部53は有線信号送信回路531および
インターフェース回路55で実現されており,判断処理部
51は演算制御ユニット(CPU)510,リードオンリーメモ
リ(ROM)512,ランダムアクセスメモリ(RAM)514で実
現されている。タイマ54はインターフェース回路56を介
してCPU510に接続され,駆動回路552および表示部554で
実現されている出力部55がインターフェース回路56を介
してCPU510に接続されている。モード操作器9もインタ
ーフェース回路56を介してCPU510に接続されている。
ROM512には,以下に述べるCPU510の処理プログラムが
格納されており,RAM514には諸データが記憶される。タ
イマ54はCPU510から起動されると,設定された所定時間
経過後時間切れ信号をCPU510に出力するように構成され
ている。
第10図を参照して,警戒解除可能区域Z2の両側に設け
られた第4図の第2の対向しゃ断検知装置2と第5図の
第3の対向しゃ断検知装置3について,実施例回路につ
いて述べる。
この実施例においては,ワイヤレス信号として赤外線
信号を用いている。したがって,ワイヤレス信号受信器
23,24,および,ワイヤレス信号受信器33,34は,それぞ
れ,赤外線受光器23,24,赤外線受光器33,34であり,同
様に,ワイヤレス信号発信器26,27,および,ワイヤレス
信号発生器36,37は赤外線投光器26,27,および,赤外線
投光器36,37である。
したがって,第4図の無線信号入力回路220,および,
第5図の無線信号入力回路320は,それぞれ,赤外線入
力インターフェース222,および,赤外線入力インターフ
ェース322で実現されている。同様に,第4図の無線信
号出力回路230,および,第5図の無線信号出力回路330
は,それぞれ、赤外線出力インターフェース232および
投光器駆動回路234の組合せ,および,赤外線出力イン
ターフェース332および投光器駆動回路334の組合せで実
現されている。
第4図の判断処理回路210は,CPU218,ROM212,RAM214で
構成され,さらに,アドレススイッチ216を有してい
る。第5図の判断処理回路310も同様に,CPU318,ROM312,
RAM314,および,アドレススイッチ316で実現されてい
る。
また,第4図の有線信号出力回路240は,有線信号出
力インタフェース242および有線信号出力回路244で実現
されている。この実施例においては,ケーブル6は通常
の電線である。第5図の有線信号入力回路350は電線6
からの信号を入力する有線信号入力回路352で実現され
ている。
第10図のROM212には,CPU218で動作するプログラムが
記憶されている。RAM214はCPU218からの情報を記憶す
る。アドレススイッチ216は,DIPスイッチであり,第2
の対向しゃ断検知装置2の装置アドレスを設定するもの
である。このアドレス設定により,装置が識別される。
ROM312もCPU318で動作するプログラムを記憶し,RAM314
もCPU318の情報を記憶する。また,DIPスイッチで実現さ
れたアドレススイッチ316は第3の対向しゃ断検知装置
3の装置アドレスを設定する。
以上述べた図面には示していないが,第2の対向しゃ
断検知装置2および第3の対向しゃ断検知装置3は電池
で駆動される。他の対向しゃ断検知装置も同様である。
第9図のCPU510の動作を第11図を参照して述べる。
ステップ101〜102 モード操作器9から警戒区域Z2について部分警戒解除
モードの指示が入力されたか否かについて判断する。
ステップ103 部分警戒解除モードの設定要求があると,その要求信
号を制御信号として,ケーブル8を介して,第1の対向
しゃ断検知装置1に出力する。ここで,部分警戒解除モ
ードの設定があっただけでは,警報受信機5はまだ警戒
区域Z2を実際の部分警戒解除状態に設定しない。後述す
るように,上記制御信号が所定の時間以内に警報受信機
5に戻って来て始めて,実際の部分警戒解除モードに設
定するからである。
ステップ104 警報受信機5のCPU510は,上記制御信号のリターン時
間を監視するため,タイマ54を起動する。そして,第1
の対向しゃ断検知装置1〜第4の対向しゃ断検知装置4
のを介して,赤外線信号の伝送によって,制御信号がケ
ーブル7を介して受信されるのを待つ。
一方,警戒区域Z2の両側の第2の対向しゃ断検知装置
2および第3の対向しゃ断検知装置3は,警戒区域Z2に
ついて「部分的警戒解除」モードの要求が行われたこと
を記憶する。すなわち,それぞれのRAMにフラグをセッ
トする。これにより,警戒区域Z2については,以後の信
号伝送を赤外線信号を用いず,有線信号を用いることが
記憶される。
ステップ105,107 タイマ54のタイマ切れになる前に,第4の対向しゃ断
検知装置4から上記制御信号が受信できたか否かを調べ
る。
もし,受信できない場合は,ケーブル8,各対向しゃ断
検知装置,各警戒区域間の赤外線信号系統,そして,ケ
ーブル7の一巡信号系統に異常状態が発生しているの
で,CPU510は表示出力部554に「装置異常」出力を行う。
ステップ105,106 タイマ54の時間が切れる前に上記制御信号が受信でき
れば,警報受信機5は警戒区域Z2について,実際の「部
分警戒解除」モードを設定する。より具体的にいえば,
侵入者警報装置の警戒モードが警戒区域Z2について「部
分警戒解除」モードに設定されたことをRAM514に記憶す
る。
次に,第12図を参照して,警戒区域Z2の前段に設けら
れた第2の対向しゃ断検知装置2内のCPU218の動作の概
要について述べる。
CPU218は,ROM212に記憶されているプログラムに基づ
いて,受光器23,24および赤外線入力インターフェース2
22を介して,警戒区域Z1の侵入者検知をするとともに,
第1の対向しゃ断検知装置1からの信号を入力する。も
し,受光器23または受光器24からの信号に所定時間の断
があれば,警戒区域Z1に侵入者が入ったものと判断す
る。また,CPU218は,自己の装置駆動用の電池などの状
態を診断して,その状態信号,上記侵入検知信号,そし
て,アドレススイッチ216からのアドレス信号を付加し
たものをキャリヤに重畳する。また,CPU218は,自己の
装置状態信号,侵入者検知信号などが,RAM214に記憶す
る。このようにキャリヤに重畳した信号が後段の第3の
対向しゃ断検知装置3に送出される。
警戒区域Z2が部分警戒解除にされる場合,第2の対向
しゃ断検知装置2から後段の第3の対向しゃ断検知装置
3に信号を送出する方法としては,2通りの方法がある。
その第1の方法は,有線信号のみ送出する方法である。
後段の第3の対向しゃ断検知装置3が,この場合,有線
信号しか用いないし,有線信号のみ出力して赤外線信号
を出力しないようにすると,装置駆動用の電池の電力消
費が低減できるという利点がある。第2の方法は,赤外
線信号と有線信号とを常時,一緒に出力する方法であ
る。この場合,第2の対向しゃ断検知装置2は後ろの警
戒区域Z2の状況には関係なく動作すればよいから,その
動作が簡単になると言う利点がある。本発明の実施に際
してはいずれの方法でもよい。
有線信号のみを出力する場合は,CPU218は,有線信号
出力インタフェース242,有線信号出力回路244,および,
ケーブル6を介して,有線信号を第3の対向しゃ断検知
装置3に出力する。赤外線信号も出力する場合は,CPU21
8は,赤外線出力インターフェース232,投光器駆動回路2
34,および,投光器26,27を介して,赤外線信号を送出す
る。この場合,有線信号と赤外線信号とは同期してい
る。
以下の実施例においては,有線信号のみ送出する場合
について述べる。
CPU318は,ROM312に記憶されたプログラムに基づいて,
CPU218と同様な,前段,すなわち,第2の対向しゃ断検
知装置2からの信号受信,侵入者検知処理を行う。ただ
し,この場合,有線信号のみを受信する。
以下,主として,第12図を参照して,CPU218の部分警
戒解除に対する動作について述べる。この場合,上記し
たように,モード操作器9により,警報受信機5に警戒
区域Z2を部分警戒解除にする要求が操作者からされて,
制御信号が警報受信機5から出力されている。
ステップ201 CPU218は,投光器16,17から出力される赤外線信号を
受光器23,24,および,赤外線入力インターフェース222
を介して入力する。この受信信号には制御信号も含まれ
ており,部分的な警戒解除の指示があるか否かを判断す
る。もし,そうであれば,以下の処理を行う。なお,制
御信号は,上記した部分警戒解除モードの他,警戒,警
戒解除などの各種のモードを示す信号を意味する。
ステップ202 CPU218は,受信データから制御信号を読み取り,ROM21
2に予め記憶してある信号種別に照らして,警戒区域Z2
についての部分警戒解除モードであるか否かを比較照合
する。
ステップ203 警戒区域Z2が部分警戒解除モードである場合,RAM214
に記憶しているフラグを参照して,現在使用中の後段の
第3の対向しゃ断検知装置3への送信系統が赤外線方式
であるか否かを調べる。
ステップ204〜207 現在の送信信号系統が赤外線方式である場合,まず,
一旦,上記受信した制御信号,装置アドレス信号,状態
信号などを赤外線信号の形態で,後段の第3の対向しゃ
断検知装置3に送出する(ステップ204)。
そして,これ以降,有線を使用することを記憶するた
め,RAM214に「有線使用」フラグをセットし(ステップ2
05),出力系統を有線側,すなわち,有線信号出力イン
タフェース回路242,有線信号出力回路244が選択される
ように切り換える一方,ワイヤレス側,すなわち,赤外
線出力インターフェース232,投光器駆動回路234を切り
離す(ステップ206)。
これ以降はケーブル6を介して第3の対向しゃ断検知
装置3に信号が送出される(ステップ207)。
ついで,第3の対向しゃ断検知装置3の動作について
述べる。
CPU318は,上記ステップ204で送出された制御信号を
受信し,警戒区域Z2が部分警戒解除モードに設定された
ことを認識すると,そのモードが解除されるまで警戒区
域Z2については侵入者検知をしないようにする。また,R
AM314に「有線信号使用」フラグをセットし,それ以
降,部分警戒解除がリセットされるまで,換言すれば,
再び警戒モードに設定されるまで,前段の第2の対向し
ゃ断検知装置2からの信号受信を有線のみ,すなわち,
ケーブル6を介して入力するようにする。その他の第3
の対向しゃ断検知装置3における処理動作は従来と同様
である。
以上述べたように,警戒区域Z2を部分警戒解除区域に
した場合,区域Z2の赤外線が長時間しゃ断されたとして
も,ケーブル6を介して,最終的には,最後段の第4の
対向しゃ断検知装置4を介して警報受信機5に,全ての
対向しゃ断検知装置の状態,および,警戒区域Z2を除く
他の全ての警戒区域の状態が通知されることになる。
第2の対向しゃ断検知装置2から,赤外線信号と有線
信号を常時出力する場合は,第2の対向しゃ断検知装置
2において,第12図の処理は不要となる。
また,上記実施例においては,部分警戒解除モードの
設定を警報受信機5のモード操作器9で行うようにした
が,遠隔に設けられた監視装置160から設定するように
してもよい。
第13図に第6図および第7図に対する実施例回路図を
示す。この回路は赤外線信号およびケーブル6を介した
有線信号が双方向に送信できるように構成されている。
その他の動作処理の基本は上記第10図のものと同様であ
る。
本発明の実施に際しては,種々の変形形態をとること
ができる。たとえば,ケーブル6として,通常の電線を
用いた場合について述べたが,光ファイバーその他を用
いてもよい。また,ワイヤレス信号としては赤外線信号
に限らず,電波など他の種々のワイヤレス信号であって
もよい。さらに,信号処理部21,信号処理部31をCPU218,
CPU318を用いた場合について述べたが,上記と同等の機
能を有するものであれば,これらに限定されるものでは
ない。
なお,対向しゃ断検知装置は,適宜複数段配置され,
警戒解除可能区域も複数存在してもよい。
また,赤外線信号などのワイヤレス信号は,上記実施
例では2系統であったが,1系統でも,3系統以上でもよ
い。
〔発明の効果〕
以上のように,本発明によれば,ワイヤレス方式の特
徴を維持しつつ,特定の警戒区域のみ部分的に警戒解除
状態にすることができる。
また,本発明によれば,警戒解除可能区域のみ有線接
続し,ワイヤレス信号が喪失しても侵入者警報装置全体
としての機能喪失が防止され,また,使い勝手のよい侵
入者警報装置が提供できるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の侵入者警報装置の構成
図, 第3図は第1図の警報受信機の構成図, 第4図は第1図の第2の対向しゃ断検知装置の構成図, 第5図は第1図の第3の対向しゃ断検知装置の構成図, 第6図は第2図の第2の対向しゃ断検知装置の構成図, 第7図は第2図の第3の対向しゃ断検知装置の構成図, 第8図は第3図の警報受信機の動作フローチャート, 第9図は本発明の実施例の警報受信機の構成図, 第10図は第4図および第5図の第2の対向しゃ断検知装
置および第3の対向しゃ断検知装置の実施例構成図, 第11図は第9図の警報受信機の動作フローチャート, 第12図は第10図の第3の対向しゃ断検知装置の動作フロ
ーチャート, 第13図は第6図および第7図の第2の対向しゃ断検知装
置および第3の対向しゃ断検知装置の実施例構成図, 第14図は従来の侵入者警報装置の構成図, である。 (符号の説明) 1〜4……第1〜第4の対向しゃ断検知装置, 5……警報受信機, 6〜8……ケーブル, 9……モード操作器, 11〜41……信号処理部, 26,27……ワイヤレス信号発信器, 33,34……ワイヤレス信号受信器。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浦部 治福 東京都三鷹市下連雀6丁目11番23号 セ コム株式会社セコムテクニカルセンター 内 (72)発明者 安田 信博 東京都三鷹市下連雀6丁目11番23号 セ コム株式会社セコムテクニカルセンター 内 (56)参考文献 特開 平2−301894(JP,A) 特開 昭59−221688(JP,A) 特開 昭61−84586(JP,A) 特開 昭60−125582(JP,A) 実開 平1−133691(JP,U) 実開 昭53−13094(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G08B 13/183

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】警戒区域を挟んでワイヤレス方式で結合さ
    れる対向しゃ断検知装置が,複数個,順次配置され,異
    常検知信号が順次伝送されるように構成された侵入者警
    報装置において, 前記対向しゃ断装置群と一巡信号系統を形成するように
    前記最前段または最後段の対向しゃ断検知装置に警報受
    信機が有線で接続され, 前記警戒区域のうち警戒解除可能区域の両側の対向しゃ
    断検知装置が前記ワイヤレス方式で結合される他,有線
    接続され, 該警報受信機は,前記警戒区域のうち特定の区域を警戒
    解除にするモード設定に応答し,前記一巡信号系統を介
    して警戒解除区域の対応する対向しゃ断検知装置に前記
    モード設定信号を送出し, 該警戒解除にされた警戒区域の両側の対向しゃ断検知装
    置間は有線信号を用いるようにしたことを特徴とする,
    侵入者警報装置。
  2. 【請求項2】該警報受信機は,前記警戒区域のうちの特
    定の区域を警戒解除を指示するモード設定に応答し,該
    モード設定信号を前記一巡信号系統に送出し,所定時間
    内にワイヤレス信号によって該モード設定信号が該警報
    受信機に復帰した場合,該警戒区域を部分的に警戒解除
    に設定するようにしたことを特徴とする,請求項1記載
    の侵入者警報装置。
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