JPH10116391A - 親子警備システム - Google Patents

親子警備システム

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JPH10116391A
JPH10116391A JP27051696A JP27051696A JPH10116391A JP H10116391 A JPH10116391 A JP H10116391A JP 27051696 A JP27051696 A JP 27051696A JP 27051696 A JP27051696 A JP 27051696A JP H10116391 A JPH10116391 A JP H10116391A
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Masashi Okazaki
雅司 岡崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の警備状態の切替えが不要な親子警備シ
ステムを提供することである。 【解決手段】 それぞれ複数の親警備エリア及び子警備
エリアに設置された火災、侵入等の異常を検出するセン
サ群6,7と、それぞれ前記親警備エリア及び前記子警
備エリアに設置され、警備の開始/解除、センサ群6,
7の状態表示、音声出力機能を有した操作器4,5と、
親警備エリア側操作器4と子警備エリア側操作器5の間
に配置され、制御部2及びインターフェース部3を備え
た警備端末装置1を具備して構成される。任意の親警備
エリア側操作器4による当該親警備エリアの警備状態の
切替操作を行い、前記親警備エリア及び前記子警備エリ
アの警備状態に違いが生じた場合、該子警備エリアの警
備状態を前記親警備エリアの警備状態に合わせるように
制御部2にて制御される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は不法侵入を監視して
警報を発する防犯警報装置等に利用される親子警備シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、事務所及び事務所に隣接された倉
庫(倉庫が複数の場合もある)の複数のエリアを警備す
る場合、以下の2つの構成方法が取られていた。
【0003】第1の方法(以下、第1の従来技術と呼
ぶ。)では、事務所及び倉庫を別々の警備エリアとし
て、各々警備状態を切り換えて警備を行い、事務所及び
倉庫にはそれぞれの警備状態切替操作器が設置されてい
る。夜間及び朝、事務所と倉庫の警備状態に切り替える
際には、事務所及び倉庫の操作器をそれぞれ操作して警
備状態を切り替える。夜間の警備状態中に倉庫への搬入
がある場合には、倉庫に設置されている操作器を操作し
て倉庫だけを警備解除状態にして搬入を行う。
【0004】第2の方法(以下、第2の従来技術と呼
ぶ。)では、事務所及び倉庫を同一の警備エリアとして
警備を行い、事務所及び倉庫に警備状態切替操作器が設
置されているが、どちらを操作しても両方の警備エリア
の警備状態が切り替わる。夜間及び朝、事務所と倉庫の
警備状態を切り替える際には、事務所または倉庫のどち
らかの操作器を操作すれば警備状態を切り替えることが
てきる。夜間の警備状態中に倉庫への搬入がある場合、
倉庫に設置されている操作器を操作して倉庫を警備解除
状態すると、同時に事務所も警備解除状態になる。
【0005】又、特開昭61−272898号公報に
は、複数の監視場所にそれぞれ配置される複数の子機
と、各子機からの信号に応じて監視場所の識別と侵入の
有無の検出を行う親機で構成される侵入監視装置が提案
されている。以下、この公知技術を第3の従来技術と呼
ぶ。
【0006】侵入監視装置は監視場所を複数のゾーンに
分けてゾーン別に侵入監視を行うことができ、親機には
複数のゾーンに対する監視機能のON・OFFを個別に
行う監視ON・OFFスイッチを設け、各子機には複数
のゾーンから所望のゾーンを選択するゾーン選択スイッ
チ及び監視信号の送信を一時的に停止する部分解除スイ
ッチが設けられている。
【0007】監視場所に設置された各子機ごとにゾーン
選択スイッチにより任意のゾーンを選択し、親機の監視
ON・OFFスイッチで該当するゾーンの監視機能をO
N・OFFすることにより、子機の設けられた監視場所
の侵入監視がゾーン別に行われる。監視中に部分的に任
意の監視場所の監視を解除したい場合には、監視を解除
したい監視場所に設置してある子機の部分解除スイッチ
を「入」にすることにより行うことができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した第1の従来技
術では、事務所と倉庫を別々に警備状態を切り換えてい
るため、夜間の警備状態中に倉庫への搬入がある場合に
は倉庫だけを警備解除状態にして搬入を行い、事務所へ
の部外者の侵入を防ぐことができるが、夜間及び朝、事
務所と倉庫の警備状態を切り替える際には、複数の警備
状態の切り替え操作が必要になる。この場合、切替操作
器にカギを使用していることが多く保管及び携帯等に問
題点がある。
【0009】又、上記した第2の従来技術では、夜間及
び朝、事務所と倉庫の警備状態に切り替える際には、事
務所または倉庫のどちらかの操作器を操作すれば切り替
えられるが、夜間の警備状態中に倉庫への搬入がある場
合に倉庫を操作器を操作して、倉庫を警備解除すると事
務所も警備解除状態になり、事務所の機密が保持できな
いという問題があった。
【0010】又、上記した第3の従来技術では、侵入監
視装置では監視場所を複数のゾーンにわけて、ゾーン別
にそれぞれ監視のON・OFFを切り替えて警備を行っ
ている。例えば、事務所及び事務所に隣接された倉庫
(倉庫は複数の場合もある)を警備する場合において、
夜間に事務所及び倉庫を警備状態する時には複数の警備
状態の切替操作が必要になる。また、夜間の警備中の時
に搬入の為に倉庫を警備解除にする際、子機の部分解除
スイッチにより警備状態を解除して搬入を行うが搬入終
了後、部分解除スイッチを戻さずに帰ってしまった場合
には、スイッチの切替忘れに気付くまで夜間の警備中の
時でもその監視場所だけ監視されないという問題があ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、主とな
る警備エリアとしての複数の親警備エリア及びその他の
警備エリアとしての子警備エリアに設置された火災、侵
入等の異常を検出するセンサ群と、前記親警備エリア及
び前記子警備エリアに設置され、警備の開始/解除、前
記センサ群の状態表示、音声出力機能を有した操作器
と、親警備エリア側操作器と子警備エリア側操作器の間
に配置され、かつ一般加入電話回線又は専用回線に接続
され、制御部及びインターフェース部を備えた警備端末
装置を具備して構成された親子警備システムにおいて、
任意の前記親警備エリア側操作器による当該親警備エリ
アの警備状態の切替操作を行い、前記親警備エリア及び
前記子警備エリアの警備状態に違いが生じた場合、該子
警備エリアの警備状態を前記親警備エリアの警備状態に
合わせるように前記制御部にて制御されることを特徴と
する親子警備システムが得られる。
【0012】さらに、本発明によれば、前記子警備エリ
アの警備状態切替装置は前記親警備エリアが警備中の時
のみ行えるように制御されることを特徴とする親子警備
システムが得られる。
【0013】さらに、本発明によれば、前記親警備エリ
アの警備状態が警備解除時に前記子警備エリアの警備状
態を警備解除から警備中に切替操作が行われた場合に
は、警備切替以上として、操作された子警備エリアに接
続されている子警備エリア側操作器に異常警告が通知さ
れることを特徴とする親子警備システムが得られる。
【0014】さらに、本発明によれば、前記親警備エリ
アの警備状態が前記親警備エリア側操作器にて警備中に
切替えると前記制御部が前記親警備エリア側センサ群の
監視を開始し、前記親警備エリア側操作器の警備状態の
切替えにより前記親警備エリアと前記子警備エリアの警
備状態が異なった場合には、前記制御部が子警備エリア
の警備状態を親警備エリアの警備状態と同じになるよう
に切替制御し、前記親警備エリアと前記子警備エリアの
警備状態中に前記センサ群に反応があると、前記制御部
が警備異常と判断して前記インターフェース部を解して
監視センタに警報を送出することを特徴とする親子警備
システムが得られる。
【0015】さらに、本発明によれば、前記親警備エリ
ア及び前記子警備エリアの警備状態が警備中の場合に、
前記子警備エリア側操作器にて該子警備エリアの警備状
態を警備解除にすると、前記制御部は前記子警備エリア
側センサ群による監視を停止して警備解除状態となり、
その後再び前記子警備エリア側操作器にて該子警備エリ
アの警備状態を警備中にすると、前記制御部は前記子警
備エリア側センサ群による監視を再開することを特徴と
する親子警備システムが得られる。
【0016】
【作用】機械警備端末装置により複数の警備エリアを警
備する場合、主となる警備エリアを親警備エリア、その
他の警備エリアを子警備エリアとして構成し、親警備エ
リアの警備状態を切り替えると子警備エリアの警備状態
も親警備エリアと同じ警備状態に切り替わり、子警備エ
リアの警備状態切替は親警備エリアが警備状態時のみに
行うことができ警備解除時に行うと、異常警告を通知す
ることで効率的に警備状態の切替を行うことができる。
すなわち、夜間及び朝、事務所と倉庫の警備状態を切り
替える際、複数の警備状態の切替えが不要となり、倉庫
の警備解除は事務所が警備中のときに限り行えるため、
事務所の機密保持が保てる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明は、一般加入電話回線又は
専用回線に接続される機械警備端末装置を有するシステ
ムであり、警備開始、解除信号及び警備異常信号を警備
会社の監視センタに自動通報する機能を有する。
【0018】機械警備端末装置に接続される警備切換キ
ーボックスを警備側に操作すると、監視センタと回線を
接続して、警備開始信号と自己の識別信号を監視センタ
へ送信し、送信が終了すると回線を開放して警備状態で
待機する。また、警備開始後に警備対象に設けられた各
種検知器(火災、不法侵入等)が異常を検知すると、警
備開始時と同様に監視センタと回線を接続し、警備異常
信号と自己の識別信号を送信する。監視センタではこの
警備異常信号及び識別信号を受信すると、警備先名称と
警備異常の種類を監視センタの表示装置に表示し、警備
員を急行させたり、警察や消防に通報する等の対応を行
う。また、警備解除の場合も警備開始のときと同様に、
解除信号と識別信号を監視センタへ送信する。
【0019】以下、本発明の一実施の形態について図1
及び図2を参照して具体的に説明する。図1及び図2に
おいて、警備の開始/解除、センサの状態表示、音声出
力機能を持った操作器4と火災、侵入等の異常を検出す
るセンサ群6は事務所(親警備エリア)に設置され、同
じく操作器5とセンサ群7は倉庫(子警備エリア)に設
置されている。
【0020】次に本発明の動作について説明する。親警
備エリアの警備状態が警備解除時に操作器4を警備側に
操作すると、制御部2はセンサ群6の監視を開始し親警
備エリアは警備状態になる。ここで、操作器4の警備状
態の切替操作により、親警備エリアと子警備エリアの警
備状態が異なった場合には、制御部2は子警備エリアの
警備状態を親警備エリアと同じ警備状態に切り替える
(親警備エリアと子警備エリアの警備状態を同じにす
る)。各警備エリアが警備状態中にセンサ群6及びセン
サ群7に反応があると、制御部2は警備異常と判断して
局線インターフェース部3を介して、監視センタに警報
を送出する。また、親警備エリアが警備中の時に操作器
4を警備解除側に操作すると、警備中に切替わる時と同
様な動作が行われ警備解除となる。
【0021】親警備エリア及び子警備エリアの警備状態
が警備中の場合に限り、操作器5を警備解除側に操作す
ると制御部2はセンサ群7の監視を停止して、警備解除
状態となる。その後、操作器5を警備側に操作すると制
御部2はセンサ群7の監視を再び開始して、警備状態と
なる。
【0022】親警備エリアの警備状態が警備解除時に操
作器5を警備解除側に操作すると制御部2は警備切替異
常と判断し、操作器5よりアラーム音を発信して警備状
態に切り替われないことを示す。
【0023】従って以上の機能により、例えば事務所及
び事務所に隣接された倉庫(倉庫は複数の場合もある)
を警備する場合において、夜間、事務所及び倉庫を警備
状態に切り替える際には事務所(親警備エリア)の操作
器で操作を行えば事務所と倉庫の両方が警備状態に切り
替わり、警備状態中に搬入のために倉庫だけを警備解除
したい時は倉庫(子警備エリア)の操作器を操作すれば
倉庫だけを警備解除にすることができ、効率的に警備状
態の切替を行うことができる。さらに、搬入終了後に警
備状態に戻さずに帰ってしまった場合においても、次の
日の夜間に事務所(親警備エリア)の操作器により警備
状態に切り替えれば、すべての警備エリアは警備状態に
切り替わる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、夜間及び朝、事務所と
倉庫の警備状態を切り替える際、複数の警備状態の切替
えが不要となり、倉庫の警備解除は事務所が警備中のと
きに限り行えるため、事務所の機密保持が保てる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の親子警備システムの構成を示した図で
ある。
【図2】本発明の親子警備システムの機能ブロック図で
ある。
【符号の説明】
1 警備端末装置 2 制御部 3 局線インターフェース部 4 操作器 5 操作器 6 センサ群 7 センサ群

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主となる警備エリアとしての複数の親警
    備エリア及びその他の警備エリアとしての子警備エリア
    に設置された火災、侵入等の異常を検出するセンサ群
    と、前記親警備エリア及び前記子警備エリアに設置さ
    れ、警備の開始/解除、前記センサ群の状態表示、音声
    出力機能を有した操作器と、親警備エリア側操作器と子
    警備エリア側操作器の間に配置され、かつ一般加入電話
    回線又は専用回線に接続され、制御部及びインターフェ
    ース部を備えた警備端末装置を具備して構成された親子
    警備システムにおいて、任意の前記親警備エリア側操作
    器による当該親警備エリアの警備状態の切替操作を行
    い、前記親警備エリア及び前記子警備エリアの警備状態
    に違いが生じた場合、該子警備エリアの警備状態を前記
    親警備エリアの警備状態に合わせるように前記制御部に
    て制御されることを特徴とする親子警備システム。
  2. 【請求項2】 前記子警備エリアの警備状態切替装置は
    前記親警備エリアが警備中の時のみ行えるように制御さ
    れることを特徴とする請求項1記載の親子警備システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記親警備エリアの警備状態が警備解除
    時に前記子警備エリアの警備状態を警備解除から警備中
    に切替操作が行われた場合には、警備切替以上として、
    操作された子警備エリアに接続されている子警備エリア
    側操作器に異常警告が通知されることを特徴とする請求
    項1又は2記載の親子警備システム。
  4. 【請求項4】 前記親警備エリアの警備状態が前記親警
    備エリア側操作器にて警備中に切替えると前記制御部が
    前記親警備エリア側センサ群の監視を開始し、前記親警
    備エリア側操作器の警備状態の切替えにより前記親警備
    エリアと前記子警備エリアの警備状態が異なった場合に
    は、前記制御部が子警備エリアの警備状態を親警備エリ
    アの警備状態と同じになるように切替制御し、前記親警
    備エリアと前記子警備エリアの警備状態中に前記センサ
    群に反応があると、前記制御部が警備異常と判断して前
    記インターフェース部を解して監視センタに警報を送出
    することを特徴とする請求項1記載の親子警備システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記親警備エリア及び前記子警備エリア
    の警備状態が警備中の場合に、前記子警備エリア側操作
    器にて該子警備エリアの警備状態を警備解除にすると、
    前記制御部は前記子警備エリア側センサ群による監視を
    停止して警備解除状態となり、その後再び前記子警備エ
    リア側操作器にて該子警備エリアの警備状態を警備中に
    すると、前記制御部は前記子警備エリア側センサ群によ
    る監視を再開することを特徴とする請求項2記載の親子
    警備システム。
JP27051696A 1996-10-14 1996-10-14 親子警備システム Expired - Lifetime JP3716059B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004029996A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視システム
JP2008176442A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Yamatake Corp 部屋管理システムおよび部屋管理方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004029996A (ja) * 2002-06-24 2004-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 監視システム
JP2008176442A (ja) * 2007-01-17 2008-07-31 Yamatake Corp 部屋管理システムおよび部屋管理方法

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