JP2589129B2 - 無人建築物の遠隔による防災装置 - Google Patents

無人建築物の遠隔による防災装置

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JP2589129B2 JP4874588A JP4874588A JP2589129B2 JP 2589129 B2 JP2589129 B2 JP 2589129B2 JP 4874588 A JP4874588 A JP 4874588A JP 4874588 A JP4874588 A JP 4874588A JP 2589129 B2 JP2589129 B2 JP 2589129B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、電話回線等の通信回線を利用した、子局
と呼ばれる無人の建築物などを始めとする、種々の無人
建築物における遠隔による防災装置に関するものであ
る。
(従来の技術) 子局等の無人建築物は、常時は人がいないため、ハロ
ンガス噴出装置やスプリンクラー等の消火設備などは、
火災発生時に生ずる煙を感知して自動的に作動するよう
になっているが、作業員など、人が一旦建物内に入る
と、今度は当該人の操作によって当該消火設備を作動さ
せるようにして、いわば以後の防災体制を当該人に委
ね、誤作動等を防止するとともに無人建築物の適切かつ
合理的な防災管理を行っている。
而してこの主の従来の具体的な防災設備装置として
は、例えば第2図に示したようなものが挙げられる。即
ち通常、建物内に人がいないときには通用口付近に設け
た切替スイッチ(イ)が無人側になっており、建物内に
火災が発生して、子局内に設けた異種類の煙感知器
(ロ)、(ハ)が同時に煙を感知したことを火災受信盤
(ニ)が感知した場合には、当該火災受信盤(ニ)が消
火設備(ホ)へと作動信号を送り、自動消火させるよう
にしている。
そして人が建物内に居る場合の防災体制については、
まず人が建物内に入るときに切替スイッチ(イ)を有人
側に倒しておく。そうすることによって、火災が発生し
た場合には、当該人が直ちにそれを確認するであろうか
ら、その場合には当該人が消火設備起動押釦(ヘ)を直
接押して、消火設備(ホ)を作動させるようにしている
のである。
(発明が解決しようとする課題) しかしながらそのような手段に拠っている限り次のよ
うな問題点がある。
即ち、入場者が切替スイッチ(イ)を有人側に倒した
ままで、昼食等の所用で一時退場した場合、もし火災が
発生して火災受信盤(ニ)が作動しても、切替スイッチ
(イ)が有人側にしてあるため、消火設備(ホ)は作動
せず、そのため火災延焼の危険があり、実際にこの種の
原因で大きな災害が発生した例もある。
これを解決するために、例えば子局と通信回線によっ
て結ばれているセンターからの操作だけで当該子局の消
火設備を管理することも考えられるが、そうするとそれ
に必要な諸機器、及び常温監視のための新たな専用回
線、労力その他種々の面で不都合や好ましくない点が生
じる。
そこでそのような不具合を解決するするとともに、セ
ンターの監視を最小限とした新たな防災手段を如何にし
て提供するかが問題となる。
(課題を解決するための手段) この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、従
来の切替スイッチ等の適宜の回路の切替えを、子局の無
人建築物と通信回線で結ばれているセンターの制御装置
で制御し、当該回路が所謂有人側のモードであっても実
際に火災が発生した場合には、予め設定してある温度の
識別データとの照合等によって、火災の有無を判断でき
るようにして、その結果に基づいて当該回路をセンター
側で無人側に切替え、以後の消火体制を子局側での自動
的なものとして、課題の解決を図ろうとするものであ
る。
而してその具体的な構成についていうと、適宜の回路
の切替え操作によって、異種の煙感知器が同時に作動し
た場合に建物内の消火設備が作動したり、あるいは直接
の起動操作で消火設備が作動するよう構成されている建
物の防災装置において、前出の切替え操作をセンターの
主制御装置と通信回線で結ばれている当該建物内の自動
切替制御装置に委ねるとともに、当該切替え操作の指示
は主制御装置で行える構成とし、さらに一の煙感知器が
作動したときに前記通信回線が自動的に接続されて、建
物内に設置された温度センサーの計測データの主制御装
置への呼び出しが可能となり、しかも当該計測データと
主制御装置に入力される予め設定された識別データとの
照合を主制御装置で行えるように主制御装置を構成する
とともに、前出通信回線を利用したセンターと通話可能
な緊急呼び出し装置を前記建物内に設けたことを特徴と
するものである。
なお、ここでいう識別データとは温度、及び当該温度
の持続時間、当該温度への上昇度合い等によって、もは
や人が生存不可能であると客観的に判断されるような、
温度に関するデータをいう。
また緊急呼び出し装置とはベル、ブザー、サイレン、
その他非常放送等を有する通話装置のようなものをい
う。
(作 用) 回路の切替操作の指示はセンター側で行うから、人が
子局等、無人の建築物に入場するときは予めその旨をセ
ンターに通知し、センターではこれを受けて主制御装置
により、回路を所謂有人モードとしておく。これによっ
て、当該入場者の直接の起動操作で消火設備が作動する
ことになるので、センターではいわば以後の防災体制を
当該入場者に委ねることになる。
しかしこの場合にも火災が発生すれば一の煙感知器の
作動により通信回線が自動的に接続されるから、センタ
ー側では建物の異常を察知でき、緊急呼び出し装置によ
り建物内に人が居るかどうかを確認して、実際に人が建
物内に居て既に消火設備を作動している場合には、必要
に応じて消防署への連絡等の消火体制を採ることが可能
である。
またかかる場合、昼食等の所用で、万が一入場者が外
出していても、温度センサーの計測データ及び予め設定
してある識別データにより、人がもや生存できないと判
断されれば、直ちに主制御装置から建物の自動切替制御
装置に回路の切替の指示を与えることによって以後の防
災体制を自動的なものとし、意趣の煙探知機が同時に作
動した場合に、作動信号が出力して消火設備に入力さ
れ、消火設備が消火活動を実施するのである。この場合
既に温度に関するデータによって、建物内にはもはや人
が生存できないと判断されているから、具体的な消火手
段を選ばず種々の消火活動が実施できることになる。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を図について説明する。
1、2は夫々相互に種類の異なった煙感知器であり、子
局内の煙を感知すると作動して、自動火災受信盤3の検
出回路4に作動信号を送るものである。この検出回路4
はいわゆるAND回路を構成しており、煙感知器1、2が
揃って作動したときに作動信号を自動切替制御装置5に
出力するように構成してある。自動切替制御装置5は変
復調装置7、8を介して公衆電話回線9によってセンタ
ーの主制御装置6と結ばれているものである。そしてさ
らに自動火災受信盤4、自動切替制御装置5は、前出の
煙感知器1、2のいずれかが子局内の煙を感知して作動
した場合には、自動的に公衆電話回線9を接続するよう
に夫々構成されている。
10は子局内に設置されている消火設備であり、起動押
釦11を押すか、あるいは自動火災受信盤3の検出回路4
からの作動信号の入力により、消火活動を実施するもの
である。而して自動切替制御装置5には消火制御モー
ド、即ち消火設備10の作動のモードを切替るためのCPU
検出回路12が組み込まれてあり、センターの主制御装置
6からの指示によって、有人モード、無人モードに切替
ることができるように構成されている。即ち、有人モー
ドの場合には検出回路3から作動信号が出力されても、
起動押釦11を押さないかぎりは消火設備10は作動せず、
逆に無人モードの場合には、検出回路3からの作動信号
が入力されることによって消火設備10は消火活動を実施
するのである。
13は自動切替制御装置5に接続されている温度センサ
ーであり、常時子局内の温度を検出、記録しており、セ
ンターの主制御装置6からの呼び出しによって、子局内
の温度は主制御装置6に入力されるものである。14は自
動切替制御装置5に接続されている子局内への緊急呼び
出し装置である。公衆電話回線9を通じてセンターの主
制御装置6から子局内へ呼び出しをかけるのに供するも
のである。
15は予め設定しておいた識別データであって、人が生
存できないような室温等が記録されており、主制御装置
6に呼び出すことが可能である。16は主制御装置6に必
要な指示を与えるための入力装置である。
実施例を構成している必要な諸機器は以上のように構
成されているものであり、その実施手順をいうと、まず
子局内に入場する者はその旨をセンターに告げる。そう
するとセンターでは入力装置16によって主制御装置6に
指示を与え、子局の自動切替制御装置5のCPU検出回路1
2における消火制御モードを有人モードに切替える。そ
うすることによって、子局内に人が居る場合に火災が発
生すれば、煙感知器1、2の作動に拘らず、当該人が迅
速に対応して起動押釦5を押すことにより消火活動が行
える。したがって誤作動等の問題も生じない。
而して消火制御モードがそのような有人モードにあっ
て、例えば作業員が所用で一時子局外に退出している場
合に火災が発生した場合についていうと、この場合まず
煙感知器1、2のいずれかが煙を感知して作動し、公衆
電話回線9を自動的に接続する。センターではこれを受
けて、監視員が直ちに子局の緊急呼び出し装置14によっ
て子局内に緊急呼び出しをかける。これに対して応答が
無い場合には、温度センサー13の検出している温度を直
ちに主制御装置6に呼び出し、識別データ15のデータと
照合して人の生存可能性について主制御装置6で判断す
る。
その結果、人がもはや生存できないと判断した場合に
は主制御装置6を通じて子局の自動切替制御装置5に指
示を与えて、CPU検出回路12の消火制御モードを無人モ
ードに切替える。そうすれば、煙感知器1、2が両方作
動して作動信号を自動切替制御装置5に出力した場合
に、直ちに消火設備10が消火活動を実施するのである。
かかる場合、緊急の呼び出し、子局内の室温の検討、
さらには異種の煙感知器の作動によって初めて消火設備
が作動するから、火災の蓋然性が極めて高く、かつ子局
内に生存者がいる可能性が全くない状態で消火活動を実
施することになる。従って誤作動の心配は無く、しかも
誤って子局内の生存者に危害を与えることも無い。した
がって消火に対して必要な手段、例えばハロンガスのみ
ならず炭酸ガス等を選ばず、これらを消火設備10に具現
化することができるのである。
(発明の効果) この発明に拠れば、センターの監視を必要最小限にし
て、無人建築物の適切かつ合理的な防災体制を採ること
ができる。
しかも一旦入場者が建物内に入って以後の防災体制を
当該入場者に委ねている、所謂有人モードの状態におい
て、実際に火災が発生したときに万が一当該入場者が建
物内に居ない場合でも、センター側で所謂無人モードに
切替えて、適切な消火活動を実施することが可能であ
る。
またその場合、緊急呼び出し装置、温度に関する識別
データによって生存者の有無を確認できるから、あやま
って生存者に不測の危害を与える虞れは無く、それ故、
具体的な消火手段を選ばないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の概略説明図、第2図は従来技術の概略
説明図である。 なお図中、1、2は夫々相互に異なる種類の煙感知器、
3は検出回路、5は自動切替制御装置、6は主制御装
置、9は通信回線、10は消火設備、11は起動押釦、13は
温度センサー、14は緊急呼び出し装置、15は識別データ
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 宰三 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 末永 浩康 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 深井 正勝 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 道念 信行 東京都港区芝5丁目37番8号 住友三田 ビル 日比谷総合設備株式会社内 (72)発明者 上野 茂雄 東京都港区芝5丁目37番8号 住友三田 ビル 日比谷総合設備株式会社内 (72)発明者 仲道 正恭 東京都港区芝5丁目37番8号 住友三田 ビル 日比谷総合設備株式会社内 (72)発明者 池崎 誠 東京都港区芝5丁目37番8号 日恵機材 株式会社内 (72)発明者 米井 光徳 東京都港区芝5丁目37番8号 日恵機材 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭53−14998(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜の回路の切替え操作によって、異種の
    煙感知器が同時に作動した場合に建物内の消火設備が作
    動したり、あるいは直接の起動操作で消火設備が作動す
    るよう構成されている建物の防災装置において、前出の
    切替え操作をセンターの主制御装置と通信回線で結ばれ
    ている当該建物内の自動切替制御装置に委ねるととも
    に、当該切替え操作の指示は主制御装置で行える構成と
    し、さらに一の煙感知器が作動したときに前記通信回線
    が自動的に接続されて、建物内に設置された温度センサ
    ーの計測データの主制御装置への呼び出しが可能とな
    り、しかも当該計測データと主制御装置に入力される予
    め設定された識別データとの照合を主制御装置で行える
    ように主制御装置を構成するとともに、前出通信回線を
    利用したセンターと通話可能な緊急呼び出し装置を前記
    建物内に設けたことを特徴とする、無人建築物の遠隔に
    よる防災装置。
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