JP2005283543A - 不審者探知システム - Google Patents

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Ikuo Arai
郁男 荒井
Shinji Goto
眞二 後藤
Masayuki Nagatsuka
正幸 長塚
Kazuo Kobayashi
一夫 小林
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Abstract

【課題】 ノイズを低減するとともに、さまざまな状況に対応して使い勝手を向上させる。
【解決手段】 検出用送信電波に対する反射波を受信し、受信信号の位相又は振幅変化より物体の時間的変位信号を検出する複数の不審者検出センサを備えた探知システムにおいて、各不審者検出センサに同一キャリアを供給するようにしたものである。
【選択図】 図6

Description

本発明は不審者が警戒領域内に侵入したことを探知し、必要に応じて警報を発する不審者探知システムに関する。
従来、不審な行動をする、或いは不審な行動をした人物をチェックするために監視カメラを設置することが行われているが、多数の人が出入りする場所において、迅速かつ的確に不審者か否かを弁別するのは不可能に近い。そのため、出入りを許可した人に予めIDを付与しておき、正しいIDを持っているか否かをチェックするシステムも知られているが、人の出入りする場所を限定する必要があってそのような限定が困難な場合も多く、セキュリティ上十分ではない。
そこで、本出願人は、アンテナから電波を放射し、その反射波を受信し、反射波の位相や振幅の変化から警戒スポット内における人や小動物の動き(変位)を検出するマイクロ波センサを用いて不審者が警戒領域内に侵入したことを探知するシステムを既に提案している(特許文献1)。
特開2002−196073
上記マイクロ波センサを用いたシステムにより警戒領域内に不審者が侵入するとこれを直ちに探知することが可能であるが、複数のマイクロ波センサを使用した場合に各センサ間での発振周波数のずれやノイズをより低減して検出精度を向上させることが課題となっている。また、センサの使用態様は設置する状況によりさまざまであり、各状況に適切に対応可能であることが要請されている。
本発明は、上記課題を解決せんとするものであり、各マイクロ波センサのキャリアを同一とすることによりノイズを低減するとともに、さまざまな状況に対応して使い勝手を向上させることを目的とする。
そのために本発明は、検出用送信電波に対する反射波を受信し、受信信号の位相又は振幅変化より物体の時間的変位信号を検出する複数の不審者検出センサを備えた探知システムにおいて、各不審者検出センサに同一キャリアを供給することを特徴とする。
本発明は、各不審者検出センサのキャリアを同一とすることによりノイズを極めて低減することができる。また、各センサへ同一キャリアを伝送するケーブルとして減衰量が規定されたケーブルを使用し、この減衰量を補償する増幅器を各不審者検出センサに内蔵させることにより、各センサのキャリアの振幅を同じにして検出精度を上げることが可能である。
また、各不審者検出センサに遠隔通信手段を設け、遠隔操作によりネットワーク接続された不審者検出センサの一部または全部を動作停止可能であり、遠隔操作により各不審者検出センサの調整、動作状態のモニタが可能となる。たま、センサ群をグループに分割、または統合可能であるため、さまざまな状況に対応して使い勝手を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は不審者検出センサ(マイクロ波センサ)による警戒スポットを説明する図で、図1(a)は3次元的に見た図、図1(b)、図1(c)は警戒スポットの平面図である。
図1(a)において、センサ1ー1〜1ーnはマイクロ波センサ(詳細は後述する)であり、図1(b)、図1(c)に示す各警戒スポットSをカバーするようにそれぞれアンテナから電波を放射し、その反射波を受信して、反射波の位相の変位から警戒スポット内における人や小動物の動き(変位)を検出するとともに、認識用の信号が検出されたか否かにより認可者か非認可者かの弁別を行う。マイクロ波センサで使用する電波は、電波法で許される範囲(例えば30MHz以上)である。
図1(b)は図の平面内で指向性のないアンテナを用いて検知エリアを円形にした場合であり、図1(c)は、楕円状に細長いライン型の検知エリアとした場合である。
図2は不審者検出センサの構成を説明するブロック図である。
不審者検出回路2で検出した信号は、信号処理装置(CPU)3に取り込まれ、ここで人や小動物の動きの情報と、認識用電波のID情報とから不審者か否かを判別し、警報器4により警報する。例えば、荷捌き場等では多数の人が動いており、警戒スポット内にいる人や小動物の動きが検出され、同時に認識用電波のID情報が取り込まれる。各センサはホストコンピュータ等で集中管理するようにしてもよい。
図3は不審者検出回路の高周波(RF)部の例を示すブロック図である。
クリスタル発振器(XCO)7の出力を分周器8で分周し、分周出力をパワーデバイダ(PD)9で分岐して送信側と受信側に同期信号として供給し、送信側から送信した電波の反射波を受信側で受信してヘテロダイン検波する構成になっている。
送信側では、位相検出器10、ループフィルタ(ローパスフィルタ)11、高周波(RF)発振器12、分周器13からなるPLL回路でRF発振器12をXCO5に同期させている。RF発振器12からの出力はPD(パワーデバイダ)14で分岐し、その一方の出力は増幅器15から検出用電波Txとして放射され、警戒スポットを形成し、他方の出力はミキサ16に供給され、受信側のPD(パワーデバイダ)24からの信号と混合され、ローパスフィルタ17を通して低周波成分がI/Qディテクタ30に出力される。
受信側も、位相検出器20、ループフィルタ(ローパスフィルタ)21、局部発振器(LVCO)22、分周器23からなるPLL回路で局部発振器22をXCO7に同期させている。LVCO22の出力はPD(パワーデバイダ)24で分岐し、その一方の出力は、警戒スポットからの反射波Rxを増幅器25で増幅した信号とミキサ26で混合され、ローパスフィルタ27を通り、中間周波数に変換された信号がI/Qディテクタ30に加えられる。PD24の他方の出力は、送信側のミキサ16に加えられる。なお、XCO5の発振周波数は、例えば100MHz、RF発振器12は2450MHz、局部発振器22は2300MHzで、検波回路を構成するI/Qディテクタ30へ加えられる送信信号、受信信号は150MHzである。
図4は検波回路を構成するI/Qディテクタの内部構成を示す図である。
ローパスフィルタ27の出力(受信信号)Erは2分されて、一方は乗算器301に被乗数信号として供給され、他方は乗算器302に被乗数信号として供給される。また、ローパスフィルタ17の出力(送信信号)Etも2分されて、一方はそのまま乗算器301に乗数信号として供給され、他方は90°移相器303を経て乗算器302に乗数信号として供給される。乗算器301、302で同期検波された出力は、それぞれ低域フィルタ304、305を通って、直交成分検波出力E1 及びE2 となる。
ここで、図3、図4に示された受信器の動作を説明する。
送信波Txと受信波Rxは、
Tx=aT cosω0 t (1)
Rx=aR cosω0 (t−τ) (2)
T 、aR :定数
ω0 :角周波数=2πf0
0 は、例えば2450MHz
t:時間
τ=2R/V
R:反射体までの距離
V:電波の速度
の式で表わすことができる。
I/Qディテクタ30に入力される受信信号Erは、中間周波変換後の遅延時間をあらたにτと起き直して
Er=ar cosω(t−τ) (3)
ω:周波数変換後の中間角周波数=2πf
fは例えば150MHz
の式で表わすことができる。
他方、ローパスフィルタ17の出力(送信信号)Etは、
Et=at cosωt (4)
と表わすことができる。乗算器301によりEtとErを乗算すると、
Et×Er=am cosωtcosω(t−τ)
=(1/2) am {cosω(2t−τ)+cosωτ} (5)
m =ar ×at
また、Etを90°移相した信号EsとErとを乗算器302により乗算すると、
Es×Er=(1/2) am {sinω(2t−τ)+sinωτ} (6)
これら乗算器の出力をそれぞれ低域フィルタ304及び305を通すと、(5)式及び(6)式の右辺第1項に対応する成分が除去されて、検波出力E1 及びE2 は、
1 =(1/2)am cosωτ (7)
2 =(1/2)am sinωτ (8)
となる。
以上の説明は任意の一つの反射波についてのものであり、探知対象である運動体、例えば生体からの反射波の位相(電波が往復に要する遅延時間)をτ0 とし、それ以外の障害物、すなわち静止物からの反射波の遅延時間をτn で代表すれば、検波出力E1 及びE2 は、
1 =(1/2)am cosωτ0 +(1/2)am ′cosωτn (9)
2 =(1/2)am sinωτ0 +(1/2)am ′sinωτn (10)
となる。
上記2式の右辺第2項は、探知対象とは無関係な不要信号で、通常、am ′はam よりも著しく大きいため、このままでは、第1項、すなわち探知対象に対応する信号がノイズの中に埋もれてしまい、十分な感度が得られない。ここでは詳細な説明は省略するが、可変移相器と可変減衰器とからなる不要反射波相殺信号発生器を設けて受信信号から差し引くことにより、(9)式と(10)式の右辺第2項の振幅を第1項に対する検知処理に支障がない程度に小さくすることができる。
探知対象である運動体とアンテナの間の距離は、生体の呼吸、心拍、身体各部の動きなどの運動体の動きに応じて、僅かであるが変動し、それに起因して、対象物からの反射波の位相τ0 が変動する。したがって、(9)式、(10)式の変化分を調べれば、探知対象である運動体を検知することができる。探知対象までの距離の平均値をR0 で表わし、変動分をrで表わせば、
ωτ0 =ω・2(R0 +r)/V
=(2ω/V)R0 +(2ω/V)r
2ω/VとR0 は一定であるので(2ω/V)R0 =A、2ω/V=Bと置けば、(9)式と(10)式は次のように書き替えられる。ただし、前述のようにして低減された不要反射波信号の残りを△E1 と△E2 で表わすと、
1 =(1/2)am cos(A+Br)+△E1
2 =(1/2)am sin(A+Br)+△E2
となる。
ここで、R0 は数m程度であるのに対して、rはせいぜい数cm程度であるから、|A|≫|Br|であり、次の近似式
1 ≒(1/2)am {cosA−BrsinA}+△E1 (11)
2 =(1/2)am {sinA+BrcosA}+△E2 (12)
が成り立つ。
これら2式の右辺を展開したときの第1項と第3項は一定で高域フィルタによって除去することができ、第2項が示す反射波信号の変化分、すなわち探知対象である運動体の動きを検知することができる。ここで、90度位相が異なる検波出力E1 及びE2 を発生させるので、Aの値の如何にかかわらず、検出不能という事態を避けることができる。
次に、認可者の弁別について説明する。
図5は認可者用帽子やタグに設けられた認識用機器の回路構成を示す図である。受信アンテナ52で受信された検出用電波は増幅器53で増幅され、ミクサ51でROM50に記憶されたID信号と乗算され、増幅器54を経てアンテナ55から認識用電波として放射される。増幅器53、54のゲインをG1 、G2 、ID信号をm(t)で表し、マイクロ波センサから放射される電波が(1)式に示されるように、角周波数ω0 であるとき、認識用機器から反射されてマイクロ波センサで受信される認識用電波eは、システムでの遅延を無視し、
e=kG1G2m(t−τ/2)cosω0 (t−τ) (13)
で表される。そして、マイクロ波センサ内で中間周波数ωに変換されるとすると、(3)式の導出と同様に新たにτとおき直して、I/Qディテクタの検波出力のcos成分のみに着目すると、
Et×e
=k′G1G2m(t−τ/2)cosωtcosω(t−τ) (14)
となり、低域フィルタ304または305の出力E3 は、
3 =(k′G1 2 /2)m(t−τ/2)cosωτ (15)
となる。(k′G1 2 /2)、cosωτの変化は無視でき、ID信号m(t−τ/2)と区別できるのでID信号に応じた信号が得られる。
一方、IDを持たない人の信号の場合の出力E4 は(15)式において、m(t−τ/2)=1に相当し、
4 =(k′G1 2 /2)cosωτ (16)
と表され、(11)、(12)式の場合と同様、低域フィルタを通すことにより変位信号成分cosωτが得られる。こうして、認可者か否かを弁別することができる。従って、図2のCPU3に動きの検出フラグF1(動きが検出されたとき「1」、それ以外は「0」)と、ID情報検出フラグF2(正しいID情報が検出されたとき「1」、それ以外は「0」)を設定することにより、F1、F2ともに「1」のときは認可者、F1が「1」、F2が「0」のときは不審者(あるいは小動物)、F1が「0」、F2が「1」のときは、例えば認可者用帽子が放置されていると判別することができる。
ところで、図3に示したマイクロ波センサを多数近隣に設置した場合、各センサごとに少しずつ違う発振周波数の差(ビート周波数)が出力され、またその振幅が大きいために、通信に支障をきたしてしまう。発振周波数の差は数KHzから1MHz程度あり、時間的にもドリフトし、不安定となってしまう。そこで、1つのセンサにのみ同期発振器をもたせ、各センサにはその同期信号を供給することが考えられる。このような構成により、中心周波数付近においては各マイクロ波センサでの同期はとれるが、周辺周波数領域では各センサごとのノイズが発生し、これが検波回路に出力され、通信の支障となるので好ましくない。
図6は1個の発振器出力を各センサに供給する場合のブロック図である。
S1、S2……は図3に示したと同様の構成のマイクロ波センサであるが、センサ1−1のみ送信用の発振器を有し、他のセンサへは1−1の発振器の出力を分配する。すなわち、マイクロ波センサ1−1の発振器12の出力を、PD40で分岐し、一方を検出用電波Txの放射に、他方を増幅器41で増幅してセンサ1−2へ伝送する。センサ1−2は受信した信号をPD40で分岐して、一方を検出用電波Txの放射に、他方を増幅器41で増幅して次のセンサへ伝送する。以下同様にして、各センサには同一キャリアが伝送され、同一の検出用電波が放射されるので、ノイズを極めて低減することができる。なお、図ではセンサ1−2、1−3……において、送信側のPLL回路がないように図示しているが、各センサともPLL回路を有する同一の構成としておき、キャリアを受信するセンサの送信側PLL回路を不動作に設定できるようにしてもよい。
なお、図6で各センサ間の接続に同一ロットのケーブルを使用し、厳密に同じ長さにすることによって減衰量をそろえることができる。すなわち、ケーブルの長さをそろえ、キャリア入力の直後のデバイダ40の一方の出力をケーブルの減衰量に等しいゲインをもつ増幅器41を通すようにする。例えば、10mのケーブルで減衰量が6dbであったとき、増幅器41のゲインを6dbにしておく。このように構成することで、すべてのセンサに全く同じパワーのキャリアが入力されることになるので、無限にセンサを接続することができる。
図7は遠隔操作によって各センサを制御する場合の説明図で、図7(a)は個々のセンサの構成を示す図、図7(b)はネットワーク接続した状態を示す図である。
マイクロ波センサ1は、不審者検出回路2、CPU3、警報手段4のほかにネットワーク接続I/F5を有していてネットワーク6に接続されている。このように、各センサをネットワークに接続して制御する場合、ネットワーク中のどれかのセンサを親機として稼働させる、或いはネットワークにホストコンピュータを接続して稼働させるなどの方法が考えられるが、現場において一時的または継続的に一部のセンサの稼働を停止したい場合があり、これをいちいち親機やホストコンピュータからコントロールするのは手間がかかる。
そこで、本実施形態では、各センサ1に遠隔通信手段60を設け、リモートコントローラ61を用いて個別に動作、不動作等を制御可能にしている。リモートコントローラ61は光、赤外線、電波、超音波、レーザなどを放射する送信機からなり、例えば、各センサの遠隔通信手段60に警報などの停止信号を送ると、各センサのCPU3が応答し、センサの動作の一部または全部を停止する。なお、一部のセンサが動作を停止しても、図3で説明した同一のキャリアは全センサに供給される。このように各センサを個別に動作、不動作等を制御可能とすることにより、荷捌き場などのような検知エリア状況が荷物状態によって変化する場合に特に有利である。
図8はセンサの動作状態のモニタ方法を説明する図である。
電波式不審者検出センサを設置するに際して、現場の設置条件に合わせて調整を行う必要がある。この場合、センサは天井、壁などの高所に設置されており、センサに直接触れて調整を行うことは困難である。そこで、各センサ1の遠隔通信手段60と、モニタ70の遠隔通信手段71とを双方向通信可能に無線で接続する。
このような構成とすることにより、容易に各センサごとの動作の調整やモニタが可能となる。また、このような通信を親機と接続すると、容易にネットワーク全体の動作状態をもモニタすることができる。また、このような遠隔通信手段は、図7で説明したリモートコントロール用通信手段と共用することも可能であり、これにより簡易なコントロールを実現できる。
図9はネットワークの分割・統合を説明する図で、図9(a)は分割前の状態を説明する図、図9(b)は分割後を説明する図である。
図7に示したようにネットワーク接続して一体的に稼働しているセンサ群を、例えば、検知エリアの変更等に伴って、いくつかのグループに分割したり、単独で稼働させたい場合が生ずる。図6に示したものは、1つのセンサの発振器出力を各センサに供給する形をとっており、各センサは同一構成とすることができる。従って、任意のセンサを親機として設定することが可能である。親機は他のセンサからのキャリア入力から切り離され、自身の高周波発振機が動作し、これに接続された各子機に対してその発振出力を供給する。こうすることにより、一体的に稼働しているセンサ群をいくつかのグループに分割することができる。親機としての設定は、例えばセンサ内のディップスイッチ等によってアドレスFFに指定した場合が親機となるような構成にすればよい。こうすることにより、図9(a)に示したように6台のセンサでネットワークを構成していたものを、図6(b)に示すように3台づづのグループに分割することができる。もちろん、単独で稼働を行わせるように設定することもできる。
逆に検知エリアの都合等によって複数のネットワークを1つのネットワークに統合する場合もある。この場合は、親機としての設定を1台だけとして他のセンサを子機として接続すればよい。
なお、上記の例では各センサが発振器を持つ同一構成で、任意のセンサを親機として設定し、センサ群をいくつかのグループに分割する例を説明したが、各センサは発振器を持たず、発振器を内蔵したユニットを取り付けたセンサのみが親機として機能するようにしてもよい。この場合は、ユニットを取付けない各子機は検波用の発振器も一切もたず、親機から受信する発振器出力のみで動作するようにもできるし、局部発振器を持たせることもできる。このような構成とすることにより、どのセンサにユニットを取り付けるかでセンサ群を任意のグループに分割することが可能である。
なお、親機センサから同一キャリアを各子機センサへ分配する場合、各子機では受信したキャリアを分周してPLL回路の基準信号(図6のXCO7に対応)とし、PLL回路の局部発振器(図6の22)出力によりヘテロダイン検波するようにしてもよく、また、各子機では受信したキャリアを分周した後、適宜逓倍して各センサの発振器出力として使用し、その出力でヘテロダイン検波して局部発振器(図6の22)を省略するようにしてもよい。
本発明は、各マイクロ波センサのキャリアを同一とすることによりノイズを極めて低減することができるとともに、使い勝手が良いので産業上の利用可能性が大きい。
不審者検出センサによる警戒スポットを説明する図である。 不審者検出センサの構成を説明するブロック図である。 不審者検出回路の高周波部の例を示すブロック図である。 検波回路を構成するI/Qディテクタの内部構成を示す図である。 認識用機器の回路構成を示す図である。 1個の発振器出力を各センサに供給する場合のブロック図である。 遠隔操作によって各センサを制御する場合の説明図である。 センサの動作状態のモニタ方法を説明する図である。 ネットワークの分割・統合を説明する図である。
符号の説明
1ー1〜1ーn…不審者検出センサ、S…警戒スポット、2…不審者検出回路、3…CPU、4……警報器、7…クリスタル発振器、12…高周波発振器、22…局部発振器、26…混合器、30…I/Qディテクタ。

Claims (8)

  1. 検出用送信電波に対する反射波を受信し、受信信号の位相又は振幅変化より物体の時間的変位信号を検出する複数の不審者検出センサを備えた探知システムにおいて、
    各不審者検出センサに同一キャリアを供給することを特徴とする不審者探知システム。
  2. 各不審者検出センサへ同一キャリアを伝送するケーブルとして、減衰量が規定されたケーブルを使用し、前記減衰量を補償する増幅器を各不審者検出センサに内蔵させたことを特徴とする請求項1記載の不審者探知システム。
  3. 不審者検出センサをネットワーク接続するとともに、各不審者検出センサに遠隔通信手段を設け、遠隔操作によりネットワーク接続された不審者検出センサの一部または全部を動作停止可能にしたことを特徴とする請求項1記載の不審者探知システム。
  4. 各不審者検出センサに遠隔通信手段を設け、遠隔操作により各不審者検出センサの調整を可能にしたことを特徴とする請求項1記載の不審者探知システム。
  5. 各不審者検出センサに遠隔通信手段を設けてモニタ装置と無線で接続し、各不審者検出センサの動作状態をモニタ装置により監視可能にしたことを特徴とする請求項1記載の不審者探知システム。
  6. 任意の不審者検出センサを親機として設定可能にし、センサ群をグループに分割、または統合可能にしたことを特徴とする請求項1記載の不審者探知システム。
  7. 親機として設定したセンサから同一キャリアをグループ内の各子機センサへ送信し、前記キャリアを受信した各子機センサはキャリアを分周してPLL回路の基準信号とし、PLL回路の局部発振器出力によりヘテロダイン検波することを特徴とする請求項6記載の不審者探知システム。
  8. 親機として設定したセンサから同一キャリアをグループ内の各子機センサへ送信し、前記キャリアを受信した各子機センサはキャリアを分周した後、適宜逓倍して各センサの発振器出力として使用し、その出力でヘテロダイン検波することを特徴とする請求項6記載の不審者探知システム。
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