JP2007328738A - 物体検知システム、および、物体検知方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】より広範囲の監視領域において、より高い精度で物体を検知する物体検知システムを提供する。
【解決手段】物体検知システム1であって、垂直偏波および水平偏波を受信する受信アンテナ11a、11bと、各偏波を所定の時間間隔で検波し、電圧レベルに変換する検波手段12a、12bと、電圧レベルの時間微分値を算出し、算出した時間微分値の絶対値を記憶手段14a、14bに記憶する微分処理手段13a、13bと、記憶手段から所定の時間帯の複数の絶対値を読み出し、読み出した各絶対値を加算する加算処理手段15a、15bと、垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値との偏波比を算出する偏波比処理手段16と、偏波比が所定の閾値を超えるか否かを判別し、閾値を超える場合に物体を検知したものと判定する判定手段17と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】物体検知システム1であって、垂直偏波および水平偏波を受信する受信アンテナ11a、11bと、各偏波を所定の時間間隔で検波し、電圧レベルに変換する検波手段12a、12bと、電圧レベルの時間微分値を算出し、算出した時間微分値の絶対値を記憶手段14a、14bに記憶する微分処理手段13a、13bと、記憶手段から所定の時間帯の複数の絶対値を読み出し、読み出した各絶対値を加算する加算処理手段15a、15bと、垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値との偏波比を算出する偏波比処理手段16と、偏波比が所定の閾値を超えるか否かを判別し、閾値を超える場合に物体を検知したものと判定する判定手段17と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、電波を用いて物体を検知する物体検知システムおよび物体検知方法に関する。
近年、住宅やオフィス等の構造物に対する侵入窃盗が急増している。これに伴って、セキュリティ関連商品・サービスへの注目が高まり、市場が拡大している。なかでも、異常が発生したことを最初に検知するセンサ分野は、セキュリティ関連商品の中で、重要な位置を占めている。
現在、ホームセキュリティ用途の侵入者検知センサとしては、赤外線が多用されている。赤外線センサには主に2種類あり、1つは送信機と受信機間で赤外線を送受信し、物体によって赤外線が遮られ送受信ができない場合に異常(侵入者)を検知するものである。もう1つの赤外線センサは、人や動物が発する熱(赤外線)を感知し、異常を検知するものである。
また、赤外線以外の侵入者検知センサとしては、カメラを用いた画像センサや振動センサがある。画像センサは、カメラが撮像した画像の差分を解析し、その差分値に変化があった場合に異常を検知する。振動センサは、窓ガラス等に取り付けられ、窓ガラスが割られた場合に発生する振動によって異常を検知する。
また、最近では、電波を用いた侵入者検知センサが研究されている。例えば、非特許文献1には、一対の電波送受信アンテナケーブルを用いて電波を送受信し、侵入者を検知する侵入者検知システムが記載されている。
"電波を用いた「侵入者検知システム」を開発"、[online]、[平成18年1月19日検索]、インターネット<URL: http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2004/1116.htm>
"電波を用いた「侵入者検知システム」を開発"、[online]、[平成18年1月19日検索]、インターネット<URL: http://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2004/1116.htm>
赤外線センサは、検知感度が高くホームセキュリティ用に多用されているが、感度が高いゆえにペットなどの体温を人の侵入と誤検知してしまう場合がある。また、振動センサは、強風によってガラスが振動する場合や、航空機などの発する音に共鳴して誤検知してしまう場合がある。また、画像センサは、撮像した各画像の差分処理によって物体の検知を行うものであるが、室内を撮像することから、一般住居等ではプライバシーの侵害に対する抵抗感を引き起こす可能性がある。
また、これらのセンサは、ある程度の指向性を有するセンサであるため、センサの仕様によっては監視範囲に死角が生じ、死角を小さくするために複数のセンサを設置する必要がある。また、センサの指向性により、センサの監視範囲、設置場所および向きを考慮してセンサを設置する必要があるため、設置作業の負荷が大きい。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、より広範囲な監視領域での検知が可能で、より信頼性の高い物体検知システムおよび物体検知方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、物体検知システムであって、垂直偏波および水平偏波を受信する受信アンテナと、前記受信した垂直偏波および水平偏波各々について、所定の時間間隔で検波し、電圧レベルに変換する検波手段と、前記電圧レベルの時間微分値を算出し、算出した時間微分値の絶対値を記憶手段に記憶する微分処理手段と、前記記憶手段から所定の時間帯の複数の絶対値を読み出し、読み出した各絶対値を加算する加算処理手段と、前記加算処理手段が算出した垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値との偏波比を算出する偏波比処理手段と、前記偏波比が所定の閾値を超えるか否かを判別し、前記閾値を超える場合、物体を検知したものと判定する判定手段と、を有する。
また、本発明は、物体検知方法であって、垂直偏波および水平偏波を受信する受信ステップと、前記受信した垂直偏波および水平偏波各々について、所定の時間間隔で検波し、電圧レベルに変換する検波ステップと、前記電圧レベルの時間微分値を算出し、算出した時間微分値の絶対値を記憶部に記憶する微分処理ステップと、所定の時間帯の複数の絶対値を前記記憶部から読み出し、読み出した絶対値を加算する加算処理ステップと、前記加算処理ステップで算出した垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値との偏波比を算出する偏波比処理ステップと、前記偏波比が所定の閾値を超えるか否かを判別し、前記閾値を超える場合、物体を検知したものと判定する判定ステップと、を行う。
本発明によれば、電波を用いることにより、より広範囲な監視領域での検知が可能で、より信頼性の高い物体検知システムおよび物体検知方法を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態が適用された物体検知システム1の概略構成図である。本実施形態の物体検知システム1は、監視対象となる屋内(室内)の所定の場所に設置され、屋内に存在する物体を電波によって検知する。図示する物体検知システム1は、垂直偏波に対応した受信アンテナ11aと、水平偏波に対応した受信アンテナ11bと、検波部12a、12bと、微分処理部13a、13bと、記憶部14a、14bと、加算処理部15a、15bと、偏波比処理部16と、判定部17と、警報部18と、閾値設定部19と、を有する。なお、垂直偏波は電界面が地面に対して垂直な電波であって、水平偏波は電界面が地面に対して水平・平行な電波である。
図1は、本発明の第1の実施形態が適用された物体検知システム1の概略構成図である。本実施形態の物体検知システム1は、監視対象となる屋内(室内)の所定の場所に設置され、屋内に存在する物体を電波によって検知する。図示する物体検知システム1は、垂直偏波に対応した受信アンテナ11aと、水平偏波に対応した受信アンテナ11bと、検波部12a、12bと、微分処理部13a、13bと、記憶部14a、14bと、加算処理部15a、15bと、偏波比処理部16と、判定部17と、警報部18と、閾値設定部19と、を有する。なお、垂直偏波は電界面が地面に対して垂直な電波であって、水平偏波は電界面が地面に対して水平・平行な電波である。
各受信アンテナ11a、11bは、テレビやラジオなどの放送波、携帯電話、無線LAN(Local Area Network)など、屋内に既に存在する電波を受信する。なお、物体検知システム1は、垂直偏波を受信可能な受信アンテナ11aおよび水平偏波を受信可能な受信アンテナ11bを備えることにより、放送波、携帯電話など広帯域に分散した複数の周波数を、垂直偏波および水平偏波の両方で高感度に受信できるものとする。
なお、本実施形態の物体検知システム1は、検波部12a、12b、微分処理部13a、13b、記憶部14a、14b、および、加算処理部15a、15bを、受信アンテナ11a、11b毎に、それぞれ2つずつ有する。
検波部12a、12bは、対応する受信アンテナ11a、11bが受信した電波(垂直偏波、水平偏波)を、ダイオードなどの整流作用によって電圧レベル(電圧値)に変換する。微分処理部13a、13bは、対応する検波部12a、12bが検波した電圧レベルの時間微分値の絶対値を算出し、記憶部14a、14bに記憶する。加算処理部15a、15bは、対応する記憶部14a、14bに記憶された所定の時間帯の時間微分値の絶対値を加算する。なお、記憶部14a、14bには、物体検知システム1が有するメモリまたは外部記憶装置などが用いられる。
偏波比処理部16は、加算処理部15a、15b各々が算出した垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値との比(以下、「偏波比」)を算出する。判定部17は、偏波比処理部16が算出した偏波比が、閾値設定部19が設定した閾値より大きいか否かを判別する。警報部18は、算出した偏波比が閾値より大きい場合、警告音を出力するなどの所定の警報処理を行う。閾値設定部19は、後述する閾値設定処理を事前に行い、メモリまたは外部記憶装置などに閾値を設定(記憶)する。
なお、物体検知システム1は、少なくともCPUとメモリとを備えた汎用的なコンピュータシステムを用いることができる。このコンピュータシステムにおいて、CPUがメモリ上にロードされた所定のプログラムを実行することにより、物体検知システム1の各機能が実現される。
また、本実施形態の物体検知システム1は警報部18を備える。しかしながら、物体検知システム1自体は警報部18を備えることなく、警報部18と同様の機能を有する警報装置または通信装置を、物体検知システム1に接続することとしてもよい。
次に、物体検知システム1の動作について説明する。
図2は、物体検知システム1の動作を示すフローチャートである。なお、物体検知システム1は、所定のタイミング(時間間隔)で、図示する処理を繰り返し行うものとする。また、図2に示すS11からS14の処理は、受信アンテナ11a、11b毎に、対応する検波部12a、12b、微分処理部13a、13b、および加算処理部15a、15bが、それぞれ行うものとする。ここでは、垂直偏波用の受信アンテナ11a、検波部12a、微分処理部13aおよび加算処理部15aの処理を例として、S11からS14を説明する。
まず、検波部12aは、垂直偏波用の受信アンテナ11aが受信した電波(垂直偏波)を検波し、ダイオードなどの整流作用によって電圧レベルに変換する(S11)。そして、微分処理部13aは、検波部12aが検波した電圧レベルの時間微分値を算出する(S12)。
ここで、検波部12aがS11で検波した時刻をtとし、検波部12aは所定の時間p毎に検波するものとすると、前回検波した時刻はt−pとなる。そして、検波した時点の時刻tにおける電圧レベルがV1aで、前回の時刻t−pにおける電圧レベルがV2aであるものとする。この場合、微分処理部13aは、時刻tにおける電圧レベルV1aと、時刻t−pにおける電圧レベルV2aから、時間微分値を算出する。
そして、微分処理部13aは、算出した時間微分値の絶対値(以下、「微分絶対値」)を、時刻tにおける微分絶対値として記憶部14aに記憶する(S13)。そして、加算処理部15aは、所定の時間帯(時刻tから所定の時間過去に遡った時刻までの間)における微分絶対値を記憶部14aから読み出し、読み出した各微分絶対値を加算する(S14)。
ここで、記憶部14aに記憶された時刻tにおける微分絶対値をn[t]、時刻t−pにおける微分絶対値をn[t−p]とする。そして、加算処理部15aが、m個の微分絶対値を加算する場合、時刻tにおける垂直偏波の加算値La[t]は、以下の式となる。
La[t]=n[t]+n[t−p]+n[t−2p]+・・・・+n[t−(m−1)]
水平偏波用の受信アンテナ11b、検波部12b、微分処理部13bおよび加算処理部15bは、今まで説明したS11からS14と同様の処理を行い、時刻tにおける水平偏波の加算値Lb[t]を算出する。
水平偏波用の受信アンテナ11b、検波部12b、微分処理部13bおよび加算処理部15bは、今まで説明したS11からS14と同様の処理を行い、時刻tにおける水平偏波の加算値Lb[t]を算出する。
そして、偏波比処理部16は、S14で算出した垂直偏波の加算値Laと、水平偏波の加算値Lbとの比(偏波比)を算出する。なお、偏波比は、La/LbまたはLb/Laの式を用いることが考えられる。
そして、判定部17は、S15で算出した偏波比と、閾値設定部19が事前に設定した閾値とを比較し、偏波比が閾値を超えるか否かを判別する(S16)。偏波比が閾値を超えない場合(S16:NO)、S18に進む。偏波比が閾値を超える場合(S16:YES)、判定部17は、物体を検知したものとみなし、異常を検知したことを示す検知信号を警報部18に出力する。なお、本実施形態では、偏波比が閾値を超える場合、判定部17は、人である物体を検知したものとみなすこととする。
警報部18は、判定部17から検知信号を受け付けると、侵入物(侵入者など)を検出したことこと周囲に知らせる警告音(アラーム)を出力するなど、所定の警報処理を行う(S17)。また、警報部18は、検知信号を受け付けると、ネットワークを介して接続された集中管理センタなどのシステム(不図示)に、異常が発生したことを通知することとしてもよい。そして、所定の時間が経過した後(S18:YES)、S11に戻り、各検波部12a、12bは、各受信アンテナ11a、11bが受信した電波を検波し、電圧レベルに変換する。
図3は、S11において、いずれか一方の検波部12a、12bが検波した電圧レベルの時間的な変化の一例を示す図である。図3の縦軸は電圧レベルであって、横軸は時間軸である。
人やペットなどが動き回ることにより、放送波などの既存の電波は乱れる。そのため、検波部12a、12bが検波した電圧レベルは、電波の乱れに応じて変動する。図3では、人が移動することによる電圧レベルの変動例31、32を示している。
図4は、図3に示す電圧レベルにS12およびS13の処理を行って記憶部14a、14bに記憶した、各時刻の微分絶対値を示す図である。図4の縦軸は微分絶対値であって、横軸は時間軸である。
図5は、図4に示す微分絶対値にS14の加算処理を行った加算値を示す図である。図5の縦軸は加算値で、横軸は時間軸である。図5では、垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値とが、実線53と点線54で示されている。垂直偏波の加算値が実線53の場合、水平偏波の加算値は点線54である。また、垂直偏波の加算値が点線54の場合、水平偏波の加算値は実線53である。
図6は、図5に示す垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値の偏波比を示す図である。図6の縦軸は偏波比で、横軸は時間軸である。そして、人が動き回っている間(図3の符号31、32に相当する部分)の大部分の加算値61、62が、閾値64を超えていることを示している。すなわち、物体検知システム1の判定部17は、偏波比に基づいて、人である物体を迅速に検知することができる。
なお、図7は、ペットなどの動物が移動した場合の偏波比の一例を示すものである。図7の縦軸は偏波比で、横軸は時間軸である。ペットが移動した場合の偏波比71、72は、閾値73(図6の閾値64と同値)を超えていない。そのため、判定部17は、ペットなどの動物が動き回ることによる電圧レベルの変動を、誤って侵入者である検知することを回避することができる。
次に、閾値設定部19の処理について説明する。なお、ユーザは、物体検知システム1の使用を開始する前に、事前に以下の処理を行って閾値の設定をしておくものとする。
まず、物体検知システム1のユーザは、監視対象の室内(屋内)の任意の場所に、物体検知システム1を設置する。そして、ユーザは、物体検知システム1の操作ボタンなどの入力装置(不図示)に閾値設定指示を入力する。閾値設定部19は、ユーザの閾値設定指示を受け付けると、ユーザに対して一定時間の静止および一定時間の移動を繰り返し行うよう指示する。
例えば、閾値設定部19は、スピーカなどの出力装置(不図示)から、断続的に音を出力することにより、ユーザに指示することが考えられる。すなわち、ユーザは、音が鳴っている間は室内を動き回り、音が鳴り止んだら静止する。また、閾値設定部19は、ライトなどの出力装置(不図示)から、断続的に発光することにより、ユーザに指示することが考えられる。すなわち、ユーザは、点灯時には室内を動き回り、消灯時には静止する。なお、ユーザは、閾値設定部19から音や光により移動指示が出された場合は、監視対象の室内をくまなく動き回るようにする。
また、受信アンテナ11a、11b、検波部12a、12b、微分処理部13a、13b、加算処理部15a、15b、および、偏波比処理部16は、ユーザの閾値設定指示を受け付けると、図2に示すS11からS15までの処理を所定の時間間隔で繰り返し行い、人であるユーザが移動した際の電波の乱れ(電圧レベル、時間微分値、加算値、偏波比)を実測する。
図8は、ユーザが屋内を複数回動き回った場合における、S15の偏波比の例を示す図である。図8の縦軸は偏波比で、横軸は時間軸である。図示する例では、ユーザが2回動き回った際の、2回分の偏波比の変動81、82を示している。
閾値設定部19は、移動時における複数回の偏波比の変動81、82を偏波比処理部16から取得し、各偏波比の変動81、82の中での最大値83a、83bを特定する。そして、閾値設定部19は、特定した最大値83a、83bの中で、最も小さい最大値を有する偏波比の変動を特定する。図示する例では、閾値設定部19は、2回目の移動時の偏波比の変動82を特定する。
そして、閾値設定部19は、特定した偏波比の変動82の中で最大値83bを基準値とし、当該基準値83bより低い値を閾値84に設定する。例えば、閾値設定部19は、基準値から一定の割合下げた値を基準値とする。なお、この割合は、人である物体の検知感度を調整するために、ユーザが任意の割合を設定できるものとする。
また、ペットなどの動物が屋内を動き回った場合についても同様に実測し、動物が動き回った際の偏波比の変動の最大値を特定し、当該最大値を超える値を閾値84とすることとしてもよい。なお、閾値設定部19は、物体検知システム1が有するメモリまたは外部記憶装置に、設定した閾値を記憶する。
以上説明した本実施形態の物体検知システム1は、電波を用いて物体を検知する。これにより、赤外線センサや振動センサと比較して、本実施形態では、電波の偏波特性、反射特性、透過性、伝搬特性などから、死角のない比較的広範囲の検知が可能となる。
また、本実施形態では、偏波比を用いて物体を検知する。電波が存在する空間内を物体が移動した場合に、当該物体の長手方向によって長手方向と同じ方向の偏波の受信電圧変動は大きくなる。例えば、物体の長手方向が垂直の場合は垂直偏波の受信電圧変動が大きくなり、物体の長手方向が水平であれば水平偏波の受信電圧変動が大きくなる。これにより、監視対象の領域に侵入した物体が人(長手方向が垂直)の場合、垂直偏波成分の受信電圧変動が大きくなる。
一方、ペットの場合、長手方向は一般的に水平となる場合が多く、水平偏波成分の変動が大きくなる。また、ペットの種類により、長手方向が明確でない場合は、垂直偏波成分および水平偏波成分が共にほぼ同じ受信電圧変動が生じる可能性が高い。このことから、垂直偏波および水平偏波の偏波比を用いることで、検知物体の特徴量をより的確に抽出することができる。すなわち、偏波比を用いることにより、物体の識別が可能となり、ペットなどを誤検知する危険性を回避して、侵入検知に対する信頼性をより向上することができる。
また、物体が移動した際の受信電圧変動は、受信アンテナとの距離に比例して、近づくほど大きくなる傾向がある。このため、小さな物体が受信アンテナ近傍を移動した場合の受信電圧の変化量と、大きな物体が受信アンテナから一定距離だけ離れた場所を移動した場合の受信電圧の変化量とが、同じになってしまう場合がある。本実施形態では、垂直偏波の受信電圧変動と、水平偏波の受信電圧変動との比である偏波比を用いることにより、受信電圧変動が受信アンテナからの距離に依存して変化することを抑制し、より高い精度で物体を検知することができる。
また、本実施形態では、物体検知システム1自身が電波を発信することなく、放送波や無線LANなどの既存の電波を用いて物体を検知する。これにより、センサが電波を発信する場合と比較して、本実施形態では、消費電力の低減、装置の小型化を実現することができる。また、本実施形態では、物体を検知するための電波を発信しないため、ユーザ(侵入者)は不要な電波を浴びることがない。
また、本実施形態では、電圧レベルの時間微分値の絶対値を所定の時間幅で加算する。これにより、侵入者が存在する場合の電圧レベルの変動が小さい場合であっても、より高い精度で侵入者を検知することができる。
また、本実施形態では、事前にユーザが監視対象の室内を動き回ることによる電圧レベルの変動を実測し、閾値設定部19が適切な閾値を設定する。これにより、物体検知システム1の設置場所の環境に適合した閾値を設定することができる。また、適切な閾値を設定することにより、侵入者の検知精度をより向上することができる。
<第2の実施形態>
図9は、本発明の第2の実施形態が適用された物体検知システム2の概略構成図である。本実施形態は、既存の電波(放送波や携帯電話など)の強度が弱い場合を考慮したものである。
図9は、本発明の第2の実施形態が適用された物体検知システム2の概略構成図である。本実施形態は、既存の電波(放送波や携帯電話など)の強度が弱い場合を考慮したものである。
図示する物体検知システム2は、送信装置21と、第1の実施形態の物体検知システム1と同様の受信装置22とを有する。送信装置21は、送信アンテナ23と、発振器24とを備え、特定周波数の電波を垂直偏波または水平偏波で、常時送信する。本実施形態の物体検知システム2は、送信装置21が送信した電波を用いて監視対象の領域に存在する物体を検知する。
なお、物体検知システム2の送信装置21は、受信装置22の設置場所と同一の屋内(室内)に設置される。そして、送信装置21と受信装置22とは、所定の距離が離れた場所(例えば、同一屋内の対角など)に設置されるものとする。
次に、本実施形態の物体検知システム2の動作について説明する。物体検知システム2の受信装置22は、第1の実施形態と同様に、所定のタイミング(時間間隔)で、以下に説明する処理を繰り返し行うものとする。
送信装置21は、発振器24が発振する特定周波数の電波を、垂直偏波または水平偏波で送信アンテナ23から常時送信する。受信装置22の各受信アンテナ11a、11bは、送信装置21が送信した特定周波数の電波を受信する。そして、受信装置22は、第1の実施形態と同様の処理(図2参照)を行う。
なお、送信装置21が送信する電波が垂直偏波の場合、垂直偏波は、屋内の壁や家具などに乱反射することにより水平偏波が発生する。また、送信装置21が送信する電波が水平偏波の場合、水平偏波は、屋内の壁や家具などに乱反射することにより垂直偏波が発生する。したがって、送信装置21が垂直偏波または水平偏波のいずれか一方の電波を送信することにより、垂直偏波用の受信アンテナ11aおよび水平偏波用の受信アンテナ11bは、垂直偏波および水平偏波をそれぞれ受信するものとする。
第2の実施形態の物体検知システム2では、送信装置21が送信した電波を受信装置22が受信し、当該送信装置21の電波を用いて物体を検知する。すなわち、本実施形態では、送信装置21からの安定した強度の電波を受信できる。これにより、監視場所(すなわち、物体検知システムを設置する場所)が放送局や携帯電話基地局から遠く離れた場所であって、既存の電波(放送波や携帯電話基地局の電波)の電界強度が低い環境であっても、物体の検知精度を確保し、信頼性をより向上することができる。
<第3の実施形態>
次に、第3の実施形態について説明する。第2の実施形態の物体検知システム2では、物体の検知精度を確保するために、送信装置21を受信装置22から所定の距離離れた場所(同一屋内の対角など)に設置する必要がある。また、送信装置21と受信装置の設置環境によっては、送信装置21が送信する直接波を受信装置22が受信することにより、検知精度が低下するおそれがある。そのため、第2の実施形態では、送信装置21および受信装置22の設置場所(設置環境)について、検知精度の低下を招かないよう、充分に検討する必要があり、設置作業に伴うユーザの負荷が大きい。本実施形態は、この点を考慮したものである。
次に、第3の実施形態について説明する。第2の実施形態の物体検知システム2では、物体の検知精度を確保するために、送信装置21を受信装置22から所定の距離離れた場所(同一屋内の対角など)に設置する必要がある。また、送信装置21と受信装置の設置環境によっては、送信装置21が送信する直接波を受信装置22が受信することにより、検知精度が低下するおそれがある。そのため、第2の実施形態では、送信装置21および受信装置22の設置場所(設置環境)について、検知精度の低下を招かないよう、充分に検討する必要があり、設置作業に伴うユーザの負荷が大きい。本実施形態は、この点を考慮したものである。
図10は、本発明の第3の実施形態が適用された物体検知システム3の概略構成図である。図示する物体検知システム3は、垂直偏波を送信する送信アンテナ31aと、水平偏波を送信する送信アンテナ31bと、発振器33と、垂直偏波用のミキサ(周波数変換器)34aと、水平偏波用のミキサ(周波数変換器)34bとを有する点で第1の実施形態の物体検知システム1と異なり、その他は第1の実施形態の物体検知システム1と同様である。
なお、本実施形態の物体検知システム3では、垂直偏波用の送信アンテナ31aおよび受信アンテナ11aと、水平偏波用の送信アンテナ31bおよび受信アンテナ11bとを備える。しかしながら、物体検知システム3に送受信切替装置を備えることにより、アンテナを送受信共用とし、垂直偏波用の送受信アンテナおよび水平偏波用の送受信アンテナを備えることとしてもよい。
次に、本実施形態の物体検知システム3の動作について説明する。本実施形態の物体検知システム3は、第1の実施形態と同様に、所定のタイミング(時間間隔)で、以下に説明する処理を繰り返し行うものとする。
発振器33は、特定周波数の電波を発生させ、発生した電波を垂直偏波用の送信アンテナ31aから垂直偏波で常時送信するとともに、発生した電波を水平偏波用の送信アンテナ31bから水平偏波で常時送信する。そして、各送信アンテナ31a、31bが送信した電波は、屋内の壁や家具などにより乱反射される。そして、垂直偏波用の受信アンテナ11aおよび水平偏波用の受信アンテナ11bは、壁や家具などにより乱反射された反射波を、それぞれ受信する。
そして、垂直偏波用のミキサ34aは、発振器33が出力した電波と、受信アンテナ11aが受信した垂直偏波とを混合し、中間周波数に変換する。同様に、水平偏波用のミキサ34bは、発振器33が出力した電波と、受信アンテナ11bが受信した水平偏波とを混合し、中間周波数に変換する。
そして、各検波部12a、12bは、対応する中間周波数を検波し、電圧レベルに変換する(S11)。そして、物体検知システム3は、第1の実施形態と同様の処理(図2:S12〜S18)を行う。
本実施形態の物体検知システム3は、送信装置と受信装置とを一体化した装置としている。一般的に、動く物体に対して所定の周波数の電波を送信した場合、反射波の周波数は、ドップラー効果により、送信時の周波数とは異なった周波数となる。このドップラー効果を利用して、送信波と受信波(反射波)の中間周波数を取得すると、取得した中間周波数は物体の大きさによって振幅が変動し、また速度によって周波数が変わるため、適切な信号処理によって人の侵入のみを検出することが可能である。また、送受信アンテナを一体化できるため、送信アンテナ31a、31bおよび受信アンテナ11a、11bの設置場所に起因する検知精度の低下を防止することができる。
また、本実施形態では、送信装置と受信装置とが一体化しているため、設置作業に伴うユーザの負荷を軽減することができる。
なお、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
1,2,3 物体検知システム
11a,11b 受信アンテナ
12a,12b 検波部
13a,13b 微分処理部
14a,14b 記憶部
15a,15b 加算処理部
16 偏波比処理部
17 判定部
18 警報部
19 閾値設定部
21 送信装置
22 受信装置
23 送信アンテナ
24 発振器
31a,31b 送信アンテナ
33 発振器
34a,34b ミキサ
11a,11b 受信アンテナ
12a,12b 検波部
13a,13b 微分処理部
14a,14b 記憶部
15a,15b 加算処理部
16 偏波比処理部
17 判定部
18 警報部
19 閾値設定部
21 送信装置
22 受信装置
23 送信アンテナ
24 発振器
31a,31b 送信アンテナ
33 発振器
34a,34b ミキサ
Claims (10)
- 物体検知システムであって、
垂直偏波および水平偏波を受信する受信アンテナと、
前記受信した垂直偏波および水平偏波各々について、
所定の時間間隔で検波し、電圧レベルに変換する検波手段と、
前記電圧レベルの時間微分値を算出し、算出した時間微分値の絶対値を記憶手段に記憶する微分処理手段と、
前記記憶手段から所定の時間帯の複数の絶対値を読み出し、読み出した各絶対値を加算する加算処理手段と、
前記加算処理手段が算出した垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値との偏波比を算出する偏波比処理手段と、
前記偏波比が所定の閾値を超えるか否かを判別し、前記閾値を超える場合、物体を検知したものと判定する判定手段と、を有すること
を特徴とする物体検知システム。 - 請求項1記載の物体検知システムであって、
人が移動した時間帯における前記偏波比を取得し、取得した偏波比より低い値を前記閾値として設定する閾値設定部を、さらに有すること
を特徴とする物体検知システム。 - 請求項1記載の物体検知システムであって、
前記受信アンテナが受信する垂直偏波および前記水平偏波は、既存の電波であること
を特徴とする物体検知システム。 - 請求項1記載の物体検知システムであって、
所定の周波数の電波を垂直偏波または水平偏波で送信する送信装置を、さらに有し、
前記受信アンテナは、前記送信装置が送信した電波を受信すること
を特徴とする物体検知システム。 - 請求項1記載の物体検知システムであって、
所定の周波数の電波を垂直偏波および水平偏波で送信する送信アンテナと、
前記受信アンテナが受信した垂直偏波と前記所定の周波数の電波とを混合して垂直偏波の中間周波数を生成するとともに、前記受信アンテナが受信した水平偏波と前記所定の周波数の電波とを混合して水平偏波の中間周波数を生成する周波数変換手段と、をさらに有し、
前記検波手段は、前記生成した各中間周波数の電波を検波し、電圧レベルに変換すること
を特徴とする物体検知システム。 - 物体検知方法であって、
垂直偏波および水平偏波を受信する受信ステップと、
前記受信した垂直偏波および水平偏波各々について
所定の時間間隔で検波し、電圧レベルに変換する検波ステップと、
前記電圧レベルの時間微分値を算出し、算出した時間微分値の絶対値を記憶部に記憶する微分処理ステップと、
所定の時間帯の複数の絶対値を前記記憶部から読み出し、読み出した絶対値を加算する加算処理ステップと、
前記加算処理ステップで算出した垂直偏波の加算値と水平偏波の加算値との偏波比を算出する偏波比処理ステップと、
前記偏波比が所定の閾値を超えるか否かを判別し、前記閾値を超える場合、物体を検知したものと判定する判定ステップと、を行うこと
を特徴とする物体検知方法。 - 請求項6記載の物体検知方法であって、
人が移動した時間帯における前記偏波比を取得し、取得した偏波比より低い値を前記閾値として設定する閾値設定ステップを、さらに行うこと
を特徴とする物体検知方法。 - 請求項6記載の物体検知方法であって、
前記受信ステップで受信する垂直偏波および前記水平偏波は、既存の電波であること
を特徴とする物体検知方法。 - 請求項6記載の物体検知方法であって、
所定の周波数の電波を垂直偏波または水平偏波で送信する送信ステップを、さらに行い、
前記受信ステップは、前記送信ステップで送信した電波を受信すること
を特徴とする物体検知方法。 - 請求項6記載の物体検知方法であって、
所定の周波数の電波を垂直偏波および水平偏波で送信する送信ステップと、
前記受信ステップで受信した垂直偏波と前記送信ステップで送信した電波とを混合して垂直偏波の中間周波数を生成するとともに、前記受信ステップで受信した水平偏波と前記送信ステップで送信した電波とを混合して水平偏波の中間周波数を生成する周波数変換ステップと、をさらに行い、
前記検波ステップは、前記生成した各中間周波数の電波を検波し、電圧レベルに変換すること
を特徴とする物体検知方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006161517A JP2007328738A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 物体検知システム、および、物体検知方法 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007328738A true JP2007328738A (ja) | 2007-12-20 |
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ID=38929136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006161517A Pending JP2007328738A (ja) | 2006-06-09 | 2006-06-09 | 物体検知システム、および、物体検知方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007328738A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012018124A (ja) * | 2010-07-09 | 2012-01-26 | Fujitsu Ltd | レーダ装置、路側器及び車載装置 |
JP2012073221A (ja) * | 2010-08-30 | 2012-04-12 | Nissan Motor Co Ltd | 物体検出装置及び物体検出方法 |
JP2013024661A (ja) * | 2011-07-19 | 2013-02-04 | Hiroshima City Univ | ヒト検知装置 |
JP2016003975A (ja) * | 2014-06-18 | 2016-01-12 | 沖電気工業株式会社 | 信号処理装置、信号処理方法及びプログラム |
JP2016004019A (ja) * | 2014-06-19 | 2016-01-12 | 日産自動車株式会社 | 物体検出装置及び物体検出方法 |
-
2006
- 2006-06-09 JP JP2006161517A patent/JP2007328738A/ja active Pending
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