JP2825215B2 - 柔軟性物品用収納袋 - Google Patents

柔軟性物品用収納袋

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JP2825215B2 JP4143779A JP14377992A JP2825215B2 JP 2825215 B2 JP2825215 B2 JP 2825215B2 JP 4143779 A JP4143779 A JP 4143779A JP 14377992 A JP14377992 A JP 14377992A JP 2825215 B2 JP2825215 B2 JP 2825215B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、布団、毛布、スポンジ
等の柔軟性物品を圧縮状態で収納保管する場合に用いら
れる合成樹脂製の収納袋で、特に、柔軟性物品の収納空
間内の空気を外部に排出するための逆止弁機能の排気通
路を形成してある柔軟性物品用収納袋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の柔軟性物品用収納袋では、図11
及び図12に示すように、重ね合わされた薄い合成樹脂
製のシート50の周縁部のうち、繊維等の圧縮可能な柔
軟性物品Aの投入口51を除く他の周縁部分50Aを、
気密状態で袋状に熱融着して、前記シート50の対向面
間に柔軟性物品Aの収納空間52を形成するとともに、
前記熱融着されたシート周縁部分50Aの対向面間の特
定箇所に、前記収納空間52内に収納された柔軟性物品
Aを外部から加圧して圧縮したとき、該収納空間52内
の空気を前記投入口51とは別の部位から外部に排出す
るための排気通路53を形成する保形性のある合成樹脂
フイルム製の偏平筒状体54を、それの一部がシート周
縁部の外周縁から外方に突出する横断姿勢で熱融着し、
更に、前記偏平筒状体54の突出筒部の内面には、前記
排気通路53内が外部より負圧になったとき当該排気通
路53を閉止可能な薄い柔軟な合成樹脂フイルム製の弁
体55の、前記収納空間52側の端部を熱融着していた
(例えば、実開昭63−158849号公報、実開昭6
3−67443号公報等)。そして、柔軟性物品Aを圧
縮状態で収納保管するにあたっては、前記投入口51か
ら収納空間52内に柔軟性物品Aを収納し、前記投入口
51をクリップや熱融着等の適宜手段で閉塞したのち、
収納空間52内の柔軟性物品Aを外部から加圧して圧縮
すると、収納空間52内の圧力上昇に連れて前記弁体5
5が押し開かれ、収納空間52内の空気が排気通路53
を通して外部に排出される。この状態で柔軟性物品Aに
対する加圧力を解除すると、当該柔軟性物品Aの弾性復
元力による吸気作用によって排気通路53内が外部より
負圧となり、弁体55が偏平筒状54の内面に密着して
排気通路53が閉止されるため、収納空間52内の柔軟
性物品Aは圧縮状態のまま保持されることになる。それ
故に、収納空間52内に収納した柔軟性物品Aを圧縮す
るに際しては、この柔軟性物品Aを外部から手等で加圧
操作するだけで、収納空間52内の空気を排気通路53
を通して外部にスムースに排出することができるから、
例えば、実開平4−60847号公報等で開示されてい
るように、前記収納空間52内の空気を、排気通路53
に接続した掃除機等の吸引機で強制的に吸引排出する場
合に比して、吸引機を準備してこれを排気通路53に接
続する手間が不要で、柔軟性物品Aの圧縮作業を迅速、
簡便に行うことができる。また、前記収納空間52内の
空気を排気通路53を通して投入口51とは別の部位か
ら外部に排出するが故に、前記投入口51は商品の出し
入れに適した大きさに形成しながらも、排気通路53
は、収納空間52内の空気をスムースに排出することの
できる最小必要限度の大きさに形成して、排気通路53
での密閉処理の容易化を図ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の収納袋による場
合は、柔軟性物品Aの圧縮保管時における排気通路53
での気密性が重要となるが、気密性を向上するために
は、前記弁体55の複数個を排気通路53の長手方向に
沿って配設するか、もしくは、弁体55と偏平筒状体5
4の内面との接触面積を排気通路53の長手方向に延長
する必要があるため、何れの場合も、偏平筒状体54が
長尺になる。そのため、この偏平筒状体54がシート周
縁部50Aの外周縁から外方に突出する横断姿勢で熱融
着されている関係上、当該偏平筒状体54が袋外及び収
納空間52内に共に大きく突出することになり、その結
果、収納袋の大型化を招来するとともに、収納空間52
内に突出する偏平筒状体54が柔軟性物品Aの収納作業
の邪魔になり易い。しかも、前記偏平筒状体54は、柔
軟性物品Aの加圧圧縮に伴う収納空間52内の圧力上昇
時に排気通路53を確保できるだけの保形性が必要であ
るため、当該偏平筒状体54自体の厚みが大きくなり、
複数の収納袋を積層したときに嵩張り易くなる。本発明
は、上述の実情に鑑みて為されたものであって、その目
的は、前記排気通路を、袋外及び収納空間内への突出が
ない状態で長く形成して、柔軟性物品の圧縮保管時にお
ける排気通路での気密性を向上しながらも、収納袋の小
型化と収納空間内への柔軟性物品の収納作業の容易化と
を図ることができ、しかも、排気通路形成箇所での厚み
を薄くして、多数の収納袋を嵩低く積層することができ
るとともに、製造の容易化と排気通路構造の簡素化をも
同時に達成することのできる有用な柔軟性物品用収納袋
を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1による柔軟性物品用収納袋、重
ね合わされた薄い合成樹脂製のシートの周縁部のうち、
繊維等の圧縮可能な柔軟性物品の投入口が形成される周
縁部分を除く他の周縁部分の所要箇所を、気密状態で袋
状に熱融着して、前記シートの対向面間に柔軟性物品の
収納空間を形成するとともに、前記収納空間内に収納さ
れた柔軟性物品を外部から加圧して圧縮したとき、該収
納空間内の空気を前記投入口とは別の部位から外部に排
出するための排気通路を形成してある柔軟性物品用収納
袋であって、前記排気通路を、熱融着されたシート周縁
部分の対向面間の特定箇所で、かつ、該シート周縁部分
の収納空間に臨む内周縁と外部に臨む外周縁との間の幅
内に形成するとともに、前記シートのうち、前記排気通
路と収納空間との連通孔を除く該排気通路と収納空間と
の境界相当を熱融着し、更に、当該排気通路を挟んで相
対向するシート部分を、圧縮された柔軟性物品の弾性復
元に連れて収納空間及び排気通路内が外部よりも負圧に
なったとき、互いに密着して前記排気通路を閉止する
止弁膜に構成してある事を特徴とするものであり、それ
による作用・効果は次の通りである。
【0005】
【作用】柔軟性物品を圧縮状態で収納保管するにあたっ
ては、前記投入口から収納空間内に柔軟性物品を収納
し、前記投入口をクリップや熱融着等の適宜手段で閉塞
したのち、収納空間内の柔軟性物品を外部から加圧して
圧縮する。このとき、前記シートのうち、前記排気通路
と収納空間との連通孔を除く該排気通路と収納空間との
境界相当が熱融着されているから、薄い柔軟なシートで
ありながらも、柔軟性物品の加圧圧縮操作に伴う収納空
間内の圧力上昇に連れて連通孔が開き状態に維持され、
収納空間内の空気を排気通路を通して外部にスムースに
排出することができる。この状態で柔軟性物品に対する
加圧力を解除すると、当該柔軟性物品の弾性復元力によ
る吸気作用によって収納空間及び排気通路内が外部より
も負圧となり、当該排気通路を挟んで相対向するシート
部分が互いに密着して排気通路が密閉されるため、収納
空間内の柔軟性物品は圧縮状態のまま保持されることに
なる。つまり、前記排気通路を挟んで相対向する柔軟な
薄いシート部分自体が、圧縮された柔軟性物品の弾性復
元に連れて収納空間及び排気通路内が外部よりも負圧に
なったとき、排気通路を自動的に閉止する逆止弁膜とし
て機能することになる。しかも、前記排気通路は、熱融
着されたシート周縁部分の対向面間の特定箇所で、か
つ、該シート周縁部分の収納空間に臨む内周縁と外部に
臨む外周縁との間の幅内に形成されているから、前記排
気通路の全長を長くしても、従来の収納袋のように、排
気通路を構成する偏平筒状体が袋外及び収納空間内に突
出することがない。
【0006】
【発明の効果】従って、前記柔軟性物品の加圧圧縮操作
に連れて収納空間内の空気を外部に排出するための排気
通路を長くして、柔軟性物品の圧縮保管時における排気
通路での気密性の向上を図りながらも、従来の収納袋の
ように、排気通路を構成する偏平筒状体が袋外及び収納
空間内へ突出することがないため、その分だけ収納袋の
小型化を図ることができるとともに、収納空間内への柔
軟性物品の収納作業も邪魔されることなく容易に行うこ
とができる。しかも、前記排気通路を挟んで相対向する
柔軟な薄いシート部分自体が、排気通路を閉止する逆止
弁膜として機能するから、前記排気通路には従来のよう
な弁体が不要で、製造の容易化と排気通路構造の簡素化
とを図ることができるとともに、収納袋の排気通路形成
箇所での厚みを薄くして、多数の収納袋を積層したとき
の嵩張りを小さくすることができる。また、本発明の請
求項2に記載したように、前記シート周縁部分のうち、
前記排気通路の形成相当個所が4層のシート部分から構
成されているとともに、前記排気通路を挟んで相対向す
る内層側の両シート部分のうち、前記排気通路と収納空
間との境界に相当する一側縁が、外層側の両シート部分
に熱融着されていて、該内層側の両シート部分の他側縁
が、外層側の両シート部分に対して一定範囲内 で相対移
動自在に構成されている場合には、柔軟性物品の圧縮保
管時において、前記排気通路が形成されている箇所を手
指で掴んだ際に動かしても、外層側の両シート部分が動
かされるだけで、排気通路を挟んで相対向する内層側の
両シート部分は互いに密着状態に維持され易く、外部空
気の吸入に起因する柔軟性物品の体積膨張を抑制するこ
とができる効果がある。
【0007】
【実施例】〔第1実施例〕 図1乃至図5は、布団や毛布等の圧縮可能な柔軟性物品
Aを圧縮状態で収納保管する本発明の収納袋を示し、こ
れは、矩形状に形成された二枚の柔軟性及び非通気性を
備えた薄い合成樹脂製のシート(以下、第1シートと記
載する)1を重ね合せ、この重ね合わされた第1シート
1の周縁部のうち、柔軟性物品Aの投入口2を形成する
周縁部分1aを除く他の周縁部分1bの熱融着相当箇所
(図1の斜線M1 で示す部分)を、気密状態で袋状に
熱融着して、前記両第1シート1の対向面間に柔軟性物
品Aの収納空間3を形成するとともに、前記熱融着され
たシート周縁部分1bの対向面間の特定箇所、つまり、
熱融着された上側周縁部分1bの対向面間で、かつ、
シート周縁部分1bの収納空間3に臨む内周縁と外部に
臨む外周縁との間の幅内に、前記収納空間3内に収納さ
れた柔軟性物品Aを外部から加圧して圧縮したとき、該
収納空間3内の空気を前記投入口2とは別の部位から外
部に排出するための排気通路4を、前記上側周縁部分1
bの長手方向に沿って形成してある。そして、前記排気
通路4を構成するに、重ね合わされた両第1シート1の
上側周縁部分1bの対向面間に、下向きVの字状又はU
の字状に折り曲げられた薄い合成樹脂製のシート(以
下、第2シートと記載する)1Aを、当該第2シート1
Aの折り曲げ頂部が第1シート1の上側縁よりも下方に
位置する状態で介在し、当該第2シート1Aの外面側の
下側縁に沿う熱融着相当箇所(図1のM2 で示す斜線
部分)と、これに相対向する第1シート1の熱融着相当
箇所(図1のM1で示す斜線部分)とを熱融着するとと
もに、前記第2シート1Aの内面のうち、前記収納空間
3と排気通路4の一端側とを連通するための第1連通口
5を形成する側縁部分(図1のM3 で示す部分)、及
び、排気通路4の他端側と外部とを連通するための第2
連通口6を形成する側縁部分(図1のM4 で示す部
分)を各々除く他の側縁部分(図1のM5 で示す斜線
部分)の相対応するもの同志を夫々熱融着してある。ま
た、前記排気通路4を挟んで相対向する第2シート1A
の両半シート部分1C同志を、圧縮された柔軟性物品A
の弾性復元に連れて収納空間及び排気通路4内が外部よ
りも負圧になったとき、互いに密着して前記排気通路
を閉止する逆止弁膜に構成してある。また、前述のよう
に、前記第2シート1Aと第1シート1とが、前記連通
孔5を除く状態で排気通路4と収納空間3との境界相当
箇所に沿って熱融着されている、詳しくは、前記第2シ
ート1Aの各半シート部分1Cの外面とこれの外側に位
置する第1シート1の上側周縁部分1bとが、前記の如
く半シート部分1Cの下側縁に沿って熱融着されている
ものの、残りの大部分は熱融着されていないため、筒状
に熱融着された第2シート1Aの各半シート部分1C
と、この筒状の第2シート1Aの外面側を囲繞する状態
で筒状に熱融着された第1シート1の上側周縁部分1b
とは一定範囲内で相対移動自在な状態にある。換言すれ
ば、前記シート周縁部分1bのうち、前記排気通路4の
形成相当個所が、前記両第1シート1の上側周縁部分1
bと第2シート1Aの両半シート部分1Cとをもって4
層構造に構成されているとともに、前記排気通路4を挟
んで相対向する内層側の両シート部分である第2シート
1Aの両半シート部分1Cのうち、前記排気通路4と収
納空間3との境界に相当する一側縁が、外層側の両シー
ト部分である両第1シート1の上側周縁部分1bに熱融
着され、更に、前記内層側の両シート部分である両半シ
ート部分1Cの他側縁が、外層側の両シート部分である
両第1シート1の上側周縁部分1bに対して一定範囲内
で相対移動自在に構成されている。そして、柔軟性物品
Aを圧縮状態で収納保管するにあたっては、前記投入口
2から収納空間3内に柔軟性物品Aを収納し、前記投入
口2をクリップや熱融着等の適宜手段で閉塞したのち、
前記収納空間3内の柔軟性物品Aを外部から加圧して圧
縮すると、収納空間3内の空気がシート周縁部の長手方
向に沿って形成された排気通路4を通して外部に排出さ
れる。この状態で柔軟性物品Aに対する加圧力を解除す
ると、当該柔軟性物品Aの弾性復元力による吸気作用に
よって排気通路4内が外部よりも負圧となり、当該排気
通路4を挟んで相対向する第2シート1Aの両半シート
部分1C同志が互いに密着して排気通路4が密閉される
ため、収納空間3内の柔軟性物品Aは圧縮状態のまま保
持されることになる。尚、当該第1実施例において、前
記第1シート1及び第2シート1Aは夫々ポリエチレン
樹脂から構成されているとともに、熱融着しない箇所に
はシリコン樹脂が塗布されている。
【0008】〔第2実施例〕 図6及び図7に示す柔軟性物品用収納袋は、重ね合わさ
れた第1シート1の上側周縁部分1bの対向面間で、か
つ、該シート周縁部分1bの収納空間3に臨む内周縁と
外部に臨む外周縁との間の幅内に、連通孔7を備えた帯
状のシート(以下第3シートと記載する)1Bを介在す
るとともに、前記第1シート1の上側周縁部分1bと第
3シート1Bとの重合部分のうち、収納空間3と排気通
路4の一端側とを連通するための第1連通口5を形成す
る側縁部分(図6のM6 で示す部分)、及び、前記排
気通路4の他端側と外部とを連通するための第2連通口
6を形成する側縁部分(図6のM7 で示す部分)を各
々除く他の側縁部分(図6のM8 で示す斜線部分)の
相対応するもの同志を夫々熱融着し、もって、前記排気
通路4をUの字状に構成したものである。
【0009】〔第3実施例〕 図8に示す柔軟性物品用収納袋は、前記収納空間3と排
気通路4とを連通するための第1連通口5を、前記第1
シート1の上側周縁部分1bの長手方向中央位置に形成
するとともに、前記排気通路4と外部とを連通するため
の第2連通口6を、前記第1シート1の上側周縁部分1
bの長手方向両側位置に各々形成したものである。
【0010】〔第4実施例〕 図9に示す柔軟性物品用収納袋は、前記収納空間3を、
前記第1シート1の上側周縁部分1bとこれの一端側に
連なる横側周縁部分1bとに亘ってほぼLの字状に形成
したものである。
【0011】〔第5実施例〕 図10に示す柔軟性物品用収納袋は、前記収納空間3と
排気通路4とを連通するための第1連通口5を、前記第
1シート1の上側周縁部分1bの長手方向両側位置に各
々形成するとともに、前記排気通路4と外部とを連通す
るための第2連通口6を、前記第1シート1の上側周縁
部分1bの長手方向中央位置に形成したものである。
【0012】〔その他の実施例〕
【0013】 第1実施例又は第2実施例では、二枚
の重ね合わされた第1シート1の上側周縁部分1bの対
向面間に、第2シート1A又は第3シート1Bを介在し
て排気通路4を形成したが、このような第2シート1A
又は第3シート1Bを用いずに、二枚の重ね合わされた
第1シート1のみをもって排気通路4を形成してもよ
い。
【0014】 上述の実施例では、二枚の第1シート
1を重ね合わせて一つの収納空間3を形成したが、三枚
以上の第1シート1を重ね合わせて二つ以上の収納空間
3を形成してもよい。また、一枚の第1シート1を二つ
折りにして一つの収納空間3を形成しもよく、更に、一
枚の第1シート1を予め筒状に構成してもよい。
【0015】 上述の実施例では、前記第1シート
1、第2シート1A、第3シート1Bを共にポリエチレ
ン樹脂等の熱融着可能な同一材質の樹脂から構成した
が、重ね合わされた一方のシートを他方の樹脂とは異な
る熱融着性のある樹脂で構成してもよい。
【0016】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の柔軟性物品用収納袋の熱融着部分
を示す分解斜視図
【図2】縦断面図
【図3】図2におけるIII −III 線断面図
【図4】図3におけるIV−IV線断面図
【図5】図3におけるV−V線断面図
【図6】第2実施例の柔軟性物品用収納袋の熱融着部分
を示す要部の分解斜視図
【図7】要部の縦断面図
【図8】第3実施例を示す要部の断面図
【図9】第4実施例を示す要部の断面図
【図10】第5実施例を示す要部の断面図
【図11】従来の柔軟性物品用収納袋を示す斜視図
【図12】一部の拡大断面図
【符号の説明】
A 柔軟性物品 1 シート 1a 周縁部分 1b 周縁部分 1C シート部分 2 投入口 3 収納空間 4 排気通路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わされた薄い合成樹脂製のシート
    (1)の周縁部のうち、繊維等の圧縮可能な柔軟性物品
    (A)の投入口(2)が形成される周縁部分(1a)を
    除く他の周縁部分(1b)の所要箇所を、気密状態で袋
    状に熱融着して、前記シート(1)の対向面間に柔軟性
    物品の収納空間(3)を形成するとともに、前記収納空
    間(3)内に収納された柔軟性物品(A)を外部から加
    圧して圧縮したとき、該収納空間(3)内の空気を前記
    投入口(2)とは別の部位から外部に排出するための排
    気通路(4)を形成してある柔軟性物品用収納袋であっ
    て、前記排気通路(4)を、熱融着されたシート周縁部
    分の対向面間の特定箇所で、かつ、該シート周縁部分の
    収納空間(3)に臨む内周縁と外部に臨む外周縁との間
    の幅内に形成するとともに、前記シート(1)のうち、
    前記排気通路(4)と収納空間(3)との連通孔(5)
    を除く該排気通路(4)と収納空間(3)との境界相当
    を熱融着し、更に、当該排気通路(4)を挟んで相対向
    するシート部分を、圧縮された柔軟性物品(A)の弾性
    復元に連れて収納空間及び排気通路(4)内が外部より
    も負圧になったとき、互いに密着して前記排気通路
    (4)を閉止する逆止弁膜に構成してある柔軟性物品用
    収納袋。
  2. 【請求項2】 前記シート周縁部分のうち、前記排気通
    路(4)の形成相当個所が4層のシート部分から構成さ
    れているとともに、前記排気通路(4)を挟んで相対向
    する内層側の両シート部分のうち、前記排気通路(4)
    と収納空間 (3)との境界に相当する一側縁が、外層側
    の両シート部分に熱融着されていて、該内層側の両シー
    ト部分の他側縁が、外層側の両シート部分に対して一定
    範囲内で相対移動自在に構成されている請求項1記載の
    柔軟性物品用収納袋。
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