JP2004016547A - 体当接体及び体当接体の形成方法 - Google Patents

体当接体及び体当接体の形成方法 Download PDF

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大 滝 浩 右
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Abstract

【課題】本発明は、快適な体当接体を提供することを目的としている。
【解決手段】体当接体Tは、流体が封入された第1の層1と、この第1の層1に隣接し、弾性部材21を有する第2の層2と、この第2の層2に隣接し、流体が封入された第3の層3との少なくとも三層を有する体に当接する体当接体Tであって、第1の層1は流体が封入される室1aは複数あって、この複数の室1aは通路1bにより連通し、第3の層3は流体が封入される室3aは複数あって、この複数の室3aは通路3bにより連通し、第1の層1と第3の層3との間に位置する第2の層2の弾性部材21は、第1の層1と第3の層3の略全体に亙って対向するように設けられているものである。
【選択図】図8

Description

【0001】
本発明は、体当接体及び体当接体の形成方法に係り、特に、快適な体当接体及び快適な体当接体の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】
従来、体当接体、例えば、エア−マットレスは、空気が封入された気密袋と、この気密袋の下方に復元性を有する発泡材を有する圧力調整室とを有している(特開10−165265号公報参照)。
上述のエア−マットレスにあっては、気密袋に荷重がかかると発泡材が変形し、該発泡材が変形した分、気密袋が体の部分に密着するように沿って変形し、荷重が分散するようになっている。
しかしながら、上述のエア−マットレスにあっては、気密袋の一箇所に集中荷重がかかり、発泡材が変形した場合、変形した発泡材を介してエア−マットレスが置かれた部位に上記集中荷重がかかってしまい荷重が分散されないという問題点が生じた。
本発明は、上述した問題点を除去するようにした体当接体及び体当接体の形成方法を提供するものである。
【0003】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の体当接体は、流体が封入された第1の層と、この第1の層に隣接し、弾性部材を有する第2の層と、この第2の層に隣接し、流体が封入された第3の層との少なくとも三層を有する体に当接する体当接体であって、前記第1の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、前記第3の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、前記第1の層と前記第3の層との間に位置する前記第2の層の弾性部材は、前記第1の層と前記第3の層の略全体に亙って対向するように設けられているものである。
【0004】
また、請求項2記載の体当接体は、弾性部材を有する第1の層と、この第1の層に隣接し、流体が封入された第2の層と、この第2の層に隣接し、弾性部材を有する第3の層との少なくとも三層を有する体に当接する体当接体であって、前記第2の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、前記第1の層の弾性部材は、前記第2の層の略全体に亙って対向するように設けられ、前記第2の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、前記第3の層の弾性部材は、前記第2の層の略全体に亙って対向するように設けられているものである。
【0005】
また、請求項3記載の体当接体は、流体が封入された略直方体形状の第1の層と、この第1の層に隣接し、略直方体形状の弾性部材を有する第2の層と、この第2の層に隣接し、流体が封入された略直方体形状の第3の層との少なくとも三層を有する略直方体形状のベッドであって、前記第1の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、前記第3の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、前記第1の層と前記第3の層との間に位置する前記第2の層の弾性部材は、前記第1の層と前記第3の層の略全体に亙って対向するように設けられているものである。
【0006】
また、請求項4記載の体当接体は、請求項3記載の体当接体において、弾性部材は、スポンジ状の弾性部材であり、第1の層の流体が封入される室は、対向するシ−ト状部材の一部を接着、溶着等により複数箇所接合して複数の室を形成し、この複数の室は前記対向するシ−ト状部材を接合しないことにより形成される通路により連通し、第3の層の流体が封入される室は、対向するシ−ト状部材の一部を接着、溶着等により複数箇所接合して複数の室を形成し、この複数の室は前記対向するシ−ト状部材を接合しないことにより形成される通路により連通し、流体の封入前であって平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形は、流体の封入後の平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形より、大きいものであり、前記略長方形は短辺と長辺とからなり、前記弾性部材は複数あって、複数の弾性部材の内、隣接する一方の弾性部材と隣接する他方の弾性部材とは隙間を設けて設置され、該隙間は前記短辺と略平行に沿っているものである。
【0007】
また、請求項5記載の体当接体は、請求項3記載の体当接体において、流体の封入前の平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形は、流体の封入後の平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形より、大きいものであり、前記略長方形は短辺と長辺とからなり、前記第1の層は、一方の第1のシ−ト状部材と、この一方の第1のシ−ト状部材に対向する他方の第1のシ−ト状部材との間に形成された空所であり、前記第3の層は、一方の第2のシ−ト状部材と、この一方の第2のシ−ト状部材に対向する他方の第2のシ−ト状部材との間に形成された空所であり、前記第2の層は前記他方の第1のシ−ト状部材と前記他方の第2のシ−ト状部材との間に形成された空所であり、弾性部材は複数あって、複数の弾性部材の内、隣接する一方の弾性部材と隣接する他方の弾性部材とは、前記他方の第1のシ−ト状部材と前記他方の第2のシ−ト状部材を前記短辺と略平行に沿って接合した接合部を介して離間しており、前記弾性部材は、スポンジ状の弾性部材である。
【0008】
また、請求項6記載の体当接体の形成方法は、略長方形のシ−ト状部材を対向させると共に、対向したシ−ト状部材の略周縁を接合して内部に流体を入れる空所を形成する略長方形のシ−ト状部材を形成するシ−ト形成工程と、このシ−ト形成工程の後、互いに重なるように前記略長方形のシ−ト状部材の短辺と略平行に沿って折り返す折り返し工程と、この折り返し工程の後、折り返して形成された前記シ−ト状部材の略周縁を接合して内部に弾性部材を収納する第2の層を形成する第2の層形成工程とを有し、前記折り返し工程で形成された前記シ−ト状部材の表面側の一方が流体が封入される第1の層であり、前記折り返し工程で形成された前記シ−ト状部材の表面側の他方が流体が封入される第3の層である。
【0009】
【実施例】
本発明の一実施例の体当接体及び体当接体の形成方法を図面を参照して説明する。
図1乃至図9において、Tは体の部位に当接する体当接体で、体当接体Tは、例えば、座布団、背中・腰等に当てるクッション、ベッド等であり、本実施例では、ベッドを例に挙げ説明する。
体当接体Tは、流体(例えば、空気)が封入された第1の層1と、この第1の層1に隣接し、弾性部材21を有する第2の層2と、この第2の層2に隣接し、流体(例えば、空気)が封入された第3の層3との少なくとも三層を有する。
なお、三層構造は、後述するが、一方の第1のシ−ト状部材11と他方の第1のシ−ト状部材12で形成される第1の層1、他方の第1のシ−ト状部材12と他方の第2のシ−ト状部材32で形成される第2の層2、他方の第2のシ−ト状部材32と一方の第2のシ−ト状部材31で形成される第3の層3となっている。
【0010】
第1の層1は流体が封入される室1aは複数あって、この複数の室1aは通路1bにより連通し、第1の層1は、流体が封入されて略直方体形状となっている(第1の層1は流体が封入され、表面に凹凸形状を有し、略へん平形状をなしている)。
第1の層1の流体が封入される室1aは、対向するシ−ト状部材11、12(対向するシ−ト状部材11、12は、一方の第1のシ−ト状部材11とこの一方の第1のシ−ト状部材11に対向する他方の第1のシ−ト状部材12である。)の複数箇所を接着、溶着等により接合して複数の室1aを形成すると共に、複数の室1aに連通する(臨む)ように、対向するシ−ト状部材11、12を接合しないことにより「複数の室1aに連通する通路1b」を形成している。
また、流体の封入前であって平面的に見た第1の層1の略長方形(長方形ABCD)は、流体の封入後、平面的に見た第1の層1の略長方形(長方形A’B’C’D’)より、大きいものとなっている(図3及び図4参照)。
これは、流体の封入により複数の室1aが立設するためである。
【0011】
第3の層3は、第1の層1と同様に、流体が封入される室3aは複数あって、この複数の室3aは通路3bにより連通し、第3の層3は、流体が封入されて略直方体形状となっている(第3の層3は、流体が封入され、表面に凹凸形状を有し、略へん平形状をなしている)。
第3の層3の流体が封入される室3aは、対向するシ−ト状部材31、32(対向するシ−ト状部材31、32は、一方の第2のシ−ト状部材31とこの一方の第2のシ−ト状部材31に対向する他方の第2のシ−ト状部材32である。)の複数箇所を接着、溶着等により接合して複数の室3aを形成すると共に、複数の室3aに連通(臨む)するように、対向するシ−ト状部材31、32を接合しないことにより「複数の室3aに連通する通路3b」を形成している。
また、本実施例の第1の層1と第3の層3とは内部の流体の行き来を自由になるように構成しているが、第1の層1と第3の層3との流体の行き来をできなくなるように第1の層1と第3の層3をそれぞれ独立するように設けるようにしても良い。
また、流体の封入前であって平面的に見た第3の層3の略長方形(長方形abcd)は、流体の封入後、平面的に見た第3の層3の略長方形(長方形a’b’c’d’)より、大きいものとなっている(図3及び図4参照)。
なお、10はフィルムに逆止弁の機能を有した注入用蓋であり、20は排気用蓋である。
【0012】
第1の層1と第3の層3との間に位置する第2の層2(第2の層2は、他方の第1のシ−ト状部材12と他方の第2のシ−ト状部材32との間に形成された空所である。)の弾性部材21は、第1の層1と第3の層3の略全体に亙って対向するように設けられている。
弾性部材21は、スポンジ状の弾性部材であり、例えば、復元性を有するスポンジ状の弾性部材、より具体的には、スポンジ状の発泡ウレタンである。
なお、弾性部材の形状を流体の封入前の第1の層1及び第3の層3に合わせて、スポンジ状の弾性部材を一体物とすると、流体の封入に伴って第1の層1及び第3の層3のシ−ト状部材が移動し、シ−ト状部材の移動によりスポンジ状の弾性部材21が移動してスポンジ状の弾性部材21にしわを形成し、弾性部材21の弾性効果を妨げる不具合を生じるが、この実施例のものにあっては、上述した不具合を防止することができる。
即ち、弾性部材21は複数(本実施例では、3個)あって、複数の弾性部材21の内、隣接する一方の弾性部材21と隣接する他方の弾性部材21とは隙間Sを設けて設置され、該隙間Sは、短辺AB(A’B’)に平行に沿っているため、上述した不具合を防止することができる。
また、第2の層2には、望ましくは、スポンジ状の弾性部材の荷重の変動による収縮による空気の出入りを許容するように、図1、図2及び図6に示すように、給排気口30を設けるのが良い。
【0013】
この実施例の体当接体Tによれば、体5の当接側が第1の層1の場合、第1の層1に荷重がかかると(図7及び図8参照)[又は、体5の当接側が第3の層3の場合、第3の層3に荷重がかかると]、弾性部材21が変形し該弾性部材21が変形した分、第1の層1(又は第3の層3)が体5の部分に密着するように沿って変形し、荷重が分散して快適な体当接体Tを得ることができ、また、第1の層1(又は第3の層3)に荷重がかかり、弾性部材21が変形しても、第3の層3(又は第1の層1)があるため、体当接体Tは第3の層3(又は第1の層1)の流体を介在し、体5の一部に集中荷重がかかるのを防ぐことができる。
【0014】
次に、上述した体当接体Tの形成方法について、図9を参照して説明する。
略長方形のシ−ト状部材を対向させる[図9記載の略長方形のシ−ト状部材であるABCD(一方の第1のシ−ト状部材11)、abcd(一方の第2のシ−ト状部材31)と、図9記載の略長方形のシ−ト状部材の裏面に位置する他方の第1のシ−ト状部材12、他方の第2のシ−ト状部材32]と共に、対向したシ−ト状部材の略周縁を接着、溶着等により接合して内部に流体を入れる空所を形成する略長方形のシ−ト状部材を形成する(シ−ト形成工程)。
このシ−ト形成工程の後、図9の矢印方向に示すように、互いに重なるように前記略長方形のシ−ト状部材の短辺と略平行に沿って折り返す(折り返し工程)。つまり、Aがaに、Bがbに、Cがcに、Dがdにそれぞれ対応するように、折り返す。
この折り返し工程の後、折り返して形成された前記シ−ト状部材の略周縁を接着、溶着等により接合して内部に上述した弾性部材21を収納する第2の層2を形成する(第2の層形成工程)。
なお、略周縁を接着、溶着等により接合し、非接合の部分は、注入用蓋10の取り付け口、排気用蓋20の取り付け口、給排気口30となる。
このように折り返し工程で形成された前記シ−ト状部材の表面側の一方が流体が封入される第1の層1であり、折り返し工程で形成された前記シ−ト状部材の表面側の他方が流体が封入される第3の層3を形成することとなる。
第1の層1の表面側の略長方形はABCDであり、第3の層3の表面側の略長方形はabcdである。
【0015】
従って、この体当接体Tの形成方法によれば、略長方形のシ−ト状部材を対向させると共に、対向したシ−ト状部材の略周縁を接合して内部に流体を入れる空所を形成する略長方形のシ−ト状部材を形成するシ−ト形成工程と、このシ−ト形成工程の後、互いに重なるように前記略長方形のシ−ト状部材の短辺と略平行に沿って折り返す折り返し工程と、この折り返し工程の後、折り返して形成された前記シ−ト状部材の略周縁を接合して内部に弾性部材を収納する第2の層を形成する第2の層形成工程とを有するため、三層構造の体当接体Tを簡易に製造することができる。
【0016】
なお、この実施例の体当接体Tにおいては、流体が封入された第1の層1と、この第1の層1に隣接し、弾性部材21を有する第2の層2と、この第2の層2に隣接し、流体が封入された第3の層3との少なくとも三層を有するものとしたが、図10に示すように、弾性部材21’ を有する第1の層1’と、この第1の層1’に隣接し、流体が封入された第2の層2’と、この第2の層2’に隣接し、弾性部材21’ を有する第3の層3’との少なくとも三層を有する体当接体Tとしても、同様の効果を有する。
また、図10の第2の層2’には、流体が封入される前の状態を図示しており、体当接体Tの使用にあっては、第2の層2’には、流体(例えば、空気)が封入されるようになっている。
【0017】
なお、弾性部材21の形状を流体の封入前の第1の層1及び第3の層3に合わせて、スポンジ状の弾性部材21(又は21’)を一体物とすると、流体の封入に伴って第1の層1及び第3の層3のシ−ト状部材12、32が移動し、シ−ト状部材12、32の移動によりスポンジ状の弾性部材21(又は21’)が移動してスポンジ状の弾性部材21(又は21’)にしわを形成し、弾性部材21(又は21’)の弾性効果を妨げる不具合を生じるため、弾性部材21(又は21’)を複数とし、複数の弾性部材21(又は21’)の内、隣接する一方の弾性部材21(又は21’)と隣接する他方の弾性部材21(又は21’)との間に隙間Sを形成し、弾性部材21(又は21’)が移動しないように、弾性部材21(又は21’)を両面テ−プ、接着によりシ−ト状部材12、32に取り付けることができるが、
本発明にあっては、これに限らず、図11及び図12に示すように、弾性部材21は複数あって、複数の弾性部材21の内、隣接する一方の弾性部材21と隣接する他方の弾性部材21とは、他方の第1のシ−ト状部材12と他方の第2のシ−ト状部材32を短辺A’B’、C’D’、a’b’、c’d’と略平行に沿って接合した接合部6を介して離間させるようにしている。
なお、本発明の接合部6は、他方の第1のシ−ト状部材12と他方の第2のシ−ト状部材32を短辺A’B’、C’D’、a’b’、c’d’と略平行に沿って接合されていれば良いが、本実施例の接合部6は、一方の第1のシ−ト状部材11、他方の第1のシ−ト状部材12、他方の第2のシ−ト状部材32、一方の第2のシ−ト状部材31を短辺A’B’、C’D’、a’b’、c’d’と略平行に沿って接合されている。
【0018】
【発明の効果】
請求項1記載の体当接体によれば、第1の層(又は第3の層)に荷重がかかると、弾性部材が変形し該弾性部材が変形した分、第1の層(又は第3の層)が体の部分に密着するように沿って変形し、荷重が分散して快適な体当接体を得ることができ、また、第1の層(又は第3の層)に荷重がかかり、弾性部材が変形しても、第3の層(又は第1の層)があるため、体当接体は第3の層(又は第1の層)の流体を介在し、体の一部に集中荷重がかかるのを防ぐことができる。
【0019】
弾性部材の形状を流体の封入前の第1の層及び第3の層に合わせて、スポンジ状の弾性部材を一体物とすると、流体の封入に伴って第1の層及び第3の層のシ−ト状部材が移動し、シ−ト部材の移動によりスポンジ状の弾性部材が移動してスポンジ状の弾性部材にしわを形成し、弾性部材の弾性効果を妨げる不具合を生じるが、
請求項5記載の体当接体によれば、弾性部材は複数あって、複数の弾性部材の内、隣接する一方の弾性部材と隣接する他方の弾性部材とは、他方の第1のシ−ト状部材と一方の第3のシ−ト状部材を前記短辺と略平行に沿って接続した接続部を介して離間しているため、上述した不具合を防止することができる。
【0020】
請求項6記載の体当接体の形成方法によれば、略長方形のシ−ト状部材を対向させると共に、対向したシ−ト状部材の略周縁を接合して内部に流体を入れる空所を形成する略長方形のシ−ト状部材を形成するシ−ト形成工程と、
このシ−ト形成工程の後、互いに重なるように前記略長方形のシ−ト状部材の短辺と略平行に沿って折り返す折り返し工程と、
この折り返し工程の後、折り返して形成された前記シ−ト状部材の略周縁を接合して内部に弾性部材を収納する第2の層を形成する第2の層形成工程とを有するため、三層構造の体当接体を簡易に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例の流体が封入された体当接体の概略的斜視図である。
【図2】図2は、流体が封入されていない状態の図1の体当接体の概略的平面図である。
【図3】図3は、図2のX−X線による概略的断面図である。
【図4】図4は、図3の体当接体に流体が封入された状態の概略的断面図である。
【図5】図5は、図2のY−Y線による概略的断面図である。
【図6】図6は、図2のZ−Z線による概略的断面図である。
【図7】図7は、図6の体当接体の第1層及び第3層に流体を封入し、使用前の状態を示す概略的断面図である。
【図8】図8は、図7の体当接体の使用状態を示す概略的断面図である。
【図9】図9は、図1の体当接体の製造の一過程を示す概略的平面図である。
【図10】図10は、図1と異なる他の実施例の体当接体の概略的断面図である。
【図11】図11は、図10と異なる他の実施例の体当接体の概略的平面図である。
【図12】図12は、図11のX’−X’線による概略的断面図である。
【符号の説明】
T ・・・・・体当接体
1 ・・・・・第1の層
2 ・・・・・第2の層
3 ・・・・・第3の層
21 ・・・・・弾性部材
1a・・・・・室
1b・・・・・通路
3a・・・・・室
3b・・・・・通路

Claims (6)

  1. 流体が封入された第1の層と、この第1の層に隣接し、弾性部材を有する第2の層と、この第2の層に隣接し、流体が封入された第3の層との少なくとも三層を有する体に当接する体当接体であって、
    前記第1の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、
    前記第3の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、
    前記第1の層と前記第3の層との間に位置する前記第2の層の弾性部材は、前記第1の層と前記第3の層の略全体に亙って対向するように設けられている
    ことを特徴とする体当接体。
  2. 弾性部材を有する第1の層と、この第1の層に隣接し、流体が封入された第2の層と、この第2の層に隣接し、弾性部材を有する第3の層との少なくとも三層を有する体に当接する体当接体であって、
    前記第2の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、
    前記第1の層の弾性部材は、前記第2の層の略全体に亙って対向するように設けられ、
    前記第2の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、
    前記第3の層の弾性部材は、前記第2の層の略全体に亙って対向するように設けられている
    ことを特徴とする体当接体。
  3. 流体が封入された略直方体形状の第1の層と、この第1の層に隣接し、略直方体形状の弾性部材を有する第2の層と、この第2の層に隣接し、流体が封入された略直方体形状の第3の層との少なくとも三層を有する略直方体形状のベッドであって、
    前記第1の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、
    前記第3の層は流体が封入される室は複数あって、この複数の室は通路により連通し、
    前記第1の層と前記第3の層との間に位置する前記第2の層の弾性部材は、前記第1の層と前記第3の層の略全体に亙って対向するように設けられている
    ことを特徴とする体当接体。
  4. 弾性部材は、スポンジ状の弾性部材であり、
    第1の層の流体が封入される室は、対向するシ−ト状部材の一部を接着、溶着等により複数箇所接合して複数の室を形成し、この複数の室は前記対向するシ−ト状部材を接合しないことにより形成される通路により連通し、
    第3の層の流体が封入される室は、対向するシ−ト状部材の一部を接着、溶着等により複数箇所接合して複数の室を形成し、この複数の室は前記対向するシ−ト状部材を接合しないことにより形成される通路により連通し、
    流体の封入前であって平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形は、流体の封入後の平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形より、大きいものであり、前記略長方形は短辺と長辺とからなり、
    前記弾性部材は複数あって、複数の弾性部材の内、隣接する一方の弾性部材と隣接する他方の弾性部材とは隙間を設けて設置され、該隙間は前記短辺と略平行に沿っている
    ことを特徴とする請求項3記載の体当接体。
  5. 流体の封入前の平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形は、流体の封入後の平面的に見た第1の層及び第3の層の略長方形より、大きいものであり、
    前記略長方形は短辺と長辺とからなり、
    前記第1の層は、一方の第1のシ−ト状部材と、この一方の第1のシ−ト状部材に対向する他方の第1のシ−ト状部材との間に形成された空所であり、
    前記第3の層は、一方の第2のシ−ト状部材と、この一方の第2のシ−ト状部材に対向する他方の第2のシ−ト状部材との間に形成された空所であり、
    前記第2の層は前記他方の第1のシ−ト状部材と前記他方の第2のシ−ト状部材との間に形成された空所であり、
    弾性部材は複数あって、複数の弾性部材の内、隣接する一方の弾性部材と隣接する他方の弾性部材とは、前記他方の第1のシ−ト状部材と前記他方の第2のシ−ト状部材を前記短辺と略平行に沿って接合した接合部を介して離間しており、
    前記弾性部材は、スポンジ状の弾性部材である
    ことを特徴とする請求項3記載の体当接体。
  6. 略長方形のシ−ト状部材を対向させると共に、対向したシ−ト状部材の略周縁を接合して内部に流体を入れる空所を形成する略長方形のシ−ト状部材を形成するシ−ト形成工程と、
    このシ−ト形成工程の後、互いに重なるように前記略長方形のシ−ト状部材の短辺と略平行に沿って折り返す折り返し工程と、
    この折り返し工程の後、折り返して形成された前記シ−ト状部材の略周縁を接合して内部に弾性部材を収納する第2の層を形成する第2の層形成工程とを有し、
    前記折り返し工程で形成された前記シ−ト状部材の表面側の一方が流体が封入される第1の層であり、前記折り返し工程で形成された前記シ−ト状部材の表面側の他方が流体が封入される第3の層である
    ことを特徴とする体当接体の形成方法。
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