JP2820876B2 - 孔版印刷装置における製版装置 - Google Patents

孔版印刷装置における製版装置

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JP2820876B2
JP2820876B2 JP5303002A JP30300293A JP2820876B2 JP 2820876 B2 JP2820876 B2 JP 2820876B2 JP 5303002 A JP5303002 A JP 5303002A JP 30300293 A JP30300293 A JP 30300293A JP 2820876 B2 JP2820876 B2 JP 2820876B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感熱性孔版印刷用のマ
スタをサーマルヘッドで穿孔製版しプラテンローラで搬
送する製版装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より簡便な印刷方式としてデジタル
式感熱孔版印刷が良く知られている。これは、微細な発
熱素子が一列に並んだサーマルヘッドを感熱孔版マスタ
を介してプラテンローラに押圧させ、パルス的にサーマ
ルヘッドの発熱素子に通電し発熱させながらプラテンロ
ーラで感熱孔版マスタを搬送することで、画像情報に基
づいて加熱溶融穿孔させた後、感熱孔版マスタを自動搬
送して多孔性円筒状の版胴の外周面に自動的に巻き付
け、その感熱孔版マスタに対してプレスローラ等の押圧
手段で印刷用紙を連続的に押し付けてその穿孔部分から
インキを通過させ印刷用紙に転移させることで印刷画像
を形成させるようになっている。このような孔版印刷に
使用される感熱孔版マスタは、非常に薄いポリエステル
等の熱可塑性樹脂フィルムと、インキ通過性の多孔質可
撓性の支持体として合成繊維や和紙、或いは和紙及び合
成繊維を混抄したものとを貼り合わせたラミネート構造
となっている。
【0003】このような感熱孔版マスタの支持体に使用
されている繊維が塊となっている部分や、太い繊維が穿
孔部分を横切っている部分では、インキの通過が阻害さ
れインキが印刷用紙に転移せずに繊維模様が表われた
り、或いは細線や文字等が切れたりかすれてしまう、俗
に繊維目と呼ばれる画像の不良現象が発生し、画質が悪
化する不具合があった。そこで、和紙等の多孔質可撓性
の支持体を除去して、実質的に熱可塑性樹脂フィルムの
みから成る感熱性孔版印刷用のマスタ(以下、単に「マ
スタ」という)を使用して印刷を行うようにすること
で、繊維目の出ない印刷物を得る試みがなされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のラミ
ネート構造の感熱孔版マスタの厚さが約40〜50μm
程度であるのに対して、マスタの場合にはその厚さが約
1〜2μmと極めて薄く、かつ、上記発熱素子でマスタ
を加熱溶融穿孔したときに、マスタが実質的に熱可塑性
樹脂フィルムのみから成ることから縮んでしまうこと
で、しわが発生したり、縮みによる画像寸法再現性が悪
化してしまう。従来のラミネート構造のマスタの場合
は、熱可塑性樹脂フィルム部分が支持体の繊維に接着剤
等で貼着保持されているので、熱可塑性樹脂フィルム部
分を加熱溶融穿孔しても熱可塑性樹脂フィルムの加熱溶
融穿孔部分が支持体で保持されることで、しわの発生は
防止されていた。
【0005】上記したように、一般にマスタの搬送は、
プラテンローラで行なわれていて、プラテンローラの軸
線方向はプラテンローラとサーマルヘッドとで押さえら
れており、穿孔後、製版済みのマスタが、そのニップ部
を通過しても縮みを押さえる方向にはその力が働き続け
る中で冷却されるので、プラテンローラの軸線方向の製
版済みのマスタには縮みはほとんど発生しない。一方、
マスタ搬送方向の製版済みのマスタには、プラテンロー
ラのニップ部を通過すると製版済みのマスタを押さえる
ものが無いため、そのマスタが開放されたと同じ状態に
なってしまい、製版済みのマスタが急激に縮んでしまっ
てしわが発生したり、画像寸法再現性が悪化してしまう
問題がある。ましてや、製版速度が速くなると、製版済
みのマスタはニップ部より直ぐに開放されることによ
り、縮みの影響がさらに大きくなってしまう問題があ
る。
【0006】したがって、本発明はかかる問題点を解決
するために、たとえ実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみ
から成るマスタを使用しても、製版済みのマスタが縮ん
でしわが発生したり、画像寸法再現性が悪化してしまう
ことのない孔版印刷装置における製版装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
感熱性孔版印刷用のロール状のマスタを貯容するマスタ
貯容手段と、画像情報に応じて上記マスタを穿孔製版す
るサーマルヘッド及びこれに上記マスタを押圧しながら
マスタ搬送路の下流側へ搬送するプラテンローラと、該
プラテンローラの上記マスタ搬送路の下流側に設けられ
た送りローラ対と、該送りローラ対を駆動するローラ駆
動手段とを有する孔版印刷装置における製版装置におい
て、上記ローラ駆動手段と上記送りローラ対との間にト
ルクリミッタを設け、上記送りローラ対の周速度を上記
プラテンローラのそれよりも大きく設定し、上記サーマ
ルヘッドの発熱エネルギ量に応じて、上記トルクリミッ
タの伝達トルクを変える制御手段を有する構成としてい
る。
【0008】請求項2記載の発明では、感熱性孔版印刷
用のロール状のマスタを貯容するマスタ貯容手段と、画
像情報に応じて上記マスタを穿孔製版するサーマルヘッ
ド及びこれに上記マスタを押圧しながらマスタ搬送路の
下流側へ搬送するプラテンローラと、該プラテンローラ
の上記マスタ搬送路の下流側に設けられた送りローラ対
とを有する孔版印刷装置における製版装置において、上
記プラテンローラと上記送りローラ対との間に、上記マ
スタ搬送路に対して略垂直方向に移動自在なテンション
ローラを設けた。
【0009】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
孔版印刷装置における製版装置において、上記テンショ
ンローラの位置を検出する位置検出手段を設け、上記テ
ンションローラの位置を予め定められた位置に保持する
ようにした。
【0010】請求項4記載の発明は、請求項3記載の孔
版印刷装置における製版装置において、上記サーマルヘ
ッドの発熱エネルギ量に応じて、上記テンションローラ
の位置を変える制御手段を有する構成としている。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、サーマルヘッド
の発熱エネルギ量に応じて、制御手段でトルクリミッタ
の伝達トルクが変えられることにより、プラテンローラ
と送りローラ対との間で、製版済みのマスタに制御され
た張力が付与されるので、プラテンローラを通過した製
版済みのマスタにその縮み方向と反対方向の力が印加さ
れ、製版済みのマスタが縮まない。
【0012】請求項2記載の発明によれば、プラテンロ
ーラと送りローラ対との間のマスタ上において、テンシ
ョンローラがマスタ搬送路に対して略垂直方向に移動自
在であることにより、プラテンローラと送りローラ対と
の間で、サーマルヘッドで穿孔された製版済みのマスタ
にテンションローラの重量に応じた予め設定された張力
が付与されるので、プラテンローラを通過した製版済み
のマスタにその縮み方向と反対方向の力が印加され、製
版済みのマスタが縮まない。
【0013】請求項3記載の発明によれば、位置検出手
段により、テンションローラの位置が検出されると共
に、テンションローラの位置が予め定められた位置に保
持されることによって、プラテンローラと送りローラ対
との間で、サーマルヘッドで穿孔された製版済みのマス
タに予め設定された張力が付与されるので、プラテンロ
ーラを通過した製版済みのマスタにその縮み方向と反対
方向の力が印加され、製版済みのマスタが縮まない。
【0014】請求項4記載の発明によれば、サーマルヘ
ッドの発熱エネルギ量に応じて、制御手段によりテンシ
ョンローラの位置が変えられることによって、プラテン
ローラと送りローラ対との間で、製版済みのマスタに制
御された張力が付与されるので、プラテンローラを通過
した製版済みのマスタにその縮み方向と反対方向の力が
印加され、製版済みのマスタが縮まない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。なお、以下参照する図面において、マスタ貯容手
段60及びガイド板7の図示は、図2以下の図面におい
てその説明の簡明化を図るため省略する。
【0016】(実施例1) 図1において、符号70は孔版印刷装置における製版装
置を示す。製版装置70は、実質的に熱可塑性樹脂フィ
ルムのみから成る感熱性孔版印刷用のロール状のマスタ
1aを貯容するマスタ貯容手段60と、画像情報に応じ
てマスタ1aを穿孔製版するサーマルヘッド3及びこれ
にマスタ1aを押圧しながらマスタ搬送路Pの下流側へ
搬送するプラテンローラ2と、プラテンローラ2のマス
タ搬送路Pの下流側に設けられた送りローラ対5a,5
bと、プラテンローラ2及び送りローラ対5a,5bを
駆動するローラ駆動手段としてのプラテンローラ駆動モ
ータ8と、プラテンローラ駆動モータ8と送りローラ5
bとの間に設けられたトルクリミッタ10とから主に構
成されている。
【0017】なお、実質的に熱可塑性樹脂フィルムのみ
から成る感熱性孔版印刷用のマスタ(以下、単に「マス
タ」という)とは、マスタが熱可塑性樹脂フィルムのみ
から成るものの他、熱可塑性樹脂フィルムに帯電防止剤
等の微量成分を含有して成るもの、さらには熱可塑性樹
脂フィルムの両主面、すなわち表面又は裏面のうち少な
くとも一方に、オーバーコート層等の薄膜層を1層又は
複数層形成して成るものを含む。
【0018】以下、マスタ貯容手段60、プラテンロー
ラ2、サーマルヘッド3、送りローラ対5a,5b、プ
ラテンローラ駆動モータ8及びトルクリミッタ10につ
いて説明する。
【0019】図1において、連続シート状のマスタ1a
は、合成樹脂製のロール芯1bに巻き付けられてマスタ
ロール1が形成される。ロール芯1bはマスタロール1
の両端面から突出していてマスタ1aの幅よりも長く形
成されている。マスタロール1は、各端面からの突出部
近傍において一対のロールホルダ61により図中矢印A
方向に回転可能に支持されていて、ロールホルダ61に
対して着脱自在となっている。各ロールホルダ61は、
孔版印刷装置の図示しない側板に取付けられた筐体状の
ホルダボックス62の底壁に固設されている。上記のと
おり、マスタ貯容手段60は、ロールホルダ61及びホ
ルダボックス62から構成される。
【0020】プラテンローラ2は、その軸2sが孔版印
刷装置の図示しない側板に回転自在に支持されており、
上記側板に固設されたプラテンローラ駆動モータ8によ
り図中矢印A方向に回転駆動される。
【0021】サーマルヘッド3は、プラテンローラ2の
軸2sと平行に延在して設けられていて、図示しない接
離機構によりマスタ1aを介してプラテンローラ2に接
離自在となっている。サーマルヘッド3には、プラテン
ローラ2にマスタ1aを介して当接する部位に多数の発
熱素子(図示せず)が配設されている。サーマルヘッド
3は、図示しない原稿読取部のA/D変換器及び画像処
理制御部(共に図示せず)で処理されて送出されるデジ
タル画像信号に基づき上記発熱素子を選択的に加熱する
ことにより、マスタ1aを選択的に加熱溶融穿孔する周
知の機能を有する。
【0022】送りローラ対5a,5bは、孔版印刷装置
の図示しない側板に回転自在に支持され互いに圧接して
設けられていて、その下方に位置する送りローラ5bの
軸5bsには摩擦力方式のトルクリミッタ10が設けら
れている。送りローラ対5a,5bはトルクリミッタ1
0により、プラテンローラ2の周速度よりも速い周速度
で回転駆動され、プラテンローラ2と送りローラ対5
a,5bとの間で、サーマルヘッド3で加熱溶融穿孔さ
れた製版済みのマスタ1aに予め設定された張力を付与
する機能を有する。
【0023】プラテンローラ駆動モータ8は、ステッピ
ングモータから成り、変速機構を備えたギヤボックス9
を介してトルクリミッタ10に連結されている。
【0024】なお、トルクリミッタ10は、上記摩擦力
方式に限らず、マグネットと磁性体から成る磁力方式或
いは電磁石と磁性粉体を用いた磁性パウダ方式等を用い
ても良い。
【0025】送りローラ対5a,5bのマスタ搬送路P
の下流側には、マスタ1aを所定の長さに切断する、固
定刃6b及び可動刃6aを備えたカッタ6a,6bが配
設されている。さらにカッタ6a,6bのマスタ搬送路
Pの下流側には、マスタ1aの先端をクランパ17(後
述する)に案内するためのガイド板7がプラテンローラ
2の軸2s方向に延在して設けられている。
【0026】製版装置70の図において左側には、その
内周面を形成する多孔性で円筒状の支持円筒体11a
と、その支持円筒体11aの外周面に巻き付けられたメ
ッシュスクリーン層(図示せず)との2層構造から成る
版胴11が配設されている。版胴11は後述するインキ
パイプ15を兼ねる回転中心軸の周りに回転可能に支持
されていて、図示しないモータによって図中矢印A方向
に回転駆動される。
【0027】版胴11の外周面上の一部分には、インキ
パイプ15と平行に延在されて設けられた磁性体製のス
テージ16と、このステージ16の一側端に設けられた
クランパ軸17aと、クランパ軸17aに回動自在に取
り付けられステージ16の平面部に対して開閉自在なゴ
ム磁石を有するクランパ17とがそれぞれ設けられてい
る。クランパ17は、図示しない開閉手段により所定位
置において開閉される。版胴11はクランパ17が図に
示す略真上の状態、すなわち給版位置において停止され
るようになっている。
【0028】版胴11の内部には、図示しない側板に回
転自在に支持されていて、図示しない駆動手段により版
胴11と同期して図中矢印A方向に回転駆動され版胴1
1の内周面に接触してインキを供給するインキローラ1
2と、インキローラ12とわずかな間隙を置いて平行に
配置され、インキローラ12との間にインキ溜り14を
形成するドクタローラ13と、インキ溜り14へインキ
を供給するインキパイプ15とが配置されている。な
お、インキローラ12、ドクタローラ13及びインキパ
イプ15がインキ供給装置を構成する。インキローラ1
2に対向する版胴11の外周面の下方近傍には、印刷用
紙(図示せず)の給送に同期して選択的に版胴11に揺
動し圧接する接離自在なプレスローラ(図示せず)が配
置されている。
【0029】また版胴11の図において左下方には図示
しない給紙装置が、版胴11の図において右側方には図
示しない排版装置が、この排版装置の下方には図示しな
い排紙装置がそれぞれ配設されている。
【0030】次に、動作について説明する。始めに、先
ず、図示しない原稿読取部に図示しない原稿がセットさ
れ、製版スタートキーを押下し、図示しない制御装置か
らスタート信号が送出されることにより、図示しない排
版装置により、版胴11に巻装されている使用済みのマ
スタ(図示せず)が剥離廃棄される。次いで、版胴11
が給版位置で停止され、クランパ17が図示しない開閉
装置で開放されて給版待機状態となる。この排版工程と
並行して製版工程が開始される。
【0031】すなわち、プラテンローラ駆動モータ8が
駆動されることにより、プラテンローラ2及び送りロー
ラ対5a,5bが回転され始め、マスタロール1からマ
スタ1aが引き出されつつ搬送される。また同時に、A
/D変換器及び画像処理制御部(共に図示せず)で処理
されて送出されるデジタル画像信号に基づいて、サーマ
ルヘッド3の発熱素子がパルス選択的に通電されて発熱
され、マスタ1aが画像情報に応じて選択的に加熱溶融
され穿孔され始める。この時、送りローラ対5a,5b
は、トルクリミッタ10の作用により、プラテンローラ
2の周速度よりも速い周速度で回転駆動され、製版済み
のマスタ1aに予め設定された張力が付与される。こう
して、製版済みのマスタ1aが、送りローラ対5a,5
bの回転によりマスタ搬送路Pの下流側へ搬送され、製
版済みのマスタ1aの先端部が、ガイド板7により案内
され給版待機状態で拡開しているクランパ17に送出さ
れる。プラテンローラ駆動モータ8のステップ数がある
設定値に達すると、クランパ17とステージ16との間
に製版済みのマスタ1aの先端部が届いたと判断され、
クランパ17が図示しない開閉手段により閉じられ、製
版済みのマスタ1aの先端部がクランパ17とステージ
16との間に挾持される。
【0032】クランプ後、版胴11が、図示しないモー
タの駆動により、製版済みのマスタ1aの搬送速度と実
質的に同一の周速度で図中矢印A方向に回転され始め、
製版済みのマスタ1aがその外周面に巻装されていく。
【0033】プラテンローラ駆動モータ8の所定ステッ
プ数の回転駆動により、設定量の製版済みのマスタ1a
の搬送が完了したと判断されると、プラテンローラ駆動
モータ8の駆動が停止されると共に、カッタ6a,6b
が作動して製版済みのマスタ1aが切断される。そして
切断された製版済みのマスタ1aの後端が、製版装置7
0から抜き出され、版胴11の外周面に完全に巻き取ら
れた段階で製版は終了する。
【0034】上記製版済みのマスタが版胴11の外周面
に巻装された後、印刷工程が開始される。すなわち、上
記給紙装置から上記印刷用紙が送られ、上記プレスロー
ラにより、上記印刷用紙が版胴11の外周面に巻装され
ている上記製版済みのマスタに押圧されることにより、
印刷が行なわれる。
【0035】(実施例2) 図2及び図3に実施例2を示す。この実施例2は、実施
例1の構成に対して、その製版装置70に代えて製版装
置70Aを有することのみ相違する。製版装置70A
は、製版装置70に対して、その構成からトルクリミッ
タ10及びギヤボックス9を除去して、プラテンローラ
2と送りローラ対5a,5bとの間に、マスタ搬送路P
に対して略垂直方向に移動自在なテンションローラ18
を設けたこと、及びプラテンローラ2及び送りローラ対
5a,5bをプラテンローラ駆動モータ8で略同じ周速
度で駆動するようにしたことのみ相違する。
【0036】テンションローラ18は、プラテンローラ
2の軸2sと平行に延在した円筒形状をなしていて、テ
ンションローラ軸18aに回転自在に支持されており、
テンションローラ軸18aの両軸端部にはピニオンギヤ
19が固設されている。テンションローラ軸18aの両
軸端部は、孔版印刷装置のマスタ搬送路Pの両側に設け
られた各側板4L,4Rに開けられた長孔18b内に嵌
入された状態において、プラテンローラ2の軸2sに対
して平行状態を保持しつつ移動自在になっている。各長
孔18b近傍の側板4L,4Rには、ピニオンギヤ19
と噛合するラック20がねじでそれぞれ取付けられてい
る。
【0037】次に、実施例2の動作について実施例1の
動作と相違する点のみ述べる。マスタ1aは、プラテン
ローラ2の上部周面部からテンションローラ18の下部
周面部を通して送りローラ対5a,5bのニップ部に挿
通される。プラテンローラ2及び送りローラ対5a,5
bは、プラテンローラ駆動モータ8により略同じ周速度
で駆動される。製版工程において、マスタ1aが画像情
報に応じて選択的に加熱溶融され穿孔され始めた時、テ
ンションローラ18が、プラテンローラ2と送りローラ
対5a,5bとの間の製版済みのマスタ1a上に載置さ
れた状態で、テンションローラ18の重量がその製版済
みのマスタ1aに付加され略U字状に撓んだ状態とな
り、製版済みのマスタ1aのマスタ搬送方向frへの搬
送にともない図中矢印B方向に回転される。こうして、
テンションローラ18の重量の約2分の1がその製版済
みのマスタ1aに張力として付与される。したがって、
サーマルヘッド3で加熱溶融穿孔された製版済みのマス
タ1aにテンションローラ18の重量の約2分の1の張
力が付与されるので、プラテンローラ2を通過した製版
済みのマスタ1aにその縮み方向と反対方向の力が印加
され、製版済みのマスタ1aが縮まない。
【0038】なお、上記各実施例において、プラテンロ
ーラ2及び送りローラ対5a,5bを回転駆動する構成
は、上記構成に限らず、プラテンローラ駆動モータ8で
プラテンローラ2を、プラテンローラ駆動モータ8とは
別個のステッピングモータから成る送りローラ駆動モー
タで送りローラ対5a,5bをそれぞれ略同じ周速度で
駆動するようにしても良い。
【0039】(実施例3) 図4〜図6に実施例3を示す。この実施例3は、実施例
2の構成に対して、その製版装置70Aに代えて製版装
置70Bを有することのみ相違する。製版装置70B
は、製版装置70Aに対して、送りローラ対5a,5b
を駆動するための、プラテンローラ駆動モータ8とは別
個のステッピングモータから成る送りローラ駆動モータ
21を設けたこと、プラテンローラ2をプラテンローラ
駆動モータ8のみで駆動するようにしたこと、テンショ
ンローラ18の位置を検出する位置検出手段50及びこ
の位置検出手段50からの位置情報を受けてテンション
ローラ18の位置を予め定められた位置に保持させるよ
うに送りローラ駆動モータ21を制御するテンションロ
ーラ位置制御装置40を有することのみ相違する。
【0040】位置検出手段50は、テンションローラ軸
18a端に係合するU字状の溝22uを有し、孔版印刷
装置の側板4Lに回動自在に支持された支点軸22aを
中心として揺動自在な揺動ギヤ22と、孔版印刷装置の
側板4Lに固設されていて、揺動ギヤ22と噛合するメ
ータピニオン23aを有するポテンショメータ23とか
ら主に構成されている。
【0041】テンションローラ位置制御装置40は、例
えばマイクロコンピュータで構成されていて、ポテンシ
ョメータ23及び送りローラ駆動モータ21に電気回路
を介して接続されている。
【0042】次に、実施例3の動作について実施例2の
動作と相違する点のみ述べる。製版工程において、マス
タ1aが画像情報に応じて選択的に加熱溶融され穿孔さ
れ始めた時、テンションローラ軸18aの上下変位が揺
動ギヤ22に伝達され、揺動ギヤ22の揺動変位がポテ
ンショメータ23に入力される。こうして、ポテンショ
メータ23で、テンションローラ18の上下移動量に対
応した電位差に変換されることによりテンションローラ
18の位置が検出され、その位置検出信号がテンション
ローラ位置制御装置40に送出される。テンションロー
ラ位置制御装置40は、テンションローラ18の予め設
定された基準位置に対して、テンションローラ18が上
方に移動し始めたときには送りローラ対5a,5bの周
速度を遅くし、逆にテンションローラ18が下方に移動
し始めたときには送りローラ対5a,5bの周速度を速
くするように、ポテンショメータ23の位置検出信号に
応じて送りローラ駆動モータ21を制御する。このよう
にして、位置検出手段50及びテンションローラ位置制
御装置40の動作により、製版済みのマスタ1aが常に
略V字状に撓んだ状態に保持され、テンションローラの
位置が予め定められた基準位置に保持される。よって、
プラテンローラ2と送りローラ対5a,5bとの間で、
サーマルヘッド3で加熱溶融穿孔された製版済みのマス
タ1aに予め設定された張力が付与されるので、プラテ
ンローラ2を通過した製版済みのマスタ1aにその縮み
方向と反対のマスタ搬送方向frの力が印加され、製版
済みのマスタ1aが縮まない。
【0043】実施例2においては、テンションローラ1
8の重量の約2分の1が製版済みのマスタ1aに付与さ
れる張力となるため、その張力を大きく設定する必要が
ある場合、テンションローラの重量もそれに応じて大き
くしなければならないので装置重量が増加してしまう
が、実施例3によれば、製版済みのマスタ1aを略V字
状に張設することで、テンションローラが軽量でも大き
な張力を得ることができ、装置重量の増加を防止できる
利点がある。
【0044】上記作用をさらに図6で補足説明する。同
図において、符号Wはテンションローラ18の重量を、
符号Fは製版済みのマスタ1aに付与される張力をそれ
ぞれ示す。また符号θは、プラテンローラ2及びサーマ
ルヘッド3の押圧部と送りローラ対5a,5bのニップ
部とを結ぶ線分と、プラテンローラ2及びサーマルヘッ
ド3の押圧部とV字状に撓んだ製版済みのマスタ1aと
を結ぶ線分とのなす角、並びにプラテンローラ2及びサ
ーマルヘッド3の押圧部と送りローラ対5a,5bのニ
ップ部とを結ぶ線分と、送りローラ対5a,5bのニッ
プ部とV字状に撓んだ製版済みのマスタ1aとを結ぶ線
分とのなす角をそれぞれ示す。ここで、テンションロー
ラ18及びその廻りの製版済みのマスタ1aに作用する
力を考えると、2Fsinθ=W、すなわち、F=W/
2sinθ(但し、θは同じとする)なる力の釣り合い
式が成り立つ。したがって、θが小さければFが大とな
り、θが大きければFが小となることからも上述した利
点が得られることが裏付けられる。したがって、実施例
3によれば、上記利点に加えて、送りローラ対5a,5
bの周速度を変化させてテンションローラ18の位置を
移動させ、上述したθを変えることで製版済みのマスタ
1aへ付与される張力を変えることもできるので、環境
温度等によるマスタ1aの軟化若しくは硬化した場合の
張力可変も可能となる。
【0045】図7及び図8に実施例3に対する変形実施
例を示す。この変形実施例は、実施例3の位置検出手段
50に付勢力調節手段50Aを付設したものである。
【0046】付勢力調節手段50Aは、孔版印刷装置の
側板4Lに固設されていて、その出力軸に軸ねじ25a
を有するモータ25と、軸ねじ25aに噛合するめねじ
ナット26と、その一端が揺動ギヤ22のギヤ側の一側
端に係止され他端がめねじナット26に係止されたスプ
リング24と、めねじナット26の位置を検出する図示
しない検出手段と、この検出手段からのめねじナット2
6の位置情報を受けて、サーマルヘッドの発熱エネルギ
量或いはマスタ種類入力手段37(図11参照)からの
マスタ種類の情報に応じて、モータ25の駆動でめねじ
ナット26を予め決められた位置に移動させるように制
御するモータ25の制御装置38(図11参照)とから
主に構成されている。
【0047】よって、付勢力調節手段50Aの動作によ
り、テンションローラ18へ付加される調節付勢力Pが
増減される。なお、マスタ種類入力手段37で入力する
マスタ種類の情報とは、マスタの厚さや伸縮性等の情報
をいう。また、調節付勢力Pとは、スプリング24をモ
ータ25の駆動で伸張させることによってその付勢力を
変えた調節付勢力をいう。
【0048】上記変形実施例の作用を図8で補足説明す
る。同図において、テンションローラ18の重量Wに調
節付勢力Pが付加されるため、図8の力の釣り合い式
は、F’=(W+P)/2sinθ(但し、θは同じと
する)となる。よって、θを変化させずに製版済みのマ
スタ1aへ付与する張力F’を実施例3の張力Fよりも
大きくできる。したがって、この変形実施例によれば、
上述した、テンションローラ18の位置保持機能とテン
ションローラ18の重量可変機能とを組み合わせて製版
済みのマスタ1aへ付与する張力調節範囲を大きくする
ことができ、多種多様のマスタに対応できる利点があ
る。
【0049】(実施例4)図9に実施例4を示す。実施
例4は、実施例1の製版装置70に対して、サーマルヘ
ッド3の発熱エネルギ量に応じて、トルクリミッタ10
の伝達トルクを変える制御手段としてのトルクリミッタ
制御装置30、及びサーマルヘッド本体の温度を検出す
るサーミスタ31を付加したことのみ相違する。なお、
符号32はA/D変換器からの電気信号を受けてサーマ
ルヘッド3にデジタル画像信号を送出する画像処理制御
部を示す。符号33は電源を示し、サーマルヘッド3
に、マスタを加熱溶融穿孔するための発熱エネルギに対
応する電気エネルギを供給する。サーマルヘッド本体の
温度の検出は、サーマルヘッド3を搭載した回路基板上
にサーミスタ31を設置して行なわれる。
【0050】次に、動作について説明する。サーマルヘ
ッド3による穿孔度合いは、発熱エネルギ量、換言すれ
ばサーマルヘッドの発熱部の温度に比例的である。すな
わち、サーマルヘッドによる穿孔数が多く或いはその穿
孔の大きさが大きいときには、マスタの熱収縮量が多
く、サーマルヘッド本体の温度上昇も大きい。一方、サ
ーマルヘッドによる穿孔数が少なく或いはその穿孔の大
きさが小さいときには、マスタの熱収縮量が少なく、サ
ーマルヘッド本体の温度上昇は小さい。そこで、原稿が
読み取られ、原稿画像に応じた信号がサーマルヘッド3
の発熱素子に送出され、パルス的に通電して発熱するこ
とに伴うサーマルヘッド3本体の温度をサーミスタ31
で検出し、その検出温度信号をトルクリミッタ制御装置
30に出力する。トルクリミッタ制御装置30は、サー
マルヘッド3の検出温度(発熱エネルギ量)に応じて、
トルクリミッタ10の伝達トルクを変える指令信号をト
ルクリミッタ10に送出する。すなわち、サーマルヘッ
ドによる穿孔数が多くマスタの熱収縮量が多い場合は、
マスタに付与する張力を大きくするように、これとは反
対に、サーマルヘッドによる穿孔数が少なくマスタの熱
収縮量が少ない場合は、マスタに付与する張力を小さく
するようにそれぞれトルクリミッタ10の伝達トルクを
制御する。トルクリミッタ10の伝達トルクの可変は、
電磁パウダ式若しくはヒステリシス方式の場合は、印加
電圧若しくは電流を変化させることにより行なわれる。
【0051】(実施例5) 図10に実施例5を示す。実施例5は、実施例3の製版
装置70Bに対して、テンションローラ位置制御装置4
0を除去して、サーマルヘッド3の発熱エネルギ量に応
じて、テンションローラ18の位置を変える制御手段と
しての送りローラ駆動モータ制御装置35及びサーマル
ヘッド3本体の温度を検出するサーミスタ31を付加し
たことのみ相違する。
【0052】次に、動作について説明する。サーミスタ
31で検出された検出温度信号及びポテンショメータ2
3で検出されたテンションローラ18の検出位置信号
は、送りローラ駆動モータ制御装置35にそれぞれ送出
される。送りローラ駆動モータ制御装置35は、サーマ
ルヘッド3の検出温度信号(発熱エネルギ量)に応じ
て、テンションローラ18の位置を変える指令信号を送
りローラ駆動モータ21に送出する。すなわち、サーマ
ルヘッドによる穿孔数が多くマスタの熱収縮量が多い場
合は、マスタに付与する張力を大きくするように、これ
とは反対に、サーマルヘッドによる穿孔数が少なくマス
タの熱収縮量が少ない場合は、マスタに付与する張力を
小さくするように送りローラ駆動モータ制御装置35で
送りローラ対5a,5bの周速度を変えてテンションロ
ーラの位置を制御する。
【0053】図11に実施例5の変形実施例を示す。こ
の変形実施例は、実施例5の位置検出手段50に付勢力
調節手段50Aを付設したものである。
【0054】上記変形実施例によれば、図7及び図8の
変形実施例の作用に加えて、サーマルヘッドによる穿孔
数が多くマスタの熱収縮量が多い場合は、マスタに付与
する張力をさらに大きくするように、これとは反対に、
サーマルヘッドによる穿孔数が少なくマスタの熱収縮量
がきわめて少ない場合は、マスタに付与する張力を小さ
くするように調節付勢力Pを制御すると共に、送りロー
ラ駆動モータ制御装置35で送りローラ対5a,5bの
周速度を変えてテンションローラの位置を制御する。
【0055】なお、マスタの張力制御は、上記実施例の
ように、サーミスタ31によりサーマルヘッド3本体の
温度(発熱エネルギ量)を検出して各制御手段に送出し
て行なうことに限らず、原稿画像に応じパルス的に通電
して発熱する素子数を検出することにより行なっても良
い。この発熱する素子数の検出は、図示しない原稿読取
部のCCD等の画像読取素子で変換された電気信号がA
/D変換器、画像処理制御部32に順次送出されるが、
この画像処理制御部32で所定ライン数(例えば3ライ
ン)毎の平均発熱素子数を算出することで行なっても良
い。
【0056】なお、この実施例においては、実質的に熱
可塑性樹脂フィルムのみから成るマスタを用いたが、こ
れに限らず、熱可塑性樹脂フィルムとインキ通過性の多
孔質可撓性の支持体として、例えば和紙等を貼り合わせ
た従来の感熱孔版マスタを使用できることはいうまでも
ない。
【0057】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1記載の発明
によれば、サーマルヘッドの発熱エネルギ量に応じて、
制御手段でトルクリミッタの伝達トルクが変えられ、プ
ラテンローラと送りローラ対との間で、製版済みのマス
タに制御された張力が付与されることにより、製版済み
のマスタの縮みを画像の大きさに左右されないようにで
き、しわがなく、画像寸法再現性のより良い印刷物を得
ることができる。
【0058】請求項2記載の発明によれば、プラテンロ
ーラと送りローラ対との間で、サーマルヘッドで加熱溶
融穿孔された製版済みのマスタにテンションローラの重
量に応じた予め設定された張力が付与されることによ
り、プラテンローラを通過した製版済みのマスタにその
縮み方向と反対方向の力が印加され製版済みのマスタが
縮まないので、しわがなく、画像寸法再現性の良い印刷
物を得ることができる。請求項3記載の発明によれば、
位置検出手段により、テンションローラの位置が検出さ
れると共に、テンションローラの位置が予め定められた
位置に保持され、プラテンローラと送りローラ対との間
で、サーマルヘッドで加熱溶融穿孔された製版済みのマ
スタに予め設定された張力が付与されることによって、
プラテンローラを通過した製版済みのマスタにその縮み
方向と反対方向の力が印加され、製版済みのマスタが縮
まないので、しわがなく、画像寸法再現性の良い印刷物
を得ることができる。
【0059】請求項4記載の発明によれば、さらに、サ
ーマルヘッドの発熱エネルギ量に応じて、制御手段によ
りテンションローラの位置が変えられることにより、プ
ラテンローラと送りローラ対との間で、製版済みのマス
タに制御された張力が付与されるので、製版済みのマス
タの縮みを画像の大きさや画像密度やマスタの種類に左
右されないようにでき、しわがなく、画像寸法再現性の
より良い印刷物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す孔版印刷装置における
製版装置の一部断面側面図である。
【図2】実施例2の製版装置の要部の一部断面側面図で
ある。
【図3】実施例3の要部の拡大側面図である。
【図4】実施例3の製版装置の要部の一部断面側面図で
ある。
【図5】図3の要部の拡大側面図である。
【図6】実施例3の作用を説明する図である。
【図7】実施例3の変形実施例の要部の側面図である。
【図8】実施例3の変形実施例の作用を説明する図であ
る。
【図9】実施例4の制御構成を示す図である。
【図10】実施例5の制御構成を示す図である。
【図11】実施例5の変形実施例の制御構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 マスタロール 1a 感熱孔版印刷用のマスタ 2 プラテンローラ 3 サーマルヘッド 5a,5b 送りローラ対 6a,6b カッタ 8 ローラ駆動手段としてのプラテンローラ
駆動モータ 10 トルクリミッタ 11 版胴 18 テンションローラ 30 制御手段としてのトルクリミッタ制御装
置 35 制御手段としての送りローラ駆動モータ
制御装置 40 テンションローラ位置制御装置 50 位置検出手段 50A 付勢力調節手段 60 マスタ貯容手段 70,70A,70B 製版装置 P マスタ搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41L 13/04 B41L 13/14 B41C 1/055 B41J 15/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱性孔版印刷用のロール状のマスタを貯
    容するマスタ貯容手段と、画像情報に応じて上記マスタ
    を穿孔製版するサーマルヘッド及びこれに上記マスタを
    押圧しながらマスタ搬送路の下流側へ搬送するプラテン
    ローラと、該プラテンローラの上記マスタ搬送路の下流
    側に設けられた送りローラ対と、該送りローラ対を駆動
    するローラ駆動手段とを有する孔版印刷装置における製
    版装置において、 上記ローラ駆動手段と上記送りローラ対との間にトルク
    リミッタを設け、上記送りローラ対の周速度を上記プラ
    テンローラのそれよりも大きく設定し、上記サーマルヘ
    ッドの発熱エネルギ量に応じて、上記トルクリミッタの
    伝達トルクを変える制御手段を有することを特徴とする
    孔版印刷装置における製版装置。
  2. 【請求項2】感熱性孔版印刷用のロール状のマスタを貯
    容するマスタ貯容手段と、画像情報に応じて上記マスタ
    を穿孔製版するサーマルヘッド及びこれに上記マスタを
    押圧しながらマスタ搬送路の下流側へ搬送するプラテン
    ローラと、該プラテンローラの上記マスタ搬送路の下流
    側に設けられた送りローラ対とを有する孔版印刷装置に
    おける製版装置において、 上記プラテンローラと上記送りローラ対との間に、上記
    マスタ搬送路に対して略垂直方向に移動自在なテンショ
    ンローラを設けたことを特徴とする孔版印刷装置におけ
    る製版装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の孔版印刷装置における製版
    装置において、 上記テンションローラの位置を検出する位置検出手段を
    設け、上記テンションローラの位置を予め定められた位
    置に保持するようにしたことを特徴とする孔版印刷装置
    における製版装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の孔版印刷装置における製版
    装置において、 上記サーマルヘッドの発熱エネルギ量に応じて、上記テ
    ンションローラの位置を変える制御手段を有することを
    特徴とする孔版印刷装置における製版装置。
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