JP4846934B2 - 孔版印刷装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、版胴の外周面に製版済みのマスタを巻装して印刷を行う孔版印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
多孔性の支持円筒体である多孔性支持板の周面に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを複数層巻装してなる回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的に用いられる)と和紙繊維あるいは合成繊維あるいは和紙繊維と合成繊維とを混抄したものとを貼り合わせてなるラミネート構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィルム面をサーマルヘッドにより加熱穿孔製版した後に版胴に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段よりインキを供給しつつプレスローラー等の印刷手段によって印刷用紙を版胴外周面上の製版済みマスタに連続的に押圧することにより、版胴開口部及びマスタ穿孔部よりインキを滲出させて印刷用紙に転移させることで印刷を行う感熱デジタル孔版印刷装置が一般的に知られている。
この孔版印刷装置では、画像読取、製版、印刷、排版等の各工程を自動的かつ連続的に行う全自動タイプのものが主に用いられており、この全自動タイプの孔版印刷装置では、印刷すべき原稿の画像は読取装置で読み取られ、サーマルヘッド、プラテンローラー等を有する製版装置でマスタが加熱溶融穿孔製版された後に版胴に自動的に巻装され、給紙部より給送された印刷用紙が印刷手段によって版胴外周面に連続的に押圧されることで印刷が行われる。
【0003】
上述の巻装時において、製版画像を形成されたマスタは所定の長さに切断されて版胴上に巻装されるのであるが、このときの所定の長さは、版胴上に巻装された後に印刷手段によって加圧されたときにその後端部からインキが漏れない長さに設定されている。ここで、版胴上に巻装されたマスタの後端部よりインキが漏れる現象(以下「尻漏れ」という)は、一般的に下記の条件の時に発生し易い。
▲1▼印刷枚数が多い。
▲2▼インキ温度が高い。
▲3▼印字率が低い。
▲4▼インキの粘度が低い。
▲5▼マスタの多孔性支持体が薄くインキ保持量が少ない。
▲6▼湿度が低い。
【0004】
▲1▼については、印刷を行うと版胴上のマスタ後端部から徐々にインキが滲むため、印刷枚数が多い程、尻漏れが発生し易い。▲2▼については、通常の孔版印刷装置では水相と油相との2つの相を持つエマルションインキが用いられるため、版胴内のインキ温度が高いと粘度が低下して流動性が向上し、インキが尻漏れし易くなる。▲3▼については、例えば機密書類等で使用する「秘」ワンポイントスタンプ等のように印字率が低い場合には、印刷用紙に転写されるインキ量(インキ消費量)が極端に少ないため、版胴内でのインキの混練が促進されて流動性が向上し、インキが尻漏れし易くなる。▲4▼については、例えばカラーインキには5〜25色程度のものがあるが、それぞれ物性値が異なる場合があり、上述のようにインキ粘度が低いものは尻漏れが発生し易い。▲5▼については、マスタにも複数の種類があり、多孔性支持体の厚みがそれぞれ異なるため、多孔性支持体の厚みが薄いものはインキを保持しにくく尻漏れが発生し易い。▲6▼については、上述したようにインキとしてエマルションインキを用いるため、低湿環境下では水相の水分が蒸発して粘度が低下することで尻漏れが発生し易くなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように通常の孔版印刷装置では、多枚数を印刷する場合、画像が少ない場合、高温環境下等のインキ粘度が低下した場合等の、尻漏れが発生し易い条件下においても尻漏れが発生しないように版胴巻装時におけるマスタの長さを設定していたため、印刷枚数が少ない場合、画像が多い場合、低温環境下等のインキ粘度が高い場合等の、尻漏れが発生しにくい条件下ではマスタの長さが長すぎ、マスタが必要以上に無駄に消費されていた。
本発明は、上記問題点を解決し、様々な条件に応じてマスタの長さを最適値とすることにより、1版当たりのランニングコストを抑えてコストダウンを図ることが可能な孔版印刷装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、原稿画像に応じた穿孔製版画像が形成されたマスタを巻装する版胴と、前記版胴の内部に設けられたインキ供給手段とを有し、前記インキ供給手段から供給され前記穿孔製版画像から滲出したインキを印刷用紙に転写させることで印刷物を得る孔版印刷装置において、前記マスタの種類を設定するマスタ種類設定手段または前記マスタの種類を検知するマスタ種類検知手段と、前記版胴に巻装される前記マスタの長さを前記マスタ種類設定手段によって設定された前記マスタの種類または前記マスタ種類検知手段によって検知された前記マスタの種類に応じて変化させる制御手段とを有し、前記マスタの種類は前記マスタの厚みに応じて異なることを特徴とする。
【0007】
本発明において、版胴に巻装されるマスタの長さを、さらに印刷枚数に応じて変化させてもよい。
【0008】
本発明において、インキ供給手段でのインキ温度を検出するインキ温度検出手段または装置本体の内部あるいは近傍の温度を検出する雰囲気温度検出手段を設け、版胴に巻装されるマスタの長さを、さらに前記インキ温度検出手段または前記雰囲気温度検出手段によって検出されたインキ温度または雰囲気温度に応じて変化させてもよい。
【0009】
本発明において、原稿画像の印字率を検出する印字率検出手段を設け、版胴に巻装されるマスタの長さを、さらに前記印字率検出手段によって検出された前記原稿画像の印字率に応じて変化させてもよい。
【0010】
本発明において、インキの種類を設定するインキ種類設定手段またはインキの種類を検知するインキ種類検知手段を設け、版胴に巻装されるマスタの長さを、さらに前記インキ種類設定手段によって設定されたインキの種類または前記インキ種類検知手段によって検知されたインキの種類に応じて変化させてもよい。
【0011】
本発明において、装置本体の内部あるいは近傍の湿度を検出する湿度検出手段を設け、版胴に巻装されるマスタの長さを、さらに前記湿度検出手段によって検出された湿度に応じて変化させてもよい。
【0015】
【実施例】
図1は、本発明の第1の実施例に用いられる孔版印刷装置の要部概略正面図である。同図において孔版印刷装置1は、製版搬送部2、印刷部3、それぞれ図示しない給紙部、排版部、排紙部、画像読取部等を有している。
【0016】
製版搬送部2は、マスタ4をロール状に巻装したマスタロール4aの芯材4bを回転自在かつ着脱自在に支持する図示しないホルダー手段、プラテンローラー5、サーマルヘッド6、マスタ搬送ローラー対7、切断手段8、マスタガイド板9等を有している。
【0017】
マスタ4は、厚み1〜3μm程度の熱可塑性樹脂フィルムと和紙からなる多孔性支持体とを貼り合わせて構成されている。プラテンローラー5は製版搬送部2の図示しない側板間に回転自在に支持されており、ステッピングモーター5aによって図1において時計回り方向に回転駆動される。図示しない付勢手段によってプラテンローラー5に圧接されたサーマルヘッド6は複数の発熱素子を有しており、この発熱素子が選択的に発熱することによりマスタ4の熱可塑性樹脂フィルム面を加熱溶融穿孔製版する。プラテンローラー5のマスタ搬送方向下流側に配設されたマスタ搬送ローラー対7は、図示しない駆動手段によって図1において反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラー7a及びこれに所定の圧力で圧接配置された従動ローラー7bから構成されており、プラテンローラー5よりも若干速い速度でマスタ4を搬送するように駆動ローラー7aの回転周速度が設定されている。マスタ搬送ローラー対7のマスタ搬送方向下流側には切断手段8が配設されている。切断手段8は固定刃8aに対して可動刃8bが回転移動してマスタ4を切断する。切断手段8のマスタ搬送方向下流側にはマスタ4を案内するマスタガイド板9が固設されている。
【0018】
製版搬送部2の右下方には印刷部3が配設されている。印刷部3は、版胴10と、版胴10の下方に版胴10に対して接離自在に設けられたプレスローラー11とを有しており、版胴10の右方には図示しない給紙部から給送される印刷用紙Pを所定のタイミングで版胴10とプレスローラー11との間に給送するレジストローラー対12が設けられている。プレスローラー11は図示しない一対のアーム部材間に回転自在に支持されており、図示しないアーム部材が図示しない揺動手段によって揺動されることにより、所定の圧接力で版胴10の外周面に対して圧接離間自在に設けられている。レジストローラー対12は、版胴10を回転駆動する図示しない版胴駆動手段から回転力を伝達され、版胴10と同期して回転駆動される。
【0019】
版胴10は、図示しない一対のフランジの周面に図示しない多孔性支持板とメッシュスクリーンとを巻装されて構成されており、インキ供給パイプを兼ねた支軸14に回転自在に支持され、図示しない版胴駆動手段によって回転駆動される。版胴10の内部にはインキ供給手段13が配設されている。インキ供給手段13は、版胴10の外部に設けられた図示しないインキパックから図示しないポンプによって吸引されたインキを版胴10の内部に導入する支軸14、支軸14から供給されたインキを版胴10の内周面に供給するインキローラー15、インキローラー15との間に僅かな隙間をもって配設されたドクターローラー16等から主に構成されている。
【0020】
支軸14には、図示しないインキパックからのインキを版胴10の内部に供給するための複数の供給孔14aが形成されており、この供給孔14aから滴下したインキがインキローラー15とドクターローラー16との近接部に形成された楔状空間に溜まり、インキ溜まり17が形成されている。インキ溜まり17のインキはインキローラー15及びドクターローラー16の回転によって混練され、ドクターローラー16によってその層厚を規制されつつインキローラー15の表面に供給される。インキローラー15が保持したインキは版胴10の内周面に供給される。
【0021】
版胴10の外周面上の非開口部には、版胴10の一母線に沿って形成された平面を含むステージ部18が配設されている。磁性体で形成されたステージ部18上には、ステージ部18との間でマスタ4の先端部を挟持するクランパー19が回動自在に配設されている。クランパー19はステージ部18に磁着するマグネットを有しており、図示しない開閉装置によって版胴10が所定位置に達したときに開閉される。
【0022】
孔版印刷装置1の内部には、孔版印刷装置1の動作を制御する制御手段20が設けられている。CPU、ROM、RAM等を有する周知のマイクロコンピューターからなる制御手段20には、図示しない印刷装置本体の上部に設けられた操作パネル21からの製版指令、印刷指令等が入力される。制御手段20は、ステッピングモーター5aを含めた孔版印刷装置1の各駆動装置に動作信号を出力してこれらの作動を制御する機能を有している。
【0023】
操作パネル21上には、孔版印刷装置1に製版動作を行わせた後に印刷動作を行わせる図示しないスタートキー、テンキー22、7セグメントLEDあるいはLCD等からなる図示しない表示装置等が設けられている。
【0024】
また、制御手段20は、テンキー22で印刷枚数が設定された後にスタートキーが押下されたときに、製版巻装時におけるプラテンローラー5及び駆動ローラー7aの停止タイミング、可動刃8bの作動タイミングを設定された印刷枚数に応じてそれぞれ変化させることにより、版胴10に巻装される製版済みのマスタ4の長さを変化させるように制御する。プラテンローラー5、駆動ローラー7a、可動刃8bの停止及び作動タイミングはプラテンローラー5を回転駆動するステッピングモーター5aのステップ数により計られ、基準時のタイミングに対して所定ステップ数を減算することで処理がなされる。印刷枚数に応じたマスタ4の長さは表1に示すように設定されており、これらの数値は制御手段20内のROMに記憶されている。これらの数値はA3サイズの印刷用紙に対応した数値であり、印刷時においてマスタ4の後端からインキが漏れることなく、かつ印刷に支障のない長さに設定されており、実験に基づいてそれぞれ決定されている。なお、表1に示した基準のマスタ長さは、通常の孔版印刷装置において使用されているマスタ長さ、すなわち最もインキの尻漏れが発生し易い条件下でもインキが尻漏れしない長さを示している。
【0025】
【表1】
Figure 0004846934
【0026】
上述した孔版印刷装置1の動作を以下に説明する。
図示しない読取部に原稿がセットされ、テンキー22によって印刷枚数が設定された後に操作パネル21上のスタートキーが押下されると、制御手段20は設定された印刷枚数に応じてROMからマスタ4の製版長さデータを呼び出し、このデータに基づいてステッピングモーター5aの作動を制御する。本実施例では、印刷枚数が200枚に設定された場合を説明する。
【0027】
スタートキーが押下されると、図示しない版胴駆動手段が作動して版胴10が回転を開始し、版胴10上に巻装されている図示しない前版のマスタが図示しない排版部において剥離・廃棄される。排版後、版胴10はクランパー19が略真上に位置する給版待機位置まで回転して停止し、その後、図示しない開閉装置によりクランパー19が開放されて版胴10は給版待機状態となる。
【0028】
版胴10が給版待機状態となると製版動作が行われる。クランパー19が開放された後にステッピングモーター5aが作動してプラテンローラー5が回転駆動され、マスタロール4aよりマスタ4が引き出される。引き出されたマスタ4は、サーマルヘッド6を通過する際に読み取られた画像情報に応じて選択的に加熱する発熱素子によって、その熱可塑性樹脂フィルム面を穿孔製版される。製版されたマスタ4は、プラテンローラー5の周速度よりも若干早い周速度で回転駆動しているマスタ搬送ローラー対7により、プラテンローラー5との間で所定の張力を付与されつつ搬送される。
【0029】
マスタガイド板9に案内され、マスタ4の先端がステージ部18とクランパー19との間の所定位置まで達したことをステッピングモーター5aのステップ数より制御手段20が確認すると、図示しない開閉装置が作動してクランパー19が閉じられると共に、版胴駆動手段が作動して版胴10がマスタ4の搬送速度とほぼ同じ周速度で再度回転を開始し、製版されたマスタ4の版胴10への巻装動作が行われる。そして、ステッピングモーター5aのステップ数より、印刷枚数200枚に対応した520mmのマスタ4が製版搬送されたと制御手段20が判断すると、切断手段8が作動してマスタ4が切断されると共にプラテンローラー5及びマスタ搬送ローラー対7の作動が停止される。切断されたマスタ4は版胴10の回転によって引き出されて巻装動作が完了する。
【0030】
巻装動作完了後、図示しない給紙装置より1枚の印刷用紙Pが給送されると共に、版胴10が低速で回転駆動される。給送された印刷用紙Pはレジストローラー対12によってその先端部を挟持された後、所定のタイミングで版胴10とプレスローラー11との間に向けて給送される。印刷用紙Pが所定位置に達すると図示しない揺動手段が作動し、プレスローラー11が所定の圧接力で版胴10の外周面に対して圧接される。この圧接により、インキ供給手段13から版胴10の内面に供給されたインキが版胴開口部、マスタ4の穿孔部を介して印刷用紙Pに転移されると共にマスタ4の多孔性支持体に充填され、マスタ4と版胴外周面とが密着する、いわゆる版付けが行われる。
【0031】
インキを転移された印刷用紙Pは、図示しない排紙部において版胴10の外周面上より剥離された後に搬送され、機外に設けられた図示しない排紙トレイ上に排出される。版付け動作後、図示しない給紙装置より印刷用紙Pが連続的に給送されると共に版胴10が高速で回転駆動され、給送された印刷用紙Pは所定のタイミングで次々と版胴10とプレスローラー11との間に向けて給送されて印刷画像を転写される。そして、設定された枚数の印刷が終了すると、各部の作動が停止されて孔版印刷装置1は待機状態となる。
【0032】
上述の版付け時及び印刷時において、1版分のマスタ4の長さが200枚印刷時において尻漏れを発生することのない長さである520mmに設定されているので、基準時におけるマスタ4の長さである540mmに比較して20mm短くすることができ、コストダウンを図ることができる。例えば、マスタロールの長さが100m、価格が10000円であるとすると、基準時では1ロールから185版分のマスタしか取ることができず、1版当たりのコストは54.1円となるが、本発明では1ロールから192版取ることができ、1版当たりのコストは52.1円となる。
【0033】
このように、予め設定された印刷枚数に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、印刷枚数が多く尻漏れが発生し易い場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、印刷枚数が少なく尻漏れが発生しにくい場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0034】
図2は、本発明の第2の実施例に用いられる孔版印刷装置の概略正面図である。この孔版印刷装置23は、第1の実施例で示した孔版印刷装置1と比較すると、インキ供給手段13の内部にインキ溜まり17でのインキ温度を検出するインキ温度検出手段としてのセンサー24を有する点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
【0035】
通常の温度検出センサーであるセンサー24はその先端に検知針24aを有しており、この検知針24aをインキ溜まり17に溜められたインキ内に接触させる態様でインキ供給手段13内の図示しない側板に固定されている。センサー24によって検出された温度情報は制御手段20に向けて出力される。
【0036】
制御手段20内のROMには、版胴10に巻装される製版済みのマスタ4の長さに応じたステッピングモーター5aの動作プログラムが、センサー24によって検出された温度情報に対応して複数記憶されている。インキ温度に応じたマスタ4の長さは表2示すように設定されており、これらの数値も第1の実施例における印刷枚数に対応した数値と同様に、印刷時においてマスタ4の後端からインキが漏れることなく、かつ印刷に支障のない長さに設定されており、実験に基づいてそれぞれ決定されている。
【0037】
【表2】
Figure 0004846934
【0038】
この第2の実施例においても、検出されたインキ温度に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、インキ温度が高く尻漏れが発生し易い場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、インキ温度が低く尻漏れが発生しにくい場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0039】
また、第2の実施例の変形例として、図2に二点差線で示すように、センサー24に代えて版胴10の内部に版胴10内での温度を検出する雰囲気温度検出手段としてのセンサー24Aを設ける構成としてもよい。この構成としても検出された雰囲気温度に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、雰囲気温度が高く尻漏れが発生し易い場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、雰囲気温度が低く尻漏れが発生しにくい場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0040】
図3は、本発明の第3の実施例に用いられる孔版印刷装置の概略正面図である。この孔版印刷装置25は、第1の実施例で示した孔版印刷装置1と比較すると、サーマルヘッド6を駆動するサーマルヘッドドライバの内部に、発熱する発熱素子の割合からサーマルヘッド6の印字率(製版率)を検出する印字率検出手段26を有する点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
【0041】
印字率検出手段26は、図示しない画像読取部に設けられた画像メモリから送られる画像データに基づいてサーマルヘッド6の発熱素子を選択的に発熱させるサーマルヘッドドライバの内部に設けられており、1ページ分の画像データの全ドット数のうちのサーマルヘッド6が発熱するドット数の割合を検出して、これを制御手段20に向けて出力する。
【0042】
制御手段20内のROMには、版胴10に巻装される製版済みのマスタ4の長さに応じたステッピングモーター5aの動作プログラムが、印字率検出手段26によって検出された印字率情報に対応して複数記憶されている。印字率に応じたマスタ4の長さは表3に示すように設定されており、これらの数値も第1の実施例における印刷枚数に対応した数値と同様に、印刷時においてマスタ4の後端からインキが漏れることなく、かつ印刷に支障のない長さに設定されており、実験に基づいてそれぞれ決定されている。
【0043】
【表3】
Figure 0004846934
【0044】
この第3の実施例においても、検出された印字率に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、印字率が低く尻漏れが発生し易い場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、印字率が高く尻漏れが発生しにくい場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0045】
図4は、本発明の第4の実施例に用いられる孔版印刷装置の概略正面図である。この孔版印刷装置27は、第1の実施例で示した孔版印刷装置1と比較すると、操作パネル21上に使用するインキの種類を設定するインキ種類設定手段28を有する点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
【0046】
インキ種類設定手段28は操作パネル21上に設けられており、インキ供給手段13によって版胴10の内部に供給されるインキの種類(主に色によって異なる粘度)を設定する。インキ種類設定手段28によって設定されたインキ種類情報は、操作パネル21上の図示しないスタートキーが押下されたときに制御手段20に向けて出力される。
【0047】
制御手段20内のROMには、版胴10に巻装される製版済みのマスタ4の長さに応じたステッピングモーター5aの動作プログラムが、インキ種類設定手段28によって設定されたインキ種類情報に対応して複数記憶されている。インキ種類(粘度)に応じたマスタ4の長さは表4に示すように設定されており、これらの数値も第1の実施例における印刷枚数に対応した数値と同様に、印刷時においてマスタ4の後端からインキが漏れることなく、かつ印刷に支障のない長さに設定されており、実験に基づいてそれぞれ決定されている。
【0048】
【表4】
Figure 0004846934
【0049】
この第4の実施例においても、設定されたインキ種類に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、粘度が低く尻漏れが発生し易い場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、粘度が高く尻漏れが発生しにくい場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0050】
第4の実施例では、操作パネル21上にインキ種類設定手段28を設け、インキ種類設定手段28によって設定されたインキの種類に基づいてマスタ4の長さを変化させる構成としたが、第4の実施例の変形例として、インキ種類設定手段28に代えてインキの種類を検知するインキ種類検知手段を設け、このインキ種類検知手段によって検知されたインキの種類に基づいてマスタ4の長さを変化させる構成としてもよい。このインキ種類検知手段としては、例えば本願出願人と同一出願人による特開平10−264357号公報に開示されたもの、あるいは本願出願人と同一出願人による特願2000−168791号に記載されたものを用いることができる。この構成としても第4の実施例と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0051】
図5は、本発明の第5の実施例に用いられる孔版印刷装置の概略正面図である。この孔版印刷装置29は、第1の実施例で示した孔版印刷装置1と比較すると、操作パネル21上に使用するマスタの種類を設定するマスタ種類設定手段30を有する点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
【0052】
マスタ種類設定手段30は操作パネル21上に設けられており、マスタロール4aとして製版に供されるマスタ4の種類(主に多孔性支持体の材質によって異なる厚み)を設定する。マスタ種類設定手段30によって設定されたマスタ種類情報は、操作パネル21上の図示しないスタートキーが押下されたときに制御手段20に向けて出力される。
【0053】
制御手段20内のROMには、版胴10に巻装される製版済みのマスタ4の長さに応じたステッピングモーター5aの動作プログラムが、マスタ種類設定手段30によって設定されたマスタ種類情報に対応して複数記憶されている。マスタ種類(厚み)に応じたマスタ4の長さは表5に示すように設定されており、これらの数値も第1の実施例における印刷枚数に対応した数値と同様に、印刷時においてマスタ4の後端からインキが漏れることなく、かつ印刷に支障のない長さに設定されており、実験に基づいてそれぞれ決定されている。
【0054】
【表5】
Figure 0004846934
【0055】
この第5の実施例においても、設定されたマスタ種類に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、厚みが薄く尻漏れが発生し易い場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、厚みが厚く尻漏れが発生しにくい場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0056】
第5の実施例では、操作パネル21上にマスタ種類設定手段30を設け、マスタ種類設定手段30によって設定されたマスタ4の種類に基づいてマスタ4の長さを変化させる構成としたが、第5の実施例の変形例として、マスタ種類設定手段30に代えてマスタ4の種類を検知するマスタ種類検知手段を設け、このマスタ種類検知手段によって検知されたマスタ4の種類に基づいてマスタ4の長さを変化させる構成としてもよい。このマスタ種類検知手段としては、例えば本願出願人と同一出願人による特願2000−168791号に記載されたものを用いることができる。この構成としても第5の実施例と同様の作用効果を得ることが可能である。
【0057】
図6は、本発明の第6の実施例に用いられる孔版印刷装置の概略正面図である。この孔版印刷装置31は、第1の実施例で示した孔版印刷装置1と比較すると、版胴10の内部に版胴10内での湿度を検出する湿度検出手段としてのセンサー32を有する点においてのみ相違しており、他の構成は同一である。
【0058】
通常の湿度検出センサーであるセンサー32は版胴10内の図示しない側板に固定されており、センサー32によって検出された湿度情報は制御手段20に向けて出力される。
【0059】
制御手段20内のROMには、版胴10に巻装される製版済みのマスタ4の長さに応じたステッピングモーター5aの動作プログラムが、センサー32によって検出された湿度情報に対応して複数記憶されている。版胴内の湿度に応じたマスタ4の長さは表6に示すように設定されており、これらの数値も第1の実施例における印刷枚数に対応した数値と同様に、印刷時においてマスタ4の後端からインキが漏れることなく、かつ印刷に支障のない長さに設定されており、実験に基づいてそれぞれ決定されている。
【0060】
【表6】
Figure 0004846934
【0061】
この第6の実施例においても、検出された湿度に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、湿度が低く尻漏れが発生し易い場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、湿度が高く尻漏れが発生しにくい場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0062】
上述した第1ないし第6の実施例では、版胴10に巻装される製版済みのマスタ4の長さを印刷枚数、インキ温度、印字率、インキ種類(粘度)、マスタ種類(厚み)、湿度のうちの何れか1つに応じてそれぞれ変化させる構成としたが、これらを2つ以上組み合わせた構成としてもよい。この場合には、最もマスタ4の長さが長くなる条件に適合させてマスタ4の長さを決定する。これにより、尻漏れの発生をより効果的に防止することができる。
【0063】
さらに、第2、第3、第6の各実施例及び第4、第5の各実施例の各変形例では、各検出手段によって検出された検出値または各検知手段によって検知された種類に基づいて制御手段20が版胴10に巻装されるマスタ4の長さを自動的に決定する構成としたが、操作パネル21上に設定手段としてのキーを設け、このキーを用いて決定されたマスタ4の長さを任意に増減させる構成としてもよい。この構成とすることにより、例えばマスタ4の長さを短くする方向に設定する場合には、尻漏れが多少発生して印刷品質が少々犠牲となってもマスタ4を節約することでコストダウンを達成することができ、マスタ4の長さを長くする方向に設定する場合には、放置後の印刷や気温上昇時での印刷等、インキの流動性が向上することが予想される条件下においても尻漏れの発生を確実に防止することが可能となり、使用状態に応じたきめの細かい設定を行うことができる。
【0064】
【発明の効果】
本発明によれば、設定された印刷枚数、検出されたインキ温度または雰囲気温度、検出された印字率、設定されたまたは検知されたインキ種類(インキ粘度)、設定されたまたは検知されたマスタ種類(マスタ厚み)、検出された湿度に応じて製版されるマスタの長さを変化させることにより、尻漏れが発生し易い条件の場合にはマスタの長さを長めとすることで尻漏れの発生を防止して良好な印刷を行うことができ、尻漏れが発生しにくい条件の場合にはマスタの長さを短めとすることでコストダウンを図ることができる。
【0065】
また、条件を2つ以上組み合わせた場合には、尻漏れの発生をより効果的に防止することができ、さらに各検出手段または検知手段によって検出または検知された検出値または種類に基づいて版胴上に巻装されるマスタの長さを自動的に決定する構成において、決定されたマスタの長さを任意に増減させる構成を設けることにより、使用状態に応じたきめの細かい設定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を採用した孔版印刷装置の要部概略正面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を採用した孔版印刷装置の要部概略正面図である。
【図3】本発明の第3の実施例を採用した孔版印刷装置の要部概略正面図である。
【図4】本発明の第4の実施例を採用した孔版印刷装置の要部概略正面図である。
【図5】本発明の第5の実施例を採用した孔版印刷装置の要部概略正面図である。
【図6】本発明の第6の実施例を採用した孔版印刷装置の要部概略正面図である。
【符号の説明】
1,23,25,27,29,31 孔版印刷装置
4 マスタ
10 版胴
13 インキ供給手段
20 制御手段
24 インキ温度検出手段(センサー)
24A 雰囲気温度検出手段(センサー)
26 印字率検出手段
28 インキ種類設定手段
30 マスタ種類設定手段
32 湿度検出手段(センサー)
P印刷用紙

Claims (1)

  1. 原稿画像に応じた穿孔製版画像が形成されたマスタを巻装する版胴と、前記版胴の内部に設けられたインキ供給手段とを有し、前記インキ供給手段から供給され前記穿孔製版画像から滲出したインキを印刷用紙に転写させることで印刷物を得る孔版印刷装置において、
    前記マスタの種類を設定するマスタ種類設定手段または前記マスタの種類を検知するマスタ種類検知手段と、前記版胴に巻装される前記マスタの長さを前記マスタ種類設定手段によって設定された前記マスタの種類または前記マスタ種類検知手段によって検知された前記マスタの種類に応じて変化させる制御手段とを有し、前記マスタの種類は前記マスタの厚みに応じて異なることを特徴とする孔版印刷装置。
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