JP2001270077A - 孔版印刷装置 - Google Patents

孔版印刷装置

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JP2001270077A
JP2001270077A JP2000083486A JP2000083486A JP2001270077A JP 2001270077 A JP2001270077 A JP 2001270077A JP 2000083486 A JP2000083486 A JP 2000083486A JP 2000083486 A JP2000083486 A JP 2000083486A JP 2001270077 A JP2001270077 A JP 2001270077A
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JP
Japan
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plate cylinder
plate
ink
printing
porous support
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JP2000083486A
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English (en)
Inventor
Daisuke Hasebe
大介 長谷部
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Tohoku Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Tohoku Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸方向への移動が可能であると共に、装置を
大型化することなく、かつ、多孔性支持板及びメッシュ
スクリーンからの脇漏れの発生を確実に防止することが
可能な版胴を備えた孔版印刷装置を提供する。 【解決手段】 開口部10c及び非開口部10dを有す
る多孔性支持板10aとその外周面に巻装されたメッシ
ュスクリーン10bとを具備する版胴10と、版胴10
の外周面とで印刷用紙Pを挟持する印刷手段11と、多
孔性支持板10aの内面にインキを供給するインキ供給
手段13とを備えた孔版印刷装置1において、多孔性支
持板10aを版胴10の軸方向に移動可能とすると共
に、版胴10の両側端部近傍であって非開口部10dと
対応し、かつ、メッシュスクリーン10bの側縁部の外
側に位置する部位に、メッシュスクリーン10bよりも
厚く形成された堰部材27を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は孔版印刷装置に関
し、詳しくは用紙搬送方向と直交する方向に移動可能な
多孔性支持板及びメッシュスクリーンを有する版胴の構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】多孔性の支持円筒体である多孔性支持板
の周面に樹脂あるいは金属網体のメッシュスクリーンを
複数層巻装してなる回転自在な版胴と、熱可塑性樹脂フ
ィルム(厚み1〜3μm程度のものが一般的に用いられ
る)と和紙繊維あるいは合成繊維あるいは和紙繊維と合
成繊維とを混抄したものとを貼り合わせてなるラミネー
ト構造のマスタとを用い、マスタの熱可塑性樹脂フィル
ム面をサーマルヘッドにより加熱穿孔製版した後に版胴
に巻装し、版胴内部に設けられたインキ供給手段よりイ
ンキを供給しつつプレスローラー等の印刷手段によって
印刷用紙を版胴外周面上の製版済みマスタに連続的に押
圧することにより、版胴開口部及びマスタ穿孔部よりイ
ンキを滲出させて印刷用紙に転移させることで印刷を行
う感熱デジタル孔版印刷装置が一般的に知られている。
この孔版印刷装置では製版、印刷、排版等の各工程を自
動的かつ連続的に行う全自動タイプのものが主に用いら
れており、この全自動タイプの孔版印刷装置では、印刷
すべき原稿の画像は読取装置で読み取られ、サーマルヘ
ッド、プラテンローラー等を有する製版装置でマスタが
加熱溶融穿孔製版された後に上述の版胴に自動的に巻装
され、給紙部より給送された印刷用紙が印刷手段によっ
て版胴外周面に連続的に押圧されることで印刷が行われ
る。
【0003】孔版印刷に限らず、印刷装置を用いて印刷
を行う場合には、原稿画像に対して印刷画像のずれがな
いかを確認したり、狙いの位置に画像位置を合わせるた
めの試し刷りが行われる。この試し刷りで画像のずれや
位置合わせに問題がなければ次の印刷工程に進むことに
なるが、問題があった場合にはそれを修正するため、用
紙の進行方向(天地方向)及びこれと直交する用紙の幅
方向(左右方向)への画像位置調整が行われる。静電式
の複写機(PPC)ではマスタを使用しないので、原稿
位置を移動することにより容易に用紙上への画像形成位
置を移動させて所望の印刷物(複写物)を得ることがで
きるが、印刷装置では用紙上の印刷画像位置を移動させ
るためには原稿を移動して再度マスタへの製版を行うこ
ととなり、製版時間が余計にかかると共に既に巻装され
ているマスタが無駄になってしまうため、印刷用紙とマ
スタとの相対位置を変化させることで画像位置調整を行
うように構成されている。
【0004】天地方向の画像位置調整としては、例えば
特開昭50−66308号公報に開示されているよう
に、版胴と印刷用紙との相対位置を、給紙タイミングを
変化させることにより調節する方法が一般的に用いられ
ている。また、左右方向の画像位置調整としては、例え
ば特開昭63−218435号公報に開示されているよ
うに、積載されている印刷用紙をツマミやレバー等で給
紙台ごと左右方向に移動させることにより画像位置調整
を行う方法が採用されている。しかし、給紙台を左右に
移動させて画像位置調整を行う場合、印刷済みの印刷用
紙を積載する排紙トレイ上には印刷用紙の側縁部の揃え
を行うためのサイドフェンスが設けられているため、用
紙の位置がずれてしまうと排出時に印刷用紙がサイドフ
ェンスに引っ掛かってジャムが発生してしまう。これを
防止するためには、給紙台の移動量に合わせてサイドフ
ェンスの位置を微妙に調整する必要があり、その調整作
業が面倒であった。また、給紙台に大量の印刷用紙が積
載されている場合には給紙台が重くなって多大の移動力
を必要としたり、積載された印刷用紙が移動時において
ずれたり揃えが崩れてしまうといった問題点があった。
また、給紙台を移動することなく、インキ供給手段を含
む版胴全体をその軸方向である印刷用紙の左右方向に移
動可能に構成して、左右方向の画像位置調整を行う技術
が例えば実開昭64−46258号公報に開示されてい
る。この技術によれば、排紙トレイのサイドフェンスを
調節する作業は不要となるが、構成の大型化や重量の増
大によるコストの増加を避けることができないという問
題点があった。
【0005】そこで、版胴を構成する多孔性支持板及び
その外周面に巻装されたメッシュスクリーンのみをその
軸方向に移動させて左右方向の画像位置調整を行う技術
が、例えば特開平9−104159号公報に開示されて
いる。この技術によれば、版胴内部に配設されたインキ
供給手段等を移動させないため、実開昭64−4625
8号公報記載の技術に比べて装置の小型化及び軽量化を
図ることができ、コストを低減することが可能となる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】一般に、版胴を構成す
る多孔性支持板の開口部の幅は、版胴内部に設けられた
インキ供給手段を構成するインキローラーの幅と同じ幅
に構成されており、プレスローラーや圧胴等の印刷手段
と版胴とが印刷用紙を挟持したときに、押圧力を受けて
変形した多孔性支持板はインキローラーによってバック
アップされ、インキはインキローラー外周面と多孔性支
持板内面とが接している領域より開口部を通過してマス
タに供給され、マスタ穿孔部を介して印刷用紙に転移さ
れる。このとき、印刷に供されなかった余剰インキは、
多孔性支持板の開口部を介して再び版胴内部へと戻され
る。通常の印刷装置では、インキローラーと多孔性支持
板との相対位置は変化しないが、上述の特開平9−10
4159号公報記載の技術ではこれが変化するため、版
胴と印刷手段とによる印刷用紙の挟持時において、多孔
性支持板の非開口部がインキローラーによってバックア
ップされた状態で版胴が印刷手段からの押圧力を受ける
状態となることがある。このとき、印刷に供されなかっ
た余剰インキは多孔性支持板に開口部がないために版胴
内部へと戻されず、多孔性支持板の非開口部を版胴軸方
向に向けて押し延ばされ、最終的にはマスタの側縁部か
らはみ出していわゆる「脇漏れ」という不具合を引き起
こしてしまう。脇漏れが生じると、マスタの非画像領域
や印刷手段、さらには印刷装置内部がインキによって汚
損され、印刷不良を生じさせてしまう。
【0007】そこで、インキローラーの端面から多孔性
支持板の開口部端縁までの幅を版胴の最大移動幅よりも
大きく設定した孔版印刷装置及び多孔性支持板開口部の
端縁位置外面に版胴の円周方向に延在する堰部材を設け
た孔版印刷装置が特開平11−208088号公報に開
示されている。しかし、インキローラーの端面から多孔
性支持板の開口部端縁までの幅を版胴の最大移動幅より
も大きく設定した構成では、通常、インキローラーの幅
はその孔版印刷装置で印刷可能な最大サイズの印刷用紙
幅と対応しているため、版胴自体の幅が大きくなってし
まい装置全体が大型化してしまうと共に、他の孔版印刷
装置との版胴の互換性がなくなってしまうという問題点
がある。また、多孔性支持板の端縁位置外面に堰部材を
設けた構成では、多孔性支持板からの脇漏れの発生は防
止できるが、上述したように多孔性支持板の外周面には
メッシュスクリーンが巻装されており、このメッシュス
クリーン端部からの脇漏れを防止することはできない。
本発明は、上記問題点を解決し、軸方向への移動が可能
であると共に、装置を大型化することなく、かつ、多孔
性支持板及びメッシュスクリーンからの脇漏れの発生を
確実に防止することが可能な版胴を備えた孔版印刷装置
の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
開口部及び前記開口部の両側部に設けられた非開口部を
有する多孔性支持板と前記多孔性支持板の外周面に巻装
されたメッシュスクリーンとを具備する版胴と、前記版
胴の外周面とで印刷用紙を挟持する印刷手段と、前記版
胴の内部に設けられ前記多孔性支持板の内面にインキを
供給するインキ供給手段とを備え、前記版胴に製版済み
のマスタを巻装した後に前記版胴と前記印刷手段とで印
刷用紙を挟持し、前記マスタの穿孔部よりインキを滲出
させて印刷を行う孔版印刷装置において、前記多孔性支
持板を前記版胴の軸方向に移動可能とすると共に、前記
版胴の両側端部近傍であって前記非開口部と対応し、か
つ、前記メッシュスクリーンの側縁部の外側に位置する
部位に、前記メッシュスクリーンよりも厚く形成された
堰部材を有することを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の孔
版印刷装置において、さらに、前記堰部材はその端面が
前記非開口部よりほぼ垂直に立ち上げ形成されているこ
とを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1または請
求項2記載の孔版印刷装置において、さらに、前記堰部
材が樹脂製の薄板であることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の発明は、請求項1、請求項
2または請求項3記載の孔版印刷装置において、さら
に、前記堰部材と前記非開口部との間に配設され、前記
メッシュスクリーンの側縁部が載置される、前記堰部材
とは異なる他の堰部材を有することを特徴とする。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1の実施例を採用した孔
版印刷装置の要部概略正面図である。同図において孔版
印刷装置1は、製版搬送部2と印刷部3とを有してい
る。製版部2は、マスタ4をロール状に巻装したマスタ
ロール4aの芯材4bを回転自在かつ着脱自在に支持す
る図示しないホルダー手段、プラテンローラー5、サー
マルヘッド6、マスタ搬送ローラー対7、切断手段8、
マスタガイド板9等を有している。マスタ4は、厚み1
〜3μm程度の熱可塑性樹脂フィルムと和紙からなる多
孔性支持体とを貼り合わせて構成されている。プラテン
ローラー5は製版搬送部2の図示しない側板間に回転自
在に支持されており、図示しないステッピングモーター
によって図1の時計回り方向に回転駆動される。図示し
ない付勢手段によってプラテンローラー5に圧接された
サーマルヘッド6は複数の発熱素子を有しており、この
発熱素子が選択的に発熱することによりマスタ4の熱可
塑性樹脂フィルム面を加熱溶融穿孔製版する。プラテン
ローラー5のマスタ搬送方向下流側に配設されたマスタ
搬送ローラー対7は、図示しない駆動手段によって図1
の時計回り方向に回転駆動される駆動ローラー7a及び
これに所定の圧力で圧接配置された従動ローラー7bか
ら構成されており、プラテンローラー5よりも若干速い
速度でマスタ4を搬送するように駆動ローラー7aの回
転周速度が設定されている。マスタ搬送ローラー対7の
マスタ搬送方向下流側には切断手段8が配設されてい
る。切断手段8は固定刃8aに対して可動刃8bが回転
移動してマスタ4を切断する。切断手段8のマスタ搬送
方向下流側にはマスタ4を案内するマスタガイド板9が
固設されている。
【0013】製版搬送部2の右下方には印刷部3が配設
されている。印刷部3は、版胴10と、版胴10の下方
に版胴10に対して接離自在に設けられた印刷手段とし
てのプレスローラー11とを有しており、版胴10の右
方には図示しない給紙部から給送される印刷用紙Pを所
定のタイミングで版胴10とプレスローラ11との間に
給送するレジストローラ対12が設けられている。プレ
スローラー11は図示しない一対のアーム部材間に回転
自在に支持されており、図示しないアーム部材が図示し
ない揺動手段によって揺動されることにより、所定の圧
接力で版胴10の外周面に対して圧接離間自在に設けら
れている。
【0014】版胴10は、図2に示すように、多孔性支
持板10aとメッシュスクリーン10bとを有してお
り、インキ供給パイプを兼ねた支軸14に回転自在に支
持されている。多孔性支持板10aはステンレス等の金
属板からなり、電鋳加工によって複数の貫通孔からなる
開口部10cを形成されている。開口部10cの版胴軸
方向における長さは、後述するインキローラー15の幅
よりもやや大きくなるように設定されている。メッシュ
スクリーン10bは細い樹脂(太さ50μm程度)を編
み込んだ網体によって形成されており、多孔性支持板1
0aの外周面上の開口部10cと対応する部位に、本実
施例においては2層にわたって巻装されている。なお、
メッシュスクリーンとしては樹脂製のものに限られず、
金属製のものを用いてもよく、また、多孔性支持板10
aの外周面上に1層のみあるいは3層以上巻装されてい
てもよい。
【0015】版胴10の内部には、図1に示すようにイ
ンキ供給手段13が配設されている。インキ供給手段1
3は、版胴10の外部に設けられた図示しないインキパ
ックから図示しないポンプによって吸引されたインキを
版胴10の内部に導入する支軸14、支軸14から供給
されたインキを多孔性支持板10aの内周面に供給する
インキローラー15、インキローラー15との間に僅か
な隙間をもって配設されたドクターローラー16等から
主に構成されている。支軸14には、図示しないインキ
パックからのインキを版胴10の内部に供給するための
複数の供給孔14aが形成されており、この供給孔14
aから滴下したインキがインキローラー15とドクター
ローラー16との近接部に形成された楔状空間に溜ま
り、インキ溜まり17が形成されている。インキ溜まり
17のインキはインキローラー15及びドクターローラ
ー16の回転によって混練され、ドクターローラー16
によってその層厚を規制されつつインキローラー15の
表面に供給される。インキローラー15が保持したイン
キは多孔性支持板10aの内周面に供給される。
【0016】多孔性支持板10aの開口部10cを除い
た円周方向の部位である非開口部10dには、多孔性支
持板10aの一母線に沿って形成された平面を含むステ
ージ部18が配設されている。磁性体で形成されたステ
ージ部18上には、ステージ部18との間でマスタ4の
先端部を挟持するクランパー19が回動自在に配設され
ている。クランパー19はステージ部18に磁着するマ
グネットを有しており、図示しない開閉装置によって版
胴10が所定位置に達したときに開閉される。
【0017】多孔性支持板10aは、図3に示すよう
に、支軸14に回転自在に支持された一対のフランジ2
0(一方のみ図示)の外周面に取り付けられており、版
胴10は図示しない版胴駆動手段によって図1において
時計回り方向に回転駆動される。支軸14は一対の本体
側板21(一方のみ図示)に支持されており、多孔性支
持板10a内部の支軸14には一対のインキローラー側
板22(一方のみ図示)がインキローラー15の幅より
も僅かに大きい間隔で取り付けられている。各インキロ
ーラー側板22間にはインキローラー15が両端部に設
けられた各軸部15aにおいて回転自在に支持されてお
り、インキローラー15は図示しないギヤやベルト等の
駆動力伝達手段によって版胴駆動手段からの駆動力を伝
達され、版胴10と同方向に回転駆動される。なお、図
3には示していないがドクターローラー16も各インキ
ローラー側板22間に回転自在に支持されており、図示
しない駆動力伝達手段によって版胴駆動手段からの駆動
力を伝達され、版胴10と逆方向に回転駆動される。
【0018】支軸14の左側端部近傍であって本体側板
21の内側に位置する部位にはねじ部14bが形成され
ており、このねじ部14bには外周部にギヤ部23aを
有する鍔付ブッシュ状のボスギヤ23が螺合されてい
る。フランジ20は軸受24を介してボスギヤ23に支
持されており、これにより多孔性支持板10aはボスギ
ヤ23と一体的に軸方向(図において左右方向)に移動
可能であると共に、ボスギヤ23に対して回転自在に構
成されている。ギヤ部23aには、本体側板21に取り
付けられたモーター25の出力軸25aに固着されたピ
ニオン26が噛合している。モーター25にはパルスエ
ンコーダーが内蔵されており、その回転角度に応じた信
号を発生する。上述のねじ部14b、ボスギヤ23、モ
ーター25、ピニオン26によって多孔性支持板10a
を軸方向に移動させる手段が構成されている。
【0019】多孔性支持板10aの外周面上であってメ
ッシュスクリーン10bの両側縁部の外側には、開口部
10c及びメッシュスクリーン10bから滲出したイン
キが版胴10の両側端部からはみ出る脇漏れを防止する
ための堰部材27が配設されている。堰部材27は、図
4、図5に示すように、版胴10の両側端部近傍であっ
て多孔性支持板10aの非開口部10dの円周方向に、
その内側の側縁27aがメッシュスクリーン10bの側
縁とそれぞれ当接する態様で配設されている。ポリエチ
レンテレフタレート等の薄板からなる堰部材27はその
厚みがメッシュスクリーン10bの厚みよりも大きく
(本実施例ではメッシュスクリーン10bの厚みが0.
2mmであるので堰部材27の厚みは0.3〜0.4m
m程度)形成されており、非開口部10dに接着固定さ
れている。堰部材27は、内側の側縁27aが非開口部
10dに対してほぼ垂直となるように形成されている。
なお、本実施例ではメッシュスクリーン10bの側縁と
堰部材27の内側の側縁27aとを接触させて配置する
構成としたが、両者は必ずしも接触していなくともよ
い。また堰部材27としては、例示した樹脂製のものの
他にも金属製やゴム製等のものを用いてもよいが、樹脂
製のものを用いることにより、加工性の向上と低コスト
化とを図ることができる。
【0020】孔版印刷装置1の内部には、孔版印刷装置
1の動作を制御する制御手段28が設けられており、多
孔性支持板10aの左右移動も制御手段28によって制
御される。CPU、ROM、RAM等を有する周知のマ
イクロコンピューターからなる制御手段28には、図示
しない操作パネルに設けられた左右調整量設定手段から
の左右移動指令、多孔性支持板10aの左右方向のホー
ムポジションを検知する位置センサーからの位置信号、
製版動作を開始させる製版指令等が入力される。制御手
段28はモータードライバー等の駆動装置に動作信号を
出力し、モーター25等を作動させる。この制御手段2
8を有する孔版印刷装置1の制御部のブロック図を図6
に示す。
【0021】上述した孔版印刷装置1の動作を以下に説
明する。図示しない読取部に原稿がセットされ、図示し
ない操作パネル上の製版スタートキーが押下されると、
制御手段28は位置センサーからの情報に基づいて多孔
性支持板10aがホームポジションに位置するまでモー
ター25を駆動する。多孔性支持板10aがホームポジ
ションに位置するとモーター25は停止される。多孔性
支持板10aがホームポジションに位置決めされると、
図示しない版胴駆動手段が作動して版胴10が回転を開
始し、版胴10上に巻装されている図示しない前版のマ
スタが図示しない排版装置により剥離されて廃棄され
る。排版後、版胴10はクランパー19が略真上に位置
する給版待機位置まで回転して停止し、その後、図示し
ない開閉装置によりクランパー19が開放されて版胴1
0は給版待機状態となる。
【0022】版胴10が給版待機状態となると製版動作
が行われる。クランパー19が開放された後にプラテン
ローラー5が回転駆動され、マスタロール4aよりマス
タ4が引き出される。引き出されたマスタ4は、サーマ
ルヘッド6を通過する際に読み取られた画像情報に応じ
て選択的に加熱する発熱素子によって、その熱可塑性樹
脂フィルム面を穿孔製版される。製版されたマスタ4
は、プラテンローラー5の周速度よりも若干早い周速度
で回転駆動しているマスタ搬送ローラー対7により、プ
ラテンローラー5との間で所定の張力を付与されつつ搬
送される。マスタガイド板9に案内され、マスタ4の先
端がステージ部18とクランパー19との間の所定位置
まで達したことを、プラテンローラー5を回転駆動する
図示しないステッピングモーターのステップ数より制御
手段28が確認すると、図示しない開閉手段が作動して
クランパー19が閉じられると共に、版胴駆動手段が作
動して版胴10がマスタ4の搬送速度とほぼ同じ周速度
で再度回転を開始し、製版されたマスタ4の版胴10へ
の巻装動作が行われる。そして、プラテンローラー5を
駆動する図示しないステッピングモーターのステップ数
より、1版分の製版が完了したと制御手段28が判断す
ると、切断手段8が作動してマスタ4が切断されると共
に、プラテンローラー5及びマスタ搬送ローラー対7の
作動が停止される。切断されたマスタ4は版胴10の回
転によって引き出され、巻装動作が完了する。
【0023】巻装動作完了後、図示しない給紙装置より
1枚の印刷用紙Pが給送される。給送された印刷用紙P
は、レジストローラー対12によって先端部を挟持され
た後、所定のタイミングで版胴10とプレスローラー1
1との間に向けて給送される。印刷用紙Pが所定位置に
達すると図示しない揺動手段が作動し、プレスローラー
11が所定の圧接力で版胴10の外周面に対して圧接さ
れる。この圧接により、インキ供給手段13から多孔性
支持板10bの内面に供給されたインキが、開口部10
c、メッシュスクリーン10b、マスタ4の穿孔部を介
して印刷用紙Pに転移されると共にマスタ4の多孔性支
持体に充填され、マスタ4とメッシュスクリーン10b
とが密着する、いわゆる版付けが行われる。インキを転
移された印刷用紙Pは、図示しない剥離爪によって版胴
10の外周面上より剥離され、図示しない排紙搬送部材
によって搬送された後、機外に設けられた図示しない排
紙トレイ上に排出される。
【0024】この版付け時において、印刷用紙P上の画
像位置をチェックし、天地方向でのずれがある場合には
図示しない操作パネル上のキーを操作することにより、
版胴10に対する印刷用紙Pの給送タイミングが変更さ
れる。また、左右方向でのずれがある場合にはオペレー
ターにより左右調整量設定手段で調整量が設定され、こ
の調整量に応じて制御手段28がモーター25を作動さ
せ、多孔性支持板10aを左右方向に移動させる。その
後、オペレーターにより図示しない操作パネル上の試し
刷りキーが押されると、図示しない給紙装置より1枚の
印刷用紙Pが給送される。給送された印刷用紙Pは、レ
ジストローラー対12によって先端部を挟持された後、
所定のタイミングで版付け時よりも高速で回転している
版胴10とプレスローラー11との間に向けて給送され
る。給送された印刷用紙Pはプレスローラー11により
版胴10の外周面に対して圧接されてインキを転移され
た後、図示しない排紙トレイ上に排出される。この試し
刷りにより印刷用紙P上の画像位置を再チェックし、ず
れがある場合には調整が行われた後に再度試し刷りが行
われる。画像位置が所定の位置であると確認されると、
印刷動作が行われる。オペレーターは図示しない操作パ
ネル上のテンキーを用いて印刷枚数を入力した後、印刷
スタートキーを押下する。印刷スタートキーが押下され
ると、図示しない給紙装置より印刷用紙Pが連続的に給
送され、給送された印刷用紙Pは所定のタイミングで次
々と版胴10とプレスローラー11との間に向けて給送
されて印刷画像を転写される。そして、設定された枚数
の印刷が終了すると、各部の作動が停止されて孔版印刷
装置1は待機状態となる。
【0025】上述の多孔性支持板10aの移動時におけ
る版付け時、試し刷り時、印刷時において、図7に示す
ように、多孔性支持板10aの非開口部10dがメッシ
ュスクリーン10bを介してインキローラー15とプレ
スローラー11とによって押圧力を受ける場合がある。
このとき、印刷用紙P(図示せず)に転移されなかった
余剰インキは、非開口部10d上及びこれに対応したメ
ッシュスクリーン10b上を押し延ばされる形で外方
(図において左方)に向けて移動するが、メッシュスク
リーン10bよりも厚い堰部材27が設けられているの
で、余剰インキ29は図8に示すように堰部材27の内
側の側縁27aで堰き止められて外方への移動を規制さ
れ、脇漏れの発生が防止される。このとき、内側の側縁
27aが非開口部10dに対してほぼ垂直面を構成して
いるので、余剰インキ29の流れを多孔性支持板10a
に沿う方向から直角に変更することができ、余剰インキ
29の押し延ばし作用を消失させて脇漏れの発生を効果
的に防止することができる。
【0026】図9は、本発明の第2の実施例を示してい
る。この第2の実施例は、第1の実施例と比較すると、
多孔性支持板10aの非開口部10dと堰部材27との
間に、他の堰部材としての第2堰部材30を配設した点
においてのみ相違しており、他の構成は同一である。堰
部材27と同じ材質で構成された第2堰部材30は、そ
の内側の側縁30aが非開口部10d上に位置するよう
に、多孔性支持板10aに接着等の方法によって固定さ
れている。第2堰部材30の内側縁側端部上にはメッシ
ュスクリーン10bの側縁部が載置されており、その外
側には堰部材27が配設されている。堰部材27は第2
堰部材30に接着等の方法によって固定されている。こ
のような構成とすることにより、多孔性支持板10aの
開口部10cから滲出した余剰インキは第2堰部材30
の内側の側縁30aによって堰き止められ、メッシュス
クリーン10bから滲出した余剰インキは堰部材27の
内側の側縁27aによって堰き止められることとなり、
第1の実施例と同様の作用効果を得ることができる。ま
た、多孔性支持板10aとメッシュスクリーン10bと
の間に空隙部31が形成され、この空隙部31はプレス
ローラー11によってメッシュスクリーン10bが多孔
性支持板10aに押圧された際においても変形した状態
で存在するので、この空隙部31に余剰インキを溜める
ことができ、脇漏れの発生を効果的に防止することがで
きる。
【0027】上記各実施例では印刷手段として版胴10
に対して接離自在なプレスローラー11を用いた例を示
したが、印刷手段として、版胴10と同径であり版胴1
0と同期して回転可能な圧胴、インキローラーが多孔性
支持板を膨出させる版胴に対して接離自在に設けられた
印刷ローラー等を用いてもよい。
【0028】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、メッシュ
スクリーンよりも厚い堰部材が設けられているので、余
剰インキは堰部材の端面で堰き止められて外方への移動
を規制され、脇漏れの発生が防止される。
【0029】請求項2記載の発明によれば、堰部材の端
面が多孔性支持板の非開口部に対してほぼ垂直面を構成
しているので、余剰インキの流れを多孔性支持板に沿う
方向から直角に変更することができ、余剰インキの押し
延ばし作用を消失させて脇漏れの発生を効果的に防止す
ることができる。
【0030】請求項3記載の発明によれば、堰部材とし
て樹脂製のものを用いることにより、加工性の向上と低
コスト化とを図ることができる。
【0031】請求項4記載の発明によれば、多孔性支持
板とメッシュスクリーンとの間に空隙部が形成され、こ
の空隙部は印刷手段によってメッシュスクリーンが多孔
性支持板に押圧された際においても変形した状態で存在
するので、この空隙部に余剰インキを溜めることがで
き、脇漏れの発生を効果的に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を採用した孔版印刷装置
の要部概略正面図である。
【図2】本発明の第1及び第2の実施例に用いられる版
胴を説明する概略図である。
【図3】本発明の第1の実施例に用いられる多孔性支持
板の左右移動機構及び印刷手段及び堰部材を示す部分断
面図である。
【図4】本発明の第1の実施例に用いられる堰部材を説
明する概略図である。
【図5】本発明の第1の実施例に用いられる堰部材を説
明する斜視図である。
【図6】本発明の第1及び第2の実施例に用いられる制
御手段のブロック図である。
【図7】本発明の第1の実施例を説明する概略図であ
る。
【図8】本発明の第1の実施例における余剰インキの挙
動を説明する概略図である。
【図9】本発明の第2の実施例を説明する概略図であ
る。
【符号の説明】
1 孔版印刷装置 4 マスタ 10 版胴 10a 多孔性支持板 10b メッシュスクリーン 10c 開口部 10d 非開口部 11 印刷手段(プレスローラー) 13 インキ供給手段 27 堰部材 27a 堰部材の端面(内側の側縁) 30 他の堰部材(第2堰部材) P 印刷用紙

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部及び前記開口部の両側部に設けられ
    た非開口部を有する多孔性支持板と前記多孔性支持板の
    外周面に巻装されたメッシュスクリーンとを具備する版
    胴と、前記版胴の外周面とで印刷用紙を挟持する印刷手
    段と、前記版胴の内部に設けられ前記多孔性支持板の内
    面にインキを供給するインキ供給手段とを備え、前記版
    胴に製版済みのマスタを巻装した後に前記版胴と前記印
    刷手段とで印刷用紙を挟持し、前記マスタの穿孔部より
    インキを滲出させて印刷を行う孔版印刷装置において、 前記多孔性支持板を前記版胴の軸方向に移動可能とする
    と共に、前記版胴の両側端部近傍であって前記非開口部
    と対応し、かつ、前記メッシュスクリーンの側縁部の外
    側に位置する部位に、前記メッシュスクリーンよりも厚
    く形成された堰部材を有することを特徴とする孔版印刷
    装置。
  2. 【請求項2】前記堰部材は、その端面が前記非開口部よ
    りほぼ垂直に立ち上げ形成されていることを特徴とする
    請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 【請求項3】前記堰部材が樹脂製の薄板であることを特
    徴とする請求項1または請求項2記載の孔版印刷装置。
  4. 【請求項4】前記堰部材と前記非開口部との間に配設さ
    れ、前記メッシュスクリーンの側縁部が載置される、前
    記堰部材とは異なる他の堰部材を有することを特徴とす
    る請求項1、請求項2または請求項3記載の孔版印刷装
    置。
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