JP2009012216A - 孔版印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】製版手段130により1版分の長さ内に第1の画像と第2の画像が製版されたマスタ8を、多孔性円筒状の版胴1の外周面に巻装し、版胴1に対して押圧部材15により版胴の第1面8Aに用紙を押圧して片面印刷を行うとともに同用紙を版胴下方に配備された再給紙手段190により反転した用紙45を第2面8Bに押圧部材15により押圧して他面印刷を行う孔版印刷装置において、再給紙手段190の用紙搬送装置55には搬送方向Fと直交する方向の位置を規制する一対のガイド部材50,51が配備され、用紙を搬送方向Fに送る一対の搬送ローラ前後40,41には搬送ベルト42が用紙の搬送方向に対して僅かに傾いた状態で張設される。
【選択図】図2
Description
ここで用いる孔版マスタは熱可塑性樹脂フィルムと多孔質支持体の和紙繊維とか合成繊維、あるいは和紙と合成繊維を混抄したものを貼り合わせたラミネート構造をなすものが利用されている。この版胴に巻着されるマスタは、サーマルヘッドの発熱素子に接触することで、原稿画像に応じた穿孔製版が成され、このマスタ穿孔部より版胴開孔部通過のインキを滲み出させて、用紙に印刷を行っている。
なお、特開平6−48014号公報(特許文献1)には、孔版印刷用原紙からインクを押し出してインク受容体上に転写し、さらに被印刷体に転写して印刷することで、用紙に対して適正な量のインクを転移させることができる孔版印刷装置が開示される。
そこで二つの版胴を対向させて印刷を行う等の方法で、ワンパスで両面に印刷できる装置の提案が望まれているが、装置が大型化することや、片面印刷時には片側の版胴からのインキ転位を防ぐために、無製版マスタを巻着しておく等の制約が有り、このような条件下ではマスタが余計に無駄に消費されると共に操作が面倒であった。
例えば、特開2003−200645号公報(特許文献3)には、1版分の長さ内に第1の画像と第2の画像が印刷用紙の搬送方向に並べて製版されたマスタを印刷ドラムの外周面に巻装し、プレスローラの印刷ドラムに対する押圧タイミングを制御しながら、表面印刷済みの印刷用紙を排出方向切換え手段により再給紙手段へ案内し、再給紙手段によりプレスローラの周面に沿って反転させて再給紙し、裏面印刷を終えた後排出する方式の両面印刷装置が提案されている。
このような、両面印刷を行う場合、表面印刷済みの印刷用紙を排出方向切換え手段により再給紙手段へ再度搬送する必要がある。この再給紙手段における用紙搬送や、通常の排紙に使用される搬送手段としては、例えば、特開昭60−148864号公報(特許文献4)に開示されるように、ローラ間にベルトを張設してファンなどで吸引しながら搬送する排紙搬送装置が用いられ、これによって、用紙がプレスローラの周面に沿って反転させて再給紙され、あるいは、排紙トレイに送出されている。
また1個の版胴で表裏を連続的に反転しながら印刷を行う方式であるため、反転側の画像位置のみを搬送方向と直行する方向に切換え変更することは、操作し難い構成となっているといった問題がある。
装置本体100のほぼ中央に配置された印刷部120は、印刷ドラムを成す版胴1と押圧手段180としてのプレスローラ15とを有している。版胴1は装置本体100に回転自在に支持されており、図示しない版胴駆動手段によって回転駆動される。版胴1はその外周面に開閉自在なクランパ7を有しており、両面印刷時において版胴1の外周面には製版部130で製版された分割製版済みマスタ8(図3参照)が巻装される。分割製版済みマスタ8には表面画像に応じた第1製版画像(第1面8A画像)と、裏面画像に応じた第2製版画像(第2面8B画像)が形成されており、第1面8Aと第2面8B間には未製版部分8Cが形成されている。
版胴1の左側上部には、画像情報に基づいてマスタ8を製版する製版部130が配設されている。製版部130において、マスタ8はマスタロール8aとして巻成されており、図示しないホルダ手段によりそのロール芯8bを回転可能に支持している。
マスタ8は図示しない製版側板に回転自在に支持されたプラテンローラ9に、無数の発熱素子を有するサーマルヘッド10により押圧されている。図示しないステッピングモータによりプラテンローラ9が時計回り方向に回転駆動されることにより、マスタ8がマスタロール8aより繰り出されるようになっている。
搬送ローラ対12の上流側には、製版されたマスタ8を適当な長さに切断するカッタ11が設けられている。カッタ11は、上刃11aと、下刃11bから構成されるギロチンタイプである。カッタとしては回転刃移動タイプ等のものでもよい。なお、図示しない製版側板間に固定され、マスタ8の先端を案内するマスタガイド板13を備える。これらが製版部130を構成している。
画像読取部170により読み取られた原稿の画像情報は図示しない制御手段(例えば両面印刷装置のメインコントローラ)へ送られる。この画像情報に基づいて制御手段により製版部130のサーマルヘッド10が駆動され、発熱素子に通電されて加熱穿孔製版が行われる。図示しない制御手段には通常の片面印刷か両面を印刷するかの指令がオペレータにより図示しない操作パネルにより適時に入力される。
版胴1の内部には、インキパイプ5に固定された図示しない側板により、インキローラ軸を回転自在に支持されたインキローラ2が設けられており、インキローラ2は図示しない駆動伝達手段(ギア、ベルト等)により版胴1と同期して同方向に回転駆動される。インキローラ2の外周面と僅かに隙間を設けてドクタローラ3が設けられており、該ドクタローラ3によってインキローラ2とドクタローラ3との間の楔状空間に形成されるインキ溜まり4のインキがインキローラ2の外表面に薄膜状に供給される。
版胴1はインキが通過可能な開孔部1aと、非開孔部1bを有している。非開孔部1bの表面には、版胴1の回転中心線に対して平行状態で、磁性体で形成されたステージ6が設けられている。ステージ6と平行にクランパ軸7aが回動可能に支持され、クランパ軸7aにはクランパ7が一体に固定されている。クランパ7は図示しない開閉装置により所定位置で開閉される。
版胴1は、装置本体100に対して、自身の軸線方向にインキパック等と一体で、すなわち1つのユニットとして着脱可能に設けられているとともに、図示しない版胴軸方向移動手段により軸線方向に移動調整自在に設けられている。
版胴1の下側には、版胴1に対して接離自在な押圧手段180が配設されている。
図2に示すように、アーム210のアーム軸16aに対して下端側には回転自在なカムフォロア160が設けられている。カムフォロア160は図示しない装置本体側板に回転自在に支持されている複数のカム211に、スプリング212等により当接するように付勢さている。複数のカム211は図示しない駆動手段により版胴1と同期して回転し、プレスローラ15を所定の位置で版胴1に当接したり、離間させるように機能する。
ここでは複数のカム210を切換えて、第1面8A、第2面8B、全体のように押圧範囲を切換えるような方式が採用されている。プレスローラ15は版胴1と略同じ周速度で版胴1と反対方向に回転駆動される。すなわち、上述した特許文献3に記載の方式と同様に、カムによりプレスローラ15による印圧範囲を切換えるようになっている。
プレスローラ15の外表面にはオフセット印刷機などで印刷物の汚れ防止等に用いられているガラスビーズ等が均一に形成されており、版胴1の表面と接触した場合や、後述する印刷された用紙45の画像面のインキなどによる汚れが極力少なくなるようになっている。
ここで、排紙搬送装置38の左側には排紙された用紙45を積載する排紙トレイ123が配備される。
図1,2に示すように、排紙搬送装置38の下部には再給紙手段190が配備される。再給紙手段190は再給紙用ガイド手段200と用紙搬送装置としての搬送装置下部55とガイド部240とを備える。
ここで再給紙用ガイド手段200は、図2に示すように、片面印刷済みの印刷用紙45Aの先端部を一時的に保持する移動ガイド81と、該移動ガイド81を往復移動させるベルト送り機構からなる往復駆動機構82(図2中には2点鎖線で概略的に表示した)を有している。
移動ガイド81は往復駆動機構82により駆動(往復移動)される移動ブラケット83と、該移動ブラケット83に印刷用紙45Aの給紙方向と直交する方向に設けられた保持部材84を有している。
このような保持部材84は、表面印刷済み用紙45Aの先端部を挟持し、載置するための挟持台84a(移動ブラケット83に重ねて結合される)と、表面印刷済み用紙45Aの先端部を挟持する開閉自在なクランプ爪84cと、クランプ爪84cの自由端を挟持台84aの上面に押し付ける向きに付勢する図示しないねじりコイルバネと、クランプ爪84cと一体のクランプ軸84dの紙面の奥側に固定された上下に延びる解除レバー84fと、解除レバー84fを解除作動させる移動位置P1と初期位置P2の上下ストッパ84s1,84s2と、から構成される。
移動ガイド81はこれが移動位置P1を占めた時(図2、図3参照)、クランプ爪84cとクランプ軸84dを介して一体の解除レバー84fが上ストッパSt1に当接して一旦開放される。その後、上ストッパSt1より離脱すると表面印刷済み用紙45Aの先端部を挟持するように作動できる。移動ガイド81が初期位置P2に達した時(図2、図4参照)、クランプ爪84cと一体の解除レバー84fが下ストッパSt2に当接して開放され、表面印刷済み用紙45Aを下方の搬送装置下部55上に案内できる。
搬送装置下部55は、本体手前側(図1の正面視)から見て右側の搬送ローラ右40と、左側の搬送ローラ左41と、これら一対の左右の搬送ローラに亘って掛け回された無端状のベルトとしての搬送ベルト42と、搬送ベルト42の表面に印刷用紙45を吸引する吸引ファン43を有している。
搬送装置下部55は略矩形のケーシング551を備え、同ケーシング551が搬送ローラ左41の回転軸411を介して不図示の本体側板側に対して搖動可能に支持される。ケーシング551の搖動端側の左右側壁側の突き出しピン553(図6参照)は左右一対のアーム16の長穴161に係合される。これにより、搬送装置下部55は版胴1に対するプレスローラ15の離接動作と連動して、即ち、アーム16に連動して、搬送ローラ左41の回転軸411を支点に搬送ローラ右40を上下方向に揺動(移動)切換えできる。
図6に示すように、搬送装置下部55のケーシング551には、ガイド部240が付設される。ガイド部240は操作者側から見て搬送装置下部55の手前側と裏側に位置する断面L字形のガイド前後50,51と、そのガイド前後50,51をケーシング551上に摺動可能に支持する前後位置の案内凹部552,553と、各ガイド前後50,51より下方に延びた上で屈曲して延び、互いに対向配備されるラック前後501,511と、ラック前後501,511と互いの中央部で噛合う切換えギヤ52と、切換えギヤ52を駆動する減速ギア及び駆動モータからなる駆動源53(図2参照)とを備える。ここではラック前後501,511とそれらと互いに噛合う切換えギヤ52とから成るラックピニオン機構を用いて用紙45Aの搬送方向Fと直行する方向の位置調整、すなわち、第2面8Bによる用紙45A上の画像位置を調整することとなる。
搬送ベルト42とラック前後501,511との間には図示しない面板が設けられており、吸引状態とかガイド前後50,51の移動範囲や、搬送ローラ前後40、41の回転、移動などに影響しないように必要部分に開口部が設けられた形状になっている。
例えば図7では画像を裏側に5mm移動するように入力されたと仮定すると、ガイド前後50,51が互いに左右に5mm開き、搬送ローラ右40も矢印→方向に5mm程度移動して、搬送ベルト42が表側(図7で右側)に傾斜した状態になるように制御される。その逆に、例えば図8では画像を表側(手前側)に5mm移動するように入力されたと仮定すると、ガイド前後50,51及び搬送ローラ右40も矢印→方向に5mm程度移動して、搬送ベルト42が後側(図8で左側)に傾斜した状態になるように制御される。
両面印刷モードが選択されて、積載されている用紙45のサイズに合わせて、適宜ガイド前後50,51が移動されて設定される。搬送ローラ右40も初期位置(図6の実線位置)で保持される。不図示の給紙トレイセンサにより適合している用紙45が積載されていると判断されている場合に、画像読取部170に原稿がセットされた後にスタート信号(スタートボタン等が押される等)が出されることにより、図示しない駆動モータにより版胴1が回転し、例えば、図1中に破線で示すように、排版部150により使用済みのマスタ8’が版胴1の表面より剥離されて廃棄される。
原稿が画像読取部170に送り出され、まず原稿の第1の画像情報が不図示の制御手段に取り込まれ、第1の画像情報に応じてサーマルヘッド10の発熱素子にパルス状に通電がなされる。サーマルヘッド10が主走査方向に作動するとともに図示しないステッピングモータが回転してプラテンローラ9によりマスタ8を副走査方向に搬送し、マスタ8の感熱フィルムの前半分の製版が開始される。
図示しないステッピングモータのステップ数より、第1面8A(図3参照)の画像の製版が完了したと判断されると、プラテンローラ9、搬送ローラ対12が停止し、次の第2の画像の製版待機状態となる。次に原稿が原稿読取部に自動的にあるいは再セットされ、スタート信号(スタートボタン等が再度押される等)により上記と同様に原稿が原稿読取部に送り出され、残り第2面8Bの製版が同様に行われる。
版胴1ヘのマスタ8の巻装が完了すると、用紙45が一枚だけ給紙コロ37により送り出され、レジストローラ対14でタイミングを取られて版胴1とプレスローラ15との間の印刷ニップ部に向けて搬送される。
図示しない用紙検出手段により印刷用紙45の進入が検知されると、図示しない係止手段が解除されてカム211の回転に沿って、カムフォロア160がカム211の凹部に移動する。
この際、移動ガイド81も待機位置(初期位置P2)から印刷用紙45の先端部を挟持すべく移動位置P1へ向けて斜め上方に移動する。この際、図2に示すように、解除レバー84fが上ストッパSt1に乗り上げ、クランプ爪84cが時計回り方向に回転して開放された状態で待機して停止する。
移動ガイド81が停止する頃に印刷用紙45Aは切換えガイド板23と剥離ファン27により版胴1より剥離され、挟持台84aの下面に案内されてクランプ爪84cとの隙間部に挿入される。
プレスローラ15はカム211の切換え操作に応じて、第1の画像の範囲で押圧した後に版胴1から離間して初期位置に復帰して停止する(図5参照)。用紙45Aは移動ガイド81により搬送され、移動ガイド81が初期位置P2で停止した時に、図2に示すように、解除レバー84fが下ストッパ84s1と当接してクランプ爪84cが時計回り方向に回動することで開放される。
用紙45Aは、搬送手段55の吸引ファン43により搬送ベルト42に吸引固定され、搬送ベルト42が時計回り方向に回転して印刷用紙45Aの端面をプレスローラ15とコロ17のニップ部に近接した所定位置まで搬送して停止する。
この際、用紙45の側縁部はガイド板表裏50,51により斜行状態が矯正されながら搬送される。
この時プレスローラ15もカム211の働きにより第2面8Bにのみ対応した位置で押圧するよう制御される。
用紙45Aはプレスローラ15とローラコロ17のニップ部に挿入され挟時されながら湾曲したローラガイド板18により案内されて、版胴1とプレスローラ15とのニップ部に向けて搬送される。
用紙45Aはプレスローラ15により版胴1に押圧されて、第2面8Bにインキを充填する版付けが行われる。用紙45Aは版胴1に近接離間する排紙爪26と剥離ファン27により版胴1より剥離されて、排紙ベルト21に吸着搬送されて排紙トレイ123に排出される。
第1面8Aの搬送方向Fと直交する方向の画像移動は、版胴1を支持する不図示の版胴支持ユニットを版胴1の軸線方向に移動させることで行うことが出来る。
第1面8Aの搬送方向F(用紙の進行方向)の移動は用紙45の搬送タイミングを不図示の操作パネルの入力操作によって変更することで行われる。
第2面8Bの搬送方向Fと直交する方向の画像移動は、手前(表)側で有れば図7、図8のように移動する。このとき、第1面8Aで設定された版胴1の移動量を加味して、第2面8Bの移動量が設定される。
このように用紙45Aをその搬送方向Fに対して真っ直ぐに修正することができるようになるので、用紙の縦レジストの悪化が防止され、第2面8Bの画像位置がズレを生じてしまう、などの不具合が発生しないようにできる。
更に、図1の孔版印刷装置では、画像位置設定値に応じて用紙の端部を規制するガイド前後50、51を切換え動作させると共に、搬送ローラ40,41を同様に移動させることで搬送ベルト42を傾け、用紙を斜めに移動搬送させて位置あわせするように構成したので、第2面8Bの用紙45Aの搬送方向Fと直交する方向への画像移動を確実に簡単に行える。
図9に基づいて第2の実施形態を説明する。
図9には本発明の第2実施形態である孔版印刷装置で採用される搬送装置下部55aを示す。
この搬送装置下部55は、用紙45の搬送方向Fにおいて、前方の搬送ローラ右40と、後方の搬送ローラ左41と、これらローラ間に掛け回された無端状のベルトとしての搬送ベルト42と、搬送ベルト42の表面に印刷用紙45を吸引する吸引ファン43を有している。搬送装置下部55は略矩形のケーシング551と、不図示の本体側板側に対して搖動可能に支持される搬送ローラ左41の回転軸411と、ケーシング551の搖動端側を左右一対のアーム16の長穴161に係合する突き出しピン553とを備え、アーム16に連動して、搬送ローラ左41の回転軸411を支点に搬送ローラ右40を上下方向に揺動する構成を採る。更に、搬送ローラ左41の回転軸411には不図示の駆動源からの回転力がギア列57を介して伝達されている。
このガイド部240は操作者側から見て搬送装置下部55aの手前側と裏側に位置する断面L字形のガイド前後50,51と、そのガイド前後50,51をケーシング551a上で摺動可能に支持する前後位置の案内凹部552,553と、各ガイド前後50,51より下方に延びた上で屈曲して延び、互いの押圧部が対向配備される連動部材前後502,512と、搬送ローラ右40の回転軸401の中央に軸方向に連動し回転自在に保持されたスライダ60と、を備える。
スライダ60は回転軸401に枢支されると共に軸方向に連動する枢支部601と、それより搬送方向Fの後方に延びる延出部602と、延出部の先端で押圧部503,513の対向空間に配備されて押圧部を選択的に押圧する係止部603とを備える。
8 マスタ
15 プレスローラ(押圧手段)
23 切換部材
42 搬送ベルト
50,51 ガイド部材
55 搬送装置下部(用紙搬送装置)
120 印刷部
130 製版手段
150 排版部
190 再給紙手段
200 再給紙用ガイド手段
240 ガイド部
a1 第1面
a2 第2面
Claims (5)
- 製版手段により1版分の長さ内に表面印刷用の第1の画像と裏面印刷用の第2の画像が並べて製版されたマスタを、自身の中心軸線廻りに回転自在に支持された多孔性円筒状版胴の外周面に巻装し、前記版胴に対して相対的に接離自在な押圧部材により前記版胴の略前後2分割された第1面に用紙を押圧して片面印刷を行うとともに同用紙を版胴下方に配備された再給紙手段により反転し、前記反転した用紙を前記版胴の第2面に前記押圧部材により押圧して他面印刷を行う孔版印刷装置において、
前記再給紙手段の用紙搬送装置には前記用紙の搬送方向と直交する方向の位置を規制する一対のガイド部材が配備され、前記用紙を搬送方向に送る一対の搬送ローラには搬送ベルトが用紙の搬送方向に対して僅かに傾いた状態で張設されていることを特徴とする孔版印刷装置。 - 請求項1記載の孔版印刷装置において、
前記一対の搬送ローラの片方、又は両方が用紙の進行方向と直行する幅方向に相対的に移動自在に設けられていることを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。 - 請求項2記載の両面印刷装置において、
前記一対のガイド部材は用紙の搬送方向と直交する方向に互いに接離可能に切換え保持されることを特徴とする請求項1又は2記載の孔版印刷装置。 - 請求項1,2又は3に記載の孔版印刷装置において、
前記一対のガイド部材は用紙の搬送方向と直交する方向にラックピニオン機構により切換え保持されることを特徴とする請求項1,2又は3記載の孔版印刷装置。 - 請求項4記載の孔版印刷装置において、
前記一対の搬送ローラの一方の枢軸部材と前記各ガイド部材とは連動部材を介して連結可能に形成され、前記一方の搬送ローラによる用紙の搬送方向と直交する方向への切換えに連動して、前記一対のガイド部材の少なくとも一方が同方向に切換え保持されることを特徴とする請求項1,2又は3記載の孔版印刷装置。
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