JPH063894A - 中間トレイの用紙整合装置 - Google Patents

中間トレイの用紙整合装置

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JPH063894A
JPH063894A JP4180619A JP18061992A JPH063894A JP H063894 A JPH063894 A JP H063894A JP 4180619 A JP4180619 A JP 4180619A JP 18061992 A JP18061992 A JP 18061992A JP H063894 A JPH063894 A JP H063894A
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aligning
belt
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JP4180619A
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Kunihiro Shigeta
国啓 重田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 自動両面複写機の中間トレイに対して、該整
合搬送装置の搬送ベルトにより用紙を搬送する機構を構
成し、整合作用と用紙の搬送・送り出しの動作を容易に
行わせ得るようにする。 【構成】 中間トレイ1に対して整合搬送装置10を配
置し、該搬送ベルトに対して駆動プーリ12と押圧ロー
ラ20との間で搬送ベルトをニップする状態で、搬送ベ
ルトに対する駆動を行うようにする。前記搬送ベルト1
1に対して、トレイ底板に対応する部分では、ローラ部
材15、16による押圧手段を配置し、用紙を搬送ベル
トにより押圧しながらトレイの底板上を摺動させ、スト
ッパ2に係止して整合作用を発揮させる。また、トレイ
上に堆積された用紙に対しては、搬送ベルトを搬出方向
に駆動し、上部のものから順次排出ローラ装置7に向け
て送り出すようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動両面電子写真複写
機等の装置において、片面コピーとして作成された用紙
を一旦収容し、裏面のコピーに向けて送り出すための中
間トレイに関し、特に、中間トレイ内での用紙の整合の
作用を、整合搬送装置により行うとともに、前記用紙の
送り出し作用をも、整合搬送装置を用いて行うように構
成してなる中間トレイの用紙整合装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動両面複写機等の装置においては、給
紙トレイ等から送り出された用紙に対して、通常のコピ
ーモードにより片面コピーを作成し、その用紙を中間ト
レイに一旦収容し、裏面コピーの際に、その片面コピー
の用紙を送り出す機構を設けている。前記自動両面複写
機では、その中間トレイに対して用紙を整合させる手段
を設けておき、裏面のコピーに向けて給紙する際に、用
紙の送り出しの動作を容易に行うことができるようにし
ている。
【0003】前記中間トレイでの用紙の整合を良好に行
うために、例えば、特開昭60−36262号公報等に
示されるように、収容される用紙のサイズに対応させ
て、用紙を案内する機構を設けている。前記従来例に示
される中間トレイでは、中間トレイに対して用紙を排出
する部分に、複数のゲート部材を配置し、用紙のサイズ
に対応させてゲート部材を作動させるようにしている。
そして、中間トレイに収容される用紙の先端部が、トレ
イ内に設けた整合用のローラ部材の作動位置にまで達す
るようにして、該トレイ内での用紙の整合作用を良好な
状態で行うことができる。
【0004】前述したように構成される中間トレイは、
例えば、実開昭63−190246号公報等に示される
ように、電子写真複写機に装備される。そして、一般の
自動両面複写機の場合と同様に、片面コピーとして作成
された用紙を、裏面の複写に向けて給紙し、両面コピー
を容易に作成することができる。また、前記中間トレイ
に収容した用紙に対しては、送り出し側に向けて先端部
を揃えることができるので、該トレイからの給紙の動作
を良好な状態で行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
の中間トレイに用いられる用紙整合機構は、多数の切換
えゲート部材をトレイの上部に配置することや、それ等
のトレイ部材を作動させる手段を設けることが必要であ
り、構造が複雑になるという問題がある。さらに、ゲー
ト部材により中間トレイ内に収容した用紙を、整合ロー
ラ部材を用いてさらに基準位置に整合することが必要と
なり、用紙と搬送部材の配置位置等を正確に設定するこ
とが要求されるために、装置の設計上の問題の他に、装
置の製造コストにも大きな影響が生じている。
【0006】また、前記中間トレイ内での用紙の整合を
行うために、整合ローラ部材を用いる場合に、トレイに
収容される用紙の先端部をストッパーに対して押圧する
状態で、その位置決めを行うようにしている。ところ
が、用紙をトレイ内で移動させながら、整合作用を付与
する際に、その用紙の先端部が、ストッパーに押圧され
て座屈が生じたりすることがある。そこで、前述したよ
うな用紙の先端部の座屈を防止するために、整合ローラ
による搬送力と、用紙の座屈防止用のガイド等を設ける
ことが必要とされている。
【0007】前述したように、整合ローラ装置を用いた
装置に代えて、例えば、特開昭61−183049号公
報等に示されるように、片面コピーをベルト装置により
搬送し、該用紙を位置決めするためのストッパーを、移
動可能に設けることが提案されている。前記ベルトを用
いた装置では、搬送ベルトに対して一定の張力を与えた
状態で、駆動軸との摩擦力によりベルトを駆動する方式
を用いている。
【0008】ところが、前述したように、搬送ベルトに
対して一定の張力を付与する状態にして、駆動機構を構
成している場合には、ベルトの周長公差や、軸間のピッ
チのずれ等が生じた場合に、搬送ベルトの張力が変化す
るので、ベルトのスリップや駆動機構に対する負荷トル
クが増大したりするという問題が発生しやすい。また、
駆動軸の駆動力を正確に搬送ベルトに伝達するために
は、搬送ベルトの張力を大きくする必要があり、駆動機
構に対する負荷トルクが増大するという問題が発生す
る。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述したような整合搬送装置
を用いて中間トレイ内での用紙の整合を行う装置におい
て、搬送ベルトに対する駆動の制御と、用紙の整合の問
題を解消するもので、搬送ベルトに大きな張力を付与し
なくても、駆動力の伝達を良好に行い得るとともに、用
紙の整合の作用を正確に行い得るような中間トレイの用
紙整合装置を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段および作用】本発明は、一
方の面に画像が形成された片面コピーの用紙を受取り、
該用紙の給紙側の先端部を揃えて堆積させ、前記用紙を
裏面のコピーに向けて送り出す機構を備えてなる中間ト
レイに関する。本発明の中間トレイにおいては、用紙を
整合するために整合搬送装置を配置し、前記整合搬送装
置の搬送ベルトの下面とトレイの間で用紙の搬送を行う
機構を構成し、前記搬送ベルトを用紙に押圧するための
ローラ部材を配置し、前記ローラ部材は用紙の搬送長さ
方向に複数箇所に設けるとともに、搬送ベルトにより搬
送される用紙の先端部を係止するストッパを配置してい
る。
【0011】また、前記搬送ベルトは、案内プーリに対
して緩く掛け渡した状態で配置し、該駆動プーリとの摩
擦を得るために、駆動プーリの外側に押圧ローラを配置
し、駆動プーリと押圧ローラとの間で搬送ベルトを押圧
する状態で、搬送ベルトに対する駆動を行い得るように
構成している。さらに、本発明においては、前記搬送ベ
ルトの上面を用紙の搬送部として構成し、搬送ベルトの
駆動プーリによる変曲部に対応させてピンチローラを配
置し、前記搬送ベルトの上面を運ばれてくる用紙を、搬
送ベルトの変曲部にしたがって下方に案内し、トレイ上
に堆積させることができる装置を構成することができ
る。
【0012】前述したように構成したことにより、本発
明の中間トレイの用紙整合装置では、搬送ベルトに対し
て大きな張力を付与しなくても、その駆動を良好に行う
ことができ、駆動機構に余分な負荷トルクが作用するこ
とがなく、駆動機構の構成を簡素化することができる。
また、本発明の中間トレイでは、搬送ベルトにより用紙
を搬送する際に、搬送ベルトに対してローラ部材により
押圧作用を加えることにより、用紙と搬送ベルトとの摩
擦力の制御を容易に行うことができる。そして、トレイ
内で用紙の整合を行う動作も、搬送ベルトのみを用いて
容易に行うことができ、装置の構成を簡素化することが
できる。
【0013】
【実施例】図示される例にしたがって、本発明の中間ト
レイの用紙整合装置を説明する。図1に示される本発明
の中間トレイ1では、従来の自動両面複写機に用いられ
る中間トレイの場合と同様に、その一方の端部に対応さ
せて搬入ローラ装置5を配置し、他方の端部に排出ロー
ラ装置7を配置している。また、前記中間トレイ1に
は、図2に示されるように、搬送ベルト11を用いた整
合搬送装置10を配置しており、該整合搬送装置10
を、中間トレイの長さ方向に対して、所定の角度を持た
せて配置している。
【0014】そして、前記整合搬送装置10により、用
紙をトレイ内で斜め方向に送る作用を発揮させ、その用
紙の先端部をストッパ2に当接させ、側部を基準線4に
沿わせる状態で位置決めして、用紙に対する整合作用を
行わせるようにしている。前記ストッパ2は、用紙が搬
送ベルトにより押圧される範囲の、任意の位置に配置す
ることができるもので、用紙の先端部がストッパ2によ
り停止された状態で、さらに搬送ベルトにより送りの作
用が付与されたとしても、その用紙が座屈を生じたりす
ることがないようにされる。
【0015】前記整合搬送装置10は、図1の側面図に
示されるように、トレイの上部の用紙搬送方向の前後に
配置される駆動プーリ12と従動プーリ13、および、
中間プーリ14とによりその搬送ベルトの上部が支持さ
れ、該搬送ベルト11にテンションを付与しない状態で
配置している。また、搬送ベルト11の下部には、複数
のローラ部材15、16を配置し、該ローラ部材により
搬送ベルトをトレイの底板に向けて押圧させるようにし
ている。さらに、図示される例では、ローラ部材15、
16に対しては、中間プーリ14との間にリンク機構を
介して支持する手段を設け、前記ローラ部材15、16
に対する位置決めを行う。
【0016】なお、前記ローラ部材15、16は、トレ
イ内に用紙が収容される都度、その用紙を押圧する状態
で次第に上昇され、図の仮想線で示される状態になる
が、該ローラ部材の重量により、搬送ベルトを用紙に押
圧する作用を維持できるようにしている。そして、前記
駆動プーリ12の外側に押圧ローラ20を配置し、該押
圧ローラ20により搬送ベルト11を駆動プーリ12に
押圧して、両部材の間でスリップが生じない状態にし、
駆動プーリ12の回転を搬送ベルト11に確実に伝達で
きるように構成している。
【0017】前記ローラ部材により搬送ベルトをトレイ
の底板に押圧する力は、搬送ベルトと用紙との間の摩擦
力と、用紙相互の摩擦力との関係で設定される。例え
ば、用紙の長さ方向全体に亘って、一定の幅で搬送ベル
トにより押圧しながら用紙を搬送する場合には、搬送ベ
ルトによる押圧力を比較的大きな値で設定しても、用紙
が座屈を生じたりせずに、用紙の整合作用を行わせるこ
とができる。
【0018】前述したように構成される整合搬送装置1
0を用い、中間トレイ1内での用紙の整合作用を行う際
には、搬入ローラ装置5によりトレイ内に搬入される用
紙は、切換えゲート6を介して搬送ベルト11の下部に
導入され、その用紙がローラ部材16により押圧される
位置に挿入される。そして、搬送ベルト11と用紙との
摩擦により、トレイの底板に沿って移動され、その用紙
の先端部をストッパ2に突き当てた状態で、その用紙に
対する整合作用が行われる。また、中間トレイに設けた
整合搬送装置では、先に収容された用紙の先端部がスト
ッパ2に係止された状態で、後の用紙に対する搬送作用
を付与することにより、先の用紙と搬送ベルトとの間で
摩擦状態が生じる。しかし、本発明の装置では、用紙は
停止位置に保持され、その用紙にしわが生じたり、座屈
が発生したりすることがない。
【0019】例えば、本発明の装置において、複数枚の
用紙が連続して中間トレイに収容される場合には、搬送
ベルトによりトレイの底板上を摺動される用紙の後端部
が、一定の距離だけ搬送された状態で、その用紙を一旦
停止させる。そして、次の用紙の先端部がその停止して
いる用紙の上に達してから、次の用紙に対する搬送を行
うような駆動方式を用いることができる。そのために、
搬入ローラ装置5の下流部に配置したセンサSは、中間
トレイに収容される用紙の後端部の検知情報を、図示を
省略した制御装置に入力し、その制御装置からの用紙の
後端部の検知情報にもとづいて、搬送ベルトに対する駆
動の制御を行わせるようにすることができる。
【0020】前記搬送作用により、中間トレイに順次収
容される用紙は、その用紙が搬送ベルトにより押圧され
る状態で搬送され、先に収容された下部の用紙に対し
て、用紙相互の間の摩擦力を用いて搬送する。そして、
下部の用紙がストッパ2に突き当てられた状態では、上
部の用紙と搬送ベルトとの摩擦力は、用紙相互の摩擦力
よりも大きいために、上部の用紙に対する搬送作用が継
続され、上部の用紙はベルトにより、所定の位置にまで
搬送される。
【0021】前述したようにして、中間トレイ内での用
紙の整合が終了すると、トレイに堆積される用紙は、そ
の先端部をストッパ2に突き当てた状態で停止される。
その用紙が停止した状態では、用紙の側部は基準線4に
も沿った位置で位置決めが終了している。そして、前述
したようにして、整合作用が行われた用紙を、裏面のコ
ピーに対応させて給紙する場合には、ストッパ2を係止
位置から退避させ、搬送ベルト11を給紙方向に駆動す
る。その際に、堆積されている用紙の上部のものが、搬
送ベルトとの摩擦により先に送り出され、さばき機構を
設けた排出ローラ装置7を介して、電子写真複写機本体
の用紙搬送路に向けて、1枚ずつ搬出される。
【0022】前記図1に示される例とは別に、本発明に
おいては、図3に示すように、整合搬送装置を構成する
ことができる。図3に示される例において、整合搬送装
置10を構成する搬送ベルト11の上部は、プーリ12
〜14により支持され、前記プーリのうち、駆動プーリ
12に対して配置する押圧ローラ20により、駆動プー
リ12に向けて搬送ベルト11を押圧し、駆動を行い得
るようにしている。また、搬送ベルト11の下部の経路
に対応させて、複数のローラ部材15、16……を配置
して、それ等のローラ部材により搬送ベルトの下面を用
紙に対して押圧し、用紙搬送作用を発揮させるようにし
ている。
【0023】そして、トレイに対して連続させて用紙を
収容する場合には、前記図1の場合と同様に、先に収容
された用紙の後端部がセンサSにより検知されて、その
用紙の後端部がL1の位置に達した状態で、搬送ベルト
11に対する駆動を停止させるようにする。その後で、
次の用紙がセンサにより検知され、その用紙の先端部が
ニップ位置Lに達したタイミングを見て、搬送ベルト1
1を駆動し、先の用紙の先端部がストッパ2に係止され
整合作用が行われた後でも、次の用紙が所定の位置に達
するまで、搬送作用が発揮される。したがって、中間ト
レイ1に向けて用紙が順次収容される状態では、搬送ベ
ルトに押圧されて搬送される用紙は、前後の用紙がずれ
を生じている状態で、トレイの底板の上を摺動しながら
搬送され、ストッパに係止される位置で順次停止され、
基準線に沿わせる状態で、用紙に対する整合作用が行わ
れるものとなる。
【0024】図4に示される例では、整合搬送装置10
の上部にも用紙を搬送する機能を設け、搬入ローラ装置
5を介して搬入される用紙が、切換えゲート6の上下に
向けて分岐され得るように構成している。前記図4に示
される例では、搬送ベルト11の上部経路に対応させ
て、用紙を案内するガイド板9を配置している。また、
前記ガイド板9の上を搬送される用紙に対して、ピンチ
ローラ22による押圧部材を配置し、搬送ベルト11を
案内する中間プーリ14等に対して、ローラ部材を併設
している。そして、前記ガイド板9を挟んで上下に配置
するローラ部材の間で用紙をニップする状態で、整合搬
送装置の上部経路に沿って用紙を搬送する作用を発揮さ
せる。
【0025】さらに、前記整合搬送装置10では、搬送
ベルトの駆動プーリ12での変曲部に対応させて、ピン
チローラ21と押圧ローラ20とによる湾曲部案内機構
を配置し、前記案内機構を介して、用紙を搬送ベルトに
よる搬送系統の下部に向けて案内させるようにする。前
述したように、搬送ベルトの上下の部分で用紙を搬送す
る機構を構成する場合には、搬送ベルト11を往復方向
に任意に駆動する機構を、駆動プーリ12に対して設け
ることになる。そして、前記用紙の搬送に対応させるた
めに、トレイには、2つのストッパ2、3をそれぞれ出
没可能に設け、用紙の搬送方向に対応させて、搬入され
る用紙の先端部を係止して停止させるようにする。
【0026】なお、前述したように、整合搬送装置の上
部を介して、用紙の搬送を行う場合には、片面コピーの
画像面が、整合搬送装置の下部を搬送して堆積させる場
合とは異なる状態となる。そこで、本発明においては、
例えば、整合搬送装置の下部に直接用紙を搬入する場合
には、両面コピーに対応させる搬送機構を構成し、整合
搬送装置の上部を通して反転させた状態で、用紙をトレ
イ上に堆積させるモードを設定した場合には、多重コピ
ーに対応させるような機構を構成することもできる。
【0027】また、前述したようにして、中間トレイに
収容された用紙は、前記各実施例の場合と同様に、搬送
ベルト11を給紙方向に駆動することによって、排出ロ
ーラ装置7に向けて送り出し、さばき作用を行って装置
本体の用紙搬送路に向けて給紙する。前述した本発明の
各実施例では、中間トレイに収容された用紙は、後から
収容されたものが、先に送り出されるような機構を構成
している。つまり、トレイに向けて順次収容される用紙
は、先に収容されたものが下側に堆積され、後で収容さ
れた用紙が順次上に収容される状態となり、そのように
して収容された用紙は、搬送ベルトが駆動されて送り出
される際に、上部のものから順次搬出されることにな
る。
【0028】これに対して、図5に示される例では、給
紙トレイの底板に対して給紙ローラ8を配置し、トレイ
上に堆積された用紙の下部のものから、順次搬出する機
構を構成している。前記中間トレイ1では、用紙を係止
保持するために、2つのストッパ2、3を搬送ベルトに
よる押圧範囲内に配置して、搬入ローラ装置5により搬
入される用紙を、搬送ベルト11の上下の任意の搬送面
を介して停止させ、整合作用を発揮させるようにする。
そして、整合された状態で停止保持される用紙を、裏面
の複写に向けて給紙する際には、給紙ローラ8を駆動し
て、トレイ上に堆積された用紙の下部のものから順次送
り出すようにする。
【0029】なお、本発明の装置において、図4または
図5に示されるように、搬送ベルトを往復方向の任意の
方向に駆動して、用紙の搬送を行う場合には、例えば、
図2に示されるように、整合搬送装置の搬送ベルトを斜
め方向に配置していると、用紙の整合作用に支障が生じ
ることが懸念される。そこで、前記搬送ベルトを往復方
向に駆動する場合には、整合搬送装置を搬送方向と平行
に配置する手段を用いる等の手段を構成することができ
る。また、前記整合搬送装置の搬入ローラ装置5側を支
軸を介して設け、整合搬送装置の排出ローラ装置7側を
トレイの幅方向に揺動可能に設けることによって、切換
えゲートの下部を用紙が案内される場合と、切換えゲー
トの上部に用紙が案内される場合とで、整合搬送装置の
位置を変化させる等の手段を用いることができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の中間トレイの用紙整合装置は、
前述したような構成を有するものであるから、中間トレ
イに対して1つの整合搬送装置による搬送機構を配置す
るのみで、用紙の整合作用と、搬送の作用とを容易に行
うことができ、装置の機構を簡素化することができる。
また、本発明の整合搬送装置では、搬送ベルトに対して
大きな張力を付与しなくても、その駆動を良好に行うこ
とができ、駆動機構に余分な負荷トルクが作用すること
がなく、駆動機構の構成を簡素化することができる。さ
らに、本発明の中間トレイでは、搬送ベルトにより用紙
を搬送する際に、搬送ベルトに対してローラ部材により
押圧することにより、用紙と搬送ベルトとの摩擦力を設
定することができるので、その摩擦力の制御を容易に行
うことができる。そして、トレイ内で用紙の整合を行う
動作も、用紙に座屈が生じたりすることを防止しなが
ら、トレイ上に用紙を順次堆積させて整合作用を発揮さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の中間トレイに配置する整合搬送装置
の構成を示す側面図である。
【図2】 トレイと整合搬送装置の関係を示す平面図で
ある。
【図3】 本発明の整合搬送装置の別の実施例の側面図
である。
【図4】 本発明の整合搬送装置の他の実施例の側面図
である。
【図5】 トレイに対して給紙ローラを配置する場合の
側面図である。
【符号の説明】
1 中間トレイ、 2・3 ストッパ、 5 搬
入ローラ装置、6 切換えゲート、 7 排出ロー
ラ装置、 8 給紙ローラ、10 整合搬送装置、
11 搬送ベルト、 12 駆動プーリ、13
従動プーリ、 14 中間プーリ、 15・16
ローラ部材、20 押圧ローラ、 21・22
ピンチローラ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に画像が形成された片面コピー
    の用紙を受取り、用紙の給紙側の先端部を揃えて堆積さ
    せ、前記用紙を裏面のコピーに向けて送り出す機構を備
    えてなる中間トレイにおいて、 前記用紙を整合するために整合搬送装置を配置し、前記
    整合搬送装置の搬送ベルトの下面とトレイの間で用紙の
    搬送を行う機構を構成し、 前記搬送ベルトを駆動する駆動プーリに対して押圧ロー
    ラを配置し、前記押圧ローラと駆動プーリとの間で搬送
    ベルトを挟持する状態で、ベルトを駆動する機構を構成
    し、 前記搬送ベルトを用紙に押圧するためのローラ部材を配
    置し、前記ローラ部材は用紙の搬送長さ方向に複数箇所
    に設けるとともに、 前記中間トレイに設けるストッパを、搬送ベルトにより
    押圧される範囲に設定することを特徴とする中間トレイ
    の用紙整合装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送ベルトの上面を用紙の搬送部と
    して構成し、搬送ベルトの駆動プーリによる変曲部に対
    応させてピンチローラを配置し、 前記搬送ベルトの上面を運ばれてくる用紙を、搬送ベル
    トの変曲部にしたがって下方に案内し、トレイ上に堆積
    させることを特徴とする請求項1に記載の中間トレイの
    用紙整合装置。
JP4180619A 1992-06-16 1992-06-16 中間トレイの用紙整合装置 Pending JPH063894A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5857138A (en) * 1996-01-10 1999-01-05 Mita Industrial Co., Ltd. Image forming apparatus capable of double-sided copying and provided with intermediate tray on which feed direction of copy sheet is inverted
JP2009012216A (ja) * 2007-07-02 2009-01-22 Tohoku Ricoh Co Ltd 孔版印刷装置

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