JPH0543122A - ソーター - Google Patents

ソーター

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JPH0543122A
JPH0543122A JP3234086A JP23408691A JPH0543122A JP H0543122 A JPH0543122 A JP H0543122A JP 3234086 A JP3234086 A JP 3234086A JP 23408691 A JP23408691 A JP 23408691A JP H0543122 A JPH0543122 A JP H0543122A
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JP
Japan
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sheet material
sheet
conveying
delivery unit
sandwiching
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JP3234086A
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Makoto Shimura
真 志村
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Canon Finetech Nisca Inc
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Nisca Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】シート材挟持搬送手段を2個設けたソーターに
おいて、シート材出力装置から送り込まれたシート材を
第2のシート材挟持搬送手段が挟持したら、第2のシー
ト材挟持搬送手段はシート材出力装置の排紙速度を超え
る速度にて移動できるようにし、もって処理速度の向上
を図る。 【構成】シート材出力装置1から排出されたシート材を
第2のシート材挟持搬送手段5に導く所定サイズのシー
ト材より長い搬送路長を有する搬送路19と、この搬送
路19に設けられたワンウエイクラッチが装着されてい
る搬送ローラ22と、搬送ローラ22をシート材出力装
置1のシート排紙速度と略同一のシート材搬送速度で駆
動し、シート材の先端側が第2のシート材挟持搬送手段
5に挟持されると、第2のシート材挟持搬送手段5を搬
送ローラ22による搬送速度を超える速度にて移動させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機、印字装置、
印刷装置などの画像形成装置その他のシート材出力装置
から1枚ずつ排出されるシートを複数のビンに分配する
ソーターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ソーターは、ビン移動型とビン
固定型とに大別される。
【0003】ビン移動型は、シート材出力装置のシート
排出口に対して、ビン列の全体を移動させて、各ビンに
順次シートを分配する。
【0004】ビン固定型は、ビン列全体を不動とし、シ
ート材出力装置のシート排出口から排出されるシートを
各ビンに順次分配する。
【0005】ビン固定型の一種として、シート材出力装
置のシート排出口と各ビンとの間に移動可能なシート材
挟持搬送手段が設けられたものがある。
【0006】従来、このシート材挟持搬送手段を有する
装置として、シート材挟持搬送手段を1個設けた装置が
公知である。この公知装置では、シート材出力装置のシ
ート排出口から排出されたシートをシート材挟持搬送手
段が受け取る。次に、シート材挟持搬送手段が所定ビン
のシート材入口部の対向位置まで移動して停止し、シー
トをビンに排出する。排出動作終了後、シート材挟持搬
送手段はシート排出口まで復帰移動する。この動作サイ
クルを繰り返し行う。
【0007】しかし、この公知装置では、シート材挟持
搬送手段からビンに分配されるシートの後端がシート材
挟持搬送手段から完全に抜け切るまで、シート材挟持搬
送手段がシート排出口までの復帰移動を開始することが
できない。そのため、処理速度が低減する問題がある。
【0008】そこで、処理の高速化を図った装置が、特
開昭63−262373号公報および特開昭63−26
2371号公報に開示されている。
【0009】両公報の装置は、シート材挟持搬送手段が
2個設けられている。すなわち、この装置は、シート材
を挟持かつ搬送可能で、複数のビンのシート材入口部の
配列方向に沿って上下移動可能に設けられ、ビンにシー
ト材を排出する第1のシート材挟持搬送手段と、シート
材を挟持かつ搬送可能で、複数のビンの配列方向に沿っ
て上下移動可能に設けられ、シート材出力装置から排出
されたシート材を受け取って第1のシート材挟持搬送手
段に引き渡す第2のシート材挟持搬送手段を備えてい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記特開昭63−26
2373号公報および特開昭63−262371号公報
の装置では、次の問題がある。
【0011】シート材出力装置の排出ローラ対により排
出されるシート材を第2のシート材挟持搬送手段が挟持
したら、第2のシート材挟持搬送手段は第1のシート材
挟持搬送手段にシート材を受け渡す位置に向けて移動開
始する。この時の第2のシート材挟持搬送手段の移動速
度は、シート材出力装置の排出ローラ対の排紙速度と同
一となっている。その理由は、仮に第2のシート材挟持
搬送手段の移動速度が排出ローラ対の排紙速度より大き
いと、排出ローラ対と第2のシート材挟持搬送手段との
間でシート材に引張り力が作用し、シート材に破損が生
じるおそれがあるからである。
【0012】このように第2のシート材挟持搬送手段の
移動速度が、シート材出力装置の排出ローラ対の排紙速
度に拘束されるため、ソーターの処理速度の向上には限
界がある。
【0013】この発明の目的は、シート材挟持搬送手段
を2個設けた装置において、シート材出力装置からソー
ターに送り込まれたシート材を第2のシート材挟持搬送
手段が挟持したら、第2のシート材挟持搬送手段はシー
ト材出力装置による排紙速度を超える速度にて受け渡し
位置に移動できるようにし、もって処理速度の向上を図
ったソーターを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明では、シート材出力装置から排出されたシ
ート材を第2のシート材挟持搬送手段に導く、所定サイ
ズのシート材より長い搬送路長を有する搬送路と、搬送
路に設けられ、シート材搬送方向に自由回転を許すワン
ウエイクラッチが装着されている搬送ローラと、搬送ロ
ーラをシート材出力装置のシート排紙速度と略同一のシ
ート材搬送速度で駆動する駆動手段とを設け、シート材
出力装置から搬送路を介して搬送されたシート材の先端
側が第2のシート材挟持搬送手段に挟持されると、第2
のシート材挟持搬送手段を搬送ローラによるシート材搬
送速度を超える速度にて移動させている。
【実施例】以下に、この発明の一実施例を図を参照して
説明する。
【0015】図1には、シート材出力装置として例示さ
れた複写機1と、複写機1のシート排出側に装着された
ソーター2とを示す概略図である。
【0016】複写機1において、3は複写済みシート
(以下、シートと称する)を排出する排出手段としての
一対の排出ローラである。
【0017】ソーター2は、上下方向に複数段(この例
では21段)整列されたシートを収容するためのビンB
1〜21と、ビンBのシート入口部の配列方向に沿って
上下移動可能で各ビンBにシートを排出する第1のシー
ト材挟持搬送手段としての第1の配達ユニット4と、ビ
ンBの配列方向に上下移動可能で第1の配達ユニット4
にシートを渡す第2のシート材挟持搬送手段としての第
2の配達ユニット5と、前記の排出ローラ3から排出さ
れたシートを搬入して出口(この例では2カ所)で第2
の配達ユニット5にシートを渡す搬入手段6とを備えて
いる。
【0018】最上段のビンB1はノンソートモード専用
となっている。
【0019】第1の配達ユニット4は、図7に示すよう
に、上下一対のガイド部材7a、7bからなる搬送路8
と、搬送路8に設けられた2個の駆動ローラ9a、9b
と、駆動ローラ9a、9bに付勢バネ10a、10bを
介して圧接されたピンチローラ11a、11bとを備え
ている。
【0020】第2の配達ユニット5は、図7に示すよう
に、上下一対のガイド部材12a、12bからなる搬送
路13と、搬送路13に設けられた1個の駆動ローラ1
4と、駆動ローラ14に付勢バネ15を介して圧接され
たピンチローラ16と、出口側で互いに離間した状態で
自由回転可能に配置された一対の従動ローラ17a、1
7bとを備えている。
【0021】第2の配達ユニット5の出口側に一対の従
動ローラ17a、17bが設けられている理由は次のと
おりである。第2の配達ユニット5と第1の配達ユニッ
ト4とが水平方向に並列する受け渡し位置で第2の配達
ユニット5から搬出されたシートの先端側が第1の配達
ユニット4に挟持された後、第2の配達ユニット5と第
1の配達ユニット4とが相対的に上下方向に離間移動す
る際に、第1の配達ユニット4と第2の配達ユニット5
との間のシートを従動ローラ17a、17bの曲面形状
に沿ってガイドすると共に、回転自在の従動ローラ17
a、17bによってガイド面とシートとの間に生じる負
荷を最小限に抑え、シートの損傷、変形を防止するため
である。 第2の配達ユニット5と第1の配達ユニット
4とが並列する受け渡し位置で第2の配達ユニット5か
ら搬出されたシートの先端側が第1の配達ユニット4に
挟持された後、第2の配達ユニット5と第1の配達ユニ
ット4とが相対的に上下方向に離間移動する際に、第2
の配達ユニット5と第1の配達ユニット5との間でシー
トに引張り力が作用し、第1の配達ユニット5からシー
トが外れることを防止する必要がある。そのため、第1
の配達ユニット5のピンチローラ11a、11bを駆動
ローラ9a、9bに圧接する付勢バネ10a、10bの
バネ定数k1を第2の配達ユニット5の付勢バネ15の
バネ定数k2よりも大きく設定している。
【0022】搬入手段6は、複写機1の排出ローラ3に
よって排出されたシートを導入する導入路18と、導入
路18から上下方向に分岐する第1の搬送路19および
第2の搬送路20と、第1の搬送路19と第2の搬送路
20とを切り換えるゲート手段(切り換え手段)として
のゲート21と、両搬送路19、20中にそれぞれ設け
られた搬送ローラ22、23およびそのピンチローラ2
4、25とを備えている。
【0023】第1の搬送路19の出口19aは、最上段
のビンB1のシート入口部と略同一高さに位置してい
る。第2の配達路20の出口20aは、この例では14
段目のビンB14のシート入口部と略同一高さに位置し
ている。
【0024】複写機1の排出ローラ3から第1の搬送路
19を介して第2の配達ユニット5のローラ14、16
に至る搬送長を所定のシート、例えばA4規格で横向き
に排出されるシートの搬送方向長さより長く設定してい
る。これによって、複写機1の排出ローラ3から排出さ
れたA4横のシートの先端部が第2の配達ユニット5の
上流側のローラ14、16に挟持された時点で、そのシ
ートの後端は排出ローラ3から離脱している。したがっ
て、シートが第2の配達ユニット5に挟持されたときか
ら第2の配達ユニット5を複写機1の排出ローラ3の搬
送速度V0を超える移動速度V1にて上又は下に移動す
ることができる。
【0025】一方、排出ローラ3から第2の搬送路20
を介して第2の配達ユニット5のローラ14、16に至
る搬送長をA4横の長さより長く設定している(例え
ば、A3縦のシートの搬送方向長さより長く設定す
る)。これによって、上述の第1の搬送路19の場合と
同様、第2の配達ユニット5の移動速度V1を複写機1
の排出ローラ3の搬送速度V0とは無関係に大きく設定
できる。
【0026】図2に示すように、ジャムシートを取り除
くために、第1の搬送路19は開放可能となっている。
また、第2の搬送路20は、搬送路20中のジャムシー
トを除去するため分割開放可能となっいる共に、第2の
配達ユニット5および第1の配達ユニット4側のジャム
シートを除去するために全体開放可能となっている。
【0027】上記第1・第2の搬送路19、20の搬送
ローラ22、23、第2の配達ユニット5の駆動ローラ
14、ピンチローラ16には、それぞれ搬送方向に自由
回転を許すワンウエイクラッチ(図示略)が装着されて
いる。このワンウエイクラッチの作用によって、第1・
第2の搬送路19、20から受け取ったシートを第2の
配達ユニット5が挟持すると、第1・第2の搬送路1
9、20の搬送速度を超える速度にて搬送又は上下移動
することが可能となる。同様に、第2の配達ユニット5
から引き継いだシートを第1の配達ユニット4が挟持し
てから、第2の配達ユニット5と第1の配達ユニット4
とが互いに相対的に離間移動する際に、シートが第2の
配達ユニット5に引っ張られて第1の配達ユニット4か
らシートが抜け出ることを防止できる。
【0028】図2〜図8を参照して、搬入手段6と、第
1の配達ユニット4および第2の配達ユニット5のそれ
ぞれの駆動ローラ9a、9b、14を駆動させる搬送駆
動機構を説明する。
【0029】1個のモータM1で、第1の配達ユニット
4の駆動ローラ9a、9b、第2の配達ユニット5の駆
動ローラ14および搬入手段6の搬送ローラ22、23
を駆動するように構成されている。また、第1の配達ユ
ニット4の搬送速度はV1、第2の配達ユニット5の搬
送速度はV1又はV2(V1の略2倍)に切り換え可能
に構成されている。
【0030】モータM1の駆動によりベルト26が回転
されると、プーリ付きギア27、ギア28、ベルト29
を介して第2の搬送路20の搬送ローラ23が搬送速度
V0(複写機1の排出ローラ3の速度と略同一)にて駆
動されるようになっている。
【0031】ベルト26の回転によって、プーリ30を
介してベルト31が回転される。すると、ギア付きプー
リ22a、ギア22bを介して第1の搬送路19の搬送
ローラ22が搬送速度V0(複写機1の排出ローラ3の
速度と略同一)にて駆動されるようになっている。
【0032】また、ベルト31が回転されると、プーリ
付きギア32、ギア付きプーリ33、ベルト34、プー
リ付き傘歯ギア35、回転軸36に固設した傘歯ギア3
7を介して回転軸36が回転される。回転軸36の回転
によって、回転軸36に摺動可能に取り付けた傘歯ギア
38、傘歯ギア付きギア39および駆動ローラ9a、9
bの軸41に固設したギア40を介して第1の配達ユニ
ット4の駆動ローラ9a、9bがV1速度で駆動され
る。
【0033】前記ベルト31が回転されると、2つの動
力伝達経路のうち1経路が選択されて第2の配達ユニッ
ト5に連結される。
【0034】一方の動力伝達経路である前述した第1の
配達ユニット4の場合と同様の伝動機構が連結される
と、第2の配達ユニット5の駆動ローラ14が搬送速度
V1(第1の配達ユニット4と略等速)で駆動される。
すなわち、その伝動機構は、プーリ付きギア42、ギア
付きプーリ43、ベルト44、プーリ付き傘歯ギア4
5、回転軸46に固設した傘歯ギア47、回転軸46、
回転軸46に摺動可能に取り付けた傘歯ギア48、傘歯
ギア付きギア49および駆動ローラ14の軸51に固設
したギア50からなる。
【0035】他方の動力伝達経路が選択されると、プー
リ付きギア52、ギア付きプーリ53、ベルト53aを
介して、前記の傘歯ギア45に回転伝達される。この場
合には、第2の配達ユニット5の駆動ローラ14は、
(V1×2+α)の搬送速度V2(第1の配達ユニット
4の略倍速)にて駆動される。
【0036】第1の配達ユニット4の回転軸36を介し
て第1の配達ユニット4の駆動ローラ9a、9bに対す
る前記駆動力伝達をON・OFFするクラッチCL1が設
けられている。クラッチCL1のON時には、第1の配達
ユニット4は速度V1でシートを搬送する。
【0037】第2の配達ユニット5の回転軸46を介し
て第2の配達ユニット5の駆動ローラ14に対する駆動
伝達ON・OFFするクラッチCL2、CL3が設けられて
いる。
【0038】クラッチCL2がONすると、第2の配達ユ
ニット5は速度V1でシートを搬送する。クラッチCL3
がONすると、第2の配達ユニット5は速度V2でシー
トを搬送する。
【0039】クラッチCL1のOFF時に、第1の配達ユ
ニット4を即時に停止させるブレーキBL1が設けられて
いる。また、クラッチCL2、CL3のOFF時に、第2の
配達ユニット5を即時停止させるブレーキBL2が設けら
れている。 前記ベルト31が回転されると、第1の搬
送路19のプーリ54に固設された搬送ローラ22が駆
動される。図4〜図8を参照して、第1の配達ユニット
4および第2の配達ユニット5の上下動駆動機構を説明
する。
【0040】第1の配達ユニット4および第2の配達ユ
ニット5は、前述のように、それぞれの左右一方の側端
部を噛合された傘歯ギア39、49を介して回転軸3
6、46に支持されている。また、左右他方の側端部に
形成したガイド部55、56をガイドレール57、58
に係合している。
【0041】第1の配達ユニット4の左右側にはベルト
59が連結され、ベルト59は上下一対のプーリ60、
61の間に張設され、一方のプーリ61がベルト62を
介してモータM2に駆動連結されている。
【0042】第2の配達ユニット5も同様に、プーリ6
3、64間に張設したベルト65、ベルト66を介して
モータM3に駆動連結されている。
【0043】モータM2、M3の正逆転によって第1の
配達ユニット4および第2の配達ユニット5が上下移動
される。このとき、各ユニット4、5の傘歯ギア39、
49に噛合する傘歯ギア37、48は、ユニット4、5
の上下移動に追従して回転軸に沿って上下摺動する。ま
た、各ユニット4、5のガイド部55、56はガイドレ
ール57、58に沿って上下摺動する。
【0044】上下移動する各ユニット5、4の位置決め
制御を行うパルス発生手段67、68が、図8に示すよ
うに、モータM2、M3の軸に取り付けられた放射状に
スリットを形成したエンコーダ69、70と、エンコー
ダ69、70のスリットを通過した光をパルスとしてカ
ウントするフォトセンサS4〜7が設けられている。
【0045】エンコーダ69に2個のフォトセンサS
4、5が2個ずつ位相をずらして設けられている。同様
に、エンコーダ70に2個のフォトセンサS6、7が位
相をずらして設けられている。したがって、ユニット
4、5の所定ビンへの上下移動の際の位置決め精度を向
上できる。
【0046】図4に示すように、第1の配達ユニット4
および第2の配達ユニット5は、回転軸36、46に片
持ち支持されている。各ユニット4、5がその非支持側
に下向きに傾斜したときには、各ユニット4、5の非支
持側を持ち上げて水平度を修正する。しかし、その修正
により、回転軸36、46と回転軸36、46に結合さ
れた各ユニット4、5の軸受部との間の位置関係が狂
い、各ユニット4、5が回転軸36、46に沿ってスム
ースに上下摺動できなくなるおそれがある。この問題を
解消するため、図7に示すように、回転軸36、46に
摺動可能に摺動体73、74を嵌合し、摺動体73、7
4の曲面状外側に上下回動可能に保持体75、76が結
合されて、第1の配達ユニット4および第2の配達ユニ
ット5側に固設され、もって調心軸受77、78が構成
されている。
【0047】配達ユニット4、5の回転軸36、46に
対する姿勢の変化は、保持体75、76と摺動体73、
74との相対変位として吸収される。したがって、配達
ユニット4、5が傾斜しても、配達ユニット4、5は回
転軸36、46に沿ってスムースに上下移動できる。
【0048】配達ユニット4、5は、共にビンBのシー
ト入口の幅方向一方端側で片持ち支持されている。その
ため、配達ユニット4、5は、共に傾き方向が同一とな
る。したがって、経年変化などによって配達ユニット
4、5に傾きが生じても、第2の配達ユニット5から第
1の配達ユニット4にシートを引き継がせる時のジャム
の発生率を低減できる。
【0049】図4、図5および図7に示すように、第2
の配達ユニット5の上下移動機構の上下プーリ60、6
1の軸79、80にはそれぞれ複数のリール81、82
が設けられている。上下のリール81、82の間には、
ガイド部材としてガイドリボン83が張設されている。
リール81、82から伸びるガイドリボン83は、第2
の配達ユニット5の上下部に連結されている。リール8
1、82には、ガイドリボン83に張力を与える張力バ
ネ(図示略)が設けられている。このガイドリボン83
は、第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4に
シートが引き渡された後、第1の配達ユニット4と第2
の配達ユニット5とが上下方向に相対的に離間した時
に、第2の配達ユニット5に先端を挟持されたシートが
第1の配達ユニット4の移動領域側に入り込むことを防
止する。
【0050】ビンBごとに予め設定した受け渡し位置で
第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4へのシ
ート受け渡しが行われる。この例では、次の表1にした
がって配達ユニット4、5を移動制御する。なお、表1
において、ビンの欄の数は分配するビン、第2の配達ユ
ニットおよび第1の配達ユニットの欄の数は各ユニット
の移動するビンの範囲(下線は受け渡し位置)、移動量
の欄の数は各ユニットの移動したビンの数を示してい
る。
【0051】 表1 第2・第1の配達ユニットの移動パターン ビン 第2ユニット 移動量 第1ユニット 移動量 2 1 0 1→2 1 3 1→2→1 2 2→3→2 2 4 1→2→1 2 2→4→3 3 5 1→3→1 4 3→5→4 3 6 1→4→1 6 4→6→5 3 7 1→5→1 8 5→7→6 3 8 1→6→1 10 6→8→7 3 9 1→7→1 12 7→9→10 3 10 1→10→14 14 10→11 1 11 14→11→14 6 11→12 1 12 14→12→14 4 12→13 0 13 14→13→14 2 13→14 1 14 14 0 14 0 15 14 0 14→15 1 16 14→15→14 2 15→16 1 17 14→16→14 4 16→17 1 18 14→17→14 6 17→18 1 19 14→18→14 6 18→19 1 20 14→19→14 10 19→20 1 21 14→20→14 12 20→21 1 上記表のように、この例では、ソートモード時、第2の
配達ユニット5は2ビン〜10ビンのシートまで第1の
搬送路19の出口と受け渡し位置との間を往復移動し、
11〜21ビンのシートは第2の搬送路20の出口と受
け渡し位置との間を往復移動する。
【0052】第2の配達ユニット5の移動量を第1の配
達ユニット4の移動量に比べて大きく設定している場合
がある。第2の配達ユニット5は、複写機1から排出さ
れたシートの先端部を挟持したり、又は第2の配達ユニ
ット5から第1の配達ユニット4への受け渡して第1の
配達ユニット4がシート先端部を挟持したら即時に移動
可能である。これに対して、第1の配達ユニット4は、
ビンBへの排出時にシート後端が完全に抜け切るまで移
動することができない。つまり、第2の配達ユニット5
に比べて第1の配達ユニット4の方がシートの授受排出
のための停止時間が長い。したがって、第2の配達ユニ
ット5の移動量を大きく設定した方が能率が良く、分配
処理時間を短縮でき、所定時間内に多数のシートを分配
処理可能となる。
【0053】また、複写機1からシートを受け取る第2
の配達ユニット5には、次の第1・第2の2つのホーム
ポジションが設定されている。ビンB2〜ビンB10
(第1群のビン)にシートを送る場合には、ビンB1の
対向位置が第1のホームポジションとなっている。ビン
B11〜ビンB21(第2群のビン)にシートを送る場
合には、ビンB14の対向位置が第2のホームポジショ
ンとなっている。そして、前記第1の搬送路19が第1
のホームポジションにシートを案内する。第2の搬送路
20が第2のホームポジションにシートを案内する。
【0054】ビンB4〜ビンB9までは、シート受け渡
し位置が、第1のホームポジションとシート排出位置と
の間でビンごとに順次第1のホームポジションより遠ざ
かる位置で、且つ直前のシート排出位置より第1のホー
ムポジション側に設定されている。そして、第2の配達
ユニット5は、第1のホームポジションでシート挟持
後、シート受け渡し位置へ下方移動する。第1の配達ユ
ニット4は、直前のシート排出位置から受け渡し位置に
下方移動する。
【0055】ビンB16〜ビンB21までは、シート受
け渡し位置が、第2のホームポジションとシート排出位
置との間でビンごとに順次第2のホームポジションから
遠ざかる位置で、且つ直前のシート排出位置に設定され
ている。そして、第2の配達ユニット5は、第2のホー
ムポジションでシート挟持後、シート受け渡し位置に下
方移動する。第1の配達ユニット4は、直前のシート排
出位置で待機している。
【0056】ビンB2では、第1のホームポジションで
待機する第2の配達ユニット5から第1のホームポジシ
ョンで待機する第1の配達ユニット4にシートを受け渡
し、シートを挟持した第1の配達ユニット4がシート排
出位置(ビンB2)に移動する。同様に、ビンB15で
は、第2のホームポジションで待機する第2の配達ユニ
ット5から第2のホームポジションで待機する第1の配
達ユニット4にシートを受け渡し、シートを挟持した第
1の配達ユニット4がシート排出位置(ビンB15)に
移動する。
【0057】第1の搬送路19から第2の搬送路20に
切り換える直前のビンB10、又はそ逆に切り換える直
前のビンB11では、シート受け渡し位置とシート排出
位置とが同一(ビンB10、B11)となっている。
【0058】図1を参照してシート検出用のセンサを説
明する。
【0059】センサS1は、導入路18に設けられ、シ
ートがソーター内に進入したことを検出する入口センサ
である。
【0060】センサS1のON(シート先端が到達した
ことを検出)によって、搬入手段6の搬送ローラ22、
23、ユニット4、5のローラが駆動開始する。また、
センサS2のOFF(シート後端が通過したことを検
出)によって、シートカウンタ(図示略)がシート枚数
をカウントする。
【0061】センサS2は、第2の配達ユニット5の上
下移動領域の上下にそれぞれ設けられた一対の発光・受
光素子からなる。センサS2は、第2の配達ユニット5
にシートが到達したこと、第2の配達ユニット5からシ
ートが抜け出たことをON・OFFによって検出する。
【0062】センサS3は、第1の配達ユニット4の上
下移動領域の上下にそれぞれ設けられた一対の発光・受
光素子からなる。センサS3は、第1の配達ユニット4
にシートが到達したこと、第1の配達ユニット4からシ
ートが抜け出たことをON・OFFによって検出する。
【0063】図8に示すように、センサ4、5は、前述
のように、第2の配達ユニット5の上下移動機構の位置
決め用のパルス発生手段67のフォトセンサである。
【0064】センサ6、7は、第1の配達ユニット4の
上下移動機構の位置決め用のパルス発生手段68のフォ
トセンサである。
【0065】この装置の駆動制御は、図示しないCPU
などの制御手段により行われる。すなわち、センサS1
〜7により検出したシート搬送状態の信号をCPUに入
力し、演算後、制御信号を出力し、モータM1〜3、ク
ラッチCL1〜3、ブレーキBL1、2を駆動制御する。
【0066】以上のように構成されたこの実施例の動作
を上記図1〜図8および表1に図9、10のフローチャ
ートおよび図11〜16の動作状態図をを併せ参照して
説明する。 (1)A4横シートをソートモード処理する場合 複写機1のプラテンガラス(図示略)上又は自動原稿送
り装置(図示略)に原稿(この例ではA4横)をセット
し、複写機1の操作面(図示略)から所定のソートモー
ド条件を入力する。
【0067】第2の配達ユニット5および第1の配達ユ
ニット4の第1のホームポジションは共に、図1実線位
置で示すようにビンB1のシート入口部の対向位置に設
定されている。複写機1のスタートキー(図示略)を押
したときに、ユニット4、5が第1のホームポジション
から外れた位置にあるときには、ビンB1と略同一の第
1のホームポジションに上又は下に移動される。搬入手
段6では、導入路18から第1の搬入路19に搬送可能
にゲート21を切り換える。
【0068】第2の配達ユニット5および第1の配達ユ
ニット4が第1のホームポジションに停止すると、複写
機1において複写動作を開始する。1枚目のシートのビンB2への送り(図11参照 ) 複写機1の排出ローラ3から1枚目の複写済みシート
が、ソーター2の導入路18に入り込む。すると、モー
タM1が駆動開始し、第2の配達ユニット5および第1
の配達ユニット5の駆動ローラ14、9a、9bが駆動
を開始し、シート搬送に備える。
【0069】複写機1からソーターに搬入された1枚目
のシートは、第1のホームポジションの第2の配達ユニ
ット5から第1のホームポジションの第1の配達ユニッ
ト4に渡される。
【0070】そして、シート先端側が第1の配達ユニッ
ト4に到達すると、第1の配達ユニット4のローラ9
a、9bが駆動停止し、シート先端側を挟持する(図1
1a、b)。
【0071】シートを挟持した第1の配達ユニット4
は、そのホームポジションからビンB2のシート入口部
の対向位置(シート排出位置)まで下方移動して停止す
る(図11c)。この第1の配達ユニット4の下方移動
中、第2の配達ユニット5のローラ14はV1の搬送速
度で駆動されている。
【0072】ここで、配達ユニット4、5が相対的に離
間移動する際、第2の配達ユニット5から搬出されるシ
ートは、第2の配達ユニット5の従動ローラ17a、1
7bの曲面形状に沿ってガイドすると共に、回転自在の
従動ローラ17a、17bによってガイド面とシートと
の間に生じる負荷を最小限に抑え、シートの損傷、変形
を防止する。
【0073】また、ユニット4、5とが上下方向に離間
する際に、第2の配達ユニット5に先端側を挟持された
シートの後端側が、第2の配達ユニット5の上下方向に
張設されたガイドリボン83によってガイドされる。し
たがって、シートが、第1の配達ユニット4の移動領域
側に入り込んで、損傷、変形を生じることを防止でき
る。また、シートが、第1の配達ユニット4の移動領域
側に入り込まないので、第2の配達ユニット5のシート
検出用のセンサS2の誤動作を防止できる。
【0074】第2の配達ユニット5のローラ14、16
は、ワンウエイクラッチの作用によってシートの移動に
従動する。したがって、相対的に離間するユニット4、
5の間のシートに引張り力で第1の配達ユニット4から
シートが外れてしまうことを確実に防止できる。
【0075】そして、第1の配達ユニット4のローラ9
a、9bが駆動し、1枚目のシートをビンB2上に排出
する(図11d)。
【0076】シート排出後、第1の配達ユニット4は、
この位置に停止し、次のシート受け渡しに備える(図1
1e)。2枚目のシートのビンB3への送り(図12参照 ) 複写機1からソーターに搬入された2枚目のシートの先
端側を、第1のホームポジションの第2の配達ユニット
5が挟持する(図12a)。
【0077】次に、第2の配達ユニット5はシート先端
側を挟持した状態で、ホームポジションからビンB2の
シート入口部に対応する受け渡し位置まで下方移動し、
第1の配達ユニット4と水平に並ぶ(図12b)。
【0078】ここで、第2の配達ユニット5がシート先
端側を挟持した時点で、シート後端は複写機1の排出ロ
ーラ3から離脱している。したがって、第2の配達ユニ
ット5がシート先端部を挟持したら即時に、第2の配達
ユニット5は複写機1の排出ローラ3の搬送速度V0を
超える速度V1で移動できる。このとき、搬送ローラ2
2は、ワンウエイクラッチの作用によってシートに従動
する。
【0079】続いて、第2の配達ユニット5から第1の
配達ユニット4にシートが搬送され受け渡しが行われ
る。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する
(図12c)。
【0080】次に、シート先端を挟持した第1の配達ユ
ニット4はビンB3のシート入口対向位置まで下方移動
する。同時に、第2の配達ユニット5はビンB2のシー
ト入口対向位置から第1のホームポジションに上方移動
して復帰する(図12d)。
【0081】ここで、シートを挟持した第1の配達ユニ
ット4が受け渡し位置からシート排出位置に下方移動
し、同時に第2の配達ユニット5が受け渡し位置からホ
ームポジションに上方移動し、両ユニット4、5が離間
する際、第2の配達ユニット5はV2(V1の略2倍)
にてシートを搬送する。したがって、ユニット4、5の
間のシートの引張り力で第1の配達ユニット4からシー
トが外れてしまうことを確実に防止できる。
【0082】続いて、第1の配達ユニット4からシート
をビンB3上に排出する(図12e)。3枚目のシートのビンB4への送り(図13参照 ) 複写機1からソーターに搬入された2枚目のシートの先
端側を、第1のホームポジションの第2の配達ユニット
5が挟持する(図13a、b)。 次に、第2の配達ユ
ニット5はシート先端側を挟持した状態で、第1のホー
ムポジションからビンB2のシート入口部に対向する位
置まで下方移動する。同時に、第1の配達ユニット4が
ビンB2まで上方移動する。これによって、ユニット
4、5が受け渡し位置に並ぶ(図13c)。 続いて、
第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4にシー
トが搬送され受け渡しが行われる。第1の配達ユニット
4がシート先端側を挟持する(図13d)。
【0083】次に、シート先端を挟持した第1の配達ユ
ニット4はビンB4のシート入口対向位置まで下方移動
する。同時に、第2の配達ユニット5はビンB2のシー
ト入口対向位置から第1のホームポジションに上方移動
して復帰する(図13e)。
【0084】続いて、第1の配達ユニット4からシート
をビンB4上に排出する(図13f)。4枚目のシートのビンB5への送り(図14参照 ) 複写機1からソーターに搬入された2枚目のシートの先
端側を、第1のホームポジションの第2の配達ユニット
5が挟持する(図14a、b)。 次に、第2の配達ユ
ニット5はシート先端側を挟持した状態で、第1のホー
ムポジションからビンB3のシート入口部に対向する位
置まで下方移動する。同時に、第1の配達ユニット4が
ビンB3まで上方移動する。これによって、ユニット
4、5が受け渡し位置に並ぶ(図14c)。
【0085】続いて、第2の配達ユニット5から第1の
配達ユニット4にシートが搬送され受け渡しが行われ
る。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する
(図14d)。
【0086】次に、シート先端を挟持した第1の配達ユ
ニット4はビンB5のシート入口対向位置まで下方移動
する。同時に、第2の配達ユニット5は第1のホームポ
ジションに上方移動して復帰する(図14e)。
【0087】続いて、第1の配達ユニット4からシート
をビンB5上に排出する(図14f)。
【0088】続いて、5〜8枚目のシートを表1の動作
にしたがってビンB6からビンB9にシートを分配す
る。9枚目のシートのビンB10への送り(図15参照 ) 複写機1からソーターに搬入された9枚目のシートの先
端側を、第1のホームポジションの第2の配達ユニット
5が挟持する(図15a、b)。 次に、第2の配達ユ
ニット5はシート先端側を挟持した状態で、ホームポジ
ションからビンB10のシート入口部に対向する位置ま
で下方移動する。同時に、第1の配達ユニット4がビン
B9からビンB10まで下方移動する。これによって、
ユニット4、5がビン10の前の受け渡し位置に並ぶ
(図15c)。
【0089】続いて、第2の配達ユニット5から第1の
配達ユニット4にシートが搬送され受け渡しが行われ
る。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する
(図15d)。
【0090】続いて、第1の配達ユニット10からシー
トをビンB10上に排出する。同時に、第2の配達ユニ
ット5はビンB14に対向する第1のホームポジション
に下方移動する(図14e、f)。
【0091】10枚以降のシート(ビンB11に送る)
からはゲート21が切り換えられ、第2の配達路20の
出口から第2の配達ユニット5がシートを受け取り、表
1に示す動作パターンにより分配動作を実行する。特に
16枚目のシートの送りを次に述べる。16枚目のシートのビンB17への送り(図16参照 ) 複写機1からソーターに搬入された16枚目のシートの
先端側を、ビンB14の前の第2のホームポジションの
第2の配達ユニット5が挟持する(図16a、b)。
【0092】次に、第2の配達ユニット5はシート先端
側を挟持した状態で、第2のホームポジションから16
段目のビンB16のシート入口部に対向する位置まで下
方移動する。これによって、ビンB16の対向位置にユ
ニット4、5がに並ぶ(図16c)。
【0093】続いて、第2の配達ユニット5から第1の
配達ユニット4にシートが搬送され受け渡しが行われ
る。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する
(図16d)。
【0094】続いて、第1の配達ユニット4がビンB1
7の前に下降移動する。同時に、第2の配達ユニット5
が第2のホームポジションに上方移動する(図16
e)。
【0095】第1の配達ユニット4からシートをビンB
17上に排出する。
【0096】上記のように、複写機1からの排出シート
を第2の配達ユニット5が受け取る受け取り位置をビン
B2〜B10では第1の搬送路19の出口、ビンB11
〜B21では第2の配達路20の出口と切り換えてい
る。したがって、分配能率が良く、分配処理時間を短縮
できる。
【0097】3枚の原稿を14部複写して、そのソーテ
ィングを行う場合を想定する。まず第1の原稿の複写シ
ート14枚をビンB2〜B15に1枚ずつ分配する。次
に、第2の原稿の複写シート14枚をビンB15〜B2
の順でに1枚ずつ分配する。次に、第3の原稿の複写シ
ート15枚をビンB2〜B15の順で1枚ずつ分配して
完了する。 (2)A3縦のシートをソートモードで処理する場合 A3縦シートの場合も、上記(1)のA4横の場合と同
様に表1の動作パターンにしたがって分配処理する。
【0098】しかし、A3横シートであると、第1の搬
送路19を介して案内されたシートが第2の配達ユニッ
ト5に到達しただけでは、複写機1の排出ローラ3を脱
していない。そこで、入口センサS1によって、シート
後端が複写機本体1から離れたことを検出したら、第2
の配達ユニット5を速度V1で移動させる。 (3)グループモードの場合 例えば、3枚の原稿を14部複写して、グループモード
にて処理する場合を想定する。
【0099】まず、ユニット4、5をビンB2のシート
入口の高さ(第1の搬送路19の出口の高さ)に位置さ
せた状態で、第1の原稿の複写シート14枚を連続して
ビンB2に収納する。
【0100】次に、第2の配達ユニット5は第1の搬送
路19の出口位置のままにして、第1の配達ユニット4
が第2の配達ユニット5とビンB3との間を14回往復
移動し、ビンB3に第2の原稿の複写シート14枚を排
出する。 次に、第2の配達ユニット5が第1の搬送路
19の出口からシートを受け取った後、ビンB4の高さ
の位置で第1の配達ユニット4に受け渡し、その後第1
の配達ユニット4がビンB4にシートを排出する動作を
繰り返し、第3の原稿の複写シート14枚をビンB4に
収納して完了する。 (4)ノンソートモード処理の場合 ユニット4、5を最上段のビンB1のシート入口の高さ
(第1の搬送路19の出口高さ)に位置させた状態で、
シートの総てを連続してビンB1に収納して完了する。 (5)ランダムアクセスモード処理の場合 今、1枚目のシートを5段目のビンB5に収納し、2枚
目のシートを16段目のビンB16に収納するように条
件設定した場合を想定する。
【0101】まず、1枚目のシートについては、第1の
搬送路19の出口から第2の配達ユニット5がシートを
受け取り、次にビンB3の対向位置にて第1の配達ユニ
ット4にシートを受け渡し、続いて第1の配達ユニット
4がシートをビンB5に放出する。
【0102】2枚目のシートについては、第2の搬送路
20の出口から第2の配達ユニット5が受け取り、次に
ビンB15の高さの位置にて第1の配達ユニット4がシ
ートを引き継ぎ、第1の配達ユニット4がビンB16に
シートを排出する。
【0103】なお、上記実施例にこの発明は限定される
ものではなく、種々の変形例が実施可能である。
【0104】例えば、上記実施例では、シート材出力装
置および搬送路と第2のシート材挟持搬送手段との関係
について述べたが、第2のシート材挟持搬送手段の搬送
系にワンウエイクラッチを設けて、第1のシート材挟持
搬送手段からシート材を第2のシート材挟持搬送手段が
引き継いで挟持した後、第2のシート材挟持搬送手段を
第2のシート材挟持搬送手段の搬送速度より高速にて第
1のシート材挟持搬送手段を移動させるようにしてもよ
い。
【0105】
【発明の効果】この発明では、シート材出力装置から排
出されたシート材を第2のシート材挟持搬送手段に導く
所定サイズのシート材より長い搬送路長を有する搬送路
と、搬送路に設けられてシート材搬送方向に自由回転を
許すワンウエイクラッチが装着されている搬送ローラと
を設け、搬送ローラをシート材出力装置のシート排紙速
度と略同一のシート材搬送速度で駆動し、シート材出力
装置から搬送路を介して搬送されたシート材の先端側が
第2のシート材挟持搬送手段に挟持されると、第2のシ
ート材挟持搬送手段を搬送ローラによるシート材搬送速
度を超える速度にて移動させている。したがって、シー
ト材出力装置からソーターに送り込まれたシート材を第
2のシート材挟持搬送手段が挟持したら、第2のシート
材挟持搬送手段はシート材出力装置による排紙速度を超
える速度にて移動でき、もってシート処理速度の向上を
実現できる。また、第2のシート材挟持搬送手段にワン
ウエイクラッチを設けたので、第1のシート材挟持搬送
手段がシート材を挟持したら、第1のシート材挟持搬送
手段は第2のシート材挟持搬送手段の搬送速度を超える
速度にて移動でき、同様にシート処理速度の向上を実現
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例の全体概略を示す縦断面
図。
【図2】 一部開放状態を示した縦断面図。
【図3】 搬送部の駆動系を示す拡大図。
【図4】 第2の配達・第1の配達ユニットの上下移動
用の駆動系を示す斜視図。
【図5】 ユニットの移動用の駆動系を示す平面図。
【図6】 ユニットの移動用の駆動系を示す縦断面図。
【図7】 第2の配達・第1の配達ユニットの拡大縦断
面図。
【図8】 ユニットの移動用の駆動系の一部を示す縦断
面図。
【図9】 装置の動作を示すフローチャート(1)。
【図10】装置の動作を示すフローチャート(2)。
【図11】装置の動作状態図。
【図12】装置の動作状態図。
【図13】装置の動作状態図。
【図14】装置の動作状態図。
【図15】装置の動作状態図。
【図16】装置の動作状態図。
【符号の説明】
1 複写機(シート材出力装置) 2 ソーター 4 第1の配達ユニット(第1のシート材挟持搬送手
段) 5 第2の配達ユニット(第2のシート材挟持搬送手
段) 19 第1の搬送路 20 第2の搬送路 22 搬送ローラ 23 搬送ローラ B1〜21 ビン M1 モータ(駆動手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に所定間隔をおいて配設された、
    シート材を収容するための複数のビンと、 シートを挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンのシート
    材入口の配列方向に沿って上下移動可能に設けられ、前
    記ビンにシート材を排出する第1のシート材挟持搬送手
    段と、 シート材を挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンの配列
    方向に沿って上下移動可能に設けられ、シート材出力装
    置から排出されたシート材を受け取って前記第1のシー
    ト材挟持搬送手段に引き渡す第2のシート材挟持搬送手
    段とを備えたソーターにおいて、 前記シート材出力装置から排出されたシート材を前記第
    2のシート材挟持搬送手段に導く、所定サイズのシート
    材より長い搬送路長を有する搬送路と、 この搬送路に設けられ、シート材搬送方向に自由回転を
    許すワンウエイクラッチが装着されている搬送ローラ
    と、 この搬送ローラを前記シート材出力装置のシート排紙速
    度と略同一のシート材搬送速度で駆動する駆動手段と、 前記シート材出力装置から前記搬送路を介して搬送され
    たシート材の先端側が前記第2のシート材挟持搬送手段
    に挟持されると、前記第2のシート材挟持搬送手段を前
    記搬送ローラによるシート材搬送速度を超える速度にて
    移動させる制御手段と、を備えてなることを特徴とする
    ソーター。
  2. 【請求項2】上下方向に所定間隔をおいて配設された、
    シート材を収容するための複数のビンと、 シートを挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンのシート
    材入口の配列方向に沿って上下移動可能に設けられ、前
    記ビンにシート材を排出する第1のシート材挟持搬送手
    段と、 シート材を挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンの配列
    方向に沿って上下移動可能に設けられ、シート材出力装
    置から排出されたシート材を受け取って前記第1のシー
    ト材挟持搬送手段に引き渡す第2のシート材挟持搬送手
    段とを備えたソーターにおいて、 前記シート材出力装置から排出されたシート材を前記第
    2のシート材挟持搬送手段に導く、所定サイズのシート
    材より長い搬送路長を有する搬送路と、 この搬送路に設けられ、シート材搬送方向に自由回転を
    許すワンウエイクラッチが装着されている搬送ローラ
    と、 この搬送ローラを前記シート材出力装置のシート排紙速
    度と略同一のシート材搬送速度で駆動する駆動手段と、 前記シート材出力装置から前記搬送路を介して搬送され
    たシート材が所定サイズ以下の場合には、シート材の先
    端側が前記第2のシート材挟持搬送手段に挟持される
    と、前記第2のシート材挟持搬送手段を前記シート材出
    力装置のシート材排紙速度を超える速度にて移動させ、
    前記シート材出力装置から前記搬送路を介して搬送され
    たシート材が所定サイズ以上の場合には、シート材の先
    端側が前記第2のシート材挟持搬送手段に挟持される
    と、前記第2のシート材挟持搬送手段を前記シート材出
    力装置のシート材排紙速度と略同一速度にて移動させ、
    その後シート材の後端が前記シート材出力装置から排出
    されると、前記第2のシート材挟持搬送手段を前記シー
    ト材出力装置のシート材排紙速度を超える速度にて移動
    させる制御手段と、を備えてなることを特徴とするソー
    ター。
  3. 【請求項3】上下方向に所定間隔をおいて配設された、
    シート材を収容するための複数のビンと、 シートを挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンのシート
    材入口の配列方向に沿って上下移動可能に設けられ、前
    記ビンにシート材を排出する第1のシート材挟持搬送手
    段と、 シート材を挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンの配列
    方向に沿って上下移動可能に設けられ、シート材出力装
    置から排出されたシート材を受け取って前記第1のシー
    ト材挟持搬送手段に引き渡す第2のシート材挟持搬送手
    段とを備えたソーターにおいて、 前記第2のシート材挟持搬送手段に設けられたシート材
    搬送方向に自由回転を許すワンウエイクラッチと、 前記第2のシート材挟持搬送手段から第1のシート材挟
    持搬送手段に引き渡されたシート材が前記第1のシート
    材挟持搬送手段に挟持されると、第2のシート材挟持搬
    送手段より高速にて前記第1のシート材挟持搬送手段を
    移動させる制御手段と、を備えてなることを特徴とする
    ソーター。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6264191B1 (en) 1998-07-31 2001-07-24 Ricoh Company, Ltd. Sheet discharging apparatus and a sheet discharging method

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6264191B1 (en) 1998-07-31 2001-07-24 Ricoh Company, Ltd. Sheet discharging apparatus and a sheet discharging method

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