JPH0516770U - ソーター - Google Patents

ソーター

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JPH0516770U
JPH0516770U JP7387091U JP7387091U JPH0516770U JP H0516770 U JPH0516770 U JP H0516770U JP 7387091 U JP7387091 U JP 7387091U JP 7387091 U JP7387091 U JP 7387091U JP H0516770 U JPH0516770 U JP H0516770U
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sheet material
sheet
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真 志村
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ニスカ株式会社
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  • Collation Of Sheets And Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】第1・2のシート材挟持搬送手段を有するソー
ターにおいて、第2のシート材挟持搬送手段5から第1
のシート材挟持搬送手段4に渡ってシート材が存在する
状態で第1・第2のシート材挟持搬送手段4、5が相対
的に離間移動する際、第2のシート材挟持搬送手段5の
シート材出口にてシート材に負荷を低減し、シート材の
破損、変形を極力なくす。 【構成】第2のシート材挟持搬送手段5のシート材出口
でシート材を保持案内する曲面状の固定ガイド部材17
a、17bを第2のシート材挟持搬送手段5に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、複写機、印字装置、印刷装置などの画像形成装置その他のシート 材出力装置から1枚ずつ排出されるシートを複数のビンに分配するソーターに関 する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、ソーターは、ビン移動型とビン固定型とに大別される。
【0003】 ビン移動型は、シート材出力装置のシート排出口に対して、ビン列の全体を移 動させて、各ビンに順次シートを分配する。
【0004】 ビン固定型は、ビン列全体を不動とし、シート材出力装置のシート排出口から 排出されるシートを各ビンに順次分配する。
【0005】 ビン固定型の一種として、シート材出力装置のシート排出口と各ビンとの間に 移動可能なシート材挟持搬送手段が設けられたものがある。
【0006】 従来、このシート材挟持搬送手段を有する装置として、シート材挟持搬送手段 を1個設けた装置が公知である。この公知装置では、シート材出力装置のシート 排出口から排出されたシートをシート材挟持搬送手段が受け取る。次に、シート 材挟持搬送手段が所定ビンのシート材入口部の対向位置まで移動して停止し、シ ートをビンに排出する。排出動作終了後、シート材挟持搬送手段はシート排出口 まで復帰移動する。この動作サイクルを繰り返し行う。
【0007】 しかし、この公知装置では、シート材挟持搬送手段からビンに分配されるシー トの後端がシート材挟持搬送手段から完全に抜け切るまで、シート材挟持搬送手 段がシート排出口までの復帰移動を開始することができない。そのため、処理速 度が低減する問題がある。
【0008】 そこで、処理の高速化を図った装置が、特開昭63−262373号公報およ び特開昭63−262371号公報に開示されている。
【0009】 両公報の装置は、シート材挟持搬送手段が2個設けられている。すなわち、こ の装置は、シート材を挟持かつ搬送可能で、複数のビンのシート材入口部の配列 方向に沿って上下移動可能に設けられ、ビンにシート材を排出する第1のシート 材挟持搬送手段と、シート材を挟持かつ搬送可能で、複数のビンの配列方向に沿 って上下移動可能に設けられ、シート材出力装置から排出されたシート材を受け 取って第1のシート材挟持搬送手段に引き渡す第2のシート材挟持搬送手段を備 えている。
【0010】 また、第2のシート材挟持搬送手段のシート材出口は略直角のエッジ状に形成 されている。
【0011】
【考案が解決しようとする課題】
上記公報記載の装置では、第2のシート材挟持搬送手段のシート材出口は略直 角のエッジ状に形成されているため、第2のシート材挟持搬送手段から第1のシ ート材挟持搬送手段に渡ってシート材が存在する状態で第1・第2のシート材挟 持搬送手段が相対的に離間移動する際、第2のシート材挟持搬送手段のシート材 出口にてシート材に大きな負荷がかかり、シート材の破損、変形の原因となる問 題がある。
【0012】 この考案の目的は、第1・2の2個のシート材挟持搬送手段を有する装置にお いて、第2のシート材挟持搬送手段から第1のシート材挟持搬送手段に渡ってシ ート材が存在する状態で第1・第2のシート材挟持搬送手段が相対的に離間移動 する際、第2のシート材挟持搬送手段のシート材出口にてシート材にかかる負荷 を低減し、シート材の破損、変形を極力なくしたソーターを提供することにある 。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、この考案では、第2のシート材挟持搬送手段のシー ト材出口でシート材を案内する曲面状の固定ガイド部材を第2のシート材挟持搬 送手段を設けている。
【0014】
【実施例】
以下に、この考案の一実施例を図を参照して説明する。
【0015】 図1には、シート材出力装置として例示された複写機1と、複写機1のシート 排出側に装着されたソーター2とを示す概略図である。
【0016】 複写機1において、3は複写済みシート(以下、シートと称する)を排出する 排出手段としての一対の排出ローラである。
【0017】 ソーター2は、上下方向に複数段(この例では21段)整列されたシートを収 容するためのビンB1〜21と、ビンBのシート入口部の配列方向に沿って上下 移動可能で各ビンBにシートを排出する第1のシート材挟持搬送手段としての第 1の配達ユニット4と、ビンBの配列方向に上下移動可能で第1の配達ユニット 4にシートを渡す第2のシート材挟持搬送手段としての第2の配達ユニット5と 、前記の排出ローラ3から排出されたシートを搬入して出口(この例では2カ所 )で第2の配達ユニット5にシートを渡す搬入手段6とを備えている。
【0018】 最上段のビンB1はノンソートモード専用となっている。
【0019】 第1の配達ユニット4は、図7に示すように、上下一対のガイド部材7a、7 bからなる搬送路8と、搬送路8に設けられた2個の駆動ローラ9a、9bと、 駆動ローラ9a、9bに付勢バネ10a、10bを介して圧接されたピンチロー ラ11a、11bとを備えている。
【0020】 第2の配達ユニット5は、図7に示すように、上下一対のガイド部材12a、 12bからなる搬送路13と、搬送路13に設けられた1個の駆動ローラ14と 、駆動ローラ14に付勢バネ15を介して圧接されたピンチローラ16と、出口 側で互いに離間した状態で自由回転可能に配置された一対の従動ローラ17a、 17bとを備えている。
【0021】 第2の配達ユニット5の出口側に一対の従動ローラ17a、17bが設けられ ている理由は次のとおりである。第2の配達ユニット5と第1の配達ユニット4 とが水平方向に並列する受け渡し位置で第2の配達ユニット5から搬出されたシ ートの先端側が第1の配達ユニット4に挟持された後、第2の配達ユニット5と 第1の配達ユニット4とが相対的に上下方向に離間移動する際に、第1の配達ユ ニット4と第2の配達ユニット5との間のシートを従動ローラ17a、17bの 曲面形状に沿ってガイドすると共に、回転自在の従動ローラ17a、17bによ ってガイド面とシートとの間に生じる負荷を最小限に抑え、シートの損傷、変形 を防止するためである。 第2の配達ユニット5と第1の配達ユニット4とが並 列する受け渡し位置で第2の配達ユニット5から搬出されたシートの先端側が第 1の配達ユニット4に挟持された後、第2の配達ユニット5と第1の配達ユニッ ト4とが相対的に上下方向に離間移動する際に、第2の配達ユニット5と第1の 配達ユニット5との間でシートに引張り力が作用し、第1の配達ユニット5から シートが外れることを防止する必要がある。そのため、第1の配達ユニット5の ピンチローラ11a、11bを駆動ローラ9a、9bに圧接する付勢バネ10a 、10bのバネ定数k1を第2の配達ユニット5の付勢バネ15のバネ定数k2 よりも大きく設定している。
【0022】 搬入手段6は、複写機1の排出ローラ3によって排出されたシートを導入する 導入路18と、導入路18から上下方向に分岐する第1の搬送路19および第2 の搬送路20と、第1の搬送路19と第2の搬送路20とを切り換えるゲート手 段(切り換え手段)としてのゲート21と、両搬送路19、20中にそれぞれ設 けられた搬送ローラ22、23およびそのピンチローラ24、25とを備えてい る。
【0023】 第1の搬送路19の出口19aは、最上段のビンB1のシート入口部と略同一 高さに位置している。第2の配達路20の出口20aは、この例では14段目の ビンB14のシート入口部と略同一高さに位置している。
【0024】 複写機1の排出ローラ3から第1の搬送路19を介して第2の配達ユニット5 のローラ14、16に至る搬送長を所定のシート、例えばA4規格で横向きに排 出されるシートの搬送方向長さより長く設定している。これによって、複写機1 の排出ローラ3から排出されたA4横のシートの先端部が第2の配達ユニット5 の上流側のローラ14、16に挟持された時点で、そのシートの後端は排出ロー ラ3から離脱している。したがって、シートが第2の配達ユニット5に挟持され たときから第2の配達ユニット5を複写機1の排出ローラ3の搬送速度V0を超 える移動速度V1にて上又は下に移動することができる。
【0025】 一方、排出ローラ3から第2の搬送路20を介して第2の配達ユニット5のロ ーラ14、16に至る搬送長をA4横の長さより長く設定している(例えば、A 3縦のシートの搬送方向長さより長く設定する)。これによって、上述の第1の 搬送路19の場合と同様、第2の配達ユニット5の移動速度V1を複写機1の排 出ローラ3の搬送速度V0とは無関係に大きく設定できる。
【0026】 図2に示すように、ジャムシートを取り除くために、第1の搬送路19は開放 可能となっている。また、第2の搬送路20は、搬送路20中のジャムシートを 除去するため分割開放可能となっいる共に、第2の配達ユニット5および第1の 配達ユニット4側のジャムシートを除去するために全体開放可能となっている。
【0027】 上記第1・第2の搬送路19、20の搬送ローラ22、23、第2の配達ユニ ット5の駆動ローラ14、ピンチローラ16には、それぞれ搬送方向に自由回転 を許すワンウエイクラッチ(図示略)が装着されている。このワンウエイクラッ チの作用によって、第1・第2の搬送路19、20から受け取ったシートを第2 の配達ユニット5が挟持すると、第1・第2の搬送路19、20の搬送速度を超 える速度にて搬送又は上下移動することが可能となる。同様に、第2の配達ユニ ット5から引き継いだシートを第1の配達ユニット4が挟持してから、第2の配 達ユニット5と第1の配達ユニット4とが互いに相対的に離間移動する際に、シ ートが第2の配達ユニット5に引っ張られて第1の配達ユニット4からシートが 抜け出ることを防止できる。
【0028】 図2〜図8を参照して、搬入手段6と、第1の配達ユニット4および第2の配 達ユニット5のそれぞれの駆動ローラ9a、9b、14を駆動させる搬送駆動機 構を説明する。
【0029】 1個のモータM1で、第1の配達ユニット4の駆動ローラ9a、9b、第2の 配達ユニット5の駆動ローラ14および搬入手段6の搬送ローラ22、23を駆 動するように構成されている。また、第1の配達ユニット4の搬送速度はV1、 第2の配達ユニット5の搬送速度はV1又はV2(V1の略2倍)に切り換え可 能に構成されている。
【0030】 モータM1の駆動によりベルト26が回転されると、プーリ付きギア27、ギ ア28、ベルト29を介して第2の搬送路20の搬送ローラ23が搬送速度V0 (複写機1の排出ローラ3の速度と略同一)にて駆動されるようになっている。
【0031】 ベルト26の回転によって、プーリ30を介してベルト31が回転される。す ると、ギア付きプーリ22a、ギア22bを介して第1の搬送路19の搬送ロー ラ22が搬送速度V0(複写機1の排出ローラ3の速度と略同一)にて駆動され るようになっている。
【0032】 また、ベルト31が回転されると、プーリ付きギア32、ギア付きプーリ33 、ベルト34、プーリ付き傘歯ギア35、回転軸36に固設した傘歯ギア37を 介して回転軸36が回転される。回転軸36の回転によって、回転軸36に摺動 可能に取り付けた傘歯ギア38、傘歯ギア付きギア39および駆動ローラ9a、 9bの軸41に固設したギア40を介して第1の配達ユニット4の駆動ローラ9 a、9bがV1速度で駆動される。
【0033】 前記ベルト31が回転されると、2つの動力伝達経路のうち1経路が選択され て第2の配達ユニット5に連結される。
【0034】 一方の動力伝達経路である前述した第1の配達ユニット4の場合と同様の伝動 機構が連結されると、第2の配達ユニット5の駆動ローラ14が搬送速度V1( 第1の配達ユニット4と略等速)で駆動される。すなわち、その伝動機構は、プ ーリ付きギア42、ギア付きプーリ43、ベルト44、プーリ付き傘歯ギア45 、回転軸46に固設した傘歯ギア47、回転軸46、回転軸46に摺動可能に取 り付けた傘歯ギア48、傘歯ギア付きギア49および駆動ローラ14の軸51に 固設したギア50からなる。
【0035】 他方の動力伝達経路が選択されると、プーリ付きギア52、ギア付きプーリ5 3、ベルト53aを介して、前記の傘歯ギア45に回転伝達される。この場合に は、第2の配達ユニット5の駆動ローラ14は、(V1×2+α)の搬送速度V 2(第1の配達ユニット4の略倍速)にて駆動される。
【0036】 第1の配達ユニット4の回転軸36を介して第1の配達ユニット4の駆動ロー ラ9a、9bに対する前記駆動力伝達をON・OFFするクラッチCL1が設けら れている。クラッチCL1のON時には、第1の配達ユニット4は速度V1でシー トを搬送する。
【0037】 第2の配達ユニット5の回転軸46を介して第2の配達ユニット5の駆動ロー ラ14に対する駆動伝達ON・OFFするクラッチCL2、CL3が設けられている 。
【0038】 クラッチCL2がONすると、第2の配達ユニット5は速度V1でシートを搬送 する。クラッチCL3がONすると、第2の配達ユニット5は速度V2でシートを 搬送する。
【0039】 クラッチCL1のOFF時に、第1の配達ユニット4を即時に停止させるブレー キBL1が設けられている。また、クラッチCL2、CL3のOFF時に、第2の配達 ユニット5を即時停止させるブレーキBL2が設けられている。 前記ベルト31 が回転されると、第1の搬送路19のプーリ54に固設された搬送ローラ22が 駆動される。 図4〜図8を参照して、第1の配達ユニット4および第2の配達ユニット5の 上下動駆動機構を説明する。
【0040】 第1の配達ユニット4および第2の配達ユニット5は、前述のように、それぞ れの左右一方の側端部を噛合された傘歯ギア39、49を介して回転軸36、4 6に支持されている。また、左右他方の側端部に形成したガイド部55、56を ガイドレール57、58に係合している。
【0041】 第1の配達ユニット4の左右側にはベルト59が連結され、ベルト59は上下 一対のプーリ60、61の間に張設され、一方のプーリ61がベルト62を介し てモータM2に駆動連結されている。
【0042】 第2の配達ユニット5も同様に、プーリ63、64間に張設したベルト65、 ベルト66を介してモータM3に駆動連結されている。
【0043】 モータM2、M3の正逆転によって第1の配達ユニット4および第2の配達ユ ニット5が上下移動される。このとき、各ユニット4、5の傘歯ギア39、49 に噛合する傘歯ギア37、48は、ユニット4、5の上下移動に追従して回転軸 に沿って上下摺動する。また、各ユニット4、5のガイド部55、56はガイド レール57、58に沿って上下摺動する。
【0044】 上下移動する各ユニット5、4の位置決め制御を行うパルス発生手段67、6 8が、図8に示すように、モータM2、M3の軸に取り付けられた放射状にスリ ットを形成したエンコーダ69、70と、エンコーダ69、70のスリットを通 過した光をパルスとしてカウントするフォトセンサS4〜7が設けられている。
【0045】 エンコーダ69に2個のフォトセンサS4、5が2個ずつ位相をずらして設け られている。同様に、エンコーダ70に2個のフォトセンサS6、7が位相をず らして設けられている。したがって、ユニット4、5の所定ビンへの上下移動の 際の位置決め精度を向上できる。
【0046】 図4に示すように、第1の配達ユニット4および第2の配達ユニット5は、回 転軸36、46に片持ち支持されている。各ユニット4、5がその非支持側に下 向きに傾斜したときには、各ユニット4、5の非支持側を持ち上げて水平度を修 正する。しかし、その修正により、回転軸36、46と回転軸36、46に結合 された各ユニット4、5の軸受部との間の位置関係が狂い、各ユニット4、5が 回転軸36、46に沿ってスムースに上下摺動できなくなるおそれがある。この 問題を解消するため、図7に示すように、回転軸36、46に摺動可能に摺動体 73、74を嵌合し、摺動体73、74の曲面状外側に上下回動可能に保持体7 5、76が結合されて、第1の配達ユニット4および第2の配達ユニット5側に 固設され、もって調心軸受77、78が構成されている。
【0047】 配達ユニット4、5の回転軸36、46に対する姿勢の変化は、保持体75、 76と摺動体73、74との相対変位として吸収される。したがって、配達ユニ ット4、5が傾斜しても、配達ユニット4、5は回転軸36、46に沿ってスム ースに上下移動できる。
【0048】 配達ユニット4、5は、共にビンBのシート入口の幅方向一方端側で片持ち支 持されている。そのため、配達ユニット4、5は、共に傾き方向が同一となる。 したがって、経年変化などによって配達ユニット4、5に傾きが生じても、第2 の配達ユニット5から第1の配達ユニット4にシートを引き継がせる時のジャム の発生率を低減できる。
【0049】 図4、図5および図7に示すように、第2の配達ユニット5の上下移動機構の 上下プーリ60、61の軸79、80にはそれぞれ複数のリール81、82が設 けられている。上下のリール81、82の間には、ガイド部材としてガイドリボ ン83が張設されている。リール81、82から伸びるガイドリボン83は、第 2の配達ユニット5の上下部に連結されている。リール81、82には、ガイド リボン83に張力を与える張力バネ(図示略)が設けられている。このガイドリ ボン83は、第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4にシートが引き渡 された後、第1の配達ユニット4と第2の配達ユニット5とが上下方向に相対的 に離間した時に、第2の配達ユニット5に先端を挟持されたシートが第1の配達 ユニット4の移動領域側に入り込むことを防止する。
【0050】 ビンBごとに予め設定した受け渡し位置で第2の配達ユニット5から第1の配 達ユニット4へのシート受け渡しが行われる。この例では、次の表1にしたがっ て配達ユニット4、5を移動制御する。なお、表1において、ビンの欄の数は分 配するビン、第2の配達ユニットおよび第1の配達ユニットの欄の数は各ユニッ トの移動するビンの範囲(下線は受け渡し位置)、移動量の欄の数は各ユニット の移動したビンの数を示している。
【0051】 表1 第2・第1の配達ユニットの移動パターン ビン 第2ユニット 移動量 第1ユニット 移動量 2 1 0 1→2 1 3 1→2→1 2 2→3→2 2 4 1→2→1 2 2→4→3 3 5 1→3→1 4 3→5→4 3 6 1→4→1 6 4→6→5 3 7 1→5→1 8 5→7→6 3 8 1→6→1 10 6→8→7 3 9 1→7→1 12 7→9→10 3 10 1→10→14 14 10→11 1 11 14→11→14 6 11→12 1 12 14→12→14 4 12→13 0 13 14→13→14 2 13→14 1 14 14 0 14 0 15 14 0 14→15 1 16 14→15→14 2 15→16 1 17 14→16→14 4 16→17 1 18 14→17→14 6 17→18 1 19 14→18→14 6 18→19 1 20 14→19→14 10 19→20 1 21 14→20→14 12 20→21 1 上記表のように、この例では、ソートモード時、第2の配達ユニット5は2ビ ン〜10ビンのシートまで第1の搬送路19の出口と受け渡し位置との間を往復 移動し、11〜21ビンのシートは第2の搬送路20の出口と受け渡し位置との 間を往復移動する。
【0052】 第2の配達ユニット5の移動量を第1の配達ユニット4の移動量に比べて大き く設定している場合がある。第2の配達ユニット5は、複写機1から排出された シートの先端部を挟持したり、又は第2の配達ユニット5から第1の配達ユニッ ト4への受け渡して第1の配達ユニット4がシート先端部を挟持したら即時に移 動可能である。これに対して、第1の配達ユニット4は、ビンBへの排出時にシ ート後端が完全に抜け切るまで移動することができない。つまり、第2の配達ユ ニット5に比べて第1の配達ユニット4の方がシートの授受排出のための停止時 間が長い。したがって、第2の配達ユニット5の移動量を大きく設定した方が能 率が良く、分配処理時間を短縮でき、所定時間内に多数のシートを分配処理可能 となる。
【0053】 また、複写機1からシートを受け取る第2の配達ユニット5には、次の第1・ 第2の2つのホームポジションが設定されている。ビンB2〜ビンB10(第1 群のビン)にシートを送る場合には、ビンB1の対向位置が第1のホームポジシ ョンとなっている。ビンB11〜ビンB21(第2群のビン)にシートを送る場 合には、ビンB14の対向位置が第2のホームポジションとなっている。そして 、前記第1の搬送路19が第1のホームポジションにシートを案内する。第2の 搬送路20が第2のホームポジションにシートを案内する。
【0054】 ビンB4〜ビンB9までは、シート受け渡し位置が、第1のホームポジション とシート排出位置との間でビンごとに順次第1のホームポジションより遠ざかる 位置で、且つ直前のシート排出位置より第1のホームポジション側に設定されて いる。そして、第2の配達ユニット5は、第1のホームポジションでシート挟持 後、シート受け渡し位置へ下方移動する。第1の配達ユニット4は、直前のシー ト排出位置から受け渡し位置に下方移動する。
【0055】 ビンB16〜ビンB21までは、シート受け渡し位置が、第2のホームポジシ ョンとシート排出位置との間でビンごとに順次第2のホームポジションから遠ざ かる位置で、且つ直前のシート排出位置に設定されている。そして、第2の配達 ユニット5は、第2のホームポジションでシート挟持後、シート受け渡し位置に 下方移動する。第1の配達ユニット4は、直前のシート排出位置で待機している 。
【0056】 ビンB2では、第1のホームポジションで待機する第2の配達ユニット5から 第1のホームポジションで待機する第1の配達ユニット4にシートを受け渡し、 シートを挟持した第1の配達ユニット4がシート排出位置 (ビンB2)に移動する。同様に、ビンB15では、第2のホームポジションで 待機する第2の配達ユニット5から第2のホームポジションで待機する第1の配 達ユニット4にシートを受け渡し、シートを挟持した第1の配達ユニット4がシ ート排出位置(ビンB15)に移動する。
【0057】 第1の搬送路19から第2の搬送路20に切り換える直前のビンB10、又は そ逆に切り換える直前のビンB11では、シート受け渡し位置とシート排出位置 とが同一(ビンB10、B11)となっている。
【0058】 図1を参照してシート検出用のセンサを説明する。
【0059】 センサS1は、導入路18に設けられ、シートがソーター内に進入したことを 検出する入口センサである。
【0060】 センサS1のON(シート先端が到達したことを検出)によって、搬入手段6 の搬送ローラ22、23、ユニット4、5のローラが駆動開始する。また、セン サS2のOFF(シート後端が通過したことを検出)によって、シートカウンタ (図示略)がシート枚数をカウントする。
【0061】 センサS2は、第2の配達ユニット5の上下移動領域の上下にそれぞれ設けら れた一対の発光・受光素子からなる。センサS2は、第2の配達ユニット5にシ ートが到達したこと、第2の配達ユニット5からシートが抜け出たことをON・ OFFによって検出する。
【0062】 センサS3は、第1の配達ユニット4の上下移動領域の上下にそれぞれ設けら れた一対の発光・受光素子からなる。センサS3は、第1の配達ユニット4にシ ートが到達したこと、第1の配達ユニット4からシートが抜け出たことをON・ OFFによって検出する。
【0063】 図8に示すように、センサ4、5は、前述のように、第2の配達ユニット5の 上下移動機構の位置決め用のパルス発生手段67のフォトセンサである。
【0064】 センサ6、7は、第1の配達ユニット4の上下移動機構の位置決め用のパルス 発生手段68のフォトセンサである。
【0065】 この装置の駆動制御は、図示しないCPUなどの制御手段により行われる。す なわち、センサS1〜7により検出したシート搬送状態の信号をCPUに入力し 、演算後、制御信号を出力し、モータM1〜3、クラッチCL1〜3、ブレーキBL 1、2を駆動制御する。
【0066】 以上のように構成されたこの実施例の動作を上記図1〜図8および表1に図9 、10のフローチャートおよび図11〜16の動作状態図をを併せ参照して説明 する。 (1)A4横シートをソートモード処理する場合 複写機1のプラテンガラス(図示略)上又は自動原稿送り装置(図示略)に原 稿(この例ではA4横)をセットし、複写機1の操作面(図示略)から所定のソ ートモード条件を入力する。
【0067】 第2の配達ユニット5および第1の配達ユニット4の第1のホームポジション は共に、図1実線位置で示すようにビンB1のシート入口部の対向位置に設定さ れている。複写機1のスタートキー(図示略)を押したときに、ユニット4、5 が第1のホームポジションから外れた位置にあるときには、ビンB1と略同一の 第1のホームポジションに上又は下に移動される。搬入手段6では、導入路18 から第1の搬入路19に搬送可能にゲート21を切り換える。
【0068】 第2の配達ユニット5および第1の配達ユニット4が第1のホームポジション に停止すると、複写機1において複写動作を開始する。1枚目のシートのビンB2への送り(図11参照 ) 複写機1の排出ローラ3から1枚目の複写済みシートが、ソーター2の導入路 18に入り込む。すると、モータM1が駆動開始し、第2の配達ユニット5およ び第1の配達ユニット5の駆動ローラ14、9a、9bが駆動を開始し、シート 搬送に備える。
【0069】 複写機1からソーターに搬入された1枚目のシートは、第1のホームポジショ ンの第2の配達ユニット5から第1のホームポジションの第1の配達ユニット4 に渡される。
【0070】 そして、シート先端側が第1の配達ユニット4に到達すると、第1の配達ユニ ット4のローラ9a、9bが駆動停止し、シート先端側を挟持する(図11a、 b)。
【0071】 シートを挟持した第1の配達ユニット4は、そのホームポジションからビンB 2のシート入口部の対向位置(シート排出位置)まで下方移動して停止する(図 11c)。この第1の配達ユニット4の下方移動中、第2の配達ユニット5のロ ーラ14はV1の搬送速度で駆動されている。
【0072】 ここで、配達ユニット4、5が相対的に離間移動する際、第2の配達ユニット 5から搬出されるシートは、第2の配達ユニット5の従動ローラ17a、17b の曲面形状に沿ってガイドすると共に、回転自在の従動ローラ17a、17bに よってガイド面とシートとの間に生じる負荷を最小限に抑え、シートの損傷、変 形を防止する。
【0073】 また、ユニット4、5とが上下方向に離間する際に、第2の配達ユニット5に 先端側を挟持されたシートの後端側が、第2の配達ユニット5の上下方向に張設 されたガイドリボン83によってガイドされる。したがって、シートが、第1の 配達ユニット4の移動領域側に入り込んで、損傷、変形を生じることを防止でき る。また、シートが、第1の配達ユニット4の移動領域側に入り込まないので、 第2の配達ユニット5のシート検出用のセンサS2の誤動作を防止できる。
【0074】 第2の配達ユニット5のローラ14、16は、ワンウエイクラッチの作用によ ってシートの移動に従動する。したがって、相対的に離間するユニット4、5の 間のシートに引張り力で第1の配達ユニット4からシートが外れてしまうことを 確実に防止できる。
【0075】 そして、第1の配達ユニット4のローラ9a、9bが駆動し、1枚目のシート をビンB2上に排出する(図11d)。
【0076】 シート排出後、第1の配達ユニット4は、この位置に停止し、次のシート受け 渡しに備える(図11e)。2枚目のシートのビンB3への送り(図12参照 ) 複写機1からソーターに搬入された2枚目のシートの先端側を、第1のホーム ポジションの第2の配達ユニット5が挟持する(図12a)。
【0077】 次に、第2の配達ユニット5はシート先端側を挟持した状態で、ホームポジシ ョンからビンB2のシート入口部に対応する受け渡し位置まで下方移動し、第1 の配達ユニット4と水平に並ぶ(図12b)。
【0078】 ここで、第2の配達ユニット5がシート先端側を挟持した時点で、シート後端 は複写機1の排出ローラ3から離脱している。したがって、第2の配達ユニット 5がシート先端部を挟持したら即時に、第2の配達ユニット5は複写機1の排出 ローラ3の搬送速度V0を超える速度V1で移動できる。このとき、搬送ローラ 22は、ワンウエイクラッチの作用によってシートに従動する。
【0079】 続いて、第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4にシートが搬送され 受け渡しが行われる。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する(図12 c)。
【0080】 次に、シート先端を挟持した第1の配達ユニット4はビンB3のシート入口対 向位置まで下方移動する。同時に、第2の配達ユニット5はビンB2のシート入 口対向位置から第1のホームポジションに上方移動して復帰する(図12d)。
【0081】 ここで、シートを挟持した第1の配達ユニット4が受け渡し位置からシート排 出位置に下方移動し、同時に第2の配達ユニット5が受け渡し位置からホームポ ジションに上方移動し、両ユニット4、5が離間する際、第2の配達ユニット5 はV2(V1の略2倍)にてシートを搬送する。したがって、ユニット4、5の 間のシートの引張り力で第1の配達ユニット4からシートが外れてしまうことを 確実に防止できる。
【0082】 続いて、第1の配達ユニット4からシートをビンB3上に排出する(図12e )。3枚目のシートのビンB4への送り(図13参照 ) 複写機1からソーターに搬入された2枚目のシートの先端側を、第1のホーム ポジションの第2の配達ユニット5が挟持する(図13a、b)。 次に、第2 の配達ユニット5はシート先端側を挟持した状態で、第1のホームポジションか らビンB2のシート入口部に対向する位置まで下方移動する。同時に、第1の配 達ユニット4がビンB2まで上方移動する。これによって、ユニット4、5が受 け渡し位置に並ぶ(図13c)。 続いて、第2の配達ユニット5から第1の配 達ユニット4にシートが搬送され受け渡しが行われる。第1の配達ユニット4が シート先端側を挟持する(図13d)。
【0083】 次に、シート先端を挟持した第1の配達ユニット4はビンB4のシート入口対 向位置まで下方移動する。同時に、第2の配達ユニット5はビンB2のシート入 口対向位置から第1のホームポジションに上方移動して復帰する(図13e)。
【0084】 続いて、第1の配達ユニット4からシートをビンB4上に排出する(図13f )。4枚目のシートのビンB5への送り(図14参照 ) 複写機1からソーターに搬入された2枚目のシートの先端側を、第1のホー ムポジションの第2の配達ユニット5が挟持する(図14a、b)。 次に、第 2の配達ユニット5はシート先端側を挟持した状態で、第1のホームポジション からビンB3のシート入口部に対向する位置まで下方移動する。同時に、第1の 配達ユニット4がビンB3まで上方移動する。これによって、ユニット4、5が 受け渡し位置に並ぶ(図14c)。
【0085】 続いて、第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4にシートが搬送され 受け渡しが行われる。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する(図14 d)。
【0086】 次に、シート先端を挟持した第1の配達ユニット4はビンB5のシート入口対 向位置まで下方移動する。同時に、第2の配達ユニット5は第1のホームポジシ ョンに上方移動して復帰する(図14e)。
【0087】 続いて、第1の配達ユニット4からシートをビンB5上に排出する(図14f )。
【0088】 続いて、5〜8枚目のシートを表1の動作にしたがってビンB6からビンB9 にシートを分配する。9枚目のシートのビンB10への送り(図15参照 ) 複写機1からソーターに搬入された9枚目のシートの先端側を、第1のホーム ポジションの第2の配達ユニット5が挟持する(図15a、b)。 次に、第2 の配達ユニット5はシート先端側を挟持した状態で、ホームポジションからビン B10のシート入口部に対向する位置まで下方移動する。同時に、第1の配達ユ ニット4がビンB9からビンB10まで下方移動する。これによって、ユニット 4、5がビン10の前の受け渡し位置に並ぶ(図15c)。
【0089】 続いて、第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4にシートが搬送され 受け渡しが行われる。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する(図15 d)。
【0090】 続いて、第1の配達ユニット10からシートをビンB10上に排出する。同時 に、第2の配達ユニット5はビンB14に対向する第1のホームポジションに下 方移動する(図14e、f)。
【0091】 10枚以降のシート(ビンB11に送る)からはゲート21が切り換えられ、 第2の配達路20の出口から第2の配達ユニット5がシートを受け取り、表1に 示す動作パターンにより分配動作を実行する。特に16枚目のシートの送りを次 に述べる。16枚目のシートのビンB17への送り(図16参照 ) 複写機1からソーターに搬入された16枚目のシートの先端側を、ビンB14 の前の第2のホームポジションの第2の配達ユニット5が挟持する(図16a、 b)。
【0092】 次に、第2の配達ユニット5はシート先端側を挟持した状態で、第2のホーム ポジションから16段目のビンB16のシート入口部に対向する位置まで下方移 動する。これによって、ビンB16の対向位置にユニット4、5がに並ぶ(図1 6c)。
【0093】 続いて、第2の配達ユニット5から第1の配達ユニット4にシートが搬送され 受け渡しが行われる。第1の配達ユニット4がシート先端側を挟持する(図16 d)。
【0094】 続いて、第1の配達ユニット4がビンB17の前に下降移動する。同時に、第 2の配達ユニット5が第2のホームポジションに上方移動する(図16e)。
【0095】 第1の配達ユニット4からシートをビンB17上に排出する。
【0096】 上記のように、複写機1からの排出シートを第2の配達ユニット5が受け取る 受け取り位置をビンB2〜B10では第1の搬送路19の出口、ビンB11〜B 21では第2の配達路20の出口と切り換えている。したがって、分配能率が良 く、分配処理時間を短縮できる。
【0097】 3枚の原稿を14部複写して、そのソーティングを行う場合を想定する。まず 第1の原稿の複写シート14枚をビンB2〜B15に1枚ずつ分配する。次に、 第2の原稿の複写シート14枚をビンB15〜B2の順でに1枚ずつ分配する。 次に、第3の原稿の複写シート15枚をビンB2〜B15の順で1枚ずつ分配し て完了する。 (2)A3横のシートをソートモードで処理する場合 A3横シートの場合も、上記(1)のA4横の場合と同様に表1の動作パター ンにしたがって分配処理する。
【0098】 しかし、A3横シートであると、第1の搬送路19を介して案内されたシート が第2の配達ユニット5に到達しただけでは、複写機1の排出ローラ3を脱して いない。そこで、入口センサS1によって、シート後端が複写機本体1から離れ たことを検出したら、第2の配達ユニット5を速度V1で移動させる。 (3)グループモードの場合 例えば、3枚の原稿を14部複写して、グループモードにて処理する場合を想 定する。
【0099】 まず、ユニット4、5をビンB2のシート入口の高さ(第1の搬送路19の出 口の高さ)に位置させた状態で、第1の原稿の複写シート14枚を連続してビン B2に収納する。
【0100】 次に、第2の配達ユニット5は第1の搬送路19の出口位置のままにして、第 1の配達ユニット4が第2の配達ユニット5とビンB3との間を14回往復移動 し、ビンB3に第2の原稿の複写シート14枚を排出する。 次に、第2の配達 ユニット5が第1の搬送路19の出口からシートを受け取った後、ビンB4の高 さの位置で第1の配達ユニット4に受け渡し、その後第1の配達ユニット4がビ ンB4にシートを排出する動作を繰り返し、第3の原稿の複写シート14枚をビ ンB4に収納して完了する。 (4)ノンソートモード処理の場合 ユニット4、5を最上段のビンB1のシート入口の高さ(第1の搬送路19の 出口高さ)に位置させた状態で、シートの総てを連続してビンB1に収納して完 了する。 (5)ランダムアクセスモード処理の場合 今、1枚目のシートを5段目のビンB5に収納し、2枚目のシートを16段目 のビンB16に収納するように条件設定した場合を想定する。
【0101】 まず、1枚目のシートについては、第1の搬送路19の出口から第2の配達ユ ニット5がシートを受け取り、次にビンB3の対向位置にて第1の配達ユニット 4にシートを受け渡し、続いて第1の配達ユニット4がシートをビンB5に放出 する。
【0102】 2枚目のシートについては、第2の搬送路20の出口から第2の配達ユニット 5が受け取り、次にビンB15の高さの位置にて第1の配達ユニット4がシート を引き継ぎ、第1の配達ユニット4がビンB16にシートを排出する。
【0103】 なお、上記実施例にこの考案は限定されるものではなく、種々の変形例が実施 可能である。
【0104】 例えば、図17に示すように、ガイド部材を曲面ガイド面を有する板材100に よって構成してもよい。また、ガイド部材を搬送路19、20の出口に設け、こ の搬送路出口と第2のシート材挟持搬送手段との相対的離間の時のシート材の破 損等をなくすようにしてもよい。
【0105】
【考案の効果】
この考案では、第2のシート材挟持搬送手段のシート材出口でシート材を保持 案内する曲面状の固定ガイド部材を第2のシート材挟持搬送手段に設けているの で、第2のシート材挟持搬送手段から第1のシート材挟持搬送手段に渡ってシー ト材が存在する状態で第1・第2のシート材挟持搬送手段が相対的に離間移動す る際、第2のシート材挟持搬送手段のシート材出口にてシート材にかかる負荷を 低減し、シート材の破損、変形を極力なくすことができる。 また、搬送路の出口にガイド部材を設けたので、搬送路から第2のシート材挟 持搬送手段に渡ってシート材が存在する状態で、第2のシート材挟持搬送手段が 搬送路出口から離間移動する際、搬送路出口にてシート材にかかる負荷を低減し 、シート材の破損、変形を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この考案の一実施例の全体概略を示す縦断面
図。
【図2】 一部開放状態を示した縦断面図。
【図3】 搬送部の駆動系を示す拡大図。
【図4】 第2の配達・第1の配達ユニットの上下移動
用の駆動系を示す斜視図。
【図5】 ユニットの移動用の駆動系を示す平面図。
【図6】 ユニットの移動用の駆動系を示す縦断面図。
【図7】 第2の配達・第1の配達ユニットの拡大縦断
面図。
【図8】 ユニットの移動用の駆動系の一部を示す縦断
面図。
【図9】 装置の動作を示すフローチャート(1)。
【図10】装置の動作を示すフローチャート(2)。
【図11】装置の動作状態図。
【図12】装置の動作状態図。
【図13】装置の動作状態図。
【図14】装置の動作状態図。
【図15】装置の動作状態図。
【図16】装置の動作状態図。
【図17】他の実施例の説明図。
【符号の説明】
1 複写機(シート材出力装置) 2 ソーター 4 第1の配達ユニット(第1のシート材挟持搬送手
段) 5 第2の配達ユニット(第2のシート材挟持搬送手
段) 17a 従動ローラ(ガイド) 17b 従動ローラ(ガイド) 100 板材(ガイド) B1〜21 ビン

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下方向に所定間隔をおいて配設された、
    シート材を収容するための複数のビンと、 シートを挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンのシート
    材入口の配列方向に沿って上下移動可能に設けられ、前
    記ビンにシート材を排出する第1のシート材挟持搬送手
    段と、 シート材を挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンの配列
    方向に沿って上下移動可能に設けられ、シート材出力装
    置から排出されたシート材を受け取って前記第1のシー
    ト材挟持搬送手段に受け渡す第2のシート材挟持搬送手
    段とを備えたソーターにおいて、 前記第1のシート材挟持搬送手段と前記第2のシート材
    挟持搬送手段とに渡ってシート材が存在する状態で前記
    第1のシート材挟持搬送手段と前記第2のシート材挟持
    搬送手段とが相対的に離間した際、前記第2のシート材
    挟持搬送手段のシート材出口でシート材を保持案内する
    曲面状の固定ガイド部材を前記第2のシート材挟持搬送
    手段に備えてなることを特徴とするソーター。
  2. 【請求項2】前記固定のガイド部材が、前記第2のシー
    ト材挟持搬送手段の出口の上下に設けられた板材である
    ことを特徴とする請求項1記載のソーター。
  3. 【請求項3】前記固定のガイド部材が、前記第2のシー
    ト材挟持搬送手段の出口の上下に自由回転可能に設けら
    れたローラから構成されていることを特徴とする請求項
    1記載のソーター。
  4. 【請求項4】上下方向に所定間隔をおいて配設された、
    シート材を収容するための複数のビンと、 シートを挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンのシート
    材入口の配列方向に沿って上下移動可能に設けられ、前
    記ビンにシート材を排出する第1のシート材挟持搬送手
    段と、 シート材を挟持かつ搬送可能で、前記複数のビンの配列
    方向に沿って上下移動可能に設けられ、シート材出力装
    置から排出されたシート材を受け取って前記第1のシー
    ト材挟持搬送手段に受け渡す第2のシート材挟持搬送手
    段とを備えたソーターにおいて、 前記シート材出力装置から排出されたシート材を所定の
    ホームポジションで待機する前記第2のシート材挟持搬
    送手段に導く搬送路と、 前記搬送路と前記第2のシート材挟持搬送手段とに渡っ
    てシート材が存在する状態で、前記第2のシート材挟持
    搬送手段が前記搬送路のシート材出口から離間移動した
    際、前記搬送路の出口でシート材を保持案内する曲面状
    の固定ガイド部材と、 を備えてなることを特徴とするソーター。
  5. 【請求項5】前記固定のガイド部材が、前記搬送路の出
    口の上下に設けられた板材であることを特徴とする請求
    項4記載のソーター。
  6. 【請求項6】前記固定のガイド部材が、前記搬送路の出
    口の上下に自由回転可能に設けられたローラから構成さ
    れていることを特徴とする請求項4記載のソーター。
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