JP2819099B2 - 車両用収納装置 - Google Patents

車両用収納装置

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JP2819099B2 JP9359995A JP9359995A JP2819099B2 JP 2819099 B2 JP2819099 B2 JP 2819099B2 JP 9359995 A JP9359995 A JP 9359995A JP 9359995 A JP9359995 A JP 9359995A JP 2819099 B2 JP2819099 B2 JP 2819099B2
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英広 村上
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用収納装置に関
し、とくにボックスの使用時に外力によってボックスが
回動するのを防止する車両用収納装置の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車体側に固定されたリテーナに、シガー
ライタが配置されるボックスを出し入れ自在に設けた車
両用灰皿装置は、例えば実開平4−48042号公報に
開示されている。本公報の灰皿装置では、ボックス本体
の車室側にドア部が揺動可能に設けられており、ドア部
に車室側からの押圧により他方が揺動するシフトロック
レバーが連結されている。リテーナには、シフトロック
バーの他方に設けられたロックピンを案内するガイド部
を設けられている。ガイド部の端部には、ボックス本体
がリテーナに対して限界まで引き出された状態でシフト
ロックバーのロックピンが当接するストッパ部が設けら
れているので、シガーライタの押圧時のボックス本体側
への移動を阻止することができる。したがって、シガー
ライタの使用時にはボックスを押える必要はなく、灰皿
装置の使い勝手が向上する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の実開平
4−48042号公報の灰皿装置では、シガーライタの
押圧時のボックス本体の移動を阻止するために多数の部
品を使用しており、コストが増加するという問題があ
る。また、構成部品の点数が増加すると、各部品自体の
製作誤差や組付工程で発生する組付誤差の累積により、
装置におけるがたつきの発生や作動不良が発生しやすく
なる。これは、灰皿装置に限らず、使用時にボックスに
外力を付与する他の収納装置にも生じる問題でもある。
【0004】本発明の目的は、ボックスの使用時に外力
によってボックスが移動するのを簡単な構造で防止する
ことが可能な車両用収納装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明に係る車両用収納装置は、次の通りである。車体側に
取付けられるリテーナと、前記リテーナに形成された軸
受部に回動可能に支持され、かつ車室内側からの外力に
より軸受部に対して移動可能なボックスと、前記リテー
ナに形成される第1の係合手段と、前記ボックスに形成
され、ボックスがリテーナに対して使用位置に回動して
いる状態では前記第1の係合手段と係合可能に対向する
第2の係合手段と、前記第2の係合手段が第1の係合手
段から離れる方向に前記ボックスを付勢し、前記外力に
より弾性変形し第1の係合手段と第2の係合手段との係
合を可能にする付勢手段と、を備えたことを特徴とする
車両用収納装置。
【0006】
【作用】本発明に係る車両用収納装置では、リテーナの
軸受部に回動可能に支持されたボックスは、使用状態で
は第2の係合手段が第1の係合手段と対向している。ボ
ックスは、付勢手段によって第2の係合手段がリテーナ
の第2の係合手段から離れる方向に付勢されているの
で、ボックスに付勢手段を弾性変形させる外力が作用し
ない限り、ボックスはリテーナに対して回動可能となっ
ている。ボックスに、車室内側からの外力を付与した場
合は、ボックスはリテーナの軸受部に対して移動し、付
勢手段は外力によって弾性変形する。そのため、第1の
係合手段と対向している第2の係合手段は、第1の係合
手段に接近し、第1の係合手段と係合する。第1の係合
手段と第2の係合手段とを係合した状態では、ボックス
はリテーナに対して回動できなくなり、外力によるボッ
クスの回動が阻止される。第1の係合手段と第2の係合
手段は、従来から存在するリテーナとボックスとにそれ
ぞれ形成されるので、構成部品の増加も小に抑えること
ができ、装置の簡素化が図れる。
【0007】
【実施例】図1ないし図6は、本発明の一実施例に係る
車両用収納装置を示し、とくに灰皿装置に適用した場合
を示している。図4において、11は車体側部材1に固
定されるリテーナを示している。リテーナ11は、上方
が開口部12に形成されている。リテーナ11は、開口
部12が斜めに延びる車体側部材1の開口部2と一致す
るように固定されている。リテーナ11の幅方向の両内
側面には、軸受部13が形成されている。各軸受部13
は、円形ではなく長円形となっている。
【0008】リテーナ11の内側には、ボックス20が
収納されている。ボックス20には、図2に示すよう
に、吸殻を収納する灰皿ケース21とシガーライタ22
とが装着されている。灰皿ケース21とシガーライタ2
2は、ボックス20に対して着脱可能となっている。ボ
ックス20の幅方向の両外側面には、外方に突出する軸
23が形成されている。軸23は、リテーナ11の軸受
部13に嵌合されている。ボックス20は、軸受部13
に嵌合された軸23を中心としてリテーナ11に対して
回動可能となっている。軸23は、軸受部13に対して
矢印X方向には移動不可能になっており、矢印Y方向に
は移動可能となっている。ボックス20には、車体側部
材1の開口部2を閉塞するドア部24が形成されてい
る。シガーライタ22の中心線Aは、一方の軸23と他
方の軸23とを結ぶ直線Bと直交している。
【0009】リテーナ11の幅方向の内側面には、空気
の流入を邪魔し灰皿の消火性を高める突条部15が形成
されている。突条部15の外面側には、第1の係合手段
16が形成されている。第1の係合手段16は、図6に
示すように円弧状の凹部から構成されている。ボックス
20の幅方向の両外側面には、空気の流入を邪魔し灰皿
の消火性を高める突条部25が形成されている。突条部
25は、突条部15の外周に位置している。突条部25
には、第2の係合手段26が形成されている。第2の係
合手段26は、図6に示すように円弧状の凸部から構成
されている。ボックス20がリテーナ11に対して使用
位置に回動している状態では、第1の係合手段16と第
2の係合手段26は対向するようになっている。
【0010】リテーナ11には、第1の係合手段16と
対向している第2の係合手段25が第1の係合手段16
から離れる方向にボックス20を付勢する付勢手段とし
ての金属部材からなる板ばね30が取付けられている。
板ばね30は、リテーナ11の幅方向の外側面に形成さ
れた保持部31にビス32を介して固定されている。板
ばね30の先端部(自由端部)は、ボックス20の軸2
3と常に接触しており、これによりボックス20の第2
の係合手段25は第1の係合手段16から離れるように
なっている。板ばね30は、シガーライタ22の押圧時
にはその外力によって弾性変形し、この状態では第1の
係合手段16と第2の係合手段26が係合するようにな
っている。
【0011】つぎに、上記車両用収納装置における作用
について説明する。車室内にて喫煙をしていない場合
は、図3に示すようにボックス20に装着された灰皿ケ
ース21およびシガーライタ22は、リテーナ11内に
収納されている。喫煙をする際には、ボックス20のド
ア部24が搭乗者によって矢印F1 方向に押圧される。
これにより、ボックス20を収納位置にロックするロッ
ク機構(図示略)のロックが解除され、ボックス20は
図示しないスプリングの付勢力によって車室内側に回動
する。図1および図4は、ボックス20が車室内側に回
動した状態を示しており、この状態で灰皿ケース21お
よびシガーライタ22の使用が可能となる。
【0012】シガーライタ22は、押し込み動作によっ
てヒータ(図示略)に電流が流れヒータが赤熱するもの
である。図4に示すように、シガーライタ22を矢印F
2 方向に押圧すると、その押圧力はボックス20にも伝
達され、ボックス20を付勢している板ばね30が弾性
変形する。図1は、シガーライタ22を押し込む前の軸
受部13と軸23との位置関係を示しており、図5はシ
ガーライタ22を押圧した状態における軸受部13と軸
23との位置関係を示している。シガーライタ22を押
圧した状態では、板ばね30の弾性変形により軸受部1
3に対して軸23が下方に移動するので、ボックス20
全体が下方に移動する。この状態では、第1の係合手段
16と第2の係合手段26は対向しているので、第2の
係合手段26は第1の係合手段16に接近し、第2の係
合手段26と第1の係合手段16は図6に示すように係
合する。したがって、シガーライタ22の押圧力によっ
てボックス20が回動することは阻止される。
【0013】シガーライタ22の押圧が完了すると、ボ
ックス20は板ばね30の付勢力によって押し上げら
れ、軸23は軸受部16の上面と再び接触する。この状
態では、図1に示すように、第1の係合手段16と第2
の係合手段26との係合は解除される。喫煙が終了する
と、ボックス20のドア部24が矢印F3 方向に押圧さ
れ、ボックス20はリテーナ11に対して回動する。ボ
ックス20が所定量回動した状態では、図示しないロッ
ク機構によりボックス20は所定の位置にロックされ
る。
【0014】本実施例では、第1の係合手段16を凹部
とし第2の係合手段26を凸部に構成したが、逆に第1
の係合手段16を凸部とし第2の係合手段26を凹部と
した構成であってもよい。また、付勢手段は金属製の板
ばねから構成したが、金属製のコイルスプリングであっ
てもよいし、樹脂製の弾性体であってもよい。さらに、
ボックス20はスプリングによって車室内側に自動的に
回動する構成を示したが、手動によってボックス20を
回動させる構成であってもよい。
【0015】なお、本実施例では灰皿装置に適用した場
合を示したが、灰皿装置に限定されることはない。例え
ば、車両用カップホルダに適用した場合は、飲料水の入
ったカップの重さによって付勢手段を弾性変形させるこ
とが可能であり、これによる第1の係合手段と第2の係
合手段との係合により、ボックスの回動を阻止すること
ができる。
【0016】
【発明の効果】本発明に係る車両用収納装置によれば、
車体側に取付けられるリテーナに、第1の係合手段を形
成し、リテーナの軸受部に回動可能に支持されかつ外力
により軸受部に対して移動可能なボックスに、ボックス
がリテーナに対して使用位置に回動している状態では第
1の係合手段と係合可能に対向する第2の係合手段を形
成し、第2の係合手段が第1の係合手段から離れる方向
にボックスを付勢手段によって付勢したので、ボックス
に車室内側から外力を付与した場合は、付勢手段の弾性
変形によってボックスをリテーナの軸受部に対して移動
させることができ、第1の係合手段と第2の係合手段と
を係合させることができる。したがって、ボックスの使
用時に外力によってボックスが回動するのを簡単な構造
で防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る車両用収納装置の使用
時の透視断面図である。
【図2】図1の車両用収納装置の斜視図である。
【図3】図1の車両用収納装置の不使用時の透視断面図
である。
【図4】図3のシガーライタの使用時の透視断面図であ
る。
【図5】図4のシガーライタを押圧した際の第1の係合
手段と第2の係合手段との係合状態を示す透視断面図で
ある。
【図6】図5の部分拡大断面図である。
【符号の説明】
11 リテーナ 13 軸受部 16 第1の係合手段 20 ボックス 22 シガーライタ 26 第2の係合手段 30 付勢手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−294180(JP,A) 実開 平5−54073(JP,U) 実開 平5−38973(JP,U) 実開 平5−56604(JP,U) 実開 平4−28132(JP,U) 実開 平5−54074(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 3/08 A24F 19/00 B60N 3/14

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側に取付けられるリテーナと、 前記リテーナに形成された軸受部に回動可能に支持さ
    れ、かつ車室内側からの外力により軸受部に対して移動
    可能なボックスと、 前記リテーナに形成される第1の係合手段と、 前記ボックスに形成され、ボックスがリテーナに対して
    使用位置に回動している状態では前記第1の係合手段と
    係合可能に対向する第2の係合手段と、 前記第2の係合手段が第1の係合手段から離れる方向に
    前記ボックスを付勢し、前記外力により弾性変形し第1
    の係合手段と第2の係合手段との係合を可能にする付勢
    手段と、を備えたことを特徴とする車両用収納装置。
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