JP3714733B2 - 車両用カップホルダー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車両用カップホルダーに関し、特にカバーを二分割として、両開きに開閉できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のカップホルダーとしては、カップを挿入する上面が開放した中空なケースと、このケースに開閉可能に軸止され、前記ケースの開放上面を開閉するカバーとを備えたものが知られている(例えば実開平5−32137号公報、実開平5−78634号公報等)。
【0003】
また、カバーではないが、ホルダー部材を二分割として、両ホルダー部材をリンク機構で連結したものも知られている(実開平4−5138号公報等)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した前者のカップホルダーは、カバーが一体的に開くので、カバーの開閉スペースや操作スペースを確保することが困難であり、また、カバーを開く際の操作量が比較的大きく、操作性に劣るという問題点があった。
一方、上記した後者のカップホルダーは、ホルダー部材が単に二分割となっているだけで、カバーとしての役目を果たさないという問題点があった。
【0005】
また、二分割されたホルダー部材は、リンク機構で連結されているが、カバーと開閉方向が異なっており、両者は技術的思想を異にしているため、カバーの構造に応用することが困難である。
(請求項1)
そこで、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次の2つの点にある。
【0006】
第1に、請求項1記載の発明は、カバーを二分割することで、カバーの開閉スペースや操作スペースを比較的容易に確保することができるようにしている。
第2に、請求項1記載の発明は、2個のカバー半部をリンクアームで相互に連結することで、一方のカバー半部を開閉することで、両カバー半部の開閉することができ、簡便に且つ迅速に開閉可能できるようにしている。
【0007】
第3に、請求項1記載の発明によれば、一方のカバー半部を開く際に、他方のカバー片部が即座に開いて操作の妨げとならないようにしたものである。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0008】
すなわち、請求項2記載の発明は、一方のカバー半部を開閉する際に、スプリングの付勢方向が逆転するようにすることで、両カバー半部の開閉操作を一層、簡便に且つ迅速に行うことができるようにしている。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
【0009】
すなわち、請求項3記載の発明は、一方のカバー半部の最大開放角度を規制することで、両カバー半部を最大開放角度を規制することができるようにしたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の2つの点を特徴とする。
【0011】
第1に、カバーは、例えば図1〜3に示すように、一端部がケース(30)の相対向する開口縁部にそれぞれ軸止され、他端自由端部がケース(30)の開放上面上で互いに突き合う2個のカバー半部(40,50)から構成されている。
なお、カバー半部(40,50)は、ケース(30)の上下方向に軸止しても良いし、或いは左右方向に軸止しても良い。
【0012】
第2に、両カバー半部(40,50)は、例えば図1,2に示すように、回転力を伝達するリンクアーム(60)を介して互いに連結されている。
第3に、リンクアーム(60)の一端部は、例えば図1,2に示すように、両カバー半部(40,50)のうち、一方の第1のカバー半部(例えば上側のカバー半部40)に軸止されている。
【0013】
なお、上側のカバー半部(40)でなく、下側のカバー半部(50)にリンクアーム(60)を軸止しても良い。
第4に、リンクアーム(60)の他端部と、両カバー半部(40,50)のうち、他方の第2のカバー半部(例えば下側のカバー半部50)との間には、例えば図1,2に示すように、軸(例えばリンク軸62)とこの軸(例えばリンク軸62)を支持する孔(リンク支持孔54)とを設けている。
【0014】
なお、下側のカバー半部(50)でなく、上側のカバー半部(40)との間に、軸(例えばリンク軸62)と孔(例えばリンク支持孔54)とを設けても良い。
また、リンクアーム(60)に、軸(例えばリンク軸62)を設け、第2のカバー半部(例えば下側のカバー半部50)に孔(例えばリンク支持孔54)を設けたが、逆に、リンクアーム(60)に孔を設け、第2のカバー半部(例えば下側のカバー半部50)に軸を設けても良い。
【0015】
第5に、孔(例えばリンク支持孔54)には、例えば図4〜6図に示すように、リンクアーム(60)の他端部の初期移動による軸(例えばリンク軸62)の移動を許容し、回転力の伝達を断つクリアランス(55)が形成されるようにしている。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0016】
すなわち、両カバー半部(40,50)のうち少なくと一方のカバー半部(例えば上側のカバー半部40)とケース(30)との間には、例えば図1,3に示すように、当該一方のカバー半部(例えば上側のカバー半部40)の開閉途中で付勢方向が逆転して、当該一方のカバー半部(例えば上側のカバー半部40)を閉じる方向と開く方向とに向かってそれぞれ付勢するスプリング(70)を設けている。
【0017】
なお、スプリング(70)は、上側のカバー半部(40)でなく、下側のカバー半部(50)との間に設けても良い。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
【0018】
すなわち、第1のカバー半部(例えば上側のカバー半部40)には、例えば図8に示すように、リンクアーム(60)に当接し、当該前記第1のカバー半部(例えば上側のカバー半部40)の最大開放角度を規制するストッパ(45)を設けている。
【0019】
【発明の実施の形態】
(図面の説明)
図1〜11は、本発明の実施の形態の一例を示すものである。
図1は、両カバー半部を開いた状態を示すカップホルダーの斜視図を示す。
図2,3は、両カバー半部を閉じた状態を示し、図2はカップホルダーの右側面図、図3はカップホルダーの左側面図をそれぞれ示す。
【0020】
図4〜6はリンクアームの動作を説明する一部拡大図であり、図4は両カバー半部を閉じた状態を示し、図5は両カバー半部の開閉途中を示し、図6は両カバー半部を閉いた状態を示す。
図7は、両カバー半部の開閉途中を示し、カップホルダーの右側面図を示す。
図8〜11は、両カバー半部を開いた状態を示し、図8はカップホルダーの右側面図、図9はカップホルダーの縦断面図、図10はカップホルダーの右側面図、図11はカップホルダーの平面図をそれぞれ示す。
(カップホルダー)
図中、10は、カップホルダーを示すものである。
【0021】
上記カップホルダー10は、図示しないが、車室内のフロントパネル等に埋設状に固定され、図9に示すように、飲料水等のカップ類、缶類、紙パック類、小型のペットボトル類等のカップ20,21を挿入し、カップ20,21が倒れないように保持するものである。
前記カップホルダー10は、図1に示すように、カップ20,21を挿入する上面が開放した中空なケース30と、このケース30の上下に位置し、一端部がケース30の相対向する開口縁部にそれぞれ軸止され、他端自由端部がケース30の開放上面上で互いに突き合う上下2枚のカバー半部40,50とから構成されている。
【0022】
上記上下の両カバー半部は、図1に示すように、回転力を伝達するリンクアーム60を介して互いに連結されている。
また、上下のカバー半部40,50のうち少なくと一方、本実施例では上側のカバー半部40とケース30との間には、図3に示すように、スプリング70を設けられている。
【0023】
上記スプリング70は、上側のカバー半部40の開閉途中で付勢方向が逆転して、当該上側のカバー半部40を閉じる方向と、開く方向とに向かってそれぞれ付勢している。
さらに、ケース30内には、図1,9に示すように、その中空内部に向かって突出し、当該中空内部に挿入されたカップ20,21の外周に弾性的に当接するカップ押さえ装置80を設けている。
(ケース)
前記ケース30は、図1に示すように、概略円筒形を成し、適度な剛性を有する熱可塑性樹脂、例えばABSにより一体的に成形されている。
【0024】
上記ケース30の開放上縁部は、図示しないが、車室内のフロントパネルの勾配に合わせて斜めに傾斜させている。
前記ケース30の内側面には、図1に示すように、ケース30の向かって奥側に位置し、前記カップ押さえ装置80が位置する凹部31が形成されている。
前記ケース30の左右の外側面には、図2,3に示すように、ケース30の傾斜方向上側に位置し、左右両側に互いに背向して円柱形に突出し、上側のカバー半部40を軸止する左右一対の上側突軸32,32と、ケース30の傾斜方向下側に位置し、左右両側に互いに背向して円柱形に突出し、下側のカバー半部50を軸止する左右一対の下側突軸33,33とを設けている。
【0025】
また、ケース30の図1において向かって左側の外側面には、図3に示すように、横向きに円柱形に突出し、スプリング70の一端部を係止するスプリング係止軸34を設けている。
(上側のカバー半部)
前記上側のカバー半部40は、図1〜3に示すように、ケース30の傾斜方向上側に位置し、下側のカバー半部50より、上下に長く、その下面左右両側には、下向きに延びた左右一対の側片41,42とを備えている。
【0026】
そして、上側のカバー半部40は、ケース30と同様に、適度な剛性を有する熱可塑性樹脂、例えばABSにより一体的に成形されている。
上記左右の各側片41,42には、図1〜3に示すように、左右に貫通し、ケース30の上側突軸32がそれぞれ回転可能にはまり込む円形の軸穴43,43がそれぞれ設けられている。
【0027】
図1において向かって右側の側片42には、図2に示すように、横向きに円柱形に突出し、リンクアーム60を回転可能に支持するリンク支持軸44が設けられている。
上記右側の側片42には、図2に示すように、リンク支持軸44に隣接させて、一段高くなり、リンクアーム60に当接し、上側のカバー半部40の最大開放角度を規制するストッパ45を設けている。
【0028】
また、図1において向かって左側の側片41には、図3に示すように、スプリング70の一端部を係止するスプリング係止孔46を設けている。
上記スプリング係止孔46は、図3に示すように、前記軸穴43に対して偏心して設けられている。
すなわち、ケース30の上側突軸32とスプリング係止軸34とを結ぶ線上を、スプリング係止孔46が通過する際に、スプリング70の付勢方向が逆転する。
【0029】
すなわち、図3に示すように、上側のカバー半部40が閉じた位置では、スプリング70の付勢力は、上側のカバー半部40を閉じる方向に作用する。
その後、ケース30の上側突軸32とスプリング係止軸34とを結ぶ線上を、スプリング係止孔46が通過すると、スプリング70の付勢方向が逆転して、図10に示すように、上側のカバー半部40を開く方向に、スプリング70の付勢力が作用する。
【0030】
このため、閉じた上側のカバー半部40を半ばまで開くと、手を離しても、スプリング70の付勢力により、上側のカバー半部40が開く。
逆に、開いた上側のカバー半部40を半ばまで閉じると、手を離しても、スプリング70の付勢力により、上側のカバー半部40が閉じる。
一方、下側のカバー半部50との上側のカバー半部40の突き合わせ端部、すなわち上側のカバー半部40の下端部には、図1〜3に示すように、断面L字形の延びた操作片47を設けている。
【0031】
また、上側のカバー半部40の内面には、図1に示すように、ケース30の開放上縁部に弾性的に当接する左右一対のクッション材100,100が貼り付けてある。
上記クッション材100は、閉じた上側のカバー半部40の内面が、走行中の振動により、ケース30の開放上縁部に当たって異音がしたり、或いは上側のカバー半部40がスプリング70の付勢力により勢い良く閉じ、その内面がケース30の開放上縁部に当たって異音がする等を防止するためのものである。
(下側のカバー半部)
前記下側のカバー半部50は、図1〜3に示すように、ケース30の傾斜方向下側に位置し、その下面左右両側から下向きに延びた左右一対の側片51,52とを備えている。
【0032】
そして、下側のカバー半部50は、上側のカバー半部40と同様に、適度な剛性を有する熱可塑性樹脂、例えばABSにより一体的に成形されている。
上記左右の各側片51,52には、図1〜3に示すように、左右に貫通し、ケース30の下側突軸33がそれぞれ回転可能にはまり込む円形の軸穴53,53がそれぞれ設けられている。
【0033】
図1において向かって右側の側片52には、図2に示すように、リンクアーム60を回転可能に支持するリンク支持孔54が設けられている。
また、下側のカバー半部50の内面には、図1に示すように、ケース30の開放上縁部に弾性的に当接する左右一対のクッション材100,100が貼り付けてある。
上記クッション材100は、閉じた下側のカバー半部50の内面が、走行中の振動により、ケース30の開放上縁部に当たって異音がする等を防止するためのものである。
(リンクアーム)
前記リンクアーム60は、図1,2に示すように、長尺な板状で、適度な剛性を有する熱可塑性樹脂、例えばPOMにより一体的に成形されている。
【0034】
そして、リンクアーム60の上端部には、図1,2に示すように、上側のカバー半部40のリンク支持軸44に支持される円形のリンク穴61が設けられている。
また、リンクアーム60の下端部には、図1,2に示すように、下側のカバー半部50のリンク支持孔54にはまり込む円柱形のリンク軸62が設けられている。
上記リンク軸62は、図4〜6に示すように、その外径がリンク支持孔54より小さく設定され、先端部には一文字に張り出した抜止め片63を設けている。
【0035】
すなわち、上下の両カバー半部40,50を閉じた状態では、図4に示すように、リンク支持孔54とリンク軸62との間にクリアランス55が形成される。
その後、上側のカバー半部40を開くと、図5に示すように、リンク軸62がクリアランス55に向かって移動する。
このため、上側のカバー半部40を開く力が、リンクアーム60を介して伝達されず、図7に示すように、下側のカバー半部50は閉じた状態を維持する。
【0036】
さらに、上側のカバー半部40を開くと、図6に示すように、クリアランス55が無くなり、上側のカバー半部40を開く力が、リンクアーム60を介して下側のカバー半部50に伝達される。
このため、上側のカバー半部40を開く動きと連動して、図1〜3に示すように、リンクアーム60を介して下側のカバー半部50も同時に開く。
(スプリング)
前記スプリング70は、図3に示すように、コイル状に巻かれ、略くの字形に屈曲している。
【0037】
そして、スプリング70の上端部は、図3に示すように、上側のカバー半部40のスプリング係止孔46に通されて係止されている。
また、スプリング70の下端部は、図示しないが、リング状に屈曲され、当該リング部分を、ケース30のスプリング係止軸34にはめ込み、図3に示すように、止めリング100で抜け止めしている。
(カップ押さえ装置)
前記カップ押さえ装置80は、図9に示すように、ケース30の凹部31内に軸止された押さえ片81と、この押さえ片81を下方より上方に向かって付勢する押さえばね82とを備えている。
【0038】
上記押さえ片81は、図9に示すように、その後端部が凹部31の奥の内側壁に当接することで、その回転角度が規制され、斜め下向きに傾斜して位置する。
そして、比較的大径のカップ20がケース30内に挿入されると、図9に二点鎖線で示すように、カップ20の外面で押されて、押さえばね82のばね力に抗して下方に回転する。
【0039】
また、小径のカップ21が挿入された場合にも、図9に三点鎖線で示すように、カップ21の外面で押されて、押さえばね82のばね力に抗して少し下方に回転する。
こうして、外径の異なる種々のカップ20,21が挿入された場合にも、がた無く保持することができる。
(使用方法)
つぎに、上記した構成を備えたカップホルダー10の使用方法について、以下に説明する。
【0040】
まず、図2,3図に示すように、閉じた状態の上下のカバー半部40,50を開くには、上側のカバー半部40の操作片47を持って上方に開けば良い。
上側のカバー半部40を開くと、図5に示すように、リンク軸62がクリアランス55に向かって移動する。
このため、上側のカバー半部40を開く力が、リンクアーム60を介して伝達されず、図7に示すように、下側のカバー半部50は閉じた状態を維持する。
【0041】
さらに、上側のカバー半部40を開くと、図6に示すように、クリアランス55が無くなり、上側のカバー半部40を開く力が、リンクアーム60を介して下側のカバー半部50に伝達される。
このため、上側のカバー半部40を開く動きと連動して、図1〜3に示すように、リンクアーム60を介して下側のカバー半部50も同時に開く。
【0042】
このとき、上側のカバー半部40が、スプリング70の付勢力により、開く方向に向かって付勢される。
このため、操作片47から手を離しても、上下のカバー半部40,50が、スプリング70の付勢力により勢い良く開く。
一方、使用後、上下のカバー半部40,50を閉じるには、上側のカバー半部40を下方に向かって閉じれば良い。
【0043】
上側のカバー半部40を閉じると、リンクアーム60を介して下側のカバー半部50も同時に閉じる。
このとき、上側のカバー半部40が、スプリング70の付勢力により、閉じる方向に向かって付勢される。
このため、上側のカバー半部40から手を離しても、上下のカバー半部40,50が、スプリング70の付勢力により勢い良く閉じる。
【0044】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
【0045】
すなわち、請求項1記載の発明によれば、次の2つの効果を奏する。
第1に、請求項1記載の発明によれば、カバーを二分割することで、カバーの開閉スペースや操作スペースを比較的容易に確保することができる。
第2に、請求項1記載の発明によれば、2個のカバー半部をリンクアームで相互に連結することで、一方のカバー半部を開閉することで、両カバー半部の開閉することができ、簡便に且つ迅速に開閉可能である。
【0046】
第3に、請求項1記載の発明によれば、一方のカバー半部を開く際に、他方のカバー片部が即座に開いて操作の妨げとならないようにできる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、上記した請求項1記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0047】
すなわち、請求項2記載の発明によれば、一方のカバー半部を開閉する際に、スプリングの付勢方向が逆転するようにすることで、両カバー半部の開閉操作を一層、簡便に且つ迅速に行うことができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
【0048】
すなわち、請求項3記載の発明によれば、一方のカバー半部の最大開放角度を規制することで、両カバー半部を最大開放角度を規制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 両カバー半部を開いた状態を示すカップホルダーの斜視図である。
【図2】 両カバー半部を閉じた状態を示し、カップホルダーの右側面図である。
【図3】 両カバー半部を閉じた状態を示し、カップホルダーの左側面図である。
【図4】 両カバー半部を閉じた状態を示し、リンクアームの動作を説明する一部拡大図である。
【図5】 両カバー半部の開閉途中を示し、リンクアームの動作を説明する一部拡大図である。
【図6】 両カバー半部を閉いた状態を示し、リンクアームの動作を説明する一部拡大図である。
【図7】 両カバー半部の開閉途中を示し、カップホルダーの右側面図である。
【図8】 両カバー半部を開いた状態を示し、カップホルダーの右側面図である。
【図9】 両カバー半部を開いた状態を示し、カップホルダーの縦断面図である。
【図10】 両カバー半部を開いた状態を示し、カップホルダーの右側面図である。
【図11】 両カバー半部を開いた状態を示し、カップホルダーの平面図である。
【符号の説明】
10 カップホルダー 20,21 カップ
30 ケース 31 凹部
32,33 突軸 34 スプリング係止軸
40 上側のカバー半部 41,42 側片
43 軸穴 44 リンク支持軸
45 ストッパ 46 スプリング係止孔
47 操作片 50 下側のカバー半部
51,52 側片 53 軸穴
54 リンク支持孔 55 クリアランス
60 リンクアーム 61 リンク穴
62 リンク軸 63 抜止め片
70 スプリング 80 カップ押さえ装置
81 押さえ片 82 押さえばね
90 クッション材 100 止めリング

Claims (3)

  1. カップを挿入する上面が開放した中空なケースと、
    このケースに開閉可能に軸止され、前記ケースの開放上面を開閉するカバーとを備えた車両用カップホルダーにおいて、
    上記カバーは、一端部が前記ケースの相対向する開口縁部にそれぞれ軸止され、他端自由端部が前記ケースの前記開放上面上で互いに突き合う2個のカバー半部から構成され、
    前記両カバー半部は、回転力を伝達するリンクアームを介して互いに連結され、
    前記リンクアームの一端部は、両カバー半部のうち、一方の第1のカバー半部に軸止され、
    前記リンクアームの他端部と、前記両カバー半部のうち、他方の第2のカバー半部との間には、軸とこの軸を支持する孔とを設け、
    前記孔には、前記リンクアームの他端部の初期移動による軸の移動を許容し、回転力の伝達を断つクリアランスが形成されるようにしていることを特徴とする車両用カップホルダー。
  2. 両カバー半部のうち少なくと一方のカバー半部とケースとの間には、当該前記一方のカバー半部の開閉途中で付勢方向が逆転して、当該前記一方のカバー半部を閉じる方向と開く方向とに向かってそれぞれ付勢するスプリングを設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用カップホルダー。
  3. 第1のカバー半部には、リンクアームに当接し、当該前記第1のカバー半部の最大開放角度を規制するストッパを設けていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両用カップホルダー。
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