JP2547192Y2 - 容器ホルダ装置 - Google Patents

容器ホルダ装置

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JP2547192Y2
JP2547192Y2 JP1860292U JP1860292U JP2547192Y2 JP 2547192 Y2 JP2547192 Y2 JP 2547192Y2 JP 1860292 U JP1860292 U JP 1860292U JP 1860292 U JP1860292 U JP 1860292U JP 2547192 Y2 JP2547192 Y2 JP 2547192Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば、バス、乗用車
などの自動車の室内に装備され、缶ジュース、紙コップ
などの容器を保持する容器ホルダ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内において運転者又は乗員が
缶ジュース等の容器を室内に保持するため、容器ホルダ
装置を使用することがある。従来の容器ホルダ装置は、
元来から自動車に装備されたものも知られているが、自
動車に元来から装備されていない場合には、カーショッ
プ等においてそれを購入し、車窓の間隙等を利用して装
備される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】車窓の間隙等を利用し
て装備する容器ホルダ装置は、使用時に使用者の諸動作
によって容器の保持が可能になるものの、車室との一体
感がないため、見栄えが悪く、自動車の雰囲気をこわし
やすいものであった。本考案は、上記従来の不具合に鑑
みてなされたものであって、使用時には使用者の一動作
によって容器の保持が可能になるとともに、収納により
車室との一体感が得られる容器ホルダ装置を提供するこ
とを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案の容器ホルダ装置
は、車体に固定される固定フレームと、該固定フレーム
に上下に揺動可能に軸支され、容器が挿入されるホルダ
穴をもつトレイと、該固定フレーム及び該トレイに上下
に揺動可能に軸支され、該ホルダ穴を開放及び閉塞可能
なサポートと、該固定フレーム、該トレイ及び該サポー
トの間に介在され、該トレイと該サポートとの一方の揺
動により他方をそれと逆方向へ揺動させる歯車機構と、
一端が該固定フレームに回動可能に係止されるとともに
他端が該トレイ又は該サポートに回動可能に係止され、
該トレイを上端位置及び下端位置となるように2方向に
それぞれ付勢するとともに該トレイ及び該サポートの揺
動途中の位置で付勢力が最大となるねじりコイルばね
と、からなることを特徴とするものである。
【0005】固定フレームは、例えば、コンソールボッ
クス、グローブボックス、シート、インストメントパネ
ル等に固定される。トレイには、缶、紙コップ等の容器
が挿入される円形状、四角形状等のホルダ穴が形成され
る。
【0006】
【作用】本考案の容器ホルダ装置では、収納時、ねじり
コイルばねは付勢力が小さくされ、トレイは下端位置で
安定し、サポートは上端位置で安定している。このた
め、トレイのホルダ穴はサポートによって閉塞されてお
り、車室との一体感により見栄えが向上している。
【0007】使用せんとする者は、トレイを下端位置か
ら上方へ揺動させる。これにより、サポートは、歯車機
構を介し、上端位置から下方へ揺動する。または、サポ
ートを上端位置から下方へ揺動させる。これにより、ト
レイは、歯車機構を介し、下端位置から上方へ揺動す
る。このとき、トレイ及びサポートは、揺動途中の位置
ではその付勢力が最大とされている。そして、トレイが
上端位置になり、サポートが下端位置になれば、ねじり
コイルばねは付勢力が小さくされ、トレイは上端位置で
安定し、サポートは下端位置で安定する。このため、ト
レイ及びサポートは揺動途中で停止することはない。こ
うして、使用者の選択的な一動作により、サポートがト
レイのホルダ穴を開放し、トレイのホルダ穴と固定フレ
ームとで容器が保持可能とされる。
【0008】
【実施例】以下、本考案を具体化した実施例を図面を参
照しつつ説明する。この容器ホルダ装置は、トラック用
に適用したものであり、図1に示すように、コンソール
ボックス5(図2〜4参照)の前端に固定される固定フ
レーム1と、この固定フレーム1にピン4により上下に
揺動可能に軸支されたトレイ2と、固定フレーム1及び
トレイ2に同ピン4により上下に揺動可能に軸支された
サポート3とを含むものである。
【0009】固定フレーム1は、図4にも示すように、
缶ジュースC1 、紙コップC2 の底を受ける底板11
と、この底板11の後端から略垂直に立ち上がる背面板
12と、図2にも示すように、底板11と背面板12と
を斜めに連結する側板13、14とからなる。底板11
には、図1に示すように、取付孔11a、11aが貫設
されており、図3及び図4に示すように、底板11はこ
れら取付孔11a、11aにねじ52を螺合させること
によってコンソールボックス5の前端に位置する取付け
底板51に締結される。この底板11の前端には、図1
に示すように、下降するトレイ2を緩衝させるクッショ
ン6、6が接着されており、後方にはサポート3の揺動
を回避する凹部11bが形成されている。
【0010】背面板12は、図3に示すように、下方に
突出する凸部12aがコンソールボックス5の前端部材
53と係合される。この背面板12にはサポート3との
干渉を回避する複数の回避孔12bが形成されている。
側板13、14の上方には、図2に示すように、ボス1
3a、14aが互いに水平に外方に突出されており、各
ボス13a、14aの中心には揺動軸孔13b、14b
が形成されている。
【0011】また、一方の側板14には揺動軸孔14b
の下方に歯車取付孔14cが貫設されており、この歯車
取付孔14cには、図1に示すように、ねじ71、72
によりオイルダンパ7が固着され、このオイルダンパ7
の水平な軸孔にはサークリップ81を用いてピニオン8
が回動自在に装備されている。他方の側板13には、図
2に示すように、ボス13aより下方に別のボス13c
が突設され、このボス13cにはばね取付孔13dが凹
設されている。ばね取付孔13dにはねじ73が螺合さ
れ、これによりボス13cにねじりコイルばね9のリン
グ状の一端9aが回動可能に係止されている。
【0012】トレイ2は、図1に示すように、長四角形
状のホルダ穴20をもつ略長四角形状のものであり、そ
の側棒は固定フレーム1の側板13、14の上面と略整
合して斜めに形成されている。トレイ2は、図2に示す
ように、互いに対向する内板21、22と、これら内板
21、22を隠す外板23、24とからなり、それぞれ
上方に固定フレーム1の揺動軸孔13b、14bと整合
する揺動軸孔2a、2b、2c、2dが形成されてい
る。
【0013】一方の内板21の上方下端には、固定フレ
ーム1に装備されたピニオン8と噛合する円弧状の外歯
車21aが形成されている。他方側の外板24の上方に
はばね取付孔24aが貫設されている。また、トレイ2
の前方下端にはクッション6、6と整合する突起25、
25が形成されている。
【0014】サポート3は、図1に示すように、トレイ
2のホルダ穴20と整合する略長四角形状のものであ
る。サポート3の上方には扇状の側板31、32が形成
されており、図2に示すように、それぞれ固定フレーム
1の揺動軸孔13b、14b、トレイ2の揺動軸孔2
a、2b、2c、2dと整合する揺動軸孔3a、3bが
貫設されている。
【0015】一方の側板31には固定フレーム1に装備
されたピニオン8と噛合する円弧状の内歯車31aが形
成されている。また、各側板31、32には、図1に示
すように、サポート3の必要以上の上昇をトレイ2の内
板21、22と当接して規制するフランジ30が形成さ
れている。この容器ホルダ装置は、トレイ2のホルダ穴
20にサポート3を簡易に整合させた状態のまま、固定
フレーム1におけるピニオン8にトレイ2の外歯車21
aとサポート3の内歯車31aとを噛合させ、これらを
固定フレーム1に取り付ける。このとき、ピン4を図1
の符号Aからトレイ2の揺動軸孔2aに挿入し、符号
B、Cで固定フレーム1の揺動軸孔14b、トレイ2の
揺動軸孔2bに挿入し、さらにサポート3の揺動軸孔3
a、3bに挿入し、符号Dでトレイ2の揺動軸孔2c、
固定フレーム1の揺動軸孔13bトレイ2の揺動軸孔2
dに挿入する。そして、ピン4の端部にサークリップ8
2を係合させる。この後、ねじりコイルばね9のリング
状の他端9bをトレイ2のばね取付孔24aに回動可能
に係止する。こうして、この容器ホルダ装置は組付けら
れ、ねじ52及び凸部12aによりコンソールボックス
5の前端に固定される。
【0016】この容器ホルダ装置においては、収納時、
図5に実線でしめすように、ねじりコイルばね9は一端
9aと他端9bとの距離がaにされており、付勢力が小
さくされている。このため、トレイ2は下端位置で安定
し、サポート3は上端位置で安定する。こうして、図3
に示すように、トレイ2のホルダ穴20はサポート3に
よって閉塞され、車室との一体感により見栄えが向上し
ている。
【0017】使用せんとする者は、手指等により、サポ
ート3を上端位置から下方へ符号A〜Dを中心として揺
動させる。これにより、サポート3の内歯車31aがピ
ニオン8を符号Eを中心として駆動するため、トレイ2
は、ピニオン8の駆動により外歯車21aが従動され、
符号A〜Dを中心として下端位置から上方へ揺動する。
また使用せんとする者は、トレイ2を下端位置から上方
へ揺動させてもかまわない。これにより、トレイ2の外
歯車21aがピニオン8を符号Eを中心として駆動する
ため、サポート3は、ピニオン8の駆動により内歯車3
1aが従動され、上端位置から下方へ揺動する。
【0018】このとき、図5に仮想線でしめすように、
ねじりコイルばね9は符号Fを中心として揺動するが、
揺動途中の位置では一端9aと他端9bとの距離がb
(<a)にされており、付勢力が最大とされるため、か
かる操作はねじりコイルばね9の最大付勢力に抗して行
われる。そして、トレイ2が上端位置になり、サポート
3が下端位置になれば、ねじりコイルばね9は一端9a
と他端9bとの距離が再びaにされ、付勢力がほとんど
解除される。このため、トレイ2は上端位置で安定し、
サポート3は下端位置で安定し、トレー2及びサポート
3は揺動途中で停止することはない。
【0019】こうして、図4に示すように、使用者の選
択的な一動作により、サポート3がトレイ2のホルダ穴
20を開放し、トレイ2のホルダ穴20と固定フレーム
1の底板11とで缶ジュースC1 、紙コップC2 が保持
可能とされる。不使用時には、手指等により、トレイ2
を上端位置から下方へ符号A〜Dを中心として揺動させ
る。これにより、上記使用せんとする際と反対に、サポ
ート3は下端位置から上方へ揺動する。このとき、トレ
イ2は、突起25、25がクッション6、6と当接し、
固定フレーム1に対して緩衝される。そして、トレイ2
が下端位置になり、サポート3が上端位置になれば、ね
じりコイルばね9は一端9aと他端9bとの距離がbを
経て再々aにされ、付勢力が小さくされる。このため、
トレイ2は下端位置で安定し、サポート3は上端位置で
安定し、図3に示すように、車室との一体感により見栄
えが向上した状態で収納される。
【0020】このようにこの容器ホルダ装置において
は、使用時には使用者の選択的な一動作によって缶ジュ
ースC1 、紙コップC2 の保持が可能になり、これによ
り良好な操作性を得ることができるとともに、収納によ
り車室との一体感が得られ、これにより見栄えを向上さ
せることができる。なお、上記実施例では、ねじりコイ
ルばね9の他端9bをトレイ2に係止したが、この他端
9bをサポート3に係止することも可能である。
【0021】
【考案の効果】以上詳述したように、本考案の容器ホル
ダ装置では、実用新案登録請求の範囲記載の構成を採用
しているため、使用時には使用者の選択的な一動作によ
って容器の保持が可能になり、これにより良好な操作性
を得ることができるとともに、収納により車室との一体
感が得られ、これにより見栄えを向上させることがで
き、ひいては自動車の雰囲気を高く維持することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の容器ホルダ装置の分解斜視図である。
【図2】実施例の容器ホルダ装置における軸方向の断面
図である。
【図3】実施例の容器ホルダ装置における収納時の軸直
角方向の断面図である。
【図4】実施例の容器ホルダ装置における使用時の軸直
角方向の断面図である。
【図5】実施例の容器ホルダ装置における側面図であ
る。
【符号の説明】 1…固定フレーム C1 、C2 …容器 20
…ホルダ穴 2…トレイ 3…サポート 8…
ピニオン 21a…外歯車 31a…内歯車 9…
ねじりコイルばね

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体に固定される固定フレームと、 該固定フレームに上下に揺動可能に軸支され、容器が挿
    入されるホルダ穴をもつトレイと、 該固定フレーム及び該トレイに上下に揺動可能に軸支さ
    れ、該ホルダ穴を開放及び閉塞可能なサポートと、 該固定フレーム、該トレイ及び該サポートの間に介在さ
    れ、該トレイと該サポートとの一方の揺動により他方を
    それと逆方向へ揺動させる歯車機構と、 一端が該固定フレームに回動可能に係止されるとともに
    他端が該トレイ又は該サポートに回動可能に係止され、
    該トレイを上端位置及び下端位置となるように2方向に
    それぞれ付勢するとともに該トレイ及び該サポートの揺
    動途中の位置で付勢力が最大となるねじりコイルばね
    と、からなることを特徴とする容器ホルダ装置。
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JP6091352B2 (ja) * 2013-06-19 2017-03-08 ダイハツ工業株式会社 車両における小物保持装置

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