JP2812519B2 - 転写紙供給装置 - Google Patents
転写紙供給装置Info
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- JP2812519B2 JP2812519B2 JP1341479A JP34147989A JP2812519B2 JP 2812519 B2 JP2812519 B2 JP 2812519B2 JP 1341479 A JP1341479 A JP 1341479A JP 34147989 A JP34147989 A JP 34147989A JP 2812519 B2 JP2812519 B2 JP 2812519B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tray
- paper
- transfer paper
- unit
- feeding
- Prior art date
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- Paper Feeding For Electrophotography (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、転写紙を収納した複数個のトレイを上下方
向に配設するとともに、選択したトレイに対向する給紙
位置に昇降してそのトレイから引き出した転写紙を複写
機本体側に給紙する給紙搬送ユニットを有する転写紙供
給装置に関する。
向に配設するとともに、選択したトレイに対向する給紙
位置に昇降してそのトレイから引き出した転写紙を複写
機本体側に給紙する給紙搬送ユニットを有する転写紙供
給装置に関する。
従来の技術 従来、複写紙における転写紙供給装置の一例として
は、第13図及び第14図に示すものがある。まず、転写紙
1を収納する複数個のトレイ2〜6が上下方向に配設さ
れており、さらに、前記トレイ2〜6内の転写紙1を複
写機本体7側へ給紙するための給紙搬送ユニット8が昇
降自在に設けられている。なお、前記トレイ2〜6は、
奥まった位置であるホームポジションと前記給紙搬送ユ
ニット8の昇降経路側に突出した給紙位置との間をスラ
イド自在に設けられており、また、前記給紙搬送ユニッ
ト8には、ピックアップローラ9、フィードローラ10、
リバースローラ11等が設けられている。
は、第13図及び第14図に示すものがある。まず、転写紙
1を収納する複数個のトレイ2〜6が上下方向に配設さ
れており、さらに、前記トレイ2〜6内の転写紙1を複
写機本体7側へ給紙するための給紙搬送ユニット8が昇
降自在に設けられている。なお、前記トレイ2〜6は、
奥まった位置であるホームポジションと前記給紙搬送ユ
ニット8の昇降経路側に突出した給紙位置との間をスラ
イド自在に設けられており、また、前記給紙搬送ユニッ
ト8には、ピックアップローラ9、フィードローラ10、
リバースローラ11等が設けられている。
ここで、一つのトレイ(例えば、上方から二番目のト
レイ3)を選択し、このトレイ3内の転写紙1を複写機
本体7側へ給紙する場合について説明する。選択された
トレイ3は水平方向にスライドして給紙位置に移動す
る。ついで、給紙搬送ユニット8が下降してピックアッ
プローラ9がトレイ2内の転写紙の上面に当接し(第13
図)、ピックアップローラ9の駆動によりトレイ3内の
転写紙1が一枚ずつ引き出される。トレイ3から引き出
された転写紙1は、フィードローラ10とリバースローラ
11とにより重送が規制され、縦搬送部12を介して複写機
本体7側へ給紙される。
レイ3)を選択し、このトレイ3内の転写紙1を複写機
本体7側へ給紙する場合について説明する。選択された
トレイ3は水平方向にスライドして給紙位置に移動す
る。ついで、給紙搬送ユニット8が下降してピックアッ
プローラ9がトレイ2内の転写紙の上面に当接し(第13
図)、ピックアップローラ9の駆動によりトレイ3内の
転写紙1が一枚ずつ引き出される。トレイ3から引き出
された転写紙1は、フィードローラ10とリバースローラ
11とにより重送が規制され、縦搬送部12を介して複写機
本体7側へ給紙される。
つぎに、二番目のトレイ2からの給紙を終了し、引続
き他のトレイ(例えば、五番目のトレイ6)からの給紙
を行う場合は、トレイ3を水平方向にスライドさせてホ
ームポジションに戻すとともに給紙搬送ユニット8を最
上昇位置(ホームポジション)に戻し、ついで、トレイ
5を水平方向にスライドさせて給紙位置に移動させると
ともに給紙搬送ユニット8を下降させてピックアップロ
ーラ9をトレイ6内の転写紙1の上面に当接させる。
き他のトレイ(例えば、五番目のトレイ6)からの給紙
を行う場合は、トレイ3を水平方向にスライドさせてホ
ームポジションに戻すとともに給紙搬送ユニット8を最
上昇位置(ホームポジション)に戻し、ついで、トレイ
5を水平方向にスライドさせて給紙位置に移動させると
ともに給紙搬送ユニット8を下降させてピックアップロ
ーラ9をトレイ6内の転写紙1の上面に当接させる。
発明が解決しようとする課題 ピックアップローラ9によるトレイ3内からの転写紙
1の引き出しの際に重送が発生した場合は、重送された
二枚目以降の転写紙1の先端部がトレイ3外に突出して
リバースローラ9の外周面に当接した状態となる。この
ような状態となったタイミングでトレイ3からの給紙を
終了すると、トレイ3をホームポジションに戻してもト
レイ3から突出した転写紙1の先端部が給紙搬送ユニッ
ト8の昇降経路上に位置することとなり(第14図)、給
紙搬送ユニット8をトレイ6に対向する給紙位置に下降
させた際にこの給紙搬送ユニット8がトレイ3から突出
している転写紙1の先端部に引っ掛かり、ジャム発生す
るという欠点がある。
1の引き出しの際に重送が発生した場合は、重送された
二枚目以降の転写紙1の先端部がトレイ3外に突出して
リバースローラ9の外周面に当接した状態となる。この
ような状態となったタイミングでトレイ3からの給紙を
終了すると、トレイ3をホームポジションに戻してもト
レイ3から突出した転写紙1の先端部が給紙搬送ユニッ
ト8の昇降経路上に位置することとなり(第14図)、給
紙搬送ユニット8をトレイ6に対向する給紙位置に下降
させた際にこの給紙搬送ユニット8がトレイ3から突出
している転写紙1の先端部に引っ掛かり、ジャム発生す
るという欠点がある。
課題を解決するための手段 転写紙を収納するとともに上下方向に配設された複数
個のトレイと、ピックアップローラにより前記トレイ内
の転写紙を引き出して複写機本体側に給紙する給紙搬送
ユニットと、前記トレイをホームポジションと前記給紙
搬送ユニットによる給紙位置との間で水平方向に移動さ
せる水平駆動部と、前記給紙搬送ユニットを昇降させる
昇降駆動部とを有する転写紙供給装置において、前記給
紙搬送ユニットの前記トレイに対向する前記ピックアッ
プローラの下方に位置させてガイド体を設け、前記トレ
イを水平方向に移動させることにより前記トレイ外へ突
出した転写紙の先端部を前記ガイド体に垂直に当接させ
て前記トレイ内に戻すように前記水平駆動部を制御する
制御手段を設けた。
個のトレイと、ピックアップローラにより前記トレイ内
の転写紙を引き出して複写機本体側に給紙する給紙搬送
ユニットと、前記トレイをホームポジションと前記給紙
搬送ユニットによる給紙位置との間で水平方向に移動さ
せる水平駆動部と、前記給紙搬送ユニットを昇降させる
昇降駆動部とを有する転写紙供給装置において、前記給
紙搬送ユニットの前記トレイに対向する前記ピックアッ
プローラの下方に位置させてガイド体を設け、前記トレ
イを水平方向に移動させることにより前記トレイ外へ突
出した転写紙の先端部を前記ガイド体に垂直に当接させ
て前記トレイ内に戻すように前記水平駆動部を制御する
制御手段を設けた。
作用 制御手段による水平駆動部の制御により、トレイから
突出状態となった転写紙の先端部が給紙搬送ユニットの
ガイド体に垂直に当接され、転写紙がトレイ内に戻され
る。従って、一つのトレイからの給紙を終了して他のト
レイからの給紙を行うために給紙搬送ユニットを昇降さ
せても、トレイから突出状態となった転写紙に給紙搬送
ユニットが引っ掛かってジャムを発生するということが
防止される。
突出状態となった転写紙の先端部が給紙搬送ユニットの
ガイド体に垂直に当接され、転写紙がトレイ内に戻され
る。従って、一つのトレイからの給紙を終了して他のト
レイからの給紙を行うために給紙搬送ユニットを昇降さ
せても、トレイから突出状態となった転写紙に給紙搬送
ユニットが引っ掛かってジャムを発生するということが
防止される。
実施例 本考案の一実施例を第1乃至第12図に基づいて説明す
る。なお、第13図及び第14図において説明した部分と同
一部分は同一符号で示し、説明も省略する。転写紙1を
収納した複数個のトレイ2〜6が上下方向に配設されて
おり、これらのトレイ2〜6は、第3図において実線で
示す奥まった位置(ホームポジション)と、第3図にお
いて二点鎖線で示す給紙搬送ユニット8による給紙位置
との間で水平方向にスライド自在に設けられている。こ
こで、前記トレイ2〜6の側面にはラックギヤ13が固定
され、さらに、前記トレイ2〜6を水平方向に移動させ
る水平駆動部であるトレイモータ14が各トレイ2〜6ご
とに設けられており、トレイモータ14とラックギヤ13と
がギヤ15〜18を介して連結されている。なお、前記トレ
イモータ14は、モータドライバ19及びI/Oインターフェ
イス20を介して制御手段であるCPU21に接続されてい
る。
る。なお、第13図及び第14図において説明した部分と同
一部分は同一符号で示し、説明も省略する。転写紙1を
収納した複数個のトレイ2〜6が上下方向に配設されて
おり、これらのトレイ2〜6は、第3図において実線で
示す奥まった位置(ホームポジション)と、第3図にお
いて二点鎖線で示す給紙搬送ユニット8による給紙位置
との間で水平方向にスライド自在に設けられている。こ
こで、前記トレイ2〜6の側面にはラックギヤ13が固定
され、さらに、前記トレイ2〜6を水平方向に移動させ
る水平駆動部であるトレイモータ14が各トレイ2〜6ご
とに設けられており、トレイモータ14とラックギヤ13と
がギヤ15〜18を介して連結されている。なお、前記トレ
イモータ14は、モータドライバ19及びI/Oインターフェ
イス20を介して制御手段であるCPU21に接続されてい
る。
前記トレイ2〜6の後端側には突起部22が固定されて
おり、また、前記トレイ2〜6のスライド動作に伴う前
記突起部22による遮光によってトレイ2〜6の位置を検
出するためのセットセンサ23とホームセンサ24とが設け
られている。
おり、また、前記トレイ2〜6のスライド動作に伴う前
記突起部22による遮光によってトレイ2〜6の位置を検
出するためのセットセンサ23とホームセンサ24とが設け
られている。
つぎに、前記トレイ2〜6の先端側に対向する位置に
は、前記トレイ2〜6内の転写紙1を複写機本体(図示
せず)側へ給紙するための給紙搬送ユニット8が昇降自
在に設けられている。ここで、第5図に示すように、上
方に配設した回転軸25に固定されたプーリ26と下方に配
設したプーリ27との間には昇降駆動用のロープ28が巻回
されており、このロープ28が前記給紙搬送ユニット8に
連結されている。また、前記給紙搬送ユニット8を昇降
させる昇降駆動部であるステッピングモータ29が設けら
れており、このステッピングモータ29と前記回転軸25に
固定されたギヤ30とがギヤ31〜33を介して連結されてい
る。なお、前記ステッピングモータ29は、モータドライ
バ34及び前記I/Oインターフェイス20を介して前記CPU21
に接続されている。
は、前記トレイ2〜6内の転写紙1を複写機本体(図示
せず)側へ給紙するための給紙搬送ユニット8が昇降自
在に設けられている。ここで、第5図に示すように、上
方に配設した回転軸25に固定されたプーリ26と下方に配
設したプーリ27との間には昇降駆動用のロープ28が巻回
されており、このロープ28が前記給紙搬送ユニット8に
連結されている。また、前記給紙搬送ユニット8を昇降
させる昇降駆動部であるステッピングモータ29が設けら
れており、このステッピングモータ29と前記回転軸25に
固定されたギヤ30とがギヤ31〜33を介して連結されてい
る。なお、前記ステッピングモータ29は、モータドライ
バ34及び前記I/Oインターフェイス20を介して前記CPU21
に接続されている。
前記給紙搬送ユニット8の上端部には突起部35が固定
されており、給紙搬送ユニット8が最上昇位置(ホーム
ポジション)に移動した際に前記突起部35による遮光に
よって給紙搬送ユニット8の位置を検出するセンサ36が
設けられている。
されており、給紙搬送ユニット8が最上昇位置(ホーム
ポジション)に移動した際に前記突起部35による遮光に
よって給紙搬送ユニット8の位置を検出するセンサ36が
設けられている。
前記給紙搬送ユニット8に設けられているピックアッ
プローラ9は支軸(図示せず)の回りに上下方向回動自
在な支持板37により支持されており、この支持板37には
上方向きに突出した突起部38が一体的に形成されてい
る。そして、前記ピックアップローラ9が前記トレイ2
〜6内の転写紙1の上面へ当接した際における前記支持
板37の上方への回動に伴い、前記突起部38により遮光さ
れて前記ピックアップローラ9の位置を検出するセンサ
39が前記給紙搬送ユニット8の上部に設けられている。
さらに、前記給紙搬送ユニット8には、前記トレイ2〜
6の先端側に平行に対向するとともに前記ピックアップ
ローラ9の下方に位置してガイド体であるガイド板40が
固定されている。
プローラ9は支軸(図示せず)の回りに上下方向回動自
在な支持板37により支持されており、この支持板37には
上方向きに突出した突起部38が一体的に形成されてい
る。そして、前記ピックアップローラ9が前記トレイ2
〜6内の転写紙1の上面へ当接した際における前記支持
板37の上方への回動に伴い、前記突起部38により遮光さ
れて前記ピックアップローラ9の位置を検出するセンサ
39が前記給紙搬送ユニット8の上部に設けられている。
さらに、前記給紙搬送ユニット8には、前記トレイ2〜
6の先端側に平行に対向するとともに前記ピックアップ
ローラ9の下方に位置してガイド体であるガイド板40が
固定されている。
このような構成において、複写機本体に設けられてい
る操作部41のトレイ選択キー(図示せず)により上方か
ら一番目のトレイ2が選択されたとすると、このトレイ
2を水平方向にスライドさせるトレイモータ14が駆動さ
れ、トレイ2は第3図において実線で示すホームポジシ
ョンから二点鎖線で示す給紙位置に向けてスライドす
る。そして、突起部22がセットセンサ23を遮光しなくな
る位置までスライドすると、セットセンサ23からの信号
によりトレイ2が給紙位置にスライドしたことが検出さ
れ、トレイモータ14の駆動が停止される。
る操作部41のトレイ選択キー(図示せず)により上方か
ら一番目のトレイ2が選択されたとすると、このトレイ
2を水平方向にスライドさせるトレイモータ14が駆動さ
れ、トレイ2は第3図において実線で示すホームポジシ
ョンから二点鎖線で示す給紙位置に向けてスライドす
る。そして、突起部22がセットセンサ23を遮光しなくな
る位置までスライドすると、セットセンサ23からの信号
によりトレイ2が給紙位置にスライドしたことが検出さ
れ、トレイモータ14の駆動が停止される。
ついで、トレイモータ14の駆動が停止された後、ステ
ッピングモータ29が駆動されて給紙搬送ユニット8がホ
ームポジションから下降し、ピックアップローラ9がト
レイ2内の転写紙1の上面に当接する。ピックアップロ
ーラ8がトレイ2内の転写紙1の上面に当接すると、第
7図に示すように支持板37が上方に回動して突起部38が
センサ39を遮光し、センサ39からの信号により給紙搬送
ユニット8が給紙位置まで下降したことが検出され、ス
テッピングモータ29の駆動が停止される。
ッピングモータ29が駆動されて給紙搬送ユニット8がホ
ームポジションから下降し、ピックアップローラ9がト
レイ2内の転写紙1の上面に当接する。ピックアップロ
ーラ8がトレイ2内の転写紙1の上面に当接すると、第
7図に示すように支持板37が上方に回動して突起部38が
センサ39を遮光し、センサ39からの信号により給紙搬送
ユニット8が給紙位置まで下降したことが検出され、ス
テッピングモータ29の駆動が停止される。
そして、選択したトレイ2が給紙位置にスライドする
とともに、給紙搬送ユニット8が給紙位置に下降した
後、給紙スタート信号により給紙が開始される。給紙時
においては、トレイ2内の転写紙1がピックアップロー
ラ9により一枚ずつ引き出され、フィードローラ10とリ
バースローラ11とにより重送を防止されつつ縦搬送部12
を介して複写機本体側に給紙される。なお、ピックアッ
プローラ9による転写紙1の引き出しの際に、第8図に
示すように転写紙1が重送状態で引き出される場合があ
る。そして、重送状態でトレイ2から引き出された二枚
目以降の転写紙1は、先端部をリバースローラ11の外周
面に当接させた状態に維持される。
とともに、給紙搬送ユニット8が給紙位置に下降した
後、給紙スタート信号により給紙が開始される。給紙時
においては、トレイ2内の転写紙1がピックアップロー
ラ9により一枚ずつ引き出され、フィードローラ10とリ
バースローラ11とにより重送を防止されつつ縦搬送部12
を介して複写機本体側に給紙される。なお、ピックアッ
プローラ9による転写紙1の引き出しの際に、第8図に
示すように転写紙1が重送状態で引き出される場合があ
る。そして、重送状態でトレイ2から引き出された二枚
目以降の転写紙1は、先端部をリバースローラ11の外周
面に当接させた状態に維持される。
ここで、第8図に示すように転写紙1が重送状態で引
き出されたタイミングで、操作部41のトレイ選択キーに
より他のトレイ(例えば、二番目のトレイ3)を選択し
た場合について説明する。トレイ選択キーにより別のト
レイ3が選択されると、まず、CPU21からの制御により
ステッピングモータ29が駆動され、給紙搬送ユニット8
は第9図に示すように僅かに上昇する。なお、このとき
の給紙搬送ユニット8の上昇寸法は、トレイ2から突出
した転写紙1を水平状態としたときに、その転写紙1の
先端部がガイド板40の略中央部に対向するようになる寸
法である。ついで、CPU21からの制御によりトレイモー
タ14が駆動され、トレイ2は第10図に示すようにホーム
ポジションまでスライドする。従って、トレイ2から突
出した転写紙1の先端部は、リバースローラ11の外周面
から離反するとともにガイド板40に対向する状態とな
る。ついで、CPU21からの制御によりトレイモータ14が
逆向きに駆動され、トレイ2は第11図に示すように給紙
位置までスライドする。このとき、トレイ2から突出し
た転写紙1の先端部がガイド板40に当接し、先端部がト
レイ2から突出した状態となっていた転写紙1がトレイ
2内に戻される。
き出されたタイミングで、操作部41のトレイ選択キーに
より他のトレイ(例えば、二番目のトレイ3)を選択し
た場合について説明する。トレイ選択キーにより別のト
レイ3が選択されると、まず、CPU21からの制御により
ステッピングモータ29が駆動され、給紙搬送ユニット8
は第9図に示すように僅かに上昇する。なお、このとき
の給紙搬送ユニット8の上昇寸法は、トレイ2から突出
した転写紙1を水平状態としたときに、その転写紙1の
先端部がガイド板40の略中央部に対向するようになる寸
法である。ついで、CPU21からの制御によりトレイモー
タ14が駆動され、トレイ2は第10図に示すようにホーム
ポジションまでスライドする。従って、トレイ2から突
出した転写紙1の先端部は、リバースローラ11の外周面
から離反するとともにガイド板40に対向する状態とな
る。ついで、CPU21からの制御によりトレイモータ14が
逆向きに駆動され、トレイ2は第11図に示すように給紙
位置までスライドする。このとき、トレイ2から突出し
た転写紙1の先端部がガイド板40に当接し、先端部がト
レイ2から突出した状態となっていた転写紙1がトレイ
2内に戻される。
このようにしてトレイ2から突出した転写紙1をトレ
イ2内に戻した後、CPU21からの制御によりトレイモー
タ14が駆動されてトレイ2がホームポジションに戻さ
れ、突起部22がホームセンサ24を遮光すると、ホームセ
ンサ24からの検出信号に基づいてトレイモータ14の駆動
が停止される。さらに、トレイモータ14の駆動が停止さ
れた後にステッピングモータ29が駆動され、給紙搬送ユ
ニット8が上昇する。給紙搬送ユニット8がホームポジ
ションまで上昇して突起部35がセンサ36を遮光すると、
センサ36からの検出信号に基づいてステッピングモータ
29の駆動が停止される。ついで、新たに選択されたトレ
イ3がトレイモータ14の駆動により給紙位置にスライド
し、及び、給紙搬送ユニット8がステッピングモータ29
の駆動により給紙位置に下降して給紙が再開される。こ
こで、給紙搬送ユニット8が下降する際において、トレ
イ2からの転写紙1の突出が解消されており、給紙搬送
ユニット8がトレイ2から突出している転写紙1に引っ
掛かってジャムを発生するということが防止される。
イ2内に戻した後、CPU21からの制御によりトレイモー
タ14が駆動されてトレイ2がホームポジションに戻さ
れ、突起部22がホームセンサ24を遮光すると、ホームセ
ンサ24からの検出信号に基づいてトレイモータ14の駆動
が停止される。さらに、トレイモータ14の駆動が停止さ
れた後にステッピングモータ29が駆動され、給紙搬送ユ
ニット8が上昇する。給紙搬送ユニット8がホームポジ
ションまで上昇して突起部35がセンサ36を遮光すると、
センサ36からの検出信号に基づいてステッピングモータ
29の駆動が停止される。ついで、新たに選択されたトレ
イ3がトレイモータ14の駆動により給紙位置にスライド
し、及び、給紙搬送ユニット8がステッピングモータ29
の駆動により給紙位置に下降して給紙が再開される。こ
こで、給紙搬送ユニット8が下降する際において、トレ
イ2からの転写紙1の突出が解消されており、給紙搬送
ユニット8がトレイ2から突出している転写紙1に引っ
掛かってジャムを発生するということが防止される。
なお、本実施例においては、ピックアップローラ9に
より重送状態で引き出された転写紙1をトレイ内に戻す
ための動作を、トレイ2〜6の選択を変更する際に行う
ものを例に挙げて説明したが、上記動作を、例えば、10
枚ごとのコピー終了後にも行うようにしてもよい。
より重送状態で引き出された転写紙1をトレイ内に戻す
ための動作を、トレイ2〜6の選択を変更する際に行う
ものを例に挙げて説明したが、上記動作を、例えば、10
枚ごとのコピー終了後にも行うようにしてもよい。
発明の効果 本発明は上述のように、トレイ外に突出した転写紙の
先端部を給紙搬送ユニットに設けたガイド体に垂直に当
接させてトレイ内に戻すように水平駆動部を制御する制
御手段を設けたことにより、給紙搬送ユニットのニップ
ローラにより重送状態で給紙トレイから引き出された転
写紙の先端部を給紙搬送ユニットのガイド体に垂直に当
接させることによりトレイの水平移動と共にそのトレイ
内に戻すことができ、従って、一つのトレイからの給紙
を終了して他のトレイからの給紙を行うために給紙搬送
ユニットを昇降させても、トレイから突出した状態の転
写紙に給紙搬送ユニットが引っ掛かることにより生ずる
ジャムを確実に防止することができ、精度の高い給紙を
行うことができる等の効果を有する。
先端部を給紙搬送ユニットに設けたガイド体に垂直に当
接させてトレイ内に戻すように水平駆動部を制御する制
御手段を設けたことにより、給紙搬送ユニットのニップ
ローラにより重送状態で給紙トレイから引き出された転
写紙の先端部を給紙搬送ユニットのガイド体に垂直に当
接させることによりトレイの水平移動と共にそのトレイ
内に戻すことができ、従って、一つのトレイからの給紙
を終了して他のトレイからの給紙を行うために給紙搬送
ユニットを昇降させても、トレイから突出した状態の転
写紙に給紙搬送ユニットが引っ掛かることにより生ずる
ジャムを確実に防止することができ、精度の高い給紙を
行うことができる等の効果を有する。
第1図乃至第12図は本発明の一実施例を示すもので、第
1図は転写紙供給装置の制御系統を示すブロック図、第
2図はトレイの配設状態及びスライド構造を示す斜視
図、第3図はトレイのスライド動作を説明する斜視図、
第4図はトレイのスライド位置を検出するためのセンサ
部を拡大して示す斜視図、第5図は給紙搬送ユニットの
昇降構造を示す斜視図、第6図乃至第12図はトレイと給
紙搬送ユニットとの動作を説明する正面図、第13図及び
第14図は従来例の複写機の構造を簡単化して示す正面図
である。 1……転写紙、2〜6……トレイ、8……給紙搬送ユニ
ット、9……ピックアップローラ、14……水平駆動部、
21……制御手段、29……昇降駆動部、40……ガイド体
1図は転写紙供給装置の制御系統を示すブロック図、第
2図はトレイの配設状態及びスライド構造を示す斜視
図、第3図はトレイのスライド動作を説明する斜視図、
第4図はトレイのスライド位置を検出するためのセンサ
部を拡大して示す斜視図、第5図は給紙搬送ユニットの
昇降構造を示す斜視図、第6図乃至第12図はトレイと給
紙搬送ユニットとの動作を説明する正面図、第13図及び
第14図は従来例の複写機の構造を簡単化して示す正面図
である。 1……転写紙、2〜6……トレイ、8……給紙搬送ユニ
ット、9……ピックアップローラ、14……水平駆動部、
21……制御手段、29……昇降駆動部、40……ガイド体
Claims (1)
- 【請求項1】転写紙を収納するとともに上下方向に配設
された複数個のトレイと、ピックアップローラにより前
記トレイ内の転写紙を引き出して複写機本体側に給紙す
る給紙搬送ユニットと、前記トレイをホームポジション
と前記給紙搬送ユニットによる給紙位置との間で水平方
向に移動させる水平駆動部と、前記給紙搬送ユニットを
昇降させる昇降駆動部とを有する転写紙供給装置におい
て、前記給紙搬送ユニットの前記トレイに対向する側に
前記ピックアップローラの下方に位置させてガイド体を
設け、前記トレイを水平方向に移動させることにより前
記トレイ外へ突出した転写紙の先端部を前記ガイド体に
垂直に当接させて前記トレイ内に戻すように前記水平駆
動部を制御する制御手段を設けたことを特徴とする転写
紙供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341479A JP2812519B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 転写紙供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1341479A JP2812519B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 転写紙供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03200642A JPH03200642A (ja) | 1991-09-02 |
JP2812519B2 true JP2812519B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=18346380
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1341479A Expired - Lifetime JP2812519B2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | 転写紙供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2812519B2 (ja) |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP1341479A patent/JP2812519B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03200642A (ja) | 1991-09-02 |
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