JP2506215B2

JP2506215B2 - 給紙装置

Info

Publication number: JP2506215B2
Application number: JP2014308A
Authority: JP
Inventors: 匡谷口; 研一岩本; 祐二杉本
Original assignee: Sharp Corp
Current assignee: Sharp Corp
Priority date: 1990-01-23
Filing date: 1990-01-23
Publication date: 1996-06-12
Anticipated expiration: 2011-06-12
Also published as: JPH03223029A

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、複写機等の画像形成装置に供される給紙装
置に関するものである。

〔従来の技術〕

従来、画像形成装置としての例えば複写機には、用紙
を供給する給紙装置が設けられており、この給紙装置
は、複写機に搬送する用紙を収容するために、給紙カセ
ットを備えている。さらに、この給紙カセットは、給紙
カセット内に収容された用紙を整合するために、用紙規
制板としての側板および後端板を用紙規制位置に移動さ
せて、給紙カセット内の用紙収容部の大きさを、用紙サ
イズに対応した大きさに換えている。

また、給紙カセットには、複写機への用紙の搬送方向
を、縦送りの方向、あるいは横送りの方向に変換する回
動カセットと、用紙の搬送方向が一定な固定カセットと
が有る。上記固定カセットにおいては、ユニバーサルカ
セットを除いて、側板および後端板が移動するものがな
い。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが上記従来の構造では、給紙カセット内に用紙
を収容する際、側板および後端板は、用紙規制位置にあ
るため、新たに収容する用紙と用紙収容部との大きさが
異なる場合、給紙カセット内に、新たに用紙を収容する
ことが困難であるという問題点を有している。

〔課題を解決するための手段〕

本発明に係る給紙装置は、上記の課題を解決するため
に、給紙カセットの用紙収容部の大きさを設定する用紙
規制板を有し、この用紙規制板が用紙サイズに対応した
用紙規制位置と、用紙収容部の大きさを用紙サイズより
も大きくする用紙補給位置とに移動可能に設けられ、給
紙カセットからの用紙の出紙を指令する給紙信号を入力
したときに、給紙ローラにより給紙カセットから用紙が
出紙される給紙装置において、以下の手段を講じてい
る。

即ち、用紙規制板を用紙規制位置と用紙補給位置とに
移動させる規制板駆動手段と、用紙規制位置への用紙規
制板の到達を検出すると共に、用紙補給位置への用紙規
制板の到達を検出する規制板到達検出手段と、給紙カセ
ットからの用紙の出紙を検出する出紙検出手段と、給紙
信号を入力したときに、用紙制御板が用紙規制位置に移
動され、出紙検出手段により出紙が検出されたときに、
用紙規制板が用紙補給位置に移動されるように、規制板
駆動手段を制御する制御手段とを備えている。

〔作用〕

上記の構成によれば、給紙動作を指令する給紙信号を
入力したときに、制御手段が制御板駆動手段を制御して
用紙規制板を用紙収容部を小さくする方向に移動させ、
その後、用紙規制板が用紙規制位置に到達するのを規制
板到達検出手段が検出することにより、制御手段が規制
板駆動手段を制御して用紙規制板を用紙規制位置に停止
させる。一方、出紙検出手段により出紙を検出したとき
に、制御手段が規制板駆動手段を制御して用紙規制板を
用紙収容部を大きくする方向に移動させ、その後、用紙
規制板が用紙補給位置に到達するのを規制板到達検出手
段が検出することにより、制御手段が規制板駆動手段を
制御して用紙規制板を用紙補給位置に停止させる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図ないし第５図に基づいて説
明すれば、以下の通りである。

本発明に係る給紙装置は、第３図（ａ）（ｂ）および
第４図に示すように、用紙を収容する給紙カセット20
と、給紙カセット20からの用紙の搬送方向を縦送りの方
向と横送りの方向とに変換する搬送方向変換手段30と、
給紙カセット20から用紙を出紙する給紙ローラ40と、ペ
ーパーガイド50a・50bと、搬送ローラ60a・60bとを備え
ている。

上記給紙カセット20は、第１図に示すように、給紙ベ
ース１および、この給紙ベース１上に配され、給紙カセ
ット20内の用紙をその減少に応じて適宜持ち上げていく
回転板２の２枚板構造になっており、これら給紙ベース
１と回転板２との間には、第２図に示すように、用紙規
制板としての側板３・３と、規制板駆動手段21とが設け
られている。また、上記側板３・３と回転板２とによ
り、用紙を収容する用紙収容部22が形成されている。

上記側板３は、断面Ｌ字状を成し、側面部3aおよび側
端に凸部3cを有する底面部3bを形成している。上記側面
部3aは、回転板２に形成された切欠部2aを貫通して設け
られ、底面部3bは、２本のガイド軸14・14が固着されて
いる。また、上記ガイド軸14は、先端に凸部14aを形成
し、この凸部14aが給紙ベース１に形成されたガイド溝1
5を貫通して設けられている。これにより、各々の側板
３・３は、後述のステッピングモータ12の駆動で、B₁−
B₂方向に進退可能に設けられ、給紙カセット20内の用紙
収容部22の大きさを換えるようになっている。

上記規制板駆動手段21は、プーリ10a・10bと、プーリ
11と、ステッピングモータ12と、ベルト13a・13bとから
構成されている。

上記ステッピングモータ12は、給紙ベース１上に配さ
れ、上下二段が一体と成ったプーリ11が回動自在に軸着
されている。プーリ10a・10bは、給紙ベース１上に、各
々回動自在に軸支されている。また、プーリ10bとプー
リ11の下段とはベルト13bにより巻架され、同様に、プ
ーリ10aとプーリ11の上段とはベルト13aにより巻架され
ている。また、ベルト13a・13bは、個々にベルト押さえ
16・16により、側板３の底面部3bに連結されている。

上記搬送方向変換手段30は、アーム４と保持部材７と
移動ブロック８とガイド軸９とから構成されている。

上記アーム４の一端は、給紙ベース１の底面の略中央
部に、支点５を中心として回動可能に軸着され、一方、
他端部は支点６を中心として回動可能に設けられてい
る。保持部材７は、給紙ベース１の１つのコーナ部1aに
固着され、また、支持軸7aを中心として回動可能に移動
ブロック８に軸着されている。この移動ブロック８は、
丸棒状とガイド軸９の外周を囲う円筒状に形成され、給
紙装置から用紙が搬送される方向に併せて、図示しない
移動ブロック駆動手段が移動ブロック８をガイド軸９に
沿って、A₁−A₂方向に進退移動させるように設けられて
いる。

また、給紙装置は、出紙検出手段のしての例えばフォ
トスイッチ等の紙検スイッチ70と、規制板到達検出手段
としてとホームポジションセンサ80・80と、図示しない
制御手段とを備えている。

上記紙検スイッチ70は、用紙が搬送されるペーパーガ
イド50aとペーパーガイド50bとの間の通路に設けられ、
用紙が搬送されるときにONになり、一方、用紙の搬送が
終了したときにOFFになるように限定され、また、OFFに
なったときに、制御手段に信号S1を出力するようになっ
ている。

上記ホームポジションセンサ80・80は、個々の側板３
・３の凸部3c・3cと各々係合して設けられ、側板３が用
紙サイズに対応した用紙規制位置、あるいは用紙収容部
22の大きさを用紙サイズよりも大きくする用紙補給位置
に到達するのを検出して、制御手段に信号S2を出力する
ようになっている。

上記制御手段は、給紙動作を指令する給紙信号S3を入
力したときに、ステッピングモータ12の駆動を制御し
て、各々の側板３・３をB₂方向に移動させる一方、紙検
スイッチ70から信号S1を入力したときに、各々の側板３
・３をB₁方向に移動させ、また、個々のホームポジショ
ンセンサ80・80からの信号S2を入力したときには、ステ
ッピングモータ12を制御して、各々の側板３・３を用紙
規制位置あるいは用紙補給位置に停止させるようになっ
ている。

上記の構成において、本給紙装置の給紙カセット20内
に用紙を収容する際、各々の側板３・３は用紙補給位置
に在り、給紙カセット20への用紙の収容後、給紙動作を
指令する給紙信号S3が入力されると、制御手段がステッ
ピングモータ12を制御して、各々と側板３・３をB₂方向
に進出移動させる。その後、各々の側板３・３が用紙規
制位置に到達すると、各々のホームポジションセンサ80
・80が規制手段に信号S2を出力することにより、規制手
段がステッピングモータ12を制御して、各々の側板３・
３を用紙規制位置に停止させる。

また、この時、被給紙装置への用紙の搬送方向に併せ
て、給紙カセット20が回動する。例えば、第３図（ａ）
に示すような用紙の縦送りの状態から、第３図（ｂ）に
示すような用紙の横送りの状態に給紙カセット20が回動
する場合、移動ブロック８が移動ブロック駆動手段によ
りA₂方向に移動され、この動きが保持部材７を介して給
紙ベース１を、支点５を中心としたＣ方向に回動させる
と共に、アーム４を支点６を中心としたD₁方向→D₂方向
に回動させる。

その後、給紙ローラ40による給紙カセット20内の用紙
の給紙が完了すると、紙検スイッチ70がOFFとなり、制
御手段に信号S1が出力される。信号S1を入力した制御手
段は、ステッピングモータ12を制御して各々の側板３・
３をB₁方向に退行移動させる。その後、各々の側板３・
３が用紙補給位置に到達すると、各々のホームポジショ
ンセンサ80・80が制御手段に信号S2を出力することによ
り、制御手段がステッピングモータ12を制御して、各々
の側板３・３を用紙補給位置に停止させる。

このようにして、各々の側板３・３は、第５図に示す
ような一連の進退動作を行う。先ず、給紙信号S3を入力
すると、各々の側板３・３は、用紙規制位置に移動す
る。次に、給紙ローラ40による用紙のが終了するのに伴
い、紙検スイッチ70がOFFされ、各々の側板３・３は、
用紙補給位置に移動する。

〔発明の効果〕

本発明に係る給紙装置は、以上のように、用紙規制板
を用紙規制位置と用紙補給位置とに移動させる規制板駆
動手段と、用紙規制位置への用紙規制板の到達を検出す
ると共に、用紙補給位置への用紙規制板の到達を検出す
る規制板到達検出手段と、給紙カセットからの用紙の出
紙を検出する出紙検出手段と、給紙信号を入力したとき
に、用紙制御板が用紙規制位置に移動され、出紙検出手
段により出紙が検出されたときに、用紙規制板が用紙補
給位置に移動されるように、規制板駆動手段を制御する
制御手段とを備えている構成である。

これにより、用紙規制板は給紙時および給紙終了時毎
に、それぞれ、用紙規制位置および用紙補給位置に移動
するため、給紙終了後、用紙の補給のため給紙カセット
を引き出したときには、用紙規制板は用紙補給位置に移
動しており、用紙の補給を容易に行うことができるとい
う効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第５図は本発明の一実施例を示すものであ
る。第１図は給紙カセットを示す縦断面図である。第２図は給紙カセットを示す平面図である。第３図（ａ）は給紙カセットの用紙の縦送り状態を示す
平面図である。第３図（ｂ）は給紙カセットの用紙の横送り状態を示す
平面図である。第４図は給紙装置を示す縦断面図である。第５図は給紙信号、給紙ローラ、および紙検スイッチの
作動に併せた側板の移動動作を示すタイムチャートであ
る。３は側板（用紙規制板）、10aはプーリ、10bはプーリ、
11はプーリ、12はステッピングモータ、13aはベルト、1
3bはベルト、14はガイド軸、15はガイド溝、16はベルト
押さえ、20は給紙カセット、21は規制板駆動手段、22は
用紙収容部、70は紙検スイッチ、80はホームポジション
センサである。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】給紙カセットの用紙収容部の大きさを設定
する用紙規制板を有し、この用紙規制板が用紙サイズに
対応した用紙規制位置と、用紙収容部の大きさを用紙サ
イズよりも大きくする用紙補給位置とに移動可能に設け
られ、給紙カセットからの用紙の出紙を指令する給紙信
号を入力したときに、給紙ローラにより給紙カセットか
ら用紙が出紙される給紙装置において、用紙規制板を用紙規制位置と用紙補給位置とに移動させ
る規制板駆動手段と、用紙規制位置への用紙規制板の到達を検出すると共に、
用紙補給位置への用紙規制板の到達を検出する規制板到
達検出手段と、給紙カセットからの用紙の出紙を検出する出紙検出手段
と、給紙信号を入力したときに、用紙制御板が用紙規制位置
に移動され、出紙検出手段により出紙が検出されたとき
に、用紙規制板が用紙補給位置に移動されるように、規
制板駆動手段を制御する制御手段とを備えていることを
特徴とする給紙装置。