JP2809078B2 - 電界放出冷陰極およびその製造方法 - Google Patents

電界放出冷陰極およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子放出源となる冷陰
極、特に鋭利な先端から電子を放出する電界放出冷陰極
ならびにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】微小な円錐状のエミッタと、エミッタの
すぐ近くに形成され、エミッタからの電流を引き出す機
能ならびに電流制御機能を持つゲート電極で構成された
微小冷陰極をアレイ状に並べた冷陰極が提案されている
(Journal of Applied Physi
cs,Vol.39,No.7,pp.3504,19
68)。このスピント型冷陰極は、熱陰極と比較して高
い電流密度が得られ、放出電子の速度分散が小さい等の
利点を持つ。また、単一の電界放出エミッタと比較して
電流雑音が小さく、数10〜200Vの低い電圧で動作
し、比較的悪い真空度の環境中でも動作するとされてい
る。
【0003】図5には米国特許第4,940,916号
明細書に開示された従来技術であるスピント(Spin
dt)型冷陰極主要部の構造の断面図を示している。絶
縁性の基板101の上に薄い絶縁膜111が堆積され、
この上にエミッタ電極121、その上に抵抗層106が
形成されている。抵抗層106の上には、高さ約1μm
の微小な円錐状のエミッタ107が膜堆積法によって形
成され、エミッタ107の周囲にはゲート電極104と
絶縁層103が形成されている。全エミッタに共通して
対向する陽極108が空間を隔てて配置されている。エ
ミッタ電極121とエミッタ107とは電気的に接続さ
れており、エミッタ107とゲート電極104の間には
約100Vの電圧が印加される。絶縁層103の厚さは
約1μm、ゲート電極104の開口径も約1μmと狭
く、エミッタ107の先端は極めて尖鋭に作られている
での、エミッタ107の先端には強い電界が加わる。こ
の電界が2〜5×107 V/cm以上になるとエミッタ
107の先端から電子が放出される。このような構造の
微小冷陰極を基板101の上にアレイ状に並べることに
より大きな電流を放出する平面状の陰極が構成される。
エミッタ107から電子が放出されると、電子はエミッ
タ電極121から、エミッタ107の真下で抵抗層10
6を通ってエミッタ107に流れこむ。電子放出の量が
多いと、抵抗層106での電圧降下量が増加し、エミッ
タ107の先端とゲート電極104との間の電圧が低下
して、電子放出の量が低下する。このような負帰還作用
が抵抗層106の両端の電圧降下によって働き、その結
果エミッタ毎の放出電流変化は小さくなり、放出電流の
均一性が改善される。
【0004】図6は特開平4−249026号公報に開
示された従来技術を示す。エミッタ207の下には定電
流ダイオードなどの定電流素子206が作られており、
エミッタ207から放出される電流量は定電流素子で制
御されて一定に保たれる。
【0005】図7は特開平5−36345号公報に開示
された従来技術の冷陰極製作工程プロセスを示す。シリ
コン基板301の上に高抵抗エピタキシャル層316お
よび低抵抗エピタキシャル層317を積層し、シリコン
酸化膜91とシリコン窒化膜92との二層をマスクとし
てエピタキシャル層のエッチングによって先端の尖った
エミッタ307を得る。このエミッタ307の下層部の
高抵抗部分でエミッション電流に応じた電圧降下が発生
し、エミッションの均一性を向上させる。
【0006】図8は特開平5−47296号公報に開示
された従来技術を示す。基板401の上にシリコン及び
モリブデンを材料とする複合材料を用い、円錐台の形状
の抵抗層406を形成し、その上にモリブデン製の円錐
状のエミッタ407を形成している。抵抗層406の抵
抗によりエミッション電流に応じた電圧降下が発生し、
エミッションの均一性を向上させる。403は絶縁層、
404はゲート電極で、405は空洞である。
【0007】図9は特開平5−94760号公報に開示
された従来技術を示す。ガラス基板501の上にエミッ
タ電極511、その上にタンタル層521を形成し、タ
ンタル層521の陽極酸化によって酸化タンタル層50
6を所望の厚さに精密に形成し、これを抵抗層として利
用する構造である。503は絶縁層、504はゲート
層、505は空洞、507はエミッタである。
【0008】
【本発明が解決しようとする課題】電界放出冷陰極では
電子放出特性の構造依存性が強く、例えばゲート電極の
位置に対してエミッタ先端の位置が1%変化するとエミ
ッション電流は約5%変化する。したがって、多数のエ
ミッタからのエミッション電流を均一化するには、製作
プロセスにおいてエミッタの高さ、エミッタ先端の曲率
半径、絶縁層厚さ、ゲート電極厚さ、ゲート電極開口径
等を高精度で製作する必要がある。しかし、製作プロセ
スのみでエミッションの均一性を確保することは製作条
件が極端に厳しくなったり、歩留まりが大幅に低下した
りする。
【0009】このような不都合を解決するため、エミッ
タの下に抵抗層や非直線素子を形成してエミッション電
流の均一化を図る提案がなされている。図5は、複数の
エミッタの下に共通の抵抗層を形成し、この抵抗層の電
圧降下によってエミッション電流の均一化を狙ったもの
である。しかし、抵抗層が個々のエミッタで独立してい
ないので、エミッタの密度を高くするためにエミッタと
エミッタの間隔を狭めると、エミッタ間の干渉が発生
し、有効に個々のエミッタのエミッション電流を制御で
きなくなる。
【0010】図6では個別の定電流素子によってエミッ
ション電流を制限するものであるが、個々のエミッタの
放出電流が定電流素子の動作するレベルに達するまで
は、放出電流は構造のバラツキに応じて分散するので、
陰極からの全放出電流を変えたり、変調したりする用途
には適さない。更に、定電流素子形成とゲート開口形成
のプロセスに露光のマスク位置を正確にあわせる必要が
あり、高密度のエミッタを持つ冷陰極を作るには高精度
の露光装置が必要になる。
【0011】図7では、エミッション電流をエミッタご
とに制御できるが、エミッタ材料はシリコンに限られ、
エミッション特性上最適な材料をエミッタに選択するこ
とができない。また、製造プロセス上ゲート開口径やエ
ミッタ間隔を十分に小さくすることができない。
【0012】図8では、抵抗層がエミッタ毎に独立して
いるのでエミッタ間の干渉がなく高い密度でエミッタを
形成することが可能になる。しかし、金属を成分とする
複合材料を抵抗層とし、さらに抵抗層がエミッタの一部
となるためその厚さが制限を受け、最大抵抗が200k
Ω程度に制限される。このため小さいエミッション電流
では十分に電流制限効果が得られない恐れがある。
【0013】図9では、エミッタは共通の抵抗層である
酸化タンタル層506の上に形成されており、図5に示
す他の従来技術と同様にエミッタ間の干渉が発生する恐
れがある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明においては、基板
の上に高抵抗のエピタキシャル層、絶縁層、ゲート金属
層を積層し、絶縁層とゲート金属層にゲート電極の開口
を形成したのちに、このゲート電極をマスクとして開口
からエピタキシャル層にイオンを打ち込み、ゲート開口
の下のエピタキシャル層の厚さ方向の全部あるいは一部
に所定の抵抗を持つ抵抗層を形成し、かつ、その抵抗層
の表面付近の不純物濃度を高くする。
【0015】また、通常の基板の上に絶縁層、ゲート金
属層を積層してゲート電極の開口を形成したのちに、こ
のゲート電極をマスクとして開口から基板にイオンを打
ち込み、基板とは反対の電気伝導特性を持つ半導体領域
を形成し、かつ、その電気伝導特性を持つ領域の表面の
不純物濃度をさらに高くする。
【0016】
【作用】この結果、エミッタとエミッタの間隔が狭く、
エミッタ密度の高い陰極においても、高精度のマスク目
合わせを必要とせずに製造でき、エミッタ間の干渉を生
じさせずに各エミッタからの放出電流の均一性を良好に
保つことができる。さらに、エミッタ−ゲート電極の間
の放電による破壊の可能性を低減し、信頼性を向上させ
ることができる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明
する。
【0018】図1は本発明の第1の実施例を示す電界放
出冷陰極の断面図である。図1において、シリコンの基
板1の上には下から順に高抵抗のエピタキシャル層2、
絶縁層3、ゲート電極4が積層され、ゲート電極4と絶
縁層3には微小な空洞5が形成されている。空洞5の下
のエピタキシャル層2には抵抗層6が形成され、抵抗層
6の上には、電子を放出する円錐状のエミッタ7が形成
されており、基板1とエミッタ7とは抵抗層6を挟んで
電気的に接続されている。図示されていないが、図5に
示されるようなエミッタに対向する陽極が形成されるこ
とは言うまでもない。
【0019】エミッタ7はタングステンあるいはモリブ
デンのような耐熱金属で作られ、ゲート電極4はタング
ステン、モリブデン等の金属で作られ、絶縁層3には例
えばシリコンの熱酸化膜(SiO2 )を使用する。ゲー
ト電極4の開口の直径は約1μm、エミッタ2の高さは
約1μm、絶縁層3の厚さは約0.8μm、ゲート電極
4の厚さは約0.2μm、エピタキシャル層2の厚さは
約1μmである。この陰極を動作させるには、基板1の
電位を基準にして、ゲート電極4に数10〜約100V
の電圧を印加する。
【0020】エピタキシャル層2の不純物濃度は可能な
限り低く例えば1013/cm3 以下とし、抵抗層6の不
純物濃度は1014/cm3 程度に設定する。n型のエピ
タキシャル層に例えばリンを不純物として上記不純物濃
度の抵抗層を形成したとき、抵抗層の抵抗率は約50Ω
cmとなるから、厚さ1μm、直径1μmの円筒状の抵
抗層の抵抗は約100kΩとなり、100μAの電流が
流れたとき約10Vの電圧降下が生じ、エミッション電
流あるいは放電電流が制限できる。
【0021】なお、抵抗層6とエミッタ7の間のオーミ
ック接触を確実にするため、抵抗層6の表面付近の不純
物濃度を高くしておく必要がある。
【0022】図1に示す構造において、エミッタの先端
から電子が放出されると、その電流により抵抗層6の両
端に電圧降下が発生し、エミッタ7の先端の電圧を押し
上げ、実効的にエミッタ7とゲート電極4の間の電圧を
低下させる。また、ゲート電極4とエミッタ7の間に放
電が発生し、電流が流れ始めた場合にも、抵抗層6の両
端の電圧降下によって放電電流が制限される。あるい
は、放電の維持に必要な電圧が保持されず、短時間で放
電が停止する。このため、破壊に至る可能性を小さくで
きる。
【0023】図2は本発明の第2の実施例を示す電界放
出冷陰極の断面図を示す。図2において、図1と同じ番
号の部分は図1と全く同じ構成要素を示し、各構成要素
の材料、寸法は図1に示す第1の実施例と同じである。
図2においては、抵抗層6は基板1には接触せず、エピ
タキシャル層2の途中までの領域に形成されている。こ
の場合、エミッション電流はエミッタ7から抵抗層6
1、抵抗層61と基板1に挟まれたエピタキシャル層2
を通って基板1に流れる。しかし、抵抗層61と基板1
に挟まれたエピタキシャル層2の厚さは十分薄いのでエ
ミッタ間の分離には影響を与えず、電圧降下に必要な抵
抗値を高抵抗率のエピタキシャル層2の抵抗にも分担さ
せることができ、より感度の高い電流制限機能を実現で
きる。
【0024】図は本発明の第3の実施例を示す電界放
出冷陰極の断面図を示す。図において、図1と同じ番
号の部分は図1と全く同じ構成要素を示し、各構成要素
の材料、寸法は図1に示す第1の実施例と同じである。
n型シリコンの基板1の上に絶縁層3、ゲート電極4が
積層され、ゲート電極4と絶縁層3には微小な空洞5が
形成されている。空洞5の下のn型の基板1にはp型領
域62が形成され、p型領域62の上には、電子を放出
する円錐状のエミッタ7が形成されており、基板1とエ
ミッタ7とはp型領域62を挟んで電気的に接続されて
いる。
【0025】なお、高抵抗のエピタキシャル層2の代わ
りに高抵抗の多結晶層、望ましくはポリシリコン層、あ
るいはアモルファス層などの半導体層を使用しても同様
の効果を得ることができる。
【0026】図には図1に示す第1の実施例の陰極の
製作プロセスを示す。シリコン基板1の上に高抵抗のエ
ピタキシャル層2、絶縁層3、ゲート電極4を下から順
に積層し、図(a)を得る。次に、リソグラフィーに
よって、エミッタ7を形成する部分の絶縁層3、ゲート
電極4を除去し、空洞5を形成して図(b)を得る。
次に、図(b)のゲート電極4をマスクとして基板1
およびエピタキシャル層2と同じ電気伝導特性を与える
不純物元素イオンをエピタキシャル層2に打ち込み、空
洞5の下のエピタキシャル層2の厚さ方向の全てあるい
は一部分の抵抗を変え、抵抗層6を形成し、図(c)
を得る。この時、イオンビームに対し、基板1をわずか
に傾けながら回転させることによって、ゲート電極4の
開口径よりも広い部分にイオンを打ち込むことができ
る。例えば、n型のエピタキシャル層にn型の不純物を
注入する場合、600keV以上から200keVおき
に3段階のエネルギーでリンイオンを濃度1014/cm
3 となるように注入してほぼ所望の抵抗層が形成でき
る。次に、イオンビームの加速電圧を50kV以下に下
げて多量のイオンを打ち込む工程によって、抵抗層6の
表面の不純物濃度を高くすることによりエミッタ7と抵
抗層6の接触状況を良好にすることができる。このあと
は、公知の方法でエミッタ7を蒸着によって形成し、図
(d)を得る。
【0027】イオン打ち込みによってセルファライン的
に一部分の抵抗を変えたり、半導体の不純物濃度を変え
ることは、半導体の製造には一般的に行なわれている技
術である(例えば、特開平4−100239号公報)、
特開昭63−122161号公報、特開昭57−056
384号公報参照)。しかし、この技術を電界放出冷陰
極の抵抗層形成に適用することによって、絶縁層とゲー
ト電極構造を有効に活用して、エピタキシャル層形成と
イオン打ち込み工程以外の製造工程を必要とせずに、し
かも、微細な構造形成を必要とする工程を追加せずに、
従来と全く同じ基本構造に抵抗層を設けることが可能に
なるという大きな利点が生じる。
【0028】図2、図に示す第2、第3の実施例も図
とほぼ同じようにイオンを打ち込むことにより製造す
ることができる。
【0029】第1〜第3の実施例ともゲート電極4をマ
スクとしてイオンを打ち込むので、抵抗層6やp型領域
8を自己整合的に形成でき、高い精度が必要なマスクの
目合わせが不要であり、高密度、微小パターンの構造を
容易に形成できる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷陰極に
おいては、エミッタ毎のエミッションが均一になるの
で、平均のエミッション電流を増加でき、その結果陰極
全体からのエミッション電流を増大させられる。さら
に、ゲート電極とエミッタの間の放電が抑圧できるので
冷陰極の高い信頼性を長期間維持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す電界放出冷陰極の
断面図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す電界放出冷陰極の
断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の電界放出冷陰極製作プ
ロセスの概要図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す電界放出冷陰極の
断面図である。
【図5】米国特許第4,940,916号明細書に開示
された従来技術の冷陰極の断面図である。
【図6】特開平4−249026号公報に開示された従
来技術の冷陰極の断面図である。
【図7】特開平5−36345号公報に開示された従来
技術の冷陰極の製作工程プロセス図である。
【図8】特開平5−47296号公報に開示された従来
技術の冷陰極の断面図である。
【図9】特開平5−94760号公報に開示された従来
技術の冷陰極の断面図である。
【符号の説明】
1,101,201,301,401,501 基板 2 エピタキシャル層 3,103,203,303,403,503 絶縁
層 4,104,204,304,404,504 ゲー
ト電極 5,405,505 空洞 6,61,62,106,206,306,406,5
06 抵抗層 7,107,207,307,407,507 エミ
ッタ 62 p型領域 121,221,5021 エミッタ電極 206 定電流素子

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板と、前記半導体基板の上に積層
    した高抵抗半導体層と、前記高抵抗半導体層の上に形成
    し、先端を先鋭化した電子放出電極と、前記電子放出電
    極とその付近を除いて前記高抵抗半導体層上に形成した
    絶縁層と、前記絶縁層の上に積層し、前記電子放出電極
    を取り囲む開口を持つ制御電極を含んで構成され、前記
    電子放出電極の下の前記高抵抗半導体層の不純物濃度が
    前記高抵抗半導体層の他の部分よりも高く、前記高不純
    物濃度領域の表面の不純物濃度が前記高不純物濃度領域
    の不純物濃度よりも高いことを特徴とする電界放出冷陰
    極。
  2. 【請求項2】前記高抵抗半導体層がエピタキシャル層、
    多結晶層またはアモルファス層のいずれか一つであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電界放出冷陰極。
  3. 【請求項3】前記高不純物濃度領域の下部が前記基板に
    は接触せず、前記高抵抗半導体層の途中までの領域に形
    成されていることを特徴とする請求項1記載の電界放出
    冷陰極。
  4. 【請求項4】請求項1記載の電界放出冷陰極の製造方法
    において、半導体基板上に高抵抗半導体層、絶縁層、
    電極を順次積層形成する工程と、前記制御電極および
    絶縁層の一部に空洞を形成する工程と、前記制御電極を
    マスクとして前記高抵抗半導体層にイオン打ち込みによ
    って前記高抵抗半導体層と同じ電気伝導性の高不純物濃
    度領域を形成する工程と、前記高不純物濃度領域上に電
    子放出電極を形成する工程とを有することを特徴とする
    電界放出冷陰極の製造方法。
  5. 【請求項5】半導体基板と、前記半導体基板の上に形成
    し、先端を先鋭化した電子放出電極と、前記電子放出電
    極とその付近を除いて前記半導体基板の上に形成した絶
    縁層と、前記絶縁層の上に積層し、前記電子放出電極を
    取り囲む開口を持つ制御電極を含んで構成され、前記電
    子放出電極の下の前記半導体基板に前記半導体基板の電
    気伝導性とは異なる第2の電気伝導特性を持つ領域が形
    成され、前記第2の電気伝導特性を持つ領域の表面の不
    純物濃度が前記第2の電気伝導特性を持つ領域の不純物
    濃度よりも高いことを特徴とする電界放出冷陰極。
  6. 【請求項6】前記半導体基板がn型シリコン基板である
    ことを特徴とする請求項5記載の電界放出冷陰極。
  7. 【請求項7】請求項5記載の電界放出冷陰極の製造方法
    において、半導体基板上に絶縁層および制御電極を順次
    積層形成する工程と、前記制御電極および絶縁層の一部
    に空洞を形成する工程と、前記制御電極をマスクとして
    前記半導体基板の電気伝導特性とは異なる第2の電気伝
    導特性を持つ領域を前記半導体基板中にイオン打ち込み
    によって形成する工程と、前記イオン打ち込み領域上に
    電子放出電極を形成する工程とを有することを特徴とす
    る電界放出冷陰極の製造方法。
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