JP2808995B2 - 印字ヘッド制御装置 - Google Patents

印字ヘッド制御装置

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JP2808995B2
JP2808995B2 JP4196641A JP19664192A JP2808995B2 JP 2808995 B2 JP2808995 B2 JP 2808995B2 JP 4196641 A JP4196641 A JP 4196641A JP 19664192 A JP19664192 A JP 19664192A JP 2808995 B2 JP2808995 B2 JP 2808995B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ドットマトリクスプリ
ンタの印字ヘッド制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ドットマトリクスプリンタにおい
て各ピンが同時に打点することによる騒音、電源の大容
量化や電磁力を利用する場合の磁気干渉などの回避及び
高密度実装化等のためにキャリッジに搭載され、キャリ
ッジの移動方向に直交する方向に対してピンを傾斜して
配列した印字ヘッドのピン列の各々のピンに対応した駆
動信号を供給し印字をおこなわせる分散印字ヘッドが用
いられ、分散印字ヘッドの印字ヘッド制御装置が使用さ
れている。
【0003】以下従来の印字ヘッド制御装置について説
明する。図16(a)は従来の24ピンワイヤドットヘ
ッドのピン列のパターンである。図16(b)はピンを
傾斜して配列した分散印字ヘッドのピン列のパターン、
図16(c)は分散印字ヘッドのピン列のパターンのも
う一つの例である。
【0004】図17(a),(b),(c)は24ピン
ワイヤドットヘッドの駆動タイミングチャートであり、
図17(a),図17(b),図17(c)はそれぞれ
図16(a),図16(b),図16(c)のピン列の
パターンのヘッドに対応している。図16(a)のピン
列のパターンにおいては図17(a)に示すように文字
を構成するドットとドットの間隔を決定するタイミング
T7、ヘッドのピンを駆動するヘッドコイルの通電時間
を決定するタイミングT8を生成するタイマのみでよい
が、図16(b)のピン列のパターンにおいては図17
(b)に示すように各々のピンで駆動タイミングが異な
るため、タイミングT7,タイミングT8を生成するタ
イマだけでなく、ピン配列の傾斜に従ってピン毎の遅延
時間を決定するタイミングT9を生成するタイマが必要
で、24ピンの駆動タイミング全てをタイミングY9ず
つ遅延する必要がある。図16(c)のピン配列では図
17(c)に示すように駆動タイミングの遅延を6ピン
のグループ毎に行ない制御回路を簡略化している。
【0005】図18は図16(c)のピン配列を持つ従
来の印字ヘッド制御装置のブロック図である。図18に
おいて、1は文字フォントのデータが書き込まれている
文字フォント読みだし専用メモリ(以下、文字フォント
ROMと略称する)、2は印字データ分散用のタイミン
グを生成する分散タイミング生成部で、図17(b)に
示すようなT7,T8のタイミングを有するクロックを
生成するタイマ3,T9のタイミングを有するクロック
を生成するタイマ4及び、これらのタイマ3,4を動作
させる発振器5よりなっている。6は文字フォントRO
M1より読み出された印字データを遅延させるシフトレ
ジスタ部である。7は中央処理装置(以下、CPUと略
称する)で文字フォントROM1、分散タイミング生成
部2、シフトレジスタ部6のそれぞれを入出力部(以
下、I/O部と略称する)8を介して制御している。9
は24個のAND回路でそれぞれCPU7からの24ピ
ン分の印字データとタイマ3の出力のANDを取る。1
0はヘッドコイル11にパルス信号を印加するヘッドド
ライバである。
【0006】以上のように構成された印字ヘッド制御装
置についてその動作を以下に説明する。
【0007】CPU7はタイマ3により図17(b)の
1ピン目のタイミング信号(以下、シフトデータと略称
する)の立ち下がりタイミングWが常に知らされ、CP
U7は文字フォントROM1より24ピン分の印字デー
タを読み込みシフトデータの立ち下がりタイミングに従
ってAND回路9へ送り、AND回路9で24ピン分の
印字データのそれぞれとタイマ3の出力のANDをとり
シフトレジスタ部6へ送る。またタイマ4では文字モー
ドデータXをCPU7より受取それらの印字モードに応
じた図17(b)のT9を周期とするタイミングを有す
るクロック(以下、シフトクロックと略称する)をシフ
トレジスタ部6に送る。
【0008】シフトレジスタ部6はAND回路9からの
出力信号、シフトクロックに基づき図17(b)の1
ピンから24ピンまでの駆動信号を生成し、ヘッドドラ
イバ10へ送る。ヘッドドライバ10は、シフトレジス
タ部6からの駆動信号によりヘッドコイル11にパルス
電圧を与えることによりヘッドを駆動する。シフトクロ
ックtの周波数は種々の文字に関する印字モードに対応
して変化するが、T8のタイミングを維持する為にはT
8がシフトクロックtの整数倍でなければならない。と
ころが、シフトクロックtは前述したように印字モード
に対応して変化するため、T8がシフトクロックtの整
数倍にならない場合が生じる。 この問題を解決するため
には、印字モードに対応した複数のシフトクロックtと
T8の両方がタイマ4のクロックの整数倍となるようタ
イマ4のクロックの周波数を上げ、その周波数を上げた
分だけシフトレジスタ部6のシフトレジスタを増やす、
例えばタイマ4のクロックが2倍となったとするとシフ
トレジスタの数も2倍にする必要があり、シフトレジス
タの数が多くなってしまう。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記従来
の構成では、文字フォントROM1より読み出された印
字データにヘッドコイル11の通電時間のデータを付加
し、この印字データに通電時間のデータを付加したデー
タにより印字データ部6を構成しているシフトレジスタ
で、分散印字ヘッドのピン列の各々のピンに対応した分
散データを生成しているのでヘッドコイル11の通電時
間をあらゆる印字モードに対しても維持するためヘッド
コイル11の通電時間が常にシフトレジスタ部6のシフ
トレジスタを駆動するシフトクロックの周期の整数倍と
なるようシフトクロックの周波数を高くする必要があ
り、シフトレジスタ部6においてシフトレジスタ等の数
が多くゲート数が多くなる。ゲート数を少なくするため
に図16(c)のようなピン列のパターン構成にする
と、印字騒音低減、電源容量縮小等の効果が失われる。
【0010】本発明が解決しようとする課題は、これら
の問題点を解消した印字ヘッド制御装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するため、キャリッジに搭載され、前記キャリッジの移
動方向に直交する方向に対して傾斜をつけた印字ヘッド
のピン列の各々のピンに対応した駆動時間T2の駆動信
号を供給し外部から送られてきた印字データに応じて
字をおこなわせる印字ヘッド制御装置であって、前記ピ
の駆動周期に同期した第1のタイミング信号を発生す
る第1のタイマと、前記第1のタイミング信号の変化点
を検出する変化点検出手段と、前記変化点検出手段の出
力によりリセットされるとともに前記ピン列の傾斜を補
正するとなり合うピン毎の駆動信号の時間差T5に同期
した第2のタイミング信号を発生する第2のタイマと、
前記第1のタイミング信号を入力とし前記第2のタイミ
ング信号をシフトクロックとした第1のシフトレジスタ
と、T2/T5=m余りT6(mは整数)とした場合に
前記第1のシフトレジスタの出力のうちの最初の出力か
ら数えてm番目の出力を選択する第1のセレクタと、前
記第1のセレクタの出力を入力とし、前記第2のタイミ
ング信号をシフトクロックとした第2のシフトレジスタ
と、前記第1のシフトレジスタから出力される第1の
イミング出力を前記ピン列の配置に対応して分配する
1の分配手段と、前記第2のシフトレジスタから出力さ
れる第2のタイミング出力を前記ピン列の配置に対応し
て分配する第2の分配手段と、前記第2のタイミング信
号よりT6時間遅れた第3のタイミング信号を出力する
比較手段と、前記第2の分配手段が分配した前記第2の
タイミング出力と前記第のタイミング信号の論理積を
おこなう第のAND回路と、印字データと前記第1の
分配手段が分配した前記第1のタイミング出力の論理積
をおこなう第1のAND回路と、前記第1のAND回路
の出力をセット信号、前記第のAND回路の出力をリ
セット信号として動作し、全ピンの印字タイミング信号
を生成するセットリセットラッチとを備えた。
【0012】
【0013】
【作用】請求項1〜記載の発明では前記した構成によ
りシフトクロックの周波数を上げずに印字ヘッドの通電
時間を維持し、キャリッジの移動方向に対して傾斜をつ
けた印字ヘッドのピン列の傾斜を補正し、任意のタイミ
ングで印字開始する事ができる。
【0014】
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜11に示す実施例1は請求項1〜3記載の
発明の実施例、図12〜15に示す実施例2は請求項4
〜6記載の発明の実施例である。
【0016】(実施例1)(図1〜11参照) 図1は、本発明の実施例1における印字ヘッド制御装置
のブロック図である。
【0017】図1において、21は中央処理装置(以
下、CPUと略称する)、22は各装置間のインターフ
ェースを受け持つ入出力部(以下、I/O部と略称す
る)、23は文字フォント読みだし専用メモリー(以
下、文字フォントROMと略称する)である。
【0018】24は発振器、25,26は発振器24よ
り発生する基本クロックaにより駆動され、CPU21
からの文字の品位を切り替える印字モードデータb1,
b2を計数開始として、ピン列を構成する第1列目のピ
ンの駆動周期タイミング信号c1、ドット間遅延タイミ
ング信号c2を出力する第1,第2のタイマである。2
7はタイマ25の出力信号c1の変化点検出回路であ
る。28は変化点検出回路27の検出信号d1をデータ
としタイマ26の出力c2をシフトクロックとする第1
のシフトレジスタである。29,30はシフトレジスタ
28の出力e1をCPU21からの通電パルス幅データ
b3,b7で選択する第1のセレクタである。31,3
2はセレクタ29,30の出力信号f1,f2を入力デ
ータとし、タイマ26の出力信号c2をクロックとする
第2のシフトレジスタである。
【0019】33,34はCPU21からの通電パルス
幅補正データb5,b6とタイマ26の計数値gとの一
致信号c3,c4を出力する比較器である。
【0020】35,36,37はシフトレジスタ28,
31,32の出力信号e1,e2,e3をCPU21か
らの文字品位を切り替える印字モードデータb4、及び
印字ヘッドの移動方向制御信号b8による選択信号h
1,h2,h3を出力する分配器である。
【0021】38,39は分配器36,37の出力信号
h2,h3と比較器33,34の出力信号c3,c4と
の論理積を行なうAND回路である。
【0022】40はCPU21からの印字データb9を
保持するラッチである。41,42は変化点検出回路2
7の検出信号d1によりCPU21の印字データb9を
保持するラッチ40の出力i1をドット列分の1データ
期間遅延させたデータi2,テータi2を1データ期間
遅延させたデータi3を出力するフリップフロップで構
成されているラッチである。
【0023】43はデータi1,i2,i3をCPU2
1からのセレクト信号b10によってセレクトするデー
タセレクタ、44はデータセレクタ43のセレクトデー
タi4を変化点検出器27の出力信号d1によって同期
保持するフリップフロップで構成されているラッチ、4
5はラッチ44の保持している印字データi5と分配器
35の分配タイミング信号h1との論理積をとるAND
回路である。
【0024】46,47はAND回路45の出力信号s
をセット信号とし、AND回路38,39の出力信号r
1,r2をそれぞれリセット信号として動作し、全ピン
のタイミング信号g1,g2を生成する各々12個のセ
ットリセットラッチ部(以下、S−Rラッチと略称す
る)、48はヘッドドライバーでS−Rラッチ46,4
7の出力g1,g2によりヘッド49を駆動する。
【0025】図2はヘッドドライバ48の1ピン分の回
路図、図3はヘッドドライバ48を駆動する信号のタイ
ミングチャートである。図2においてヘッドコイル49
の両端にはトランジスタ50,51、及びダイオード5
2が接続されており、トランジスタ50のエミッタには
電源、ベースは抵抗器53を介してトランジスタ54の
コレクタに接続されている。トランジスタ54のエミッ
タは接地されている。
【0026】以上の様に構成された印字ヘッド制御装置
について以下その動作を説明する。図4,5,6は本実
施例4の印字ヘッド制御装置が制御するヘッドの代表的
なピン列のパターンである。図4のピン列のパターンに
おいて、キャリッジの移動方向を軸としてとなり合うピ
ン間隔はL*n(ただしnは0を含む整数である)とな
っている。以下図4においてヘッドのピン列のパターン
は24ピンのうち奇数ピンを第1列、偶数ピンを第2列
とし、同1列のピンが同時に駆動される事がないようそ
れぞれの列の12ピンのうちピンNとピン(N+2)が
1/120*1/12インチ印字方向にずれている。こ
こで1/120インチは文字のドット間隔である。第1
列と第2列におけるピンNとピン(N+1)は以下の説
明では同一タイミングで駆動されるようにしている。即
ち第1列と第2列の印字方向の間隔は1/120インチ
の整数倍となっている。
【0027】図7はS−Rラッチ46の出力信号g1の
24ピン分のタイミングを示したタイミングチャート、
図8はS−Rラッチ47の出力信号g2の24ピン分の
タイミングを示したタイミングチャートである。T1は
1ドットを印字する基本サイクル、T2は図2のトラン
ジスタ50のON時間、T3は図2のトランジスタ51
のON時間、T5はピン毎の遅延時間である。S−Rラ
ッチ46,47はこれらの各ピン、各トランジスタに対
応する計24種の基本サイクルの信号を生成する。
【0028】図9はシフトレジスタ28,31とAND
回路38とS−Rラッチ46の信号のタイミングを示し
たタイミングチャートである。タイマ25はヘッドの印
字インターバルT1を1/2周期とする信号c1を生成
する。変化点検出器27は信号c1の変化点を検出し、
タイマ26をリセットする信号d1とシフトレジスタ2
8の入力信号d2を生成する。タイマ26はT5=T1
/n(ただしnは整数)なる周期の信号c2を生成す
る。以下、説明ではn=12としてある。
【0029】信号d1によりタイマ26はタイマ25と
瞬時に同期する。信号d2はシフトレジスタ28により
信号c2をシフトクロックとして順次遅延され、信号e
1−1からe1−12までの12ビットのタイミング信
号を出力する。これらの出力においてe1−nに対して
のe1−(n+1)はT5時間遅延した信号となってい
る。(ただし n=1,2,11)セレクタ29はシフ
トレジスタ28の出力e1−1からe1−12の中から T2/T5=m+余り(T6) (ただし mは整数) なるe1−m番目を選択する。
【0030】シフトレジスタ31の出力はシフトレジス
タ28の出力e1−nからT5*m遅延した信号e2−
nとなっている。セレクタ30、シフトレジスタ32の
動作もセレクタ29、シフトレジスタ31のそれぞれと
同じ機能を有する。
【0031】分配器35,36,37はそれぞれe1−
n,e2−n,e3−n番目の信号がピン列を構成する
どのピンに分配されるかを選択する。以下、説明ではn
番目の信号がピンの2n−1番目と2n番目に分配され
ている。
【0032】AND回路45により印字データとAND
されたセット信号s−1からs−12によりS−Rラッ
チ部46,47のS−Rラッチを順次セットする。AN
D回路38は信号e2−n(s−nよりT5*m遅延し
ている)と比較器33の出力信号C3のT6とをAND
したリセット信号R1−nを出力する。ここで比較器3
3の出力信号C3のT6はヘッド通電時間T2をタイマ
26の出力信号C2のT5で割ったときの余りとなるよ
う設定される。AND回路39,比較器34の動作もA
ND回路38,比較器33のそれぞれと同じ機能を有す
る。
【0033】S−Rラッチ46,47のセットリセット
フリップフロップはAND回路45の出力信号にS−n
でセットされ、AND回路38,39のリセット信号R
1−n,R2−nでそれぞれリセットされる。即ち、S
−Rラッチ46,47の出力信号g1−nをえる。
【0034】以上は、印字モードが1/120インチド
ットピッチに対する説明であったが、たとえば印字モー
ドが1/240インチドットピッチの場合 T5=T1/6となり、これにともないセレクタ29,
30の選択、及びT6の値の変化する。
【0035】タイマ26、比較器33,34、セレクタ
29,30ではCPU21からの設定信号b2,b3,
b4,b5,b6によりT5,m,T6を決定する。
【0036】図10は印字データ合成部のタイミングチ
ャートである。印字モードにはたとえば印字ドット間隔
が1/360インチのものがあるが、ヘッドのドットパ
ターン間隔は1/120インチなので、1/120イン
チを12分割する分散タイミングはCPU21からの印
字ドット間隔が1/360インチの印字データi1の3
データ分にまたがる。こういった印字モードに対応する
ためには、まずデータi1に対してi2,i3、の様に
それぞれ1データ、2データ期間遅延させたデータを
得、データセレクタ43に入力し、CPU21からのセ
レクト信号b10によってセレクトされたデータi4を
得るようにする。図10の場合、ピン1−8、ピン9−
16、ピン17−24のそれぞれの印字データがi1,
i2,i3、に対応している。ここで印字データ間隔が
1/120インチ固定の場合はこのデータセレクタ43
及びラッチ部41,42は必要ない。データセレクタ4
3の出力はラッチ44に入力された24ピンの各ピンそ
れぞれの印字データが図9に示す変化点検出信号d1に
よってラッチされる。さらにこの24ビットのラッチさ
れた各ピンのデータi5と分散タイミング信号h1のA
NDをAND回路45でとることによりS−Rラッチ4
6,47のセットリセットフリップフロップをセットす
る信号sを得る。
【0037】ヘッドドライバ48では、図3に示すよう
にまずタイミング信号g1,g2を両方highにする
とトランジスタ50,51がONになりヘッドコイル4
9に電流Iが流れ時定数に従って上昇する。次にg1を
lowにするとトランジスタ50がOFFになりダイオ
ード52からヘッドコイル49へ電流が流れ込む。次に
g2をlowにすると電流は徐々にゼロになる。この様
に電磁力で駆動されるワイヤドットプリンタはワイヤを
高速かつ低消費電力で駆動するためにヘッドコイル両端
をスイッチングする2段駆動になっておりg1,g2、
2種類のタイミングのヘッド駆動信号により駆動され
る。
【0038】本実施例1では、従来の回路は約7000
ゲート必要なのに対して、約2000ゲートで済む。図
11に本実施例1の回路を使った分散印字の騒音に対す
る効果を示す。1/4分散で7dB,1/12分散で1
0dBの騒音低減効果がある。
【0039】(実施例2)(図12〜15参照) ピン列の傾斜を補正するとなり合うピン毎の駆動信号タ
イミング生成部の構成は実施例1と同一のため同一符号
を付し説明を省略する。
【0040】図12は、本発明の実施例2における印字
ヘッド制御装置のブロック図である。
【0041】図12において、37は複数のラッチが行
列形式に配置されたデータシフト部、38はデータシフ
ト部37を構成するラッチの保持又は透過動作を制御す
るOR回路で構成される保持透過制御部、39はデータ
シフト部37を構成するラッチの保持動作状態における
保持データを次段に転送する転送制御部である。
【0042】図13は、データシフト部37のラッチと
保持透過制御部38のORの基本接続構成でありLT
1,LT2,LT3はD−ラッチ、OR1,OR2,O
R3はOR回路である。
【0043】i1はCPUにより出力される印字デー
タ、i5は遅延印字データ、S1,S2,S3は保持透
過制御部の制御出力、tは転送制御部のパルス出力、g
は図12のタイマのカウント値、d1は図12の変化
点検出回路の変化点検出信号、b10はCPUによ
り出力される印字ピッチデータである。
【0044】以上のように構成された印字データ遅延部
について以下その動作を説明する。データシフト部37
を構成するラッチはD−ラッチであり、制御端子Gに入
力される信号論理が1の時はラッチの入力端子Dに入力
された信号が出力端子Qに現われ、0の時は出力端子Q
の信号論理は保持される。
【0045】図13のようにD−ラッチを接続し各D−
ラッチの制御端子Gに図15に示す制御信号S3−1,
S2−1,S1−1を入力する事で、ラッチLT1,L
T2はシフトレジスタとして動作し、ラッチLT3は入
力データを出力にバイパスするため、3個の連続して接
続されたD−ラッチが2段のシフトレジスタとして機能
する。
【0046】OR1,OR2,OR3に入力される信号
T−1,T−2,T−3時間軸上で互いに重なることの
ないパルス信号で、図15の構成においてはT−3,T
−2,T−1の順に入力される。
【0047】信号b10−1,b10−2,b10−3
はOR回路の入力になっており、図15においては信号
b10−3は論理1に設定され、信号b10−1,b1
0−2は論理0に設定されている。
【0048】上記は3個のD−ラッチが接続されている
場合の説明であるが、D−ラッチとOR回路と時間軸上
で互いに重なることのないパルス信号を図13のように
構成する事で、N個のD−ラッチを用いてM個のシフト
レジスタが構成可能となり、かつMが容易に設定可能で
あるから、Nを越えない任意の長さの可変調シフトレジ
スタが構成可能である(N及びMは1以上の整数、かつ
N>Mとする)。
【0049】この実施例2では、実施例1の効果の上
に、ピン列の傾斜を補正するとなり合うピン毎の印字デ
ータ遅延とデータセレクタを用いる事も少ない回路で構
成できる。
【0050】以上のように本発明によれば、上記構成と
することにより、シフトクロックの周波数を上げずに印
字ヘッドの通電時間差を維持し、キャリッジの移動方向
に対して傾斜を付けた印字ヘッドのピン列の傾斜を補正
することが出来、ゲート数の低減が可能となる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における印字ヘッド制御装置
のブロック図
【図2】本実施例1のヘッドドライバの1ピン分の回路
【図3】本実施例1のヘッドドライバを駆動する信号の
タイミングチャート
【図4】本実施例1の印字ヘッド制御装置が制御するヘ
ッドのピン列のパターン説明図
【図5】本実施例1の印字ヘッド制御装置が制御するヘ
ッドのピン列のパターン説明図
【図6】本実施例1の印字ヘッド制御装置が制御するヘ
ッドのピン列のパターン説明図
【図7】本実施例1のS−Rラッチの出力信号g1の2
4ピン分のタイミングを示したタイミングチャート
【図8】本実施例1のS−Rラッチの出力信号g2の2
4ピン分のタイミングを示したタイミングチャート
【図9】本実施例1のシフトレジスタ、AND回路、S
−Rラッチの信号のタイミングチャート
【図10】本実施例1の印字データ合成部のタイミング
チャート
【図11】本実施例1の印字の騒音値を示す説明図
【図12】本発明の実施例2における印字ヘッド制御装
置のブロック図
【図13】本発明の実施例2の印字データ遅延部の基本
構成図
【図14】本発明の実施例2のD−ラッチの動作の説明
【図15】本発明の実施例2の印字データ遅延部のタイ
ミングチャート
【図16】従来の24ピンワイヤドットヘッドのピン列
のパターン説明図
【図17】従来の24ピンワイヤドットヘッドの駆動タ
イミングチャート
【図18】従来の印字ヘッド制御装置のブロック図
【符号の説明】
21 中央処理装置 22 入出力部 23 文字フォント読みだし専用メモリ 24 発振器 25,26 タイマ 27 変化点検出回路 28 シフトレジスタ 29,30 セレクタ 31,32 シフトレジスタ 33,34 比較器 35,36,37 分配器 38,39 AND回路 40,41,42 ラッチ部 43 データセレクタ 44 ラッチ部 45 AND回路 46,47 セットリセットラッチ部 48 ヘッドドライバ 49 ヘッドコイル 67 データシフト部 68 保持透過制御部 69 転送制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−15877(JP,A) 特開 平4−82758(JP,A) 特開 昭58−59860(JP,A) 特開 昭60−73855(JP,A) 特開 平2−70446(JP,A) 実開 平2−150248(JP,U) 特開 平4−197663(JP,A) 特開 平2−289361(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/51 B41J 2/255 B41J 2/30

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】キャリッジに搭載され、前記キャリッジの
    移動方向に直交する方向に対して傾斜をつけた印字ヘッ
    ドのピン列の各々のピンに対応した駆動時間T2の駆動
    信号を供給し外部から送られてきた印字データに応じて
    印字をおこなわせる印字ヘッド制御装置であって、 前記ピンの駆動周期に同期した第1のタイミング信号を
    発生する第1のタイマと、前記第1のタイミング信号の変化点を検出する変化点検
    出手段と、 前記変化点検出手段の出力によりリセットされるととも
    前記ピン列の傾斜を補正するとなり合うピン毎の駆動
    信号の時間差T5に同期した第2のタイミング信号を発
    生する第2のタイマと、 前記第1のタイミング信号を入力とし前記第2のタイミ
    ング信号をシフトクロックとした第1のシフトレジスタ
    と、T2/T5=m余りT6(mは整数)とした場合に 前記
    第1のシフトレジスタの出力のうちの最初の出力から数
    えてm番目の出力を選択する第1のセレクタと、 前記第1のセレクタの出力を入力とし、前記第2のタイ
    ミング信号をシフトクロックとした第2のシフトレジス
    タと、 前記第1のシフトレジスタから出力される第1のタイミ
    ング出力を前記ピン列の配置に対応して分配する第1の
    分配手段と、前記第2のシフトレジスタから出力される第2のタイミ
    ング出力を前記ピン列の配置に対応して分配する第2の
    分配手段と、 前記第2のタイミング信号よりT6時間遅れた第3のタ
    イミング信号を出力する比較手段と、 前記第2の分配手段が分配した前記第2のタイミング
    力と前記第のタイミング信号の論理積をおこなう第
    のAND回路と、印字データと前記第1の分配手段が分配した前記第1の
    タイミング出力の論理積をおこなう第1のAND回路
    と、 前記第1のAND回路の出力をセット信号、前記第
    AND回路の出力をリセット信号として動作し、全ピン
    の印字タイミング信号を生成するセットリセットラッチ
    とを備えたことを特徴とする印字ヘッド制御装置。
  2. 【請求項2】前記第1のタイマ及び前記第2のタイマの
    周期が複数のフォントや単位長さあたりの文字の数の変
    更に対応して変化することを特徴とする請求項1記載の
    印字ヘッド制御装置。
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