JPH0747712A - プリントヘッド - Google Patents

プリントヘッド

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JPH0747712A
JPH0747712A JP19636993A JP19636993A JPH0747712A JP H0747712 A JPH0747712 A JP H0747712A JP 19636993 A JP19636993 A JP 19636993A JP 19636993 A JP19636993 A JP 19636993A JP H0747712 A JPH0747712 A JP H0747712A
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JP19636993A
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Hisayoshi Fujimoto
久義 藤本
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Rohm Co Ltd
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Rohm Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 印字時間の補正を効率的に行う。 【構成】 制御チップ200は、入力されてくるストロ
ーブ信号INSTRのパルス長をカウントし、このカウ
ント時間に応じて、1つの基本パルスと複数の補正パル
スを発生する。また、INDATAから入力されてくる
ドット毎の印字データと、この印字データ各ドットと補
正データ記憶部100から対応ドットのアンドをとった
補正データを出力する。そして、この印字データと基本
パルスを掛け合わせることによって、基本パルスによる
印字を行い、補正データと補正パルスをかけあわせるこ
とによって補正パルスによる印字を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LEDプリンタ、サー
マルプリンタ等に用いるプリントヘッド、特にドット毎
の印字むらを防止できるものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、サーマルプリンタやLEDプ
リンタが利用されており、これらのプリンタにおいて
は、印字ドット毎の「1」、「0」のデータに応じて、
印字が行われる。例えば、LEDプリンタにおいては、
1行分のドット数に応じてLEDが整列配置され、印字
データに応じてLEDへの通電を制御することによって
印字を行う。
【0003】このようなLEDプリンタにおいては、L
EDの特性の相違等に基づいて、LEDヘッドの光量ば
らつきが生じ、印字濃度にばらつきが発生する。このた
め、光量のばらつきを補正する手法が各種提案されてい
る。
【0004】例えば、特公平2−43634号公報で
は、LED光量のばらつきに対応する補正データをPR
OMに記憶しておき、この補正データに基づいて、発光
時間を制御することが示されている。これによって、L
EDの光量ばらつきを補正して、ばらつきのない印字を
行うことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来例で
は、印字ドット毎にこれに対応するLED光量の補正デ
ータを読み出す。そして、各LEDへの通電経路に複数
のゲートを設け、補正データに応じてゲートの開放を制
御する。このため、LEDの個数が多くなるとゲート数
が多くなり装置が複雑になるという問題点があった。
【0006】そこで、本出願人は、印字時間を規定する
ストローブパルスを基本パルスと、複数のパルス長の補
正パルスから構成し、補正データにより複数の補正パル
スの内のいくつを通過させるか制御するものを提案し
た。この手法によれば、1つのゲートの開閉を補正デー
タに応じて行えば良いため、簡単な構成で印字時間の制
御が容易になる。
【0007】ところが、この提案の手法によると、基本
パルスと複数の補正パルスからなるストローブパルスが
必要であり、これを所定のクロックから作成しなければ
ならないという問題点があった。特に、通常のプリント
ヘッドは、外部からストローブパルスの供給を受ける構
成となっており、ストローブパルスを作成するための構
成を本体側に追加しなければならないという問題点があ
った。
【0008】本発明は、上記問題点を解決することを課
題としてなされたものであり、通常の1パルスのストロ
ーブパルスから基本パルス、補正パルスを発生すること
ができるプリントヘッドを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数ドットの
印字部により印字を行うプリントヘッドであって、印字
部の各ドット毎の補正データを記憶する補正データ記憶
部と、印字部における印字長さを表すストローブ信号の
パルス長をカウントするカウンタと、このカウンタによ
りカウントされたパルス長に基づいて、基本パルスおよ
び複数の補正パルスから構成される印字パルスを形成す
る印字パルス形成手段とを有し、形成された印字パルス
に応じて補正された印字を行うことを特徴とする。
【0010】また、上記印字パルス形成手段は、上記カ
ウンタのカウント値をシフトレジスタに格納し、このシ
フトレジスタにおける左右シフトにより、基本パルスお
よび複数の補正パルスのそれぞれのパルス長を決定する
ことを特徴とする。
【0011】また、上記印字パルス形成手段は、上記カ
ウントされたパルス長を基本パルスのパルス長とし、こ
れに基づいて補正パルスのパルス長を決定することを特
徴とする。
【0012】また、上記印字パルス形成手段は、上記カ
ウントされたパルス長を補正パルスの内の1つのパルス
長とし、これに基づいて基本パルスおよび他の補正パル
スのパルス長を決定することを特徴とする。
【0013】
【作用】このように、ストローブパルスのパルス長を計
測し、この計測値に応じて、基本パルス、補正パルスを
形成する。従って、補正を考えていない装置にこのプリ
ントヘッドを装着した場合にも、その装置において用意
されているストローブパルスを利用して、補正パルスに
よりドットごとのばらつきを補正した均一な印字を行う
ことができる。
【0014】また、計測したパルス長から基本パルス、
補正パルスを生成する際、シフトレジスタの左右シフト
で行うことにより、高速の演算が達成できる。
【0015】さらに、ストローブパルスのパルス長を基
本パルスまたは補正パルスの1つに対応させることによ
り、効率的なパルスの生成を行うことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図面に基づ
いて説明する。図1は、本発明に係るプリントヘッドの
要部構成を示すブロック図である。このように、補正デ
ータ記憶部100と制御チップ200を有している。そ
して、補正データ記憶部100は、EEPROMで構成
され、各ドットついての印字濃度のばらつき測定結果に
応じて定められた補正データを各ドット毎に記憶してい
る。この補正データは、所定のINCLKと共に、制御
チップ200のINDATA端子にシリアルデータとし
て入力され、制御チップ200はこれを補正データ記憶
部100の所定アドレスに書き込む。この動作は、製造
工程において1度行われ、所定の補正データが補正デー
タ記憶部100に半永久的に記憶される。ここで、この
補正データ記憶部100への補正データの記憶は、必ず
しも制御チップ200を介して行わなくても良く、他の
書き込み手段を利用して行っても良い。
【0017】本実施例において、補正データは3ビット
であり、LSB、2ビット目、MSBに対応して、1、
2、4のパルス長の補正パルスを対応させる。このた
め、3ビットの補正データに応じて、3つの長さの補正
パルスの出力のオンオフを制御することによって0〜7
の長さの印字濃度補正を行うことができる。なお、補正
パルスによって、印字時間の補正を行うが、印字したい
ドットに対しては、最低限の長さの印字が必要である。
そこで、パルス長がこの最低限の印字に必要な長さのパ
ルスを基本パルスとして出力し、これに補正データに応
じた補正パルス付加することにより、各ドットの印字濃
度の調整を行っている。また、印字データに応じて、基
本パルスおよび複数の補正パルスの出力を制御すること
によって、各ドットの印字を行うかどうかを制御してい
る。
【0018】制御チップ200は、INDATA端子か
ら入力されてくる1行分の印字データは制御チップ内の
RAMに記憶され、これがそのまま基本データ(印字デ
ータ)として出力され、印字データと各補正データがか
けあわされた補正用のデータ出力される。そして、これ
らの印字制御用のデータはODATA0〜3として、4
ドット分ずつ並列して出力される。
【0019】また、印字制御用のデータにより所定の長
さのストローブパルスの出力を制御することによって印
字時間を制御する。すなわち、ストローブパルスは、例
えば1つの基本パルスと3つの長さの異なる補正パルス
からなるため、印字データが「1」であるドットに対し
ては、基本パルスおよびそのドットの補正データに対応
する補正パルスが出力され、これに応じた時間の印字が
行われる。
【0020】そして、本実施例において、入力されてく
る通常の1つのストローブパルスに基づいて、基本パル
スおよび補正パルスを生成する。すなわち、補正を考慮
していないシステムにおいては、印字のためのストロー
ブパルスは各ライン(1つのパルスが1ラインのすべて
のドットに適用される)に対し1つである。そして、本
実施例では、この1ラインに対する1つのストローブパ
ルスのパルス長から基本パルスおよび補正パルスを生成
する。
【0021】図2には、このパルス発生のための構成が
示されている。ストローブパルスはカウンタ80に入力
される。このカウンタ80には発振器82からのクロッ
クも供給されており、カウンタ80は、ストローブパル
スのHの期間に入力されるクロックをカウントする。そ
して、ストローブパルスの立ち下がりにおいてカウンタ
80のカウント値がラッチ回路84にラッチされる。な
お、ストローブパルスの立ち下がりでカウンタ80はの
値はリセットされる。
【0022】そして、このラッチ回路84にラッチされ
た値はシフトレジスタ86にセットされる。なお、この
シフトレジスタ86はラッチ回路84と兼用してもよ
い。シフトレジスタ86は、シフトクロックに応じて左
右にその値をシフトできるものであり、これによって、
2の乗算および2の除算を行う。このシフトレジスタ8
6の値は、パルスジェネレータ88に供給され、このパ
ルスジェネレータ88は、シフトレジスタから供給され
る値に応じた長さのパルス(基本パルスおよび複数の補
正パルス)を出力する。
【0023】ここで、シフトレジスタ86は、次のよう
にして、基本パルスおよび複数の補正パルスのパルス長
を制御する。
【0024】第1例 ラッチ回路84にラッチされた値(読取り値)、すなわ
ち、図3(A)に示すように、カウンタ80でカウント
した入力されてくるINSTRのパルス長が、「011
01001」であった場合、これを基本パルスの長さに
する。そして、3つの補正パルス(補正パルス2、1、
0)のパルス長は、それぞれシフトレジスタで右に1ビ
ットずつシフトすることによって、基本パルスの1/
4,1/8,1/16の値にする。すなわち、補正パル
ス2、1、0は、「00011010」「000011
01」「00000110」の値に対応するパルス長に
する。
【0025】第2例 また、カウンタ80でカウントとした値(読取り値)を
1つの補正パルスの長さにしてもよい。この例では補正
パルス2の長さにする。すなわち、図4(B)に示すよ
うに、カウンタ80でカウントした入力されてくるIN
STRのパルス長が、「00011010」であった場
合、この値をシフトレジスタ86において、左に2ビッ
トシフトして、「01101001」の基本パルスを発
生する。また、補正パルス2はそのまま「000110
10」とし、補正パルス1、0はそれぞれ右に1、2ビ
ットシフトして、「00001101」「000001
10」の値に対応するパルス長にする。
【0026】このように、カウント値のシフトレジスタ
86におけるシフトによって、各種パルスを発生するた
め、高速演算ができる。そして、ストローブパルスは1
ライン毎に入力されてくるため、このストローブパルス
の長さを制御することによって、1ラインごとの印字強
度を制御することができる。また、このときに各ドット
の補正はそのまま行える。そして、プリントヘッドにお
いて、補正パルスの生成機能を有しているため、本体側
においては、特別の構成を必要としない。
【0027】ここで、図4にタイミングチャートを示
す。制御チップ200には、ドット数に対応した印字デ
ータINDATAがシリアル入力されてくる。そして、
このデータはINCLKにしたがって入力されてくる。
この入力が終了した後、INLATパルスが入力され1
ライン分の印字データが制御チップ200内に記憶され
る。この印字データの入力所要時間がT7であり、1ラ
イン分のデータが入力されてくる周期がT6である。そ
の後、ストローブパルスINSTRが所定期間(時間T
4)立ち上がる。そして、このストローブパルスのパル
ス長が上述のようにして検出される。
【0028】制御チップ200は、ODATA0〜OD
ATA3の4つの端子より、印字データデータ、補正デ
ータ2、補正データ1、補正データ0の4つのデータを
順次出力する。これらデータは、すべて1ラインのドッ
ト分出力され、その時間はT5である。そして、印字デ
ータが出力されると、この印字データは、OLATCH
パルスによって所定のラッチ回路のラッチされる。
【0029】一方、基本パルスは、この印字データの出
力が終了するまでに生成され、OLATCHによってラ
ッチされた印字データと、この基本パルス(パルス長T
3)がかけあわされ、LEDにこのパルス長の電流が流
れる。これによって、印字データが「1」であるドット
について、基本パルスの長さの電流が流れ、LEDが発
光する。次に、各ドットについての補正データのMSB
(補正データ2)が読み出され、この補正データ2とラ
ッチされている印字データがかけあわされた後、印字デ
ータが「1」であるLEDに補正データ2に応じた電流
が流れる。さらに、補正データ1、LSB(補正データ
0)に印字データがかけあわされた後、LEDに対応す
る電流が流れる。これによって、LEDは、基本パルス
の長さに補正パルスの長さの期間だけ発光する。例え
ば、印字データが「1」で、補正データが「101」の
ドットであれば、基本パルス+補正パルス2+補正パル
ス0=T3+T2+T0の期間だけLEDが発光する。
また、印字データが「0」のドットは全く発光しない。
これにより、発光するLEDは、補正パルスによってそ
の発光時間が補正され、各LEDにおいて均一な発光が
達成される。そして、このLEDからの射出光により、
感光ドラムが感光し、発光量に応じた印字が行われる。
なお、補正パルス2、1、0のパルス長は、T2=2×
T1=4T0の長さに設定されているため、補正データ
のMSB、2ドット、LSBにより、補正パルスの出力
を制御することによって、補正データに応じた長さのL
EDの発光を達成できる。この例では、ストローブパル
ス長T4=補正パルス2長T2とした。
【0030】また、補正データもOLATCHによって
ラッチ回路にラッチされる。なお、BUSY信号は印字
データの入力可能期間を定めるためのものである。
【0031】このように、本実施例によれば、外部から
入力されてくるストローブパルスINSTRのパルス長
を計測し、これに応じて、基本パルス、補正パルス2、
補正パルス1、補正パルス0を作成する。従って、補正
パルスを使用しないことを前提として形成された通常の
装置におけるストローブパルスを用いて、補正が行え
る。従って、本実施例のプリントヘッドを通常の装置に
そのまま装着して、補正された均一な発光が達成され
る。
【0032】なお、基本パルス、補正パルスの生成につ
いては、上述のように2例示したが、プリントヘッドに
おいてこの2種類を用意しておき切り換え可能にすると
よい。これによって、発光量の調整を行うことができ、
本実施例のプリントヘッドの適用範囲を広げることがで
きる。
【0033】また、図5に本発明の他のタイミングチャ
ートを示す。この例では、ストローブパルスのパルス長
T4=基本パルス長としている。なお、基本パルスは、
4つに分割しているため、分割された1つは補正パルス
2と同一の長さになっている。この構成においても、上
述と同様の動作が達成できる。
【0034】さらに、本発明の細部の構成について説明
する。図6は、本発明に係るプリントヘッドの印字デー
タの補正のための回路を示すブロック図である。この例
では、補正データ記憶部100は、4ビットの補正デー
タを記憶するものであり、4つのドットについての補正
データを並列して出力する。このため、データの出力端
としてIO0〜IO3を有している。また、この補正回
路は、補正データ記憶部100と、制御チップ200か
らなり、制御チップ200は、印字データ記憶部2と、
出力パルスジェネレータ3を含んでいる。
【0035】補正データ記憶部100は、EEPRO
M、EPROMまたはRAMによって構成され、プリン
トヘッドの各ドットについての補正データを記憶する。
すなわち、LEDプリントヘッドであれば、1行分のL
EDを有しており(例えば2560個)、これらのそれ
ぞれに印字データを供給し、ドット毎の印字を行う。そ
して、この光量のばらつきを補正するためのデータが、
この補正データ記憶部100に記憶されている。また、
通常時は、補正データ記憶部100に対する書込みは行
わない。そこで、この補正データ記憶部100のライト
イネーブル端子(反転WE端子)は、電源に接続されて
おり、書込み不能となっている。また、チップイネーブ
ル端子(反転CE端子)は、アースに接続されており、
補正データ記憶部100が常にアクセス可能となってい
る。
【0036】また、補正データ記憶部100は、入力端
子として所定のクロック信号を受け入れるCLK及びア
ドレスのリセットをするリセット端子RESET端子を
有している。そこで、RESET端子に入力されたパル
ス信号によって、読出しアドレスがリセットされ、CL
K端子に入力されるパルスに従って、読出しアドレスを
順次変更する。そして、この補正データ記憶部100
は、CLK端子に供給されるパルスをカウントし、これ
に応じたアドレスのデータを出力する。
【0037】このアクセスアドレスは常に4つ指定さ
れ、この4つの指定されたアドレスに書き込まれている
補正データが端子IO0〜IO3から出力される。この
ように、補正データ記憶部100は、1つのクロックを
受け入れ、このクロックをカウントすることによって4
つのアドレスを得、4つのアドレスのデータを順次並列
出力する。
【0038】印字データ記憶部2は、入力されてくるデ
ータを一時的に記憶し、所定のタイミングで出力するラ
インバッファであり、入力信号用の端子として、OUT
CLK、RRESET、INCLK、WRESET、T
OGGLE、INDATA、RESET端子を有してお
り、出力端子として、OUTDATA0〜OUTDAT
A3を有している。さらに、内部における動作用の設定
端子として、BIT64N0〜BIT64N3の4端子
を有している。
【0039】RESET端子には、電源とアースを接続
する抵抗8とコンデンサ9の直列接続における両者の接
続点が接続されており、このRESET端子には、電源
投入時において、徐々に電位が上昇する信号が入力され
る。そして、印字データ記憶部2は、このRESET端
子における電位が所定電位に達した場合にパルスを生成
し、このパルスで内部のレジスタ等の値をリセットす
る。
【0040】INDATA端子には、ドット毎に
「1」、「0」で表される印字データがシリアルデータ
として順次供給され、INCLK端子に入力されるクロ
ックのカウント結果に応じたアドレスに印字データを記
憶する。また、WRESET端子には、INCLK端子
に入力されるクロックによって決定される書込みアドレ
スについてのカウンタをリセットするリセット信号が供
給される。
【0041】また、RRESET端子には、読出しアド
レスについてのカウンタをリセットするリセット信号が
供給され、このカウンタは、OUTCLK端子に供給さ
れるクロックをカウントする。そして、この印字データ
記憶部2は、一対のラインバッファを有しており、その
一方に供給されてくる印字データを書き込み、他方から
データを読み出す。そして、この読出し、書込みはTO
GGLE端子に供給される信号によって随時切り換えら
れる。
【0042】出力パルスジェネレータ3は、所定の周波
数のパルスを生成出力するものであり、START信号
によりパルスの発生を開始する。そして、所定数のパル
スを出力すると共に、この所定数の出力が終了した場合
にOLATCH信号を出力する。さらに、この出力パル
スジェネレータ3は、その内部に上述の図7に示した回
路を有しており、入力されてくるストローブ信号INS
TRから基本パルスおよび複数の補正パルスを作成す
る。なお、上述の例では補正パルスは3種類であった
が、この例では、補正パルスを4種類とし、より細かな
印字濃度の補正を可能としている。
【0043】さらに、補正データ記憶部100のCLK
端子には、出力パルスジェネレータ3の出力であるOC
LK信号がアンドゲート4を介し供給されている。そし
て、このアンドゲート4には、PATH信号がインバー
タ6を介し供給される。そこで、PATH信号がLレベ
ルであった場合に、アンドゲート4がOCLK信号を補
正データ記憶部のCLK端子に供給することとなる。一
方、補正データ記憶部100の出力端子IO0〜IO3
には、オアゲート5a〜5dが接続されている。そし
て、このオアゲート5a〜5dには、PATH信号も供
給されるようになっている。そこで、このオアゲート5
a〜5dの出力は、PATH信号がHレベルの際にHに
固定される。また、PATH信号がLレベルの場合に
は、オアゲート5a〜5dは、補正データ記憶部100
の出力端子IO0〜IO3のデータをそのまま出力す
る。上述のように、PATH信号がHの場合には、アン
ドゲート4にL信号が供給されるため、OCLK信号の
補正データ記憶部100のCLK端子への入力は禁止さ
れている。そして、このOCLK信号の入力が禁止され
た時に、オアゲート5a〜5dの出力がHに固定され
る。従って、補正データ記憶部100の読出しが行われ
ていない場合に、オアゲート5a〜5dの出力がHレベ
ルに固定されることとなる。
【0044】また、オアゲート5a〜5dの出力は、ア
ンドゲート7a〜7dに入力され、このアンドゲート7
a〜7dには、印字データ記憶部2の出力端子OUTD
ATA0〜OUTDATA3の端子の出力も供給されて
いる。そこで、このアンドゲート7a〜7dにおいて、
印字データ記憶部2から読み出された4つのデータと、
補正データ記憶部100から読み出された4つの補正デ
ータの論理和がとられることとなる。そして、この補正
データによる補正を受けた印字データが4つずつ並列に
出力される。
【0045】図7は、補正データ記憶部100の構成を
示すブロック図である。このように、補正データ記憶部
100は、補正データを記憶する4つのブロックである
セルマトリックス10a〜10dを有している。このセ
ルマトリックス10a〜10dは、行デコーダ12から
供給される行信号によって特定される行のデータをそれ
ぞれ出力する。この例においては、各セルマトリックス
10a〜10dは、256行で、1行が32ビットのデ
ータを記憶できるようになっている。また、この行デコ
ーダ12は、行アドレスカウンタ14から供給されるア
ドレスについての8ビットデータをデコードするもので
ある。一方、セルマトリックス10a〜10dの出力デ
ータラインは、列デコーダ16a〜16dを介し出力さ
れる。
【0046】そして、この列デコーダ16a〜16dに
はビットカウンタ18が接続されており、このビットカ
ウンタ18から供給されるデータにより、セルマトリッ
クス10a〜10dから供給されるそれぞれ32ビット
のデータのうちの1つを選択し、I/O0〜I/O3に
それぞれのビット毎のデータを出力する。そして、行ア
ドレスカウンタ14及びビットカウンタ18には、所定
のクロックであるCLK信号が供給されており、これら
カウンタ14、18は、CLK信号をカウントし、行ア
ドレス及びビット値を決定する。また、行アドレスカウ
ンタ14及びビットカウンタ18には、RESET信号
が供給されるようになっており、このRESET信号に
よって、カウンタがリセットされる。
【0047】さらに、補正データ記憶部100は、R/
Wコントロールロジック20を有している。このR/W
コントロールロジック20は、反転WE信号を受け入
れ、これに応じて列デコーダ16a〜16dを制御し、
セルマトリックス10a〜10dに対するアクセスが書
込みか読出しであるのかを制御する。なお、上述のよう
に、補正データ記憶部100は、予め得られているLE
Dの光量ばらつきについてのデータを記憶するものであ
り、通常の動作時には、セルマトリックス10a〜10
dのデータは読み出されるようになっている。
【0048】ここで、セルマトリックス10a〜10d
は、図8に示すような構成を有している。すなわち、セ
ルマトリックス10aは、データ記憶アドレス0〜63
9にNo.0ドット〜No.639ドットの補正データ
の4ビット目(MSB)、データ記憶アドレス640〜
1279にNo.0ドット〜No.639ドットの補正
データの3ビット目、データ記憶アドレス1280〜1
919にNo.0ドット〜No.639ドットの2ビッ
ト目、データ記憶アドレス1920〜2559にNo.
0ドット〜No.639ドットの1ビット目(LSB)
を記憶している。また、セルマトリックス10bは、同
様の記憶アドレスにNo.640ドット〜No.127
9ドットの補正データのMSB、3ビット目、2ビット
目、LSBの順でそれぞれ記憶している。さらに、セル
マトリックス10cはNo.1280ドット〜1919
ドットの補正データ、セルマトリックス10dはNo.
1920ドットデータ〜No.2559ドットの補正デ
ータをそれぞれビット毎に記憶している。
【0049】このように、本実施例では、セルマトリッ
クス10a、10b、10c、10dは、それぞれ25
60ビットの補正データを記憶しているだけであり、利
用される記憶容量はそれぞれ2560ビット分である。
そこで、本例では、行アドレスカウンタ14及びビット
カウンタ18を制御して、320行×8ビットのデータ
が各セルマトリクス10a〜10dから出力されるよう
に設定している。
【0050】すなわち、行アドレスカウンタ14、ビッ
トカウンタ18は、CLK信号をカウントし、セルマト
リックス10a〜10dのそれぞれにおけるデータ記憶
アドレス0〜639のデータを最初に出力する。これに
よって、補正データのMSBが出力される。次に、デー
タ記憶アドレス640〜1279、1280〜191
9、1920〜2559の補正データを順次出力する。
このため、出力I/O0〜I/O3には、最初に、N
o.0、No.640、No.1280、No.192
0ドットについての補正データのMSBが出力される。
そして、MSBの出力が終了した場合には、補正データ
が3ビット目、2ビット目、1ビット目の順で出力され
る。
【0051】次に、印字データ記憶部2は、図9に示す
ような構成を有している。印字データの記憶手段とし
て、2行分の印字データを記憶するものを有しており、
RAM30a〜30dが1行分の印字データを記憶し、
RAM32a〜32dが他の1行分の印字データを記憶
する。本例では、RAM30a〜30d及び32a〜3
2dは、それぞれ960ビットの記憶容量を有してい
る。そして、このRAM30a〜30d及び32a〜3
2dの出力端子Oは、データセレクタ34a〜34dを
介しOUTDATA0〜OUTDATA3に接続されて
いる。ここで、データセレクタ34aは、RAM30a
または32a、データセレクタ34bは、RAM30b
または32b、データセレクタ34cは、RAM30c
または32c、データセレクタ34dはRAM30dま
たは32dのいずれかを選択してデータを出力する。
【0052】また、RAM30a〜30d、32a〜3
2dの入力端子DIには、INDATAラインが接続さ
れており、シリアル入力されてくる印字データがいずれ
かのRAMに入力される。すなわち、RAM30a〜3
0d、32a〜32dの反転WR端子に入力される信号
がLレベルであるRAMであって、アドレス端子AD端
子に入力されるアドレス信号が、自己のアドレスであっ
た場合に、そのアドレスにINDATAより送られてく
る印字データが書き込まれる。また、反転WR端子に入
力される信号がHレベルであった場合には、RAM30
a〜30d、32a〜32dは、読み出し状態であり、
AD端子に入力されるアドレスが自己のものであった場
合には、そのアドレスで特定されたアドレスに記憶され
ているデータがDO端子から出力される。
【0053】次に、RAM30a〜30dおよびRAM
32a〜32dは、それぞれ1ライン分の印字データを
4つのブロックに分けて格納するようにしている。例え
ば、1ラインが2560ドットであれば、この2560
ドットのデータがシリアル転送され、これがRAM30
a〜30dまたは32a〜32dのいずれかのRAMに
格納される。そして、この場合には、4つのRAM30
a(32a)〜30d(32d)のそれぞれに640ド
ットずつ分けて格納される。ここで、この640ドット
と言う数の指定は、BIT64N0〜BIT64N3の
4ビットの信号の指定によって行う。
【0054】図10に、各RAM30、32におけるビ
ット数の指定テーブルを示す。このように、BIT64
N0〜BIT64N3の状態がそれぞれL,H,L,H
であった場合に、1つのブロック内のビット数が640
であることが認識される。そして、このブロック内ビッ
ト数は、コンパレータ36の内部にセットされる。
【0055】一方、入力データの書込みアドレスは、ラ
イトカウンタ38によって決定される。このライトカウ
ンタ38は、WRESETによって0にリセットされ、
入力されるINCLK信号をカウントすることによって
書込みアドレスを発生する。また、読出しアドレスはリ
ードカウンタ40のカウント値によって決定される。こ
のリードカウンタ40は、RESET信号によってリセ
ットされ、OUTCLK信号をカウントすることによっ
て読出しアドレスを発生する。なお、このOUTCLK
信号は、出力パルスジェネレータ3の出力である。
【0056】そして、リードカウンタ40及びライトカ
ウンタ38のカウント値は、アドレスセレクタ42に供
給される。このアドレスセレクタ42は、リードカウン
タ40及びライトカウンタ38から供給されるカウント
値(アドレス)をRAM30a〜30dまたは32a〜
32dのいずれに供給するかを切替制御するものであ
る。従って、RAM30a〜30dまたは32a〜32
dのいずれか一方に読出しアドレスが供給され、他方に
書込みアドレスが供給される。
【0057】また、このアドレスセレクタにおける切替
は、トグルFFの状態によって制御される。すなわち、
トグルFFは、LATCH信号に応じてその状態が順次
変化するものであり、この出力信号はアドレスセレクタ
42及びデータセレクタ34a〜35dに供給されてい
る。そして、アドレスセレクタ42は、トグルFF44
の状態により、一方のRAM30a〜30d(または3
2a〜32d)に読出しアドレスを供給した場合に、デ
ータセレクタ34a〜34dは読出しアドレスが供給さ
れているRAM30または32からの出力信号を選択す
る。
【0058】また、書込みクロックであるINCLK信
号は、パルスジェネレータ46に入力され、このパルス
ジェネレータ46で得られたパルスがスイッチ48に供
給される。スイッチ47は、パルスジェネレータ46か
ら供給されるパルスと、トグルFF44から供給される
信号により、RAM30a〜30dまたは32a〜32
dのいずれにデータを書き込むかを示す相補的な信号を
出力する。ここで、上述のように、RAM30a〜30
d及び32a〜32dのそれぞれは、640ビットのデ
ータを記録するようにセットされており、これはコンパ
レータ36に記憶されている。
【0059】コンパレータ36には、ライトカウンタ3
8の出力であるカウント値が供給される。そして、この
コンパレータ36は、ライトカウンタ38の出力カウン
ト値が、コンパレータ36にセットされている値に到達
した場合にパルスを出力する。コンパレータ36の出力
は、ブロックカウンタ48に入力され、ここでカウント
される。ブロックカウンタ48の出力はブロックセレク
タ50に入力される。ブロックセレクタは、ブロックカ
ウンタ48の出力値をデコードし、4つの出力信号のう
ちの1つをHとする。ブロックセレクタ50の4つの出
力線は、それぞれナンドゲート52a及び54a、52
b及び54b、52c及び54c、52d及び54dに
入力されるようになっている。そこで、ライトカウンタ
38のカウント値が、コンパレータ36にセットされて
いる値に到達する度に、アンドゲート52a〜52d及
び54a〜54dのいずれか1つに供給される信号が順
次Hとされる。
【0060】一方、アントゲード52a〜52d及び5
4a〜54dには、それぞれスイッチ47の相補的な出
力信号が供給されている。すなわち、スイッチ47は、
アンドゲート52a〜52dまたは54a〜54dのい
ずれかにH信号が供給し、他方にL信号が供給する。そ
こで、ナンドゲート52a〜52d及び54a〜54d
は、その中でスイッチ47からHを入力され、ブロック
セレクタ50からHの信号を入力されているもののみが
出力としてL信号を出力する。そこで、RAM30a〜
30d、32a〜32dのいずれか1つがデータ書込み
可能となり、ブロックセレクタから供給される信号によ
り、RAMが順次書込み可能とされていく。このように
して、RAM30の4つのブロックに書込みが終了した
場合には、次に、スイッチ47からの信号によって、R
AM32が選択され、ここに順次書込みが行われる。
【0061】一方、反転WR端子にLの信号が供給され
るのは、RAM30a〜30d、32a〜32dのうち
1つだけであるため、その他のRAMからは読出しが可
能となっている。そこで、リードカウンタ40から読出
しアドレスが供給された4つのRAM30(または3
2)からデータが読み出され、この読み出されたデータ
がデータセレクタ34a〜34dによって選択出力され
る。このようにして、データの入力は、シリアル入力で
あるが、データの出力は、4つのラインに並列して行わ
れることとなる。
【0062】そして、この出力は、上述のように図6に
おけるアンドゲート7a〜7dにそれぞれ供給され、O
DATA0〜ODATA3として出力される。出力デー
タODATA0〜ODATA3は、LEDプリントヘッ
ドのドライブ回路に供給される。
【0063】このドライブ回路を図11に示す。このよ
うに、入力されてくるODATA0〜ODATA3のデ
ータは、これを受け入れ記憶する4つのシフトレジスタ
60a〜60dに入力される。なお、このシフトレジス
タ60a〜60dに入力される信号は、RAM30また
は32における読出しクロックと同期していなければな
らないため、これらシフトレジスタには、OCLKが供
給されている。そこで、図6におけるアンドゲート7a
〜7dから出力される信号が、4つのシフトレジスタ6
0a〜60dのそれぞれに入力され、1ライン分の印字
データがここに記憶されることとなる。
【0064】そして、シフトレジスタ60a〜60dに
記憶された印字データは、1ライン分のデータが揃った
段階で発せられるOLATCH信号によってラッチ回路
62に記憶される。このラッチ回路62は、ナンドゲー
ト64を介しFET66のゲートに接続されている。そ
して、このFET66の一端が電源VDDに接続され、
他端がLED68に接続されている。そして、ナンドゲ
ート64、FET66、LED68は、1ライン分のド
ットに対応した数だけ設けられている。そこで、ラッチ
回路62に記憶されている1ライン分のデータに対応し
てFET66がオンオフし、対応するLED68が発光
する。
【0065】ここで、ナンドゲート64には、OSTR
信号が供給され、このOSTR信号がハイになっている
期間だけFET66に電流が流通され、LED68が発
光される。このOSTR信号は、上述のように出力パル
スジェネレータ3において形成されたものであり。1ラ
インの印字に対し、1つの基本パルスと、4つの補正パ
ルスを有している。
【0066】次に、この実施例の全体動作について図1
2のタイミングチャートに基づいて説明する。印字デー
タは、1ライン分毎にシリアルデータとして出力され、
INDATAラインによって送られてくる。そして、こ
の時のデータのクロックがINCLK信号であり、印字
データと共にこのクロック信号が供給される。また、1
ライン分のデータの終了時に1つのパルスを有するLA
TCH信号も入力されてくる。そして、この1ライン分
の印字データは、上述の印字データ記憶部2に記憶され
る。すなわち、INCLK信号によってライトカウンタ
38がカウントを開始し、このカウント値とブロックカ
ウンタ48のカウント値に応じてRAM30a〜30d
または32a〜32dのいずれか1つのRAMが選択さ
れ、そのRAMにおけるライトカウンタ38のカウント
値で特定されるアドレスに印字データが書き込まれる。
従って、1ライン分の印字データが、30a〜30dま
たは32a〜32dのいずれか一方に分割して書き込ま
れることとなる。
【0067】そして、LATCH信号が立ち上がると、
1ライン分の印字データの入力が終了したことが認識さ
れ、これに応じてROMRESET信号が立ち上がる。
これは、図7におけるアドレスのリセット信号であり、
これによって補正データ記憶部100における読出しア
ドレスが0に戻される。
【0068】さらに、ROMRSET信号が立ち上がる
と同時に、PATH信号が所定期間だけHとなる。この
Hの期間は、1ライン分のデータの読出しが終了するま
での期間であり、リードカウンタ40の値が所定値に達
した際に立ち下げるようにすると良い。また、同時にR
RESET信号に1つのパルスが発生し、これによっ
て、リードカウンタ40の値が0に戻される。さらに、
この時にSTART信号も1パルスを出力する。このS
TART信号は、図6における出力パルスジェネレータ
3に入力されるものであり、このSTART信号のパル
ス入力により出力パルスジェネレータ3が読出しクロッ
クであるOCLK信号の出力を開始する。本実施例にお
いては640の読出しクロックが出力パルスジェネレー
タ3から出力される。そこで、リードカウンタ40はそ
のカウント値が0から639に順次変化し、このカウン
ト値が順次アドレスセレクタを介しRAM30a〜30
d及び32a〜32dのアドレス端子ADに供給され
る。そこで、読出し側のRAM30a〜30d(または
32a〜32d)の4つからそれぞれ対応アドレスのデ
ータが読み出されることとなる。すなわち、No.0〜
639,640〜1279,1280〜1919,19
20〜2559ドットの印字データがシリアルデータと
して4つ並列してそれぞれ順次出力される。
【0069】そして、この1ライン分のデータの出力が
終った段階でOLATCH信号にパルスが出力され、こ
の信号によって図11におけるラッチ回路62に1ライ
ン分のデータがラッチ62にラッチされる。そして、こ
のような動作はINDATAラインからの1ライン分の
印字データの入力に対し6回行われる。一方、補正デー
タ記憶部100からのデータ読出しは、印字データ記憶
部2からの読出しと同一の読出しクロックOCLKによ
って行われるが、補正データ記憶部100からの読出し
の場合には、PATH信号がHの場合に、読出しが禁止
されている。すなわち、図7に示すように、1回目及び
6回目の印字データの読出しの際には、補正データの読
出しが行われない。そこで、この1回目及び6回目の印
字データはそのままシフトレジスタ60a〜60dに記
憶され、これに応じた印字が行われる。
【0070】一方、2回目〜5回目の読出しの際には、
図6におけるアンドゲート7a〜7dにおいて補正デー
タ記憶部100から読み出された補正データと印字デー
タのアンドがとられる。そして、補正データ記憶部10
0からの読出しは、印字データの2回目の読出しに対し
データ記憶アドレス0〜639に記憶されているNo.
0ドット〜No.2559ドットまでの補正データのM
SBのデータが出力される。従って、アンドゲート7a
〜7dにおいては、それぞれ対応するドットの印字デー
タと対応するドットの補正データのMSBのアンドがと
られる。そして、3回目の印字データの読み出し、すな
わち2回目の補正データの読出しの際には、補正データ
の3ビット目、4回目の印字データの読出しの際には補
正データの2ビット目、5回目の印字データの読出しの
際には、補正データのLSBのデータがそれぞれ読み出
され、それぞれ対応する印字データとアンド処理されて
これがLED駆動回路に供給される。
【0071】そして、LED駆動回路のナンドゲート6
4に供給されるOSTR信号は、印字データの1回目及
び6回目の読出しに対応した際には、基本的な印字分の
長さを有するパルス(基本パルス)であり、2回目から
5回目に対しては、その長さが順次2分の1になる長さ
となっている。従って、補正データの4ビットに対応し
て、それぞれの長さの電流供給が行われる。そこで、補
正データ4ビットによって0〜7の大きさの値が決定さ
れ、これに対応した長さの電流供給が行われる。そこ
で、もともと発光量の大きなLED68に対しては、補
正データが小さくセットされ、これに応じて短い時間の
発光が行われ、光量の少ないLED68に対しては、補
正データとして大きな値がセットされ、これに応じて長
い時間の補正データによる発光が行われる。
【0072】ここで、6回目の印字データの読出しによ
る印字を行うのは、印字におけるドット長を同一にする
ためである。すなわち、LED68が発光している間に
も、感光ドラムは移動しており、発光の時間が異なれ
ば、感光している位置も異なることとなる。従って、基
本印字の後に補正データによる印字を行えば、補正デー
タの値によってドット長が変化することになる。ところ
が、6回目に補正データによらない基本印字を行うこと
によって、一番最初の基本印字と2回目の基本印字によ
って印字ドットの長さは全て同一になる。従って、時間
的な補正によっても、ドット長を同一とでき、鮮明なド
ットを生成することができる。
【0073】なお、RRESETからOLATCHの出
力の間に、START信号が入ったりしないようにし、
またデータのセットがOLATCHによって完了したこ
とが分るように、BUSY信号を出力している。すなわ
ち、このBUSY信号がHの間は、データがセット中で
あることを示しており、次のデータのセットのためのR
RESET、START信号の出力はしない。また、O
STRの出力は、このBUSY信号を見てタイミングを
とっている。
【0074】このように、本実施例においては、印字デ
ータの出力及び補正データの出力を4つの分けて並列出
力としている。このため、通常と同じクロックを利用し
ても、1回の読出しにかかる時間が4分の1となる。従
来のデータ入力が1つで、出力も一系列とした場合に
は、2560ドットのヘッドに10MHzでデータ転送
した場合256μsecかかる。そこで、このデータ読
出しを6回行うと、1.536msecだけかかり、か
なりの時間となる。一方、本実施例によれば、読出し時
間は4分の1とでき、十分な時間の短縮が行える。すな
わち、本実施例では、1行分の印字データに対するOS
TR信号がHとなる期間(6回)を0.385mse
c、1行の印字データに対する印字周期を0.642m
secとできる。
【0075】例えば、記録幅216mm、300DPI
で2560ドット分のシリアルデータを転送すると、印
字周期が1msec程度となる。そこで、通常の方法で
は、印字データの転送回数は4回以下に限定され、本実
施例のような6回以上の印字データの転送は行えない。
そこで、本実施例により、多数回の印字が行え、よりき
め細かい補正を行うことができ、高品質の印字が可能と
なることが理解される。
【0076】なお、上述の説明においては、LEDプリ
ンタについてのみ説明したが、サーマルプリンタ、LE
Dプリンタ、プラズマディスプレイなどの電流制御にも
本実施例の装置を利用することができる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ストローブパルスのパルス長を計測し、これに基づいて
基本パルス、複数の補正パルスを生成する。そこで、通
常の本体からのストローブ信号を受入れ、ドット毎の印
字濃度のばらつきを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の補正回路の全体構成を示すブロック図
である。
【図2】基本パルス、補正パルス発生のための回路構成
を示すブロック図である。
【図3】カウント値と基本パルス、補正パルスの第1例
の関係を示す説明図である。
【図4】動作の一例を示すタイミングチャートである。
【図5】動作の他の例を示すタイミングチャートであ
る。
【図6】補正回路の他の例の詳細構成を示すブロック図
である。
【図7】補正データ記憶部の構成を示すブロック図であ
る。
【図8】補正データ記憶部の記憶方式を示す説明図であ
る。
【図9】印字データ記憶部の構成を示すブロック図であ
る。
【図10】印字データ記憶部における指定テーブルの構
成を示す説明図である。
【図11】LEDドライバーの構成を示す図である。
【図12】動作を説明するタイミングチャートである。
【符号の説明】
2 印字データ記憶部 3 出力パルスジェネレータ 100 補正データ記憶部 200 制御チップ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ドットの印字部により印字を行うプ
    リントヘッドであって、 印字部の各ドット毎の補正データを記憶する補正データ
    記憶部と、 印字部における印字長さを表すストローブ信号のパルス
    長をカウントするカウンタと、 このカウンタによりカウントされたパルス長に基づい
    て、基本パルスおよび複数の補正パルスから構成される
    印字パルスを形成する印字パルス形成手段と、 を有し、 形成された印字パルスに応じて補正された印字を行うこ
    とを特徴とするプリントヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリントヘッドにおい
    て、 上記印字パルス形成手段は、上記カウンタのカウント値
    をシフトレジスタに格納し、このシフトレジスタにおけ
    る左右シフトにより、基本パルスおよび複数の補正パル
    スのそれぞれのパルス長を決定することを特徴とするプ
    リントヘッド。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載のプリントヘッ
    ドにおいて、 上記印字パルス形成手段は、上記カウントされたパルス
    長を基本パルスのパルス長とし、これに基づいて補正パ
    ルスのパルス長を決定することを特徴とするプリントヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 請求項1または3に記載のプリントヘッ
    ドにおいて、 上記印字パルス形成手段は、上記カウントされたパルス
    長を補正パルスの内の1つのパルス長とし、これに基づ
    いて基本パルスおよび他の補正パルスのパルス長を決定
    することを特徴とするプリントヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7599107B2 (en) 2006-03-20 2009-10-06 Seiko Epson Corporation Electro-optical device, electronic apparatus, and driving method
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