JP2806325B2 - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド

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JP2806325B2
JP2806325B2 JP7249349A JP24934995A JP2806325B2 JP 2806325 B2 JP2806325 B2 JP 2806325B2 JP 7249349 A JP7249349 A JP 7249349A JP 24934995 A JP24934995 A JP 24934995A JP 2806325 B2 JP2806325 B2 JP 2806325B2
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light
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茂 木村
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NEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスクや光磁
気ディスク等の光学的情報記録媒体に対して記録,再
生,消去を行う光学ヘッドに関し、特に、光学ヘッドの
反射戻り光ノイズ防止に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光ディスク装置の光学ヘッドにお
いて、反射戻り光ノイズを防止する手法として、出射光
源に高周波を重畳する方法や、例えば特開昭61−22
9249号公報に示されるような構成の光学ヘッドが存
在する。
【0003】この従来の光学ヘッドについて図面を参照
して説明する。
【0004】図4は従来例の光学ヘッドを示す構成図で
ある。
【0005】この従来の光学ヘッドは、光源1から出射
された光が光磁気記録媒体10へ照射されPBS11を
介して信号再生を行う。尚、本発明に直接関与しない各
種光学素子は省略する。この光学ヘッドは、反射戻り光
をファラデー素子13と、ファラデー効果をファラデー
素子13に発生させる磁界発生素子14と、ファラデー
素子13によって偏光軸が回転した反射戻り光を光源1
に戻らぬよう反射するPBS12から構成されている。
【0006】PBS11を透過した反射戻り光は、λ/
2板15を透過することによりその偏光軸が、ファラデ
ー素子13によって偏光軸を45°回転され出射される
光と同一になる。そして、ファラデー素子13により更
に偏光軸は45°回転される。ファラデー素子13で更
に偏光軸が回転した反射戻り光は、光源1から出射され
ファラデー素子13に入射する前の光の偏光軸に対して
90°偏光軸が回転し、偏光軸は直交関係となる。PB
S12は光源1からファラデー素子13へ向かう光の偏
光軸に対しては理論上100%透過させ、これと直交す
る偏光軸の光を理論上100%反射するように設計,配
置されている。故に、ファラデー素子13で偏光軸が回
転した反射戻り光はPBS12により反射され、光源1
へは向かわず、そのため反射戻り光ノイズは発生しな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の光学ヘ
ッドのような構成では、反射戻り光を防止するためにフ
ァラデー素子13及び磁界発生素子14,λ/2板1
5,反射戻り光を反射させるPBS12が必要である。
このように従来の光学ヘッドは、光学ヘッドの小型化を
行う上で問題となり、また、光学素子が多数必要なため
にコスト面でも不利であった。さらに、従来の光学ヘッ
ドは、PBS12で反射された反射戻り光も、その後不
要光として吸収するなどの処理されていない為、迷光と
なり情報信号及びフォーカス,トラックサーボに悪影響
を及ぼす可能性があるという問題があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の光学ヘッドは、光ディスク装置の光学ヘ
ッドであって、対物レンズと光源との光路中に、入射す
る光の偏光軸を45゜回転させる光学素子と、この光学
素子の光源方向入射面に対してS偏光として入射する光
を反射する偏光ビームスプリッタ(PBS)膜とを有
し、前記光学素子が、前記光学素子の光源方向の入射端
面とそれに対向する対物レンズ方向の入射端面とが平行
であり、かつ光源からの入射光が入射面に対してP偏光
となる任意の角度を有することを特徴とする。 (2)本発明の光学ヘッドは、(1)項の入射する光の
偏光軸を45゜回転させる光学素子をファラデー素子と
している。 (3)本発明の光学ヘッドは、(2)項のPBS膜で反
射された光を吸収する吸収体を有している。 (4)本発明の光学ヘッドは、(1)項の入射する光の
偏光軸を45゜回転させる光学素子をλ/4板としてい
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して説明する。
【0010】図1は本発明の光学ヘッドの一実施の形態
を示す構成図、図2は図1の光学ヘッドの各偏光軸を説
明するための図、図2(a)は光:L1 の偏光軸を示す
図、図2(b)は光:L2 の偏光軸を示す図、図2
(c)は光:L3 の偏光軸を示す図、図2(d)は光:
4 の偏光軸を示す図である。
【0011】図1において、本実施の形態の光ヘッド
は、光源1から出射された光と光記録媒体7からの各種
情報を含んだ反射光とを分離する光分離素子5と、光源
1からの光の偏光軸を45゜回転させ光源1方向の入射
面にPBS膜2をコーティングしたファラデー素子3
と、ファラデー素子3にファラデー効果を発生させるた
めの磁界発生素子4と、ファラデー素子3により情報を
担う反射光の光路から排除された反射戻り光を吸収する
吸収体8とから構成される。
【0012】尚、本発明に直接関与しない各種光学素
子,機構は省略する。
【0013】光源1から出射された光:L1 は、光源1
の前面に配置されたファラデー素子3の光源側入射端面
Aに施されたPBS膜2に対して、図2(a)に示すよ
うに、P偏光の偏光軸で出射されている。この端面Aは
入射光がPBS膜2に対してP偏光として入射すると同
時に、PBS膜2によって反射された反射戻り光を本来
の光路から排除するように、ある任意の角度に加工され
ている。そして、光記録媒体7側端面Bも端面Aと平行
となるように加工されている。これは、ファラデー素子
3を透過する光の光路長を等しくする為である。端面A
に施されているPBS膜2は、膜に対してS偏光として
入射する光に対して反射膜となるように設計されてい
る。故に、光源1を出射したPBS膜2に対してP偏光
の光:L1は、PBS膜2で反射されることなくファラ
デー素子3の内部に進行する。このファラデー素子3
は、磁界発生素子4により内部を透過する光の偏光軸を
45゜回転させるように設計されている。ここでは、光
記録媒体7に向かう光に対して時計方向に45゜回転す
るように設計されている。ファラデー素子3内部に進行
したL1 は、内部を透過しファラデー素子3の光記録媒
体7側端面Bから出射する時には前記ファラデー素子3
の特性により、図2(b)に示すように、光源1から観
ると偏光軸がPBS膜2に対してP偏光から時計方向に
45°回転した状態の光:L2 として光分離素子5に進
行する。L2 は、光分離素子5に対してS偏光として入
射するように予め光源1からのL1 及びファラデー素子
3が設計,配置されている。光分離素子5に進行したL
2 は、光分離素子5により光記録媒体7方向に折り返さ
れ対物レンズ6を通じ光記録媒体7の目標トラックへ収
束し情報を記録,再生する。
【0014】光記録媒体7からの反射光:L3 は、L2
と同一の光路を逆に進行し光分離素子5に進行する。光
分離素子5に進行したL3 は情報信号に応じた変調、つ
まり光磁気記録ならカー回転を受けているので光分離素
子5に対して、S偏光から変調に応じて偏光軸が回転す
る。偏光軸が情報に応じて回転すると偏光軸に光分離素
子5に対するP偏光成分が生じ、このP偏光成分が光分
離素子5を透過し、ディテクター(図示せず)により信
号として処理される。光分離素子5に対してS偏光成分
の光は光分離素子5により折り返され反射戻り光:L4
となり光源1方向へと進行する。L4 は光源1方向に向
かいファラデー素子3へと進行する。ファラデー素子3
は印可されている磁界の方向により偏光軸の回転方向が
決定する為、L4 は、図2(c)に示すように、ファラ
デー素子3内部を進行方向に対して反時計方向に45°
回転しながら進行する。ファラデー素子3内部を進行し
更に偏光軸が45°回転した光:L5 は、図2(d)に
示すように、前述のL1 に対して偏光軸が90°回転し
た光となっている。L1 がP偏光として入射するように
設計,配置されているPBS膜2に、L1 と偏光軸が直
交しているL5 はS偏光として入射する。この為L5
PBS膜2によりある反射され本来の光路から排除され
る。この反射角は、ファラデー素子3の端面Aの角度に
より決定される。本来の光路から排除されたL5 は、そ
のままでは迷光となり情報信号やフォーカス,トラック
サーボに悪影響を及ぼすので吸収体8により吸収され問
題とならないよう処理される。
【0015】このようにして反射戻り光:L5 が光源1
に戻ることが防止される。
【0016】次に、本発明の光学ヘッドの別の実施の形
態について説明する。
【0017】図3は本発明の光学ヘッドの別の実施の形
態を示す構成図である。
【0018】この図3は、入射した光の偏光軸を45゜
回転させる光学素子をλ/4板としている。
【0019】このλ/4板9が、図1におけるファラデ
ー素子3,ファラデー素子3にファラデー効果を発生さ
せるための磁界発生素子4及び光分離素子5の機能を有
している。光源1から出射された光は図1と同様に光源
1の前面に配置されたλ/4板9の光源側入射端面Aに
施されたPBS膜2に対してP偏光の偏光軸で出射され
ている。この端面Aも同様に入射光がPBS膜2に対し
てP偏光として入射すると同時に、PBS膜2によって
反射された反射戻り光を本来の光路から排除するよう
に、ある任意の角度に加工され光記録媒体7側端面Bも
端面Aと平行となるように加工されている。光源1から
出射された光は上記同様PBS膜2で反射されることな
くλ/4板9内部に進行する。λ/4板9は直線偏光と
して入射した光を円偏光にし出射する特性を有してい
る。このため、λ/4板9内部に進行した光源1からの
出射光は円偏光となり対物レンズ6を通じ光記録媒体7
の目標トラックへ収束し情報を記録,再生する。
【0020】ここで、光記録媒体7は相変化媒体のよう
に反射光の強度変調により情報の記録,再生をするもの
を用いている。光記録媒体7からの反射光は同一の光路
を逆に進行しλ/4板9に再入射する。再入射した情報
を含む円偏光の反射光はλ/4板9により円偏光から直
線偏光となる。直線偏光となった反射光はλ/4板9の
特性により光源1からの入射光から90゜回転した光と
なっている。この光はλ/4板9の光源側端面Aにコー
ティングされたPBS膜に対しS偏光の光として再入射
する。PBS膜2の特性によりこの光は反射され、ディ
テクター(図示せず)により信号として処理される。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の光学ヘッド
は、光源1に対する反射戻り光をファラデー素子3とそ
の端面にコーティングされたPBS膜2及び磁界発生素
子4のみで効果的に防止することができるので、反射戻
り光による情報信号特性の劣化やフォーカス,トラック
サーボ等のサーボ系への悪影響を回避できるという効果
を奏する。
【0022】また、本発明の光学ヘッドは、吸収体8に
より反射戻り光が迷光とならないよう吸収処理されるた
め更に情報信号特性やフォーカス,トラックサーボの信
頼性を向上させることできという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学ヘッドの一実施の形態を示す構成
図である。
【図2】図1の光学ヘッドの各偏光軸を説明するための
図である。
【図3】本発明の光学ヘッドの別の実施の形態を示す構
成図である。
【図4】従来例の光学ヘッドを示す構成図である。
【符号の説明】
1 光源 2 PBS膜 3 ファラデー素子 4 磁界発生素子 5 PBS 6 対物レンズ 7 光記録媒体 8 吸収体 9 λ/4板 10 光磁気記録媒体 11 PBS 12 PBS 13 ファラデー素子 14 磁界発生素子 15 λ/2板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 7/135 G11B 7/12 G11B 11/10 551

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスク装置の光学ヘッドであって、
    対物レンズと光源との光路中に、入射する光の偏光軸を
    45゜回転させる光学素子と、この光学素子の光源方向
    入射面に対してS偏光として入射する光を反射する偏光
    ビームスプリッタ(PBS)膜とを有し、前記光学素子
    が、前記光学素子の光源方向の入射端面とそれに対向す
    る対物レンズ方向の入射端面とが平行であり、かつ光源
    からの入射光が入射面に対してP偏光となる任意の角度
    を有することを特徴とする光学ヘッド。
  2. 【請求項2】 前記入射する光の偏光軸を45゜回転さ
    せる光学素子をファラデー素子としたことを特徴とする
    請求項1記載の光学ヘッド。
  3. 【請求項3】 前記PBS膜で反射された光を吸収する
    吸収体を有することを特徴とする請求項記載の光学ヘ
    ッド。
  4. 【請求項4】 前記入射する光の偏光軸を45゜回転さ
    せる光学素子をλ/4板としたことを特徴とする請求項
    1記載の光学ヘッド。
JP7249349A 1995-09-27 1995-09-27 光学ヘッド Expired - Lifetime JP2806325B2 (ja)

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